moon Gamer - ボードゲームブログ

テーブルゲーム(ボードゲームやカードゲームなど、電気を使わないタイプのゲーム)と、その周辺の話題を中心にした記事や写真を広く公開している個人ブログです。

カテゴリ: 雑記・偶感・随想

moon Gamer

黄色いアイツの瞳に赤い鳥のような紋様が羽ばたいたので買った。

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先ほどアマゾンから届きました。

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挑戦的な帯のコピーが自信のほどを伺わせますね。
ちなみに()内は「本当かどうか試してみませんか?」と書いてあります。

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久しぶりに会った彼女は、しばらく他愛もないおしゃべりをしてから少しまどろんで、その少し後、空を見上げるような仕草ですっと顔をこちらに向けたかと思うと、前髪を風に揺らしながら唐突にこう僕に尋ねた。「覚えている?」。それは他愛もないひとつの遊び。僕が作ったゲーム。彼女と遊ぶために、そして彼女の気を引くために、即興で考えたつぎはぎだらけのつたないルール。

反射的に、よく覚えているね、とは言ったけれども、この瞬間まで僕はこの"ゲーム"のことをすっかり忘れていた。一拍おいて海馬の底からあの記憶が引きずり出されて、そこでようやく僕は、なぜこのことを忘れることにしておいたのか、その理由までも思い出した。その時、きっと僕の顔は赤く染まって、だからそれを見た彼女はくすくすと笑った。何となく、恥ずかしかった。

またやってみようよと彼女がとんでもないことを言った。僕はわざとらしく腕時計を見やって、もう時間がないからまた今度と、まるでウソをつく子供のようにぎこちない笑顔を浮かべ、たくさんのまばたきをしながら目線を合わせずに言った。"今度"だって? 自分でそう言っておいて僕は、もうあんな機会は二度と無いだろうと思った。だからこそ、その言葉を無意識に選んでしまったのかもしれない。

ほんの少しの間、僕の顔を眺めていた彼女は、そうね、と、何もかもわかったような顔をして少しうつむく。ふわりと前髪がまた揺れた。そうして彼女は、またね今度だねと、ありえないことをふたつ呟いて、前を向いて静かに歩き出した。僕はその少し後をついてゆく。人があふれて幸せなざわめきが広がる街の中、僕たちはたったひとつの思いを共有しながら、残り少なくなった時間を持て余した。

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「ボードゲームで豊かな人生」。アークライトで購入したゲームに添付されているルールブックにはこんな文言が書いてある。僕たちはボードゲームで本当に豊かになれるのだろうか?

たいていのボードゲームはタダではない。店で売っているものだ。お金を出して購入したゲームが果たして面白いかどうか、事前にどんな吟味をしたとしても、箱を開けただけではよくわからない。そして、それを確認するためだけであったとしても、プレイ機会を実現するためには実に長い道のりが必要となる。

まずは遊ぶメンバーを集め、遊ぶ場所を確保しなければならない。もちろん長い文章が書かれたルールブックを、あなたの貴重な休暇の一部を費やして読み込み、それを人に説明できるほどに理解しておかなければならない。

そうまでして何とかゲームをプレイするまでにこぎ着けたとして、必ずしも良い結果が得られるとは限らない。短くもない時間をかけてプレイしたゲームが終わった後、同卓のメンバーたちから微妙な反応しか返ってこなかったなんてことは決して珍しいことではない。

それどころか一緒に遊んだ人が、後日評価サイトで「いまいちだった:5点」とか書いてしまうかもしれない。あなたが勇気を持って購入し、あなたが場をセッティングし、あなたがルールを読んで、あなたがインストしたゲームが、顔見知りとはいえ他人によって5点とか付けられちゃうわけだ。

さらに鬱なことに、後でルールブックをよく読み返してみたら誤読が発見されたり、実はエラッタが出ていたとかいうこともある。そうすると休日をつぶしてまでしてきたこれまでの苦労はいったい何だったのかと頭を抱えたくもなるだろう。

しかも、だ。あなたが本格的に落ち込むのはこれでもまだ早いかもしれない。なぜなら、後に残った無駄に大きな箱のゲーム本体をどうするか、という問題がずっしりとあなたの肩にのしかかるかるからだ。

仲間内に不評でネットにも「いまいち」なんて書かれたゲームが再びプレイされる日が来ることを期待する人こそ、きっと幸せで豊かになれるような気がする。さて、あなたは今、"豊かな人生"を歩んでいますか?

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いつも 当ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
本日で moon Gamer は4周年を迎えることができました。

不定期にも関わらず、更新があるたびに多くの方においでいただけているようで、本当にありがたいことだと感謝の気持ちでいっぱいです(今に始まったことではありませんけど"書きかけ"が多くてすいません)。
また、いつもゲームを相手していただいている多くの方々にも、併せて深くお礼を申し上げます。これらたくさんの方あっての4年間でした。

それにしても、僕は多くの趣味に少しずつ手を出すことが趣味みたいなものだったので、ブログ書きだけで4年も続いていることが自分でも不思議です。来年は節目となる5年。せっかくなので何か企画してみたいものです(内輪でゲーム会くらいしか思いつかないけど)。

また楽しくゲームがプレイすることができたら、あるいは、そういうゲームにみなさんが出会えるきっかけとして、moon Gamer に書かれた記事が少しでもお役に立てることがあれば、ブロガーの端くれとして望外の喜びです。今後ともどうかよろしくお願いいたします。

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先ほど、次回メビウス便(頒布会)のお知らせメールが届きまして、その中に、あの「皿洗いゲーム」をメビウスゲームズがリメイクしたという情報が書かれていました。メビウスが手がけるリメイクとしては3番目のゲームとなりますね。皿洗いゲームについては、以下のブログが詳しいです。

[お髭処 blog] ※2007年11月14日

http://d.hatena.ne.jp/higedice/20071114/1195050814

邦題は「お先に失礼します」になる模様ですが… なぜ?
まぁ朗報ということで、細かいことはどうでもいいや。

2008/04/18追記:メビウスのブログにて画像付きで紹介されました。
http://mobiusoyaji.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_aa91.html

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ようやくスギ花粉は飛散のピークを越えた気がしないでもない。ただ、飛散量が少なくなっていたたとしても過敏になっているので、ケアの手間を軽減することはまだできない。ということで、まだ四六時中マスクをかけっぱなしの生活を送っている(当然、寝る時もマスクをかけて寝るのだ)。

ところで。去年あたりから何となく気がついたのだけれども、マスクをしてゲームをプレイした時の方が、そうでない時より勝率が高い気がする。なんでだろう? きちんと記録しているわけでもないので気のせいかもしれないけど。

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明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年もたくさんのゲームをプレイすることが出来ました。同卓で遊んでいただいた方々と、ゲームの制作者の方々への感謝の気持ちを込めて、2007年にプレイしたゲームの中から、特に印象に残ったものをピックアップしてみました(全3回に分けて続きます)。
なお、あくまで 2007年のセッションにおいて印象深かったゲームなので、実際に発売された時期や発売元、それにプレイ回数は無関係です(レガシーゲームや創作ゲーム、あるいは過去にプレイ済みのゲームがピックアップされることもあります)。


1月
moon GamerYspahan (イスファハン) / Ystari Games

http://moon.livedoor.biz/archives/52218613.html (1/27)
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シンプルで、それなりに考えどころもあるダイスゲームです。

ダイス次第ではありますが、勝ち筋はいくつもあります。ゲーム展開のバリエーションが多いことと短時間で終わることを併せて、何回でも遊べる優れもののアイテムです。

moon GamerStimmvieh (政治献金ゲーム) / BeWitched Spiele

http://moon.livedoor.biz/archives/52218610.html (1/21)
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シンプルなメカニクスが織りなす奇妙なジレンマが特徴のカードゲームです。

200セット限定のゲームですけれども、面白かったのでピックアップしました。

追補:

「American Megafauna(アメリカン・メガファウナ) / Sierra Madre Games 」は簡易ルールなので除外しました。その他、「Outpost / TimJim Games」「Age of Steam (蒸気の時代) / Warfrog」のセッションも印象に残っています。


2月
moon GamerImperial (インペリアル) / Eggert-Spiele

http://moon.livedoor.biz/archives/52218617.html (2/18)
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投資家となって、欧州の紛争に関わる黒幕として関わり、より多くの資金獲得を狙います。

国内では2007年の花開いたゲーマーズゲーム。テーマの斬新さ、偶然性の無いメカニクス、ロンデルシステムの悩ましさ等々、上質の戦略ゲームとして長くプレイされるであろう要素を多く併せ持っています。

moon GamerSpace Dealer (スペースディーラー) / JKLM Games

http://moon.livedoor.biz/archives/52218615.html (2/11)
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ピック&デリバリーなリアルタイムアクションゲームの快作。

ゲームとしての完成度には若干の問題を抱えていますが、他に類を見ない独自のアイデアは高く評価したいです。

追補:

「ルールの達人 / 創作ゲーム(カワサキファクトリー)」「Die Macher(ディ・マッヒャー) / Moskito」も良かった。


3月
moon Gamer18EU / Deep Thought Games, LLC

http://moon.livedoor.biz/archives/52218627.html (3/21)
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画期的アイデアが盛り込まれた「18xx」のひとつ。

地名を除いて架空の設定にすることで、より力強いゲーム性を持たせることに成功した作品です。

moon GamerPortobello Marke (ポルトベローマーケット) / Schmidt Spiele

http://moon.livedoor.biz/archives/52218626.html (3/18)
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入り組んだ路地にスタンドを配置し、より高い得点を目指します。

カラフルでそれらしい雰囲気が漂うアートワークが素晴らしい。短い時間で鋭いシステムを手軽に楽しめる良作です。

moon GamerGiro Galoppo (レース・ギャロッポ/ギャロッポ・ギャロップ) / Selecta Spiel

http://moon.livedoor.biz/archives/52218626.html (3/18)
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カードの一斉公開で進行するどたばた障害レースゲームです。

結果よりも過程を楽しむタイプのゲームです。子供向けゲームではありますが、大人同士で遊んでも十分に盛り上がります。

追補:

他に「Venedig (ヴェネチア) / Amigo Spiele」が美しくも機能的なコンポーネントで印象に残っています。ただ、「これだ!」というひとつが無かった月でもあります。


4月
moon GamerNotre Dame (ノートルダム) / Alea

http://moon.livedoor.biz/archives/52218636.html(4/22)
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アレアブランドなゲーマーズゲーム。多くの選択肢があり、そして勝利パターンもいくつかあります。

アートワーク重視と思いきや、実はゲーム性にも深く関わっていたという凝ったコンポーネントも大きな特徴。

追補:

「Congo Line / StrataMax, Inc.」が面白かった。コンポーネントがもうちょっと工夫されていれば…


つづく… ただし翌日とは限らない… moon Gamer

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あの夏、僕らはへんぴな田舎にいた。近くに有名な山があったはずだが、その詳しい場所どころか、その山の姿形すらもう覚えていない。なぜなら、僕らはその地にたどり着いてから丸3日の間、合宿所のようなところにこもりきってゲームを遊び、ほとんど外を出歩かなかったからだ。

はっきり覚えているわけではないが、そこに持ち込んだゲームの数はさほど多くなかった気がする。そしてメインのゲームはたったひとつだけだった。その小さな箱の中には、僕らの要求を満たす全てが詰まっていた。実際にそうであったかはともかくとして、自分たちが思い描いた夢想が、そのゲームを遊ぶことできっとかなえられるはずだと、そこにいる誰もが無邪気に信じていた。

最初の1日で、そう、たった1日で僕らは、そのゲームを10時間近くも遊んだ。1回のゲームが終わるまでダラダラと3時間以上もかかったし、その結果はと言えば、偶然に引いたカードの強さと、人生の何かと引き換えに降臨するに違いないダイスの女神に見初められたやつが常に勝った。

でも僕らはゲームというのはそういうものだと思っていたし、何の疑問もなくまた同じゲームを同じメンバーで繰り返し夜中過ぎまで遊んだ。翌日も、そしてそのまた翌日も。楽しかった。

アメリカの有名なボードゲーム評価サイトでは、そのゲームにひどい点数がたくさんつけられ、コメントは荒れ果てている。もちろん彼らは何にもわかっちゃいない。あの夏の日の僕たちの高揚を、カードがすり切れるまで没頭した興奮を、ひたすら勝利だけを追い続けた心地よい焦燥を。あのゲームに3.5なんてつけるやつは、きっと自分の家族や友だちですらデジタルな評価をしなければ気が済まない連中に違いないのだ。

改めて書くまでもないことだが、今となってはあの「思い出のゲーム」を僕は遊んだりはしない。これからそう長くもない残り人生の中で、わざわざそれを棚の奥から引っぱり出すことだってまず無いだろう。どんなに強く願いを込めたことろで、あの暑い夏の太陽が再び僕たちに降り注ぐことはない。

あの仲間たちはその後、ひとりは亡くなって、ひとりは実家の商売を継ぎ、残りのひとりは音信不通だが政治の世界に入ったらしいと風の便りで聞いた。わずか二十数年前のことが、まるで歴史の教科書に書かれた出来事のように、うすぼんやりと灯明のように僕の頭の片隅でセピア色に瞬いて、今でもこうして時々は思い出したりしている。

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ひたすら翻訳とプログラミングと映像鑑賞。この週末もテーブルゲームはやらない。別の予定が無くなったので、やろうと思えば遊ぶことも出来たのだけれど、いまいちそういう気分じゃない。年に何回かはこういう時があって、今がちょうどそういう時期。今年の前半(1~6月)のゲーム環境が、あまりにも充実しすぎていた原因かとも思う。そういえば今年もあっという間に半年が過ぎ去った。どうも今月はこんなペースっぽい。

ところで告知。7月の終わりごろ(7/28~7/29)にこのブログのメンテナンスを行う予定。直前にまた告知するが、一時的にトップや画像が見えなくなる可能性がある。メンテナンスしても見た目に何かが変わるわけではない(が、こちらの意図をはずれて何が起こるかはわからない…)。では。

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