27日は、会社でゲーム会を開きました。このゲーム会は仕事納めの日か、それに近い日に開くようにしてます(昨年は1ゲームしか遊べませんでしたけど)。電源ありゲーム業界のスタッフには、テーブルゲームの世界はなかなか新鮮に映っているようです。
しかし、普段から美麗な画像と複雑なゲーム(ほとんどのビデオゲームはテーブルゲームより複雑なメカニクスです)に慣れているスタッフに合うゲームを選ぶのは毎年苦労するのですけれども、さて今年はどうだったのでしょうか。
Ubongo (ウボンゴ) / Kosmos (Franckh-Kosmos)
テトリスとコラムスとか言われました。4人。
誰でもすぐに遊べるアクションパズルゲームをチョイス。1分以内にパズルを解き、同じ色の宝石を出来るだけたくさん集めることが目的です。コンポーネントの美しさとボードゲーム特有の「手を使った感覚」を堪能することが出来る優れたゲームです。
幸いにしてスタッフには好評で、2ゲーム連続で遊びました。
http://ejf.cside.ne.jp/review/ubongo.html
もちろんスタッフはクニツィアのことを知りません。5人。
1枚カードを出して、1枚引く。場に出たカードに書かれた数字と同じ枚数のカードが場に出たら得点として回収し、それ以外は捨て札になる。基本的なルールはたったこれだけです。それがこんなに面白いカードゲームになるのですから不思議といえば不思議なものです。
このゲームを楽しむコツはセッション中の会話にあります。「やはり来年の流行は赤でしょう赤」「はいはいそうですね先生。僕もついていきます」「いやいや、赤なんて時代遅れ。それよりこの青こそが…」なんて感じのノリで進められたら楽しさ倍増。笑いの渦の中でテーブルは盛り上がることでしょう。
そしてこのゲームも2回遊びました(100点エンドを1ゲームとして2ゲーム)。おかげさまでスタッフには大好評で、本日の最大ヒットゲームとなりました。
http://ejf.cside.ne.jp/review/trendy.html
ドイツゲームの真骨頂。5人。
ゲーマーにはご存じの2005年ドイツゲーム大賞の登場。やはりテーブルゲーム初心者には、立体的なコンポーネントは最高のアピールポイントとなります。見た目だけではなく、ドイツゲームのさまざまな要素がぎゅっと詰まったお得なゲームです。
実に素晴らしいゲームなのですけれども、インストがどうしても長めになってしまうことがちょっと残念。実際に遊んでみればそれらは納得のいくことばかりなのですが、いきなり全部説明されると全体像がどうしてもぼやけてしまいます。このゲームのうまいインスト方法を研究してみたいところではあります。
さてセッションの方はと言えば、最初は不慣れにカヌーを操作していたスタッフたちも、一度コツをつかんで後は厳しい戦いをどんどん仕掛けてくるようになってさぁ大変(; ̄ー ̄)。みんな飲み込み早すぎだってば。
ということでこのゲームも好評のうちに2ゲーム遊ばれることになった次第。
http://ejf.cside.ne.jp/review/niagara.html
ここで軽いカードゲームをエントリー。5人。
シンプルながら、それなりに考えどころもある国産カードゲーム。…なんですが、さすがにここまでシンプルだとちょっと歯ごたえがなかったみたいだねぇ(汗)。
http://ejf.cside.ne.jp/review/mickeyfriends5links.html
そしてこの定番ゲームで〆。4人。
こちらも94年のドイツゲーム大賞ですね。安心して遊べるゲームをチョイス。
ちなみに僕も初プレイ(汗)。
ゲームは4ラウンドで構成されます(4人時)。各ラウンドの開始時に6個のビルコマを選びます。自分の手番では、カードを1枚プレイし、任意の都市のカードに指定された位置にビルを建てます。
そこが更地であればすぐにビルは建ちますが、人のビルが建っていたとしても、条件さえクリアすれば、そのビルの上にビルを建て増しすることが出来ます。なお、ビルの所有者は、そのビルの最も上にビルコマを置いているプレイヤーのものです。
手元のビルコマが無くなったらラウンドは終了し、得点計算を行ったら次のラウンドが開始されます。こうして4ラウンドやって得点の最も大きなプレイヤーの勝利です。
実にシビアで面白いゲームです。こいつはしびれました。ゲームは末広がりの構成となっていて、ゲーム後半に進行するにしたがってどんどん複雑な局面となっていきます。しかしルールがシンプルなので、プレイヤーはゲームに没頭して思考を巡らすことが出来ます。何度でも遊びたくなる秀作です。
ところでセッションですが、僕は最初のラウンドでトップ目になったと思ったら次のラウンドはビルの踏み合い合戦に巻き込まれ、しかもそれに豪快に負けて撃沈。以後、浮かび上がることもなくひとり負けの状態でゲームエンドとなりました。うう。
レポートは以上です。
5時間ほどの間に5ゲーム8セッションを遊びまくりまして、好評のうちにゲーム会はお開きとなりました。ああ、よかった。この勢いが冷めやらぬうちに、機会を見計らってまたこのような社内ゲーム会を開きたいと思っております。
コメント
コメント一覧 (1)
電源アリの人達と遊ぶゲームチョイスは楽しそうですね、
でも基本的には普通の人と変わらない気もします。
moonさんのチョイスはいつも
盛り上がるゲームや思考ゲームの(軽め、重めの)バランスがいいように思います。ただパズルっぽいゲームの頻度が高いのと、ワード系のゲームの頻度が低いのは気のせいでしょうか。
それにしてもたくさんゲームができてうらやましいです。
大晦日、あなたはどんなゲームで年を越すんですか!?