moon Gamer - ボードゲームブログ

テーブルゲーム(ボードゲームやカードゲーム等々)と、その周辺の話題を中心にした個人ブログです。

2007/09

29日(土)は、袋小路特別例会「重たいゲーム会」に少しだけ参加してきました。事前に「蒸気の時代」拡張マップをやりませんかと募集をかけたのですが、プレイ経験者のみ対象だったためか、はたまた「蒸気の時代」は「18xx」に押されて冬の時代に突入したのか、それとも僕に人望がなかったためか、まぁその全部なんでしょうけど、明確に手を挙げていただいたのがつなきさんおひとりのみというお寒い状態でした。

ここで参加をキャンセルする手もあったのですが、数日前に届いた「Age of Steam Expansion - Austria & India / Steam Brothers」のオーストリアマップが2人用であることに気づきました。そこでこれをやりませんか? と、つなきさんにご提案したところ、快く承諾をいただきまして、今回のセッションが成立しました。

この日は雨模様の涼しい日。暑がりな自分は半袖で街に繰り出しましたけれども、ちょうどよい陽気。会場にはのんびりと16時ごろに入りました。普段は完全に夜型の生活をしているので、これだけゆっくりした時間だとかなりラクです。


Age of Steam Expansion - Austria & India / Steam Brothers moon Gamermoon Gamer

2人用マップです。

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最新のサードパーティ製「蒸気の時代」拡張マップのひとつで「Austria」をプレイしました。2人用なので変則的なルールとなっていますが、全体的にはとてもシンプルな構成が大きな特徴のマップです。大きなルール変更点は以下の通りです。

株式発行がない

このマップには株式発行がありません。現金収入はすべて Income を元に獲得するだけです。

ターンオーダーがない

ゲーム開始時にダイスによって、各ターンごとにどちらのプレイヤーがファーストプレイヤーであるかが決まります(全8ターン)。したがってターンオーダーを決定する競りもありません。

Urbanization と Foreign Markets

マップ上の Town は New City タイルによって City にすることは出来ません(ゲームを通じて Town のまま)。Urbanization アクションの効果は、マップの周囲にある Foreign Markets のマスに New City タイルを配置することに変更されます。

路線建設ルール

あらゆるタイルを配置したり置き換えたりすることのコストは$4固定です。路線はリンクを完成させるように建設しなければなりません(未完成セクションは不可)。山岳ヘクスは建設不可。障害ヘクスサイドを通過することは出来ません。

商品キューブ移動

キューブの移動は3回ずつ行います。通常ルールと同様に、キューブを移動させないでリンクを1段階上昇させる

商品キューブ補充

ウィーンにはカップから2個ずつ取って補充されます。その他の都市には、Goods Display の白黒双方の欄から1個ずつ補充されます(例:ダイスで『1』が出た場合、『1』の都市に、白の1と黒の1の欄からそれぞれ1個ずつ補充する)

勝利ポイント

ゲーム終了時に所持金$20ごとに1VPが加算されます。

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ゲームの結果はつなきさんの圧勝でした。これはバランスが悪いのではなく、序盤で自分が致命的なミスを犯して数ターンを無為に過ごすことになったためです。もちろん、そのミスに乗じてうまく立ち回ったつなきさんの腕前も素晴らしいものがありました。わざわざ池袋までおいでいただいて、良い相手にならなかったのが申し訳ないです。

自分のミスは、第1ターンにウィーンとグラーツに路線を建設しなかったことに尽きます。ウィーンは特別ルールによって、そしてグラーツは「5」「6」の2つの番号が付いていることによって、いずれも安定したキューブの産地であり、ここをまずは押さえるべきでした。

勝負としてはまるでダメでしたが、最後まで次のゲームにつなげるつもりでがんばりました。もう少し得点的に接戦であれば、キューブのテクニカルな移動操作や、Income で Reduce の境界での攻防とか、細かくも胃の痛くなるようなキリキリとした駆け引きが楽しめたと思うのですけれども、そこまで行かなかったのが返す返すも残念です。

勝敗は別にして、自分としては、久しぶりの「蒸気の時代」を楽しめたことをまずは喜びたいです。このところ周囲では「18xx」旋風が吹き荒れており、その潮流に自分も乗ってはいるのですが、やはり短時間で濃密な内容を誇る「蒸気の時代」の面白さもまた格別であるとこのセッションで再認識しました。

未プレイの拡張マップは山ほどありますし、「重たいゲーム会」参加者の中にも実はまだ「蒸気の時代」未プレイ者がいることもわかりました。今後、もっと積極的にプレイの機会を作ってみたいです。
http://www.boardgamegeek.com/game/28474


レポートは以上です。事前にどたばたしたわりには短いプレイ時間となってしまいました。今回のゲームの対戦をしていただいたつなきさんと、その機会を与えていただいた主催者の娯楽堂さんに感謝いたします。またぜひよろしくどうぞ。moon Gamer

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この1週間ほどで購入したゲームのメモ。

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撮影後に新規購入ゲームのリストアップに漏れがあることに気づく。
よくあることとはいえ、最近このパターンのミスが多いな…。

Last Night on Earth, The Zombie Game / Flying Frog Productions moon Gamer

ゾンビに襲われた街とそれを守るヒーローとの戦い。
http://www.boardgamegeek.com/game/29368

Cowboys: The Way of the Gun / Worthington Games

西部開拓時代が舞台のシンプルなガンアクションゲーム。
http://www.boardgamegeek.com/game/17465

Patrizier (パトリツィア) / Amigo Spiele moon Gamer

中世イタリア貴族による塔の高さを巡る建築家の競争。
http://www.boardgamegeek.com/game/30241

Classic Battletech Introductory Box Set / Catalyst Game Labs

「バトルテック」のリメイク。
http://www.boardgamegeek.com/game/31759

Panda, Gorilla & Co. (パンダ・ゴリラ) / Schmidt Spiele moon Gamer

動物園でうまく動物を配置するゲーム。
http://www.schmidtspiele.de/index.php?id=101&bewpage=350&vt=1&backpage=114&aid=889&spielsess=cde3dbd1e6e82f46e4e3c51074f6ca1b

Abagio (アバツィーオ) / New Classic Games moon Gamer

バックギャモン風のカエルレースゲーム。
http://www.boardgamegeek.com/game/11258

Holidays (ホリデイ) / Tilsit

目的地に応じて最適な行楽客をプレイするカードゲーム。
http://ejf.cside.ne.jp/review/holidays.html

Mega Mix (メガミクス) / Tilsit

複数の指示カードに内容に合致するシンボルを見つけるカードゲーム。
http://ejf.cside.ne.jp/review/megamix.html

Aliens (エイリアン) / Tilsit

エイリアン正しい目撃証言を集めていくカードゲーム。
http://ejf.cside.ne.jp/review/aliens.html

4 in 1 / Amigo Spiele

「ニエット」「マインツ」「バス・スティッヒ」「ミュー」の統合セット。
http://www.amigo-spiele.de/amigo_spiele.Amigo?ActiveID=1002

Airport / Dynamic Games

モノポリー風ヴィンテージゲーム。航空会社による企業競争がテーマ。
http://www.boardgamegeek.com/game/1665

Holiday AG (ホリデイAG) / FX Schmid

旅行代理店となり、行楽地の人気を高めていくボードゲーム。
http://ejf.cside.ne.jp/review/holiday_ag.html

Beppo der Bock (ベッポ) / Huch & Friends moon Gamer

小さな鉄球を磁石とベッポでコントロールしてゴールを目指す変形スゴロク。
http://www.boardgamegeek.com/game/27948

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2007-09-25-550x120

あの夏、僕らはへんぴな田舎にいた。近くに有名な山があったはずだが、その詳しい場所どころか、その山の姿形すらもう覚えていない。なぜなら、僕らはその地にたどり着いてから丸3日間、合宿所のようなところにこもりきってゲームを遊び、ほとんど外を出歩かなかったからだ。

はっきり覚えているわけではないが、そこに持ち込んだゲームの数はさほど多くなかった気がする。そしてメインのゲームはたったひとつだけだった。その小さな箱の中には、僕らの要求を満たす全てが詰まっていた。実際にそうであったかはともかくとして、自分たちが思い描いた夢想が、そのゲームを遊ぶことできっとかなえられるはずだと、そこにいる誰もが無邪気に信じていた。

最初の1日で、そう、たった1日で僕らは、そのゲームを10時間近くも遊んだ。1回のゲームが終わるまでダラダラと3時間以上かかることがあったし、その結果はと言えば、偶然に引いたカードの強さと、人生の何かと引き換えに降臨するに違いないダイスの女神に見初められたやつが常に勝った。

でも僕らはゲームというのはそういうものだと思っていたし、何の疑問もなくまた同じゲームを同じメンバーで繰り返し夜中過ぎまで遊んだ。翌日も、そしてそのまた翌日も。楽しかった。

アメリカの有名なボードゲーム評価サイトでは、そのゲームにひどい点数がたくさんつけられ、コメントは荒れ果てている。もちろん彼らは何にもわかっちゃいない。あの夏の日の僕たちの高揚を、カードがすり切れるまで没頭した興奮を、ひたすら勝利だけを追い続けた心地よい焦燥を。あのゲームに3.5なんてつけるやつは、きっと自分の家族や友だちですらデジタルな評価をしなければ気が済まない連中に違いないのだ。

改めて書くまでもないことだが、今となってはあの「思い出のゲーム」を僕は遊んだりはしない。これからそう長くもない残り人生の中で、わざわざそれを棚の奥から引っぱり出すことだってまず無いだろう。どんなに強く願いを込めたことろで、あの暑い夏の太陽が再び僕たちに降り注ぐことはない。

あの仲間たちはその後、ひとりは亡くなって、ひとりは実家の商売を継ぎ、残りのひとりは音信不通だが政治の世界に入ったらしいと風の便りで聞いた。わずか二十数年前のことが、まるで歴史の教科書に書かれた出来事のように、うすぼんやりと灯明のように僕の頭の片隅でセピア色に瞬いて、今でもこうして時々は思い出したりしている。

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22日(土)は、千歳烏山のゲーム倉庫にて四半世紀会を開きました。参加者は僕を含めて4人です。ゲームは、僕のリクエストで「1846 / Deep Thought Games, LLC」がプレイされました。

この日は朝早くから出社して、午前中はずっと会社にいました。その後にこのゲーム会に参加したのですが、体力的には何となく余裕があって不思議な感じ。終わった後はさすがに疲れましたけれども。


1846 / Deep Thought Games, LLC moon Gamer

自分以外はすべて初プレイ。4人。

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他のプレイヤーは全員が「1830」プレイヤーでしたけれども、差分ルールを説明するだけで1時間ほどかかりました。細かい違いが多いし、プライベート会社の特殊効果も多いので、どうしてもインストに時間を食います。

4人プレイで、ペンシルバニア鉄道(PRR)が除外されました(確か前回の4人プレイもPRRがなかった気が)。展開としてはシカゴがあまり重視されなかったり、イリノイ(IC)が序盤から躍進したりと、典型的な初プレイモードのような感じ。なんか懐かしい。ちなみに設立されたのは、IC・NYC・C&O・GT の4社で、誰も2社目を立てませんでした。序盤からトークンが飛び交って株価も高い状態となり、ゲームはわりと早い展開に進んだため、誰も2社目を立てるタイミングをはずしてしまった感じです。

僕は IC を担当し、プライベート会社の C&WI を使ってここから広げる方針を立てました。PRR が無かったですし、Big4 が Terre Haute から Centrslia 方面へ延びた(このあたりも慣れたプレイヤーだと無条件に Chicago 方面へ行きます)ために、いきなり IC が序盤で Cincinnati(Z)まで到達する展開になりました。当然ながら、この段階で IC がぶっちぎりの収益を叩き出す会社となります。

しかしこの後に Cincinnati にトークンを置いたのが誤りの始まりで、結局これが敗北の遠因となりました。ここは Terre Haute にひとまず置いて、シカゴとの連携を強め、後半に向けて東部~北部への展開準備を推し進めた方が、あとあとの応用が利いたと思います。プライベート会社に O&I を持っていたのですからなおさらです。うーむ、何をしているんでしょうか自分。

当然この後で C&O が Terre Haute にトークンを置いてきて、Chicago への道を分断されましたが、O&I の効果を使って一気に Cleveland へトークンを配置しました。収益も十分株価も堅調。収益は Detroit を中心に発展している GT には抜かれていましたが、GT は株価が低かったので勝負にはなっているかと思っていました。ここで少し油断して半配当を続けたのが2つめのミス。

ここは配当を続けて手持ち資金を増やして2社目の設立を早急に目指すべきでした。気がつけば、経営が好調すぎて(半配当でもダブルアップ状態)株価が高騰し、自社株を買い増すことが出来ず、会社の金庫にはお金がうなっているのに自己資金がショート気味という、「1846」では実によく見られる光景が自分の前に広がっていました。moon Gamer

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上にも書いたように GT は高収益ルートを確保して好調。NYC は、IC が Cleveland にトークンを置いたために一時的に西方への進路を遮断されましたが、プレイヤーが Big4 を所有していたのでそちらから四方に伸び続けて確実に上昇気流に乗りつつあります。やや苦しかったのが C&O。山岳会社を持っていなかったので序盤のコストがかさんだこともありますが、ゲームを通して資金繰りにかなり苦慮していたようです。

そして勝利したのは NYC プレイヤーでした。終盤には高収益ルートを確保し、さらに IC と GT の株券を多数保有していたことで全体の収入バランスが良く、総合力で勝った感じです。もし、NYC プレイヤーが持っている IC 株1枚を僕が持っていたら、順位は変わっていたでしょう。それくらいの僅差でした。

勝敗はともかくとして、このセッションでは「1846」に慣れたプレイヤーでは起きないようなことがいろいろと起こりました。多くの手筋が開発された競技性の強い「1846」も良いのですが、たまにはこういう「何が起こるかわからない」ような「1846」も楽しくて新鮮です。初プレイメンバーには、おおむね受け入れられた模様。再プレイにむけて鋭意企画中です。
http://www.boardgamegeek.com/game/17405


レポートは以上です。「1846」はやはり面白いです。6時間ほどかかりましたが、それが短く感じられるほど密度の濃いゲームでした。ぜひまたプレイしましょう。そしてお疲れさまでした>参加者各位moon Gamer

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この10日ばかりで購入したゲームのメモ。

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残暑は未だ終わらず。早く涼しくならないものか。

Claim It! (クライム・イット!) / Wattsalpoag, Inc.

ダイスを使ったバースト系ボードゲーム。
http://www.boardgamegeek.com/game/26162

Tiki Mountain! / Slugfest Games

火山の神に身を捧げて怒りを鎮めるゲーム。
http://www.boardgamegeek.com/game/24998

Wallamoppi (ウォーラモッピー) / Out of the Box

ビー玉タイマーが特徴のバランスゲーム。2人用。
http://www.ps-hiroshima.com/board/wallamoppi.htm

The Great Chili Cookoff (グレート・チリ・クックオフ) / Jolly Roger Games

レシピに合わせて食材を集めるカードゲーム。
http://www.boardgamegeek.com/game/21342

Mutternland / Wittspiel

ナットとビー玉を使った多人数アブストラクトゲーム。
http://www.boardgamegeek.com/game/1051

Springline / Pentangle

2人用のアブストラクト。詳細調査中。
http://www.boardgamegeek.com/game/24221

Martinis & Men (マティーニと男たち) / TableStar Games

ダイスを使った絵合わせ風カードゲーム。
http://www.boardgamegeek.com/game/28308

Die Siedler von Catan ? Das Wurfelspiel (カタンダイス) / Kosmos (Franckh-Kosmos)

ダイスを使った簡単な地域開発ゲーム。
http://ejf.cside.ne.jp/review/diesiedlervoncatandaswuerfelspiel.html

Gravediggers (グレイブディガー) / Twilight Creations, Inc.

1週間の間に、埋葬された遺体から貴重品を拝借するカードゲーム。
http://www.boardgamegeek.com/game/29208

Hive (ハイブ) / Gen Four Two

何種類もの昆虫コマを用いて相手の女王蜂コマを包囲する2人用ゲーム。
http://www.boardgamegeek.com/game/2655

Dart Wars / Squale Games moon Gamer

磁石のダーツを使って行う簡易ウォーゲーム。
http://www.boardgamegeek.com/game/25144

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17日(祝)は、高円寺で開催された「高円寺盤遊会」に行ってきました。高円寺盤遊会の詳細は mixi コミュニティをご覧ください。

[高円寺盤遊会] ※要mixiアカウント

http://mixi.jp/view_community.pl?id=1982220

この日も午後1時くらいから参加しました。今回はほとんど「Phoenicia (フェニキア) / JKLM Games」を遊びたくて行ったようなもので、これが無事プレイ出来て大変に満足です。あと、久しぶりにお会いした方もちらほら。忙しくて早めに引き上げたのですが、時間があったらもうちょっと会場にいたかったなぁ。


Phoenicia (フェニキア) / JKLM Games moon Gamer

とにかく遊び倒すぜ。3人。

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ルールブックの出来はともかく、ルールはとてもシンプルな「フェニキア」。素晴らしいのは3人でも十分に楽しいということです。それに3人ならほぼ確実に1時間ほどで終わるでしょう。

産物カードは「4」「5」「6」のいずれかで、その数値がそのまま価値を表しています。これはランダムに配布されます。コインは産物カードの「おつり」として使われます。産物カードもコインも、プレイヤーが保有する生産施設タイルの「備蓄(Storage)」によって、手番やラウンドを超えて保有可能な上限が決まっています。

備蓄タイルの機能は、開発カードの「Granary(穀倉)」を落札して入手することで向上します。他の生産施設タイルの機能向上や新たな生産施設タイルの獲得もやはり獲得した開発カードと共にやってきます。開発カードを入手することで不利になるような要素は何もありません。プレイヤーは、自分の財産を自分のより有利になるように、勝利に向けての最短コースをひたすら探すことになります。

得点源は2つ。ひとつは競り落とした開発カードに書かれている場合はそれを。もうひとつは、生産施設タイルからです。生産施設タイル上に労働者を配置することで、生産力と勝利ポイントが得られます。労働者が未訓練であれば、わずかなコストを支払ってまず訓練しておかなければなりません。また、生産施設タイルによっては、勝利ポイントを資産で購入することが出来るものもあります。

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前日のプレイレポートにも書きましたが、このゲームのスパンは短く、セット1の開発カードが出尽くしたあたりで、この先に誰が何の開発カードを欲しがっているのかをよく見極めておくべきでしょう。これは別に難しいことではなく、各プレイヤーの持つ開発カードを見れば一目瞭然です。

それを必要とする人に開発カードを購入させないことは難しくても、少しでも高く買わせるようにする牽制は重要な戦術です。このあたりの感覚は、一般的な競りゲームにとても近いものがあります。そしてゲームが進行し、セット3が出現するとゲームの成長曲線は急激に上昇しはじめ、競りの相場も高くなり、いよいよクライマックスへと突入することになります。

このセッションで僕は、開発カードの「Dyer(染師)」→「Dye House(染色工場)」ルートとなり、「ClothMaking(布織)」タイルに熟練工を送り込むことで得点を重ねていました。中盤から労働者不足が顕著になってきたので、3セットの時代になんとか「Refugee Settlement(難民施設)」を競り落として熟練工を獲得したものの、どうもパンチ不足気味。おまけに競りで支出がかさんで資金ショートとなり、未訓練工3人が遊んでいる状態になりました。

それでも何とか誰よりも早く30点に到達したのですが、そこで力尽きました。ゲーム終了時点ではかろうじて32点は超えたものの、終盤にVPタイルで追撃してきたプレイヤーに差されてジ・エンド。今回は中盤にコインの使い方に細かいミスがあって、それが結局最後まで響いた形になりました。

競りに関しては、3人が緊張感のある読み合いをした結果、互いにしのぎ合って難しい局面を乗り切ったと思います。しかしきちんとソロプレイをしていれば何の問題もないはずの開発部分でのしょうもないミスが、勝敗に響いたのが痛すぎです。

あー、でもこれは面白いゲームです。少なくとも自分との相性はかなり高いレベルでシンクロしています。あまり何回も続けて遊ぶタイプのゲームではないような気がしますが、しばらくは楽しめそうです。
http://www.boardgamegeek.com/game/28620


Gangster / LudoArt moon Gamer

終盤はパズルのよう。4人。

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ヴァイスさん持ち込みの「Gangster」。アブストラクトっぽゲームなのに、テーマによくマッチした良いゲームです。

このゲームは、全員の弾丸が終盤まで温存される流れに。まぁ普通はそんな感じです。もう少し早めに使う選択肢も十分にあったかと思うのですが、ゲーマーが集まるとあまり早い段階で弾丸を有効に使わせない形を慎重に作ろうとしますので、タイミングをはかるのがどうしても難しくなります。

moon Gamer moon Gamer

難しいといえば、点の取り方が難しいのもこのゲームの特徴です。このゲームも中盤に大きく点を伸ばしたにも関わらず、終盤でタイル不足となって点数が伸びませんでした。最後の2巡くらいのうち回しがパズルのようでホントに難しい。

てことで勝負には負けたのですが、「Gangster」の深みを味わうことにもなったのでした。良作です。
http://www.boardgamegeek.com/game/25749


レポートは以上です。この日も用事があって早めに帰宅しました。時間的にはもう夕方でしたが、重いゲームから軽いゲームまで、会場内ではたくさんの卓が開かれていて大盛況でした。素晴らしい。次に参加する時にはもうちょっと時間を取ってゆったり遊べたらいいなぁ。moon Gamer

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16日(日)は、地元は千歳烏山で行われたSGCの9月例会に行ってきました。東京は相変わらずの厳しい残暑が続いており、おまけに湿度も高くてどうにもなりません。カレンダーが1ヶ月は逆戻りしたような陽気のおかげで、このところ公私ともに細かいミスを連発しています。

案の定、この日も撮影用のデジカメを自宅に忘れてきてしまうという、年に一度あるかないかという大ポカをやらかしてしまいました。ということで、本日の写真は古い機種の携帯電話カメラで撮影したものです。レタッチはしましたけど、これが限界…。


Phoenicia (フェニキア) / JKLM Games moon Gamer

苦労しただけ元は取るつもり。4人。

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今月に入ってこのブログでさんざん書き殴っている「フェニキア」です。多方面からのサポートを受けて、やっとまともなルールでプレイすることが出来ました。

メカニクスは極めて単純です。競りによって「開発カード」を競り落とし、それによって「勝利ポイント」「生産力」「新たな生産施設」「生産施設の強化/進歩」「労働者(未訓練/熟練)」「倉庫」「割引特典」のいずれかか、それらの組み合わせを獲得します。勝利条件は32点以上の最高得点を獲得することです。

初めて通してプレイしてみてわかったことがあります。それはこのゲームが、まるで短距離走のように激しくスピーディなゲームであるということです。誰かの勝利ポイントが10点に達したら、それは序盤の終わりというというより中盤の終わりであり、10点台後半になると早くも終盤の様相を呈してきます。開発カードの出現順番はある程度決まっており、それらが次々と競り落とされて徐々に強力なカードが出現しますので、たいていのゲームではそのような流れになるはずです。

「フェニキア」は、とてもコンパクトにまとまっているわりには進歩のバリエーションが多く用意されている点が特徴のひとつです。ただし、プレイヤーの戦略方針は、落札した開発カードによってほぼ直線的に決まってきます。だからこそ他人が「進歩のレール」に安穏と乗ってしまうことを注意深く牽制し続けなければなりません。そして、その手段はオークションに限られています。

「自分に関係ない開発カードだから」と、自分の事情だけでオークションに関与しないと、勝ち筋に入ったプレイヤーによって、あっという間にゲームは収束してしまうでしょう。前述のようにゲームの進行ペースは早く、一瞬の判断の遅れがゲームエンドにつながります。もちろん「仕事」ばかりしていても点数は伸びませんし、時にはしゃがみ込んでチカラをためることが必要ともなります。

ようするに「フェニキア」は、文明の進歩や開発の過程を大河ドラマ的に楽しむゲームというよりも、純粋に競りゲームとして考えた方がわかりやすいのではないかと思います。それもかなり「鋭い」タイプのゲームに属し、ひと手番の密度が濃くなるように設計されていました。これに慣れないうちは「あれ? もう終わり?」という感じであっさり終わってしまうこともあるでしょう。というか、このセッションはそういう終わり方でした。moon Gamer

直前のラウンドで勝利ポイントで24点を取った僕が、「City Wall(市壁)=8勝利得点」を30で落札してちょうど32点。他のプレイヤーがどうやっても32勝利ポイントの到達することが出来なかったので、そのまま認定勝利となりました。ああ、うれしい。

総じて、手堅くまとまった良いゲームだと思います。これでルールテキストとアートワークがもっとしっかり作られていたら、歴史に残る作品になっていたかもしれません。リメイク希望(早っ)。
http://www.boardgamegeek.com/game/28620


Caylus Magna Carta (ケイラス・マグナカルタ) / Ystari Games moon Gamermoon Gamer

思ったよりは長い。4人。

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軽い「ケイラス」。しかし「ケイラス」プレイヤーが集まるとさすがにきついゲームになります。なんと、「フェニキア」よりも長いプレイタイムでした。というか「フェニキア」が短すぎるだけですけれども。

このゲームは、序盤から城トークンを取るための資源コマのセット3個がうまく揃えることが出来て、何となくうまくやっていつもりだったのですが… 気がついたら建物カードの建設に遅れを取っていることに気がつきました。

それを取り返すために、この後も城トークン獲得をメインの方針でやっていたのですが、中盤あたりから資源も資金も不足気味となり、結局この傾向は終盤まで続きました。

途中から城に固執せず、じっくり体制の立て直しを図った方が良かったみたいです。あと、不利な時こそ行政官を活用するべきなんでしょう。
http://ejf.cside.ne.jp/review/caylusmagnacarta.html


R-Eco / カワサキファクトリー

こんな簡単なルールなのに、久しぶりにやると細かいルールを忘れる自分。あと、このあたりで携帯の電源が切れて撮影すら出来なくなる始末。どうすんだ。どうもしねーよ。ということで、ゲームの方は自分以外は全員が初プレイという、まるでテストプレイのためにあつらえたようなシチュエーションに心の中でクスりと笑ったりして。今さら何をテストしようというのかは不明。というかしない。で、久しぶりのプレイは、これ以上ないというくらいの安定した面白さが素晴らしい。ブラボー。困った時にはいつでも遊べるようにカバンに入れておくのもいいかもとか思ったりなんだり。
http://ejf.cside.ne.jp/review/r-eco.html


Serengeti (セレンゲティ) / Abacus

何かのリメイクじゃなかったっけと思ったらやっぱりそうでした「ドン」。シャハト。もうこれ以上くらいないというくらいのシャハト。ゲーム途中から、競りに手持ちコイン1~2枚差で負け続けていたら点数的にまるで歯が立たない状況に陥って焦る。焦ってもどうにもならないわけですが。そのどうにもならなさがシャハトっぽいわけで、ようするにもうひとつ踏み込んで「勝てば勝因、負ければ敗因」という手を打って行かなきゃダメだってことなのかなー。
http://ejf.cside.ne.jp/review/serengeti.html


レポートは以上です。今回は用事があったので早めに帰りました。とにかく「フェニキア」が普通にプレイ出来たことが最大の収穫です。それなりに遊べる面白いゲームですし、そんなに時間もかからないようですので、今後しばらくプレイし続けることになるでしょう。ということで参加者のみなさま、お疲れさまでした。また次回もよろしくお願いいたします。moon Gamer

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先日のエントリーにおいて僕は、「Phoenicia / JKLM Games」で、とてもありがたい英語の勉強をさせてもらったという感謝の気持ちを込めた文章を書いた。もちろんこれは冗談だけれども、こうやって笑えない冗談を書き残すことで、僕の心の寒々とした荒涼感を顕現しているものだとでも思っていただきたく。

つまらない前置きはどうでもいい。昨日、アークライトが販売している「Phoenicia」の和訳を読む機会があった。元のルールブックとは比較しようもないほどの良い内容で、これならすぐにプレイ可能であろう。まずはこの訳の制作者たちに敬意を表したい。

しかし残念なことに、これでもまだ完全でない。もちろんそれは和訳ルールの制作者たちの責任ではないことは明白で、原文の不可解な文章がダメなのである。ここで皮肉のひとつでも書いてやりたい気持ちをぐっとこらえつつ、以下に、ルールでわかりにくいと思われるポイントだけ記しておく。なお、訳語はアークライト訳にしたがった。また正確なことは、以下のページにあるFAQを読んで欲しい。
http://www.boardgamegeek.com/thread/186479/page/1
※デザイナーのお墨付きではあるが、有志が制作したFAQなので、今後追加・変更される可能性はある。

Production Card は60枚ある

産物カードは原文ルールブックには確かに40枚と書いてある。だから間違いではない。しかし実際には60枚入っている(初回プレイ用のカードを入れると+5枚)。

Storage と Treasury のチェック

手札と国庫ディスクの上限チェックのタイミングは2回ある。自分のターン終了時(1C)と 管理パート(Administration)の 2D で、いずれも義務である。また、相手の手番中には、国庫ディスクの上限チェックは行われない。

Production Card を Coin(Disk) へ変換するタイミング

産物カードを国庫ディスクに変換可能なのは、自分のターン終了時(1C)だけである。これは任意であって義務ではない。またこの時点で変換可能な産物カードは1枚だけである(複数枚の変換が可能であっても、あんまり意味はありませんけど)。

Coin(Disk) を Production Card へ変換する条件

管理パート(Administration)の 2C で行う。ルールには「備蓄タイル上のコインの数が4を越えるなら(player having more than four coins)、コイン4枚を捨てて産物カードを1枚獲得する」と記載されているが、これは正確には誤りである。実際には、4枚かそれ以上(four or more)のコインを持っているのであれば生産カードに変換する。
そしてこれは義務である。つまり、4枚以上のコインを国庫に持つプレイヤーは、可能な限り「コイン4枚:生産カード1枚」の比率での変換を行われなければならない(この後の 2D で、超過した産物カードのポイントだけ、国庫の上限を越えない範囲でコインを受け取るので、それほど損失はないはず)。

Storage から Improved Storage へのアップグレード時

「備蓄タイル」から「強化された備蓄タイル」に変わる時、元の備蓄タイルにいくつの倉庫コマがあったとしても(仮に強化前に倉庫コマが4個以上あったとしても)、倉庫コマが2個増加する。つまり「強化された備蓄タイル」上には、少なくとも4個の倉庫コマが置かれる。
※2007/09/17 補足:「強化された備蓄タイル」になった時に加わる2個の倉庫は、単に「Granary」の効果によって加わるという意味だと思います。

オークションにかけられなかった Development Card

オークションに使用されなかった開発カードは場に置かれ続ける。管理パートの 2B ではプレイヤー人数に等しくなるまで開発カード追加する。1枚も開発カードがオークションにかけられなければ、このタイミングで新たな開発カードが追加されないこともある。

2枚目の Prospector

鉱脈師(Prospector)を2枚取ったとしても、手元の「採掘タイル」を「強化された採掘タイル」には出来ない。単に2枚目の「採掘タイル」を獲得するだけである。

Tool Disk が置かれている Activity のアップグレード

道具コインが配置されている生産施設が「強化」されたり「進歩」した場合は、その道具コインも一緒に転送する。

Discount Cube の上限

割引記録マーカー(キューブ)は各プレイヤーに5個ずつ用意されている。この個数には上限がないので、不足した場合は他のもので代用するなどして記録する。

終了判定後の Treasury 上限チェック

32VP以上のプレイヤーが現れた後は、国庫ディスクの上限チェックを行う前に勝利判定が行われることに注意。これが同点判定時に意味を持つ場合がある。

追記:・Storage の Storehouse の保有上限はない

「備蓄タイル」「強化された備蓄タイル」上に配置可能な倉庫コマの数に上限はない。また、ゲームに含まれる倉庫コマが不足した時には、別のもので代用する(コンポーネントリミットはない)。

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8月末~9月初旬に購入したゲームのメモ。

moon Gamer

今ひとつ調子が悪くてミスが多い。
てことで、気分転換のために看板を変えました。

Tortuga / Gigamic moon Gamer

グラスホッパー系の2人用アブストラクトゲーム。
http://www.boardgamegeek.com/game/27938

Eye of Horus / Playroom Entertainment

古代エジプトのファラオによる魚釣り(?)カードゲーム。
http://www.boardgamegeek.com/game/3398

Bongo (ボンゴ) / Heidelberger Spieleverlag

ダイスから条件に合致した動物を探し出すゲーム。
http://www.boardgamegeek.com/game/869

Europareise (ヨーロッパツアー) / Ravensburger

指定された目的地をたくさん訪れることが目的のボードゲーム。
http://www.boardgamegeek.com/game/27374

Die Schatztaucher (深海に眠る宝) / Schmidt Spiele

海底で怪物に気をつけながらのお宝探し。ブラックライトのギミックが面白い。
http://www.boardgamegeek.com/game/26114

Jumpin' Java / Gigamic

コンポーネントがおしゃれな2人用アブストラクトゲーム。
http://www.boardgamegeek.com/game/10912

Wind und Wetter (晴れたらいいね) / Winning Moves

天候にほんろうされながら目的地に進むゲーム。※同名ゲームのリメイクではない。
http://www.boardgamegeek.com/game/30820

Millionen von Schwalben (シュバーベンの百万人) / Fata Morgana Spiele

サッカーチームの監督となって、自分の都合の良い結果をもたらすように立ち回るゲーム。
http://www.boardgamegeek.com/game/23827

Xactika (エグザクティカ) / Set Enterprises, Inc.

オリジナルなトリックテイキングゲーム。
http://www.boardgamegeek.com/game/4816

Orbit / Kosmos (Franckh-Kosmos)

Orbit、Harun、Corona が1セットになった 3 in 1。
http://www.boardgamegeek.com/game/1053

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9日(日)は、 一之江ゲームクラブに行ってきました。 atogさん主催のこのクラブは、このところ月に2~3回のペースで有志メンバーが集まってゲーム会が開かれています。もうどれが例会なのか緊急特例会なのかよくわかりません。moon Gamer それにしても、毎回のように「18xx」をプレイすると告知するだけで、どこからともなくメンバーが集まって卓が成立するのですからたいしたものです。

で、今回は隣で「1846」がプレイされているのを眺めつつ、こちらでは、お仕事で上京してきた HAL99さんを囲む卓をSGC有志メンバー(YOKさん・Gさん・自分)によって立てました。当初はこちらも「1846」卓になりそうな流れだったのですが、数日前に僕が「Canal Mania / Ragnar Brothers」の 2nd. Edition と「Age of Empires III: The Age of Discovery / Tropical Games」をプレイしませんかと提案したところ、他のメンバーさんに快く受諾いただきまして、本日の企画が決まりました。

相変わらず残暑の日は続いています。あー蒸し暑い。
弱冷房車があるんだから強冷房車も作って欲しい今日この頃。


Canal Mania 2nd. Edition / Ragnar Brothers

初の第2版プレイ。4人。

moon Gamer

残念無念なことに、後で確認したら、Junction Contact のルール適用が誤っていました。すいません。ゲーム自体はかなり面白かったので、バリアントとして考えてみることにします。ということで、例によって写真は参考にしないでください。
http://www.boardgamegeek.com/game/19995


Age of Empires III: The Age of Discovery / Tropical Games moon Gamermoon Gamer

個人的には3回目のセッション。4人。

moon Gamer

3回目にして初の4人プレイ。適度に厳しいバランスが○です。

今回はゲームを通して資金管理が厳しい展開になりました。Age I では3ターンともスペシャリストの「商人」を取れたのは良いとして、それ以外の資金源の確保がうまくいきません。Trade Goods の毛皮を2枚取って、毛皮タイルのある地域へ探検を成功させたまでは良かったのですが、その後に入植者をその地域へ送り込むことに一歩遅れを取ってしまい、せっかくの毛皮タイルを他プレイヤーに取られてしまったあたりから状況は暗転しはじめます。

Age II では商人を呼ぶこともままならず、仕方がないので探検を繰り返して資金を確保する方針を採りました。この探検自体はうまく行ったのですが、そこから落ちてくる略奪金が少なくて、このギャンブルも失敗気味に終わりました。結局、序盤で資金繰りが良かったGさんが、そのまま最後までトップを走り切って勝利しました。

moon Gamer moon Gamer

「Age of Empires III」はとにかく自分に都合のよい Capital Building をいかにうまく調達するかに勝敗のバランスが大きく依存されている設計になっています。Capital Building は高額なので、特に序盤の資金繰りは極めて重要です。今回はこのあたりに甘い手を連発して、惨敗に近い形となりました(順位的には3位)。

4人プレイは当然ながら3人よりもずっと厳しく、ちょっとしたミスが命取りとなる「鋭い」ゲームでした。ゲーマー的な感覚でいえば、「Age of Empires III」は4人プレイがベストだと思います。もっとも、どの人数でやったとしても、中盤を過ぎて劣勢を逆転することは難しいので、序盤から注意深くゲームを進めることが肝要となります。

プレイしたメンバーにはいずれも好評でした。ゲームは2時間半ほど。慣れればもっと早く終わるでしょう。適度に歯ごたえのある内容ながら、比較的お手軽なシステムで楽しめる良作でしょう。今後もまた機会を見つけてぜひプレイしたいと思っております。
http://www.boardgamegeek.com/game/22545


レポートは以上です。
今回は「Canal Mania」にインストミスがあったのが痛恨の極みです。重ねてお詫び申し上げます。また、実は前日にプレイした「Phoenicia」も持ち込んだのですが、「AoE3」が終了した時点で午後8時を過ぎており、残念ながらプレイするには至りませんでした。「Phoenicia」は「Outpost」っぽいメカニクスですし、HAL99さんには気に入っていただけると思いますので、またいつかぜひプレイしましょう。moon Gamer

ということで、今回はどうもお疲れさまでした>参加者各位

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