17日(土)は、千歳烏山のゲーム倉庫にてゲーム会を開きました。本来、このゲーム会は魔ゲーム会の枠(枠?)だったのですが、魔ゲーマーのおひとりであるファラオさんがお忙しくて参加できなかったために、今回は、かゆかゆさん・カワサキさん、それに僕の3人で行われることとなりました。

3人だからいつもの魔ゲーム会ではないため、「未プレイのため未評価会」という名前にしておきました。いや、別に名付けなくても良かったのですけど。ちなみに名付けたのは僕です。これは言葉通りの意味であって、他意はあんまりありません(←あるのかよ)。略して「未ゲーム会」。「ま」が「み」に変わっただけですが。次は「む」のネタを考えなきゃ。

まじめな話、実は魔ゲーム会の本来の意図としては、こちらの方が近いと思います。今回も延々と11時間以上にわたって、3人とも未プレイのため未評価なゲームを18ゲームもプレイし、新たな発見がたくさんありました。いやほんとに。

この日は朝から秋の終わりを思わせる冷え込みを肌で感じました。冬はもうすぐそこです。


ダブルストン / 学研

頭がよくなるらしいっすよ?

moon Gamer

カワサキさんが先に到着したので、時間稼ぎに2人ゲームをエントリーしました。6×6マスのボードに、盤上に配置された自分のコマに隣接するように1個配置します。その時に隣接した相手のコマをひっくり返すことができます。最終的に自分のコマが配置されたマス数が多い方が勝ちです。

このゲームは、先手の僕が何となく最初に打った手が悪手で、あとはずるずると、なすすべもなく押さまくって大敗。そういうゲームなんでしょう。コンポーネントが良い素材で製作されていたのが印象深かったです。
http://shop.gakken.co.jp/shop/order/k_ok/goodsdisp.asp?code=1575022100


SWEET×SWEEP aWAY / もみあゲームズ×シャッツキステ(創作ゲーム)

コラボ第2弾。

moon Gamer

基本的には「はげたかのえじき」です。なのでお手軽と思いきや、なんかルールが多いな…

まず場に1枚の「お仕事カード」がめくられます。プレイヤーは手札から1枚のメイドカードを選択して伏せて出し、一斉にオープン。お仕事カードに「↑」とあれば最も高いメイドカードを出したプレイヤー、「↓」であれば最も低いメイドカードを出したプレイヤーが、そのお仕事カードを獲得します。

この時、同値のカードはキャンセルされて、次位以降のメイドカードを出したプレイヤーが獲得する、というのは「はげたかの~」と同じ。誰もお仕事カードを獲得できない状態になったら「ガイスター」というNPCがお仕事カードを取ります。

これだけなら簡単なのですが、手札には他に「P」「N」など特殊カードや、お仕事カードの方にも特殊カードがあります。これらの例外処理や例外処理が組み合わさった際の処理にルールの記述が多く割かれています。この部分の冗長さが少なからず気になりました。

かと言ってその冗長さがなければ「はげたか」そのものになってしまうわけで… まぁ、メイドさんが好きならどうぞ(と強引にまとめてみる)。
http://tablexx.hp.infoseek.co.jp/creation/ssa/index.html


アースノイド / WPG(創作ゲーム)

これも基本が「はげたか」。

moon Gamer

できるだけ隣接した惑星(月は衛星ですけどそれはそれとして)を取ることでポイントを競うお手軽ゲーム。

各プレイヤーは「2」~「9」までの数字カードを持ち、ルールに規定された順に惑星カードの競りを行います。ひとつの惑星での競りは、手札から1枚カードを伏せて出して一斉オープン。同値キャンセル後の最高値を出したプレイヤーが、該当する惑星を獲得します。

これをすべての惑星カードが競り落とされるまで8回くり返します。最後に落札した惑星カードの得点に、ボーナス得点を加算して、総得点の多いプレイヤーの勝利です。シンプルなバッティング系ゲームでした。特にコメントもなしで。
http://air.ap.teacup.com/wpg2/10.html


カルセドニーサーガ / 豪傑男爵(創作ゲーム)

TRPGが原作です。

moon Gamer

「異界戦記カオスフレア」をベースにしたお手軽カードゲームです。

7枚ずつのカードを持ちます。手番で1枚カードを引き、手札にシナリオカードがあれば場に1枚まで出すことが可能です。その後で、場に置かれたシナリオカードのうち1枚を選択し、手札のカオスフレアカードを使って解決を試みることが可能です。

これは、1~4枚までプレイ可能なカオスフレアカードのパワーの総計と2D6のダイス目を合わせた値が、解決しようとするシナリオカードの目標値以上であれば成功です。成功したシナリオカードは獲得され、勝利ポイントと特殊効果がもたらされます。失敗したシナリオカードはそのまま場に残ります。いずれにせよ、プレイされたカオスフレアカードは捨てられます。

こちらのシンプルといえばシンプルなゲームです。システムにひねりがなく、ようするに手札とサイコロだけで勝敗が決まります。原作ファンが空き時間にプレイするゲームなんでしょう(そんな感じのことがルールにも記載されていますし)。


Flying Subject / 茶味書房(創作ゲーム)moon Gamer

本会御用達の茶味書房の新作。

moon Gamer

中学校でのUFO論争で、肯定派・否定派が互いに相手より大きなグループを作ることを競います。残念ながらかなりの問題作。

目的はキャラカードを集めること。キャラにはいくつかの能力がありますが、重要なのが「UFO度」。これがマイナスならUFOに対して懐疑的で、プラスなら肯定的という意味です。この度合いを「属性」といいます。

属性をより高めるには「証拠カード」を使います。例えば「科学専門誌」をキャラカードに付けるとより懐疑的となり、TVのUFO特集番組を見せると肯定的になったりします。ベースになるUFO度は-3~+3くらいの幅であったと思います。

ゲーム開始時にまず自分の分身となる自キャラをランダムに1枚だけ決め、そのUFO度(属性)に基づいて仲間(他のキャラカード)を集めます。これを「勧誘」と言います。勧誘しようとするキャラが、自キャラと同属性で、しかも自キャラの方が属性的に大きかった時には、その勧誘は自動的に成功します。そうでなければルールに準じたチェックで勧誘の成否を判定します。

実はこの処理に問題があります。自キャラはランダムに決まってしまうので、その属性の高低がそのまま有利不利に直結しているのです。属性は証拠カードで多少の補正は行えますが、最初の値が大きい方が有利に決まっています。なので、例えばUFO度が「0」のキャラが自キャラに選ばれてしまうと、それだけで大きなハンデとなってしまうのです。

キャラカードに証拠カードは1枚しか付けられず、しかも変更は不可(自キャラ、証拠ともに)なので、なおさら最初にキャラ決めが重要となってしまっています。ということで、このゲームで僕はUFO度が「0」の自キャラとなって大惨敗しました。このキャラではとても勝てません。


1億6千万円くらいの(以下略) / 創作ゲーム moon Gamer

タイトル長いな。

moon Gamer

正式タイトルは以下の通り。「1億6千万円くらいの借金をかかえた不幸そうな女顔の執事を、ひきごもりぎみのチビなお嬢様や、完璧超人の生徒会長やら、年上の優秀なメイドさん、ハムスターなオーラの普通の女子高生たちで奪い合うゲーム。女装もあるよ」。ようするに「ハヤテのごとく!」?

ちなみにルールは一言で言うとババヌキのミゼール+特殊効果です。他プレイヤーから取ったカードと手札でペアが出来たら捨てることが出来て、そのカードに特殊効果があれば起動します。そして特定のカードを最後まで持っていたプレイヤーの「勝利」です。

…まぁ、ババヌキにコメントするのも野暮ってもんでしょう。moon Gamer


もっ☆てけ / くらげシステム(創作ゲーム)

「らき☆すた」原作のカードゲーム。

moon Gamer

場札と同じ種類のカードを手札から出して獲得し、得点を競うゲーム。切り札っぽい感じのルールがあったりします。原作ファンなので、けっこう楽しめました。カードイラストはキレイにがんばって描かれていますが、もうちょっと似ていたらなぁ…

まず各プレイヤーはキャラカード(こなた・かがみ・つかさ・みゆき)を1枚取ります。ゲームには同名のカードごとに3枚ずつあります。その3枚には「1」~「3」の番号が付いています。3人プレイの場合は8枚ずつのカードが各プレイヤーに配布され、残りは山札となります。そして山札から1枚のカードをめくって置き、これが最初の「ラッキーカード」となります。

各ターン開始時、山札からカードが1枚オープンされ、このカードを手札によって獲得していくのがゲームの目的です。まず手札から全員が伏せて1枚を出し、親から順にオープンします。この時、場のカードと同名のカードを出せば、場のカードとペアにして獲得します。他のプレイヤーも同名カードを出した時には、ラッキーカードの状況によって強弱が決まります。

また、他プレイヤーが獲得しているカードと同名カードをプレイすることで、それを奪い返すことも可能です。これもラッキーカードの状況で判定します。なお、ラッキーカードを替えるプレイも可能です。最終的な得点は、取ったカードの得点に、自分のキャラにマッチしたカードごとに加えられるボーナス点を加えた合計点が多いプレイヤーの勝利です。

これはですね、「らき☆すた」にどれだけ感情移入しているかどうかで面白さが決まるキャラゲーです。とはいえ、ゲーム自体も花札をベースによくまとまっていて、それ自体もよく作られていると思いました。あとはイラストの好みが…(←しつこい)。
http://homepage3.nifty.com/MOMII/kurage/motteke.htm


LOLITA a la carte / 楓工房(創作ゲーム)moon Gamer

ロリータ・ファッションってこんな細かく系統が分かれていたんだ…

moon Gamer

自分が担当する少女の好みに合うアイテムカードを集めて、より多くの得点を競います。ロリータ・ファッションに関する用語がたくさん出てきますが、それらを知らなくても問題ありません。

まずルールに沿って、少女カードが3枚ずつ選択されます。少女カードには、その少女が好むロリータ・ファッションの「ジャンル」と「コンセプト」が書かれています。

親はアイテムカードの山札から、プレイヤー数の2倍の枚数のカードを引き、そこから1枚を選んで取ります。その後で次のプレイヤーへ残ったアイテムカードを渡します。これを最後のプレイヤーまで行います。最後のプレイヤーは2枚のカードを取って、今度は逆順に残りカードを回して1枚ずつ取っていきます。この処理をもう1回行って、全員の手札を4枚にします。

この後は、手番順に山札から1枚取って手札に入れ、その後で手札から1枚を捨てます。これをくり返し、ルールに規定された「コーディネイト」(特定種類のカードセット)が揃ったプレイヤーは「あがり」を宣言します。「あがり」宣言後に他のプレイヤーは1回ずつ、今度は2枚のカードを引いて2枚を捨てる処理を行います。それでコーディネイトが揃ったら「あがり」を宣言することが出来ます。

「あがり」を宣言したプレイヤーは手札4枚をオープンし、ルールに沿って得点計算をします。そしてこの得点計算に使った少女カードを捨て、次のゲームが開始されます。誰かがすべての少女カードを使い切ったらそこでゲームは終了し、総合得点の多いプレイヤーの勝利です。

プレイヤー間の絡みは、各ゲーム最初のカードを取るところだけです。それが終わったら単に良いカードを引けるかどうかだけのソロプレイになるので、ゲーム的な深みはあまり感じられませんでした。ただこれも、テーマに興味がある人は楽しいのかもしれませんね。


Ubongo extrem / Kosmos (Franckh-Kosmos) moon Gamer

「ウボンゴ」は好きなんですがとても苦手。

moon Gamer

ウボンゴの最新形。ヘクス仕様となり、難易度はアップしています。一方スコアリングは単純になっていて、パズルゲームの色合いをさらに濃くしています。

このゲームは3ピースの問題にチャレンジしました。ほどよい難易度のはずですが、時間内に解けなかった問題が3問もあって勝負に絡めず。残念。でも面白かったです。
http://www.boardgamegeek.com/game/31479


Krumble (崩落) / TENKIGAMES moon Gamer

徐々に崩落していく神殿から脱出するゲーム。

moon Gamer

自分のスキルポイントをできるだけ節約しながら、崩落する神殿から脱出することを目指します。読み落としているだけかもしれませんが、原文ルールに一部奇妙な部分があり(図とルールの整合性が取れていない)、また付属の和訳ルールに抜け(文章が途中で切れていたり訳されていないルールがあった)もあるので、正しい遊び方だったかどうか不明です。なので、インプレッションは保留。

ゲームの目的はこの神殿から脱出することですが、隣接するタイルに進むたびに、コストとして3種類あるスキルポイントを(たいていは複数を)消費しなければなりません。このスキルポイントを出来るだけ少なく消費することが勝利のためには必要な条件のひとつです。逆に言えば、他人のスキルポイントは多く消費させるように妨害することもまた勝利への近道になります。

実はこのゲーム、このスキルポイントのマネージメントと、崩れ去る神殿から逃げまどうことが主眼となっています。ゲーム中に何かを得るわけではなく、勝利はスキルポイントの比較によって行われるので、何かを達成するわけでもありません。場が徐々に崩れていく派手さに比べると、何だかすいぶんとストイックな内容です。

そのわりにはダイスによる判定が多くあったりして、今ひとつちぐはぐな感じがしました。いずれにせよ、正しいルールで遊んでみないことにはわかりませんけれども。
http://ejf.cside.ne.jp/review/krumble.html


合戦 / 高天原(創作ゲーム)

「市場のお店」ライクなマトリクス計算。

moon Gamer

各自同構成のタイルを持ち、手番で盤端から1枚ずつ配置していって、最終的にそれぞれのタテ列・ヨコ列の得点計算を行って、それが多いプレイヤーの勝利です。でもアブストラクトすぎて、戦国時代の合戦がテーマなのですが、ゲーム中は「合戦」している感じはしなかったなぁ…

各プレイヤーは同じ構成のタイル9枚持ちます。このうち4枚は数字タイルで、2枚は柵タイル、残りの3枚は色タイルと「+1」タイルです(その配分は人数によって異なる)。まずプレイヤーは手元から1枚のタイルを密かに選び、それを同時に公開します。そして公開されたタイルの種類によってプレイ順が決まります。

各プレイヤーは手番において、自分の持つ任意のタイルを1枚だけ、ボード上に配置することが出来ます。タイルは、ボードの外側から押し入れるようにして配置します。すでにボード上にあるタイルは、新たに配置されたタイルによって押されて位置がずれることがあります(ただし押されることによってボード上から外れることはありません/柵タイルは方向によっては押せない)。

これを各プレイヤーごとに8回くり返します。つまり手元に1枚余った状態でゲームは終わります(これは得点になることがある)。そしてすべてのタテ・ヨコのラインで、ルールに沿った得点計算が行われます。得点の多いプレイヤーの勝利です。

これは難しい。慣れればタイルの動きをある程度コントロールすることも可能なのでしょうか。中盤までの変化の幅が大きくて先読みは至難のワザです。少しやりこまないと楽しさが理解できないタイプのゲームかも。
http://takamagahara.seesaa.net/


組成峰 / 高天原(創作ゲーム)moon Gamer

「そせいほう」と読みます。

moon Gamer

登山がテーマのゲームです。登山の途中で能力を上昇させ(ってなぜ?)、よりたくさんの経験を積んだプレイヤーの勝利です。ボードは機能的で美しいのですが、こちらもテーマとメカニクスがミスマッチのような気がしました。

プレイヤーは、自分のコマが置かれたコマから隣接したエリアへと移動可能です。その際に、移動先の「マーク」が必要になります。これはカードによって得るのですが、これが少しひねったシステムになっています。

まず場にランダムに5枚のカードがオープンされています。そして1枚のカードにはマークがひとつ描かれています。プレイヤーは最初に手札を1枚だけ持っていて、これを場の任意のカード上に重ねるように配置します(ただし配置しようとするカードと異なるマークでなければなりません)。結果として、やはり5枚のカードが場に見えていることになります。

そしてその5枚のカードのマークが、これから移動しようとするエリアに描かれたマークに含まれていれば、自分のコマをそのエリアへと移動させることが出来ます。さーて、おわかりになりまして?

そして、移動に必要なマーク数と、それが何組できたかによって得点(経験)が計上されます。またこの時、使用していないカードがあれば、そこに描かれたマークに対応する「能力レベル」が上昇します。そして、先ほど重ねて下になったカードを自分の手札として持ちます。

さて、手札はゲーム開始時には1枚しか持っていません。しかし、自分の任意の能力レベルを1段階下げることによって手札上限を1つ上昇させることが出来ます。これは手番で1回だけ行うことが出来て、最大で5枚まで増やすことが出来ます。

ただし、手札は多ければ良いわけでもありません。というのも、手番では手札のすべてのカードを場のカードに重ねて置かなければならないためです。つまり、場に必要なカードがあったとして、それが使えるとは限らないのです。なので、同じ手続き(任意の能力レベル-1)で手札を1枚減らすことも可能となっています。

他にも細かなルールがありますが省略。ボードの中央にある頂上マスに誰かのコマが到達したらゲームは終了し、その時点で得点の高いプレイヤーの勝利です(登頂はゲームの終了条件でしかない)。

リソースコントロールが中心のアブストラクトゲームです。その構成は一風変わっていて、このアイデアをまとめ上げたことは評価に値します。ですが、上にも書いたようにおよそ「登山」というテーマと乖離した内容に強い違和感がつきまといました。そもそもなぜ登山中に登山者の能力がぐんぐんと上昇するのでしょうか?(しかも使わない能力ほど上昇するというのも不条理です)。

他にも、他プレイヤーの手番ではほとんど何もすることがないこと、そのわりには他人のプレイ結果に自分の方針が左右され過ぎること、そして特殊効果のバランスなど、ゲーム性に関わる部分で疑問を多く感じてしまいました。ルールがとても読みづらいのも問題かと。

全体の整合性は取れていますので、プレイそのものは問題ありません。批判的なことを書きましたが、見るべき点も多くある作品ではあります。少し変わったメカニクスのゲームにチャレンジしたい方はどうぞお試しを。
http://takamagahara.seesaa.net/


Red Hot Silly Dragon (ドラゴンはお熱いのがお好き) / Tilsit

気まぐれなドラゴン。

moon Gamer

ドラゴンの棲む洞窟に冒険者を送り込み、ブレスを避けながら宝物を持ち帰るダイスゲームです。

ラウンド開始時に、ドラゴンカードを1枚オープンして、このラウンドにドラゴンがどのくらいの火力のブレスをどのくらいの長さで吐くかが提示されます。ただし、それはおおざっぱな情報でしかわかりません。この情報を踏まえて、手持ちの冒険者コマをひとつだけ選んで洞窟に送り込み、その後にドラゴンブレスの威力をダイスで判定します。

冒険者コマは複数あって、それらには「耐火力」という数字がひとつ付けられています。これはどのくらいの威力のブレスに耐えうるかという能力値です。ただし、耐火力が大きいほど足が遅いので、洞窟に送り込む順番は後の方になります。

洞窟は6マスあり、ドラゴンに近いほどより多くの宝物が取れる可能性があります。しかし近いほど強力なブレスが吹きかけられる可能性が大きくなります。ひとつのマスには1個の冒険者コマしか置けないので、耐火力が低いほど有利なポジションを先に取りやすくなっている、というのがジレンマのキモ。後はダイス次第です。

特殊効果のあるカードがたくさんありますが、言語依存はしていないのでわかりやすいです。一種のギャンブルゲームであり、そのノリで軽く楽しめました。人数が多い方がもっと面白いでしょうね。
http://ejf.cside.ne.jp/review/redhotsillydragon.html


Alice(rainbow roses) / 操られ人形館(創作ゲーム)

品評会で高評価を得るために花壇を花で飾りましょう。

moon Gamer

自分の前に並べられた3つの花壇に、手札の花カードを植えて、より高い評価(得点)を目指すカードゲームです。ルールの記述にやや問題があって、あれこれ確認しながらのプレイとなりました。

ゲームの中間目標は、自分の前に並べられた花壇のいずれかに、花カードを5枚置くことです。その5枚のうち、3枚以上が同じ花のカードであれば得点を獲得します。またこの5枚セットの花カードは「作品」と呼ばれ、プレイヤーの収益やカード補充能力を増加させる効果もあります。

手番ではまず資金としてコインを受け取り、次に自分のストック(予備の山札)と手札を交換するかどうかを任意に決めます。次いで山札から花カードを補充します。そして手札の花カードを花壇にセットします。最初の花カードにコストはかかりません(支払ってもよい)。2枚目以降はコストを支払います。

コストを支払って植えた花カードに特殊効果があれば、それを実施します。これで花壇に5枚そろって作品が完成したら、それを「提出」して必要な処理を行い、花壇を空けます。最後に、未使用のコインを場に戻してターンエンド。

デザイナーがあれこれ考えた意図はよくわかるのですけれども、それが1回のプレイだけではよく伝わってこないタイプのゲームです。というのも特殊効果が多く、その内容が決定的ではない(効果的に使うには、何回か積み重ねるか、複数の効果を合わせるか、あるいは特定のタイミングを待つか等々)ために、使いこなすには慣れが必要だからです。

また、この特殊効果の多さが、ゲーム性はともかくとして、テーマ性を薄めてしまっているのが残念。プレイヤーは何をしているのか、強力な特殊効果が登場する中盤以降からよくわからなくなりました。ともかくも、ゲームの全体像が見えていないので現時点でインプレッションは保留です。回数をこなすと面白そうではある作品だとは感じました。

あ、でもひとつだけ苦言。これもやっぱりルールの記述に問題があります。わかりにくい。とりあえず説明書の紙が複数枚あるならノンブルくらいは付けませんか?
http://www.geocities.jp/tunezitugu/mini/Alice.html


ワルキューレの冒険 / ナムコ moon Gamermoon Gamer

何かに取り憑かれたように90分も。

moon Gamer

ファミコン版「ワルキューレの冒険」が原作のボードゲームです。基本的にはスゴロクですが、もちろんただのスゴロクよりは自由度が高く、また原作ファンならにやりとしてしまう仕掛けやルールが随所にあって、思った以上に楽しめました。

でもまさか本日最長ゲームになるとは… なぜか途中でやめようという気に誰もならなかったんですよね。でも他の同人ゲームについてさんざん書いておきながら、このスゴロクに毛の生えたようなゲームを最も長く遊んでいたわけですから、まったくもって説得力のカケラもありませんなー。あははは。moon Gamer


Caramba! (カランバ) / Tilsit moon Gamer

個人的には本日最大の収穫。

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手札限定の競りとカードマネージメント、それに木箱(得点源)のやりとりが面白いカードゲームです。よくあるルールにちょっとした工夫を盛り込むことで、それが独自の味として楽しめます。でも特殊カードはいらないかな。

このエントリーが長くなってきたので、ゲームの詳細については後日のレポートに回します。デザイナーはシャハト。なので3人プレイがベストではないかと。今後も3人限定でプレイしたいと思います。
http://ejf.cside.ne.jp/review/caramba.html


エコノミックゲーム / 丸亜興業(創作ゲーム)moon Gamer

経済問題は簡単に発生し、そして簡単に解決する。

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ゲームマーケットで無料配布されていたらしいカードゲーム。競技性よりも、経済の諸問題についての教育・啓蒙が目的のような気がします。ゲームとしてはシンプルな絵合わせにインフレ得点ルールが加わったに過ぎず、特に見るべき点はありませんでした。
http://www.k5.dion.ne.jp/~marua/


マイティランドロード / カナイ製作所(創作ゲーム)

そして本日の〆はこちら。

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宿屋の主人となって、多くの客を泊めてお金を稼ぐゲームです。大量のカードと特殊効果に目がくらみそうですが、ルール自体はそれほど複雑ではありません。

細かいルールがたくさんあるので概要だけ。各プレイヤーは3つの「ルームカード」を自分の前に並べておきます。簡単にいうと、ここに「客カード」を呼び込み、そして客の望む「宿泊条件」をクリアすることで「報酬」を得ることが出来ます。ゲームの目的は、この報酬によってお金を得ることです。

客カードを自分の宿に宿泊させるには、客カードに記載された宿泊条件をクリアしなければなりません。それは、キャラクターカード(=宿屋の主人)と手札からプレイするカード(トランプです)の数値やスート等々で判定されます。キャラクターカードには4種類の能力値があり、それぞれ得意分野が決まっています。

客の望み(=宿泊条件)が、キャラクターカードの得意分野と合致していればよいのですが、そうでないこともしばしば起こります(他プレイヤーによって、不得意客を押しつけられることもある)。

首尾よく客を宿泊させることに成功したら、客カードに書かれた報酬が受け取れます。しかし失敗したら、違約金(これもカードに記載されている)を支払わなければなりません。

他にも、特殊効果で手助けをしてくれる「パートナーカード」や、キャラクターカードごとに固有の「スキルカード」が6枚ずつ(これも特殊効果)あるなど、ボリュームのある内容になっています。

ゲームは全6ターン。悩みどころは多く、多くの特殊効果も加わるので、終わるまではけっこうな時間がかかります(ルールにも60~90分とあります)。このセッションは3ターン終了時に時間切れで協議終了となりました。

手札の数値幅は大きい(なにせトランプなので)ので、それによってたいていの判定に大きく影響が及びます。1コインを争う細かい競技性と各種手続きの多さに比較すると、この大ざっぱな手札の扱いはやや疑問に思いました。特殊効果のコンボが決まると確かに楽しくはありますが、それ以外はランダム要素が大きくて、勝敗にこだわって深く考えても仕方ないみたいです。

デザインコンセプトは明確で、またテーマとメカニクスの整合性は取れており、デザイナーがプレイヤーに何を楽しませようとしているかはよく理解することが出来ました。
http://kanai-factory.web.infoseek.co.jp/


レポートは以上です。

この時点で23時を回り、終電を気にしなければならない時間帯となってしまいまして、残念ながらアフターはなしで。たくさんお話したいことがあったのですが、それはまた次の機会にしましょう。

11時間以上の長丁場で倒れそうなくらい疲れましたが、お腹いっぱいの幸せな時間を過ごすことが出来ました。魔ゲームは不滅です。またの機会にはぜひよろしくお願いいたします。今度こそファラオさんを入れたフルメンバーで楽しみましょう。moon Gamer