強くて冷たい風の吹き荒れる中、18日(日)はSGC例会に参加してきました。今年最後の例会です。
SGCの例会は地元の千歳烏山が会場であることが多いので、いつもなら時間に余裕があるのですけれども、この日は、午前中にちょっとヤボ用があったので早起きすることとなりまして、そのおかげで最初から最後まで寝不足気味でぼーっとしていました。

落水邸物語 / 創作ゲーム(タクヤさん作)
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先日開催された「第2回素人ボードゲーマーNo.1決定戦」で公表され、特徴のあるメカニクスで各方面に鮮烈な印象を与えたカードゲームです。ゲームの簡単な紹介は、こちらのエントリーをどうぞ。

「落水邸物語」を初めて見た時のインパクトがあまりに強かったこともあって、なかなか冷静にこの作品を見ることが出来なかったのですけれども、この日は初めて最後までプレイして、ようやく落ち着いて全体像を見つめ直すことが出来るようになりました。

というのも、コアとなる「逆プロットのトリックテイキングゲーム」の部分は極めてクレバーなアイデアに満ちていますが、それ意外の細かい点について(例えばスコアルールなど)はまだ調整の余地があるように思えたからです。

僕が書くまでもなく、作者のタクヤさんは、この作品の改良を引き続き続けているそうです。いずれ「落水邸物語」が、さらに発展した形で僕たちの前に現れてくれることを期待して待ちましょう。

Elasund: The First City of Catan (エラズント) / Kosmos (Franckh-Kosmos) moon Gamer

カタンの小説をベースにしたゲームだそうです。4人。

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まぁ確かに、そこはかとなくカタンの香りがするゲームです。

プレイヤーは、カタン最初の街「エラズント」の発展を目指します。街はマス目状に細かくエリアとして分割され、そこに建物を建設することが出来ます。また、街の周囲には外壁を建設するための特別なエリアもあります。

エラズントに建物を建設することで、街を発展させることが出来ます。建物は1エリアだけの小さなものから、6エリアも占有する大きな建物まで何種類かあります。それぞれの建物は、種類ごとに建設するために必要なコストや、そこから生み出すリソースが決まっています。

街の中に建物を建設するには「権利書」が必要です。権利書は1エリア大のマーカーになっていて、それをボード上のエリアに配置することで、そのエリアに建物を将来的に建設することを主張することが出来ます。建物の種類によっては複数の権利書が必要となる場合もあります。たとえば、2枚の権利書が必要な建物は、その建物が占有するエリアに必要な枚数の権利書マーカーが配置されていなければなりません。

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権利書マーカーは、各プレイヤーごと「0」~「4」まで5個ずつ保有しています。その数値にかかわらず権利書マーカー1個につき1枚の権利書として扱われます。権利書の数値は、他人の権利書を使用する権利を獲得するための判定に使われるのです。ある建物の建設に必要な権利書マーカーの中には、一定の条件さえ満たせば、他人の権利書が含まれていても構わないことになっています。ただし、他人の権利書を使用した場合は賠償金を支払う必要があります。

前述の通り、建物には種類によって大きさが異なっていることがありますが、新しい建物を建設する際に、その敷地となるエリアに小さな建物があれば「破壊」されてしまいます。大きさが同じであったり、大きな建物は破壊すること出来ません。ただし、同じ大きさの建物は「パワーカード」を使用することで破壊することも可能となっています。

では建物から何を得ることが出来るのでしょうか? それは、ゲームを進めていく上で必要な2つの重要なリソース、すなわち「お金」と「パワーカード」を得ることが出来るのです(また、それとは別に勝利得点を得る建物もあります)。

建物から発生するリソースは、「船」によってもたらされます。エリアの各「列」は「2」~「12」のいずれかに割り当てられています(ただし『7』は除く)。各プレイヤーの手番開始時に2D6を行って、出た目の列の建設されている建物から、指定されたリソースが利益として発生します。ただし、「7」の目が出たら船がは「海賊船」となり、他人のリソースを強奪することが出来るようになります。このあたりはカタンっぽい処理ですね。

ゲームは最初に10勝利得点を獲得したプレイヤーの勝利です。

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ゲーム中に獲得する収益はダイスによってもたらされるので、運の要素はそれなりに高いです。しかし、それを利用する機会はどのプレイヤーにも等しく与えられており、考える要素も十分に備えられています。プレイヤー間の駆け引き部分も充実しており、特に権利書をめぐるぶつかり合いと建物破壊がかなり熱いです。おかげで、このセッションはとても楽しく遊ぶことが出来ました。

後半になって、点数的に走り始めたプレイヤーを止める手段が乏しいような気もしましたが、このあたりは1回のプレイでは何とも言えません。とにかく面白かったので、別の場でもうちょっと繰り返し遊んでみたいと思います。
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Darts/6878/bgeme10/bgeme454.html

Fettnapf (フェットナップ) / Amigo Spiele moon Gamer
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島カードは「地雷」とか「爆弾」とか言われます(汗)。
ちょっと時間が空いたので、メモリー系のお手軽ゲームをエントリーしてみました。5人。

手軽に楽しめる良作カードゲームなんですが、意外と「引き算」に苦労する人が多いみたいです… うーむ。
http://www.boardgamegeek.com/game/19646

Airlines (エアラインズ) / Abacus moon Gamermoon Gamer

何と初プレイ。6人。

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1990年製ですか。もちろんルールは何度も読んでいるし、ゲーム本体も持っていますが、これまでまったく未プレイでした。僕の持ち込みゲームではないのですが、偶然にも遊ぶ機会が得られました。素晴らしい。

航空会社を設立し、その路線を拡張して、さらに株券によって航空会社の筆頭株主か2番目の株主になれば、決算でポイントを得ることが出来ます。路線が長ければ長いほど決算で多くのポイントが得られます。ゲーム途中に発生する中間決算はランダムに3回発生します(ゲーム終了時にも最終決算があります)。

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いつ発生するかわからない決算のために周到な準備を行いたいところですが、プレイヤーの手番で行えることは極めて限られています。このあたりの素朴なジレンマは、なかなかいい感じに効いています。

得点計算がちょっと面倒な気がしましたが、そのあたりは続編とも言えるゲーム「ユニオンパシフィック」ではどうなっているのでしょうか。確かめる意味でもぜひ遊んでみたいですね。
http://ejf.cside.ne.jp/review/airlines.html

Hazienda (ハチエンダ) / Hans im glück moon Gamer

そしてこのゲームで〆となりました。

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SGCで本年最後のゲームとして「ハチエンダ」をエントリーしました。裏面マップ使用で4人。

今年3回目のプレイですが、まだ底知れぬ面白さを秘めたゲームです。プレイヤー間の思惑によって、ゲームはまるで異なる展開となるのも面白いところ。大きく分けて「動物重視(展開は早め/総得点は低め)」と「土地重視(展開は遅め/総得点は高め)」という方針があって、ゲーム中にこれが大きく変化することもよくあります。

今回のセッションでは、前半は動物カードの補充が重視され、あっという間に中間決算となりました。後半になって土地が買われて長大な土地連鎖が現れましたが、総じて早いゲーム展開に終始しました。

僕はと言えば、動物に傾きすぎて土地の連結が遅れてしまい、後半で大きく点数が引き離されて最下位(汗)。まぁ、ミスが多かったのでしょうがないですね。このリベンジは来年返すことにしましょう。
http://ejf.cside.ne.jp/review/hazienda.html

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レポートは以上です。

アフターはもちろん忘年会。某居酒屋に入り、しばし飲み食いをしていると思ったら、写真のようにその場で「詠み人知らず」が始まってしまう始末。えー? 僕はこのゲームが苦手なので見学してましたけど、酔っぱらってみんな大騒ぎしてました。いや、元気ですな。

ということで、SGCのみなさん良いお年を。
来年もぜひよろしくお願いいたします。