29日は、東京には珍しい雪模様の日でした。夕方からゲーム倉庫にてゲーム会を開きましたので簡単にレポートします。参加したのは、play:game から puppi さんとけがわさん、それにさとーさんにK川さんと僕の5人でした。

Pitchcar Mini (ピッチカー・ミニ) / Ferti

なんと拡張コース入りでmoon Gamer

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ご覧のようにミニサイズの「ピッチカー(カラバンテ)」です。クルマはコインくらいの大きさです。

おはじきレーシングゲームという性質は変わっていませんが、クルマのコマが軽くなっただけ微妙な指さばきが必要になったかもしれません。今回のゲームはK川さんが独走して勝利でした。

Tutanchamun (ツタンカーメン) / Amigo

念願の初プレイ。5人。

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何種類もある財宝タイルを一直線に並べて、そこから終点となるピラミッドを目指して進みます。

自分の手番で、自分のコマを好きなだけ進ませることが出来ます。戻ることは出来ません。コマが止まった地点にある財宝タイルは回収して獲得します。

ある種類の財宝タイルがすべて回収されたら、その財宝タイルについて決算となります。それを最も多く持っているプレイヤーに、タイルの書かれた得点が入ります。また、2番目に持っているプレイヤーには、その半分の得点が入ります。

このゲームが発売されたのは1993年。デビュー間もないクニツィアが次々と衝撃作を発表し、新時代の到来を誰もが予感しました。「ツタンカーメン」も、彼の素晴らしい才能が生き生きと感じられる洒落たアイデアに富んだ作品です。プレイヤー間の駆け引きが実に熱く、短時間で収束するのもいいですね。最後は詰め将棋のようになってしまいますが、それはそれで。

ゲームの方はK川さんが連勝。

Drops & Co.mun (ドロップスカンパニー) / HABA

熱烈なリクエストが入りました。4人。

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ゲーム倉庫に入ったら、こういう大物(?)をやるのがおすすめですmoon Gamer 大きな箱のゲームは、なかなか外に持ち出せませんので…

この日のゲームは、さすが濃いメンツばかり(?)が集まってやっただけあって、攻防を考えた合理的な手をちゃんとやってきます。でも、キャンディ缶が動くと大騒ぎになることがしばしばmoon Gamer 最後は puppi さんが逃げ切りました。引き締まった展開でとても面白かったです。

Tripla (トリプラ) / Whowins

けがわさんのリクエスト。4人。

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このブログには何回も登場している「トリプラ」。セットアップは、トリプラを1個だけ置くルールを採用しました。何回目かのプレイですが、さすがにちょっと飽きてきたかもmoon Gamer

ゲームの方は、K川さんがトップにて終了。僕はわずか$20差で2位。うー。

Börsenspiel (ベーゼンシュピール) / Ravensburger

本日の〆は、これまた懐かしの「ベーゼンシュピール」。2ゲームやって、4人と3人で1ゲームずつ。

moon Gamer

株の銘柄は4つあり、全て実在の企業です。ゲーム開始時は、すべての株は100マルクで、各プレイヤーは1000マルクずつ持っています。

自分の手番では、株を売買するか、あるいはカードを使って相場を変えるかのどちらかを行えます。株の売買には枚数の制限はありません。資金があるだけ購入出来ますし、株のある限りは時価で売却することが出来ます。

カードを使う場合は、山札から1枚取った上で使います。もし、山札から引いたカードが「リスクカード」であれば、それを直ちにオープンして相場が変動します。そうでなければ、手札の中から1枚だけを出して相場を変動させます。

株価が250マルクを超えたら、1株につき上昇した株価から250を引いた額を配当として受け取れます。しかし、株価が10マルク未満になったら、損金として1株について20マルクを支払わなければなりません。

ゲーム序盤は現金が少なくて、気をつけてキャッシュコントロールをしていないと、思いがけない損金で致命的な大損害を被ることになります。実際、今回の1ゲーム目は、総じて高かった相場が、複数のリスクカードによって一気に急降下して多額の損金が発生し、なんと4人中3人が同時に破産するという前代未聞の事態が発生しましたmoon Gamer ということで、1ゲーム目はけがわさんの判定勝ち(笑)。

2ゲーム目は3人でやりました。序盤は全ての銘柄の株価が100マルクを下回る危うい展開となりましたが、さすがに前ゲームの経験が生きて、何とかその場をしのぎきりました。そして、最初の大きな配当が発生したあたりからやっとまともな仕手戦の様相となり、最終的には、このゲームもけがわさんが見事に勝利を収めて連勝となりました。

株の売買や相場変動のタイミングには、きわめてデリケートな感覚と計算が要求されますね。古いゲームなので、株価の変動がダイナミックすぎるなど、やや気になる大ざっぱな処理はありますが、たまにやるにはいいゲームですねー。

レポートは以上です。雪は、みなさんが帰るころにはすっかり止んでいました。
また来年早々には、puppi さん宅でゲーム会になるかも。