2008年08月10日

一之江ゲームクラブ例会 (8/9)

9日(土)は、、一之江ゲームクラブの例会に行ってきました。

このクラブに関する詳細は mixi コミュニティをどうぞ。
[一之江ゲームクラブ] ※要mixiアカウント
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2303630
あるいは以下のブログでも案内されています。
[一之江ゲーム会]
http://atog2.cocolog-nifty.com/blog/

今回は「Age of Steam (蒸気の時代) / Warfrog」「Agricola (アグリコラ) / Lookout Games」のコンボ卓(?)目当てに参加しました。

が、このところ人気急上昇中のアグリコラとお盆休みの初日が重なったこともあって参加希望者が殺到、テーブルが確保できるかどうかも危うい事態となりました(今回開催会場は5卓か無理すれば6卓くらいの広さ)。

ということもあって一時は参加見合わせの宣言までしたのですが、その後、一部の参加者が他のゲーム会へ流れたため、なんとか参加することが出来る状況になりました(まぁ、キャンセルは少し神経質だったかもしれません)。結局、会場では最大5卓が用意され、18系が3卓にアグリコラが2卓で開始されました。

相変わらず蒸し暑い1日。曇り空だったので気温はそこそこ。でも暑い。


・Agricola (アグリコラ) / Lookout Games

明日もどこかでアグリコラ。4人。

まずはアグリコラから。全員がプレイ経験者なので、インストなしでプレイ開始。

ところで右の写真のようなタックルボックスに、「アグリコラ」の資源(6種)と家畜(3種)、それに家と畑タイル、食料等々を入れてみたのですけどどうでしょうか。特にタイルがピッタリなサイズでなかなかいい感じ。

上ぶたを取り外すことができるので、机が狭い時にはこのまま使うことも出来て、機能性も上々です。でもケースサイズが大きいために、箱に全コンポーネントを収めることは諦めなければならなくなりましたけど。

また今回も、「E」「I」「K」とデッキを分けて、好きな配分で初期手札を取ることが出来るようにしました。僕は相変わらず「K」を7枚ずつ(職業・小さな進歩共に)です。たださすがにこのパターンにもちょっと飽きてきたので、今度はまた別の配分を考えてみることにしましょうか。

さて、初期手札に「曲芸師(追加で開墾可能)」「営農家(追加で種まき可能)」「耕運鋤(2回だけ開墾3つ)」「牛車(開墾最大3つ)」がありまして、今回はもう農耕しかありえない形に。

ということで、農耕にも酪農に使える「かまど」を確保しておいて、「畜殺人(他人が家畜を食料にすると+1食料)」もプレイし、これでメイン(農耕)とサブ(家畜)の両方で食料体制を整えました。

それは良かったのですが、場に「葦」が品薄気味(『かご製作所』を保有するプレイヤーがいたため)で、家の増築に手間取ってしまったため、子孫を増やすのに時間がかかったのが反省点。序盤で「かご製作所」を他人に取られ、葦が不足した時の対策をもうちょっと考えておく必要があるかも。

最終的にはマイナス点もなく、家族も5人まで増やしたおかげで点数は39点と自己最多。しかし順位的には2位で、なんと47点も叩き出したプレイヤー(カードボーナスだけで15点もあった)の圧倒的勝利でした。この人は「物乞い」1枚もらったのにこの点数なんですからすごいというか。
http://ejf.cside.ne.jp/review/agricola.html


・Age of Steam (蒸気の時代) / Warfrog

基本マップで。4人。

初プレイの方が2人いたので基本マップをプレイしました。まず2ターンの練習プレイのあと、本番ゲームに入りました、

しかし今回はまるでダメ。頭がすっかり「アグリコラ脳」になっていて「蒸気の時代」のことを忘れてしまったかのよう。序盤でひとつミスをやらかし、中盤でも判断ミス、終盤近くでも見込み違いがあって、このゲームで3回もミスをしたら勝てませんねぇ。惨敗でございました。まぁ、こういう時もあります。

勝利したのは初プレイのShun.さん。中盤から大きく収益力で他を引き離して圧勝でした。自分の結果はともかく、これで「蒸気」プレイヤーが2人増えたことを喜びましょう。次はぜひ(未プレイが多くある)拡張マップをプレイして、「蒸気」の世界を広げていきましょう。
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/4098


レポートは以上です。結局、例会の最後まで会場にいることになりました。いろいろありましたが、無事こうして例会に来た全員が希望のゲームをプレイ出来たのは僥倖であります。また次回以降もぜひよろしくお願いいたします。  

2008年06月15日

一之江ゲームクラブ (6/14)

14日(土)は、、一之江ゲームクラブの例会に行ってきました。

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今回は久しぶりに「Age of Steam (蒸気の時代) / Warfrog」をプレイしました。このところ一之江に行くと「Brass (ブラス) / Warfrog」ばかりをプレイしていましたし、実は今回も他の卓で立っていました。しかし、やはり「蒸気の時代」の魅力あふれる空気は独特で、今回のセッションでその思いを改めて強くしました。

空一面に薄い雲が広がり、湿り気のある風の強かった日。そろそろ夏至ですね。


・Age of Steam Expansion #4 - France and Italy / Winsome Games

「フランス」にて。3人。

少人数マップの「フランス」をプレイしました。この拡張マップの特別ルールはだいたい以下のようになっています。

アクションの変更:

「Engineer(エンジニア)」は、4枚タイル配置の能力に代わって、「困難な地形」への鉄道敷設権を得る能力になります。「困難な地形」とは丘陵地や山地のことです。平地が少ないマップですので、特にゲーム後半は極めて重要なアクションとなります。
「Urbanization(都市化)」では、タウンをニューシティの替える能力は同じですが、追加して配置可能な鉄道タイルの枚数は2枚のみです。「エンジニア」と併せて、この拡張マップでは、1プレイヤーが1ターンに鉄道建設可能なタイル数は最大3枚ということになります。なお「都市化」は、最初のターンに限って2人のプレイヤーが選択可能です。
「Puroduction(商品生産)」は、通常ルールで行うか、あるいは1個のキューブをランダムに引いて、それを任意のシティに置くか、そのどちらかを選択することが出来ます。

パリ:

このゲームの「パリ」は特別なシティとして扱われます。まずパリは赤・青・紫・黄の4色を含むシティとして扱われます(黒の除く4色)。また Goods Display 上の「黒」側にある1〜6に置かれた商品キューブが盤上に配置される場合、それらはすべてパリに置きます。

破産:

このマップでは Income(収入)が0未満になったとしてもゲームから脱落しません。

こんな感じです。言うまでもなく、強力な商品供給源でもあり、また消費地でもある「パリ」の存在の大きさに尽きる拡張マップです。また土地が狭く、しかも地形が険しいために、「エンジニア」を取らなければ後半は線路の敷設自体が難しくなるようになっています。たくさんの商品が出現する少人数マップながら、コクのある味わいが楽しめる良作です。

このセッションの序盤では、当然のように3人ともパリから線路を延ばしていきました。僕はそのすぐ後のターンで、パリから伸ばした先からうまく南方のシティへいち早くつなげられたのが大きかったようで、あとは手なりで近場のシティを接続して回ることが出来ました。このため、中盤までは収益的にトップを走ることになります。

ただ狭い場所で全員が何らかの形で絡んだため、順番を決める競りの相場が高めにあって株式発行数も多めとなり、収益的にはともかくとして、点数的にはひょっとしたらそんなに伸びていない可能性もありました。また、商品運送が4リンクで止まり気味だったのも悩みどころ。5リンクのルートを建設するには、どうしてもエンジニアで山を掘るしかないみたいで、しかもそれは他の人たちも同じという…

つまりこのマップは、少なくとも中盤過ぎにはエンジニアを競り落とすためにどうするかをプレイヤーに考えさせることがデザインコンセプトになっているようです。なるほど。

そのエンジニア争奪戦を何とか乗り切って、西方進出は止められたものの、南方〜中央から再びパリ周辺のシティまで接続することに成功し、安定的にパリから大回りして再びパリの近くまで戻ってくるという「不効率&高収益路線」が完成し、最後まで高収益を維持することが出来ました。

ゲーム終了時点での株式発行数はやや多かったものの、結果として収益額の差が決め手となり、このゲームは勝利をもぎ取りました。しばらく「蒸気の時代」では勝利から遠ざかっていたので、これはうれしいですね。
http://www.boardgamegeek.com/game/13925


・Age of Steam Expansion #1 - England & Ireland / Winsome Games

今度は3人で、やはり少人数マップの「アイルランド」をプレイ… だったのですけれども小一時間で協議終了。どうもキューブの配置が極端に悪い形が原因(と信じたい)で、1人だけ突出して有利になってしまい、他の2人が投了した形で終わりました… 唖然。写真を取るヒマもありませんでした…。
http://www.boardgamegeek.com/game/6356


・Age of Steam Expansion #4 - France and Italy / Winsome Games

気を取り直して「フランス」を再プレイ。3人。

次に何をプレイしようか悩んでいたところ「フランスマップをもう1回やりたい」という意見が出まして、話し合いの結果、再戦することになりました。うははw

このセッションで僕は、最初のターンに First Build を取ってパリから西へ向かう路線の建設を行いました。シュウさんは東から南下するルートを選択し、ここまでは常識的な展開。3手番目のケロさんはどうするのかな、と見ていたら、何とパリではなく南端のシティを先に取りに行きました。なるほどー。

南端には狭い範囲にシティが密集しており、「都市化」1回を組み合わせればわずか5枚のタイルで4リンクが完成します。さすがに商品キューブ数はパリに比べると少ないので、長丁場の3人プレイ(全10ターン)では、ここだけで勝ちきることは出来ませんが、少なくとも序盤は十分な収益力を期待できます。

この動きに焦ったのがシュウさんで、南下するルートを事実上絶たれたかに見えました。が、エンジニア(困難な地形の線路敷設権)を活用して山地を突っ切ることで代替ルートを見事に完成させ、パリを中核にした環状路線を作り上げました。お見事。

僕はといえば、パリ〜西端から再びパリ近郊のシティに繋ぎ、さらにその後で今度は東端のタウンを都市化して繋ぐという、盤上に大きくSの字を描くような蛇行路線の建設を行いました。これにより、パリにあった多くの黄商品がほぼ独占状態だったこともあって、中盤過ぎまで資金的にかなり優位に立つことになります。

ゲームは終盤に突入し、数ターンを残してこれは勝ったかなー、と思っていたら、優良路線を完成させたシュウさんによって怒濤の追撃を受けることに…。パリに山と積まれた商品は2人の取り合いとなり、その結果、パリから商品がほとんど消え去る事態となりました。これはびっくり。

そこで盤上を改めて見回して、北端にあるタウンを繋いでいげば、パリにわずかに余っていた青商品を有効活用するルートが作れることを発見。そしてそれを実現したことで、ようやくこの長いゲームに決着をつけることが出来ました。本日2勝目です。
http://www.boardgamegeek.com/game/13925


・三角貿易 / CORE HOUSE

そしてこのゲームで〆。3人。

ヘビーローテの仲間に入ろうかという勢いになってきた良作。ルールは簡単で密度の濃い内容ながら、ほんとに30分で終わってしまうコンパクトさ。そして今回、初の3人プレイをしました。ちなみに3人プレイですと、インスト含めても30分くらいで終わります。すごい。

3人の場合、4人と感覚が異なるのはアフリカフェイズで、それは1ターンに9枚しかカードが配置されないためです。パターンとして最も多いのは、各王国に2/2/2/3枚と平均的にばらまかれるケースで、恐らくたいていはそうなります。

このフェイズの3順目で自分の手番が回ってきた時、ある王国に他のプレイヤーのカードが1枚しか置かれてない時、必然的にそこに自分のカードを置くことになるでしょう。これがなんとなく「仕事」をさせられたような気分になったのですけれども、実際にはそれで損をするケースは少なく、またこれが若干の駆け引き要素にもなっていることに気がつきました。なかなか面白いゲームです。

ゲームの結果はまた2位(…)。それはともかくとして、一緒にプレイした方々に好評だったのがうれしかったですね。また他にも持ち込む予定です。
mo-i(あっとまーく)jcom.home.ne.jp / CORE HOUSE 一瀬様


レポートは以上です。

フランスマップが白熱したこともあり、一之江では初めて例会の終わる時間までいました(が、アフターはお仕事のためにキャンセル)。やはり「蒸気の時代」は面白いです。希望者がいれば、次回の一之江でもまたプレイすることになるでしょう。

ということで、遅い時間までお付き合いいただきましてありがとうございました>参加者各位
楽しい1日でした。  

2008年04月19日

一之江ゲームクラブ例会 (4/19)

19日(土)は、一之江ゲームクラブの例会に行ってきました。

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今回のメインは「Brass (ブラス) / Warfrog」でした。複雑系ワレスのブラス。運河や鉄道などの交通インフラで整備し、必要な資源を確保しつつ、各地に産業を興して点数を競います。どの角度から見てもフリーク向けのゲームで、深い競技性と幅広い戦略性を兼ね備えた名作です。前回のレポートと簡単な紹介はこちらをどうぞ。前回の濃密な面白さから再戦を熱望していましたが、念願叶って2回目のプレイとなりました。

この日はとても風が強くて、気温も少し低めの曇り空でした。夕方過ぎには一時的に雨が降ったりして、お天気の安定しない1日でした。


・Brass (ブラス) / Warfrog

これは定番になる予感。4人。

前回は、序盤から無借金で少額の収入を積み重ねて、運河期中は資金的な余裕を持たせることに専念しました。今回は普通に紡績工場(綿工場)と港を作り、それを一度に売却することで一度に大きく収入を増加させることを目指しました。

当然ながら途中で初期資金が枯渇するので、そこは借金でしのぎます。そして利子の支払いを最小限度に留めたうえで、収入マイナスから一気にプラスへ持って行って、そこでまた次のステップに進む、というようなプランを立ててました。

が、その綿を売却する時点で、僕が理解しているルールの勘違いが発覚し、いきなりこの方針が挫折することに。慌てるも気を取り直して、とりあえず「開発」を積極的に行い、鉄道期で点数を稼ぐ方針に変更。そして鉄道期の最初の手番で Livepool にレベル2の造船所(18点)を建設することを目先の目標に計画を練りました。そうした上で、鉄道網をあちこちに引ければ点数的に何とか追いつけるかと思ったのですが、プレイオーダー管理が甘かった…

このゲームは、前のラウンドで消費した資金額の少ない順番で次のラウンドの順番が決まります(最小額がスタートプレイヤー)。もし、上記のようにいち早く鉄道期に造船所を建設したいのであれば、運河期の最終ラウンドで消費資金を抑えておくべきでした。この時、目先の点数獲得に目を奪われていたことと、他プレイヤーがレベル2の造船所を建設可能な状態まで開発が進んでいたことをチェックしていなかったことが致命傷となりました。

結局、造船所の建設は先越され、しかも鉄道網の建設も遅れを取り、この後は完全に勝敗から脱落してしまうこととなったのでした…。まぁ、これはしょうがありません。こういう時にはせめて経験値を得て、次につなげるくらいはやっておこうと考えを再び切り替えまして、その点についてはいくつかの収穫を得ました。このゲームで見られたいくつかの手筋は大いに参考になりましたので、次で試してみたいと思います。

これだけ惨敗してもなおこのゲームは面白いとはっきり言えます。冒頭に書いたように、このゲームは定番としてしばらくプレイされ続けることになるでしょう(少なくとも一之江では)。なお、今回のプレイ時間は3時間半ほどでしたけれども、いろいろ掴めてきたこともあり、同じメンツでプレイするのであれば、これはもっと短縮されると思います。
http://www.boardgamegeek.com/game/28720


・Race for the Galaxy (レース・フォー・ザ・ギャラクシー) / Rio Grande Games

このゲームが目の前にあれば当然やる。4人。

ってことで、今回も3ゲームほどプレイ。

今回は、田中ブンケイさんに教えていただいた「柏木ルール」を採用しました。「柏木」とはあのゲームスペース柏木のことで、そこでよくプレイされているやりかたなんだそうです。ルールは簡単。スタートのワールドは配らず、単に各プレイヤーへ9枚ずつカードを配布します。そして各自2枚ずつを捨て、手札7枚でゲームスタートです。セットアップの手間が段違いに早くなるので、お試しあれ。

で、結果は最初と最後が最下位で、2ゲーム目が同点トップという乱高下でした。
http://ejf.cside.ne.jp/review/raceforthegalaxy.html


・Yspahan (イスファハン) / Ystari Games

キャラバン強いなぁ。3人。

これも定番に近い「イスファハン」。今回もキャラバンが炸裂して100点超となるゲームに。うーむ。しっかり対策を立てないと、熟練したプレイヤーのキャラバン戦略に対して建物だけで勝ちきるのは、よほどの幸運に恵まれでもしない限りは無理筋のような気がしてきました。

あまりにもキャラバンが強力なので、この場では「そろそろこのゲームを封印するか?」とまで思ったのですが、帰宅してからPC版で対抗策を練ったところ、まだ何とかなりそうな気もしてきました。次はその方針でやってみますか。
http://www.boardgamegeek.com/game/22345


・Kalle KanalRatte (ふくろのネズミ) / HABA

何という心理戦。3人。

最初にルールを聞いた時には「それで面白いのか?」と真剣に思ったものですけれども、実際にプレイしてみたらあらびっくり。これはまた良質な子供向けゲームでしたよ。ルールは、下のリンク先にあるすごろくやさんのブログが詳しいのでそちらをご覧いただくとして、これだけ見ても面白さはまだ伝わりきらないかもしれません。

ポイントは「ポリスネズミは8枚のマンホールタイルをめくる」点にあります。8回の「移動」ではなくて、8枚を「めくる」までゲームを続けるのです。つまり悪党ネズミプレイヤーは、目的のマンホールを遠ざけるためだけではなく、無駄にマンホールをめくらせるためにタイル位置の交換を行うこともあるわけです。

まー、そんなややこしいことを考えずとも、シンプルな1対多のチェイスゲームとしてドキドキ感を楽しむのももちろんアリです。そしてそれだけでも十分に面白いファミリーゲームだと思いました。
http://sgrk.blog53.fc2.com/blog-entry-818.html


レポートは以上です。雨模様ではありましたが、幸いにして帰宅する頃には止んでいました。別途持ち込んだ「蒸気の時代」拡張マップがプレイ出来なかったのが心残りではありましたけれども「ブラス」を満喫することが出来たので満足です。これでもうちょっとまともなプレイだったら良かったのですけれども… 帰りの電車の中では本日の「ブラス」を反芻しつつ、次への作戦を練っておりました。

ということで、本日はお疲れ様でした。
また次の例会ではよろしくお願いいたします。  

2008年03月16日

一之江ゲームクラブ例会 (3/15)

15日(土)は、一之江ゲームクラブに参加してきました。

このクラブに関する詳細は mixi コミュニティをどうぞ。
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http://mixi.jp/view_community.pl?id=2303630

今回も「蒸気の時代」をプレイしに一之江まで行きました。僕にとっては、「蒸気の時代」を定期的にプレイする希少な場として活用させていただいております。本例会の参加者はやや少なめの10名。「18xx」卓1つに「蒸気卓」1つの2卓構成。蒸気卓にが初参加の方が1人いたのは朗報です。

この日、東京の予想最高気温が21度。しかも雨の翌日(=花粉が飛散しやすい)。おまけに睡眠不足で疲労困憊というダブルパンチでコンディション最悪でした。ただ、寝不足はともかくとして、花粉の方は厳重に対策していたからか、あるいは思ったより飛散量が少なかったのか、何とかこの日はほぼ憂い無く過ごすことができました。


・Age of Steam Expansion - Northern California / Bezier Games

やっとプレイ機会にありつけました。5人。

サードパーティ製の「蒸気の時代」拡張マップ「北カルフォルニア」です。巨大なサンホセを中心として、大量の商品を抱えるサンタクルーズ、その出荷に応じて受け入れ色を変えるサクラメント往路等、少ない特殊ルールと狭い土地ながら、プレイヤー間の絡みが多くあって変化が複雑という、まさに蒸気の時代フリーク向けにデザインされた味わい深い拡張マップです。

以下に、「北カルフォルニア」マップの特別ルールを抜粋します。

・2つの橋

$10と$6の橋があります。どちらの橋も1セグメントです。$10の橋はコストを支払えば作れます。一方$6の橋は、両端のタウンが都市化していなければ作ることができません。

・サンタクルーズとサクラメント往路

Santa Cruz(サンタクルーズ)には「港」があります。港にはキューブを配置する1列のマスが10あり、ゲーム開始時にそこへランダムに並べられます。またサンタクルーズ上にも2個のキューブが置かれます。サンタクルーズへはゲーム中にキューブが補充されることはありません。
サンタクルーズ上の2個のキューブが移動した後は、その港に置かれたキューブを、都市に近い場所にあるものから順番に移動させることができます。そして、最もサンタクルーズに近い港マスに配置されたキューブの色が、「to Sacramento(サクラメント往路)」の都市の色となります(マップ上の都市の色は白)。

・サンノゼ

サンノゼ(San Jose)は3つの隣接したヘクスの都市です(サンノゼ・西サンノゼ・南サンノゼ)。それぞれのヘクスは Goods Display 上では白の「1」〜「6」までの都市に割り当てられています(白都市がものすごく狭い範囲に固まっているわけです)。
生産のよってサンノゼのどれはひとつのヘクスに配置された赤キューブは、商品移動時に、隣接した別のサンノゼヘクスにゼロセグメントで移動可能で、その場合は単に赤キューブが消滅します(収益もゼロ)。
サンノゼのどれかのひとつのヘクスへ商品移動によって到達したキューブや、あるいは、サンノゼから出発するキューブ(いずれも赤を除く)は、隣接する別のサンノゼヘクスへとゼロセグメントにて移動が可能です(キューブがサンノゼ上をスライドするようなイメージ)。ただし、1回の移動中に同じヘクスを2回通過することはできません。
このセッションでは、キューブの大供給源であるサンノゼの周囲に4人が集中し、激しいキューブの争奪戦が行われました。最初のセットアップ時にマップ上に配置される商品キューブがすぐに収益を生み出す形にほとんどなっておらず、結果的にそうなったという流れでした。サンノゼの補給力は強大ですが、さすがに4人を食わせるだけチカラはなく、キューブがいくつも置かれては即座に無くなっていきます。序盤から早くも First Move が選ばれるなど、厳しいキューブの争奪戦がずっと続きました。

そして後半に入ると明らかにキューブが枯渇気味になってきました。そして新たな供給先が遠い… 手番に恵まれてサンタクルーズに接続可能になったのはいいとして、そこから自分の路線に引き入れるのに時間がかかったのと、たまたまゲームの勝負所のタイミングが他プレイヤーと重なって、競りに多額の資金を費やさざるをえない状態になった時点で勝負からは遠ざかってしまいました。

残念ながら負けはしたのですけれども、このマップの面白さは十分に堪能しました。特にサンノゼ周辺は狭いように見えて広く、取り得る作戦の幅も変化も多岐にわたります。また今回はサンノゼを中心に発展していきましたが、キューブの初期配置や人数次第では、早期に南北接続を狙う形もアリとなるでしょう。そうなるとまた全然違う展開になるでしょう。

サンノゼを利用するのであれば、そのトリッキーな移動ルールを活用することも考えておきましょう、それによってこのマップ独自の搬送ルートを作り上げることができますので、見た目の距離以上の収益が期待できます。北部は Urbanization が必須ですが、計画的に路線建設をすることで、キューブを独占する路線が造りやすそうです。

5人が適正人数かどうかは微妙なところで、とりあえずいつかは4人でやってみたいです。
http://www.boardgamegeek.com/game/23189


・Race for the Galaxy (レース・フォー・ザ・ギャラクシー) / Rio Grande Games

もう宇宙サンファンでええやん。3人。

ということで、本日も銀河で国家を作ってみました。ルールは簡単だし、変化も考えどころも多く、プレイタイムも少ないということで、ちょっとばかり空いた時間にプレイするにはちょうどよいゲームです。

1ゲーム目は、またもや Puroduce Power のカードをほとんど引けなくて、あえなく没落しました。が、後から考えると、もうちょっと落ち着いてプレイしていれば何とかなったような気もしました。悪い時ほど気を静めて回りをよく見なければなりませんね。

とはいえ、こういう奇妙な流れは重なるもので、2ゲーム目は軍事国家を目指す初期ワールドを担当していながら、軍事ワールドをほとんど引けないということに… うーむ、何かに取り憑かれているとしか。ここでまた慌ててコストの高いカードを中心に回そうとしたのですが、やはりこれは無理筋だったようで、やっぱり終盤には点数が伸びませんでした。面白いゲームなんですが、どうも勝てませんねー。
http://www.boardgamegeek.com/game/28143


レポートは以上です。

無理がたたって頭がぼーっとしてきたので、この時点で帰宅することにしました。「北カルフォルニア」マップが堪能できたので、もう何もいうことはありません。未プレイマップはまだまだあってだ当分はネタには困らなそうなので、このペースで順調にこなしていきたいものです。この次に参加する時も、またよろしくお願いいたします。  

2008年02月16日

一之江ゲームクラブ例会 (2/16)

16日(土)は、一之江ゲームクラブに参加してきました。

このクラブに関する詳細は mixi コミュニティをどうぞ。
[一之江ゲームクラブ] ※要mixiアカウント
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2303630

今回も僕は「蒸気の時代」卓に入りました。相変わらずオリジナルのゲーム本体は海外でも高値が続いているようですが、最近は韓国バージョンが割と安価で入手可能になっているようです(何にせよ海外からの取り寄せになることには変わりありませんけど)。


・Age of Steam Expansion - Europe / Bezier Games

拡張マップ「ヨーロッパ」。つなきさん持ち込み。なーんと6人。

初プレイの拡張マップで6人プレイにチャレンジしました。厳しくもかなり面白いマップです。基本ゲームからの変更点は以下の通りです。

Express Links:

任意のひとつリンクについて、その路線建設コストを2倍支払うことで、プレイヤーは1回だけ「Express Link」を建設することができます。Express Links を建設したら、そのリンク上には自分のコマを2つ重ねて置きます。Express Link を使用すると、そのリンクから得られる収益は(1ではなく)「2」になります。

制御可能な Production ルール:

これがこのマップ最大の変更点です。まずゲーム開始時に Goods Display に商品キューブは並べません。Production を選択したプレイヤーはまず「白」「黒」のサイドを選択し、プレイヤー数と同数のキューブをランダムに引きます。そしてそれをただちに選択したサイドの色の City へ任意の配分で配置します(例えば、ひとつの City へ引いたすべてのキューブを配置しても構いません)。これを他方のサイドについても同様に行います。なお、Production が誰にも選択されないターンは新しい Goods が登場しません。
※2008/08/20 付記
この時は上記のようなインストを受けたのですが、これは違っているとの指摘が掲示板でありました。正しくは、プレイヤー人数分の商品キューブを、Goods Display の白と黒サイドの両方から取り、マップのシティ上へ配置する、というものでした。また、セットアップ時、Goods Display へは通常通りに商品キューブの配置を行います。このレポートは大きく誤ったルールに基づいて記述されていますのでご注意ください。
付記その2:また、このマップは3〜5人用マップです。6人には対応していません。

他にも、マップ上にフェリー航路が2本あります。

このマップは何といっても Production に尽きます。キューブを直接 City に配置可能であるため、最初のターンからいきなり Production を選択することも十分にアリです(というか、それはかなり強力な作戦です)。オリジナルの Production アクションは使い方が難しく、また序盤にはまず使いません。つまりこれは Production の改善策であり、有効な選択肢をひとつ増やすことによってゲームの幅を広げる面白い試みです。そしてそれは成功しているように思いました。良いマップです。

この改変された Production ルールは有益ですが、当然ながらリスクも内包しています。ひとつは、引くキューブはランダムであること、そして置いたキューブを他人の使用される可能性があることです。選択したサイドであればどの City にも配置可能ではありますが、それだけに、できるだけ自分に有利になる配置を考えるのは実に悩ましいです。

この Production ルールは、Express Link との相性が実に良く、これらの相乗効果によって「Europe」は優れた競技性を持つ完成度の高い拡張マップとしてデザインされています。「蒸気の時代」ファンならぜひプレイしてみてください。できれば5〜6人で。

このセッションで最初のターンに Production を選択したのは僕でした。そして実際にこのアクションを実施する段階になって初めて、マップ上へ直接キューブを配置することの強烈なメリットと、その裏返しにある大きなリスクについて認識させられました。これは難しい。そして楽しい。この特異な感覚は基本マップでは味わえないユニークな要素です。

中盤に入りかけの頃、他のプレイヤーによってアムステルダムへ大量にキューブが配置されました。これはキューブを「捨てる(自分は利用しないが他人にも利用させない)」つもりでそうしたようなのですが、それを逆手に取ってうまく利用するルートを発見したのは僥倖でした。しかも Express Link 絡みで。ということで、それまでイタリア方面へ南下する路線を建設する方針を急遽変更して、アムステルダムルートの確保を目指しました。

これが上手くいって中盤までは快調だったのですが、Express Link に頼り過ぎたようで、肝心の Engine Track 数が伸び悩んでしまいました。後から考えると、収支が快調な時点で資金を競りに投入、無理にでも Locomotive を取りに行くことを積極的に目指すべきだったのではないかと思います。しかし目先の利益を優先して路線建設とキューブ運送を続けた結果、終盤になって明らかに輸送力不足が露呈しました。

「蒸気の時代」において、たいていのマップでは最後の2ターンに(できれば5〜6リンクで)各2回ずつ荷物を運ぶような形を作っておかないと勝ちきれないものです。ということで、最終ターン開始時に Engine Track が5リンク止まりだったのは致命的でした。結局、序盤の不利な体勢から終盤に猛追したつなきさんの勝利でゲームは終わりました。僕は順位的には2位でしたが、点数的には9点差くらいあったので完敗に近いです。

負けはしましたが、久しぶりに脳髄がしびれるような快楽に酔いしれるゲームを堪能することができました。ゲーム中に気がついた変な作戦も試してみたいですし、ぜひまたこのマップで再戦したいです。
http://www.boardgamegeek.com/game/30930


・Ticket to Ride: Nordic Countries / Days of Wonder

北欧諸国限定版。ヴァイスさん持ち込み。3人。

国内にはほとんど入ってきていないと思われる「乗車券」のスカンジナビアバージョン。このレアアイテムをヴァイスさんが持ち込んでくれたので、帰る予定を急遽変更して卓に入りました。以下、元ゲームとの相違についてです。※2008/07/07 に訂正しました。情報をいただいたたけるべさんに深く感謝いたします。

2〜3人用のスタンドアロン:

このゲームは2人か3人でプレイします。拡張ではなく、単独でプレイ可能です。

二重路線:

2点の都市間を直接つなぐ路線2つのことです。「北欧諸国」では二重路線の長さが異なる場合があり、以下の2つのルールが適用されます。

1.同一プレイヤーは二重路線の両方に線路を敷設できない
2.2人プレイでは、片方が使用されると、もう一人のプレイヤーは残る片方に線路を敷設できない

機関車カードの扱い:

これが最も大きな違いです。まず、通常の路線を完成させるために機関車カードをワイルドカードとして使用することができません。機関車カードはフェリーかトンネルを完成させるためにしか使用できないのです。
このように機関車カードが「弱体化」しているため、表向きの列車カードを取る時の機関車カードに関する制限が撤廃されています。つまり、表向きの機関車カードを(通常の列車カードと同様に)2枚取ることが可能です。また、場に機関車カードが3枚公開されたとしても流しません。

トンネル:

「乗車券:ヨーロッパ」とほぼ同一のルールです。

フェリー:

フェリー路線のうち、機関車のシンボルが描かれている部分1つは、機関車カードではないの3枚の列車カード(色もバラバラでよい)を「ワイルドカード」として代用することができます。また機関車カードは、フェリー路線の機関車シンボルがないマスに使用することができます。

例:機関車シンボル2つを含む4マスの青路線があり、手札に機関車カードが1枚と青カードが1枚しかなかったとしても、手札のその他の何のカードでもよいので6枚の列車カードさえあれば、ここに線路を引くことができます。

9マスの路線:

ボードの右上に9マスの路線が1箇所だけあります。色は灰色です。ここに普通に列車を置くには9枚の同色カードが必要です。ただし各マスにつき、4枚の列車カード(色は問わない)を「ワイルドカード」として代用できます(9マス路線のワイルドカードには機関車カードが入っていても構いません)。 この路線だけで点数は27点です。

例:同色9枚の列車カードの他に、同色8枚と何でも3枚(計11枚)、同色7枚と何でも6枚(計13枚)などでも、ここに線路を敷設できます。

ゲーム終了時のボーナス:

ゲーム終了時にチケットカードを最も多く達成したプレイヤーには10点のボーナスが入ります。また、最長路線ボーナスがありません。同点の場合、まずチケットの完遂枚数で判定を行い、それが同じ場合は最長路線数で判定します。

その他、列車カードのデザインもこのバージョンオリジナルで、北国を意識したアートワークが素晴らしいです。

少人数用のマップらしく都市間の路線数はタイトです。地形も険しく、重要なポイントはほとんどフェリーかトンネルによって阻まれています。このため、自然と激しい競争が引き起こされ、熱い駆け引きが濃密に楽しめるよう工夫された乗車券のバリエーションです。

機関車カードの扱いが変更されているとはいえ、やはり「乗車券」は「乗車券」ですから、その面白さは保証されているようなものです。また、最長路線ボーナスがないので、自分のチケットカードの都合だけでサクサク列車コマを要所に置いていけばいいわけで、結果的にこれはゲームのテンポを早める効果を生み出されていると思いました。

面白いことは面白かったのですが、9マスの路線の扱いについてはやや大味な印象を受けました。豪快に点数が入るので、置けた時にはとても気持ちいいのですけれどもね。 ※2008/07/07 このセッションではこの部分のルールが誤っていたようですので、この一文は取り消します。 ということで、そのおかげで何とか勝利することができました。これは素直にうれしい。プレイタイムはインストを除いて45分くらいだったでしょうか。

貴重なゲームをプレイする機会を与えていただいたヴァイスさんには感謝いたします。面白かったので、またぜひプレイさせてくださいませ。
http://www.boardgamegeek.com/game/31627


レポートは以上です。

当然ながら、他の卓では「18xx」が普通にプレイされていました。そちらに興味がないわけでもありませんが、今やプレイ機会もプレイヤーも少ないのは「蒸気の時代」の方でしょう。今後もできるだけこの火を消さないよう、せめてここだけでも定期的にプレイする場として確保していきたいものです。「蒸気の時代」にご興味のある方は、ぜひ一之江までいらしてください。初心者歓迎です。

本日はどうもお疲れさまでした>関係者各位
次回もまたよろしくお願いいたします。  

2008年01月20日

一之江ゲームクラブ例会 (1/19)

19日(土)は、一之江ゲームクラブに行ってきました。

このクラブに関する詳細は mixi コミュニティをどうぞ。
[一之江ゲームクラブ] ※要mixiアカウント
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2303630

このところ参加者が増加している一之江ゲームクラブですが、今回も20名ほど集まったようです。最大で5卓。うち「18xx」が3卓、「蒸気の時代」が1卓、SFゲーム卓が1卓でした。このうち、僕が参加したのは「蒸気の時代」卓です。今後も僕がここに参加する時は「蒸気の時代」卓になるでしょう。

底冷えする真冬の寒さに震えた1日。


・Age of Steam (蒸気の時代) / Warfrog

2ヶ月ぶり。5人。

初プレイの方(女性ゲーマーでした)がいらっしゃったので基本マップで。結果的には惨敗。

このセッションは中央に3人が固まって、東西両端に1人ずつという展開となりました。こういう形の場合、当然ながら中盤以降に中央部の商品キューブが不足することになるのですけれども、僕はこれを少し軽視していたようです。初プレイヤーもいるし、線路タイルの建設を工夫して、後半に東西のどちらかへ足を伸ばすつもりでいました。

しかし終盤近くになって、デトロイトの東にあるタウンを都市化したのが悪手となりました。自分としてはこれを東部への最初の足がかりにするつもりが、それを他人に利用されてしまったのですから話になりません。結局、商機も路線数も不足した状態のまま中央部にすべての自路線が閉じこめられる形になり、まるでいいところがなく終了ということになりました。

大敗という結果は情けない限りですが、今回は反省点がはっきりしているのでまだマシだったかもしれません。ともかくも、次はもうちょっとがんばります。あと、初プレイヤーの方には面白いゲームだと言ってもらえましたよ(インストもうまくいったみたいです)。それだけでも大きな収穫ですね。
http://www.boardgamegeek.com/game/4098


・Age of Steam Expansion - 1830's Pennsylvania / Bezier Games

石炭パワー炸裂。5人。

ペンシルバニアから西にそびえるアパラチア山脈を越えることがテーマのサードパーティ製拡張マップです。

ゲーム開始時、「灰色タウン」上に黒い商品キューブが1個ずつ配置されます。これが本マップのメインテーマとなる「石炭」キューブです。灰色タウンを都市化する場合には、黒でない新都市タイル(赤・青・黄・紫)を使用しなければなりません。灰色タウンが都市化すると、そこに追加して1個の石炭キューブが配置されます。

この拡張マップにおいて、石炭キューブはマップに直接配置され、生産によっては登場しません。したがって Goods Display には、黒いキューブを除いた色のキューブのみが配置されることになります。

石炭キューブにはボーナスがあります。これは2種類あって、1回の輸送においてそのどちらかのみを適用することが出来ます。

1つめのボーナスは、石炭キューブを輸送距離を2倍にするというものです。つまり、輸送プレイヤーのエンジントラック数(リンク数)の2倍の距離まで石炭キューブを運んで、通常通りに収益を得ます。

もうひとつは収益を2倍にするボーナスです。輸送プレイヤーのエンジントラック数以内の輸送距離であれば、使用したひとつのセグメントごとに2収益ずつが計上されます。いずれのボーナスで輸送した黒キューブはゲームから除外します。

灰色のタウンは、マップボードの中央より西側に散在しています。そのほとんどはアパラチア山脈の中にあり、山地の敷設コストは$5と通常より高めに設定されているため、簡単には石炭を獲得することはできません。

そこでプレイヤーは、東端にある通常の都市で収益を確保し、その利益で西進することになります。それ自体も大変な競争ですが、強力ながら限られた石炭キューブの獲得もまた激しい競合が繰り広げられることになるでしょう。

ところで今回のセッションですが、ルールを少しばかり勘違いしたプレイヤーが出て、途中で協議終了となってしまいました。このマップは強い指向性を持っていて、東の地域からから西方へ順序よく進行していかないと立ちゆかなくなってしまうのです。

中断したとはいえ、石炭キューブの壮絶な強力さはプレイした全員が感じました。かなりクセの強い常連者向けのマップです。次はぜひちゃんと最後までプレイしたいものです。
http://www.boardgamegeek.com/game/23189


レポートは以上です。

一之江ゲームクラブといえばやはり「18xx」で、実際、参加者の多くはそれらをプレイするために集まります。しかし主宰者の atogさんは、この「蒸気の時代」をもう一つの軸にしたいとチカラを入れていまして、今後の例会でも少なくとも1卓は立てようという方針を表明しています。

もちろん希望者数しだいではありますが、定期的に「蒸気の時代」を確実にプレイする希少な場の維持に、僕としては今後ともぜひ協力したいと考えております。

本日はお疲れさまでした>参加者各位
またぜひ参加させてください。  

2007年10月07日

一之江ゲームクラブ例会 (10/6)

6日(土)は、一之江ゲームクラブに行ってきました。
このクラブに関する詳細は mixi コミュニティをどうぞ。

[一之江ゲームクラブ] ※要mixiアカウント
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2303630

この日は「18US」をプレイする予定だったのですが、初版の事情によって中止となりまして、急遽、当日その場で「1846 / Deep Thought Games, LLC」をプレイすることとなりました。

開始時刻がお昼の12時だと知ったのが、当日の午前0時過ぎだったという間抜けなミスがありまして、かろうじて寝不足状態にはならずに済んだ程度の体調で会場入りしました。でもやっぱり何か頭は目が覚めていなかったようで、ゲーム中にボードやタイルがゆがんで見えるとか、微妙に面白い状態になっていました。謎。

気温は涼しいのですが、歩いていると汗ばむような感じ。


・1846 / Deep Thought Games, LLC

また序盤でミス。痛恨。4人。
「バラフライ効果」という言葉をご存じでしょうか。これが正しいかどうかはさておいて、「18xx」は、まさにこの理論が提唱するがごとく、序盤の微少な変化が終盤に大きな変動をもたらすダイナミックな枠組を持つゲーム群です。特にこの「1846」はその振幅が大きく、序盤での何げない1プレイが、その後の数時間の流れをほぼ確定させてしまうくらいの重みがあります。

あ、でも今回は何げなくはなかったな… もうあり得ないレベルでの、たった1プレイのミスが、序盤から終わりまで自分だけ沈んでおしまいという結果を引き起こしてしまいました。敗因がはっきりしているだけに何も言うことはないです。最後の方であまり美しくないプレイをしていしまったのが悔やまれますが、それ以前の問題ということも含めて反省しております。

ということでレポートをするモチベーションが保てないのでこれにておしまい。
同卓の方々はお疲れさまでした。
http://www.boardgamegeek.com/game/17405


今回はこの「1846」の他に2卓立っていました。

・18GL / Deep Thought Games, LLC

4人でプレイされていました。相変わらず難解なゲームのようです。

・18UE / Deep Thought Games, LLC

こちらはなんと3人。それでも十分に楽しいみたいです。

この他に、遅い時間に「18Scan / Deep Thought Games, LLC」も立っていたようです。  

2007年09月10日

HAL99さん迎撃会 / 一之江ゲームクラブ (9/9)

9日(日)は、 一之江ゲームクラブに行ってきました。 atogさん主催のこのクラブは、このところ月に2〜3回のペースで有志メンバーが集まってゲーム会が開かれています。もうどれが例会なのか緊急特例会なのかよくわかりません。 それにしても、毎回のように「18xx」をプレイすると告知するだけで、どこからともなくメンバーが集まって卓が成立するのですからたいしたものです。

で、今回は隣で「1846」がプレイされているのを眺めつつ、こちらでは、お仕事で上京してきた HAL99さんを囲む卓をSGC有志メンバー(YOKさん・Gさん・自分)によって立てました。当初はこちらも「1846」卓になりそうな流れだったのですが、数日前に僕が「Canal Mania / Ragnar Brothers」の 2nd. Edition と「Age of Empires III: The Age of Discovery / Tropical Games」をプレイしませんかと提案したところ、他のメンバーさんに快く受諾いただきまして、本日の企画が決まりました。

相変わらず残暑の日は続いています。あー蒸し暑い。
弱冷房車があるんだから強冷房車も作って欲しい今日この頃。


・Canal Mania 2nd. Edition / Ragnar Brothers

初の第2版プレイ。4人。
残念無念なことに、後で確認したら、Junction Contact のルール適用が誤っていました。すいません。ゲーム自体はかなり面白かったので、バリアントとして考えてみることにします。ということで、例によって写真は参考にしないでください。
http://www.boardgamegeek.com/game/19995


・Age of Empires III: The Age of Discovery / Tropical Games

個人的には3回目のセッション。4人。
3回目にして初の4人プレイ。適度に厳しいバランスが○です。

今回はゲームを通して資金管理が厳しい展開になりました。Age I では3ターンともスペシャリストの「商人」を取れたのは良いとして、それ以外の資金源の確保がうまくいきません。Trade Goods の毛皮を2枚取って、毛皮タイルのある地域へ探検を成功させたまでは良かったのですが、その後に入植者をその地域へ送り込むことに一歩遅れを取ってしまい、せっかくの毛皮タイルを他プレイヤーに取られてしまったあたりから状況は暗転しはじめます。

Age II では商人を呼ぶこともままならず、仕方がないので探検を繰り返して資金を確保する方針を採りました。この探検自体はうまく行ったのですが、そこから落ちてくる略奪金が少なくて、このギャンブルも失敗気味に終わりました。結局、序盤で資金繰りが良かったGさんが、そのまま最後までトップを走り切って勝利しました。

「Age of Empires III」はとにかく自分に都合のよい Capital Building をいかにうまく調達するかに勝敗のバランスが大きく依存されている設計になっています。Capital Building は高額なので、特に序盤の資金繰りは極めて重要です。今回はこのあたりに甘い手を連発して、惨敗に近い形となりました(順位的には3位)。

4人プレイは当然ながら3人よりもずっと厳しく、ちょっとしたミスが命取りとなる「鋭い」ゲームでした。ゲーマー的な感覚でいえば、「Age of Empires III」は4人プレイがベストだと思います。もっとも、どの人数でやったとしても、中盤を過ぎて劣勢を逆転することは難しいので、序盤から注意深くゲームを進めることが肝要となります。

プレイしたメンバーにはいずれも好評でした。ゲームは2時間半ほど。慣れればもっと早く終わるでしょう。適度に歯ごたえのある内容ながら、比較的お手軽なシステムで楽しめる良作でしょう。今後もまた機会を見つけてぜひプレイしたいと思っております。
http://www.boardgamegeek.com/game/22545


レポートは以上です。
今回は「Canal Mania」にインストミスがあったのが痛恨の極みです。重ねてお詫び申し上げます。また、実は前日にプレイした「Phoenicia」も持ち込んだのですが、「AoE3」が終了した時点で午後8時を過ぎており、残念ながらプレイするには至りませんでした。「Phoenicia」は「Outpost」っぽいメカニクスですし、HAL99さんには気に入っていただけると思いますので、またいつかぜひプレイしましょう。

ということで、今回はどうもお疲れさまでした>参加者各位  

2007年08月19日

「1846」会 / 一之江ゲームクラブ (8/18)

18日(土)は、atogさんの呼びかけによって一之江で開かれた「1846」をプレイするゲーム会に行ってきました。参加したのは atogさんの他、ヴァイスさん・hatsuさん・しむしゅさん、そして僕の5人です。会場を借りて行われたので、実質的には一之江ゲームクラブの特例会のような形になりました。

プレイしたのはもちろん、このところ周囲で妙に盛り上がっている「1846 / Deep Thought Games, LLC」です。このところこのゲームばかりプレイしておりまして、このブログのエントリーも「1846」だらけになっています。

この日は、8月に入って初めて真夏日が途絶えた曇り空。エアコンの効いた室内にこもっていると、夕方ごろには肌寒く感じてしまうほどでした。湿度が高かったので、過ごしやすい陽気とまではいきませんでしたけれども。でも、一之江駅から会場となった公民館に行く途中には一級河川の新中川があって、穏やかな川の流れがとても涼やかに感じました。


・1846 / Deep Thought Games, LLC

序盤がとにかく難しい。5人。
最初のプレイ順は3番目。念願の Grand Trunk(以下GT)を運営することが出来ました。しかもプライベート会社は Michigan Southern(デトロイトを拠点にするマイナー会社/GT の本拠地はデトロイトのすぐ北)と Michigan Central(北端2ヘクスに無料タイル配置権)の組み合わせという好形。これでしばらくは食うに困らない程度には運営が出来ると思っていたのですが…

序盤は、所有している Michigan Southern を有効活用し、さらに NYC(社長atogさん)と協力しつつエリー湖沿岸の開発にいそしみました。エリー湖の周囲にタイルが埋められ、遠く西に見える Chicago までの直通路を整備し、さらに Detroit をアップグレードしたあたりまでは好調だったと思います。しかしこの後に落とし穴が待っていました。

序盤の波乱は、遙か南方にあった Illinos Central(以下"IC")が、何と Detroit にトークンを置いてきたことです。このゲームでは Pennsylvania(以下PRR)がパラシュートトークンを使って Fort Wayne から路線建設を行っていたために、南北の線路がこちらの予想よりも早く接続され、この手が生じました。正直なところ、対角線上にある会社が、はるばる北上してまでトークン(しかも IC にとっては最後の1個となるトークン)を置きに来るとは予想もしていない事態でした。

これが発生したのがフェイズ2で、つまりまだ緑タイルの時代です。Detroit が茶タイル(フェイズ3)になるまではトークンスペースは2個しかなく、1個は自分が所有する Michigan Southern のトークンが置かれており、残りの1スペースに IC トークンが置かれてしまったわけです。つまりその直上にある我が GT は、南方へのルートを完全に塞がれてしまう格好になりました。

しかたがないので Michigan Southern を GT に吸収させ、Detroit の MSトークンを自社トークンに変換、さらに IC のルートを分断する目的で Fort Wayne にトークンを配置しました。しかしこのトークン配置はまた大きな判断ミスで、ここはどう考えても Cincinnati に置くべきでした。南にある Cincinnati は高収益のZタイルであり、しかも Louisvillle(高額な盤外地域)へのルートも保証されるという要所です。にもかかわらず、単に IC への牽制ばかりを考えていた僕は、この時点で負けていたようなものでした。

ここで GT は「2」列車を3台保有していましたが、上記のように高収入路線が確保できなかったこともあり、他社との収入格差が顕著になってしまいました。そしてストックには緑の列車(『3/5』⇔『4』)が1両のみ。つまりそれを購入してしまうと次のフェイズ(フェイズ2→フェイズ3)へ移行してしまう可能性が高まります。ここでさんざん悩んだあげくにこの列車を購入することになるのですが、結果としてこれが2回目の判断ミスとなりました。

この後の株式ラウンドにおいて、未設立の2社が相次いで設立されたのは読み通りだったものの、さらにその直後の運営ラウンドでフェイズ3の列車が枯渇し、一気にフェイズ4まで移行してしまうことになるあたりまでは考えていませんでした。結果として、自社の GT はフェイズ3で列車を購入することができず、フェイズ4の高額列車を買わされることになったばかりか、悩み抜いて購入した「3/5」列車が1回も走らないままにフェイズアウトしてしまう始末。

かろうじて社長の強制自己負担は免れたものの、「6」列車1両では勝負にもならない(まぁ、それ以前に勝ち目はまったく無くなっていましたけど)ので、2回連続して無配当を続けてさらにもう1両を無理やり購入してせめてもの形作り。勝敗からは完全脱落していましたけれども、ひたすら路線の拡大を続け、最終的には最大収益を叩き出す立派な(?)会社にまで大成長させました。反省点の多い大敗したゲームではありましたが、唯一それだけが救いになった出来事でした。

「1846」の序盤〜中盤にかけての指し回しは本当に難しいです。そして研究のしがいがあります。残念ながら勝敗には絡めませんでしたが、ここには書ききれないほどのさまざまなことが錯綜し、実に充実した6時間を過ごすことができました。前回・前々回のセッションとはまるで異なるシチュエーションとなったことに少なからず衝撃を受け、改めて「1846」の際限なき奥深さを感じた1日となりました。
http://www.boardgamegeek.com/game/17405


レポートは以上です。

余談。先日のエントリーでちょっと書いた 18xx の資産管理システムが90%ほど完成しました。ひとまず「1846」に完全カスタマイズされていますけど、やりたいことは全部詰め込んだって感じ。

プレイヤーや会社による株の売買、会社による配当・半配当・無配処理、そしてその後の株価変動も自動的に処理するなどは当然盛り込んであって、路線建設を除けばだいたいのことはできるようになっています。

これはあくまで自分向けの研究ツールですが、勢いだけで作ったにしては便利だったので今後も活用していきたいです(でももう VBA は使いたくない…)。

ということで、参加したみなさま、大変にお疲れさまでした。
またぜひよろしくお願いいたします。  

2007年08月05日

一之江ゲームクラブ例会 (8/4)

4日(土)は、「一之江ゲームクラブ」の例会に参加してきました。一之江ゲームクラブは、atogさんがこの6月に設立したばかりのオープンゲーム会です。クラブの運営に関する各種連絡等は mixi のコミュニティを使って行われています。

[一之江ゲームクラブ] ※要mixiアカウント
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2303630

ここの特徴は、何といっても実質的に「18xx」に特化しているということです。昔から「18xx」に造詣が深いatogさんだからこそ出来たことであり、また周囲がそれをよく理解しているからこそ人も集まってきます。この日も17名の参加者があり、会場内では4卓のゲーム(もちろんそれらすべて18xx系ゲーム)が立っていました。

今後も継続してこの傾向が続くかどうかはわかりませんが、しばらくはこの熱気が治まりそうもありません。個人的願望としても、出来るだけ長く続いて欲しいと思っております。

ところで本日のプレイ予定のゲームは「1846 / Deep Thought Games, LLC」でした。Deep Thought 製の18xxバリエーションのひとつで、デザイナーは「ファースト・フーズ・フランチャイズ」「王への請願」「マジェラン 」等を手がけた Thomas Lehmann です。

プレイ前の情報では、比較的短時間で終わるタイプのゲームということだったのですが、さてどうだったでしょうか。

梅雨も明け、このところ東京の夏らしい激しく蒸す陽気が続いています。会場が駅から近くて良かった…


・1846 / Deep Thought Games, LLC

これは良い18xx。5人。
アメリカ北西部が舞台の18xxです。「1830」でおなじみの鉄道会社もいくつか登場します。
まずは「1830」とのルールの違いについて、以下に大まかにまとめてみます。

1.株券は会社が保有
Deep Thought 製の 18xx の多くがそうであるように、「1846」では、設立時に会社が株券を保有しています。会社が保有している株券を購入すると、その購入代金は会社の資産となります。また会社保有株券も配当の対象となります。

2.会社は社長株券の購入で運営可能
20%の社長株券があれば会社は設立され、そのまま運営が可能となります。

3..線路敷設に$20のコスト
黄タイルの配置やタイルのアップグレードに$20のコストがかかります。山岳地帯やトンネル・橋梁の開通によってさらにコストがかさむこともあります。これが「1846」の大きな特徴のひとつで、会社の運営に大きく関わるルールです。

4.複数タイル配置ルール
タイル配置は、1回の運営ラウンドで「黄タイル2枚配置」か「黄タイル1枚配置+タイルアップグレード1枚」のいずれかを行うことが出来ます。もちろんいずれも必要なコストの支払いが必要です。

5.列車のフェイズアウト
フェイズが進行すると、古いタイプの列車が廃棄されるルールは「1846」にもあります。しかし、このゲームでは、まず「フェイズアウト」という段階を経て廃棄されます。例えば、フェイズ1の列車である「2列車」は、フェイズ3で「フェイズアウト」となります。

フェイズアウト列車は裏返しにされ、その会社の次の運行ラウンド終了時に廃止されます。つまり1回だけは運行することが出来る可能性があります(さらにフェイズが進行すると運行出来ないこともある)。フェイズアウト列車は列車の保有制限に入らず、また、フェイズアウト列車は売買の対象にすることは出来ません。

6.N/M列車
フェイズ2以降の列車には2種類の選択肢があります。例えば、フェイズ2では「4列車」と「3/5列車」の2種類です(ひとつの列車カードにこれらが両面印刷されている)。後者のフォーマットで書かれた列車を「N/M列車」と言います。これは「M個の都市に訪問可能で、そのうちN個の都市から収益を得る」という機能があります。

7.株価チャートは1次元
株価チャートは、一般的な「18xx」が2次元の表であるのに対して、「1846」は1次元の表です。

8.株価の「売れ残り下がり」
株式ラウンド終了時、バンクプールに株券が1枚でもある会社の株価は1ランク下落します。もちろん、すべての株券をプレイヤーが所有している会社の株価は1ランクアップです。

9.その他
プライベート会社の入手方法は競りではなく、ランダムに配布されたカードから1枚を選択するという方法です。他にも、運営ラウンドで会社が自社保有株券の売買を行えるとか、運行ルートが東西盤端を含んでいるとボーナスがあるとか、細かな違いがあります。

最初にルールを通読した時には、一般的な「18xx」の要素を単純化して、手頃な短時間ゲームとして構成したのではないかという印象を持っていました。しかし実際にプレイしてみたら、「1846」は要素を省略したのではなく、無駄をそぎ落として濃縮したデザインであることにプレイヤー全員がすぐに気がつきました。

マップは狭く、タイル配置にコストがかかるため、これだけでも会社間の競争や駆け引きは熾烈となります。また、列車の枚数の少なめでフェイズ3以降の列車価格は急激に上昇する等々、会社の運営に厳しい条件がこれでもかというくらいに揃っています。

そのため「1846」は、その見た目とは裏腹に決して初心者向けではなく、むしろプレイ経験者が濃厚なエッセンスを楽しむタイプのゲームであると思いました。ゲーム全体のスケールが抑えてられているため、特にプレイヤー間の絡みにおいて密度を濃くする方向でまとめあげられた 18xx であると言えます。

このセッションでは僕はいきなりの2社経営(NYCとC&O)に挑みました。が、これは無理筋だったようです。このゲームで2社経営をするには、恐らくインフラを共有しやすいように距離的に近い会社を選択するべきです。まぁ、それがわかった頃には手遅れだったわけですが…。そういうことで、2ターン目で早くも歯車がかみ合っていないことがわかってしまいました。

これを修正しようとあれこれ動きすぎ、結果として非効率でちぐはぐなプレイになってしまい自滅。で、勝負は早々に諦めて、運営でいろいろと実験をやってみることにしました。おかげでいろいろなことがわかり、「1846」の魅力を再確認することが出来たのは収穫だったと思っております(ま、ただの負け惜しみではありますけど…)。ちなみに勝利したのは atogさんです。お見事でした。

ところで、プライベート会社との絡みがありますが、地勢的にいくつか有利そうな会社があるような気がします。マップが狭いこともあり、5人プレイはかなり難易度が高いように感じました。少なくとも「1846」に慣れたプレイヤーでなければ難しいセッティングだと思います。また5人プレイは時間がかかるので、次は少ない人数でチャレンジしてみたいですね。再戦熱望です。
http://www.boardgamegeek.com/game/17405


レポートは以上です。

インストを除けば、インストを除く実質的なプレイ時間は6時間ほどでした。実はこの日、僕は8時くらいで帰るつもりで予定を組んでいたため、最後の1ターンは省略するような形となりました(こんなに時間がかかるとは思ってもいなかったので…申し訳ないです)。ただ、最終ターンを行ったとしても、atogさんの勝利は揺るぎないだったかと思います。

ところで、最初に書いた通り、この日の例会では他の卓でも「18xx」が立っていました。せっかく写真を撮ったので以下に掲載して、このエントリーの〆としましょう。

・1841 / Deep Thought Games, LLC


イタリア北部はミラノ周辺が舞台の「1841」。「18xx」バリエーションの中でもかなり重厚な内容を持っているようです。3人でプレイされていました。
http://www.boardgamegeek.com/game/1447

・18EU / Deep Thought Games, LLC


欧州を舞台にした「18EU」。一之江ゲームクラブに参加するなら、このゲームはぜひ嗜んでおきましょう。5人でプレイされていました。
http://www.boardgamegeek.com/game/1447

・1830 / Avalon Hill


そして本家(?)である「1830」も5人でプレイされていました。
http://www.boardgamegeek.com/game/1447