moon Gamer - ボードゲームブログ

テーブルゲーム(ボードゲームやカードゲーム等々)と、その周辺の話題を中心にした個人ブログです。

タグ:つなきさん宅ゲーム会

30日(金)は、つなきさん宅で開かれた年末ゲーム会の2日目でした。
本日の参加者は、つなきさんの他に、ファラオさん・N野さん・taroさん・一味さんと僕の6人です。朝から Antiquity が立っていたようですが、僕は午後1時過ぎに合流し、その後 taro さんも入りました。

ルイーダの酒場 / 創作ゲーム moon Gamermoon Gamer

コミケ帰りの taro さんが購入。6人。

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ルールブックには書かれていませんが、当然ながらモチーフはドラクエです(しかしゲームの内容はそれとはあまり関係はありません)。プレイヤーはルイーダの酒場を運営する主人となり、勝利ポイントを出来るだけ多く獲得することが目的になります。

自分の手番では、5種類の行動のうちひとつを実施します。行動は大別して、冒険者に関するものと建物に関するものの2種があります。ざっと説明すると以下のようになっています。

  1. 酒場の主人
    冒険者チップをランダムに取り、自分の手元とルイーダの酒場に配置します。
  2. 踊り子
    ルイーダの酒場にいる冒険者の種類と数によってお金を獲得します。
  3. 賢者
    建物カードを引いて、それを自分の手元と場に置きます。
  4. 国王
    自分の手元にある建物カードを建設するか、あるいは場の建物カードをルイーダの酒場に建設します。
  5. 勇者
    冒険者チップを引いて、パーティを作れたかどうかを判定します。成功するとポイントを得ます。

建物に関するルールがこのゲームのキモです。まず建物にはそれぞれ固有の特殊効果があります(お約束です)。建物を建設するためには、お金や冒険者をコストとして支払わなければなりません。建物はルイーダの酒場に建設(最大3件)することが可能ですが、それとは別に自分の手元にもひとつだけ建設することも出来ます。

ルイーダの酒場に建物を建設すると勝利ポイントが得られます。しかしルイーダに酒場は公共のものであり、そこにある建物の特殊効果は誰でも使うことが出来ます。逆に自分の建物の特殊効果は所有者だけが使用出来ますが、ポイントを得ることは出来ません。

建物の特殊効果は、実はプレイヤーの行動と密接に関係しています。5種類の行動には「色」があり、建物にもそれと同じ種類の「色」があります。プレイヤーが選択した行動の「色」と同色の建物が建設されているのであれば、その特殊効果だけを手番の最後の実行しなければならないのです。例えば「酒場の主人」という行動は「青」です。これを行動に選択したプレイヤーは、すでに建設されている「青」の建物の特殊効果を実施する、というわけです。

※ここで、公共物であるルイーダの酒場の建物と私有物の建物の違いが効いてくることにも注目。

行動にしても建物にしても、自分だけではなく、他のプレイヤーに直接・間接的に影響を与える効果が多く存在します。このため、周囲の状況を考えながらバランスのよい選択を考えなければなりません。ルールはシンプル(実質2P強)ですが、特殊効果が複雑に絡み合うこともあって、ゲーマーズゲーム的な内容の作品となっています。

今回のセッションでは当然ながら全員が初プレイで、やや読みづらいルールを確認しながらのぎここちない進行ではありましたけれども、手応えのようなものは確かに感じられました。もし、デザイナーが目指しているコンセプトが問題なく表現することが出来ているのであれば、これはなかなかの掘り出し物であると言えます。ランダムな要素もかなりあり、同人ゲームっぽいやや荒っぽい印象も感じましたので、1回のプレイだけでは結論が出ませんでした。もし見かけたらみなさんもぜひ遊んでみてください。
http://www.h5.dion.ne.jp/~otsubu/wisteria/

Union Pacific (ユニオン・パシフィック) / Amigo Spiele moon Gamer

2度目のプレイ。6人。

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つなきさんのリクエストもあって再プレイ。しかもMAXの6人。

実際に6人プレイをやってみて、このゲームは多人数の方が断然面白いということを再認識しました。株や路線の絡み方が人数が増えるほど濃く強烈になり、それに伴って駆け引きも複雑になります。だからプレイヤー間の思惑のぶつかり合いが実に熱くなるのです。

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ジレンマがシンプルであるが故に、決断には正確で冷静な状況の把握と、あと一歩を踏み出す勇気が求められます。さらに不確定要素となる決算カードの存在がまたいい感じにゲームを引き締めています。いいゲームだなぁ。

残念ながら今回は負けはしましたが、面白いセッションとなって僕は大満足です。また別の場所に持ち込んで遊んでみます。 http://ejf.cside.ne.jp/review/unionpacific.html

Breaking Away (ブレーキングアウェイ) / Fiendish Games moon Gamermoon Gamer

ユニークな自転車レースゲーム。6人。

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個人的には久々のプレイ。僕以外は初プレイです。各プレイヤーは4台の自転車レーサーを操り、3回のチェックポイントを出来るだけ早い順位で駆け抜けることが当面の目標になります。それぞれのチェックポイントでは着順に応じてポイントが入り、最終的には総合ポイントで順位が決まります。

自転車レーサーの速度の決め方が極めてユニークです。このあたりの詳しい説明はこちらのエントリーをどうぞ。6人プレイは初めてだったのですが、これでもほとんど問題なくゲームは成立しているのですから、素晴らしい作品ですね。

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このセッションでは、最初の周回でワンツーフィニッシュ(計18点)を決めた taro さんがポイント的に優位に立ち、結局そのまま圧倒的な点数を獲得して終了しました。

何人でプレイしてもやや長い時間がかかってしまうのですが、緊張感は最後まで持続するのでダレないのがいいですね。初プレイ組のメンバーの評価も上々で良かったです。個人的には、さすがにコンポーネントのしょぼさが気になってきました。そろそろ自作を検討してみようかと思っております。
http://www.boardgamegeek.com/game/2981

Wizard / U.S. Games Systems, Inc.
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そしてこのゲームで〆。
ちょっと変わったトリックテイキング。

普通のトランプ52枚に「Wizards」4枚と「Jesters」4枚が加わった60枚のデッキです。ルールはトリックテイキングゲームをやったことがあるなら簡単です。カードが配布されて切り札が決まったら、自分の手札を見て何トリックが取れるかを予想します(0~10トリック)。ルールは通常のマストフォロー。ゲームの結果、予想が当たっていれば得点し、はずれたら失点します。

最初のゲームは手札がたった1枚で行います(そして獲得トリックの予想も行います)。次のゲームは2枚、その次は3枚と増加し、最終的には10枚の手札でゲームを行います。もちろん得点の大きいプレイヤーの勝ちです。

特殊なカードである「Wizards」は、プレイしたら必ずそのトリックに勝てます。逆に「Jesters」は必ずトリックに負けます。いずれもマストフォローの原則から外れたプレイが可能です。この2種類のカードを考慮しながら獲得トリックの予想をすることになります。これがなかなか難しい。

変則トリックテイキングながら、ルールは極めてシンプルです。やや大味な印象もしましたが、まぁこれはこれでアリかな。

http://www.boardgamegeek.com/game/1465

レポートは以上です。

2日間に渡って、重いものから軽いものまで、バラエティに富んだいくつものタイトルを心から楽しむことが出来ました。ゲーマーとして熟達した腕前の方々ばかりということもあり、いずれも充実したセッションばかりだったように思います。1年の締めくくりに、このような素晴らしいゲーム会に参加することが出来て幸せです。どうもありがとうございました。

このゲーム会を企画し、お部屋を使わせていただいたつなきさんには感謝いたします。
そしてお疲れさまでした>参加者各位

来年もまた、皆様どうぞよろしくお願いいたします。

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29日(木)は、つなきさん宅で開かれた年末ゲーム会にお呼ばれして参加してきました。このゲーム会は2日間に渡って行われており、この日はその1日目でした。参加者は他に、puppiさん・ファラオさん・カエルさんなど僕を入れて総計8人でした。

Yummy (ヤミー) / Ravensburger
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まず到着して最初にこれをやりました。4人。つなきさんお気に入りのシンプルで楽しいカードゲームです。

そしてこれもお約束ですが、ノーマルルール(獲得カード1枚で1点)の後でミゼール(獲得カード1枚でマイナス1点)を遊びました。ちなみにミゼールでは大敗でした(;゚-゚)
http://www.ps-hiroshima.com/board/yummy.htm

Antiquity / Splotter Spellen moon Gamermoon Gamer

古代の都市運営。4人。

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このところ、僕の周囲のゲーマーたちが注目をしているオランダのメーカー Splotter Spellen の大作ゲームです。産物をうまく利用しながら都市の建設・運営を行って、勝利条件を目指します。

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ゲーム開始時に各プレイヤーには都市がひとつずつ与えられます。

都市の内部は7×7マスで表され、産物でコストを支払うことによって施設を建設することが出来ます(感覚的には『フィレンツェの匠』のような感じ)。もちろん各施設には特殊効果が備わっています。

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都市の外側に広がる世界はヘクスマップによって表されています。都市自体も大きなヘクス(メガヘクス)としてここへ配置されます。都市で作られた人マーカーを施設の能力を使ってヘクスマップに配置し、そこから産出される産物の獲得を試みることが出来ます。

例えば、森に人マーカーを配置して「木こり(Wood Cutter)」にしたり、平地に配置して「農夫(Farmer)」にしたり、あるいは山地に配置して「鉱夫(Miner)」にしたりします。

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産出した資源は限定的ながら収穫し、後で使うことが出来ます。なお、産物は資源の一種であり、よっていずれ枯渇します。その時にはまた別の地点で新たな産物を収穫するための拡張をしなければなりません。都市の支配圏を拡張するためには、「INN」という施設を建設するか、あるいは新たな都市を建造することになります。

大ざっぱな構造はこんな感じです。他にも、特殊な施設を作ることで勝利条件を選択することが出来るなど、面白そうなルールがいくつかあります。

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今回のセッションは、ルールを確認するという意味もあって、恐らくゲームの中盤あたりまでプレイしました。それでも3時間くらいはかかったと思います。もちろん慣れればもっとスピーディに進行することが出来るでしょう。

インストを受けた直後は、大河ドラマ的なゆったりした国家建設ゲームかと思ったのですが、実際にはかなりカツカツな厳しいバランスのゲームでした。特に序盤がソロプレイに近いにもかかわらず、いきなりシビアになっていますので注意が必要です。ランダム要素がほとんど介在せず、プレイヤーの思惑がダイレクトに盤面を支配する技巧的なゲームです。

ヘクスやコマが全体的に小さめで扱いづらかったり、アートワークも手描き風識別がしずらいなど、全体的にプレイアビリティが低いのは残念です。

ともあれ、今回のお試しプレイでいろいろわかったことも多くありますし、興味深いゲームであることは確かなので、ぜひとも再プレイを希望します。
http://www.boardgamegeek.com/game/13122

Wings of War - Famous Aces (ウィングス・オブ・ウォー) / Nexus moon Gamer
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お手軽空戦カードゲーム。4人。2人ずつ2陣営に分かれて戦いました。つなき-moonのドイツ軍と、puppi-カエルの連合軍の戦いです。

少し手こずりましたが、連合軍が2機とも撃墜され、ドイツ軍の勝利となりました。初プレイでしたが、ルールは簡単だし、それなりに雰囲気も出ていて面白いゲームですね。
http://ejf.cside.ne.jp/review/wingsofwar.html

Sauerberm / Jumbo moon Gamer

酸性雨で身動き取れず。6人。

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各プレイヤーは互いに協力をしつつ、酸性雨に侵されていく木を救い出すことが目的のゲームです。手番では青いダイス1個(1D6)と、緑の3個(3D6)の計4個を振ります。青いダイスの目の数だけ、酸性雨マーカーを木に配置しなければなりません。

酸性雨マーカーは、木の上のマスから下のマスへと配置されていきます。これを全て取り除けばプレイヤーの勝利ですが、事はそう簡単には行きません。そして酸性雨が木の最下段を埋め尽くすと全プレイヤーの敗北となってしまうのです。

コマの移動には緑のダイスを使います。3個もとも使うことが出来ますが、コマの移動にはきつい制限があり、効率的に移動するにはパズルを解くような感覚が必要です。コマが酸性雨マーカーのあるマスでちょうど移動を終了することが出来たのであれば、それを獲得することが出来ます。

今回のセッションでは、木の上部にうっかり進みすぎて、気が付いたらコマの周囲を酸性雨に囲まれてしまい、身動きが取れなくなったプレイヤーが続出しました。こうなってしまうと、増殖する酸性雨マーカーの発生を止めるのは困難となります(除去する人が少なくなるので…)。ということで、酸性雨は木の根っこまで浸食し、全プレイヤーの敗北ということでゲームは終了しました。無念。
http://www.geocities.jp/atog2_435/kgc200408.htm#4

Saboteur(お邪魔者) / AMIGO
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秘密裏に「鉱夫」と「お邪魔者」に分かれ、金鉱を掘り当てるか、あるいはそれを妨害することが出来るかを競います。6人。

シンプルな「人浪」系ゲーム。早く正体がばれてしまうと、反対側の人からハザードとなるカードが飛んでくるかもしれません。「お邪魔者」側のプレイヤーは人数が少ないことが多いですし、妨害カードは除去するのが大変ですので、出来るだけ終盤まで正体を明かさないようにした方がいいでしょう。

このセッションでは、鉱夫側が見事に金を掘り当てて勝利。お邪魔者はちょっと早く正体がわかりすぎましたね。 http://ejf.cside.ne.jp/review/saboteur.html

Frantic Frankfurt (フランクフルト狂想曲) / Kronberger
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スピード系アクションカードゲーム。4人。

リアルタイムで場にカードを素早くプレイしていくゲームです。場にカードをプレイするルールは「数字が大きくて色の異なる」か、あるいは「偶数の上に同色の奇数カード」のどちらかです。ルール的に間違えやすいのが後者で、奇数の上に同色偶数は置けません。

反射神経だけのシンプルなゲームですけれども、けっこう面白かったです。アクションゲームなので当然向き不向きはありますのでご注意を。 http://ejf.cside.ne.jp/review/franticfrankfurt.html

レポートは以上です。

何とか1日目を終えることが出来ました。この日は朝の10時から行われていたようですが、僕が入ったのは午後1時過ぎくらいで、午後9時くらいまではいました。帰る直前になって phyさん・taroさん・yamatoさんらが加わっていましたが、そうすると延べで10人ですか(汗)。

ということで明日もよろしくお願いいたします>参加者各位

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4日(土)は、先週に引き続いて、つなきさん宅へおじゃましまして、いくつかのゲームを遊びました。このゲーム会は当初、風間祐一氏がデザインした創作ゲーム、いわゆる「風間ブランド・ゲーム」だけをプレイする趣旨だったのですが、いろいろな事情があって変更となり、少し重めのゲームを中心に楽しんだ1日となりました。

参加者は、つなきさん・taroさん・yamatoさん・ファラオさん、それに僕の5人でした。ゲーム会自体はこの日の前の晩から行われていたようです。

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ところで今回はダイスを使ったゲームが多くなりそうだったので、はりきってダイスタワーを持参しました。

写真左の数字スタンドは、ダイソーで見つけた「予約席」になどに使う店舗用備品です。これは「スタートプレイヤーマーカー」にぴったりだとは思いませんか?

欧州外交戦 / 創作ゲーム moon Gamermoon Gamer

本日プレイした風間ブランド・ゲームはこれだけです。

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ゲームの詳細はこちらのページをどうぞ。

テーマとしては「ディプロマシー」とほぼ同じで、20世紀初頭の第一次世界大戦前夜のあたりの欧州を舞台にした外交戦ゲームです。「欧州外交戦」は、プレイヤーの行動がほとんどカードを利用するようになっているのが大きな特徴です。カードには、外交に関するものや、軍備や戦闘に関するものなどさまざまです。

今回、このゲームを始めてプレイしたのですけれども、不可侵条約や同盟(実質的な軍事同盟)のような外交関係を、プレイヤーの意志とは無関係に、カードプレイのよって強制的に締結させてしまうルールにはかなり面食らいました。自分とは無関係の第三国間の不可侵条約や同盟をもカードプレイによって締結することも可能なのです。デザイナーの説明によると、これは大国が内政状況によって翻弄されながら外交を行っている状況を表しているとのことです。

この基本コンセプトは、「欧州外交戦」のあらゆる部分に根ざしています。例えば、他国との紛争も「侵攻カード」が必要だったりします。つまり侵攻カードがなければ戦いを起こすことは出来ません。小国に対する介入は別の手段はありますが、やはり特定のカードが必要です。

これらカード補充は「国力」と密接な関係にあります。簡単に書くと、国力が増加するとカードの補充がやりやすくなるのです。ただし、国力に不相応な軍事力を保有していると制限が加わるようになります。このルールはわかりやすく、理にかなっています。しかしいずれにせよ、引いたカードによってプレイヤーの行動に大きな影響があることには変わりありません。引いて来たカードが悪いと、プレイヤーの意志ではどうにもならない状況に陥ることがしばしば発生します。

また、捨て札を行うための制限が厳しく、プレイヤーの望まないカードであっても、それを無理に使うことでしか手札のマネージメントが行えないのは、どうも腑に落ちない点でした。これは、デザイナーが言うように、現実の国際外交が指導者の意志だけ思い通りには行われているわけではなく、そういう不自由さを表現する手段として、プレイヤーの行動をカードで強制的に縛るような状態することもまた狙いのひとつなのでしょう。

ですから、手札にたまった何枚かの侵攻カードを見て、「これは自国内で好戦的な世論が高まっているのだ」という、デザイナーが意図した通りのイメージを思い浮かべ、それを楽しいと思うことが出来るかどうかが、このゲームに対する評価の分水嶺になるのではないかと思います。

今回のゲームは勝利しました。しかしそれは、最終ターンに偶然に引いてきたたくさんの不可侵条約カードや侵攻カードのおかげだったというのがちょっと悲しかったです。

Outpost (アウトポスト) / TimJim Games moon Gamermoon Gamer

バリアントを採用してみたり。

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熱烈なリクエストがあったのでエントリー。もちろん僕が自作したセットで遊びました。

今回のプレイでは、BoardGameGeek で公開されているバリアントルールを一部採用してみました。バランスの調整にもかなり寄与すると思ったからです。

  1. Factory(工場)で生産が行われ、Productio Card(生産物カード)を受け取った直後(プレイヤーの行動の前)に、各プレイヤーは手札上限の2倍を超える生産物カードはただちに捨てなければなりません。
    これは、ターン終了時に手札上限を超える生産物カードを捨てるルールに追加されるルールです。
  2. 第1ターンには、生産物カーは2回生産します。また、第1ターンに限って、手札の全てのカードを捨てることで Water Factory を入手出来ます(購入コストの20Crに不足していても構いません)。
  3. Colony Upgrade Card の補充で、12面体ダイスを使うようになるのは、誰かが「35VP」以上を獲得してからです(30VPではなく)。
  4. 「New Chemical Factory」1つを生産するには、それに対応する「Scientist(科学者)」カード1枚か、あるいは「Reseach Factory」1つが必要です(New Chemical Factory の最大所有数は、Scientist と Reseach Factory を合計した数までです)。

これがなかなかいい感じだったので、今まで個人的に採用してきた競りの購入制限ルール(詳細略)も撤廃して通常ルールを採用することにしてみました。

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ところが… 今回のゲームでは、yamato さんが Data Library を何と4枚獲得するという状況になってしまいました。こうなると Scientist の購入がほぼタダ同然になり、Reserach Card の安定供給で一気に New Chemical Factory 量産コースへ一直線です。この時点でゲームは壊れてしまったと判断しまして、全員が協議の末に yamato さんの勝利ということでゲームは終了しました。ここまで2時間足らずでした。

これはバリアントルールのせいではなく、僕も含めて他のプレイヤーの不注意から発生した事態です。いずれにせよ、オリジナルの Colony Upgrade Card の競りルールはやっぱりバランスを欠いているような気がします。バリアントルールにもやや問題のある部分が見受けられました(Ore Factory がほとんど意味をなさない)ので、そこらへんも含めてまたルールを少しいじくって楽しんでみようかと思います。

Manifest Destiny / GMT Games moon Gamermoon Gamer

今度こそ正しいルールで(汗)。

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前回のレポートはこちら。この規模のゲームではよくあることですが、前回のプレイではルールが一部誤っていました。

正しいルールでプレイしてみると、少なくとも 2nd Era くらいまでは、なかなかバランスのよい戦略ゲームとして成立していると感じました。正しい戦闘ルールでは攻撃側にも一定のリスクがありますので、支配エリアの拡大には、更なる計画性と戦略性が要求されるようになっていることがわかったからです。

エリアの拡大には支配トークンのマネージメントが重要な意味を持ちますが、その過程は相当に面白いです。支配トークンは、先駆者・都市・カードの購入にも重要な意味を持ちますし、それらの購入コストや拡張フェイズの展開に大きく関係するプレイ順をめぐる駆け引きも実に熱いです。

発展や躍進を遂げて、徐々に特殊能力を獲得しつつ拡大し、進化していくゲームの構造は、この手の開拓ゲームとしてはかなり高いレベルにあることは確かです。今回のゲームも5時間ほどかかりましたが、最後の1時間がやや冗長に感じたくらいで、それまでは時間を忘れて夢中で遊んでいました。

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ただ、やはりカードの効果はあまりにも強力でした。細かなやりとりも、綿密な計画も、たった1枚のカードで台無しになることがよくあります。それも序盤からです。効果の適用範囲が広くて、プレイした本人にすら効果がどのくらいの範囲に波及するのか予測がつかず、結果として無関係なプレイヤーにまで被害の余波が行き着くことすら珍しくありません。

「Manifest Destiny」の魅力も問題点も、この破壊的なカードのバランスにあります。場が硬直して動かないよりはマシですが、それを解決する手段としては乱暴なやり方です。筋が良いゲームであることには違いないのですけれども、カードのバランスにもうちょっと気を遣って制作してくれたら、もっと安心して遊べるゲームになったのになぁ、と残念に感じました。

とはいうものの、機会があればまたぜひプレイしたいゲームではあります。アメリカの歴史を濃縮した過程を楽しむゲームと割り切れば、他に類を見ない独自のテーマということもあり、1日をつぶしてプレイする価値は十分にあるかと思います。

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レポートは以上です。

ゲームが終わった後は、つなきさんの奥様から手巻き寿司moon Gamer のおもてなしをいただきました。

場所を提供していただいた上にこんなごちそうまで出していただいて恐縮です。大変においしくいただきました。

朝からかなり体調が悪かったのですが、充実したゲームとごちそうのおかげで復活しました。
またぜひ遊びましょう>参加者各位

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28日(土)は、つなきさん宅で開かれた「Axis & Allies の会」にお呼ばれしたので行ってまいりました。このゲーム会はその名の通り、Avalon Hill/Hasbro から発売されている「Axis & Allies」 moon Gamermoon Gamer を遊ぼうという趣旨で開かれました。参加者は、つなきさん・taro さん・ファラオさんと僕の4人です。

「Axis & Allies」は、1980年代に発売されたやや古いゲームです。第二次世界大戦をモチーフにした戦略ゲームで、陸海空の戦いを全世界規模で扱った大作です。シミュレーションゲームのような緻密さやリアルさよりも、ゲームの遊びやすさや当時の戦いのイメージに重きを置いたウォーゲーム的なデザインとなっています。

雰囲気重視を最も特徴づけているのは、コマが全てミニチュアフィギュアという点でしょう。写真をご覧になればおわかりのように、マップを埋め尽くさんばかりの大量のフィギュアはなかなか壮観な眺めです。

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今回遊んだのは「Axis & Allies Revised」という、このシリーズの最新バージョンです。「Axis & Allies」は、過去に別の会社から発売されていた経緯があり、古くからのゲーマーなら Milton Bradley(M/B) 版の巨大な箱を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

僕は10数年前にこのMB版「Axis & Allies」をプレイしています。「Revised」をそのバージョンと比較すると、兵科が増加していることや、勝利条件・生産コスト・新テクノロジーの開発など、細かいルールがいくつも改訂されていました。他にもマップに手を入れられているなど、「Axis & Allies Revised」は単なるリメイクではなく、新たに再構築されたゲームとなっています。

もちろん前作の波瀾万丈なゲーム展開は「Revised」にも引き継がれています。たくさんのコマが派手派手しく一挙にぶつかり合う戦闘は見ていて実に爽快です。フィギュアを使った視覚的な効果も相乗して、スケールの大きなゲームを楽しむことが出来るでしょう。このあたりの特徴は前作と特に変わってはいません。

その一方で、兵科が増えたことによって作戦的に選択肢が増加し、そのおかげでプレイ時間が一段と長いゲームになってしまったようです。前作も決して短い時間で終わるゲームではありませんでしたが、「Revised」ではさらに長時間ゲームとなっていました。

この日のゲームは午後1時過ぎからインストが開始され、ようやく2ターン目が終了したのはもう午後5時ごろでした。このあたりで日本軍がインド攻略に成功し、またロシア付近でもドイツ軍が優勢に戦いを進めていたこともあって、話し合いの結果、判定で枢軸側の勝ちとしてゲームは終了しました。

moon Gamer moon Gamer

やや冗長な展開ではありましたが、個人的にはかなり楽しめる内容のゲームでした。陸海空のそれぞれに特性のある兵器を立体的に運用・展開するために、さまざまな進軍パターンについて思考を巡らす過程が大変に面白かったのです。

直接攻撃系ですし、ミリタリー色の強いテーマだけに、万人にお勧め出来るゲームでは決してありません。しかし、やるかやられるかの瀬戸際で繰り広げられる戦いをいかにしてうまく切り抜けるか、その張り詰めた場の空気とギリギリの緊張感は、他のジャンルのゲームでは味わえない独特の趣があります。「Axis & Allies」はウォーゲームとしてはシンプルな部類に入りますが、その魅力を満喫することの出来る作品であるといえるでしょう。

…このゲームが終わった後も、いくつかのゲームを遊びました…

Samarkand (サマルカンド) / Abacus
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全員が初プレイでした。

ボードにはマスがあって、そこをコマは移動します。マスからマスへは、矢印に沿って移動しなければなりません。マスには「遊牧民(キャラバン)」「オアシス」「街(バザール)」があります。

オアシスでは品物(カード)を購入することが出来ます。遊牧民には通行料として品物を1つ与えさえすれば物々交換が行えます。このようにしてため込んだ品物は、街で売却することで利益を得られます。

思ったより相場はシビアで、何も考えずにカードを売買しているだけでは、まず利益につながりません。うまく高額で売り抜けたと思っても、計算してみると赤字だったりすることもあります。手札をため込みすぎると、山札が無くなってシャッフルしなおす時に減らされますし、逆に減り過ぎるとペナルティを喰らうことがあります。

初プレイなので手探りでいろいろ試しましたが、どうにもこうにも利益を上げることが出来ず敗退。このままじゃあんまりにもくやしいので、後で研究することにしよう。

Louis XIV - Intrigue in the Court of the Sun King (ルイ14世) / Alea moon Gamer
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先月の「ルイ14世会」以来のプレイ。都合3回目。

3回目にしてようやく周囲の状況を冷静に見ることが出来るようになりました。今回はワッペン(紋章の盾)の収集にかなりの気を遣うようにしてみました。後半は影響カードの流れが良くなかったのでミッションカードの達成重視に方針転換することになってしまいましたが、ワッペン重視という基本方針は悪くなかったと思います。

ゲーム終了時のポイントは何と同点トップ2人。ルールにより、手元にある影響コマの数で惜しくも2位となりました。うーん、あと1点あれば。

ところで、前回と同様に、やっぱり運の要素が高めな印象は変わらなかったです。その上、かなりアブストラクトなメカニクスですので、どうも思ったよりは好みが分かれるタイプのゲームのようです。

正直なところ、アラ探しすればいくらでも欠点を論うことが出来てしまう脇の甘さが気になるところなのですけれども、でもやっぱりプレイ中に悩み考えることが楽しいので、僕はもう少しこのゲームで遊びたいと思っております。

Medici (メディチ) / Amigo moon Gamermoon Gamermoon Gamer
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そして再び「メディチ」。気合い入れてがんばる~

でもがんばりすぎてボロ負けmoon Gamer だ・め・だー。
いいゲームなのはわかっているんですけど、どうもまだよくわからない。うー。次はこの失敗を糧にきっと…(リフレイン)。

レポートは以上です。
個人的には、もう懐かしのゲームになっている「Axis & Allies」が、今でも進化を続けていることを目の当たりにしたことだけで意味のあった1日となりました。参加者の皆様、どうもお疲れさまでした。

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23日(土)は、ゲーム仲間のつなきさん宅で開かれたゲーム会に参加してきました。参加者は、つなきさん・田中ブンケイさんカワサキさんトキワさん・phy さん・BERNさん・taro さん、そして僕の8人でした(一度に部屋にいたのは最大7人)。

前日に寝たのがちょっと遅かったこともあり、僕は少し遅れてお昼過ぎからの参加となりました。花粉シーズン終盤ということもあり、この日は幸いにしてスギ花粉飛散量は少なめでしたが、鼻とまぶたの炎症はまだ続いていましたので、それを抑える薬を持参しての参加となりました。

Diamant (ダイアモンド) / Schmidt

お手軽チキンレース(?)。6人。

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どんなゲームかは、こちらのレポートからどうぞ。

意外なことに、あちこちでわりと評判の高いゲームです。ルールは簡単だし、人数に融通が利くわりには、何人で遊んでも盛り上がるという、ライトゲームのお手本のような小品です。今回のゲームは、引く時は引き、進む時は進んだ phy さんの圧勝。

Vertigo (ヴァーティゴ) / Euro Games

環境と産業の発展と。初プレイ。4人。

moon Gamer

まずは、こちらの素晴らしいレビューをご覧ください。「ヴァーティゴ」は、環境問題を軸にした、国内経済の発展と国連を通じた国際間の微妙な駆け引きがテーマのゲームです。

自国の経済的な発展のためには、国内に工場の建設が不可欠です。建設コストの安い「汚染源工場」は、その名の通り環境汚染の発生源となる可能性があります。一方で、環境汚染源とはならないクリーンな「無汚染工場」もあります。しかしこれは建設コストが高い(汚染源工場の倍)上に、生み出す利益は低い(汚染源工場の半分)ので、建設には時間とある程度の経済的余裕が必要です。

環境汚染は、まず各国の地域レベルでチェックされます(ひとつの国には3つの地域と10個の州があります)。人口が多い地域や汚染源工場ごとにチェックされ、環境汚染が進むと判定されてしまうと、その地域の10%~20%は環境汚染地域として不毛の荒野となります(そこには工場を建設するどころか人も住めなくなります)。

この環境汚染は、他国の国土に広がることもあります。したがって汚染の広がり方には、全世界レベルで細心の注意を払っておく必要があります。各国で環境汚染が進むと、段階的に地球規模の汚染も進行してしまい、そうすると環境浄化が極めて困難な状態に陥ってしまうからです。

全世界が一致団結して環境保護に乗り出せばいいのですが、このゲームには「国連」という、逆説的な意味で国際紛争をより複雑にするようなルールが存在します。国連では、あらかじめ用意された5つの議案のうち1つを選んで発議することが出来ます。発議権は、外交官を送り込んだ国のみが持ちます。そして採決もやはり外交官によって行われます。

議案はいずれもが、自国の状態によって利益を誘導するような内容ばかりで、ここでも環境問題そっちのけの外交戦が繰り広げられることになるでしょう。窓の外は工場の煤で真っ黒なのに、部屋の中では外交官たちが国連の利権に群がって巧妙な駆け引きを展開する様は、我ながら滑稽の極みでした。

今回のゲームでは、通常のマルチプレイヤーゲームのごとく、環境汚染マーカーを「武器」のように使って、他国を利益を減少させるようなプレイが煩雑に起こりました。僕も含めて、今回のメンバーがそのようなゲームに馴れている人たちが多かったためにこのような流れになったのですけれども、これは明らかに「ヴァーティゴ」のテーマを取り違えた失策だったと思います。

環境保全よりも各国の独善的な利益優先でゲームを進行した場合、(現実の世界がそうであるように、このゲームでも)あっという間に地球規模の環境汚染が進んでしまいます。また今回は特に「国連」で自国利益誘導型の議案が発議されまくり、このねじれた状態がさらに助長されてしまいました。

結果として全ての国の国土は環境汚染にまみれ、人々は次々と住む場所を失っていくことになりました。ゲーム終盤には地球規模の環境汚染度が100%に達してしまい、汚染が進行することをただ眺めることしか出来ない状態になったのですから、これはもはや全プレやーの敗北と言っていいでしょう(勝利条件的に僕がトップとなりましたが、全然そんな気がしません…)。

この厳しいバランスを最初から理解した上で、もう少し気をつけてゲームを進行するべきだったと思います。これを教訓にして、次はもっとうまく「ヴァーティゴ」をプレイし、楽しみたいと思っております。

Slow Freight / Funagain

要自作の鉄道レースゲーム。初プレイ。3人。

moon Gamer

アメリカの有名ゲームショップ Funagain が独自に制作販売している鉄道ゲームです。デザイナーはムン様ことアラン・R・ムーン。コストを抑えるためか、カード類は全て自分の切り離して自作するようになっています。

ゲームの方は簡単に言えば列車によるレースです。機関車によって貨物車を1~5両牽引し、一定の距離を走ればゴールに着きます。ゴールに到達した貨物車の数と種類による順位などによってポイントが入ります。

自分の手番では、「機関車を1台増加」「任意の機関車に貨物車を1~3両連結」「機関車を走行」「パス」のいずれかのアクションを1つだけを行います。

ひとつの機関車には最大で5両の貨物車を連結させることが出来ます。貨物車は「青」「赤」「黄」の3種類あります。あらかじめ場にはランダムにひかれた3枚の貨物車が配置されており、手番で1アクション使えば、その中から1~3枚を選んで自分の機関車に連結させることが出来ます。

ということは、ある機関車に連結されている貨物車の構成は「単色(青・赤・黄のいずれかのみ)」か、あるいは「混合(複数の色)」のいずれかとなります。

貨物車を牽引している機関車を移動させるには「移動カード」を使います。これを1アクション使って1枚めくり、そこに書かれた数値だけ機関車は移動します。ただし、移動する距離は牽引している貨物車の数(1~5両)によって異なっています。基本的に、貨物車の数が少ないほど多くの距離を移動することが出来るようになっています。

ある車両が一定の距離を進むと「ゴール」します。ゴールした貨物車の長さによって得点が入ります(長いほど高得点)。さらに、ゴールした機関車に連結されている貨物車の構成(青単色・赤単色・黄単色・混合)によって順位ボーナスを得ます。

例えば、機関車に連結されている貨物車の色が全て青色の車両を、そのゲームで最初にゴールさせれば、「青い列車を1位にした」ボーナスポイントを獲得します。これらの順位ボーナスは、「単色(青・赤・黄)」と「混合(複数の色)」のいずれも1~3位まであります。

ゲーム終了時には、さらにゴールした「単色(青・赤・黄)」と「混合(複数の色)」の貨物車の中で、最も長く連結している車両についてもボーナスポイントが発生します。逆に、ゲーム終了時にゴール出来なかった貨物車や機関車に対してはペナルティとしてマイナスポイントとなります。

ルールを読んだ時点ではどうも今ひとつな感じだったのですが、実際に遊んでみたら高いレベルで面白い作品だと思いました。序盤は順位争いとなってスピーディな順位ボーナスの獲得競争となり、中盤過ぎになると「最長ボーナス」や単にゴールした車両の数を競うようになります。ゲームの終了条件にランダム性があり、しかもプレイヤーがある程度はコントロール出来るので、そこらへんの駆け引きもかなり白熱して面白かったです。

今回のゲームでは、なんと1点差で2位(51点と50点)。終了するタイミングがもう少しずれたら結果は変わっていたかもしれませんが、それにしても惜しいゲームでした。

Zaubercocktail (魔法のカクテル) / Kosmos
moon Gamer

ピット風リアルタイム交渉ゲーム。初プレイ。7人。

リアルタイムで交渉を行って、出来るだけ同じ種類のカードを多く集めるようにプレイヤー間でカードの交換を行います。交換レートは自由。交渉を終了させたいプレイヤーは、自分の石をボード上に置きます。これが3人になったら交渉タイムは強制終了して、ポイントの計算を行います。

で、7人までプレイ可能とあったので7人でやったら… 交渉時間の平均時間は10秒未満だったんじゃないでしょうか。ほとんどの交渉は始まると同時にすぐ終了してしまい、まともな交換はあまり行えませんでした。引きの良かったプレイヤーが早めに交渉を終わらせたくて石を置きまくったのでこうなってしまったわけなのですが、これはさすがにゲームとして成立しているのかちょっと疑問です。

このゲームの適正人数はひょっとして4~5人くらいまでという気もします。
それともメンバーによるのかな?

Schrille Stille (シュリレ・シュテレ) / Zoch

田中ブンケイさん自作タイル。7人。

moon Gamer

ヒットチャートを操作して、自分のレーベルに所属するアーティストを出来るだけ上位にランクインさせることを目指すゲーム。関係ないけど、このブログでこのゲームを紹介していたつもりが全然そんなことはなくて愕然。

各プレイヤーには「CD」と呼ばれる14個の穴の空いた円盤が渡されます。各穴はヒットチャートの1位から14位までに対応しています。各ラウンドの最初に7個の「チップ」をランダムに引いて、この穴の中にセットします。

チップには「順位を上げるチップ」と「順位を下げるチップ」があります。変動幅は1~4まであります。当然ながら、自分のレーベルに所属するアーティストがいる順位に対応する穴には「順位を上げるチップ」を入れておくことになりますが、他のプレイヤーがセットしたチップも順位変動に影響します。

さて、チップをセットした全てのプレイヤーの「CD」は「CDプレイヤー」にセットします。各CDにセットしたチップは、今度はCDプレイヤーの各順位に対応した穴に落ちます。そしてこのCDプレイヤーを14位から順々に回転させることで、各プレイヤーがその順位にセットしたチップが転がり落ちてきます。まったくへんてこりんなギミックですmoon Gamer

転がり落ちてきたチップによって、その順位のアーティストのランキングを変化させます。順位を上げるチップと下げるチップが同時に落ちてきたら、すべてのチップの数値を合計し、その結果がプラスであればランキングが上がり、マイナスであれば下がります。

他にも「順位が上昇するアーティスト」や「次に1位になるアーティスト」を予想するチップもあります。それらの予想チップの結果や、上位ランキングのアーティストが所属するレーベルにはポイントが入ります。逆に、チャート圏外に消えたアーティストのレーベルはマイナスポイントが計上されます。

今回は、田中ブンケイさん自作の、実在のアーティストの写真と名前が記載されたタイルで遊んだこともあって感情移入がしやすく、ゲームは常に爆笑の渦の中に包まれていました。運の要素がかなり強いのでパーティゲームっぽいのですが、それだけに自作タイルの効果は絶大です。このゲームをお持ちの方は、ぜひチャレンジしてみてください。

The Great Dalmuti / Wizards of the Coast
moon Gamer

簡単に言うと「ピラミッドカードゲーム」。初プレイ。6人。

カードは「1」~「12」まであります。そしてその数字に書かれた番号の枚数だけカードがあります。例えば、「12」のカードは12枚あります。「6」なら6枚、「1」なら1枚しかありません。

カードのランクは「ジョーカー(2枚あります)」が最高で、強い順に「1」→「2」→「3」…「11」→「12」となります。数字の書かれたカードは数字が少ない方が強いのです。

ゲームは「大貧民」と同じように進行します。最初のプレイヤーは、任意の数字カードを任意の枚数(複数枚の時にはカードは全て同じ数字でなければなりません)出します。次のプレイヤーは、同じ枚数でそれよりも強いカードをを出さなければなりません。出せない時にはパスします。

誰もカードを出せなくなったら、場のカードは流して、最後にカードを出したプレイヤーからまたカードを出します。これを繰り返し、手札のカードを最初に無くしたプレイヤーがトップ勝利です。この後、全てのプレイヤーの順位が決まるまで繰り返します。次のラウンドからは、前のラウンドの順位によってカードのやりとりなどがあります。

特に論評するまでもなく、普通に面白いシンプルなストップ系ゲームでした。

Medici (メディチ) / Amigo, Rio Grande

リオグランデ版のコンポーネント。6人。

moon Gamer

実は初プレイです。人がやっているところはよく見かけます。

ゲームは「商品」が5種類あり、カードになっています。商品カードには、その商品の価値が「0」~「5」までの範囲で書かれています。

自分の手番で、商品カードの山から1~3枚をめくって公開します。3枚なら公開する枚数は任意です。公開された商品カードは競売にかけられます。入札は手番プレイヤーの左となりのプレイヤーから開始し、1巡だけして、最後は手番プレイヤーが入札の機会を得ます。

入札は、公開された商品カードに対して行います。それを購入するための金額を宣言するか、あるいはパスします。最も高い金額を宣言したプレイヤーは、その商品カードを購入し、自分の手元に置きます。全員がパスしたら、その商品カードは捨てられます。

手元にストック可能な商品カードは5枚まです、購入したら5枚を超えるような商品カードの買い方は出来ません。5枚の商品カードを所有するプレイヤーは競売には参加することが出来なくなります(一時的にゲームから抜けます)。最後に残ったプレイヤーは、不足している商品カードを5枚まで無料で補充します。

ここで決算を行います。手元にある商品カードの価値の合計が最も高いプレイヤーから、順位に応じたお金を受け取ります。

その後で、価値にかかわらず商品カードの枚数をカウントし、その数を商品ピラミッド上でコマを動かすことで記録します。各商品ごとに、最も多くその商品を所有しているプレイヤーと、2番目に多く所有しているプレイヤーとがお金を受け取ります。また、ピラミッドの上から3段以内にコマがあれば、ボーナスを受け取ります。

これで1ラウンド終了です。再び商品カードを集めて山にした上で、次のラウンドを開始します。3ラウンド終了時に最も所持金の多いプレイヤーの勝利です。

う~む、こりゃ面白いというか、クニツィア先生会心の一撃的な良作です。これを何年も遊び続けている人がいるという話をよく聞きますが、それも十分に理解出来ますね。またぜひ遊んでみたいです。

Yummy (ヤミー) / Ravensburger

そして最後に軽くこのゲームで〆ました。初プレイ。6人。

moon Gamer

カードには「3」~「7」の数字が書かれています。まず全てのカードをプレイヤーに配りきります。自分の山札から3枚のカードを取って手札にします。自分の手番では、1~3枚のカードを場にプレイします。プレイしたカードは数字ごとに並べて場に置きます。その後で、自分の山札から手札が3枚になるように補充します。

ある数字の列のカードが、そのカードの数と同じ枚数になったら、そうなるようにカードを出したプレイヤーが、その列のカードを全て獲得します。例えば、「3」のカードの列に3枚のカードが並ぶように置いたプレイヤーは、「3」のカードを全て獲得するのです。

誰かの山札と手札が全部なくなったらゲーム終了です。最も多くのカードを獲得したプレイヤーの勝利です。

…で、これはこれで面白かったのですけれども、誰かが「ミゼールをやろう」と言い出しまして、それを試してみることにしました。勝利条件を逆転するわけですから「カードを最も取らなかったプレイヤーの勝利」ということになります。

興味津々で遊んでみたところ、これが意外とイケました。最初の方のプレイヤーがちょっと有利(手札をいきなり3枚ともプレイ出来るので)なところを調整しさえすれば、ひょっとしてオリジナルルールよりも楽しいかも。このゲームをお持ちの方はぜひお試しくださいませ。

レポートは以上です。
たくさんのおしゃべりと笑いの絶えない楽しい1日を過ごすことが出来ました。やっぱりゲーム会というのは、こうでなくちゃいけませんね。個人的にも初プレイのゲームを多く遊ぶことが出来て収穫が多かったです。

最後になりましたが、ご自宅を使わせていただいたつなきさんには感謝いたします。
またぜひ遊びましょう。よろしくお願いいたします>参加者の方々

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11日(木)は、ライターのつなきさん宅で開かれたゲーム会に行ってきました。参加者は他にタナカマさん・斉藤さんの4人で、夕方からはかゆかゆさんが参加しました。

Goldbräu (ゴイルドブロイ) / Zoch Verlag
moon Gamer

「ゴイルドブロイ」は、ビアガーデンとビール会社をうまく使ってお金を儲けるゲームです。前日の届いたばかりのメビウス便新作のひとつをさっそく遊んでみました。

ビアガーデンは6ヶ所あり、それぞれがビール会社と契約を結んでいます。ビール会社は4ヶ所あります。ビール会社は、最大で3ヶ所のビアガーデンと契約を結ぶことが出来ます。

基本的な収益はビアガーデン単位で判定します。売上のはビアガーデンの広さで決まります。売上の半分をビアガーデンが受け取り、もう半分は契約しているビール会社が受け取ります。

プレイヤーの収益は、ビアガーデンかビール会社に配置した「出資マーカー」の数で決まります。もちろん、自分の出資マーカーが多ければ受け取る金額も多くなります。これがこのゲームの基本構造です。

プレイヤーは3つの行動(拡張・店長・出資)のうちどれかが行えます。行動のひとつをカードで秘密裏に選択し、全員が一斉に公開します。単独で行動を選択したプレイヤーは、そうでない時よりお得なルールで行動することが出来ます。

moon Gamer

運の要素がやや強めではありますけれども、その流れを呼び込むためのテクニックは確かに存在します。プレイヤー間の駆け引きも重要で、ゲーム中はずっと気が抜けません。

いろいろやりたいのに、一度に出来ることはひとつだけ… ドイツゲームの王道を行くような、悩ましくも楽しいエッセンスが随所に感じられて、とても楽しく遊ぶことができました。

※ややルールがあいまいな点がありましたが、まぁその場で適当に解釈して遊びました。この点については後日メビウスに確認したいところです。

Kakerlaken Poker (カーケラーケンポーカー) / DREI MAGIER
Geschenkt (ゲシェンク) / Amigo

インターバルの間に軽めのゲームを2つ遊びました。

Outpost (アウトポスト) / TimJim
moon Gamer


本日のメインディッシュとなった「アウトポスト」のご登場。

プレイヤーは新しく植民される惑星の司令官となり、惑星開発を互いに競い合います。惑星にはさまざまな技術(コロニーアップグレードカード)がもたらされますが、これは「工場」によって産出される「生産物」によって入手することが出来ます。

工場にはいくつかの種類があり、それぞれ特定の生産物が産出されます。ただし、工場には「人」か「ロボット」のいずれかを配置されていなければ稼働させることが出来ません。「人」をたくさん保持するためには住居や食料などが必要になりますし、「ロボット」を製造するには特定の技術が必要です。

コロニーアップグレードカードの獲得は重要ですが、それには十分な生産物を対価として支払わなければなりません。また、生産物が十分にあったとしても、他プレイヤーとのオークションにも勝たなければならないのです。これがとても厳しい。

個々のコロニーアップグレードカードの効果は限定的ではありますが、それが積み重なれば強力なものとなります。ですから、数々の試練を乗り越えて獲得する価値は十分にあり、それにしのぎを削る展開になるでしょう。

このゲームの優れた点は、惑星の開発方針が複数あり、そのどれもが有力であるという点にあります。今回は4人プレイでしたが、「水工場を序盤から量産してアドバンテージを取る」「チタン工場に頼らずに、『科学者』『Research』『New Chemical』コースで生産物とVPを稼ぐ」「5個の工場と市民だけでやりくりしながら、資金(=生産物)をコロニーアップグレードカードの獲得に注入する」などなど、さまざまな作戦が登場しました。

いずれにせよ、プレイヤーは「目先の利益」を手っ取り早く取るか、それとも「将来への布石」のためにじっくり待つか、その決断に始終悩まされるでしょう。これが本当に楽しかったですね。

今回のプレイでは、「コロニーアップグレードカード」と「工場マーカー」を自作したものを持ち込みました。隠れた名作の誉れ高い本作ですが、そのコンポーネントのしょぼさもまた有名だったりしますmoon Gamer 上の写真をクリックすると大きな写真が表示されますので、よろしければ自作カードをどうぞご覧ください(写真がぼけてしまい、ちょっとわかりにくいかも)。

ちなみに青くて丸いチップが People で、赤いチップが Robot です。「青いのはブルーカラーの『人』で、赤いのはレッド(Red)だから『ロボット(Robot)』と覚えてください」と説明しました(笑)。

※生産物カードの角も丸くトリミングしました。ほんっとに手のかかるゲームだことmoon Gamer

Tanz der Hornochsen (ボードニムト) / AMIGO Spiel
moon Gamer

ここでかゆかゆさんが加わって5人体制に。

ここで「ボードニムト」を遊んだのですが、ちょっとイマイチでしたmoon Gamer
「6ニムト」の経験者が少ないことも影響しているのかもしれません。基本的に「6ニムト」を楽しめるかどうかによって、このゲームの評価もまた違ってくると思います。

Funkenschlag (電力会社) / 2F-Spiele
moon Gamer

このブログでも何回か登場している「電力会社(新版)」をプレイ。

何度遊んでもまたやりたくなるようなゲームというのは、そうそうあるものではありません。この「電力会社」は、そのような数少ない傑作のひとつであり、この作品に出会えて楽しめること(そしてそういう仲間がいること)を本当に幸せなことだと思っています。

今回のゲームは、序盤に手痛い失策をしてしまい、それを取り戻すことに腐心しました。中盤過ぎに思い切った勝負手を打ったあたりから展開に恵まれるようになり、最終ターンでトッププレイヤーのミスを突く形で逆転勝利が転がり込んできました。結果は結果としてとても嬉しいのですが、同時に反省点の多いセッションとなりました。

ということで、夜も更けてきたのでここらでお開きとなりました。新作ありレアな名作ありと、なかなか盛りだくさんの内容でとても楽しい1日でした。

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18日(土)は、ライターのつばきさん宅で開かれた「Wallace会」と名付けられたゲーム会に参加しました。参加者は、つばきさんの他、puppiさん・かゆかゆさん・カエルさんと僕の5人でした。

「Wallace会」の Wallace とは、あの複雑系ゲームデザイナーであるマーティン・ワレスのことです。ワレスがデザインしたゲームに絞って楽しもうという趣旨で、このゲーム会が企画されましたmoon Gamer

僕は都合があって午後からの参加になりましたが、午前中には「ラ・ストラーダ」と「フォルダンプ」がプレイされていたようです。「フォルダンプ」はまだ未プレイなので、ぜひ参加したかったのですが残念ですねー

Und Tschuss!(ウント・テュース) / Goldsieber
moon Gamer

先日、袋小路でプレイしたばかりの「ウント・テュース」をまずプレイ。

このゲームはテンポ良く遊べるし、何度やっても飽きない不思議な魅力があります。ここのところお気に入りのカードゲームです。

今回は2回やって、2回ともあまり点数が伸びず。好きなゲームなんですが、どうも上手くなりませんねー

Age of Steam(蒸気の時代) / Warfrog

ここでワレスらしい重量級鉄道ゲーム「蒸気の時代」が登場しました。

moon Gamer

初めてのプレイという方が何人かいましたので、「最初の何ターンかは収支が苦しい」「荷物の運搬は計画的に」というようなことを最初に言い伝えておきました。ルール的にも、午前中に「フォルダンプ」をみなさんプレイされていたこともあって、プレイ中の混乱は特に無かったです。

「蒸気の時代」は、頭をフルに回転させるタイプのゲームです。どのタイミングであっても、ちょっとしたミスが取り返しのつかないダメージに繋がります。しかもそれを後で挽回するのも難しいために、ゲーム中は全方向に神経を尖らせながらの慎重で計算に基づいた理論的なプレイングが要求されます。この厳しさが「蒸気の時代」の魅力のひとつですねmoon Gamer

僕はもう6~7回目のプレイなんですが、成績はなーんとビリから2番目のブービー賞moon Gamer 久しぶりのプレイで感覚を忘れかけていたってのは言い訳で、プレイミスをいくつも重ねてしまいまったのは猛反省点ですね。こんなことじゃこのゲームは勝てません。

ゲームそのものは何度やってもやっぱり面白くて、ワレスの代表作と言っていいでしょう。機会があれば、拡張マップでぜひプレイしたいものです。

Der Weisse Lotus(白蓮) / TM Spiele

「蒸気の時代」が長くかかってしまったので、「クルクルケッコー」とかを間に挟みながらmoon Gamer、次のゲームを何しようかを検討してエントリーされたのが「白蓮」でした。

moon Gamer

「白蓮」は中国のマップを使ってプレイします。まず地図上のエリア宮殿・砦・寺院・村・水田がいくつか配置され、それを欲しいと思う場所にプレイヤーマーカーを配置します。

複数のプレイヤーがマーカーを配置したら、それぞれのプレイヤーが手札から「影響力カード」を出すことによってエリアの支配権を争います。影響力カードに書かれた数値が最も大きなプレイヤーが、そのエリアを支配します。

このゲームの最も大きな特徴に「皇帝」の存在があります。皇帝は宮殿を最も多く支配しているプレイヤーが担当します。皇帝プレイヤーは、戦いの順番を決めたり、同点の場合の勝者を決めたり出来ますし、黙っていても毎ターンごとに勝利得点が1点ずつ入ってきます。

このように皇帝プレイヤーはなかなか強力な能力を持っているのですが、他のプレイヤーは皇帝に対して反乱を起こすことも出来ます。反乱は「戦闘カード」を使います。

反乱は、反乱を起こしたプレイヤー(反乱のリーダー)だけではなく、全てのプレイヤーが参加できます。各プレイヤーは、反乱のリーダーに付くか皇帝に付くかを決めて(カードで意思表示をします)、任意の枚数の戦闘カードを裏返しに出します。そして全プレイヤーが一斉にそれらを公開します。勝利した側は、敗北した側のエリアを取ったり、勝利得点をもらうことができます。

エリアの支配は「影響力カード」で、反乱は「戦闘カード」と使い分けられているところがワレスらしい仕掛けです。これらのカードは一定枚数が毎ターン補充されますが、支配しているエリアの種類によって補充されるカードが増えることがあります。

今回、僕はこのゲームを初めてプレイしたのですが、ゲーム全体の印象は正直なところとても荒削りな部分も見受けられました。プレイヤーの意志決定にゲームバランスを頼りすぎてしまい、結局のところ普通の交渉ゲームとしてこぢんまりとまとまってしまっているような感じです。

しかし、ワレスの才能と特徴が随所に感じられるのもまた確かなのです。「白蓮」は一部で熱狂的なファンを生み出しており、その魅力の片鱗は理解できるような気がしました。もう一回くらいはプレイしてみたいと思っています。

ということで、このあたりで夜も更けてきましたのでお開きとなりました。

個人的には「蒸気の時代」にエネルギーの大半を吸い取られてしまった1日だったのですが、とても楽しかったです。またぜひこういう面白い企画のゲーム会をやりたいですね。

ちょっと体調が悪かった(また腰の調子が悪くなりまして…)こともあり、みなさんに余計な気遣いをさせてしまいました…反省…

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