moon Gamer - ボードゲームブログ

テーブルゲーム(ボードゲームやカードゲームなど、電気を使わないタイプのゲーム)と、その周辺の話題を中心にした記事や写真を広く公開している個人ブログです。

タグ:蒸気の時代

14日(土)は、、一之江ゲームクラブの例会に行ってきました。

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今回は久しぶりに「Age of Steam (蒸気の時代) / Warfrog」をプレイしました。このところ一之江に行くと「Brass (ブラス) / Warfrog」ばかりをプレイしていましたし、実は今回も他の卓で立っていました。しかし、やはり「蒸気の時代」の魅力あふれる空気は独特で、今回のセッションでその思いを改めて強くしました。

空一面に薄い雲が広がり、湿り気のある風の強かった日。そろそろ夏至ですね。


Age of Steam Expansion #4 - France and Italy / Winsome Games moon Gamer

「フランス」にて。3人。

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少人数マップの「フランス」をプレイしました。この拡張マップの特別ルールはだいたい以下のようになっています。

アクションの変更:

「Engineer(エンジニア)」は、4枚タイル配置の能力に代わって、「困難な地形」への鉄道敷設権を得る能力になります。「困難な地形」とは丘陵地や山地のことです。平地が少ないマップですので、特にゲーム後半は極めて重要なアクションとなります。
「Urbanization(都市化)」では、タウンをニューシティの替える能力は同じですが、追加して配置可能な鉄道タイルの枚数は2枚のみです。「エンジニア」と併せて、この拡張マップでは、1プレイヤーが1ターンに鉄道建設可能なタイル数は最大3枚ということになります。なお「都市化」は、最初のターンに限って2人のプレイヤーが選択可能です。
「Puroduction(商品生産)」は、通常ルールで行うか、あるいは1個のキューブをランダムに引いて、それを任意のシティに置くか、そのどちらかを選択することが出来ます。

パリ:

このゲームの「パリ」は特別なシティとして扱われます。まずパリは赤・青・紫・黄の4色を含むシティとして扱われます(黒の除く4色)。また Goods Display 上の「黒」側にある1~6に置かれた商品キューブが盤上に配置される場合、それらはすべてパリに置きます。

破産:

このマップでは Income(収入)が0未満になったとしてもゲームから脱落しません。

こんな感じです。言うまでもなく、強力な商品供給源でもあり、また消費地でもある「パリ」の存在の大きさに尽きる拡張マップです。また土地が狭く、しかも地形が険しいために、「エンジニア」を取らなければ後半は線路の敷設自体が難しくなるようになっています。たくさんの商品が出現する少人数マップながら、コクのある味わいが楽しめる良作です。

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このセッションの序盤では、当然のように3人ともパリから線路を延ばしていきました。僕はそのすぐ後のターンで、パリから伸ばした先からうまく南方のシティへいち早くつなげられたのが大きかったようで、あとは手なりで近場のシティを接続して回ることが出来ました。このため、中盤までは収益的にトップを走ることになります。

ただ狭い場所で全員が何らかの形で絡んだため、順番を決める競りの相場が高めにあって株式発行数も多めとなり、収益的にはともかくとして、点数的にはひょっとしたらそんなに伸びていない可能性もありました。また、商品運送が4リンクで止まり気味だったのも悩みどころ。5リンクのルートを建設するには、どうしてもエンジニアで山を掘るしかないみたいで、しかもそれは他の人たちも同じという…

つまりこのマップは、少なくとも中盤過ぎにはエンジニアを競り落とすためにどうするかをプレイヤーに考えさせることがデザインコンセプトになっているようです。なるほど。

そのエンジニア争奪戦を何とか乗り切って、西方進出は止められたものの、南方~中央から再びパリ周辺のシティまで接続することに成功し、安定的にパリから大回りして再びパリの近くまで戻ってくるという「不効率&高収益路線」が完成し、最後まで高収益を維持することが出来ました。

ゲーム終了時点での株式発行数はやや多かったものの、結果として収益額の差が決め手となり、このゲームは勝利をもぎ取りました。しばらく「蒸気の時代」では勝利から遠ざかっていたので、これはうれしいですね。
http://www.boardgamegeek.com/game/13925


Age of Steam Expansion #1 - England & Ireland / Winsome Games moon Gamer

今度は3人で、やはり少人数マップの「アイルランド」をプレイ… だったのですけれども小一時間で協議終了。どうもキューブの配置が極端に悪い形が原因(と信じたい)で、1人だけ突出して有利になってしまい、他の2人が投了した形で終わりました… 唖然。写真を取るヒマもありませんでした…。
http://www.boardgamegeek.com/game/6356


Age of Steam Expansion #4 - France and Italy / Winsome Games moon Gamer

気を取り直して「フランス」を再プレイ。3人。

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次に何をプレイしようか悩んでいたところ「フランスマップをもう1回やりたい」という意見が出まして、話し合いの結果、再戦することになりました。うははw

このセッションで僕は、最初のターンに First Build を取ってパリから西へ向かう路線の建設を行いました。シュウさんは東から南下するルートを選択し、ここまでは常識的な展開。3手番目のケロさんはどうするのかな、と見ていたら、何とパリではなく南端のシティを先に取りに行きました。なるほどー。

南端には狭い範囲にシティが密集しており、「都市化」1回を組み合わせればわずか5枚のタイルで4リンクが完成します。さすがに商品キューブ数はパリに比べると少ないので、長丁場の3人プレイ(全10ターン)では、ここだけで勝ちきることは出来ませんが、少なくとも序盤は十分な収益力を期待できます。

この動きに焦ったのがシュウさんで、南下するルートを事実上絶たれたかに見えました。が、エンジニア(困難な地形の線路敷設権)を活用して山地を突っ切ることで代替ルートを見事に完成させ、パリを中核にした環状路線を作り上げました。お見事。

僕はといえば、パリ~西端から再びパリ近郊のシティに繋ぎ、さらにその後で今度は東端のタウンを都市化して繋ぐという、盤上に大きくSの字を描くような蛇行路線の建設を行いました。これにより、パリにあった多くの黄商品がほぼ独占状態だったこともあって、中盤過ぎまで資金的にかなり優位に立つことになります。

ゲームは終盤に突入し、数ターンを残してこれは勝ったかなー、と思っていたら、優良路線を完成させたシュウさんによって怒濤の追撃を受けることに…。パリに山と積まれた商品は2人の取り合いとなり、その結果、パリから商品がほとんど消え去る事態となりました。これはびっくり。

そこで盤上を改めて見回して、北端にあるタウンを繋いでいげば、パリにわずかに余っていた青商品を有効活用するルートが作れることを発見。そしてそれを実現したことで、ようやくこの長いゲームに決着をつけることが出来ました。本日2勝目です。
http://www.boardgamegeek.com/game/13925


三角貿易 / CORE HOUSE moon Gamer

そしてこのゲームで〆。3人。

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ヘビーローテの仲間に入ろうかという勢いになってきた良作。ルールは簡単で密度の濃い内容ながら、ほんとに30分で終わってしまうコンパクトさ。そして今回、初の3人プレイをしました。ちなみに3人プレイですと、インスト含めても30分くらいで終わります。すごい。

3人の場合、4人と感覚が異なるのはアフリカフェイズで、それは1ターンに9枚しかカードが配置されないためです。パターンとして最も多いのは、各王国に2/2/2/3枚と平均的にばらまかれるケースで、恐らくたいていはそうなります。

このフェイズの3順目で自分の手番が回ってきた時、ある王国に他のプレイヤーのカードが1枚しか置かれてない時、必然的にそこに自分のカードを置くことになるでしょう。これがなんとなく「仕事」をさせられたような気分になったのですけれども、実際にはそれで損をするケースは少なく、またこれが若干の駆け引き要素にもなっていることに気がつきました。なかなか面白いゲームです。

ゲームの結果はまた2位(…)。それはともかくとして、一緒にプレイした方々に好評だったのがうれしかったですね。また他にも持ち込む予定です。
mo-i(あっとまーく)jcom.home.ne.jp / CORE HOUSE 一瀬様


レポートは以上です。

フランスマップが白熱したこともあり、一之江では初めて例会の終わる時間までいました(が、アフターはお仕事のためにキャンセル)。やはり「蒸気の時代」は面白いです。希望者がいれば、次回の一之江でもまたプレイすることになるでしょう。

ということで、遅い時間までお付き合いいただきましてありがとうございました>参加者各位
楽しい1日でした。moon Gamer

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15日(土)は、一之江ゲームクラブに参加してきました。

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今回も「蒸気の時代」をプレイしに一之江まで行きました。僕にとっては、「蒸気の時代」を定期的にプレイする希少な場として活用させていただいております。本例会の参加者はやや少なめの10名。「18xx」卓1つに「蒸気卓」1つの2卓構成。蒸気卓にが初参加の方が1人いたのは朗報です。

この日、東京の予想最高気温が21度。しかも雨の翌日(=花粉が飛散しやすい)。おまけに睡眠不足で疲労困憊というダブルパンチでコンディション最悪でした。ただ、寝不足はともかくとして、花粉の方は厳重に対策していたからか、あるいは思ったより飛散量が少なかったのか、何とかこの日はほぼ憂い無く過ごすことができました。


Age of Steam Expansion - Northern California / Bezier Games moon Gamer

やっとプレイ機会にありつけました。5人。

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サードパーティ製の「蒸気の時代」拡張マップ「北カルフォルニア」です。巨大なサンホセを中心として、大量の商品を抱えるサンタクルーズ、その出荷に応じて受け入れ色を変えるサクラメント往路等、少ない特殊ルールと狭い土地ながら、プレイヤー間の絡みが多くあって変化が複雑という、まさに蒸気の時代フリーク向けにデザインされた味わい深い拡張マップです。

以下に、「北カルフォルニア」マップの特別ルールを抜粋します。

2つの橋

$10と$6の橋があります。どちらの橋も1セグメントです。$10の橋はコストを支払えば作れます。一方$6の橋は、両端のタウンが都市化していなければ作ることができません。

サンタクルーズとサクラメント往路

Santa Cruz(サンタクルーズ)には「港」があります。港にはキューブを配置する1列のマスが10あり、ゲーム開始時にそこへランダムに並べられます。またサンタクルーズ上にも2個のキューブが置かれます。サンタクルーズへはゲーム中にキューブが補充されることはありません。
サンタクルーズ上の2個のキューブが移動した後は、その港に置かれたキューブを、都市に近い場所にあるものから順番に移動させることができます。そして、最もサンタクルーズに近い港マスに配置されたキューブの色が、「to Sacramento(サクラメント往路)」の都市の色となります(マップ上の都市の色は白)。

サンノゼ

サンノゼ(San Jose)は3つの隣接したヘクスの都市です(サンノゼ・西サンノゼ・南サンノゼ)。それぞれのヘクスは Goods Display 上では白の「1」~「6」までの都市に割り当てられています(白都市がものすごく狭い範囲に固まっているわけです)。
生産のよってサンノゼのどれはひとつのヘクスに配置された赤キューブは、商品移動時に、隣接した別のサンノゼヘクスにゼロセグメントで移動可能で、その場合は単に赤キューブが消滅します(収益もゼロ)。
サンノゼのどれかのひとつのヘクスへ商品移動によって到達したキューブや、あるいは、サンノゼから出発するキューブ(いずれも赤を除く)は、隣接する別のサンノゼヘクスへとゼロセグメントにて移動が可能です(キューブがサンノゼ上をスライドするようなイメージ)。ただし、1回の移動中に同じヘクスを2回通過することはできません。

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このセッションでは、キューブの大供給源であるサンノゼの周囲に4人が集中し、激しいキューブの争奪戦が行われました。最初のセットアップ時にマップ上に配置される商品キューブがすぐに収益を生み出す形にほとんどなっておらず、結果的にそうなったという流れでした。サンノゼの補給力は強大ですが、さすがに4人を食わせるだけチカラはなく、キューブがいくつも置かれては即座に無くなっていきます。序盤から早くも First Move が選ばれるなど、厳しいキューブの争奪戦がずっと続きました。

そして後半に入ると明らかにキューブが枯渇気味になってきました。そして新たな供給先が遠い… 手番に恵まれてサンタクルーズに接続可能になったのはいいとして、そこから自分の路線に引き入れるのに時間がかかったのと、たまたまゲームの勝負所のタイミングが他プレイヤーと重なって、競りに多額の資金を費やさざるをえない状態になった時点で勝負からは遠ざかってしまいました。

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残念ながら負けはしたのですけれども、このマップの面白さは十分に堪能しました。特にサンノゼ周辺は狭いように見えて広く、取り得る作戦の幅も変化も多岐にわたります。また今回はサンノゼを中心に発展していきましたが、キューブの初期配置や人数次第では、早期に南北接続を狙う形もアリとなるでしょう。そうなるとまた全然違う展開になるでしょう。

サンノゼを利用するのであれば、そのトリッキーな移動ルールを活用することも考えておきましょう、それによってこのマップ独自の搬送ルートを作り上げることができますので、見た目の距離以上の収益が期待できます。北部は Urbanization が必須ですが、計画的に路線建設をすることで、キューブを独占する路線が造りやすそうです。

5人が適正人数かどうかは微妙なところで、とりあえずいつかは4人でやってみたいです。
http://www.boardgamegeek.com/game/23189


Race for the Galaxy (レース・フォー・ザ・ギャラクシー) / Rio Grande Games moon Gamermoon Gamer

もう宇宙サンファンでええやん。3人。

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ということで、本日も銀河で国家を作ってみました。ルールは簡単だし、変化も考えどころも多く、プレイタイムも少ないということで、ちょっとばかり空いた時間にプレイするにはちょうどよいゲームです。

1ゲーム目は、またもや Puroduce Power のカードをほとんど引けなくて、あえなく没落しました。が、後から考えると、もうちょっと落ち着いてプレイしていれば何とかなったような気もしました。悪い時ほど気を静めて回りをよく見なければなりませんね。

とはいえ、こういう奇妙な流れは重なるもので、2ゲーム目は軍事国家を目指す初期ワールドを担当していながら、軍事ワールドをほとんど引けないということに… うーむ、何かに取り憑かれているとしか。ここでまた慌ててコストの高いカードを中心に回そうとしたのですが、やはりこれは無理筋だったようで、やっぱり終盤には点数が伸びませんでした。面白いゲームなんですが、どうも勝てませんねー。
http://www.boardgamegeek.com/game/28143


レポートは以上です。

無理がたたって頭がぼーっとしてきたので、この時点で帰宅することにしました。「北カルフォルニア」マップが堪能できたので、もう何もいうことはありません。未プレイマップはまだまだあってだ当分はネタには困らなそうなので、このペースで順調にこなしていきたいものです。この次に参加する時も、またよろしくお願いいたします。moon Gamer

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16日(土)は、一之江ゲームクラブに参加してきました。

このクラブに関する詳細は mixi コミュニティをどうぞ。

[一之江ゲームクラブ] ※要mixiアカウント

http://mixi.jp/view_community.pl?id=2303630

今回も僕は「蒸気の時代」卓に入りました。相変わらずオリジナルのゲーム本体は海外でも高値が続いているようですが、最近は韓国バージョンが割と安価で入手可能になっているようです(何にせよ海外からの取り寄せになることには変わりありませんけど)。


Age of Steam Expansion - Europe / Bezier Games moon Gamer

拡張マップ「ヨーロッパ」。つなきさん持ち込み。なーんと6人。

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初プレイの拡張マップで6人プレイにチャレンジしました。厳しくもかなり面白いマップです。基本ゲームからの変更点は以下の通りです。

Express Links:

任意のひとつリンクについて、その路線建設コストを2倍支払うことで、プレイヤーは1回だけ「Express Link」を建設することができます。Express Links を建設したら、そのリンク上には自分のコマを2つ重ねて置きます。Express Link を使用すると、そのリンクから得られる収益は(1ではなく)「2」になります。

制御可能な Production ルール:

これがこのマップ最大の変更点です。まずゲーム開始時に Goods Display に商品キューブは並べません。Production を選択したプレイヤーはまず「白」「黒」のサイドを選択し、プレイヤー数と同数のキューブをランダムに引きます。そしてそれをただちに選択したサイドの色の City へ任意の配分で配置します(例えば、ひとつの City へ引いたすべてのキューブを配置しても構いません)。これを他方のサイドについても同様に行います。なお、Production が誰にも選択されないターンは新しい Goods が登場しません。
※2008/08/20 付記
この時は上記のようなインストを受けたのですが、これは違っているとの指摘が掲示板でありました。正しくは、プレイヤー人数分の商品キューブを、Goods Display の白と黒サイドの両方から取り、マップのシティ上へ配置する、というものでした。また、セットアップ時、Goods Display へは通常通りに商品キューブの配置を行います。このレポートは大きく誤ったルールに基づいて記述されていますのでご注意ください。
付記その2:また、このマップは3~5人用マップです。6人には対応していません。

他にも、マップ上にフェリー航路が2本あります。

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このマップは何といっても Production に尽きます。キューブを直接 City に配置可能であるため、最初のターンからいきなり Production を選択することも十分にアリです(というか、それはかなり強力な作戦です)。オリジナルの Production アクションは使い方が難しく、また序盤にはまず使いません。つまりこれは Production の改善策であり、有効な選択肢をひとつ増やすことによってゲームの幅を広げる面白い試みです。そしてそれは成功しているように思いました。良いマップです。

この改変された Production ルールは有益ですが、当然ながらリスクも内包しています。ひとつは、引くキューブはランダムであること、そして置いたキューブを他人の使用される可能性があることです。選択したサイドであればどの City にも配置可能ではありますが、それだけに、できるだけ自分に有利になる配置を考えるのは実に悩ましいです。

この Production ルールは、Express Link との相性が実に良く、これらの相乗効果によって「Europe」は優れた競技性を持つ完成度の高い拡張マップとしてデザインされています。「蒸気の時代」ファンならぜひプレイしてみてください。できれば5~6人で。

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このセッションで最初のターンに Production を選択したのは僕でした。そして実際にこのアクションを実施する段階になって初めて、マップ上へ直接キューブを配置することの強烈なメリットと、その裏返しにある大きなリスクについて認識させられました。これは難しい。そして楽しい。この特異な感覚は基本マップでは味わえないユニークな要素です。

中盤に入りかけの頃、他のプレイヤーによってアムステルダムへ大量にキューブが配置されました。これはキューブを「捨てる(自分は利用しないが他人にも利用させない)」つもりでそうしたようなのですが、それを逆手に取ってうまく利用するルートを発見したのは僥倖でした。しかも Express Link 絡みで。ということで、それまでイタリア方面へ南下する路線を建設する方針を急遽変更して、アムステルダムルートの確保を目指しました。

これが上手くいって中盤までは快調だったのですが、Express Link に頼り過ぎたようで、肝心の Engine Track 数が伸び悩んでしまいました。後から考えると、収支が快調な時点で資金を競りに投入、無理にでも Locomotive を取りに行くことを積極的に目指すべきだったのではないかと思います。しかし目先の利益を優先して路線建設とキューブ運送を続けた結果、終盤になって明らかに輸送力不足が露呈しました。

「蒸気の時代」において、たいていのマップでは最後の2ターンに(できれば5~6リンクで)各2回ずつ荷物を運ぶような形を作っておかないと勝ちきれないものです。ということで、最終ターン開始時に Engine Track が5リンク止まりだったのは致命的でした。結局、序盤の不利な体勢から終盤に猛追したつなきさんの勝利でゲームは終わりました。僕は順位的には2位でしたが、点数的には9点差くらいあったので完敗に近いです。

負けはしましたが、久しぶりに脳髄がしびれるような快楽に酔いしれるゲームを堪能することができました。ゲーム中に気がついた変な作戦も試してみたいですし、ぜひまたこのマップで再戦したいです。
http://www.boardgamegeek.com/game/30930


Ticket to Ride: Nordic Countries / Days of Wonder

北欧諸国限定版。ヴァイスさん持ち込み。3人。

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国内にはほとんど入ってきていないと思われる「乗車券」のスカンジナビアバージョン。このレアアイテムをヴァイスさんが持ち込んでくれたので、帰る予定を急遽変更して卓に入りました。以下、元ゲームとの相違についてです。※2008/07/07 に訂正しました。情報をいただいたたけるべさんに深く感謝いたします。

2~3人用のスタンドアロン:

このゲームは2人か3人でプレイします。拡張ではなく、単独でプレイ可能です。

二重路線:

2点の都市間を直接つなぐ路線2つのことです。「北欧諸国」では二重路線の長さが異なる場合があり、以下の2つのルールが適用されます。

1.同一プレイヤーは二重路線の両方に線路を敷設できない
2.2人プレイでは、片方が使用されると、もう一人のプレイヤーは残る片方に線路を敷設できない

機関車カードの扱い:

これが最も大きな違いです。まず、通常の路線を完成させるために機関車カードをワイルドカードとして使用することができません。機関車カードはフェリーかトンネルを完成させるためにしか使用できないのです。
このように機関車カードが「弱体化」しているため、表向きの列車カードを取る時の機関車カードに関する制限が撤廃されています。つまり、表向きの機関車カードを(通常の列車カードと同様に)2枚取ることが可能です。また、場に機関車カードが3枚公開されたとしても流しません。

トンネル:

「乗車券:ヨーロッパ」とほぼ同一のルールです。

フェリー:

フェリー路線のうち、機関車のシンボルが描かれている部分1つは、機関車カードではないの3枚の列車カード(色もバラバラでよい)を「ワイルドカード」として代用することができます。また機関車カードは、フェリー路線の機関車シンボルがないマスに使用することができます。

例:機関車シンボル2つを含む4マスの青路線があり、手札に機関車カードが1枚と青カードが1枚しかなかったとしても、手札のその他の何のカードでもよいので6枚の列車カードさえあれば、ここに線路を引くことができます。

9マスの路線:

ボードの右上に9マスの路線が1箇所だけあります。色は灰色です。ここに普通に列車を置くには9枚の同色カードが必要です。ただし各マスにつき、4枚の列車カード(色は問わない)を「ワイルドカード」として代用できます(9マス路線のワイルドカードには機関車カードが入っていても構いません)。 この路線だけで点数は27点です。

例:同色9枚の列車カードの他に、同色8枚と何でも3枚(計11枚)、同色7枚と何でも6枚(計13枚)などでも、ここに線路を敷設できます。

ゲーム終了時のボーナス:

ゲーム終了時にチケットカードを最も多く達成したプレイヤーには10点のボーナスが入ります。また、最長路線ボーナスがありません。同点の場合、まずチケットの完遂枚数で判定を行い、それが同じ場合は最長路線数で判定します。

その他、列車カードのデザインもこのバージョンオリジナルで、北国を意識したアートワークが素晴らしいです。

moon Gamer moon Gamer

少人数用のマップらしく都市間の路線数はタイトです。地形も険しく、重要なポイントはほとんどフェリーかトンネルによって阻まれています。このため、自然と激しい競争が引き起こされ、熱い駆け引きが濃密に楽しめるよう工夫された乗車券のバリエーションです。

機関車カードの扱いが変更されているとはいえ、やはり「乗車券」は「乗車券」ですから、その面白さは保証されているようなものです。また、最長路線ボーナスがないので、自分のチケットカードの都合だけでサクサク列車コマを要所に置いていけばいいわけで、結果的にこれはゲームのテンポを早める効果を生み出されていると思いました。

面白いことは面白かったのですが、9マスの路線の扱いについてはやや大味な印象を受けました。豪快に点数が入るので、置けた時にはとても気持ちいいのですけれどもね。 ※2008/07/07 このセッションではこの部分のルールが誤っていたようですので、この一文は取り消します。 ということで、そのおかげで何とか勝利することができました。これは素直にうれしい。プレイタイムはインストを除いて45分くらいだったでしょうか。

貴重なゲームをプレイする機会を与えていただいたヴァイスさんには感謝いたします。面白かったので、またぜひプレイさせてくださいませ。
http://www.boardgamegeek.com/game/31627


レポートは以上です。

当然ながら、他の卓では「18xx」が普通にプレイされていました。そちらに興味がないわけでもありませんが、今やプレイ機会もプレイヤーも少ないのは「蒸気の時代」の方でしょう。今後もできるだけこの火を消さないよう、せめてここだけでも定期的にプレイする場として確保していきたいものです。「蒸気の時代」にご興味のある方は、ぜひ一之江までいらしてください。初心者歓迎です。

本日はどうもお疲れさまでした>関係者各位
次回もまたよろしくお願いいたします。moon Gamer

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19日(土)は、一之江ゲームクラブに行ってきました。

このクラブに関する詳細は mixi コミュニティをどうぞ。

[一之江ゲームクラブ] ※要mixiアカウント

http://mixi.jp/view_community.pl?id=2303630

このところ参加者が増加している一之江ゲームクラブですが、今回も20名ほど集まったようです。最大で5卓。うち「18xx」が3卓、「蒸気の時代」が1卓、SFゲーム卓が1卓でした。このうち、僕が参加したのは「蒸気の時代」卓です。今後も僕がここに参加する時は「蒸気の時代」卓になるでしょう。

底冷えする真冬の寒さに震えた1日。


Age of Steam (蒸気の時代) / Warfrog moon Gamer

2ヶ月ぶり。5人。

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初プレイの方(女性ゲーマーでした)がいらっしゃったので基本マップで。結果的には惨敗。moon Gamer

このセッションは中央に3人が固まって、東西両端に1人ずつという展開となりました。こういう形の場合、当然ながら中盤以降に中央部の商品キューブが不足することになるのですけれども、僕はこれを少し軽視していたようです。初プレイヤーもいるし、線路タイルの建設を工夫して、後半に東西のどちらかへ足を伸ばすつもりでいました。

しかし終盤近くになって、デトロイトの東にあるタウンを都市化したのが悪手となりました。自分としてはこれを東部への最初の足がかりにするつもりが、それを他人に利用されてしまったのですから話になりません。結局、商機も路線数も不足した状態のまま中央部にすべての自路線が閉じこめられる形になり、まるでいいところがなく終了ということになりました。

moon Gamer moon Gamer

大敗という結果は情けない限りですが、今回は反省点がはっきりしているのでまだマシだったかもしれません。ともかくも、次はもうちょっとがんばります。あと、初プレイヤーの方には面白いゲームだと言ってもらえましたよ(インストもうまくいったみたいです)。それだけでも大きな収穫ですね。
http://www.boardgamegeek.com/game/4098


Age of Steam Expansion - 1830's Pennsylvania / Bezier Games

石炭パワー炸裂。5人。

moon Gamer

ペンシルバニアから西にそびえるアパラチア山脈を越えることがテーマのサードパーティ製拡張マップです。

ゲーム開始時、「灰色タウン」上に黒い商品キューブが1個ずつ配置されます。これが本マップのメインテーマとなる「石炭」キューブです。灰色タウンを都市化する場合には、黒でない新都市タイル(赤・青・黄・紫)を使用しなければなりません。灰色タウンが都市化すると、そこに追加して1個の石炭キューブが配置されます。

この拡張マップにおいて、石炭キューブはマップに直接配置され、生産によっては登場しません。したがって Goods Display には、黒いキューブを除いた色のキューブのみが配置されることになります。

石炭キューブにはボーナスがあります。これは2種類あって、1回の輸送においてそのどちらかのみを適用することが出来ます。

1つめのボーナスは、石炭キューブを輸送距離を2倍にするというものです。つまり、輸送プレイヤーのエンジントラック数(リンク数)の2倍の距離まで石炭キューブを運んで、通常通りに収益を得ます。

もうひとつは収益を2倍にするボーナスです。輸送プレイヤーのエンジントラック数以内の輸送距離であれば、使用したひとつのセグメントごとに2収益ずつが計上されます。いずれのボーナスで輸送した黒キューブはゲームから除外します。

灰色のタウンは、マップボードの中央より西側に散在しています。そのほとんどはアパラチア山脈の中にあり、山地の敷設コストは$5と通常より高めに設定されているため、簡単には石炭を獲得することはできません。

そこでプレイヤーは、東端にある通常の都市で収益を確保し、その利益で西進することになります。それ自体も大変な競争ですが、強力ながら限られた石炭キューブの獲得もまた激しい競合が繰り広げられることになるでしょう。

ところで今回のセッションですが、ルールを少しばかり勘違いしたプレイヤーが出て、途中で協議終了となってしまいました。このマップは強い指向性を持っていて、東の地域からから西方へ順序よく進行していかないと立ちゆかなくなってしまうのです。

中断したとはいえ、石炭キューブの壮絶な強力さはプレイした全員が感じました。かなりクセの強い常連者向けのマップです。次はぜひちゃんと最後までプレイしたいものです。
http://www.boardgamegeek.com/game/23189


レポートは以上です。

一之江ゲームクラブといえばやはり「18xx」で、実際、参加者の多くはそれらをプレイするために集まります。しかし主宰者の atogさんは、この「蒸気の時代」をもう一つの軸にしたいとチカラを入れていまして、今後の例会でも少なくとも1卓は立てようという方針を表明しています。

もちろん希望者数しだいではありますが、定期的に「蒸気の時代」を確実にプレイする希少な場の維持に、僕としては今後ともぜひ協力したいと考えております。

本日はお疲れさまでした>参加者各位
またぜひ参加させてください。moon Gamer

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11日(日)は、ゲーム倉庫で少し重めのゲーム会を開きました。参加者は僕の他に以下の3人。

 ・月斎さん(高円寺盤遊会の主催者)
 ・atog さん(一之江ゲームクラブの主催者)
 ・娯楽堂さん(袋小路の主催者)

…。何この特濃メンツ。自分以外はゲームサークルの代表者ばかりです。いや、実はこれ何の作為もなくて、この日にプレイするゲーム3つが好きそうな人をマイミクさんの一覧から選んでいたら、結果的にこうなっていました。何という出オチ。この状況を開催前日に気がついて愕然とする自分もどうかしていますけど。

本日は朝から雨模様。朝の予報では昼過ぎがら雨がやむはずが、夜になって再び降り始めました。


Age of Steam (蒸気の時代) / Warfrog moon Gamermoon Gamer

久しぶりにプレイ。間が空くとやっぱり感覚忘れる…

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4人中2人が初プレイでした。やはり「蒸気の時代」は良いゲームだ。

この日は本当に久しぶりのプレイだったのと、初プレイ者が2人いたこともあって、とにかく基本的な手筋を中心に打ち回しました。線路の形としては不満の無い状態になったものの、中央の都市が3人のプレイヤーが混み合う状態となったのは計算外。

通常、基本マップの4人プレイでは、東西に2人ずつ分かれるような形になることが多いのですが、この日は盤上のキューブと、Goods Display 上のキューブの配置が極端に偏る形(黄と紫が離れ、青は近場に集中)になり、自分の路線にかかるキューブが予想よりも早く枯渇してしまいました。

この状態を打破するために中央で路線をこねくり回していた間に、東部で atogさんが環状線を作り上げてしまいました。この状態になったらまずいことは中盤にはわかっていたのですが、それを咎めるヒマがありませんでした。序盤は何とか切り抜けたのですが、終盤は周囲にライバルのいない atogさんの圧倒的な輸送力に追いつけず敗退しました。お見事でした。

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自分の周辺では「18xx」旋風が吹き荒れ、もはや定番ゲームになりつつあります。しかし鉄道ゲームのもうひとつの雄であるこの「蒸気の時代」は今ひとつパっとしません。ヘビーゲーマーが一度プレイすれば、その強烈な面白さを誰しも認める名作であるにも関わらず、です。

この理由は明白で、ひとえに「入手難」であることに尽きます。「18xx」は一部がまだ国内流通があり、それ以外のタイトルも海外輸入とはいえ、注文すれば届く状態にあります。また「18xx」は、バリエーションがそれぞれ独立したフルセットであり、単体でプレイ可能です。一方「蒸気の時代」の拡張セットは、その名の通り基本セットを拡張するものであり、単体ではプレイ不可能です。

そしてその基本セットが入手難なのですから、この素晴らしいゲームをもっと多くの人に知らしめようにも、それがいかに困難な状況であるかがおわかりいただけると思います。このゲームを「どこで売っていますか?」という質問を幾度となくされましたが、そのたびに答えに窮するという苦々しい経験をすることになります。次版とか再版の噂は去年からありました。そして来年もあるでしょう。それが実現する日がいつになるのか、終わり無きトンネルは今も続いています。
http://www.boardgamegeek.com/game/4098


18FL / Deep Thought Games, LLC

ショート系の「18xx」。

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完全に初プレイなのは僕だけだった模様。「18FL」は、ルールもプレイタイムもライト級の「18FL」です。ルールの特徴は以下の通り。

1.個人会社

4社あります。ゲーム開始時の一斉公開な競りによって各プレイヤーに購入されます。個人会社は鉄道会社へ売却はできず、適切なタイミングで特殊効果(ボーナスアクション)を使用するとただちに閉鎖されます。

2.5株会社

鉄道会社はフェイズ2と3で設立する場合は「5株会社」となります。5株会社は1株あたり20%のシェアです(社長株券は40%)。フェイズ4以降は通常通りに10株会社の設立が可能となり、フェイズ5以降は必須になります。またフェイズ5になると、5株会社は強制的に10株会社になります。

5株会社が設立すると、初期株価の5倍の資金が会社に入ります(10株会社設立時は10倍)。また5株会社が10株会社に「増資」すると、株券1枚あたりのシェアが10%に下落し、銀行株券が5株増え、さらに現在の株価の5倍の資金が会社に入ります。

3.運営

線路タイルは、黄が2枚か1枚のアップグレードのみ。トークン配置コストは、最寄りの駅トークンから線路づたいに数えたヘクス数×$20。トークンは都市に置きますが、街(●)ヘクスへ「ホテルトークン」として配置することも可能です。

ホテルトークンはボーナストークンであり、配置したプレイヤーに$10~$20の増益をもたらします。ただしホテルトークンは他社の通過を妨げず、また自社のルート設定にも使用できません(ホテルトークンのみのルートは不可)。トークン数は全社とも3個ずつです。

4.ルート

列車の番号は都市(○)の数だけカウントし、街(●)の数はカウントしません。ただし、収益を計算する時には街(●)も入ります(ほぼ 18EU のルール)。「3E」列車は、都市(○)の収益だけしか入りませんが、各都市の収益額は2倍になります。

5.株価

株価チャートは1次元。いわゆる「売り切れ上がり」がありません。収益は配当か無配かの2択。配当時、収益が株価未満なら株価は変わらず、株価以上2倍未満なら1ランクアップ、2倍以上なら2ランクアップします(無配は1ランクダウン)。なお、BANK POOL 上の株券は会社に対する配当となります(1830 と同じ)。

6.列車

ある会社があるタイプの列車を購入する時は、1運営ラウンドにつき1両しか買えません。ただしあるタイプの最後の列車を購入した時に限り、(資金に余裕があれば)次のタイプの列車をさらにもう1両だけ購入することが可能です。

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「味はあるけどコクがない」というのが「18FL」を最初にプレイした正直な感想です。考える要素もプレイヤー間の絡みも一定水準以上ではありますが、「時間がない時にプレイする 18xx」という以上の意味を「18FL」に感じませんでした。ひょっとして4人よりは2~3人の方が向いている可能性もあります。

また初心者とやるなら、これよりは「1846」を僕は選択するでしょう(『18xx』に興味を持った初心者がルールを覚える労力は 46 も FL も大して変わらないと思う)。全然ダメということもないので、これから機会があればプレイするとは思いますけれども。

このゲームは月斎さんの圧勝。マップの重要拠点をすべて抑えた上に、他人の干渉を全く受け付けない形を作り上げました。これはこれで大変お見事なお手並みでございました。
http://www.boardgamegeek.com/game/21436


Before the Wind (順風満帆) / Phalanx Games moon Gamer

このメンツでやると長時間な重ゲーになったよ。

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クセがありまくりなこのゲームがとにかく面白くて、すっかりヘビーローテーションです。自分以外の3人が初プレイでした。以前のレポートにも書いたように、メンツによっては長時間ゲームになることは予測していましたが、まさかここまでとは…。

さて、このゲームの華はアクションカードのプレイにありますが、重要なのはその前のアクションカードの交換です。ここでの判断と結果が、ゲーム全体の流れを決定することになります。例えば…

「どのアクションカードをオープンするか」「オープンするなら山札から取る枚数は1枚?2枚?」「オープンしたアクションカードを選ぶか? それとも金額提示?」「アクションカードならどれにするか?」「金額提示ならどれをいくらで値付けするか?」

シンプルな処理であるアクションカード交換内だけでも、このくらいの判断要素があります。実際にはさらに、自他の商店の状態、並べられた船の内容、そして現在の得点状況も判断材料に加味しなければなりません。

アクションカードのプレイでは、6種類の特別アクションカードの使いどころがまた悩ましいところ。特別アクションは変則的ではありますが決定的な効果ではなく、また使用機会も限定されているので、主に基本アクションを補助する目的で使われるでしょう。

moon Gamer moon Gamer

上にも書いたように、今回はメンツがメンツだっただけに、このセッションは空気が重かった… プレイ自体は冗談交じりに進行してはいましたが、水面下では細かい駆け引きの応酬が繰り広げられていました。「順風満帆」にはランダム要素が少なからずあるので、それによって重たい感じがある程度は軽減されるかとも思ったのですが、やはりそれも人によるようです。

このセッションで勝利したのはまたもや atogさん。僕はあと5点というところで力尽きました。かかった時間はたっぷり2時間ほどで、どうかするともっと長くなった可能性すらありました。またまだ機会があればプレイしたいゲームです。何度も書くようで恐縮ですが、明らかに人と場所を選ぶゲームなので、これから購入を検討している方は、その点にどうぞご注意を。
http://www.boardgamegeek.com/game/31506


レポートは以上です。

朝11時に集合して、終わったのは夜の9時くらい。なんだかもう終わった後はくたくたに疲れはしましたけれども、充実した良い1日でした。突然のお誘いに、遠方から快く来ていただいた参加者のお三方には心から感謝の意を表します。ありがとうございました。またホームグラウンドのゲームサークル例会ではよろしくお願いいたします。moon Gamer

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29日(土)は、袋小路特別例会「重たいゲーム会」に少しだけ参加してきました。事前に「蒸気の時代」拡張マップをやりませんかと募集をかけたのですが、プレイ経験者のみ対象だったためか、はたまた「蒸気の時代」は「18xx」に押されて冬の時代に突入したのか、それとも僕に人望がなかったためか、まぁその全部なんでしょうけど、明確に手を挙げていただいたのがつなきさんおひとりのみというお寒い状態でした。

ここで参加をキャンセルする手もあったのですが、数日前に届いた「Age of Steam Expansion - Austria & India / Steam Brothers」のオーストリアマップが2人用であることに気づきました。そこでこれをやりませんか? と、つなきさんにご提案したところ、快く承諾をいただきまして、今回のセッションが成立しました。

この日は雨模様の涼しい日。暑がりな自分は半袖で街に繰り出しましたけれども、ちょうどよい陽気。会場にはのんびりと16時ごろに入りました。普段は完全に夜型の生活をしているので、これだけゆっくりした時間だとかなりラクです。


Age of Steam Expansion - Austria & India / Steam Brothers moon Gamermoon Gamer

2人用マップです。

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最新のサードパーティ製「蒸気の時代」拡張マップのひとつで「Austria」をプレイしました。2人用なので変則的なルールとなっていますが、全体的にはとてもシンプルな構成が大きな特徴のマップです。大きなルール変更点は以下の通りです。

株式発行がない

このマップには株式発行がありません。現金収入はすべて Income を元に獲得するだけです。

ターンオーダーがない

ゲーム開始時にダイスによって、各ターンごとにどちらのプレイヤーがファーストプレイヤーであるかが決まります(全8ターン)。したがってターンオーダーを決定する競りもありません。

Urbanization と Foreign Markets

マップ上の Town は New City タイルによって City にすることは出来ません(ゲームを通じて Town のまま)。Urbanization アクションの効果は、マップの周囲にある Foreign Markets のマスに New City タイルを配置することに変更されます。

路線建設ルール

あらゆるタイルを配置したり置き換えたりすることのコストは$4固定です。路線はリンクを完成させるように建設しなければなりません(未完成セクションは不可)。山岳ヘクスは建設不可。障害ヘクスサイドを通過することは出来ません。

商品キューブ移動

キューブの移動は3回ずつ行います。通常ルールと同様に、キューブを移動させないでリンクを1段階上昇させる

商品キューブ補充

ウィーンにはカップから2個ずつ取って補充されます。その他の都市には、Goods Display の白黒双方の欄から1個ずつ補充されます(例:ダイスで『1』が出た場合、『1』の都市に、白の1と黒の1の欄からそれぞれ1個ずつ補充する)

勝利ポイント

ゲーム終了時に所持金$20ごとに1VPが加算されます。

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ゲームの結果はつなきさんの圧勝でした。これはバランスが悪いのではなく、序盤で自分が致命的なミスを犯して数ターンを無為に過ごすことになったためです。もちろん、そのミスに乗じてうまく立ち回ったつなきさんの腕前も素晴らしいものがありました。わざわざ池袋までおいでいただいて、良い相手にならなかったのが申し訳ないです。

自分のミスは、第1ターンにウィーンとグラーツに路線を建設しなかったことに尽きます。ウィーンは特別ルールによって、そしてグラーツは「5」「6」の2つの番号が付いていることによって、いずれも安定したキューブの産地であり、ここをまずは押さえるべきでした。

勝負としてはまるでダメでしたが、最後まで次のゲームにつなげるつもりでがんばりました。もう少し得点的に接戦であれば、キューブのテクニカルな移動操作や、Income で Reduce の境界での攻防とか、細かくも胃の痛くなるようなキリキリとした駆け引きが楽しめたと思うのですけれども、そこまで行かなかったのが返す返すも残念です。

勝敗は別にして、自分としては、久しぶりの「蒸気の時代」を楽しめたことをまずは喜びたいです。このところ周囲では「18xx」旋風が吹き荒れており、その潮流に自分も乗ってはいるのですが、やはり短時間で濃密な内容を誇る「蒸気の時代」の面白さもまた格別であるとこのセッションで再認識しました。

未プレイの拡張マップは山ほどありますし、「重たいゲーム会」参加者の中にも実はまだ「蒸気の時代」未プレイ者がいることもわかりました。今後、もっと積極的にプレイの機会を作ってみたいです。
http://www.boardgamegeek.com/game/28474


レポートは以上です。事前にどたばたしたわりには短いプレイ時間となってしまいました。今回のゲームの対戦をしていただいたつなきさんと、その機会を与えていただいた主催者の娯楽堂さんに感謝いたします。またぜひよろしくどうぞ。moon Gamer

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13日(土)は、つなきさん宅にて開かれたゲーム会にお呼ばれして行ってきました。個人的には今年初のゲーム会です。ちょっとばかり重たいゲームをやろうということで、参加者からいくつかのリクエストがありましたので、それらを中心に遊びました。参加者は、お部屋を使わせていただいたつなきさん、お久しぶりのストーンRさんとよたろーさん、それに僕の4人でした。

1月も中旬に入って冷たくてカラカラに乾燥した陽気が続きます。キレイに晴れ上がった青空が気持ち良い1日でした。


Age of Steam (蒸気の時代) / Warfrog moon Gamer

僕にとっては人生の一部な作品。

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このブログでは、長時間ゲームと言えば「蒸気の時代」です。鉄道ゲームの最高峰であり、ゲーマーズゲームとして世界中のフリークたちが認めた逸品です。そろそろ発売されてから5年になろうとしていますが、飽きるどころか、さら深く極めたい気持ちが強まっているくらいです。

ストーンRさんがこのゲームを初プレイということで基本マップをプレイしました。基本マップは5~6人用としてバランスが整えられているようで、4人では路線建設にゆとりがあります(土地が広い)。とはいえ、序盤の財政状況は厳しいことには変わりありませんし、最後に勝ちきるためには他プレイヤーとの厳しい競合を乗り越えなければなりません。AoSビギナーがこのゲームを楽しみながら理解するには良いシチュエーションだと思います。

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長時間ゲームですので、初プレイのストーンRさんにルールやゲームの構造をまずはしっかり理解してもらうため、お試しで第2ターンの最初までプレイし、そこでリセットして再度ゲームを始めました。

さて序盤の布石ですが、盤の西側をストーンRさん、東端をよたろーさんが拠点とし、つなきさんと僕は中央でいきなりもみ合う形になりました。僕は最初のターンに「Locomotelive(即時Link+1)」を取れていたこともあり、この競合はこちらの有利な分かれとなりまして、最初のターンで終了時に Income が「4」という最高の形でスタートを切ることが出来ました。

その後、つなきさんは西方向へ、僕は東方向へ路線を拡大し、全員が絡み合う込み入った複雑な中盤への入り口に差し掛かります。東側ではストーンRさんが手なりでシカゴ~カンサスシティを接続し、シカゴからはさらに北上して路線の拡大を狙います。ここにつなきさんが競合相手として入り込んでがんばっていましたが、決定的に切り崩すにはなかなか厳しい状況のようでした。

よたろーさんは、序盤で商品の多いホイーリングとピッツバーグの2都市を押さえて、さらに北上してトロントまで路線を拡大し、序盤で良い形を作り上げました。しかし、僕が「Engineer(4タイル建設可能)」で、ルイビルからデトロイトへ一気に路線を建設したあたりから、東端の一帯から中央に抜け出すことが難しい形になってしまいました。

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もっとも、基本マップはタウンの数が多いために、狭い範囲に閉じこめられる形になったとしても、その中でぐるぐる商品を回すように路線建設をすることで、終盤に5~6リンクを確保することは十分に可能です。

さらに、盤の端のほうでその形を作られると、外部から干渉するのが難しくなるので脅威ですらあります。ですので、悪形を強要した側としてもそれだけで安心せず、より早い速度で開発を押し進めなければなりません。

ところが僕の方も左右から挟撃されるような形となってしまいまして、4リンクあたりで成長が頭打ちとなり、見た目に苦しい形になってしまいました。それでも何とかトップのストーンRさんに収益で負けないようにあれこれ手を打って食らいつき、ここは辛抱しつつ粘って勝機を探ることとしました。

その甲斐あってか、終盤には何とか細かい勝負に持ち込むところまでたどり着くことが出来ました。ここでも慌てず、とにかく確実に、そして正確にポイントを稼ぐようにプレイし続けた結果、いくつかの幸運も重なったこともあり、最後の最後でストーンRさんをわずかに差しきってゲームを勝ち取りました。まさに薄氷を踏む思いの勝利です。

最終ターンは、プレイヤー全員が勝負のアヤに絡み合うという複雑きわまりない展開となり、どこかひとつ違っていたら結果は変わっていたかもしれないくらいの微細な差でした。ストーンRさんがプレイ経験者であれば、僕は勝てなかったと思います。

ともあれ、今年初ゲームにおいて、最も好きなゲームで勝てたことがとてもうれしいです。今年もまた「蒸気の時代」を心ゆくまで楽しみたいですね。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/4098


Outpost / TimJim Games moon Gamer

惑星開拓ゲームの傑作。

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こちらもこのブログで何回か登場している開発ゲームです。絶版になって久しく、中古市場では高値の付くゲームの代名詞のようになっています。1991年発売のゲームで、やや荒っぽいシステムながら、現在でも十分にプレイする価値のある名作です。

このゲームのシステムを基本としてデザインされたのが「ツァバンドールの王笏」であることは周知の通りです。確かに似ている部分はあるのですが、「アウトポスト」は「ツァバンドール~」に比較するとずっとシンプルで、見通しが良くわかりやすい構造を持っています。「ツァバンドール~」から「アウトポスト」に逆に移行してきた人は、このシンプルさと変わらぬ奥の深さに驚かれるかもしれません。

そして実際に、両方のゲームのプレイ経験者の中には「ツァバンドール~」より「アウトポスト」の方が面白いという人もいて、僕は何度かその言葉を聞いています。「ツァバンドール~」が登場した時には「アウトポスト」が脇に追いやられてしまうと危惧していたのですが、まだまだこれを遊ぶ機会は今後も多くありそうで、僕としてはうれしい限り。

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ところで今回も、僕が数年前に自作したカードとタイルを使用しました(横の写真だけはクリックすると大きく表示されます)。オリジナルのコンポーネントがまるで使えないというわけではありませんが、僕としてはこれを使わないで「アウトポスト」プレイする環境はまったく考えられません。

それだけに、これらの元データがHDDの故障によって消滅してしまったことは返す返すも残念で、いつかまた作り直したいという野望に燃えています。

このセッションでは、ルールを少しだけいじって「同種のコロニーアップグレードカードは2枚まで獲得可能」というようにしてみました。結果からいうとこれは大成功で、各プレイヤーにバランス良く発展カードが分散することになりました。少なくとも4人プレイ時にはかなり有効に機能するローカルルールだと思います。

また、発展カード(コロニーアップグレードカード)を自分の手番で落札したら、その手番ではそれ以上の競売は行えないとしました(落札出来なかった時には再競売が可能)。これはルール的には曖昧な部分なのですが、これも先ほどのローカルルールと同様に、発展カードの極端な偏りを防ぐ効果が得られたので成功といえるでしょう。

さて、このゲームでの各プレイヤーの動向をちょっと追ってみます。まずよたろーさんは、発展カード「倉庫」を2枚も獲得し、十分な在庫管理(ターンを持ち越す手札枚数が増加する)を行う下地を作り上げました。労働者不足に対応するために「ロボット工学」の入手にも成功し、形としては万全の体勢になったのですが、競売で高い金額を支払うことになってしまい、資金不足が顕著となりました。このために工場の建設資金が不足してしまったようです。

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ストーンRさんは、序盤に水工場で経済的な基盤を固めた後、「重機」カードから「チタン工場」の建設に着手し、「居住施設」も手に入れてバランスの良い形となりました。「水」+「チタン」による経営の安定化はまったく問題なかったのですが、「倉庫」と「科学者」の入手が行えなかったために中盤以降の爆発力に欠けてしまい、高価な「研究所」カードを入手するまでに時間がかかってしまいました。

このゲームのプレイ経験者であるつなきさんは、水工場を拡大を続け、発展カード「データライブラリ」のコスト削減効果によって「科学者」を2枚も獲得、さらに「研究所」まで手に入れて、このゲームの定石のひとつである「重化学路線」を突っ走ります。労働者不足は「アウトポスト」を早々に手に入れるなどして、見事に「負けない」形を作り上げました。しかし「新化学工場」への転換がわずか1ターン遅れたことが、思ったよりも大きな過失となってしまいました。

さて僕は、ともかくも序盤は水工場の建設を優先しました。そのために「倉庫」の入手には失敗しましたが、「重機」「居住施設」「データライブラリ」を購入して序盤はまずまず。手札が少ないので、資金をうまく運用することには苦労しましたが、「オービタル・ラボ」の獲得に成功して「微生物」による豊富な資金源が確保することが出来たあたりから徐々に優位に立つことになります。

この後に「科学者」を手に入れて、それを元にすぐ「新化学工場」の建設に最初に着手したあたりで、遠回りながら「重化学路線」による盤石の体勢が完成しました。ここまでだいたい2時間強ほど。あとは30分くらいで一気に収束し、このまま僕の勝利にてゲームは幕を閉じたのでした。新年早々連勝とはさい先がいいですね。

相変わらず終盤にトップを取って勢いづいたプレイヤーを止めるのは不可能に近いのですが、そこに至るまでの絡み合いに限れば、開発ゲームとしても競りゲームとしても秀抜な完成度と面白さを誇ります。テーマとぴったりシンクロしたシステムも実に素晴らしい。歴史に埋もれさせてしまうのがもったいない作品で、あんまり細部を変えないでいいから誰かリメイクしてくれないかなぁ…。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/1491


Stimmvieh (政治献金ゲーム) / BeWitched Spiele moon Gamer

2年ほど前、biscoさんのサイトにて紹介されていた謎のカードゲーム。

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好評だったので2ゲーム連続して遊びました。

それぞれのプレイヤーは「1」~「10」までの「政治家カード」を10枚1セットずつ持ちます。特殊なカードはなく、単に数字だけ書かれています。この数字のことを「影響力」と呼びます。なお、政治家カードはプレイヤーごとに色が異なっています。

場には「献金カード」と「得票カード」の2種類のカードが置かれます。献金カードには献金額(5~25)、得票カードには得票数(5~30)が5の倍数でカードの中央に大きく書かれています。いずれのカードにも、その右肩に「価値」が書かれていて、これは「1」~「10」まであります。

ゲームの目的は「献金額を最も多く集める」ことです。獲得した献金カードに書かれた献金額を合計し、それが多ければいいのです。ただし、これは得票数に応じて大きく増加することがあります。

ゲーム開始時に「献金カード」と「得票カード」は別々の山札として場に積みます。そしてまず、献金カードだけをプレイヤー数分(4人プレイなら4枚)めくって場に公開します。そして「献金カード」と「得票カード」の一番上のカードを表向きにします(ルールでは山札は表向きに積んで、一番上だけ見せるようにすると書かれていますが、これでも意味としては同じ処理です)。

それを見て、各プレイヤーは自分の政治家カードセットから任意の4枚を選択し、それを自分の前に裏返して並べます。そして同時に公開します。各プレイヤーは、自分の場に4枚と手札に6枚の政治家カードを持ってゲームを開始します。

ルールで決められた判定でスタートプレイヤーが決まります。各プレイヤーは自分の手番において、自分の政治家カードを1枚プレイして、場のカードにある4枚のカードのいずれかを取らなければなりません(山札の上に公開されているカードは取れません)。

場で取ることの出来るカードは、プレイした政治家カードの「影響力」と同じか、それ以下の「価値」を持つカード1枚です。取ったカードはそのプレイヤーの手元に置き、場には山札からカードを補充します。この補充ルールがこのゲームのキモです。

プレイする政治家カードは、自分の前に置かれたカードでも、手札のカードでも構いません。もし、手札の政治家カードをプレイした場合は、献金カードの山札から1枚を取って場に補充します。自分の前に置かれた政治家カードをプレイした場合は、得票カードの山札から1枚を取って場に補充します。

これを全てのプレイヤーが持つ政治家カードが無くなるまで行ってゲーム終了です。

スコアリングではまず、獲得した「献金カード」の献金額を合計します。続いて獲得した「得票カード」の得票数を合計します。この時、得票数の上位2位(5人プレイ時は上位3位)のプレイヤーは献金額を2倍して計算します。こうして、献金額の最も多いプレイヤーの勝利となります。

これは衝撃的なゲームです。正直にいうと、ルールを読んだ時点では、そんな大したゲームだとはとても思えませんでした。実際にプレイしてみて、2巡くらいしてからようやく気がついたのです。これはとんでもなく良質で妙趣に富んだカードゲームだということを。

メカニクスは極めて単純です。手番でカードを1枚プレイして場の1枚を取ることを10回繰り返すだけなのですから。運の比重も決して低くはありませんし、プレイ感も軽めです。にも関わらず、テクニカルで悩ましい骨太なゲームに仕上げられているのです。これにはかなり驚きました。

デザイナーは Andrea Meyer。世界でも珍しい女性ゲームデザイナーであり、寡作ながらも印象に残るゲームをいくつか世に送り出しています。たとえばあの奇作「Hossa!(ホッサ!)」は彼女の手による作品です。「政治献金ゲーム」が、果たしてどこまで計算し尽くされているのかは今のところよくわかりませんが、このゲームが優れたアイデアによってデザインされた作品であることは違いありません。

こんなにも優れたゲームであるのに、全世界でわずか200セットしか作られていない限定商品であるというのが心の底から残念です。あちこちのゲーム会へ持ち込む予定ですので、見かけましたらぜひ一緒に遊びましょう。moon Gamer
http://d.hatena.ne.jp/bis_co/20050324


長天(天九牌) / 伝統ゲーム moon Gamer

最後は伝統ゲームで〆ました。

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簡単なゲームなのに、久しぶりのプレイですっかりルールを忘れていました。元はギャンブルゲームですが、手軽で中毒性が高いので、そのまま遊んでも十分に面白いゲームです。

ゲームの方は、本日他のゲームで調子の悪かったよたろーさんがぶっちぎりで勝利を収めまして、最後にみんな笑って終わることが出来ました。
http://www.rumic.gr.jp/~arai/t9pai/t9pai_chedeng.html


レポートは以上です。

いやー、もう心の底から充実したゲーム会でした。少し寝不足なだけで体調が良かったこともあって頭の回転も冴え、全てのゲームを思い切り楽しむことが出来ましたよ。これだけで今年1年、またがんばれそうな気がします(単純?)。

まる1日お付き合いいただいたみなさま、本当にお疲れさまでした。
またぜひ遊びましょう!moon Gamer

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29日(金)は、つばきさん宅にて開かれた自宅ゲーム会に参加してきました。テーマは「ネットワークゲーム」。オンラインでプレイするアレではなくて、もちろんボードゲームを遊ぶテーマ会です。

「ネットワークゲーム」というのは、たとえば分散している拠点を繋げたり、あるいはそれらの間を移動するなどしてネットワークを形成していくタイプのゲームのことをここでは指しています。そして、それらを中心に遊んでみようというつなきさんの呼びかけに何人かが応じ、ここに実現する運びとなりました。参加者は、自宅を開放していただいたつなきさんの他、puppiさん・田中ブンケイさん・ヴァイスさん、それに僕の5人でした。

年の瀬も迫ってきたこともあり、この日は朝からぐっと冷え込んだ1日でした。僕は前日に仕事が押してかなり寝不足な体調でしたけれども、時間が進むにつれて徐々に元気が出てきました。


Age of Steam Expansion #2 - Western US & Germany / Warfrog moon Gamermoon Gamer

「ドイツマップ」をプレイしました。

moon Gamer

まず最初は「蒸気の時代」の拡張マップからです。この拡張マップは僕としては初プレイでした。特別ルールは、盤の端にある都市が商品の受け入れ専門都市で、その色はゲーム開始時にランダムに決まるということと、「ベルリン」に毎ターン1個ずつの商品が配置されるというのが主な内容です。また、盤の端にある都市に直接接続されるヘクスの建設コストが極端に高く(8~10!)なっています。さらに「エンジニア」アクションのルールが変更されていて、エンジニア」も路線タイルを(4枚ではなく)3枚しか引けず、ただし1枚だけ建設コストを半分にすることが出来ます。

旧西ドイツ方面にシティやタウンが密集しているために、そのあたりから徐々に旧東ドイツ方面に広がるようなイメージでしょうか。そのキーポイントになるのがベルリンというわけです(毎ターン配置される商品は、冷戦時代に西側が空輸していた生活物資のアナロジー?)。このセッションでも3人がまずそのあたりにタイルを置くあたりから始まりました。

第1ターンに順番が4番目だった僕は、南部の3都市を中心に商品を回し、そのうち北上してベルリンを目指す指針を立てました。実は南部の商品キューブの配置状態は、ディスプレイシート上を含めてあまり良くはなく、だから他のプレイヤーがすぐに介入してはこないだろうと踏んでいました。が、なんと、5番目プレイヤーがここに路線タイルを置き始めまして、厳しい状態で競合する形になってしまいました。正直なところこれは全く予想外でした。

このようなこともあって第1ターンの収益が「0」のままに終わってしまい、ここで冷静さを欠いてしまったのが敗北の遠因となりました。この後、慌ててベルリンを一直線で目指すルートを強引に開拓したのですが、やはりこれは無理筋だったようです。後で撮影した写真を見て気がついたのですが、ここは南の端にある都市に接続することをひとまず目指すべきでした。競合を恐れず、それに立ち向かう形を作っていたのであればまだ勝負になっていたと思います。

つまり僕は正解の逆逆を選択したために、悪い局面でさらに傷口を広げてしまったわけです。これは情けない。その後も、あの手この手で生き残りをかけて体勢を立て直し、後半になって収益だけはトップグループに食い込むことが出来ましたけれども、無理に株式の発行数を増加させたために財務状況は悪いままで、最終的には3位と遙かに離れて4位に終わりました。

このゲームの序盤はとにかく難しく、しかしながらそれはこれまで踏んできた場数と経験で、たいていの状況には耐えられると自負していたのですが、今回はその慢心が全て悪手につながってしまいました。いずれにせよ、序盤の組み立てをさらに深い意識で考えないとダメなようです。久しぶりの「蒸気の時代」でとても楽しかったのですけれども、負けて学ぶこと、そして反省の多いセッションでした。まだまだ修行が足りません。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/8845


Hermagor (ヘルマゴール) / Mind the Move moon Gamer

何となくネットワークっぽいのでリクエストしてみました。

moon Gamer

前回のレポートでは、第3フェイズで商人が移動し、産物を販売する過程は実質的にソロプレイであると書きましたが、5人プレイ時ではそれが少し変わります。つまり競合が発生します。5人プレイでは産物がたくさん出てくるので価格が上昇しやすくなり、そうなると生産施設の価値も上がります。そのため、終盤のラウンドでは生産施設の激しい奪い合いになります(生産施設は1つの産物につき4つずつのみ)。

4人プレイ時では生産施設が不足することはありませんでしたが、5人プレイでは簡単に起こります。物価もインフレ気味なので、商品価格の意味も少しばかり違っています。つまり、4人と5人とでは、少しばかりゲームの性質が変わるようです。これは「ヘルマゴール」の興味深い特徴だと思います。

ゲーム後半に商館が立ち並ぶようになると、ボーナスで1キャッシュを受け取る処理が頻繁に発生するので、それが少し面倒に感じた人もいたようで、言われてみればその通りかもしれません。4人ではそうでもなかったのですが、5人だと第3フェイズでの必要作業がどうしても多くなるみたいです。ただ、耐えられないほど煩わしいわけではありません。

このセッションで僕は、第2ラウンドで中央市場での産物調達に失敗し、この時点で脱落気味に。1ラウンドでもこのようなことがあると、もう勝てる気がしなくなります。そういう意味ではかなり鋭いゲームであると言えるかも。中央市場のコマの置き方が上手で、常にたくさんの産物をかっさらっていったヴァイスさんが圧勝しました。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/25224


Canal Mania (カナルマニア) / Ragnar Brothers moon Gamer

そしてこのゲームで今年の〆ということで。

moon Gamer

ヘビーローテーションというより、もはや僕の中では定番ゲームの地位を確立しつつある「カナルマニア」。運河のルートはほとんど決まっているにも関わらず、プレイするたびに展開が異なるので何度遊んでも飽きません。

このゲームでの得点源はさまざまです。運河を完成させた時に得るタイルからの得点は基本ですが、全員が同じ構成のタイルを保有していますので、ここで差が付くことはあまりありません。一方、商品輸送は得点差に表れやすく、4点(4都市接続)が入るルートを出来るだけ早めに建造することを目指します。巡り合わせが悪かったとしても、何とか2点(2都市間輸送)だけでも毎ラウンド点数を入れておきたいところです。

契約書の巡りが悪い時には、短い運河を建造することで達成枚数を稼ぐようにします。ゲーム終了時に獲得する達成ボーナスは案外と大きな得点源だからです。また、短くて孤立した運河の都市に商品を置いておくと、最終ラウンド後の商品減少ラウンドで細かく点数を獲得することが出来ます。このように、最終ラウンド後の展開も見据えてゲームを進めることが出来るようになると、「カナルマニア」の奥深さがさらに広がります。

このセッションでは、議会で提示される契約書に地域的な偏りがあまりなく、全体的にバランスよくばらけて公開された感じです。また、5人プレイであったことも影響していると思いますが、それぞれの運河はあちこちで分断され、長い距離の商品輸送があまり行われませんでした。そのため、契約書が順調に達成されていったにも関わらず、各プレイヤーの点数は低めでした。

ゲーム終了条件は、議会で契約書カードが最後の5枚になったことで満たされました。この時点でトップの点数が20点そこそこだったので、プレイ経験のある方なら、このセッションがいかに低スコアゲームになっていたか、おわかりいただけるかと思います。

そして最終ラウンドに入って細かい勝負となり、最終的には、達成した契約書枚数の多かったヴァイスさんの勝利(本日2勝目!)となりました。商品運送で得点を稼いでいた僕は、達成契約書がわずかに3枚だったのが響いて2位でした。

このゲームは1000セット限定生産ということで、すでに販売元では完売したようです。しかし、公式サイトのアナウンスでは、契約カードをいくつか変更した第2版が計画されているようです。変更点がどのようなものは不明ですが、都市を探しやすくするような工夫がされているといいなぁと… 第2版で製造数が増えれば、国内でも手に入りやすくなる可能性もあります。ということで、今後も「カナルマニア」から目が離せませんよ。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/19995


レポートは以上です。

3時間級の重いゲームを、次々と3つもまる1日遊ぶことの出来た密度の濃いゲーム会でした。このような充実した内容になったことに、本日お付き合いいただいた皆様に心から感謝いたします。また、夜遅くまでお部屋を提供していただいたつなきさんには、特に深謝を申し上げます。

また、個人的には、これで今年最後のゲーム会となります。今年もたくさんのゲームを遊んでいただいてありがとうございました。来年もまた、どうぞよろしくお願いいたします。moon Gamer

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炎暑となった5日(土)は、千歳烏山ゲーム倉庫にてゲーム会を開きました。先週までは涼しいくらいの陽気で、いったいこの夏はどうなってしまうのかといらぬ心配までしたのですが、どうやら今年の太平洋高気圧はただ寝起きが悪かっただけのようで、ぱっちりと目覚めた後は今までの遅れを取り戻すことに躍起となり、そりゃもうはりきって列島全域へ灼熱のゼリーのように覆い被さってきやがりました。はりきらなくてもいいのに。

おかげでこの日は東京で35℃前後を叩き出し、それどころか全国的にも軒並み記録的な猛暑となったようです。そんな記録に黙々と挑戦し続ける真っ赤な太陽を尻目に、ゲーム倉庫に備え付けられた旧式のエアコンをフル稼働させて、この酷暑な1日を何とか凌ぎ切ることが出来ました。ふーやれやれ。

ところでこの日、当初は別のゲーム会が開かれる予定でした。ところが期日の1週間ほど前に諸般の事情で急遽取り止めとなってあらら、と思っていたら、今度はメンツとテーマを変えて同じ日に何かやろうと企画されたのがこのゲーム会です。準備期間が短くてメンバー集めに少し苦労しましたが、mixi やら何やらを駆使して何とか集まったのが、すいせいさん・田中ブンケイさん・●山さん、そして僕の4人です。

朝11時に集合して、夜の8時前くらいまでじっくりと遊びました。


Caylus (ケイラス) / Ystari Games moon Gamer

先週に引き続きケイラス。

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本日いらしていただいた田中ブンケイさんと●山さんは柏木でケイラスを何度もプレイしているベテランプレイヤーです。このゲームは僕の周囲ではどうしたことかあまり評判がよろしくないので、こういう手練れな人たちと同じ卓に並び、その華麗な打ち回しを注視する機会が得られたことが何より嬉しかったです。また、個人的にはルールの危うい点がさらに修正され、ほぼ完璧に習得出来たことも大きな収穫となりました。

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どちらもゲーム後半「ケイラス」には大戦略として複数の勝ち筋があり、そこにたどり着くまでの最短行程と最終形を、少なくとも大ざっぱなイメージくらいは頭に入れておくことは大変に重要です。

このゲームには偶然の要素がありませんので、ゲーム中に無数に出現する多くの駆け引きだけが勝敗の鍵となります。他のプレイヤーの動向には注意深く観察した上で正確に対応し、最終的にほんの少しのリードを保てるかどうかを見極めなければなりません。

当然それは容易なことではなく、その「眼」を持つためにはやはり経験が必須になります。回数をこなすことだけに価値があるとは思いませんが、多くの場数を踏んだことによって、成功も失敗も熟知したプレイヤーと対戦し、彼らに打ち勝つのは極めて困難であることもまた事実でしょう。なぜなら「ケイラス」は、優れた意志決定が必然的に良い結果をもたらす完成度の高い戦略ゲームだからです。

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さて具体的に「ケイラス」の作戦ですが、いずれにおいても「王の恩恵」をどれだけ有効活用するか、という点にかかっていると言えます。

このセッションで●山さんは、王の恩恵で「建物の例外的使用」の列を使用することで、資源の消費を抑えつつ効率的に「名誉ある建物(青)」の建設に向かいます。一方田中ブンケイさんは「名声ポイントの獲得」を延ばし続け、「塔」の時代に恩恵を受けるたびに「5点」を確実に獲得していました。

どちらもゲーム後半に名誉点を大量に獲得する方針ですが、その方向性は異なっており、見ていて参考になりました。個人的な好みから言えば●山さんのやり方の方がエレガントに見えましたが、ブンケイさんの作戦もシンプルでわかりやすく、なかなか捨てがたい魅力があるように見えました。

ところで勝敗の方は、5点を積み上げて逃げ切りを図ったブンケイさんを●山さんが得点の高い建物の建設ラッシュで猛追し、あわやというところまで行ったのですが、最後はブンケイさんの勝利となりました。3時間弱に及んだ長いプレイタイムを感じさせない面白いゲームで大満足でしたが、上級者が相手とは言え、ふがいない結果に終わったのは残念です(3位)。次に対戦する時には、もう少し手応えのある相手になるくらいは上達していたいです。moon Gamer
http://ejf.cside.ne.jp/review/caylus.html


Age of Steam (蒸気の時代) / Warfrog moon Gamer

初プレイの方がいたので基本マップにて。

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先週到着したばかりの拡張マップを試してみたかったのですが、●山さんが初プレイとのことでしたので基本マップをエントリーしました。このゲームのインストを久しぶりにやりましたが、事前に練習していなかったので説明抜けが続出し、田中ブンケイさんに頻繁にフォローしていただく始末。失礼しました。

基本マップはタウンが多く点在しているので、「都市化(Urbanization)」アクションの使い方がキーポイントになります。「都市化」は単に商品の受け入れ先を多くするというだけではなく、相手の収入を減らす攻撃的な意図を持たせたり、あるいはそれを防衛する受け身として配置することもあります。基本マップにおいて序盤の「都市化」は、そのゲーム全体の大きな流れを形作る重要な意味を持っており、それだけに「良い手」を発見することは困難を極めます。

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このセッションで僕は、「都市化」アクションを2回選択することになり、主に中央付近に新しいシティタイルを配置しました。それを取り巻くように、まるでスパゲッティのように曲がりくねった路線を敷設することに腐心しました。

というのも、西側方面に行くことが困難な状態になってしまい、狭い範囲で余剰な路線を迂回することで距離を稼ぐしか生きる道が無くなってしまったのです。ということで、すぐ隣のシティにキューブを運ぶために、大きく迂回して5リンクを稼ぐとか、そんなことばかりやっていました。

こういうテクニックは、割り当てられる土地の少なくなる6人プレイ時では普通にあることですので、それを4人プレイで積極的に使ってみたわけです。他のメンバーはこの状況に苦笑していましたが、まぁそういうゲームですから。moon Gamer

これが功を奏したのか、終盤に入ってやや優位な立場に立つことが出来まして、そのままトップでゲームを終わらすことが出来ました。このところ「蒸気の時代」では連勝が続いていますが、このセッションでは、ところどころに大きなミスがあり、反省点の多い一局でした。さらなる高みを目指して精進しようと思います。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/4098


Robber Knights (盗賊騎士) / Queen Games moon Gamer

やっと正しいルールでプレイしました。が…

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先週は痛恨のインストミスがあってゲームになっていませんでしたが、今回はそれを修正して実質的な初プレイとなりました。

このゲームにおける「騎士」は丸いコマで表されます。騎士コマはタイル上に配置されるます。得点対象となるタイル上に自分の騎士があればスコアを得ます。この得点を出来るだけ多く獲得することがゲームの目的になります。

ルールにしたがってタイルの山を作り、手札(タイル)を2枚持ってゲームスタート。手番ではタイルを1枚配置して、可能であればそこに騎士を置いて移動させ、最後に山札からタイルを1枚取ります。

タイルには地形が描かれています。「平地」「森林」「山地」「湖」の4種で、「平地」と「森林」には「城」「街」「村」が描かれているものもあります。あるタイルに騎士コマが進入する際には、土地ごとに規定された必要な枚数の騎士コマが無ければなりません。またそこから移動する際にも、そのタイルは規定枚数のコマを残していかなければなりません。

プレイヤーが「城」のあるタイルをプレイした場合にのみ、そのタイル上に最大5枚の騎士コマを配置することが出来ます。騎士コマはそこからタテかヨコ方向へ、一直線に移動することが出来ます。移動に関しては上記の規定を守らなければなりません。あるタイルに別の騎士コマがある時に、そのタイルへ移動する際には、元からあるコマの上に新しく移動して来たコマを配置します。ただし、全ての移動が終了した時点で、タイルには最大で4枚のコマしか存在することは出来ません。

1回の手番で、このプレイを最大で3回まで行うことが出来ます。1~2回で止めても構いません。ただし、最低でも1回は行わなければなりません。もし、配置するタイルが無ければ一時的にゲームから抜けます。全てのプレイヤーのタイルの山が無くなったらゲームは終了します。

「城」「村」「街」上に騎士コマを配置しているプレイヤーは規定の得点を得ます。もし、複数の騎士コマが1枚のタイル上にあれば、最も上にあるコマの持ち主だけが得点を得ます。最大得点を獲得したプレイヤーの勝利となります。

ルールは説明が面倒なくらいで実質的にはシンプルです。が、ゲームはやっぱりカツカツです。特に騎士コマのマネージメントは厳しすぎて疲れるくらいです。4人ゲームの場合、手番が回って来る間に場の状況がかなり変わってしまうので、手番で考える時間はどうしても長くなります。そうするとゲームのテンポが悪くなり、単に辛い時間だけが長引いてしまうことになります。おかげで最後は心身共にへとへとになってしまいました。勝敗よりも終わって良かったって感じ。

悪くはないゲームなんです。ただ4人が適正人数であったかは疑問です。重いゲームを好んでプレイするようなフリーク4人がこのゲームで卓を囲むと、きっとこのセッションのように重苦しい雰囲気になるでしょう。moon Gamer
http://www.ps-hiroshima.com/board/robberknights.htm


John Silver (ジョン・シルバー) / Eggert-Spiele

このメンツでやりたかったのでリクエスト。

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前回セッションのレポートと簡単レビューはこちらのエントリーからどうぞ。せっかくこれだけのメンツが揃ったのだからと僕がリクエストしてエントリー。場のカードの流れが独特で面白いゲームです。

個人的には2回目のセッションでしたが、1回目より何だかよくわからん展開に目が回りました。うーむ。やっぱり疲れていたのかも。カウンティングがかなり重要なゲームですので、とにかく場から取られたカードは出来るだけ覚えていたのですが、それが誰に流れていったのかをうっかり失念してしまい、勝っているプレイヤーを間違える始末。いや、ごめんなさい。

そんな調子で勝てるはずもなく、勝負はさんざんな結果になりましたが、ゲームは面白くて個人的評価は上がったかも。このゲームにしかないユニークな要素があり、それを体験するだけでもプレイする価値はあるかと思います。プレイ時間もそんなに長くありませんし、カードゲームのフリークならものは試しにぜひ一度プレイを。タイプは全然違いますが、特にトリックテイク好きな方におすすめ。moon Gamer
http://ejf.cside.ne.jp/review/johnsilver.html


レポートは以上です。

暑い中、遠くから千歳烏山に集まっていただいた方々には心から感謝いたします。こんな環境下でありながら、重いゲームを長い時間にわたって心の底から楽しむことの出来た充実した1日となりました。本当にありがとう。

またぜひ一緒に遊びましょう>参加者各位
お疲れさまでした。moon Gamer

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ついこの間やったばかりだというのに、「1830 - Railroads and Robber Barons / Avalon Hill」「Age of Steam (蒸気の時代) / Warfrog」の両方を1日で遊ぼうという企画の第2回目が早くも実現しました。場所は千歳烏山のゲーム倉庫です。

前回からわずか中4日、同テーマのしかもほぼ同じメンバーが集まって重たいゲーム会となりました。遊ぶゲームがべらぼうに面白いということもありますが、他にもいろいろな事情がありまして、このような忙しいスケジュールとなった次第です。

集まったのは今回もSGCの有志メンバーで、YOKさん、atogさん、たまさん、Gさん、それに僕の5人です。 ただし、ゲーム会に入る時間が一部メンバーが異なっていた関係もあって、この日のゲームはすべて4人プレイとなりました。


1830 - Railroads and Robber Barons / Avalon Hill moon Gamer

時間を忘れるくらい熱中しました。やっぱり抜群に面白い。4人。

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鉄道ゲームのすべてに盛り込まれているわけではありませんが、「1830」には「列車」が登場します。「18xx」系のゲーム全般において、列車の存在は大きく2つの意味を持っています。

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ひとつは鉄道会社の運営には不可欠な設備で、路線上で運行させると利益を生み出します。都市には規模に応じて発生する利益がマップ上やタイル上に記されており、列車を都市から都市へ走らせることで、経由した都市から利益を得ます。列車が無ければ鉄道会社は営利活動そのものが行えません。

もうひとつは、ゲームの進行と段階を管理するインディケータであるという点です。列車には「2」~「6」そして「D(ディーゼル)」というグレードがあり、まずは「2」の列車から順次購入されていきます。あるランクの列車がすべて購入されると、ひとつ上のランクの列車が購入可能となります。

そして新たなランクの列車が購入されると、列車が高性能化するのは当然として、ゲーム全体の環境がルールによって劇的に変わります。鉄道会社の運営は、この大きな時代の変化に対して柔軟に対応させなければなりません。また、この環境変動を利用したダーティな戦術もまたいくつか存在しますので、緊張する一瞬でもあります。

moon Gamer

もうひとつは、ゲームの進行と段階をさて、今回のセッションでは、前回の反省をより生かしたいという意味で、僕はプライベート会社と最初に設立する鉄道会社をほとんど同じ形でスタートしてみました。

一方盤面は前回と様変わりしていまして、普通に NYNY と B&M が相互に設立され、ニューヨーク~ボストンに列車が走りました(前回はこの区間に線路が引かれたのが中盤くらいだったのです)。

前回はルールを記憶から掘り起こすことと、タイル配置の手筋を復習することに主眼を置いたのに対して、今回は全体的な株の動向に注意を払ってプレイしてみました。4人プレイで資金的にも余裕があったので、株式市場が活発に動いていたのも幸いして、おかげでいろいろなことを覚えたり思い出したりしましたが、詳細は略。

ゲームは銀行に資金が無くなるまで(つまり正常に終了条件が満たされるまで)続き、結局今回も atogさんの圧勝でした。時間にして5時間半ほど。負けはしましたが、感覚的にはあっという間の楽しいゲームでした。もちろん再戦必須ですね。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/421


Thurn und Taxis (郵便馬車) / Hans im Glück moon Gamer

少し時間が空いたのでエントリー。4人。

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ドイツ年間ゲーム大賞を取ったこのゲームは、まだSGCの例会でプレイされていませんでしたし、その場にいた僕を除く全員が未プレイだったのでエントリー。

このセッションはインストを入れても1時間ほど。少しばかり長考しても最後はきちんと収束しますし、もとより内容はしっかりしていますので安心しておすすめ出来るゲームです。

とはいうものの、初プレイ後の感想はさまざまでした。ややフリーク向けと言われることもある「郵便馬車」ですが、メカニクスに斬新さが欠けているのもまた事実で、無難ではあるけれどもどこかで見たようなパンチの弱いゲームに感じてしまうフリークもいるということですか。

ま、僕はこのゲームが好きなのでまたどこかで遊ぼうかと思っております。ちなみに結果は1桁得点の惨敗でした…moon Gamer 何度やってもうまくならないのはなぜだろう…moon Gamer
http://ejf.cside.ne.jp/review/thurnundtaxis.html


Age of Steam Expansion #1 - England & Ireland / Warfrog moon Gamer

拡張マップをプレイしました。イングランドマップの方です。4人。

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以前のレポートで少し書いたように、「蒸気の時代」の拡張マップは単に地形のバリエーションだけではなく、いくつかの専用特別ルールを盛り込むことによって、プレイ環境が変えられています。その中には、ほとんど別ゲームかと思えるほどの大きな改編がなされている拡張マップもあります。しかし、特別ルールでどんな風にこねくり回したとしても、元のメカニクスが堅牢ですので「蒸気の時代」そのものの本質的な面白さは変わることがありません。

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今回プレイしたイングランドマップですが、裏のアイルランドマップと併せて、「蒸気の時代」では最初に発売された拡張マップです。アイルランドマップは3~4人用で、特別ルールもそれなりの量のあるやや特殊な環境ですが、イングランドマップの方はノーマルな形に近いです。恐らく、拡張マップの中では最も少ない特別ルールを持つ環境です。

イングランドマップはシティの配置に特徴があります。「赤」のシティはロンドンしか存在しません。赤いシティタイルも使いませんので、赤いキューブはロンドンに運ぶしかないのです。このように、特定の色をたった1つのシティにだけ割り当ててしまう偏った配置は、その後に発売された拡張マップでもたびたび現れるようになりました。

moon Gamer

キューブの状態は全このセッション開始時には、赤がロンドンしか無いことと、ロンドンには5つの辺しかない(線路の乗り入れは5本まで)ということを念を押した上でスタート。僕は、首尾良く最初のターンでファーストプレイヤーになり、「Urbanization(都市化)」を選択してボードの中央付近に黄色のシティタイルを配置するオープニングとなりました。

キューブは全体的にトラブル気味で、最初の2ターンは全員がかなり苦労して採算を合わせていました。誰もがロンドンに早く乗り入れたいと思っていたのですが、それ以前に生き残ることに必死な状態で、そのために序盤は神経質な駆け引きと思惑が交錯する頭と胃が痛みそうな厳しい展開でした。

何とかそれを全員が乗り越えた後は、当然ながらロンドンを中心にしたもみ合いがあり、同時に北端の2つのシティに配置された赤キューブの争奪戦も行われたりしました。僕は First Build を特に取るまでもなく、手なりで路線建設で常に一歩先を取ることに成功したこともあって、中盤過ぎには早くも収益的にかなり優位な立場となりました。

この優位は最後まで揺らぐことはなく、結果的にかなりの大差で勝利を収めました。先日のセッションに引き続き連勝です。まだまだ未プレイの拡張マップが山のようにありますので、いつかまたぜひプレイしましょう。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/6356


レポートは以上です。

この日も11時間に及ぶ長丁場の重たいゲーム会となりましたが、それほど疲れを感じずに1日を過ごせました。プレイしたのが慣れ親しんだゲームばかりでしたから、余計な精神的負担(インストなど)がかからずにいたからでしょう。

ともあれお疲れさまでした>参加者各位
またぜひお付き合いください。moon Gamer

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