moon Gamer

24日(土)は、センター北にて開かれた「魔ゲーム会」に参加してきました。参加者は、お部屋を提供していたただいたファラオさんと、かゆかゆさん・カワサキさん、それに僕の4人という、いつもの魔ゲーマー4人です。この4人セットの魔ゲーム会は実に1年8ヶ月ぶりです(前回は未ゲーム会、その前は5人のプチ魔ゲーム会)。

まずはいつものお約束から。このゲーム会の主旨は、メンバーのほとんどが未プレイだったり、あるいは現在のところ世間の評価が定まっていないようゲームばかりを持ち寄って、作品を論評したりしつつ意外な掘り出し物を発見することを楽しむことにあります。必然的に同人ゲームが多くなりますけれども、市販ゲームも普通にプレイされます。ここで取り上げられるゲームが魔ゲームであるということでは決してありませんので、その点はどうぞ誤解無きよう。

この日は12時半すぎくらいから開始。午前中はどんよりとした曇り空。午後からは雨の予報が出ていまして、それが当たった日でした。


どこでもドラえもん 日本旅行スタンプラリー / エポック社

世界唯一のドラ魔ゲーマーであるファラオさんリクエスト。

moon Gamer

各プレイヤーには1枚ずつ「スタンプシート」が渡されます。これには9ヶ所の目指す都市マス(どこドラマス)が指定されていて、そこへ自分のコマが到達すると「スタンプ」が押されます。そしてその9ヶ所全部を回ってゴールしたら勝ち、というゲーム。

スタンプ獲得の途中でもらえる「ひみつ道具カード」には相手の動きを妨害する効果を持つものがいくつもあって、これがゲーム終盤になると、当然のように飛び交います。ダントツトップでゴールを目指しても妨害されるため、結局最後はダンゴレースになります。というか、なりました。

ご当地名物を巡るスタンプレースのはずが特殊効果カード合戦になっているあたりに違和感がありました。お金の消費量とイベントが連動するルールがちょっとだけ面白かったかも。
http://epoch.jp/main/doraemon/index2.html


重力の儀 / B2FGames LLC

石と競りと計測と。

moon Gamer

前回のゲームマーケットで話題になった一品。石の重量を目分量や手の感覚だけで見積もること、そしてそれを記憶することが要所でしょうか。「重力の儀」は、「準備」「競り」「評定(計測)」の大きく三段階に分かれます。「準備」では競りの入札に使用する石を選定します。

次に「競り」では、その入札用の石を使って、計測用の石を獲得します。入札には入札用の石が使用され、入札後にデジタルスケール上で計って、より重い石をビッドしたプレイヤーから順に石を1個ずつ獲得します。

獲得した石は、自分の前へ重さの順に一列に並べておかなければなりません。獲得した石はこの時点では計測しません。列は、多少の調整を後から行うことも可能です。そして競りは8回行われます。

最後に、自分の前に並べられた8個の石の列に、入札に使用1しなかった1個の石を加え、各自が右から左に重い順に並べられているかどうかをデジタルスケールで計って判定します。正しい順で並んでいた石の数の多いプレイヤーの勝利です。

詳細な手順の説明は省きましたが、最後の評定段階が最も面白く、また盛り上がりました。しかし競りはそれほどでもなく、準備段階に至っては冗長に思えました。せっかくなので評定にポイントを絞った遊び方を考えてみたいですね。
http://b2fgames.com/


でぇく / 高天原(創作ゲーム)

城普請がテーマの陣取り。

moon Gamer

手番でアクションを消費することで「大工」コマを城下町タイル上へ配置することが出来ます。その際に、タイル上に記載されたコストを支払います。コストは、そのタイル上に自分の大工がすでにいる場合には高くなります。また、アクション消費+コスト支払いで、盤上の大工コマを別の城下町タイルへ移動させることも出来ます。これは距離や、移動先(あるいは移動中)のタイル上にある自分の大工コマ数でコストが変わります。

配置にせよ移動にせよ、城下町タイル上には複数プレイヤーの大工コマが共存可能です。その城下町タイル上にある大工コマの数が多い順に、タイルの右から並べます(右にあるコマが最多/同数は先に置いた方が優先)。

アクションにはもうひとつあって、それが城の建設です。ある城下町タイル上に自分の大工コマが2個以上あり、かつ最多のコマである時、その城下町タイルで城を建設出来ます。建築にもコストが必要です。ただし1枚の城下町タイルには2回までしか建築が行えません。また、先に建築した方が得点が高くなります。

全員が手番を終えると1ラウンド終了します。これを4ラウンド行うと1年が終了し、城下町タイル上にある大工コマの数によって収入を得ます。城の建築を行った大工コマからは収入を得ることは出来ません。また、2年目と4年目の終わりには、各城下町タイル上にある大工コマを各プレイヤーごとに1個ずつ除去します。そして1ゲームは4年です。最後に城の建築による得点に、所持金や盤上に残っている大工コマの数からのボーナス点を加えて、その合計が多かったプレイヤーの勝利です。

早期に城を建設してしまうと収入が減ります。しかし城の建築は早い者勝ちです。そのあたりの駆け引きが面白さのひとつ。それ自体は楽しめました。ただ終盤になるにつれ、盤上が固定化され、必然手の応酬に終わってしまうのが物足りませんでした。

ようするに、あと何回手番があって、これだけの収入だから、これとこれしか出来ない、という読みが、終わりが近づくにつれ簡単にできてしまいます。それがデザイナーの意図ならしょうがないのですけれども、例えば大工コマの移動のコストを下げるなどして、もう少し柔軟性と流動性を増加させたらどうだったのでしょうか?

個人的な好みではありますが、最後まで何が起こるかわからない展開を見せてくれるゲームの方が何度もプレイする意欲が湧きます。今回の「でぇく」は確かに面白かったですけれども、2回目のプレイがあるかどうかは今のところ微妙。
http://takamagahara.seesaa.net/article/91882916.html


トラッカーズ / アトラデザインゲームズ

セットコレクションなトラック野郎たち。

moon Gamer

トラックで集めた荷物を、別のトラックに載せて得点を競います。

全員が「1」~「6」、それに「載せる」タイル(計7枚)を持っています。その中から1枚を選んで伏せて出し、一斉に公開します。出したタイルの数字だけトラックを進めます。進めるのは現在の順位の先にあるトラックからです。

トラックを進めた先にある荷物カードを1枚取ります。もし他人のトラックが上に乗っていたら荷物カードは取れません。取った荷物カードはひとまず手元に置いておきます。

「載せる」タイルを選んだプレイヤーは、手元の荷物カードを、手持ちのトラックカードに載せることが出来ます。荷物は1種類のタイルを1台のトラックの最大積載量まで載せるか、あるいは2台のトラックに1つずつ2つの荷物を載せられます。

誰かのトラックコマが3周したらゲーム終了で、得点の高いプレイヤーの勝利です。

周回路上の変則バッティングゲーム。そんな感じ。軽くてテンポも良いです。交渉によって荷物の交換や譲渡などが出来るルールがあるのですが、そういや誰も使わなかったような…(インストでは説明されていました)。淡泊に思えたのは、それが理由だったのかもしれない…
http://www.artradesign.jp/game/


くまくまパンダ / GOTTA2(創作ゲーム)

シンプルなタイル配置ゲーム。

moon Gamer

クマとパンダのタイルを場に置いて「役」を作り、その「役」に応じたポイントを得ます。誰かが20点に達したらゲーム終了で、その人の勝ち。ガシャポンのようなカプセルに入った、10分もかからないミニゲームです。イラストがかわいいのは○。でもカードが薄くて小さいので扱いづらかったなぁ…
http://gotta2.sakura.ne.jp/


カードジェンマ / ゲームバリュー

ジェンマとは別のカードゲーム。

moon Gamer

選んだ1枚のカードから得られる点数が多くなるように場の宝石を取ります。

各プレイヤーは手札から1枚のカードを選びます。カードには色の異なる4つの数字があります。また場には、その色の対応した宝石が置かれています。宝石は各色ごとに4つずつ、つまり16個が置かれています。まず各プレイヤーは自分の手札から1枚のカードを秘密裏に選んで手に持ちます。残りのカードはこのラウンドには使いませんので伏せておきます。

そして順番に、場から宝石を1つ取るか、あるいは2色2個の宝石を取って手元の宝石を1個戻すか、そのどちらかを行います。その後、もし場の宝石が「3色3個」「2色」「1個」のいずれかになったら「勝負」を宣言することが出来ます。宣言されたら全員が手のカードをオープンして点数計算を行います。

点数は、場に誰にも取られずに残った宝石の色が基準になります(残った宝石の数は無関係)。その色に対応したカードの数字を合計値が大きいプレイヤー勝利となり、カードを表向きにして手元に置きます。そして最初に3枚目のカードを取ったプレイヤーの勝利です。

基本的には宝石を取るだけのゲームなのですけれども、ものすごくシャープなメカニクスで驚きました。弱いカードの使い道がないのと、スコアリングがシンプルすぎるのが不満。途中までインストされたルールを勘違いしていたこともあるので、ぜひ再プレイ希望。
http://plaza.rakuten.co.jp/1001night/


大統領選挙 / FT書房(創作ゲーム) moon Gamer

バッティング風味のレースゲーム。

moon Gamer

カード1枚選択・一斉公開・同値キャンセルの「はげたか」方式で進行するレースゲーム。が、残念ながら協議終了。

トランプと同じ構成の「演説カード(2~10、JQKA)」をそれぞれのプレイヤーは持ちます。ラウンドではまず「題目カード」が1枚だけオープンされます。これには数値と得点が書かれています。得点にはプラスとマイナスの2種類があります。

全員は1枚ずつ手札から演説カードを選択し、一斉にオープンします。もし題目カードの得点がプラスなのであれば、題目カードの数値に最も近い数字の演説カードを出したプレイヤーが勝者です。逆に題目カードの得点がマイナスなのであれば、題目カードの数値に最も近い数字の演説カードを出したプレイヤーが敗者です。

この時、同値の演説カードが2人以上のプレイヤーによって出されたらキャンセルされます。そしてキャンセルされなかったプレイヤー間で前述の判定が行われます。また、J・Q・K・Aには特殊効果があります(詳細略)。

勝者は、題目カードの得点だけボード上のコマを進めます。マスや題目カードの色によってさらに進めることもあります。また敗者は、題目カードの得点だけコマが戻ります。

プレイヤーの出したカードが全部絵札(JQKA)だった時には「政治不信」となり、通常の判定が行われずに、全員のコマが3~12マスも後退します。これが今回問題となりました。

というのも、ゲーム中盤でこの「政治不信」がどういうわけだか2ラウンド連続して発生してしまい、全員のコマがスタート地点まで戻されてしまったのです(上の写真はその時の様子)。この時点で全員がモラル崩壊を起こして協議終了となりました。moon Gamer
http://tandt.market.cx/products/daitouryou/daitouryouinfo.html


コビットの冒険 / FT書房(創作ゲーム) moon Gamer

コビットプレイヤーたちの宝物探索を1人のドラゴンプレイヤーが阻止します。

moon Gamer

全員が手札からカードを1枚選んで、一斉にオープンします。ドラゴンプレイヤーの持つ10枚のカードのうち、3枚はコビットプレイヤーの行動を阻止し、捕まえる効果を持っています(残りは何もしないカードです)。

一方コビットプレイヤーのカードには、盤上を何マス進めるかが書いてあります。少しでも前に進むとドラゴンに捕まる可能性がありますが、「0」のカードでは安全です(ただし進めない)。

ルールにも書いてありますが、このゲームは「だるまさんがころんだ」をテーマにしています。他にもルールはありますけれども、要するに予想が当たったか外れたかに一喜一憂する単純な構造で、残念ながらあまり面白くはありませんでした。
http://tandt.market.cx/products/cobito/cobitoinfo.html


ななこでもいちご / 袋小路(創作ゲーム) moon Gamer

簡単なバッティングゲーム。

moon Gamer

まずカードをプレイ人数に合わせて配ります。その後、全員が手札から任意の1枚のカードを裏向きにして出し、一斉にオープン。その時に同じカードが他人から出されていれば出したカードは戻し、そうでなければ裏向きに捨てます。こうして、最初に手札を無くしたプレイヤーの勝利です。

なおカードの構成は「ドメモ」と同じです。しかもごていねいなことに「ドメモ」のルールもこっそりと添付されています。でもそれをおおっぴらにゲームマーケットで売ったら何かとマズい(らしい)ので、こういう売り方になったということなんでしょうか?
http://gorakudo.hp.infoseek.co.jp/


満月と新月 / White Owl(創作ゲーム)

なぜかバックするお月さま。

moon Gamer

他のプレイヤーのプレイするカードを予測して、失点を防ぎ、得点を稼ぐゲーム。

各プレイヤーは同じ構成のカード(1~5、0、-1)を持ちます。まずスタートプレイヤーから順に手札からカードを伏せて出します。この時、スタートプレイヤーは2枚、その他のプレイヤーは1枚を出します。

次いでスタートプレイヤーは、伏せた2枚のうち1枚をオープンし、その数だけボード上の満月コマを進めます。これを順にくり返し、最後にスタートプレイヤーの2枚目のカードの処理を行います。このラウンドで使用したカードは表向きに自分の前に並べておきます。

満月コマを進めた時、得点を増やしたり減らしたりするマスに止まるか、あるいは通過した場合には、それを行うようなカードを出したプレイヤーは指示にしたがわなければなりません。指示の中には得点の上下だけではなく、出したカードを得点や失点として除去するものもあります(手札が減ります)。

ラウンドの終了時に手札が1枚か0枚のプレイヤーは手札を回収します。これを、終了条件を満たすまで続け、最後に得点の多いプレイヤーの勝利です。

大きな失点となるマスが2ヶ所もあり、ゲーム中に何回も危機的な状況が現れます。それを避けるために、月の位置、そして自分と相手の残り手札の状況を考えてカードを選択する過程はなかなか面白かったです。

カードにインデクスがないことと、アートワークに魅力が感じられなかったことが残念。それと、このゲームにまったく罪はありませんが、本日何回目かの「相手がプレイするカードを予測するゲーム」でちょっと食傷気味。
http://d.hatena.ne.jp/whitejiji/


混沌の渦の魔方陣 / (創作ゲーム) moon Gamer

シンプルすぎる魔力争奪戦。

moon Gamer

たまに強弱関係が変わってしまうことのあるカードの強さ比べで魔力を獲得します。ハンドマネージメントや記憶要素はあるものの、全体的にお手軽に作られたカードゲームです。

それはさておき、とにかくコンポーネントが悪すぎます。カードは薄くて扱いづらく、色も淡色系で視認性が悪いです。さらに魔力を表すビーズが小さくて丸い形状なため転がりやすいなど、プレイアビリティへの配慮がほとんどありませんでした。


Danger City (デンジャーシティ) / Isimat C&E moon Gamer

ついにフランスから魔ゲーム上陸か?

moon Gamer

自分の前に「ハウス」を置くか、手札に「泥棒」を集めるかするゲーム。

まず「ハウスカード」と「泥棒カード」をプレイヤー数に応じて枚数を調整します(4人プレイならハウスカード16枚、泥棒カード9枚)。それらを他のカードに混ぜます。そして各プレイヤーに7枚ずつ配ってゲームスタート。手番では「カードを引く」「自分の前にカードを出す」のどちらかをやった後、手札から1枚を選んで左となりのプレイヤーに渡します。基本的なルールはこれだけ。手札の上限は10枚で、泥棒カードは自分の前に出すことは出来ません(渡すことは可能)。ボーナスカードの入手処理は省略。

そして、場全体にハウスカードが規定枚数(人数による)出されたか、あるいは誰かが泥棒カードを手札に5枚揃えたらゲームは終了です。泥棒5枚の場合はそのプレイヤーの勝利で終了します。それまで場に出されたカードは一切考慮されません(!)。一方、ハウスカードの枚数で終了した場合も、手札に泥棒カードが最も少ないプレイヤーの勝利ですので、やっぱりこれも場に出されたハウスカードを除くカードは無関係なのです(!!)。

実はハウスカードにも、その他のカードにも、種類ごとに異なる「点数」が書かれています。いったいこれは何に使うのでしょうか? 実はこれ、ハウスカード枚数で終了した時、所持する泥棒カード枚数が最少だったプレイヤーが複数いた時にだけ使います。もちろんそれが多い方が勝ち。つまり、場に出したハウスカード以外のカード(それだけで100枚近くもあるんですけど)は、タイブレークの時にしか関係ないのです。これはびっくり。

まさに衝撃作。何というか、フランス人の魔ゲームに対する造詣の深さを垣間見ました(違)。実際にやってみたら駆け引き要素がほんの少しだけ発見できましたけど、今のところはそれで満足しておくべきなのかもしれません…
http://ejf.cside.ne.jp/review/dangercity.html


Isabell & Isabeau (イザベル&イザボー) / Isimat C&E moon Gamer

ダイスを使ったカード収集戦…のはずが…

moon Gamer

ダイスを3個振って、自分と誰かにアクションをさせつつ、必要なカードを6枚集めます。本日2つ目の協議終了となりました。

プレイヤー人数の応じて「歴史カード」のグループ数を調整します。4人プレイの場合は9グループです。ひとつのグループは10枚の同じカードによって構成されています。例えば「紋章」というグループには、同じ「紋章」のイラストが描かれた10枚のカードがあります。これらにジョーカーカードなどを入れてシャッフルし、山札を4つに分けて場に置きます。。

まず手札に2枚ずつ持ってゲームスタート。手番でダイスを3個振ります。2個のダイスは実行可能なアクションで、もう1個はそれを実施するプレイヤーを指定するダイスです。手番プレイヤーはどちらのアクションを行うかを決め、もう一方のアクションはダイスで指定されたプレイヤーが実施します。アクションを行う順番は手番プレイヤーが決められます。アクションを行いたくない時には「拒否権カード」をプレイします。

アクションの結果として手札が4枚になった時には、そのうち1枚を自分の手前にプレイしなければなりません。またアクションの効果として手札を場に出すこともあります。任意のグループに属するカード6枚を並べたら勝利です。

このゲームで何がまずいかというと、ダイスで指定されるアクションにカードを失わせる効果が多すぎるということです。捨てることを強制されたり、奪われたり、さらに手札をそっくり交換する効果まであります(手札がない状態のプレイヤーでも実施可能)。

そのためになかなか手札がたまらず、いたずらにゲームが長引く要因になります。しかも手札がない時に捨てるアクションを強制されると場に出したカードで補填する形で捨てなければならず、やっぱり時間がかかるのです。

ようするにかなり運に恵まれないと、勝つどころかゲームはなかなか終わらない構造になっているのです。ということで、20分ほどやった後、まだ当分は終わりそうな気配がないので、その時点で協議終了しました。
http://ejf.cside.ne.jp/review/isabelandisabeau.html


続きは以下からどうぞー


宝石泥棒の予告状 / 操られ人形館(創作ゲーム)
ダブルスートな変則トリックテイク。
moon Gamer
メイフォローなトリックテイキングゲーム。出来るだけ失点を少なくすることが目的です。

例外もありますが、ほとんどのカードは2つの色(ダブルスート)であり、またひとつの数字が書かれています、一般的なトリックテイキングゲームと同様に、スタートプレイヤーから順に1枚ずつのカードを出していくことでゲームは進行します。

リードされたカードに対して、他のプレイヤーはどんなカードでもプレイ可能ですが、台札の色(たいてい2色)と同じ色が含まれるカードを出した場合はペナルティが課せられます。ペナルティはそのプレイヤーが出したカードに記載されていて、具体的には黄色か青色のタブレット(コマ)を受け取ることで表されます。

ゲームの目的は失点を出来るだけ少なくすることにあります。ゲーム終了時に、ゲーム中に受け取った黄色のタブレット数と青色のタブレット数を掛け合わせた結果が失点として計上されます。なお、トリックに勝ったかどうかはゲームの勝敗には無関係ですが、次のトリックでリードする権利が与えられるので、作戦上の重要な要因となっています。

失点の計算ルールによって、1色だけペナルティを受けたとしても失点にはなりません。ペナルティをうまく受け流すにはどうしたらよいかをプレイヤーに考えさせるあたりに重点を置いたトリックテイクです。特殊カードも何枚かありますが、それほど複雑ではなく、全体的にはすっきりとまとまっています。

ちょっと淡泊な印象も受けましたけれども、デザイナーが表現したいポイントを絞り込み、あれこれ盛り込みたいところをぐっと抑えたようなデザインには好感が持てました。
http://blogs.yahoo.co.jp/keen_red_pepper/18409202.html


千夜一夜異譚 / 骨折ゲームズ(創作ゲーム)
7つのゲームが1パッケージで楽しめる「千夜一夜異譚」。その中から軽めの3つのゲームを遊んでみました。

恋の許可証

moon Gamer
決算のタイミングを計りつつ、より多くのタイルの獲得と多くの山の作成を狙います。

手持ちのタイルを自分の前に1枚出して、その後で山札から1枚引いて終わり。そして場全体に4色目のタイルが出たか、あるいは自分の前に6枚目のタイルが出たら決算します。決算時に、自分の前に置かれたタイルのうち、場に出ている最も枚数の多い色のタイルをすべて引き取り、それらを伏せてひとつの山にします(異なる色の同枚数最多のタイルもすべて引き取る)。残りのタイルはそのままです。

この時、山を作れなかったプレイヤーは、ゲーム中1回だけ、手持ちの「ディスク」を山の代わりにすることが出来ます。いずれにせよ決算ごとに山は分け、自分の前に左から右に並べて置きます。ゲーム終了時の得点計算では、最初の山は1枚1点で、2番目の山は1枚2点、以後同様に計算します。ディスクだけの山は計算しませんが、山の個数としてはカウントします。ディスクを使わなかった場合は1点です。

このディスクの扱いに違和感があったくらいで、後は普通に楽しめました。ディスクは必要なんでしょうか? 未使用時にもっと得点が多いのであれば、また考えどころもあったとは思います。

60人の盗賊 moon Gamer

moon Gamer
場のタイルを手に握ったコマの色と強さで競りを行って獲得し、特定のセットを作るゲーム。

各プレイヤーは4色の「玉」と無地の「玉」1個の計5個を持っています。まず場に4枚のタイルがめくられて、それを色ごとに分けます。各プレイヤーは欲しいタイルの色の玉を手に握り、それを同時に公開します。単独である色の玉を握っていたのであれば、それに対応する色のタイルを取ります。複数が同色の玉を握っていたら取れません。ただし、無地の玉を同時に握っていた(色玉+無地玉)のであれば、単独で色玉を握っていたプレイヤーに優先してタイルを獲得します。これも複数が色玉+無地玉がいたら取れません。

タイルを獲得した時、使用した色玉や無地玉は自分の前に置きます。この玉は競りに使えません。もし競りの時に何も握らなかったら、これらの玉を回収して再び使用することが出来ます。こうしてゲームを続け、終了時に「色ごとのトップ」「3色1組」「タイル数」等で点数を計算し、それが多かったプレイヤーの勝利です。

玉の再利用まで考えたマネージメントが楽しい変則競りゲーム。競りというよりバッティングゲームに感覚が近いです。他の人の反応は今ひとつでしたけど、僕は面白かったです。

義賊とゆかいな仲間たち moon Gamer

moon Gamer
場にランダムに並べられたコマの価値を見極めつつ、より多くの得点になるように取っていくゲーム。

ランダムに並べられた一列のコマの両端から1個ずつ計2個を取るか、あるいはどちらかの端の2個を取るかします(取る前に1個だけ移動可能)。その後、取ったコマの1個を手元に置き、もう1個をテーブル中央のディスク上に置きます。このディスク上のコマが4個に達したら、それらをすべて袋にいれ、そこから3個(プレイヤー数-1個)を取り出します。取りだしたコマは色別に並べておきます。

これをくり返し、列に1個だけ残ったらゲーム終了です。点数計算は各自が取ったコマの価値で計算します。まず、最後に列に残ったコマは無得点です。袋から取りだして並べられたコマは、その個数が、各色で各自が持つ色コマ1個あたりの点数として計算します(黄色が4個なら黄色コマは1個4点)。

独自の工夫がなされてはいますが、同系統のゲームに面白いものが多いのでつい比較してしまいます。これは他の人たちには好評でしたけど、僕はこの既視感がどうしても気になってしまい今ひとつ楽しめませんでした。良いゲームなんですけれども。

 http://bone5.cocolog-nifty.com/blog/


天元突破グレンラガン ドリルゲーム =螺旋は漢の魂だ!= / GOTTA2(創作ゲーム)
ド・ド・ドリル! ド・ド・ド・ド・ドリル!(←それはあきら様)。
moon Gamer
提示されたカードの指示にしたがって、コインを弾いて条件達成を目指すアクションゲーム。だいぶ夜も更けて、そのせいもあってなんだかえらく盛り上がりましたw
こういうシンプルなアクションゲームは夜中にやるに限ります。
http://gotta2.sakura.ne.jp/

Relation Relay(リレーション・リレー) / 茶味書房(創作ゲーム) moon Gamer
魔ゲーム会でおなじみの茶味がエントリー。
moon Gamer
ストーリーを作り上げるカードゲーム。ただし目的は手札を無くすことなので、別にお話を作ることは必要ないです。しかしカードを出すたびに、それに合った話を即興で作れば大いに盛り上がりますよ。

ゲーム自体はとても単純で、条件さえ揃っていたら場にカードを出すだけです。それが出来ない時はパスするか、あるいは手札の補充を行います。場のカード枚数上限等々、ゲーム的な要素もあるにはありますが、やはりここはコミュニケーションツール的に楽しむのがよろしいかと。

このセッションでは、敵側のキャラクター5人中3人が記憶喪失で、味方は味方でサイボーグと妖の血のキャラがなぜかいきなり戦闘とかいう中二病的展開に一同爆笑w


三角貿易 / CORE HOUSE moon Gamer
細かな数値バランスが良く練られています。
moon Gamer
各プレイヤーは数字の書かれた「援助カード」を同じ構成で持ちます。場には4つの「王国」があり、ラウンド開始時には、それぞれの王国に労働者を3枚ずつ配置します。プレイヤーはそれを見て、手持ちの援助カードを任意の王国へ1手番で1枚ずつ、合計3枚を伏せて出します。全員が援助カードを出したらオープンし、王国ごとに誰が最も多くの援助を行ったかを判定します。最多援助プレイヤーは、その王国から2枚、2位は1枚の労働者カードを得ます。労働者カードには「人数」と「生産」の2つの数値があり、それはこの後に使います。

労働者カードの分配が終了したら、今度はそれを使って同様に作業場(王国と同じ)へ労働者を配置します。この段階でスタートプレイヤーが移動し、そこから1枚ずつ、今度は表向きに労働者カードを任意の作業場へ配置してゆきます。この時、各作業場には労働者の受け入れ上限(定員)があります。これは労働者カードの「人数」で判定されます。ある作業場に配置された労働者カードの人数の総計は、その作業場の定員以下でなければなりません。

この条件をクリアして労働者カードを配置したら、そのプレイヤーは作業場から生産される産物(綿花・ラム酒・コーヒー・タバコ)をひとつ受け取り、配置した労働者カードに記載された「生産」だけ産物の価格が上昇します。そして、全員が労働者カードを配置するか、あるいは定員によって配置不可になるまで続けます。配置できなかった労働者カードは1枚につき1点となります。

最後に、スタートプレイヤーから順に、所有する産物を売却することが可能です。売却額は時価であり、売却に成功するとその価格が勝利得点に換算されます。換算は、その時点での産物の価格順位によって決まります。そして売却されると、ただちに価格が下落します。

ここまでを1ラウンドとして、計3ラウンドを行います。最後の決算では、各産物の価格順位とその産物の所有数による順位によって得点が入ります。総得点の多いプレイヤーの勝利です。

これは思いもよらず掘り出し物な良作でした。正直なところメカニクスはわりと見るタイプの組み合わせに近いのですが、細やかなバランス調整がしっかりとされていて、しかもテンポ良く進行し、厚みのあるレベルの高い内容の作品に仕上げられています。

最初の段階で得られた労働者が、第2段階では定員ルールによってうまく配置できないことがあるという点、そしてスタートプレイヤーが第2段階の開始時である点がいずれもさりげなく機能していて、これが全体のバランスや作戦に、このゲーム独特の風味を与えています。

若干の問題提起として、スタートプレイヤーがラウンドごと機械的に移動していくルールと、最終決算時の得点配分(あるいは産物が同順位になった時の判定)についての懸念が意見として出ました。しかし1回のプレイでは何とも言えないので、再プレイ時にこのあたりのことを踏まえつつ、「三角貿易」をまた楽しむ機会を作りたいと思います。

ところ作者に問い合わせたところ、このゲームのまだ在庫はあるようです。興味のある方は、下のメールアドレスへ問い合わせてみてください。

[CORE HOUSE 一瀬様]
mo-i(あっとまーく)jcom.home.ne.jp
※カッコ内を半角のアットマークに書き換えてください。


がむしゃらギャング団 / ワンドロー
ひとりだけウソをつく「スパイ」がいます。
moon Gamer
場のキャラクターのひとりとなり、最後まで生き残ることを目指します。プレイヤーはゲーム開始時に自分の正体となるキャラカード2枚と、「ギャング」か「スパイ」のカードを受け取ります。いずれにせよ、それらは他人には秘密にしておきます。また、2枚目のキャラカードについては、自分でもみることは出来ません。

ラウンドではまずひとりが「親」となります。詳細な手順は省きますが、通常は1ラウンドにつき1枚のキャラカードがゲームから除去(始末)されていきます。始末される候補のキャラカードは「子」プレイヤーたちが選び、その中からどのキャラカードを始末するかは「親」プレイヤーが選択します。

もし自分が担当するキャラカードが始末されたら、2枚目のキャラカードが正体になります。2枚目のキャラカードが始末されたり、あるいはすでに始末されていたのであればゲームから脱落します。

キャラカードには「性別(男・女)」「国籍(日本・その他)」「経歴(かけだし・ベテラン)」の3つの特徴があり、チャンスカードや始末されたキャラカードの特殊効果などによって、自分の正体が少しずつ明かされていきます。ただし「スパイ」の担当プレイヤーだけは特徴を表明する時にウソをついてもよいことになっています。

ライトな感覚で楽しめる「人狼」ライクなカードゲームです。正体が2つあるので、偶然にもいきなり始末されたとしても、たいていはしばらくゲームに関わることが出来ます。「スパイ」の存在もまたよいアクセントになっていて、より白熱した心理戦となるでしょう。この系統の生き残りゲームが好みであれば、これは十分に楽しめる内容の作品だと思います。
http://www.one-draw.jp/gang/top.html


CONSTELLATION CONSTRUCTION スタスト / Bendbar moon Gamer
このゲームで〆。この時点で午前1時くらい?
moon Gamer
自分の星座に必要な星を集めるカードゲーム。そしてこれが本日最大の魔ゲーム…

手番では、自分の星座に「☆」を増やすことが出来ます。星座カードには「組星数」という数値がひとつあって、その数と等しい枚数のカードを出せば、その星座は完成します。星座に「☆」を増やすには、まず1枚のカードをプレイし、そこに書かれた「編星数」と同じ枚数のカードを手札から選び、裏返しにして星座に付けます。この裏返しのカードが「☆」です。たとえば編星数「+3」のカードをプレイしたら、手札から3枚のカードを裏返しにして星座カードに付けます。

こうして、星座の「組星数」に「☆」カードが達したら星座は完成し、得点として手元に置きます。完成していない星座は、次の手番以降で「☆」を増やして完成を目指します。その他、「☆」カードをプレイする代わりに、新たな星座を自分の場に増やすことも可能です。

この後で手札を補充します。山札からカードを最大5枚(手札の上限は5枚)引くことが出来ます。この時、4人ゲームの場合なら補充カードのうち最大2枚を、補充しない代わりにイベントカードとして使うことが出来ます(すべてのカードにはイベントが書かれていて、このタイミングでしか使いません)。このイベントが「スタスト」最大の問題点でした。

というのも、イベントに強烈すぎる効果が多いのです。例えば「すべての星座の☆を除去」なんて効果が普通にあります。このイベントを引いたプレイヤーだけではなく、すべてのプレイヤーがまた最初から星座を作らなければなりません。最大5枚の手札をやりくりして☆を増やしているのに、その努力を無に帰すイベントが発生したら脱力するしかありません。

ちなみに星座の中には組星数が15を越えるものも多くあります。時間をかけて作り上げた星座の完成間近で「☆」除去イベントが発生すると、もはやそれだけで勝てないくらいのダメージとなります(ゲームはプレイヤー数回だけ山札がなくなったら終わり/だからゲーム中に手番が回ってくる回数はどのプレイヤーも大して変わらないため)。

もっとも、肝心の「☆」を置いて星座を作り上げる過程も、これはあくまで機械的な作業であって実はあんまり楽しくありません。つまりこれはハチャメチャなイベントを楽しむゲームなんでしょうか?

BENDBARさんは前作「マジセレ」のクオリティの高さに驚嘆したものですが、残念ながら「スタスト」からそのオーラを感じ取ることは出来ませんでした。
http://bendbar.net/STST/index.html


レポートは以上です。

13時間弱にも及んだ今回の「魔ゲーム会」はこうして幕を閉じました。プレイしたゲーム数は22もあります。相変わらず濃密すぎて体力的にきついゲーム会ではありますが、こんなにも楽しくて充実しているのはなぜだろう… ここでなければ一生プレイすることのないゲームに触れる機会を与えてもらったことにほんと感謝しています。

アフターはいつものようにデニーズにて秘密の会議。ですが今回は短めに切り上げて(といっても午前3時ですけど)全員が帰宅の途につきました。長い1日となりましたが、本当にお疲れさまでした>参加者各位
またぜひ呼んでください。どうもありがとう。moon Gamer