23日(日)は地元の千歳烏山で開かれたSGCの例会に参加してきました。梅雨前線はエレベータのように列島をふわふわと上下するばかりで、そのためにこのところずっとじめじめと雨模様が続いていたりしますが、残念ながらこの日もそんな霧雨模様のお天気の1日でした。

もはや僕としては定番となりつつありますが、この例会でも atogさん持ち込みの、あまり見慣れないゲームを楽しませていただきました。本日はいつものようにヴィンテージゲームばかりではなく、ここ何年かで発売されたゲームも含まれています。


Ekonos (エコノス) / Ludic moon Gamer

センスとまとまりの良い経済ゲーム。6人。

moon Gamer

スペインの会社だそうです。いい仕事しています。

まず初めに各プレイヤーへ手札としてカードが6枚と初期資金が配られます(初期資金額はプレイヤー数によって異なります)。スタートプレイヤーから時計回りに手番が回ります。自分の手番で行えることは「1枚のカードプレイ」「ひとつの株の売却」「ひとつの株の購入」で、この順番に行います。カードプレイは必須ですが、株の売買は任意です。カードには3種のアクションが書かれており、1手番ではそのうちのひとつだけを選んでプレイします。

このゲームには「会社」が6社あります。社名は「α」「β」「γ」と、なぜがギリシャ文字で記号的に扱われています。各会社には「株」があり、購入された枚数で「株価」が決まります。例えば、ある会社の株がひとつの購入されると株価は「1」です。2つめの株が誰かに購入されると株価は「2」に上がります。誰がどの株をいくつ購入したかはボード上に置かれたマーカーで管理されます。

プレイヤーは、1手番でひとつの株しか売却することが出来ませんし、それとは別にひとつの株しか購入することが出来ません。なお、株価の上限は「9」です。ある会社の株券を最も多く持っているプレイヤーは、その会社の「社長」となります。「社長」は会社が成長することで行える特別なプレイを実施する権利を持ちます(詳細後述)。

会社は地図上に「会社タイル」を配置することが出来ます。これはカードプレイ時の選択肢のひとつとしてで行われます。会社タイルは、地図上の空いたマス目に1枚置くことが出来ます。他の会社タイル上には配置不可です。1つのマスには1枚のタイルだけ置く事が可能です。一度置いた会社タイルは動かすことは出来ません。

会社にはもうひとつ「成長」というパラメータがあります。これもカードプレイの選択肢のひとつとして、1手番に1段階だけ、カードに指定された会社を「成長」させることが出来ます(ボード上でマーカーを1段階進めます)。成長が累積して「4」段階まで達した場合、社長プレイヤーは地図上へただちに会社タイルを2枚配置することが出来ます(他の選択肢もありますが詳細略)。

この会社タイルはすでに配置されているタイルに隣接したマスへ配置可能です。成長によって会社タイルを配置する際には、他の会社タイルを排除した上で、そこに自分の会社タイルを配置しても構いません。いずれにせよ、その後、その会社の成長段階は「0」に戻ります。

これを繰り返して、各プレイヤーが手札を使い切ったら1ラウンド終了します。これを2~4ラウンド(人数によって異なる)行います。これが1ゲームの構成で、最後に資産額を計算します。

各会社の会社タイル数が会社の価値です。会社の価値と、保有するその会社の株数を掛けた額が、1社あたりからプレイヤーが得られる資産価値となります。これを6社全てについて計算し、それらを合計します。これに残った所持金を足した額が総資産額で、それが最も多いプレイヤーの勝利となります。

おおざっぱな印象としては、さまざまな経済ゲームの面白い部分を切り取って、そのエッセンスだけを上手にぎゅっと絞って詰め合わせたような感じです。しかしゲームの面白さは独特の味があり、しかもスピーディかつエキサイティングです。多くの要素を持たせながら、それらを出来るだけシンプルに表現しようとするデザインコンセプトが秀逸で、それを実現したという点だけを考慮してもデザイナーの非凡な手腕が感じられます。

このセッションでは設定人数の最大となる6人プレイで行いました。人数が多いので1巡する間に場の状況が変わりすぎて場当たり的なプレイしか出来ないかな、と思いきや、意外と先読みは可能でした。1手番に行えることがあまり多くないですし、イベントのような派手な例外処理も無く、将来の予測はそれほど困難な作業ではありません。逆に言うと、場を劇的に変化させるには1人のチカラだけでは到底無理で、複数のプレイヤーによる共同作業で何とかするべきなのでしょう。

初期手札として配布される6枚のカードが完全にランダムで、ここだけ見るとやや荒っぽい処理のようにも思えます。しかし、このおかげでガチガチの思考ゲームになっていませんし、各カードの構成要素がバランス良く散りばめられているようで、極端に偏った事態にはならないようです。手札のランダム性がゲーム性にどこまで関わっているかは、さすがに1ゲームプレイだけでは判断がつきませんでした。

とりあえず、ファーストインプレッションは上々で面白いゲームでした。やるなスペインの人。次はいろいろ試してみたいこともあるので、4人くらいの環境でプレイしてみたいです。 moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/15069


Consensus / Scientific Games Development Corp. moon Gamer

見た目の変わったアメリカ大統領選ゲーム。1966年製。4人。

moon Gamer

ヴィンテージゲームの中には、現在の洗練されたアートワークを見慣れた目からすると、外観やコンポーネントが少しばかり変わったゲームをよく見かけることがあります。それは古いゲーム独特の味わいや情趣のひとつであり、この「Consensus」にもそのような魅力にあふれた容姿を見ることが出来ます。

moon Gamer

「Consensus」のコンポーネントには実物のピンが含まれています。そしてそれを、右の写真のようにゲームボード(普通の厚紙製のボードです)に刺すのです。

本物のピンを無骨にボードへ直接刺すような風変わりなゲームはさすがに珍しく、また大きな驚きでもあります。少なくとも僕は、このタイプのルックスを持つゲームを初めて見ました。あったとしても同種のギミックは希少でしょうし、恐らくそれは今後も同様でしょう。

ルールはいたってシンプルです。各プレイヤーには、それぞれのターンごとに「22時間」が与えられます。州ごとに規定の時間を消費することで、その州で支持を得ることが出来ます。選挙人が多い州ほど、支持に必要な時間は多くなります。例えば、フロリダ州は「4時間」を消費することで「1」の支持を得ます。同様にオハイオ州では「6」時間消費ごとに「1」支持です。ある州において、累積的に「7」つの支持を得ると、その州の選挙人を獲得します。

どの州で何時間を消費するかは、プレイヤー全員が秘密裏に記録紙に書き、同時に公開します。ある州で、同じ支持数となってしまうような時間消費を複数のプレイヤーが行うと、それらは全て無効となってしまいます。ようするにバッティングペナルティです。

選挙において、特定の職業・年齢層・団体などの支持を取り付けることは重要な集票活動です。このゲームにおいてもそれは反映されていて、ある州で最も多い支持を得ているプレイヤーは、その州を基盤とする複数のグループ(例:ホワイトカラー・農業・軍需産業等々)の支持を得ることが出来ます。あるグループの支持を多く集めると、各ターンごとに使用可能な時間が6時間増加します。複数のグループから支持されると、それごとに6時間ずつ増加します。

メカニクスはクリアなのですが、いかんせんプレイアビリティが極めて低いのが難点です。外見の大きな特徴ともなっているピンは細くて、固いボードになかなか刺さりません。またピンはあまりにも大量にあり、管理のためにそれらを煩雑に抜き刺しを行わなければなりません。しかもちょっと油断するとピンが指に刺さることもありました。

各グループの支持を判定する作業にも困惑させられました。グループは17個もあり、支持基盤となる州は全米に散らばっていて、それらはもちろんグループごとに異なります。それぞれの支持数をチェックし、刺さりにくいピンをちまちまと刺す作業を行うだけで、なんと1ターン30分近くかかってしまいました。さらに困ったことに、この作業は毎ターン行わなければならないのです。僕はそれだけで疲れてしまいました。

これまでヴィンテージゲームをたくさん楽しんできましたし、それを通してゲームの多少のアラには耐性が出来たつもりでしたが、さすがにこれはしんどいです。何より、プレイ時間の7割をピンを刺すことに費やすゲームを楽しめるとはとても思えず、この過酷な作業で僕はモラル崩壊を起こしてしまいました。

他のメンバーも似たり寄ったりの心理状態だったようです。ということで、3ラウンドほどで協議終了とさせていただきました。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/16031


Agora Barcelona / brabander moon Gamer

コマはカルカソンヌっぽいです。5人。

moon Gamer

これもスペインの会社です。アートワークがステキ。しかもなかなかの良作でした。

ボードは10のエリアに分割されています。各エリアには「6」~「10」までの数字がひとつ書かれています。エリアの色は識別するためのもので、それ以外の絵はゲーム的には意味はありません。ゲーム開始時に各プレイヤーへカードが数枚配布されます。カードには「1」~「5」までの数字がひとつあり、エリアに対応した色をしています。色だけなら裏からでもわかるようになっています。

スタートプレイヤーから順番に、左側プレイヤーの手札から1枚のカードをランダムに取ります(上述のように、裏からでも色だけはわかります)。次いで、これも全員が1回ずつ1枚のカードをプレイして、自分のストックからコマを取ってボード上へ置きます。配置可能なコマの数はカードの数値分で、配置先のエリアはカードと同じ色のエリアです。

これが終わったら、さらにまたスタートプレイヤーから1回ずつ1巡して、ボード上のコマを2個移動させます。コマは隣接したエリアに移動させます。移動させたコマは寝かせて置きます(このラウンドで、寝ているコマを他のプレイヤーは移動させることは出来ません)。2個のコマは異なる色でなければなりません(自分のコマでなくても構いません)。また、必ず2個移動させなければなりません。

コマの配置と移動に関しては重要なルールがひとつあります。それは「各エリアで複数のプレイヤーのコマ数が同時に最大数になってはならない」ということです。コマを移動させる時にもこの制限が適用されますが、2個を移動した後にだけチェックします

例えば、「赤のコマが3個」と「青のコマが2個」あるエリアに、1個の青コマを置いたり、移動させることは出来ません。なぜなら、最大数(この場合は3個)のコマがこのエリアに2色同時に存在することになってしまうからです。このエリアに青コマを追加して配置するには、2個以上を一度に配置する必要があります。

最後に山札から1枚のカードを補充します。これもスタートプレイヤーから順に行います。なお、山札は2つの分けておき、そのどちら1つを選択してカードを引きます。もちろん、カードの裏から色だけはわかるのはここでも同じです。

これでラウンドの終了です。ボード上の寝ているコマを立てた後、スタートプレイヤーは次のラウンドのスタートプレイヤーを自由に決めることが出来ます(決めたプレイヤーにスタートプレイヤーカードを渡します)。それが終わったら新しいラウンドが開始されます。

なお、山札にカードが無くなったら手札だけでプレイします。また、この時から「左となりからカードを引く」というフェイズは無くなります。ゲームの最終ラウンドでは、コマの移動の際に自分のコマだけを2個移動させます。全員の手札が無くなったらゲームは終了し、得点計算に入ります。

各エリアごとにコマの数を比較し、最大数を持ったプレイヤーがそのエリアの得点を獲得します。全てのエリアでこの判定を行い、得点の合計値が高いプレイヤーの勝利となります。

ほんの少しだけヒネってある簡単な陣取りです。素直でわかりやすいルールですので誰でもすぐに始められるでしょう。見た目がカラフルで美しいこともあり、ライトユーザ向けの陣取り入門としても適しています。反面、深みはあまり感じられず、フリークたちは物足りなさを感じるかもしれません。

このセッションは5人プレイでした。エリアは全部で「10」ですから、簡単に考えると3つのエリアを確保すれば勝利は間違いないということになります(3つのエリアを確保すると最低でも20点。2つのエリア確保では最高で19点まで)。このあたりに皆が気がついてから、コマを狭い範囲に集中投下す形で激しいエリア争奪戦が繰り広げられました。この駆け引きは派手で面白かったです。

コマの数がちょっと多い気もしましたが、ひょっとしたらコマの運用について、もう少し効率的な戦略があるのかもしれません。まぁ、そんなに肩肘張らず、気軽にわいわいと陣取りを楽しむくらいの姿勢で遊ぶのが良いかと思います。僕はとても気に入りました。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/21437


Search for Poseidon's Gold / Wilcot Group

潜水艦を乗り回して海底のお宝を探し出すゲーム。4人。

moon Gamer

一見ヴィンテージゲームっぽい手作りコンポーネントですが、2002年製です。

ゲームの目的は、海底に沈む宝を自分の港へ持ち帰ることです。どこに宝が沈んでいるのかは明確にわかるようになっています。しかし、宝の価値は実際に拾い上げるまでわかりません。

場はヘクスタイルを敷き詰めて作ります。ヘクスタイルは最大で4枚重ねて配置することで「深度」を立体的に表現します。タイルが1枚だけのタイルは「深度4」で、4枚重なっているタイルは「深度1」です。

プレイヤーは「潜水艦」を3つ持ちます。潜水艦は四角柱で、側面の4面には「・」~「・・・・」と点が書かれています。この点の数が、潜水艦の位置する深度を表しています。それぞれの潜水艦には「乗組員」が2人ずつ乗っており、これはプレイヤーごとに用意された小さなボードで管理します。乗組員は船外活動も出来ます。

このゲームは「アクションポイント制」です。各プレイヤーは手番で「12ポイント」まで使ってさまざまな行動を行います。

潜水艦が別のタイルへ移動するためには、移動先のタイルの深度と同じ深度に潜行していなければなりません。潜水艦の深度を「1」変更するには「2」アクションポイントを使います。深度が同じであれば潜水艦は隣接するタイルに入れますが、それにも「1」アクションポイントを使います。

宝はヘクスタイルの間に挟まれるようにセットされています。宝のある場所はXマークで示されていますので、まずそこに潜水艦を移動させます。次いで、乗組員を降ろします。これにも「2」アクションポイントを使います。海に出た乗組員は海底を「掘る(Dig)」ことが出来ます。掘ることでヘクスタイルを1枚はがします。これを行うには「3」アクションポイントが必要です。

宝を乗組員が確保するにはアクションポイントは必要ありません。宝を持った乗組員を再び潜水艦に迎え入れるには「2」アクションポイントかかります。宝マーカーは潜水艦を管理するボード上に一時的に置かれます。1隻の潜水艦はいくつでも宝を運ぶことが可能です。宝を積んだ潜水艦が自分の「港(Port)」に戻すことが出来たら、そこで初めて得点が確定します。

さて、プレイヤーの行動を妨害する要素が2つあります。ひとつは盤上に配置されているモンスターです。これが狭い盤上に2匹もいるのです。いるだけならまだしも、ランダムに動き回ります。各プレイヤーは手番開始時にダイスをひとつ振り、その目にしたがってどちらかのモンスターが移動します。移動した先に潜水艦がいた場合、自分の港へ強制的に帰されてしまいます。もし、その潜水艦が宝を持っていたら、その全てをそのタイルに置いていかなければなりません。

2つ目の妨害要素は、言うまでもなく他のプレイヤー潜水艦です。宝の獲得は早い者勝ちですが、遅れたからと言って悲観することはありません。そういう時には魚雷を撃てばいいのです(!)。アクションポイントを「6」消費することで魚雷を発射することが出来ます。ダイスを振って「1」か「2」であれば命中し、相手の潜水艦は撃破されます。誰かの潜水艦を撃破すると勝利得点が2点入ります。

面白いことに、アクションポイントをより多く消費することで命中確率を上げることが出来ます。「8」アクションポイントを消費すると「1」~「3」で命中し、「10」アクションポイントで「1」~「4」で命中です。しかしリスクもつきまとうことを忘れてはいけません。うっかりダイスの目が「6」だったりすると、今発射した命中確率で相手から反撃を受けるのです。

盤上にある全ての宝が港に持ち帰られたらゲーム終了です。宝の価値と撃破した潜水艦のポイントを足して、それが最も多いプレイヤーの勝利です。

実をいうと戦闘はオプションルールです。しかしこれは採用した方がいいでしょう。というのも、これを使わないのとランダムに移動するモンスターに対応するだけのゲームになってしまい、それはさすがに味気ないです。やはりここはプレイヤーの意志で強引にでも流れを変える選択肢があった方が大いに盛り上がります。

が、戦闘を入れたとしても、ゲームとしての面白さはそこそこレベルです。綺麗にまとまってはいますが、プレイヤーの技術の差はあまり出ないので、最後は運で決まるような印象です。ゲームの方は、潜水艦を全部撃沈されて脱落という結果に。moon Gamer ダイス運に見放されるときついです。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/3832


Extinction: The Game Of Ecology / Sinauer Associates, Inc.

環境と進化をテーマにしたゲーム。1970年製。3人。

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抽象的な表現ながら、生物の進化と生存競争をテーマにしたゲームです。

マップにはひとつの島があります。島はヘクスを組み合わせて構成されています。ひとつのヘクスは特定の地形(砂漠・森・河川など)です。コマは6面体のダイスを使います。ひとつのヘクスにひとつのダイスが置かれます。ダイスの目がそのコマの規模を表しています。ようするに「6」が強くて「1」が弱いということです。「繁殖」することで、ダイスの個数や目の数が増加します。

プレイヤーは、ひとつの種を担当します。それぞれの種は、種の種類・天敵からの防御・繁殖に適した地形と移動速度・繁殖数・障害地形の移動・環境変化への耐性と、6つのカテゴリに分類される特質を持っています。特質の内容はカテゴリごとに1枚のカードを引いて決まります。

moon Gamer

プレイヤーの行動はこのようなルーレットを回して決まります。moon Gamer 懐かしのスタイル。まさにヴィンテージ。

矢印で選択される行動は2つあり、それを順番に実施します。繁殖・移動・攻撃(2つの方法があります)・障害地形の配置・環境変動など、指定される行動はいくつかあります。

さて、マップ上では厳しい生存競争が繰り広げられます。ある種のコマが他の種のコマから攻撃された場合、防御側が攻撃側の種に対して耐性を持っていない限りは無条件で敗北(コマの除去)してしまいます。また耐性を持っていたとしても、コマの目が大きいとやはり負けてしまいます。大変にブラッディな戦闘ルールと言えましょう。

自分の種が競争に向いていないと判断したのであれば、これを変えてしまうことも可能です。ルーレットで「種の変更」が選ばれたら、種の特徴を表しているカードを引き直すことが出来ます。これによって、自分の種を変えたり、あるいは耐性を示すカードを変えるなどが行えます。ただしカード引きはランダムですから、都合良いカードを引くことが出来るかどうかは運次第です。

このゲームをヴィンテージゲームたらしめているのが「環境変化」によって引かれるイベントカードの内容です。その効果は極端に大きく、しかもそのほとんどがバッドイベントだったりします。おかげでカードが引かれるたびに場の状況は大きく変化しますが、残念ながらゲームの面白さには繋がっていないように思いました。このセッションでも、たった1枚のイベントカードで20個ほどのダイスが一気に盤上から消滅してましたし…moon Gamer

基本的なアイデアは筋が良く、見るべき優れた点がいくつもあります。それだけに、バランスが悪いと捨て置くにはちょっともったいない作品ではあります。惜しい。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/8434


レポートは以上です。

atogさんが持ち込んだ味のあるゲームを堪能した1日となりました。本日プレイしたゲームはどれも独特のフレーバーにみなぎっていて、それを実際に体験することが出来たのはゲーマー冥利に尽きる思いです。ありがとうございました。

本日はお疲れさまでした>参加者各位
また次の例会でお会いしましょう。moon Gamer