18日(日)は、地元は千歳烏山で行われたSGCの11月例会に行ってきました。前日がハードなゲーム会だったので体力的にはかなり厳しいものがありましたが、電車移動がない分だけ余計に睡眠時間を取ることが出来たため、何とか1日を最後まで持たせることが出来ました。

昼間は少しだけ気温が上がった気持ちよい陽気でした。しかし夜になっていきなり冷え込みが厳しくなり、寒くて息が白くなっていました。みなさま体調管理にはくれぐれもお気を付けください。


Origo (オリゴ) / Parker Spiele moon Gamer

クラマーらしい重厚なスタイル。4人。

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ボード上でコマが飛び跳ねる陣取りゲームです。ボードはヨーロッパの古い勢力地図を図式化したものです。プレイヤーは手番において、以下のアクションを行えます。

拡大

空いているマスに自分のコマを配置します。これはカードを使います。カードには、一定の範囲内に配置される場所が指定されています(タテまたはヨコ列のいずれか、国のいずれか、自コマ隣接マス、海域マスのいずれか)。「攻撃」を行わなければ「拡大」を2回行えます

攻撃

建国したり、コマで埋め尽くされた海域のいずれかを占めるコマに対して攻撃を試みます。これもカードを使用することで、戦闘ポイントを上昇させることが可能です。「拡大」を行わなければ「攻撃」を2回行えます。攻撃に敗北した側のコマは、ゲームから取り除かれます。

移住(陸上移動)

陸地上の自コマを隣接マスへ移動させます。カードは不要です。しかし1手番に1個のコマしか移動できません。移動先が海域でも構いません。また、隣接するマスに自分のコマがあれば、それを「飛び越えて」向こう側の空いたマスへ移動可能です(飛び越えるマスは直線的でなくてもよい/"飛ぶ"というより"伝う"という感じ)。

航行(海上移動)

海域上の自コマを隣接マスへ移動させます。カードは不要です。移動先が陸上でも構いません。すべての海域上の自コマを1回ずつ移動可能です。航行も、自コマを「飛び越える」ことが可能です。

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ある国のすべてのマスにコマが埋められたら、その国は「建国」します。ある国を建国させたプレイヤーは得点が入ります。また、4番目・8番目・12番目の国が建国されたラウンド終了後に得点計算が発生します。また12番目の国が建国されたラウンド終了時にゲームも終了します。

得点計算では、大きく3つのステップを経ます。まず「一族」。3つ以上のコマが隣接している状態を一族と言い、一族の大きさを順位で得点が計上されます。続いて「海軍力」。海域に置かれたコマの多い上位2位のプレイヤーに得点が入り、また海域上のコマ1個について1点が入ります(全員)。

最後が「国」。盤上の12ヶ国について、各国内のマスに誰がコマを多く置いているかを判定します。これは上位3位まで判定され、順位に応じた得点を獲得します(同点はひとつ下の順位の得点を獲得)。また、ある国のすべてのマスを占めているプレイヤーは、1位の得点+2点を獲得します。

得点計算後、最も得点の低いプレイヤーがスタートプレイヤーを決めなおします。こうして、すべての国が建国されるか、誰かがコマを使い切るか、あるいは全員が何も行動しないで連続パスした時にゲームは終了します。得点の高いプレイヤーの勝利です。

攻撃要素があるため、ルールを読んだ直後はウォーゲームっぽい展開になるのかな? とも思ったのですが、実際にはユーロスタイルな陣取りゲームの趣きを強く感じさせるゲームでした。手札で行動の制限がなされているので、生粋のウォーゲーム畑の人はむしろ奇異に感じるかもしれません。

得点の獲得方法は多くあり、それらを少しずつ積み重ねることによって勝利を目指すことになります。1枚のカードをいかに効率よく得点へと昇華させるか、それをあれこれと悩む過程が実に面白い。特殊効果は一切ないのも、このゲームに限って言えば正解でしょう。

このセッションでは、2点ほどルール解釈ミスがありました。すいません。それでも「オリゴ」の魅力は十分に感じることが出来たと思います。良いゲームなので、これはぜひとも正しいルールで再プレイしたいです。
http://www.boardgamegeek.com/game/27380


Ziegen Kriegen (ヤギ戦争) / Amigo Spiele moon Gamer

正しいルールで。5人。

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これは楽しいって。自分的に定番ゲームになりつつあります。

「1」~「50」までのカード(カードにはそれとは別にヤギが1~5匹描かれている)を8枚ずつ配り、スタートプレイヤーから1枚ずつ表向きにカードを出していって、最も大きな数字をプレイした人がトリックを取り、プレイされたカードをすべて取ります。

この時、最も小さな数字をプレイした人は、「丘カード」を1枚場に置きます。丘カードには2つの数字が書かれているので、そのうちのどちらかを使うかを指定します。

最初から4トリックまでは、この丘カードの配置を行います(丘カードは4枚まで)。ゲームは全部で8トリック行います。つまり最初に配られた8枚のカードだけでゲームを行います。

最後に、トリックで取ったカードのヤギの数を比較します。これが4枚の丘カードに書かれた数値の合計に内輪で最も近かったプレイヤーの勝利です。ヤギが丘カードの数値合計を越えてしまったプレイヤーは勝てません。

あー、いや、もうルールを説明したってこのゲームの楽しさは伝わらないです。また、ゲーマーであるほど、単に最初に配られたカードだけでその後の流れが決まるようなゲームの何が楽しいのかと思うでしょう。

でも「ヤギ戦争」は面白いのです。メンバーの属性(?)を間違えなければ、こんなにも手軽にニヤニヤ出来るゲームも珍しいと思うのですよ。ゲームを楽しむというよりも、その場の空気を楽しむという感じ。いいアイテムですわコレ。
http://www.boardgamegeek.com/game/31506


Patrizier (パトリツィア) / Amigo Spiele moon Gamer

やっとプレイする機会を得られました。4人。

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カードの行き渡り方が面白い変則的な陣取りです。2ヶ月前にメビウス便で届いた新作ですが、タイミングが悪くてプレイ機会に恵まれずにいました。

盤上には10の都市があり、それぞれの都市には塔を建設するマスが2ヶ所ずつあります。また、それぞれの都市には「契約カード」の置き場所が1つあり、それに1枚ずつカードを表向きに置きます。

プレイヤーは3枚ずつのカードを持ち、手番で1枚をプレイします。プレイしたカードに書かれた都市に、やはりカードに記載された個数の「塔」コマを配置します。塔コマは積み重ねるように配置します。その後で、その都市に置かれているカードを取って手札に入れます。

ある都市に、規定の個数の塔が配置されたらただちに得点計算を行います。2つの建設予定地に立てられた塔の高さと、それに含まれる塔コマの個数によって点数が配分されます。これをくり返し、最後に使用したカードの種類によってボーナス点が加算され、得点の多少によって勝利が決まります。

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競技性にこだわるのであれば、5人は適正人数ではないと思いました。手番が回ってくるまで場の状況が変わりすぎて、先を見越した計画的なプレイが難しいです。そういうことを考えなければ、このカードが配分されるアイデアは面白く、とても気に入りました。

シャハトなので、これも3人が最適なのかなー、とか余計なことを考えながらゲームを進めていたら、やっぱり勝てませんでした。プレイ時間が短いゲームなので、手軽にくり返しプレイ出来そうな小品です。
http://ejf.cside.ne.jp/review/patrizier.html


Der goldene Kompass (黄金の羅針盤) / Kosmos (Franckh-Kosmos) moon Gamer

ますます原作が読みたくなった。4人。

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個人的に2回目のプレイ。同卓に小説を読んでいる方がいましたよ。カードで前進、経験積んで友人作って北極を目指せ、というゲーム。前のポジションにいるほど使えるカードの種類も手札補充枚数も少なくなるというあたりがキモです。

前回のプレイの時も感じたことですが、このゲームは終盤が早い。中盤過ぎまでは経験値稼ぎとかポジション取りで何かともつれた展開になりますが、氷のマスが見えてくるあたりになると、複数の友人効果と、氷マスのおかげでコマが密集しやすいため、見た目よりもよりずっと早く移動可能だからです。

また終盤では、自分より後ろにコマがある時には、氷のマスで手番を終了するのは止めておきましょう。せっかくの障害物なのに、他人にそれを飛び越えさせてしまうのはよろしくありません。相手の経験値を獲得する機会を減らす効果もあります(同ラウンド1位の場合は経験値の差で勝敗が判定されますし)。

moon Gamer moon Gamer

それと、このゲームの華である友人カードは、どれを取っていいものやら悩ましいところ。以下に独断と偏見に満ちた指針など。

「ジョン・ファー」のパンカードを引く能力は単独でも強力ですが、「マ・コスタ」の+1枚補充能力と相性が抜群に良いです。「リー・スコーズビー」の1歩前進能力は経験値稼ぎにも氷マス対策にもなる優れもの。「ファーファー・コーラム」の経験値+1能力は中盤までは重宝しますし、接戦で同ラウンド1位になった時には優位に立てるでしょう。

「セラフィナ・ペカーラ」は、手札に「3」が多ければ経験値稼ぎとポジションコントロールに役に立ちますが、そうでない時には使えません。「イオレク・バーニソン」の氷マス浸透効果を使うのであれば、終盤にぶっちぎりで逃げ切って単独トップを狙いましょう。そういう意味では「マ・コスタ」との相性が良いです。

で、このセッションの結果ですが、自分がトップでゴールするも同ラウンドゴールプレイヤーがいて、なんと経験値1点差で負けました… なんてこったい。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/30239


Caramba! (カランバ) / Tilsit moon Gamermoon Gamer

前日に「発見」した良作。3人。

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ちょうど3人が余っていたので、前日にもプレイして気に入った「カランバ」を早くも再プレイ。やっぱり3人がぴったりのゲームだと思いました。このゲームの目的は「木箱」を獲得することです。木箱は3色あり「2」「3」「4」の数値が振られています。そして獲得すると、それがそのまま得点となります。

ターン開始時、場にこの木箱が、すべての色について少なくとも1個が出るように袋からランダムに取り出します。この後で、この木箱を獲得するために手札で競りを行います。入札は、スタートプレイヤーから順に1枚ずつカードを場に出すか、あるいはパスをします。一度パスをしたら、もう競りには参加できません。

入札カードをプレイする際には、他のプレイヤーの入札状況とは無関係に出せます。またカードには色があり、どの色のカードを出すことも可能です。1手番では1枚のカードしか出せませんが、パスをしない限り、手番ごとに1枚ずつカードをプレイすることが出来ます。

全員がパスしたら落札者を決めます。各プレイヤーが出したカードは、その色ごとに落札判定を行います。各プレイヤーが出したカードの数値を色ごとに合計し、その最高値を入札したプレイヤーが、場にある同色の木箱をすべて獲得します。獲得した木箱は、落札者の前に表向きに置きます。

ある色の木箱を落札したプレイヤーは、入札したカードを捨てます。しかし落札できなかったプレイヤーは出したカードを手札に戻します。そしてターンの最後に2枚のカードを山札から2枚のカードを手札に補充します(全員)。なお手札の上限はありません。

さて、落札した木箱は、即そのまま得点になるわけではありません。落札し、プレイヤーの手前に表向きに置かれた木箱は「保留」したに過ぎません。ターン開始時に木箱を袋から取り出す時には、この「保留」された木箱も含めて判定して場に出します(なので、袋から木箱が取り出されないこともある)。

またある色の木箱を落札した時も、場の木箱だけではなく、すべてのプレイヤーが所有している「保留」した木箱も含めて獲得します。では「保留」」している木箱は奪われるだけかというとそうではなく、2つのメリットがあります。

まずひとつは、入札時にボーナスが得られることです。保留した木箱の所有者が入札する時、入札に使ったカードと同色の木箱ひとつを、入札合計に加えることができます。さらに、保留した木箱は、競りの終了時に1つだけ「確保」する権利を持ちます。

「確保」した木箱は裏返しにしてプレイヤーの手元に置き、ゲーム終了時の得点として計上されます。確保された木箱は入札時のボーナスにも、ターン開始時の判定からも除外されます。

ということで、まさかの2日連続プレイ。いや楽しい。なんか楽しすぎて、木箱の数値バランスとか実は問題がありそうな気がしないでもないけど、細かいことはもうどうでもいいや。過程が楽しければそれでいいんですよ。

ちなみにこのセッションでは特殊効果のあるスペシャルカードは使いませんでした。少なくとも最初のゲームでは使わなくてもいいと思います。実際、まったく問題ありませんでしたし。
http://ejf.cside.ne.jp/review/caramba.html


Gangster (ギャングスター) / Amigo Spiele moon Gamer

これも2回目。今度は5人。

moon Gamer

5人だと終盤に煮詰まるかと思ったのですが、そうでもないみたい。ただプレイヤー数が多いほど自動車がよく動くので、ラウンドが収束する時には、手番が回ってくる前になすすべもなく一気に終わってしまいます。ですので、少ない機会で多くの得点を稼ぐように何とか考えなければならないわけです。あと、全員が勢力バランスを考えてプレイしないと、得点配分が偏りやすいようにも思いました。

moon Gamer moon Gamer

そんな細かいことはさておいて、このセッションはプレイ中の会話が猛烈に楽しくて、ゲームそっちのけでしゃべりまくっていました。特に隣にいたおかかつさんとは掛け合い漫才のようなおバカなノリで話がはずむはずむ。ちょっと疲れていたので、頭のタガがどこか外れていたのかもしれません。いつもこんなノリでゲームができたらいいのになぁ。
http://www.boardgamegeek.com/game/31621


Ziegen Kriegen (ヤギ戦争) / Amigo Spiele moon Gamer

「ギャングスター」が終わって帰ろうかな、と思ったら、人があちこちで余っていたので勢いでプレイ。なーんと禁断の(?)6人。だがしかーし、熱中しすぎて写真撮影を忘れてしまうほど面白かったです。他のメンバーの評価も上々で、しばらくあちこちに持ち歩こうと思います。
http://www.boardgamegeek.com/game/31506


レポートは以上です。なんだかんだと例会の最後まで会場にいました。アフターに出るかどうか少し悩んでいたのですが、夜になって寒さが一段と増したようで、無理をすると風邪をひきそうな疲労状態だったこともあり、早々に帰宅させていただきました。
ともあれ、今回もありがとうございました>SGC関係者ご一同様
今年のSGC例会の中では屈指の楽しい1日でございました。moon Gamer