28日(日)は、池袋で開かれた「チャレンジゲームの集い」に行ってきました。

これは、袋小路の代表である娯楽堂さんが、mixi を通じた呼びかけで実現したオンリーテーマなゲーム会です。上記ページは袋小路サイト内にありますが、トップページからはリンクされておらず、あくまで個人主催のゲーム会という位置付けです(でも来るもの拒まずっていう姿勢は娯楽堂さんらしいと言えばらしい)。

moon Gamer

「チャレンジゲーム」とは何かについては告知ページを読んでいただくとして、ようするに「魔ゲームの会」や「縁起物ゲーム会」に触発される形で、ちょっと毛色の変わったゲームを1日集中して遊びたいということですね。実際に会場へ持ち込まれたゲームを見ると、主だった傾向としては「日本製のややマイナーなゲーム」が多く見受けられ、実際にプレイされていました。

ところで今回の参加者は18名だったそうです。でも開始時間(13時)近くでは、写真のようにまったく人が集まらなかったため、今日はいったいどうなることかとヒヤヒヤものでしたけれども。moon Gamer


moon Gamer

最初に遊んだのは「ドッグアスレチックゲーム / クリエイティブヨーコ」という見慣れないゲームでした。これはペットショップなどで販売されていたゲームだそうです。内容はいたってシンプルで、つまりはスゴロクです。マスや障害物などはゲーム開始時に自由に配置します。

注目すべきはパーツが全て木製であるということで、外見に限って言えば作りがしっかりしています。特にイヌのコマは造形的にも機能的にも素晴らしいデザインでした。でもスゴロクはスゴロクなので、あんまり内容に期待してはダメです。はい。

この後はしばらく卓に入らずに見学していました。というのも、前日は完徹に近い状態(PC版プエルトリコの研究にハマってました~moon Gamer)だったので体力を回復する必要があったので… ということで、以下簡単に見学したゲームのレポートをします。


moon Gamer

まず奥で何やら広げられていたのが「町内会ゲーム / ヨネザワ」。平成元年に発売されたゲームで、プロデュースは高橋章子・イラストは原律子と、バブリーな香りがぷんぷんの作品です。お父さんは会社に、子供は学校に、お母さんは買い物に出かけ、それを無事帰宅させることが出来たら勝利というゲーム。

アイデアは独特で面白いのです。でも妨害系のカードが大量にあって、またそれを使いやすく助長するようなシステムなので収束性は今ひとつだったようです。このセッションは時間を決めて協議終了となっていました。

moon Gamer

普通のゲームが遊べるテーブル、通商「チキン卓」で行われていたのは「Miss Monster (ミス・モンスター) / TF1 Games」です。粘土をこねて、カードで指定された形の「頭」「手足」「胴体」「持ち物」を各自が作ります。各パーツの製作時完はわずか1分間。最後に自分の作った「モンスター」を場の中央に出して、他のプレイヤーがそれぞれのパーツの「形」を当てます(『形』の候補は一覧表になっています)。

これを持ち込んだのはマイミクのろしあ忍さんです。彼は、付属の粘土は使いづらいということで、わざわざ別の粘土を別途購入してこのセッションに臨んでいました。気合い入ってますねー。

moon Gamer

別卓では「リリパット王国 リリモニの大冒険ゲーム / エポック」というゲームが立っていました。似たようなGBAのソフトがありましたけど、それと何か関係あるのかな? 対象年齢5歳以上ということで、スゴロク+αなキャラクターゲームのようでした。

残念なことにこれも収束性にやや難があって、運が悪いと延々と続くみたいです。でも最終的にはちゃんと終わっていました。いやはや。

moon Gamer

この後で「ポケットモンスター・ボードゲーム / トミー」に入ってみました。その名の通りポケモンをテーマにしたゲームで、これもやっぱり基本はスゴロクです。ポケモンのいるマスに入ったらサイコロの判定でポケモンゲット出来たり、イベントマスではいろいろなことが起こったりします。最終的には、収集したポケモンの「点数」を20点以上にして、ライバルに挑戦し、そこで勝利することが目的です。

基本はパーティゲームですから、全体的にランダム性が強く、行き当たりばったりにいろいろなことが派手に起こります。計画性はあまり必要とされませんが、アイテムカードの戦闘修正がライバル打倒には必須なので、これだけはきっちり集めておく必要があります(どうかするとポケモンを集めるより重要)。

ということで、ポケモンボドゲが終わったところで、僕はまたしばらく休憩タイムへと。

moon Gamer

チキン卓を見てみると、そこでは「Fly me to the Moon / 創作ゲーム」が行われていました。50~60年代の米ソ宇宙開発競争をテーマにしたカードゲームです。以前プレイした時のレポートにも書きましたが、テーマ的に大好きなゲームです。体力があったらぜひやりたかったのですけれども、ここは見学に止めました。

別のテーブルでは、何かと話題の「キャッシュフローゲーム」が立っていました。このゲームはオークションではよく見かけますが、目の前で見るのは初めてでした。ボードがけっこうでかいのね。

他にもたくさんのゲームが行われていましたが、写真によるレポートはここまで。


Thurn und Taxis (郵便馬車) / Hans im Glück moon Gamer

やあ (´・ω・`) うん、「また」なんだ。済まない。4人。

moon Gamer

ということでなぜか持ってきた「郵便馬車」をチキン卓にて堂々プレイ。

このゲームの大きな流れは、メンツによってだいたい2つのタイプに分かれるのではないかと考えています。ひとつは、各自が自分の郵便網を最短で完成させることを優先する方針を採ることです。この場合、特に地域ボーナスタイルが多く出回り、最終的な得点も高くなります(25点前後)。

もうひとつは、各自が特に次の手番プレイヤーの意図を読み取って、それを出来るだけつぶす方針を採ることです。この場合は、重要な拠点となる都市カードの入手が困難となるため、地域ボーナスよりも長距離区間ボーナスや馬車カードのボーナスが主な得点源になります。また最終的な得点も低くなります(15点前後)。

このセッションは、郵便網の完成が主眼となったので、地域ボーナスが多く出回る展開となりました。個人的にはこの方が派手で好みです。途中、Litz ~ Innsbruck ~ Sigmaringen ~ Freiburg ~ Basel という効率的な郵便網(8都市!)が完成するなど、カード運にかなり恵まれたこともあり、トータル5ゲーム目にしてようやく初勝利をもぎ取りました! やった!moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/21790


Corda / Edition Perlhuhn

絵をつなげるパズルゲーム。3人。

moon Gamer

最初に全てのタイルをプレイヤーへ配りきります。

moon Gamer

最初のプレイヤーから場にタイルをプレイします。タイルは写真のように置かれます。タイルの置く場所を「A」「B」「C」とすると、その順番で置かなければなりません。例えば、前のプレイヤーが「B」の位置にタイルを置いたら、次のプレイヤーは「C」の位置にタイルを置きます。「C」の次は「A」です。タイルはどんどん上に重ねられていきます。

タイルを置く時には、直前に配置されたタイルの絵に書かれた「枝」と「ツル」がつながるようにしなければなりません。つなげる義務があるのはあくまで「直前のタイル」に対してのみです。直後のタイルの絵はつなげなくても構いません。つなげるタイルが無ければ「パス」します。

「直前のタイル」と「直後のタイル」の絵が両方ともつながったら、ボーナスとしてもう1枚のタイルをさらに配置することが出来ます。このように、前後の前後のタイルがつながっている限り、連続してタイルを配置することが出来ます。

こうして、最初に手持ちのタイルが無くなるか、全員がパスした時に手持ちのタイルが最も少ないプレイヤーの勝利です。

ひと言で言ってしまうと、自分の手持ちタイルから状況に合うタイルを探し出すだけのゲームです。それがつまらないかと言えば、実はそんなこともなかったりします。ピッタリ合うタイルは少ないですし、だからこそボーナス配置が発生した時のは嬉しさはひとしおです。その達成感を味わうことこそ「コーダ」を楽しむコツなのでしょう。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/6661


moon Gamer
moon Gamer

で、このあとで「チャレンジゲーム」の名にふさわしいゲーム2点を遊びました。90年代初頭に同人誌即売会で発売されていた(と思われる)18禁なカードゲームです。

これは市販ゲームではないため、イラストにはぼかしもモザイクもなく完全に無修正です。moon Gamer アンダーグランドなゲームの一形態とも言えますが、そのわりにはシステムはいずれも荒削りながら無難にまとまっており、イラストを気にしさえしなければ普通に遊べるゲームでした。

例えば写真上のゲームは、花札のこいこいをベースにしたカード収集が目的になっています。特殊効果のあるカードを盛り込んだり、手札のマネージメントが重要です。

写真下は、中央のカードを獲得するためにシークレットビッドを行う競りゲームです。面白いのは、競りの対象となるカードを一定の条件を満たせば誰でも「壊す(自分も含めて誰も獲得不能とする)」ことが出来るというルールで、一風変わった心理戦が楽しめます。

実はこの日、このゲームの他にも2点、合計4点のアダルトなカードゲームを持ち込みました。これらも含めて、この謎のカードゲームについてはまた後日ご紹介することにしましょう。


Wie Hund und Katz ! (わんニャン物語) / GOLD SIEBER

これにて〆のゲームとなりました。5人。

moon Gamer

場には動物カード(猫カードか犬カード)をプレイヤー数×2枚をめくって場に置きます。残りの動物カードはこのゲームでは使いません。各プレイヤーは自分の色のコマを6個と、ランダムに配布されたアクションカードを3枚持ちます。エサカードの山札をシャッフルしてゲームスタートです。

自分の手番では、コマが手元にあって、なおかつ場にそれを配置可能な動物カードがある限り、どこかに配置しなければなりません。「満腹」状態(後述)の動物カードや、コマの配置ボックスが全てふさがっている動物カードへはコマを配置することは出来ません。

続いてカードアクションを行います。エサカードの山札から1枚を取って、それを任意の動物カードへ付けることが出来ます。エサカードには「骨」と「魚」がありますが、その種類とは無関係にどの動物カードにも付けられます。

ただし1枚の動物カードへ付けることが出来るエサカードは5枚まです。エサカードを5枚付けられた動物カードは「満腹」状態となり、それ以上何をすることも出来なくなります。

カードアクションでは、エサカードを引く代わりに手札のアクションカードを使うことも出来ます。その場合は、そのアクションカードの特殊効果を適用します。アクションカードは使い捨てで補充はしません。アクションカードの効果の対象に「満腹」状態の動物は選ぶことが出来ません。

最後から2番目の動物が満腹になったらゲームは終了です。各動物カードについて得点計算を行います。これはそこに配置されたエサカードを計算します。犬カードはエサカードの「骨」がプラスとして、「魚」がマイナスとして計算します(トータルでマイナス点になることもあります)。同様に猫カードはエサカードの「魚」がプラスとして、「骨」がマイナスとして計算します。

動物カードの得点や失点は、そこにコマを配置したプレイヤーが獲得します。コマを複数置いているプレイヤーは、コマの数だけ得点や失点が倍増します。こうして、全ての動物カードの得点を計算して最も得点の高いプレイヤーの勝利です。

アクションカードの効果はかなり強力です。例えば、動物カードに付けられた全てのエサカードを全て交換するというような効果もあります。これがゲームの重要なポイントになることは言うまでもありません。それを避けるためには早めに満腹にするしかありません。多少のマイナス点があったとしても、特殊効果で大打撃を受けるよりは確定させてしまった方が良いこともあります。

このセッションでは、僕がコマを2個置いた猫カードに大量点が入り、他もほぼ堅調に得点を重ねて得点的には圧勝となりました。moon Gamer
http://ejf.cside.ne.jp/review/wiehundundkatz.html


レポートは以上です。
ということで、この時点で予定時間より少し早めでしたが上がらせてもらいました。

「チャレンジゲーム会」はトータルで見れば成功だったのではないでしょうか。事前に考えていたほど極端な状態にはならなかったような気がしますが、プレイされたゲームは確かに袋小路の例会ででもあまり見ないものが多かったですし、集まった人たちが袋小路関係者の濃いメンツばかりだったので、大騒ぎ系のゲーム(?)も見ていて楽しかったです。その一方で、普通のゲームを遊ぶ環境も整っていたこともあり、バランスは取れていました。

楽しい1日でした。お疲れさまでした>参加者のみなさま
またどうぞよろしくお願いいたします。moon Gamer