12日(水)は、秋葉原イエローサブマリンにて行われた「水曜日の会」に参加してきました。その名の通り、毎週水曜日に開かれている有志によるゲーム会で、テーブルゲーム初心者や未経験者を特に強く意識した運営方針が大きな特徴です。

「水曜日の会」は、ネット上では mixi のコミュニティで活発な意見交換が行われています。

[ コミュニティ:テーブルゲーム始めました。]
http://mixi.jp/view_community.pl?id=223467
※mixi 内にジャンプします。mixi に参加されている方のみアクセス可能。

水曜日の会は今年の6月から毎週のように開かれており、12日はすでに15回目の開催となります。参加者もじわじわと増加しているようで、今回は総勢23人を数えたとのこと。今回、僕は初参加をさせていただきましたが、平日開催にも関わらず多くの人が賑やかにゲームを楽しんでおりました。

なお、主催者のおひとりは、もう何度も別のゲーム会などでご一緒したことのあるタナカマさんです。

Pyramidos (ピラミッド) / HABA moon Gamermoon Gamer

またいきなりこんなのを。4人。

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ということで、このところ各所で何だか話題になっている「ピラミッド」をプレイ。ハバお得意の立体アクションゲームです。穴だらけのボード上で、ボールをボードの下から指で突きながらうまく転がして、目的地まで運ぶのが目的です。簡単そうに見えますが、ボールのコントロールはちょっとした慣れが必要です。といっても少し遊べばすぐにコツがつかめます。

ところでゲームですが、終了時に4人中3人が同点トップという珍事発生moon Gamer
http://www.ps-hiroshima.com/board/pyramidos.htm

HoneyBears (ハニーベアー) / Piatnik moon Gamermoon Gamer

安心して遊べるレースゲーム。4人。

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シャッフルの後に揃った4人でハニーベアー。クニツィアの小品で、手軽に「おのれクニツィアめー」が楽しめます。実に面白いゲームなのですが、残念ながら絶版ゲーム。個人的には復刻して欲しい作品のひとつです。

以前の記事と重複しますが、簡単にゲームの説明もしておきましょう。手番になったら手札からカードを1枚出して、カードと同じ色のクマを1~2歩進ませます。4匹のクマのうち、いずれか1匹がゴールしたら1レースが終了し、その時点でのクマの位置と各プレイヤーの手札の状況に応じてポイントが与えられます。レース結果によってはポイントがマイナスになることもあります。

3レース行って、タナカマさんが手堅く勝利。
http://ejf.cside.ne.jp/review/honeybears.html

Top Banana (トップ・バナナ) / Schmidt moon Gamermoon Gamer

最もさるの物まねがうまい人から。4人。

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他の卓がまだ終わらないので、そのままのメンバーで「トップ・バナナ」に突入。

これもまた単純至極で悩ましいゲーム。まず各自「1」~「5」までのカードを持っています。手番には1枚カードをプレイします。直前のプレイヤーがプレイしたカードと異なる数のカードをプレイしなければなりません。プレイしたカードの数だけサルを進ませるか、あるいは戻します。マスに沿ってサルを動かしますが、他のサルがいるマスは数えません(飛ばします)。最上段や最下段に達すると、そのまま折り返して進まなければなりません。

これを繰り返し、全員がカードをプレイし終わったら1ゲームが終了します。最も高い位置にいるサルプレイヤーにバナナチップ2枚、2番目のサルプレイヤーはバナナチップ1枚を獲得します。数ゲーム繰り返し、最も早く5枚のバナナチップを獲得したプレイヤーの勝利となります。

実はほとんど完全情報ゲームなのですが、読み切るのは難しいです。なかなか興味深いゲームで面白かったのですが、勝敗の方は全然ダメな結果に終わりました。くやしいなぁ。どこかで再戦しよう。
http://ejf.cside.ne.jp/review/topbanana.html

Billabong(ビラボング) / Amigo moon Gamermoon Gamer

変形グラスホッパー。4人。

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1人だけ入れ替わって、エリック・ソロモンの「ビラボング」。最近リメイクされて、現在でも簡単に入手可能です(ただしコンポーネントは写真のものとは異なります)。

カンガルーのコマをうまくジャンプさせながら、いち早く自分のコマを5個全てゴールさせたら勝ち。中盤過ぎになると、芸術的ジャンプがあちこちでピョンピョンと発生します。運の要素はまったくない思考ゲームですが、意外と重い展開にはならずにサクサクと進行します。このタイプのゲームにしては、この手軽さは特筆に値します。

今回のセッションでは、パズルマニアのKさんが1手差で華麗に勝利。お見事でした。
http://ejf.cside.ne.jp/review/billabong.html

Ice Lake (アイスレイク) / Live Oak Games moon Gamer

2日前にやったばかり。4人。

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ルール確認の意味を含めて再プレイ。他の3人の方は初プレイ。

中盤過ぎまではかなり面白い展開だったのですが、やはり終盤でスケーターが混み合ってきたり、盤上に複雑な形の亀裂が走ったりすると、とたんに判定がややこしくなります。うーむ。面白いゲームなのですが、勝敗を決める最後の部分がやや荒い仕上がりになっていて残念。
http://www.ps-hiroshima.com/board/icelake.htm

Maskenball Venezia (ベネチアの仮面舞踏会) / Adlung-Spiele moon Gamermoon Gamer
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写真が綺麗。6人。

カードで指定されたジェスチャーをそれとなく行って、それが何かを適度な人数にわかってもらえれば得点になりますが、あまり多くの人にバレてしまうと得点はもらえません。

変わったタイプのコミュニケーションゲームでした。今ひとつコツもノリもつかめずに最下位で撃沈。
http://ejf.cside.ne.jp/review/maskenballvenezia.html

Razzia! (ラッツィア) / Amigo moon Gamer

「ラー」のリメイク。4人。

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競りゲーの傑作「ラー」をリメイクした作品。実は「ラー」は未プレイだったりしますが(汗)。

自分の手番ではカードをめくるか競りを宣言することが出来ます(あるいは泥棒カードを使う/詳細略)。めくったカードは場に置きます。もしめくったカードが「警官」ならばただちに競りが開始されます。

競りは、手元にある小切手を入札することで進行します。各プレイヤーは3枚しか小切手を持っていません。落札したプレイヤーは小切手を場に置き、もともと場に置いてあった小切手を受け取り、それを裏返しにして自分の手元に置きます。そして場にあるカードも獲得します。

3枚の小切手を使い切ってしまうとラウンドから抜けます。全てのプレイヤーが小切手を使い果たすか、あるいは警官カードが7枚ひかれたらラウンドは終了します。そして、獲得したカードについて、ルールに規定された得点を獲得したり、失点したりします。

新しいラウンドは裏返しの小切手を表向きにして開始します。これを3ラウンド繰り返し、最終的にポイントの高いプレイヤーの勝利となります。

限られた機会で最大の効率を図ろうとするクニツィアらしい作品で、個人的にはかなり気に入りました。ゲームは惨敗でしたけれども。この勢いで「ラー」もプレイしたいですね。
http://ejf.cside.ne.jp/review/razzia-amigo.html

Ticket to Ride:Europe (乗車券・ヨーロッパ) / Days of Wonder moon Gamermoon Gamer

パリは燃えているか(違)。5人。

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「乗車券」の欧州版。いくつかのルールは加わっていますが、基本的な面白さは引き継がれています。

個人的には3回目のプレイですが、初めて「展開が早ぇぇ」と思いました。慣れたプレイヤーが多かったせいでしょうか。主要なルートやカードを1手差で次々押さえられては勝てないです。ということで最下位で終了。ぐう。
http://ejf.cside.ne.jp/review/tickettoride-europe.html

Trendy (トレンディ) / Spielspass moon Gamer
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最後は軽めの定番カードゲームで〆。5人。

もうね、このゲームはしょーもないおしゃべりをしながらノリよく遊ぶのが一番だと思うのですよ。ということで、バカ騒ぎして(うるさくてすいません)ゲームを心底楽しませていただきまして、本日の「水曜日の会」は終了したのでした。
http://ejf.cside.ne.jp/review/trendy.html

レポートは以上です。
会場にいたのは6時間ほどでしたが、それ以上に充実したひとときを過ごすことが出来ました。本当に楽しかった。まだ参加者の顔とお名前が一致していないのですけれども、今回一緒に遊んでいただいた方々には心から感謝いたします。

初参加の「水曜日の会」でしたが、全体的な雰囲気が初期の袋小路に似ているなぁと思いました。袋小路は現在も「初心者に優しい」ことをモットーにしていますが、参加者のレベルアップや巨大化による嗜好の多様化によって、もはやそれが主軸とは言い難い活動内容になりつつあります(もちろん初心者が遊びやすい環境であることには違いありませんので誤解無きよう)。

「水曜日の会」の「初心者指向」は、ゲームという一点に集中している分だけ、現在のところ相当に徹底されています。持ち込まれていたゲームをざっと見ましたが、このポリシーを十分に考慮したものがほとんどで、つまりベテランも含めた参加者全体にも「初心者向けゲーム会」という意識が十分に浸透し、またそれがきっちり実践されているということなのだと思います。これは実に素晴らしいことではないでしょうか。

ということで、大変にお疲れさまでした。
またそのうち遊びに行きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします>参加者ご一同様