19日はSGCのたまさんとミニゲームの会を開きました。2人ゲームを4つほど遊びました。

Pico 2 (ピコ2) / Doris & Frank
moon Gamer

まずはお手軽なゲームから。「ピコ2」は、なんとたった11枚のカードしか使わないゲームです。複雑なルールも一切なし。究極のシンプルゲームです。

で、これがまた意外と面白かったのでかなりびっくりmoon Gamer こちらのレビューには「福本伸行のマンガに出てきそうなゲーム」とか書いてありますが、まさにそんな感じです。ざわ・・・

MISTER ZERO (ミスター・ゼロ) / Dacapo
moon Gamer

1985年のドイツゲーム大賞(年間ゲーム大賞)ノミネート作品。なんですが、日本ではあまり知られていない謎のゲームです。

ゲームボードの中央に置かれたロボットを、自分の色が付いたポイントまで移動させれば、それまでロボットが通過した経路の数だけポイントが入ります。

自分の手番で、任意の経路に「0」~「9」までの数字チップを1個置くことが出来ます。これをくり返し、全ての経路にチップを置いたらロボットが移動します。

ロボットは分岐点で「数が少ない経路」を選んで移動します。移動した経路上のチップは裏返されて、その経路をロボットは二度と移動しません。

ロボットがどちらかのプレイヤーのポイントに到着したら、裏返されたチップの数がそのプレイヤーにポイントとして計上されます。これを数ゲームくり返し、合計ポイントの高いプレイヤーの勝ちです。

ランダムな要素は一切無い完全情報ゲームです。それだけに読み合いが実に熱いです。一発逆転の要素もあって、とても面白い思考ゲームでした。

Ebbe & Flut (満ち潮と引き潮) / Adlung-Spiele
moon Gamer

ルールが一部怪しかったのですが、プレイスペース広島訳を基本に、少しアレンジして遊びました。列が4つしかないはこちらのミスです(本当は5列)。

ようするに、自分の手前から一番奥の段にカードを移動させていくゲームです。思ったより時間がかかってしまったことと、ルールが間違っていたこともあって途中で終了しましたが、それでも十分に面白かったですね。今度はちゃんとしたルールでトライしてみたいと思います。

スポッツ / エポック
moon Gamer

ランドルフが日本で70年代にデザインしていたという、これまた謎の思考ゲーム。せっかくなので遊んでみました。

このゲームは4色のコマを使います。これらを全て袋に入れ、そこからランダムに4個だけを取って自分の前に並べて置きます。自分の手番では手前に置かれたコマから1個を選んで、盤上の任意の位置に置きます。

この時、4色のコマがタテ・ヨコ・ナナメに並べばポイントが入ります(赤-青-白-黄など)。1個置いて2ポイント以上入ることもあります。

※このポイント方式は「ジュニアルール」です。「アダルトルール」だと、もう少し複雑なパターンでもポイントが入ります。

コマを配置してポイントが入ると、さらにもう1個のコマを置くことが出来ます。そこでポイントが入れば、さらにもう1個置けます。自分の手元には4個のコマがあるので、1手番で最大4個のコマを置くことが出来ます。

手番の最後に、手元のコマが4個になるように袋からランダムに引きます。これを全てのコマを置くまで続けて、最終的にポイントの多いプレイヤーの勝ちです。

思考ゲームでありながら適度に運の要素も散りばめてあり、プレイ感は意外と軽いです。1手番で最大4回打てる可能性があるので、途中で少しぐらい点数を離されていても逆転は狙えます。実際、一気に大量得点を得た時の爽快感はまた格別です。

序盤で布石を置き、中盤で抜け目なく点数を稼ぎ、終盤で一気に大量得点を狙う、という流れも明快で、とても70年代に作られたとは思えない洗練されたゲームでした。ぜひとも再戦したいですね。