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8日(日)は、浅草にて開催された「ゲームマーケット2007」に行ってきました。会場のそばにある浅草寺では花まつりのイベントがあったようで、浅草の街はけっこうな人手でにぎわっていました。

[ゲームマーケット2007]

http://gamemarket.jp/

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若干の紆余曲折があって、今年は一般参加者として入場することになりました。前日には睡眠導入剤のチカラを借りて8時間睡眠をしっかり確保。早起きして9時前には到着したのは予定通りだったのですが、すでに会場前には長蛇の列が…moon Gamer

一昨年に一般参加した時には、9時15分くらいに来ても前から20番目くらいだったので、今回もそのくらいの感覚でいたのですけれども、聞いた話では昨年から急に開場前に並ぶ参加者が増加したとのこと。昨年、僕はサークルブースの中にいたので、この傾向に全く気がついていませんでした。大不覚。ということで、写真のように僕は「70」の整理券を受け取ることになりました。

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そして10時開場。お目当てのブースをそそくさと早歩きで巡ります。相変わらず人気の高いサークルのブースには列が出来ていましたが、僕はひとまずそういうところを避け、事前のチェックで何となく気になったところから優先して回ることにしました。その後で(ダメもとで)人気サークルをあちこち回ってみたのですけれども、意外と残っているゲームがありまして、おかげでだいたい目的のゲームは手に入れることが出来たと思います。

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で、サークルの方が一区切りついたので、最後の〆としてゲームストアバネストさんのブースへと向かいました。ここにも当然のごとく長~い行列が出来ていましたが、ほとんどのタイトルは在庫がたっぷりあるはずなのであまり心配せずにいたのですけれども…

ここでな~んと、お目当てだった「バトルロア」と「コロッセウム」が、自分の5~6人くらい先で早々と売り切れてしまったという…/(^o^)\ナンテコッタイ まぁそれでも「1861」とか「グアマティラカフェ」とか、バネストさんだけで、だいたいよんまんえんくらい買いまくりました。写真は購入したゲームの山(もう数点あります)。

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以下、主にサークル系のブースで購入したゲームのいくつかをご紹介しましょう。まずは「チームきりたんぽ(仮)」さんで購入した「仔ぶた急便」「ドンペリ」「LIVING DEAD Till Dawn」の3点です。

チームきりたんぽさんは、昨年に大きな評判を呼んだ小箱作品3点を再販し、さらに新作も投入してきたという気合いの入りっぷり。そしてその新作「仔ぶた急便」は、このサークルのお家芸ともいえる味のある手作りコンポーネントが素晴らしい逸品。早くプレイしたいです。

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コンポーネントといえば、「骨折ゲームズ」さんもボリュームたっぷりで高品質な作品が出品されていました。その名も「大量絶滅」

このゲームはプレイタイムもルールも長い重厚な作品です。三葉虫の進化と生存競争をテーマにしたという点でも珍しく、こちらもプレイするのが今から楽しみです。

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この3点は「Hammer Works」さんで購入したものです。特に「City Plan 2.0」は、初版を買い逃したので個人的には大変にうれしい再版でした。

他の2点は OKAZUさんデザインの作品。まだ詳しく見ていませんが、いずれもルール書式がかわいいイラスト付きで読みやすかったのが印象的でした。

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これは今回の目玉作品のひとつと言ってもいいでしょう。「東京電機大学アミューズメント研究会」さんで販売されていた「電力会社(新版)」のオリジナル日本マップです。ちなみに裏は北海道マップになっています。

実は制作過程から、制作関係者の田中風太郎さんからちょっとずつ情報をいただいたりしていました。改めて完成品を見てみると、ボードの品質が極上で、制作者たちの強いこだわりが感じられます。あらゆる意味で素晴らしい創作物だと思います。

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そしてゲームマーケットといえば「カワサキファクトリー」です。新作「ルールの達人」は、カワサキさんらしい悩ましさと笑いに満ちあふれた軽妙な快作。

テストバージョンのプレイレポートはこちらのエントリーからどうぞ。

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これは「教育ゲーム開発集団 GARDEN」で委託販売されていた「ふぃぶふぁぶ」。内容はあの「ファブ・フィブ」そのものです。

「ファブ・フィブ」のパブリッシャーである Kidult Game が活動を停止してしまったため、有志がそれをリメイクしてしまったという作品。カードはオリジナルイラストで、絵師はあのぬまっちさん

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「B2FGames LLC」のブースでは「エレメンツ」と「くいずです」の2点を購入しました。

このうち「エレメンツ」はSGCの面々とさっそく遊びました。さっぱりしたひねりが効いてるライトな佳作。僕は面白かったです。ゲームの内容が文面からちょっと把握しずらいので、ルールの文面は良く読みましょう(実際にやってみれば簡単なゲームなんですけれども)。

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僕はフリーバザールってあんまり利用しないのですが、今年は「Früchtchen」というカードゲームを買いました。このゲーム、カードゲームなのに大量のダイスが同梱されているというあたりが個人的なツボに入りまして。moon Gamer

BGG の評価は当然のごとく低調ですが、そんなことはどうでもいいのでぜひやらなければ。

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秀逸なアートワークが目を引く「Attick to Cellar」は、「もみあゲームズ&シャッツキステ」さんらの共同製作によるゲームです。

「シャッツキステ」とは秋葉原にある実在のメイド喫茶。このお店とのコラボ作品という実にユニークな取り合わせが話題を呼んだようで、朝一番からブースの前には行列が出来ていました。ゲームの方は、幽霊が取り憑いたお屋敷にメイドさんたちで乗り込むという感じです。ただ、ルールの方はけっこう歯ごたえのある内容となっていました。

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写真の3点はすべて別サークルです。左は「Josee Design」さんの「テレパス会議」。昨年「百科審議官」で一大旋風を巻き起こした千石一郎氏によるコミュニケーションゲームです。

右上は「ボードゲームのおもちゃ箱」から「ハーメルンのたて笛」です。デザインはさとーさん。お得意の変則トリックテイクで、puppiさんの手によるアートワークはデザイン賞をあげたいくらい。

右下は「ろーる屋」さんで購入した「SOS団の待合」。もちろんテーマはハルヒ。ラミー系のライトなノリ。

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これはスタッフコーナーの端っこで販売されていた大型の布製バッグです。イラストは田中としひさ氏によるマスコットキャラ(あのキャラに名前はあるのでしょうか?)。1人1点のみの少数販売ということもあり、まぁせっかくなので買っときました。

こんな感じで、欲望のおもむくままに買ったゲームは以下の通り。

数えてみたら全部で約40点。でもこれが全部キャスター付の大型スーツケースに入りました。おかげでものすごい重さになりましたけど。というころで今年もやっぱり、階段が異常に多い浅草駅(都営浅草線)でえらく苦労しました。自分で言うのもアレですが、よく持ち帰れたものだなぁ…

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順番が前後しましたが、会場では最後に恒例のオークションを見学しました。近くにいた顔見知りの方々と、あれやこれやと一緒にツッコミをいれつつ、オークションそのものには参加しないでただ眺めていました。興味のあるタイトルが無かったわけではないので、来年あたりは思い切って手を挙げてみようかしら。

これにて予定はすべて終わり。会場内では、たくさんの方々とご挨拶やらおしゃべりが出来て楽しかったです。今年は会場でゲームをあまり遊べませんでしたけれども、ゲームマーケット全体の熱気に包まれて、とても幸せな1日を過ごすことが出来ました。

参加したみなさま、どうもお疲れさまでした。
また来年もお会いしましょう。moon Gamer