11日(日)は、池袋で開かれた袋小路の5月例会に行ってきました。前日からの雨が朝になってもまだ残っており、しかも気温が3月並みに寒くて、オープン例会へ電車で出かけるにはだいぶ悪いコンディションな日でした。それでも会場には40人近い人が集まったそうです。

そういえば、これまで使用していた会場は今回で閉鎖されるため、次回からは新しい会場へ移るとか。


熟語トランプ / ビバリー moon Gamer

「熟語トランプ」とはビリバーから発売されている、漢字が書かれた「トランプ」です。カード1枚1枚に異なる漢字一文字が書かれています。そしてその漢字を利用して熟語を作るさまざまなゲームが同梱の説明書に書かれています。例えば熟語を作るワードゲームとしての七並べとか神経衰弱などです。

この熟語トランプを使って「熟語を作るワードバスケット」、つまり「熟語バスケット」として会場内で遊ばれていたので、ちょっと興味を持って参加してみました。詳しいルールは高円寺すごろくやさんのブログに詳しく掲載されています。こいつは面白かった!

通常のワードバスケットは意外と人を選ぶゲームで、うまく言葉が思いつかないプレイヤーが「地蔵」と化して、何にも出来ないままゲームが終わってしまうことがよくあります。実は僕もそう。でもこの「熟語バスケット」はそれよりもずっと敷居は低くて、とてもプレイしやすいのが特徴です。その証拠に、なんと1回だけ僕が勝ったくらいですから。とても気に入ったのでさっそく購入しました。ちなみに袋小路では、初級編と上級編のカードを混ぜてプレイしていました(けど、難易度は明らかに上がるのでご注意を)。
http://sgrk.blog53.fc2.com/?no=807


König von Siam (シャムの王) / Histogame moon Gamer

「シャム」とはタイの旧名です。3人。

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3つの派閥がシャムの8つの地域で勢力争いを行います。各地域においてどの派閥が支配しているのかは、そこに置かれた「党員コマ」の多少によって判定します。ある地域内に最も多くの党員コマを置いた派閥が、その地域を支配します。

このゲームの面白いところは、これらの「派閥」が、どのプレイヤーにも所属していない点にあります。つまり単純な陣取りではありません。プレイヤーは、ゲーム終了時にシャムで最も多くの地域を支配する派閥に、最も多くの影響力を持つことを目指すのです。

さらに面白い味付けとして、列強イギリスの存在があります。各地域において、1つの派閥が単独多数になっていない場合、なんとイギリスがその地域を支配してしまいます。そして合計で4つの地域がイギリスに支配されてしまうと、シャムはイギリス植民地となり、ゲームは強制的に終了してしまうのです。

勝利条件は、シャムが派閥によって支配されるか、あるいはイギリスの植民地になってしまうかでまったく異なる判定がなされます。派閥によって支配されれば、支配した派閥の影響力を最も多く持つプレイヤーの勝利です。しかし植民地になってしまった場合は、各派閥への影響力が出来るだけ同じになるようにしたプレイヤーの勝利となります。

このセッションは、この勝利条件の違いによる駆け引きが発生しました。というのも、最初の3つの地域がすべて赤(ラオス派)によって支配されてしまい、赤の党員コマを手元に大量に持つプレイヤーが現れたためです。

そこで他の2人は結託して、積極的に地域の支配判定で泥沼の引き分けに持ち込むように仕向けました。その結果、今度はイギリスの支配地域が3地域にまで延びてしまい、あわやシャムは植民地化の一歩手前まで来てしまうことに。これはひどいw

結局、人民そっちのけで行われた激しい政争はラオス派の勝利に終わり、めでたくシャムは地元民の手による支配下に治まることになりました。まぁゲームには負けちゃったのですけれども、最後までどう勝負が転ぶのかわからない流動的な展開を大いに楽しむことが出来ました。プレイヤーの思惑が強く盤面や展開に影響を及ぼすメカニクスなので、同卓のメンバーにも恵まれた結果でしょう。面白いゲームでした。

補足:ゲーム最後のアクションカードをプレイする場合、ルールのより、それをプレイしたプレイヤーが勝利する場合に限りプレイが許されます。この「プレイ」には、アクションカードの効果を実施することだけではなく、党員コマを確保することも含まれるそうです。したがって、「カードの効果+コマの確保」で勝利するならば、最終アクションカードのプレイは行えます。
http://www.boardgamegeek.com/game/29937


Stone Age (ストーンエイジ) / Hans im Glück moon Gamer

セットコレクションな石器時代ゲーム。4人。

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「大聖堂」をライトにしたようなメカニクスのゲームです。リソース獲得にダイスを使うのが特徴。

手番では順番に盤上にコマを配置していきます。コマは最初5個ずつ持っています。それらを手番ではひとつの場所を選んで1個以上を配置します。それを全員が終えたらスタートプレイヤーから順に、コマの置かれた場所に応じたアクションを行います。このあたりはわりと良く見るルールです。

「ストーンエイジ」では、自分の置いたコマをプレイヤーが任意の順番で処理する点と、資源の獲得にサイコロ判定が行われる点に大きな特徴があります。事前の計画はもちろん大事ですが、他の同系統ゲームよりはプレイしやすい印象を受けました。

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このセッションの序盤では、そのサイコロ運に見放されたというか… ダイス2個を2回ふって、どっちも出目の合計が3ってのはどうなのよ。おかげで資源のやりくりにかなり苦労しました。そこで「選択と集中」に考え方をシフト、中盤過ぎまでは文明カードには手を出さず、建物を積極的に建てることを目指しました。

どういうわけだか中盤までダイスロールは悪く、道具も「3」しかない状態ではありましたが、資源の効率的な配分が功を奏したのか、建物に集中することで序盤からずっと得点的にはトップの位置に立っていました。ただ文明カードが手元にない状態がずっと続いていたので終了時のボーナス点を期待できず、あんまり勝っている気はしませんでしたけど。

やっと終盤になって文明カードを獲得するくらいには運も回復(?)し、さらに建物を出来るだけひとつの山から集中的に購入するようにして、ゲームを長引かせないようにしました(長引かせると資源を大量に持つプレイヤーに文明カードを買わせる機会を多く与えてしまうと思ったので)。

結局、「畑2」「道具3」「文明カード4枚」という決して恵まれていない状態ながら、「コマ8個」「建物8件」を獲得し、それに絡むボーナス点を効率的に叩き出して圧勝することが出来ました。あーうれしい。

プレイタイムは2時間くらいかかりましたが、集中していたことと、ダウンタイムがそんなにないこともあって、まったく気になりませんでした。とにかく面白かったので近日中に再プレイ必須です。
http://www.boardgamegeek.com/game/34635


Neuland (ノイラント) / Eggert-Spiele

一方こちらのダウンタイムの長さはハンパない…。4人。

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自分以外は全員が初見でした。前回のセッションで問題のあったゼロアクションプレイは明確に禁止しました。しかしそれでも、ちょっとゲームに慣れた人が集まると、終盤には要所となる建物のブロック合戦が始まってしまい、そのおかげで収束性が大きく低下することには変わりありませんでした…

加えてダウンタイムの長さもあって、残念ながら個人的に評価下落中。プレイ時間が長いのは気になりませんが、待ち時間が長すぎるのは難儀なだけです。こんなにも筋の良いゲームなのになぁ…

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ただ、このセッション中にスピードアップに貢献するであろうローカルルールがひらめきました。もちろんまだ頭の中で考えているだけですが、そのアイデアはこんな感じです。

「資産の建物置き場上からひとつの建物の山が無くなったら、別の資産の山の一番上からタイルを1枚取って、それを無くなった山のあった位置に置かなければならない。山を枯渇させたプレイヤーがこれを行うこと。」

終盤のバランスという微妙な部分をいじるローカルルールなので慎重に検討しなければなりませんが、少なくとも収束性の向上には貢献するはずです。これを試したらまたこのブログでレポートしましょう。
http://www.boardgamegeek.com/game/12681


レポートは以上です。他に持ち込んだ「交易王」がプレイできませんでしたけれども、少しばかり重いゲームが続いたこともあり、疲れていたのでここで帰宅しました。一緒にプレイした方は大変にお疲れさま。また例会でお会いしましょう。moon Gamer