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Welt der Abenteuer (アドベンチャーワールド) は、4つのミニゲームが入っている子供向けゲーム集です。ハバ社らしいボリューム感のある豪華なコンポーネントが目を引きます。

4つのゲームを簡単にご紹介しましょう。どれも家族みんなで楽しめるよう構成された簡単で楽しいスゴロク系のゲームです。

ゲーム1:「ジャングルの旅」

アクション性のあるスゴロクです。

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4つのコマをスタート地点に置きます。各プレイヤーは、「青」「赤」「黄」の「森の賢人カード」を1枚ずつ3枚持ちます。ボードの寺院の周囲に、サルのコマ(青・赤・黄)を置きます。

自分の手番で、サイコロが2個の入った「信託所」を振るのですが、その前に全プレイヤーがサイコロの目を予測します。予測は「森の賢人カード」を使います。サイコロは「青」「赤」「黄」の目のいずれかです。

サイコロを振って、それが異なる色の目であれば、予測が当たったプレイヤーは自分のコマを1~2マス進ませることが出来ます。

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サイコロの目が同じ色の場合は、その目と同じ色のサルのコマ(ボード上の寺院そばに置かれたコマ)を、最も早くつかんだプレイヤーだけがコマを2マス進めることが出来ます。

これを繰り返し、最初に自分のコマをゴールに進めたプレイヤーの勝ちです。

ゲーム2:「南極探検」

メモリー系+バースト系(?)のスゴロクです。

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4つのコマと「ペンギンコマ」をスタート地点に置きます。ボードには専用の丸いタイルを裏返しにして、海の部分に置きます。タイルには、マスに書かれたイラストと同じイラストが描かれています。

自分の手番で任意のタイルをめくります。ペンギンコマの進むマスの絵と同じ絵が、めくったタイルに描かれていれば、ペンギンコマを1マス進ませることが出来ます。

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その後でまたタイルをめくってもいいし、やめてもいいです。やめた場合は、ペンギンコマのあるマスまで自分のコマを進ませて手番を終了します。

もしタイルをめくってペンギンコマの進むマスと違う絵が出たら、そこで手番を終了しなければなりません。この場合は自分のコマを進ませることが出来ません。

これを繰り返し、最初に自分のコマをゴールに進めたプレイヤーの勝ちです。

ゲーム3:「峡谷のつり橋」

おじゃまコマのいるスゴロクです。

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まずは立体のつり橋を組み立ててボードに置きます。つり橋には「板」を何枚か置きます。「板」は「壊れた面」と「修理された面」がありますが、最初は全て「壊れた面」を上にしてセットします。

4つのコマをスタート地点に置き、ゴール手前の「板」に「番人」コマを置きます。

自分の手番で、専用のサイコロを1個振ります。出た目が「黒い目」ならば、自分のコマを進ませることが出来ます。ただし、進んだ先の「板」が壊れていれば、「修理した面」を向けるだけで手番を終了しなければなりません(コマを進ませることは出来ません)。以後、修理した板には誰でもコマを進ませることが出来ます。

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サイコロの目が「緑の目」ならば、「番人」が移動します。「番人」と同じ「板」に入ったコマは、つり橋から落とされてしまい、スタート地点に戻ります。「番人」は、壊れた板であっても移動することが出来ます。

これを繰り返し、最初につり橋を渡ってゴールに進めたプレイヤーの勝ちです。4つのゲームの中で最も簡単で、そして最も見た目が派手なゲームです。

ゲーム4:「火山を越えて」

アクションに成功したらコマを進ませるスゴロクです。

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ボードの指定された位置に立体の「火山」をセットします。4つのコマをスタート地点に置きます。ボードの脇に、シーソー型の「発射台」を置きます。「発射台」は、ボードの外側であれば、どこに置いても構いませんし、後で動かすことも出来ます。

自分の手番で、この「発射台」から「水滴コマ」を1個だけはじきます。うまく水滴コマが「火山」の中に入れば、自分のコマを3マス進ませることが出来ます。

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入らなくても、ボード内に水滴コマが止まれば、その位置によって1~2マス進ませることが出来ます。水滴コマがボードから出てしまったら進ませることは出来ません。

これを繰り返し、最初にゴールにたどり着いたプレイヤーの勝ちです。4つのゲームの中で最もアクション要素の強いゲームです。

= DATA =
 ◆タイトル :Welt der Abenteuer (アドベンチャーワールド)
 ◆デザイナー:Philip Orbanes
 ◆メーカー :Gamut of Games
 ◆2-4人/4歳以上/各ゲームとも5~10分程度