一年の計は魔ゲームにあり。ということで、2日(金)に、ファラオさん宅にて行われた自宅ゲーム会に行ってきました。参加者は他に、かゆかゆさん・K能さん・僕で、計4人です。

とりあえず久しぶりにお会いするファラオさんとK能さんには、ダイエットで体型がえらく変わったことを驚いていただきましたw ちなみに現在のところ73kg台です。三が日で働き詰めだったので体重は減ってます。

どこでもドラえもん 日本旅行ゲーム+2 お仕事編 / エポック社

前作の続編。

moon Gamer

新年1発目がドラえもんゲームでした! ゲーム的にはある意味まっとうかもしれませんが、これを大人だけでやるのはどうなのよemoji

で、前作はその大人がガチでやるとなかなか終わらないゲームになっていましたが、今作はプレイしやすく、また収束性も良好になるように調整されていました。気になったのはルーレットがなかなか止まらないくらい?(でもダイスで代用可能)。今までファラオさん宅で遊んだドラえもんゲームの中では、もっともまともな内容だったような。
http://epoch.jp/main/doraemon/

Chicago Express (シカゴエクスプレス) / Queen

結果的に魔ゲーム会にふさわしいゲームでしたよemoji

moon Gamer

18xxシリーズでおなじみの C&O だの PRR だのがもりもり登場して大きな期待を抱かせるゲーム。実際にはレースゲーム、それも「馬券を買って馬も動かす競馬タイプのゲーム」に近い感覚だと思いました。

株券が競りに出され、落札金が会社に入ることで運用資金になる、というあたりは面白いアイデアです。しかし今回、その運用部分(盤上のコマ配置=鉄道敷設)を淡白にプレイしてしまったばかりに、結果としてえらく鋭いバランスのセッションとなりました。ようするに、株券の配分枚数だけで、あっという間に勝負が決まってしまった感じです。

ゲーム後、4人プレイだとセットアップの株券4枚の配分状況だけで勝負が決まる可能性すらあるんじゃないかという話が出ました。6人プレイは無茶だろうとか、3人の方がバランスが良いのでは? とか、そんな話も。

プレイ当日は確かにそんな気がしていたのですけれども、一晩寝てからよく考えてみると、実は今回、盤上で4社の絡みがほとんどなかったからではないかと思い直してきました。

例えば、筆頭株主が他プレイヤーの会社の株券を持った時、わざと非効率な運用をすることでシカゴへの道を断念させるとか、そういうオプションもあったかもしれないなぁ、と。でもそれってただの「仕事」かも… うーむ、よくわからない。なのでもう1回くらいはプレイしてみよう。
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/31730

Audition The Board Game / Playoff Games

なぜタイトルにボードゲーム?

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アクションカードゲームです。お題のカードをめくり、その通りにカードを並べればOK。カードは↑↓←→の4種が2枚ずつ。シンプルなパーティゲームでした。アフタースキーとか、あるいは女性が同卓とか、そういう場所でなら盛り上がるでしょうね。

バクダンゲーム 〜ハード編〜 / 創作ゲーム(ORK工房)

これは居酒屋系。

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手元の石を握ってオープン。それを順にひとつひとつカウントアップし、場のカードと同じ数のカウントをしてしまった人がカードを取らされるというのが基本システム。カードの数値にカウントが達していなかったら、カウントはそのままで握りなおします。それで、取らされたカードに罰ゲームが書いてあるとか、そんな感じのパーティゲームでした。

通貨危機 Monetary Crisis / 創作ゲーム(芸無工房LOSERDOGS)

ジンバブエ並みにインフレします。

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最初はただのバースト系ゲームかと思いきや、無茶なインフレルール(バーストするたびに自国内の$1あたりの相場が10倍以上になる/10倍→100倍→1000倍…)もアンバランスな紙幣の枚数も、すべてがデザイナーの意図であり、わりときちんと機能しています。その結果として、あまり類を見ないメカニクスに仕上がっており、面白いアイデアのゲームだと思いました。

惜しむらくは、ゲームが間延び気味で終盤は長く感じたこと、数値の大きなカードを巡り合わせで取れたプレイヤーが結局のところ有利なことなど、細部に詰めの甘さが目立ったことでしょうか。
http://www.tanisan.com/ld/

Conflict! (コンフリクト) / 創作ゲーム(Blue Screen Laboratory)

ファンタジーバトルゲーム。

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盤上にカードを並べて、そこをキャラクターが移動し、アイテムを装備しつつ強化して、モンスターと戦ったり、建物を占領したりして点数を競うヒロイックファンタジー風ゲーム。ダイス判定を中核にしたシステムがベースになっていて、感触としては70〜80年代のテイストです。さすがにこれは古風すぎでしょう。カードのクオリティは高かったのですけど、見るべき点はそこだけだったかな…
http://sites.google.com/site/bluescreenlaboratory/

先生、2次会ですよ! / 創作ゲーム(あ・らいと・すたっふ)

100円ゲーム第6弾だそうです。

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ダイスで決められた難易度設定にしたがって、「議員」先生のチップを「新米」秘書のチップを使って「座布団」まで運ぶアクションゲーム。写真は最も難易度が低い設定。高い難易度になると、議員の間に入るチップの枚数が2枚になったり、議員チップ上にダイスが乗っかったりします。お気楽で楽しゅうございました。
http://alightdoor.web.fc2.com/

白紅の王国と異世界の魔力 / 創作ゲーム(大賀涼 with 書を守る者)

本日最長時間ゲーム。

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説明が面倒なゲームなので詳細はおおざっぱに。各自のプレイヤーマット(聖域)にカードをセットし、そのカードに他人や自分が魔力によってコストを入札することで支払ってくれれば、そのカードに書かれた報酬(魔力か特殊効果)を受け取れます。

カードには、自分が受け取る報酬と他人が受け取る報酬の2つが書かれていること、そして自分の聖域へのコスト支払いは自分のプレイヤーカラーに絡む色の魔力を使えないあたりがゲーム的な仕掛けのポイント。

システムは動いてはいますし、他にもさまざまな仕掛けが用意されていて興味深い点は多々あります。しかし結局のところ勝ち筋は「(得点計算時にマイナスにならないよう)魔力をたくさん集める」という点のみに集約されていて、つまりそれができなかったプレイヤーは負けます。

また勝利への道が一本道なのにもかかわらず、その魔力を入手する重要な過程にダイス目の乱数を絡ませてしまっていて、そのあたりもうちょっとスマートに処理できなかったのかなぁ、と。

根本となる基本的なアイデアは筋がよく、ならばアイデアを重ねるのではなく、もっと煮詰めてブラッシュアップしていたのであれば良いゲームになったと思わせる惜しい作品でした。
http://www.tanisan.com/ld/tsukakiki.html

Middle Kingdom (ミドルキングダム:中国) / Z-Man Games

個人的にはこれで〆

moon Gamer

このところヘビーゲーマー御用達のトム・レーマンがデザインした、比較的ライトなカードゲーム。基本はバッティングゲームで、トム・レーマンらしく特殊効果カードがばんばん飛び交う派手なゲームです。

この特殊効果カードはゲームの戦略にも織り込まれていて、単に強力なカードとしてだけではなく、それをうまく運用することが求められます。良いカードゲームだと思いました。

気になった点。まず「ドラゴン」の入手判定が面倒だったこと。ようするに最下位の救済カードなのですが、毎ラウンド行われる判定がゲームのテンポを乱していました(特にカードが増加する後半)。

それと大問題のルールブック。トム・レーマンにはよくあることですけど、原文からして特殊効果絡みの細部処理等々に記載不足がいくつもあって、解釈にだいぶ悩みました。カードイラストも識別しずらかったなぁ(それはアートワークの問題ですけど)。

まぁ、今回のプレイでルールは自分の中でだいぶ整理できたし、面白かったのでまたプレイしたいとは思っています。その時には、特殊カードはスリーブ入れた上で訳文を付けた方がいいかな。
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/33159

この時点で午後9時ちょっと前。いつもの魔ゲーム会ならこれからが本番なわけですが、残念ながら僕はタイムリミット。ここで帰宅することにしました。魔ゲーム会自体はこの後まで続いていたようです。僕はこの日、帰ってからも翌午前4時まで仕事してました…。

新年早々、自宅を提供していただいたファラオさんには感謝いたします。また、たくさんのゲームを持ち込んでいただいたかゆかゆさん、同卓となったK能さんにも御礼申し上げます。また今年も、たくさんのゲームをしましょう。どうぞよろしくお願いいたします。emoji