23日(日)は、地元は千歳烏山で開かれたSGCの3月例会に参加してきました。定刻の13時ちょっと過ぎに会場入りしたら、いつもより多くの人がいてびっくり。いきなり4卓が立ちましたよ。その後も続々と人が集まってついに5卓となる盛況ぶりで、数えたら最大24人が会場にいました。

スギ花粉は地元ではやや抑え気味だったようで、何とか1日を無事に過ごせました。それでもマスクは離せませんけれども。マスクのせいでインスト時に声が通りづらくなって申し訳ない。


Khronos (クロノス) / Matagot

現在・過去・未来。5人。

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3つの時代を旅する冒険者となり、それぞれにふさわしい建物を建築し、最も多くの資産を持つことを目指します。各時代では、軍事力・宗教の影響力、そして市民の総力が、その時代に応じた地位の根源となり、そしてその大きさで支配の判定が行われます。過去に発生した事象の影響は未来に波及し、時には大きな干渉をも与えます。未来はパラドックスによって簡単に変化し、また消滅さえします。しかし過去の出来事は未来にもまた大きなメリットをもたらすかもしれないのです。

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インストに時間がかかったり、5人プレイだとダウンタイムが長いなど若干の問題を抱えてはいますが、テーマは魅力的で、トータルではかなり筋のよいゲームです。実際、かなり楽しめたのですけれども、後で確認したらルールの解釈ミスが2点ほど発見されてしまいました。残念です。またきちんとしたルールでプレイした時にレポートを書き直すことにします。
http://www.boardgamegeek.com/game/25674


Utopia (ユートピア) / Matagot

王子たちが建物を建てまくります。ひとり抜けて4人。

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4つの島からなるユートピアに各国から王子がやってきて、そこに建物を建てさせることで領域を支配し、そして名声が上昇します。立体的なコンポーネントが特徴の少し変わった陣取りです。

各プレイヤーは5種類の王子トークンを8枚ずつ持っています。これらの王子トークンを、タイルやカードで上手く集結させると、エリアを「支配」することができます。エリアを支配すると、そこに支配に使用した王子トークンに対応する文明の遺跡(立体のコマ)が配置されます。つまり遺跡にも5種類あることになります。

5種類の遺跡にはそれぞれ1~5点が割り振られており、これらはカードによって変動します。ラウンドの終了時には、自分の保有する遺跡の価値ごとに得点が加算され、それが50点に達したプレイヤーがいたらそこでゲームは終了し、最も得点の高いプレイヤーの勝利となります。

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飛び抜けたアイデアがあるわけではありませんが、その分システムは堅牢で安心して遊べる内容にはなっています。総じてテンポも良く収束性も良好です。豪華なコンポーネントは素晴らしいのですが、視認性にやや難があり、また王子との関連性がわかりにくいこともあって、この点については差し引きゼロといったところでしょうか。

このセッションでは、中盤に得点的に優位に立ったものの、それによって補充カード枚数が減らされてしまい(そういうルールがある)、そこで停滞してしまいました。終盤に複数のプレイヤーが積極的に遺跡の価値をカードによってガンガン変動させるカオティックな展開となり、その余波でとばっちりを受けてやっぱり得点が伸び悩み、結果は最下位でした。
http://www.boardgamegeek.com/game/31745


Big Points (ビッグポイント) / Schmidt Spiele moon Gamer

しばらくハマりそうな予感。ひとり追加で5人。

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任意のコマを進めてチップを取り、コマのゴール順位によってチップの得点が決まります。最近ではえらく気に入っているゲームのひとつ。

初手で白チップが取れたので5色を取りに行く作戦にしたのですが… 5人だと進行が早くなってこれがけっこう難しい流れになりました。何とか2枚目の白チップを取れたものの、最終的には4色止まりになったのが響いて、僅差ながら2位でした。
http://www.boardgamegeek.com/game/34004


Pandemic (パンデミック) / Z-Man Games moon Gamer

お気に入り2つめ。ひとり抜けて4人。

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襲い来る疫病の魔の手から人類を救えるか!? 短時間で手に汗握るスリルと、パートナーシップの面白さを楽しめる協力ゲームです。初プレイ者が多いので、このゲームも Pandemic カードは4枚入りで。

今回は「Medic(衛生兵)」がいないゲームになりました。なかなか厳しいですが、与えられた役割でベストを尽くすことを考えなければなりません。選ばれた4人の能力の特徴を総合すると、優れているのは「速度」です。つまり、より素早く集結(Dispatcher/Operations Expert)し、そこで効率的にカードを交換(Researcher)して、特効薬の開発を急ぐ(Scientist/Operations Expert)というわけです。

ただもちろんキューブの除去力は低いのが弱点ではあるので、ひとまずアウトブレイクだけは引き起こさないよう細心の注意を払ってうまくコントロールし、最後はぎりぎりのところで逃げ切ってしまうのがベストの展開。さて、そううまく行くものでしょうか?

いやー、これがうまく行っちゃったんですねー。今回も無事クリアに成功して世界は救われました! Pandemic カードは3枚出ましたが、事前に連鎖を防止する形にするアウトブレイク対策を行っていたために、盤上にキューブが多いわりにはそれほど危うい状況には陥らずに済みまして、順調にカードを揃えることが出来ました。

ところで、ひとりでもプレイ経験者がいれば、初プレイ者がいようとも標準ゲームでもいいような気がしてきました。調子のりすぎ? でもそろそろその環境でプレイしたみたいです。
http://www.boardgamegeek.com/game/30549


Down Under (ダウンアンダー) / Bambus Spieleverlag

昨日に引き続き。全メンバー入れ替わって4人。

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より長く、そして得点の高い通路を作り上げることが目的のタイル配置ゲームです。わりと良く見るタイプのゲームですけれども、ほんの少しばかりのアイデアが、面白い味を出しています。

白い通路には動物がいます。ゲーム終了時に「カンガルー」「エミュ」「カモノハシ」が自分の通路上にいれば、それら3体1セットで5点が入ります。しかし「ウサギ」がいれば1つにつき-2点です。ただし、ディンゴがいればこのマイナス点は計上されません(オーストラリアではウサギは害獣でディンゴが益獣らしい)。

5点のボーナスは、通路タイル5枚分に相当するわけですから、実に大きな点数です。ですからタイルを配置する時、これらのボーナスを簡単に人に与えてしまわないように考える必要があります。これがけっこう悩ましい。

このセッションでは、マイナス点を恐れずに序盤からウサギを積極的に捕りに行ってルートを延ばし、最後にディンゴへ接続を成功(マイナス点が消滅)させたプレイヤーの圧勝でした。
http://ejf.cside.ne.jp/review/downunder.html


Big Points (ビッグポイント) / Schmidt Spiele moon Gamer

またまたエントリー。メンツ変わらず4人。

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僕以外が未プレイだったようなので、再びこのゲームを立ててみました。

このセッションでも初手で白チップが取れたので5色チップを取ることを目指したのですけれども、やっぱり4色しか取れず… 好きなゲームなのに勝てない… というか毎回同じ失敗を繰り返すのはなぜ?
http://www.boardgamegeek.com/game/34004


Race for the Galaxy (レース・フォー・ザ・ギャラクシー) / Rio Grande Games moon Gamer

定番を飛び越えて猿ゲーに。全メンバー変わって4人。

moon Gamer

慣れれば15分もあれば終わります。その手軽さ、面白さ、それに日本語シールの公開によってあちこちで盛んにプレイされているようですね。

このゲームも20分ほどで終了しまして、点数を数えてみたら何と勝っていました。おおお、念願の初勝利です! ひたすら軍事国家の道を突き進んでいただけだったのでダメかと思ったのですが、たまたまロースコアゲームになったのが良かったみたいです。
http://www.boardgamegeek.com/game/28143


レポートは以上です。重いものから軽いものまで7ゲームも遊んで燃え尽きました。今回は参加者が多かったので、メンバーの交換が何回か行われたのも良かったですね。参加したみなさま、本日はお疲れさまでした。また次回もよろしくお願いいたします。moon Gamer