moon Gamer - ボードゲームブログ

テーブルゲーム(ボードゲームやカードゲームなど、電気を使わないタイプのゲーム)と、その周辺の話題を中心にした記事や写真を広く公開している個人ブログです。

タグ:ハンニバル会

19日(土)は、西八王子にて開催された「ハンニバル会」に参加してきました。これは「Hannibal: Rome vs. Carthage (ハンニバル) / Avalon Hill」 moon Gamermoon Gamer をプレイするだけのゲーム会です。前回は今年の6月に開かれまして、その時のレポートはこちらのエントリーをどうぞ。

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この日も taro さんが発起人となりまして、ファラオさん・phy さん・U西さん・yamatoさん・Sさん・カエルさん、それに僕の8人が集まりました。公民館の会議室には、何と「ハンニバル」が最大で4卓同時に進行していました。いや、これはなかなか見られるもんじゃありません。

この日僕は都合があって1ゲームしか行う時間がなかったのですが、それでも3時間ほどたっぷり遊ばせていただきました。僕はカルタゴ軍を担当して taro ローマ軍と対峙したのですが、最終ターンにハンニバルが憤死して終了。負けたしミスも多かったけれども、最高に面白いゲームでした。時間があったらもう1ゲームやりたかったくらい。

個人的には通算3ゲーム目ですが、ようやく「間合い」が感覚的につかめるくらいにはなってきました。しかしカードの使い方はまだまだで、そのあたりはじっくり研究したいですね。時間をかけて骨までしゃぶり尽くしがいがある偉大なウォーゲームに出会えて、それを一緒に楽しめる仲間がすぐそばに何人もいるという幸運に心から感謝したいと思います。

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次回もまた当然参加希望です。それまでにはもうちょっと強くなっていたいです。
どうぞよろしくお願いいたします>関係者ご一同様

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真夏日となった25日(土)は、西八王子で開催された「ハンニバル会」に参加してきました。これは、「Hannibal: Rome vs. Carthage (ハンニバル) / Avalon Hill」 moon Gamermoon Gamer だけをひたすら遊びまくるという趣旨のゲーム会です。

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「ハンニバル」のプレイ回数は、すでに両手両足の指でも足りないという taro さんが発起人となり、わざわざ公民館の会議室を借りて開催され、延べ7人が集まりました。最大で3卓同時に「ハンニバル」卓が立っている光景は、なかなか壮観な眺めでした(実は8人集まる予定だったので、4卓立つ可能性もありました)。ちなみに「ハンニバル」は2人用ゲームです。

参加者は、主宰の taro さん・つなきさん・ファラオさん・phy さん・U西さん・yamatoさん、それに僕でした。

「Hannibal: Rome vs. Carthage (ハンニバル) / Avalon Hill」は、1996年に発売されたヒストリカル・シミュレーションゲームです。紀元前218年~紀元前201年にローマ帝国とカルタゴの間で行われた第二次ポエニ戦争をテーマとしており、シミュレーションゲームの中では「古代戦」という時代区分に属されることが多い時代です。

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ポエニ戦争を知らなくても「ハンニバル」という名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

落日の古代帝国・カルタゴを代表する将軍で、その優れた軍事能力と悲劇的な末路は、ドラマチックな歴史ロマンとして後世の記録に残っています。それらは、多くの歴史家や小説家の想像力や知識欲を刺激するには十分な魅力にあふれていたようで、2000年以上経過した今でも、彼は伝説めいた名将として伝えられています。

さて、ゲームの「ハンニバル」です。このゲームの大きな特徴は、多くの判定や行動にカードを使うことにあります。特に「戦略カード(Strategy Card)」の運用は、「カードドリブン(Card driven mechanics)」と呼ばれる独創的なメカニクスが採用され、後発のシミュレーションゲーム作品にに多大な影響を及ぼしました(※なお、カードドリブンの始祖は、1994年に発売された『We the People / Avalon Hill』だと言われています/異説あり)

ターンの始めに、プレイヤーには6~9枚の戦略カードが配布されます。戦略カードには1~3の「作戦ナンバー」と「イベント」のテキスト(特殊効果)が書かれています。プレイヤーは自分の手番になったら、手札の戦略カードを1枚プレイします。

手番プレイヤーが戦略カードをプレイしたら、続いて対戦プレイヤーが戦略カードを使います。これを双方の手札が無くなるまで繰り返すことでターンが進行します。ゲームは全部で9ターンを行います。

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戦略カードをプレイした時、カードの「作戦ナンバー」と「イベント(特殊効果)」のどちらを使うか宣言します。両方とも1手番で使うことは出来ません。

「作戦ナンバー」を使えば、将軍と戦闘ユニットの移動や兵力の補充などが行えます。より大きな数字の作戦ナンバーの方が、作戦の適用範囲が大きくなります。一方、「イベント」を使えば、ルールの枠を破壊する特殊な効果をすぐに発揮することが出来ます。

「イベント」は確かに強力ですが、勝利を確定的にするためには「作戦ナンバー」を使用した兵力の展開と運用も必須です。悩ましいことに、作戦ナンバーの大きな戦略カードは、イベントの内容も強力になっています。しかし一度に使えるのはそのどちらかだけで、戦略カードは使い捨てなのです。

プレイヤーは、戦略カードのどの機能をどのタイミングで使うか、ゲーム中ずっと苦慮することでしょう。そしてこれこそが、カードドリブンの真髄であり、面白さの根本になっています。

この日、僕は少し遅れての参戦となり、カルタゴとローマと立場を変えて2ゲームを楽しみました。参加者の中には4ゲームもプレイした人もいたようです。ちなみに僕は初プレイで、taro さんに綿密なインストをしていただきました(もちろん事前にルールは熟読して行きました)。

使用したルールは、2nd Edition Rule(第2版)です。初版とは一部のルールが変更となっており、またルールの明確化や初版エラッタの反映が行われています。また、豊富なプレイ経験から taro さん考案のローカルルールも採用しました(詳細略)。

僕がカルタゴを担当した最初のゲームは、慣れないこともあって序盤から苦戦が続き、不運も重なったこともあり、何と5ターンにはハンニバルが戦死してしまいました。言うまでもなく、ハンニバルはカルタゴの主力であり、盤上を支配する最強の将軍です。しかも6ターン目にローマは、大スキピオことスキピオ・アフリカヌスが、大戦力を引き連れて増援として投入されるのです。

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こらもうダメかな、と思っていたのですが、自軍支配下の数はまだ勝っていたので、何とか同点勝利(ゲーム終了時に政治的に重要な地方の支配下数が同じであればカルタゴ勝利)を目指して、粘って逃げ切りを狙うことにしました。

しかし、ハンニバルを討ち取って士気上がるローマ軍は、カルタゴの本拠地であるアフリカにスキピオ・アフリカヌスと共に大兵力を上陸させ、大規模な侵攻作戦を展開してきました。

カルタゴの将軍は必死の防戦を繰り返しましたが、最終ターンにヒスパニック地方(スペイン)に続々とローマの将軍を上陸させるに至り、カルタゴの敗北が決定的になったと思われたのですが… この瞬間、カルタゴは起死回生の「停戦(Truce)」カードをプレイし、敵軍の侵攻作戦を政治的に止めることに成功したのです。ローマ軍は停戦協定を破棄する手段がなく(手札に停戦を打ち消すカードが残っていなかった)、この時点でカルタゴの辛勝が確定しました。

2戦目は立場を変えてローマ軍を担当しました。軍の行動に柔軟性のあるカルタゴ軍とは異なり、ローマ軍には大きな足かせがいくつも課せられています。また、将軍の能力も低めにレーティングされている者が多く、戦術レベルではカルタゴの優秀な将軍に対して不利な立場となることがよくあります。

反面、ローマには、戦況にほとんど影響を受けずに毎ターン増援が一定数送られてくるというタフさがあります。つまり打たれ強いのです。中盤まで、多少不利になったとしても、少なくともスキピオ・アフリカヌスが登場する6ターンまで辛抱することが出来れば、その後はハンニバルに対しても十分に対抗することが可能となるでしょう。

…なんですが、序盤でハンニバルが大活躍してしまいまして… 1戦目を遥かに凌駕する不運が重なったこともあり、ゲーム途中でローマの投了となりました。不覚。ローマ軍の運用にはややクセがあって、慣れるとかなり面白そうなのですが、経験豊かなプレイヤー相手に立ち回るのは、やはり難しかったようです。

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ということでハンニバル漬けの1日となりました。このゲームはかなり入手難(しかも相当なプレミア付)になってしまっているのですが、会場にはどうにかして購入されたいくつもの「ハンニバル」が広げられていました。

今回のハンニバル会は2回目(1回目はGWに開催されたらしい)とのことですが、早くも3回目の開催日や参加者拡大の話が飛び交っていました。いやー、ものすごい勢いです。

もちろん僕はこのゲームをとても気に入りました。カード運によって展開がかなり左右されてしまうゲームではありますが、その流れに乗ってうまく運用する技巧もまた必要です。激しいカードの打ち合いには、将来の行動が裏付けになっていないと効果は半減してしまうでしょう。

多彩な効果を持つ多くのカードのおかげで作戦の幅が広がり、プレイするたびにゲームの展開が大きく異なることも見逃せない特徴です。実際、会場でいくつものゲームを目の前で見ましたが、これが同じゲームかと思うくらいに、それぞれ展開が異なっていました。これは、「ハンニバル」が繰り返しのプレイに耐えうる優秀なゲームであることの証でもあると思います。

ということで、充実した1日となりました。また再戦することを心から楽しみにしています。
素晴らしいゲーム会の企画にお誘いいただきまして感謝いたします>taro さん
そして参加者のみなさん、どうもお疲れさまでした。またぜひやりましょう。

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