moon Gamer - ボードゲームブログ

テーブルゲーム(ボードゲームやカードゲームなど、電気を使わないタイプのゲーム)と、その周辺の話題を中心にした記事や写真を広く公開している個人ブログです。

タグ:Antiquity

ゴールデンウィークの最終日となった7日(日)は、千歳烏山ゲーム倉庫にて、SGC有志が集まってゲーム会を開きました。参加者は atog さん、YOKさん、Onakaさん、それに僕の4人です。

今回のテーマは「Antiquity / Splotter Spellen」「Age of Steam (蒸気の時代) / Warfrog」の2つです。どちらも硬派でプレイしがいのあるゲーマーズゲームで、GWを締めくくるにふさわしい逸品であると言えましょう。この日はお昼から夜まで、この2作品をじっくりと噛みしめるように楽しみました。


Antiquity / Splotter Spellen moon Gamer

何とか最後までプレイしました。

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展開の幅が意外と狭いかな、と思いつつも、プレイするたびに新しい発見がある素晴らしいゲームです。このゲームの特徴は、地道で基礎的なプレイ技術を理解し、正確に実践することをまず土台として、さらにそれらを応用することで独自のアイデアを形にする創造性の豊かさにあると思っています。

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このゲームはYOKさんが研究を重ねており、特に序盤から中盤にかけては定石がいくつか作られているようです(atogさんはこれを『YOKシステム』と名付けました)。San Christfori を選択する速攻が中心のようですが、詳しくは謎。今も新しい作戦をいろいろ考えているようです。

この日のYOKさんの戦略がまた面白かったですね。まず早い段階で San Christofori を一度選び、産物の貯蔵能力をフルに利用して Countryside で勢力の拡大を図ります。具体的には Stables で ZOC を拡大しつつ、Inn や City を全面に押し出すような形をマップ上で作っておきます。

そして頃合いを見計らって Faculty of Theology で Cathedral を壊し、その後で Cathedral を再建設して San Giorgio を選択するのです。これにはびっくりしました(もっとも、これはいろいろな思惑があって結果的にそうなった可能性もあります)。実戦では、その後に産物の生産サイクル計画にトラブルがあり、結果的にうまくいかなかったようですが、それが無ければ完全に勝ちパターンにハマっていました。

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このセッションを制したのは atog さんで、選んだ Patron Saint は Santa Barbara でした。Countryside では Faculty of Alchemy で土地の再利用を図り、狭い範囲で効率的に産物を生産しては都市に建物を建てまくる戦略です。

都市内では University で 各Faculty を効率的に運用していましたが、その一方で Grave 対策には苦労していたようですけれども、Hospital と3都市体制で墓地用の土地を確保してしのぎ切り、見事な勝利となりました。

かなり時間がかかりましたが、充実した面白いセッションでした。依然として新戦略を考える余地はあるようで、自分としてもしばらくは研究を重ねたいと思っています。SGCには未プレイながらプレイ希望者が何人もいることもあり、まだ Antiquity を遊ぶ機会はありそうですし…moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/13122


Age of Steam (蒸気の時代) / Warfrog moon Gamer

何度やっても面白すぎな鉄道ゲーム。

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もう発売されてから4年近く経ちますが、何度プレイしてもまったく飽きることのない優れたゲームだと思います。まるでナイフエッジの上を歩くようなシビアさは頭にしびれます。拡張セットを含めて「蒸気の時代」を1日中遊ぶゲーム会をやりたいくらいですよ。

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4人ともプレイ経験者だったのですが、うち2人は久しぶりで、しかもその2人とも前日に「Railroad Tycoon (レイルロードタイクーン) / Eagle Games」をやっていたそうです。そのため、どうも最初はルールがやや混乱していたようなので、まずは軽くインストしつつ何とか軌道修正してゲームが始まりました(ちなみに僕自身はレイルロードタイクーンを未プレイです)。

このセッションは、Evansville ~ Cincinati 周辺に序盤から3人のプレイヤーが固まる混戦模様から始まりました。盤上も Goods Display 上も、荷物がやや偏っていたことも影響していたと思います。さらに Urbanization も、しばらくはこの付近に集中していたため、中盤過ぎまで狭い範囲で神経質な路線確保合戦が続きました。

Income が10を越えたあたりでは出遅れたかな? と思ったのですが、誰よりも早く6リンクでの運送を行えたあたりから収入が増え、これまで手つかずだった Minneapolis まで路線を引けるようになってはっきり優勢になったと感じました。この時点での憂いは、余分な株式発行が1株あった(VP換算で-3点)ことと、路線数で2位の atogさんに負けそうだという点です。それでも普通に Income を増加させれば何とかなると思っていました。

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このあたり、本当はもっと緻密に計算しなければならないのですが、油断してどんぶり勘定で突き進んだ結果、終了してみると「Income - Issued Share」の差が atogさんと同点となり、盤上の路線数がわずかに2本足りずに2位となってしまいました。

ということは、不必要な株式発行が無ければ勝っていたわけですし、終盤に路線数を増加するプレイなら他にいくらでも選択肢がありました。このあたりの雑なプレイングは悔やまれます。

ただ、後から思い出してみると、序盤の苦しい展開も New City の配置を間違ったことに起因していますし、そのあたりも含めて反省すべき点はゲームを通して多くありました。次のゲームではさらにレベルの高いところを目指してがんばろうかと思います。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/4098


レポートは以上です。

セッションは2つだけでしたが、いずれも充実した内容で大満足の1日でした。終わってみれば atogさんの連勝でしたね。いや、さすがです。moon Gamer
ということで、大変にお疲れさまでした。またぜひ遊びましょう。moon Gamer

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15日(土)は、千歳烏山ゲーム倉庫にて、SGC有志で「Antiquity / Splotter Spellen」をプレイしました。集まったのは、SGC代表のYOKさんと、atog さんにFUKAI さん、それに僕の4人です。今回は、Antiquity を購入したというYOKさんが発起人となってこのゲーム会が企画されました。

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「Antiquity」は古代国家建設がテーマの複雑なゲームです。僕が過去にプレイしたレポートとゲームの簡単な紹介は以下のエントリーをどうぞご覧ください。

 年末ゲーム会・1日目 (12/29)
 つなきさん宅ゲーム会 (1/9)

このゲーム会は正午から開始されました。このゲームはコンポーネントの種類も数も多いので、1時間ほど前にゲーム倉庫に入って、コマの仕分けなどの準備をしておきました。


Antiquity / Splotter Spellen moon Gamermoon Gamer

インストは80分ほど。

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このゲームの特徴は「City Building(都市の建造)」と「Countryside Building(都市周辺部の開発)」の二層構造にあります。都市はいわば司令部で、ここで計画されたことが周辺部で実行され、そのフィードバックによってさらなる発展が望めます。このエンジンを稼働させる燃料が10種類にも及ぶ産物(goods)です。

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産物はヘクスマップボード上で実際に収穫する形で獲得します。この「収穫→建設」のサイクルが途切れないようにうまく回していかなければなりません。不規則な地形を読み、飢餓や環境破壊をうまくコントロールし、もちろん他のプレイヤーの干渉にも負けないように、より大きな発展を目指します。

この日の「Antiquity」は2回のセッションを行いました。僕以外の3人は初プレイでしたけれども、BoardGameGeekのリファレンス(どうかするとルールブックより正確かも)をプリントアウトして持ち込んだのと、YOKさんとFUKAIさんが事前にルールを読み込んでいたこともあり、ルールのインスト段階では大筋で問題はありませんでした。

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ただ、やはりそこは Splotter、微妙なルール解釈について、セッション中にあれこれと議論になったりもしました。とりあえずその場は「後で確認するけど、これは今回だけの決めということで」で乗り切りましたが、不明な点は後で調べておく必要はありそうです(調べてもわからない可能性も大なんですが…)

最初のセッションはルールを確認しつつ進めたのでスローペースだったのでのんびり構えていたのですが、気がついた時にはYOKさんが「Harbor(港)」を最大限に利用して、川のように長く連続した水域を伝って FUKAI さんの都市まですぐの地点まで押し寄せるという速攻を見せ、数ターンで FUKAI さんが戦意喪失した時点でひとまず終わりということにしました。

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次のセッションでは、今度はその FUKAI さんが地形に恵まれ、やはり「Harbor(港)」+「長い水域」のコンボで atog さんの都市方面に圧力をかけます。

一方、YOKさんは「luxury(贅沢品)」を複数種類収穫して(恐らく)都市を早めに建造するという方針を立てたまでは良かったのですが、肝心の「Wood(材木)」の収穫を忘れてうっかり脱落するというハプニングに見舞われていました(全員が了承して1人だけリセットして再開)。

やがて、豊富な産物を素早く集めた FUKAI さんがいち早く都市の建造に着手したと思いきや… なーんと、都市の建造コストを見誤って建造に必要な産物が揃えられていないという事態に(もちろん都市は造れません)。しかも「Storage(倉庫)」も無かったために大量の産物を保管することも出来ずにほとんど消滅してしまうという痛恨のミス。これが無ければかなりの優勢だったのですが…

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そんなこんなでゲームは進行していったのですが、堅実に都市経営を進めていたと思われていた atog さんが、実は「Storage(倉庫)」に人マーカーを乗せずに使い続けていたというミス(インストでは説明していたので勘違いですね…)が発覚した時点で、2回目もこのあたりで終了ということになりました。

2セッションとも飢餓レベルがかなり低い状態で中断したこともあり、かなり消化不良っぽい感じの幕引きになったのは残念です。飢餓レベルが10を越えたあたりからが、産物マネージメントの醍醐味が味わえるので、せめてそのあたりまで楽しめれば良かったのですが…moon Gamer

もっとも個人的な事情を言えば、昨年末と今年初めの過去2回のプレイが惨敗に近い形だったにも関わらず、今回はかなり自分の思うように場を動かすことが出来たので、その点では満足です。ちょっとしたミスもありましたが、全体の状況を見ながら臨機応変に最適な選択を考え、それをタイミング良く実施するようなことが出来たので、プレイしている最中はとても面白かったです。

ところで、他の3人が初プレイで慣れていないせいもあったでしょうが、ダウンタイムがやや長めなのは気になりました。次に遊ぶ時にはもっとサクサク進行するという3人や2人プレイを試してみたいところです。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/13122


Havoc: the Hundred Years War (ハボック) / Sunriver Games moon Gamer

少し時間があったのでリクエスト。

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前回は3人でプレイしたのですが、僕としては今ひとつだったこともあり、4人揃っているこのちょうど良い機会にリクエストしてみました。

結果から言えば、3人よりは4人の方が面白かったです。少ない人数でも楽しいと bisco さんが書かれていますが、僕の好みは断然4人ゲームの方です。

このゲームはポーカーのような役を作ることが目的ですが、この駆け引きがかなり面白いです。参戦した後の役を確定するまで、カードを少しずつ公開し、出来るだけ少ない枚数で高い役であるように相手に思わせる心理戦がなかなか熱いです。「軍犬(Dog of War)」の特殊効果がまた面白いアクセントになっていて、ゲームに彩りを添えているのもポイントですね。

次は5人とか6人とか、もっと大人数で遊んでみたいです。moon Gamer
http://ejf.cside.ne.jp/review/havoc.html


レポートは以上です。

いろいろありましたが、Antiquity は初プレイ組全員が絶賛していたということには違いありませんし、僕自身もこのゲームの大いなる魅力を再発見できて良かったです。長時間ゲームでプレイする機会を作るのは大変なのですが、それでも繰り返し遊んでみたいと思わせる魅力にあふれた良作だと思います。

本日はどうもお疲れさまでした>参加者各位
またぜひよろしくお願いいたします。moon Gamer

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成人の日の9日(月)は、つなきさん宅にて開かれたゲーム会に行ってきました。参加者はつなきさんの他に、一味さん・1800円さん・PHYさん、そして僕の5人です。当初は「Antiquity会」だったのですが、参加者が5人となったこともあり、他のゲームも遊ぶ会となりました。


Antiquity / Splotter Spellen moon Gamermoon Gamermoon Gamer

古代都市を建設し、発展させるゲーム。4人。

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個人的には、前回のセッションに引き続いて2回目となります。都市に施設を建て、住民によって資源を獲得し、さらなる発展と拡張を目指すゲームです。

都市の周囲にある自然の地形には「平地」「森林」「山岳」「水域」の4種があり、それぞれ資源が産出することが出来ます。都市の建設には森林から得る「材木」が必須ですし、山岳からは「石材」や贅沢品の「金」などが取れます。水域からは食料となる「魚」や贅沢品の「真珠」などが獲得出来ます。

都市の発展を直接的に阻む要因は2種あります。まずひとつは「Pollution(環境破壊)」です。古代より、人の営みには恵まれた自然環境が必要でしたし、それを消費することによって文明は繁栄してきました。この「Antiquity」でも、ほとんどの種類の資源は、人の手によって収穫し尽くされてしまうと、そこからはもう何も収穫することが出来なくなることを示すために環境破壊マーカーが配置しなければなりません(ただし、森林だけは伐採された後に平地へと変わるだけです)。

この環境破壊マーカーを除去することも可能ですが、建設的な都市の発展を行うには、さらなる多くの天然資源を獲得するべく新しい地を開拓した方が効率的でしょう。複数の都市が建造されると、さらに多くの環境破壊マーカーが配置されることになりますが、特定の建物を建設し、それを活動させることによって、環境破壊をある程度までは食い止めることが可能です。

moon Gamer moon Gamer

もう一つのハザードは「Grave(墓地)」です。ゲームが進行するたびに「Famine(飢餓レベル)」が1段階ずつ(時にはそれ以上に)上昇していきます。何の対策も行わなければ、飢餓レベルと同じ枚数の墓地タイルを受け取り、それを都市に配置しなければなりません。墓地タイルの上には他の建築物を建設するとこが出来なくなるので都市の発展を阻みます。「魚」や「羊」などの食料を調達したり、「Granary(穀物庫)」を建てておくなどの対策が必要となるでしょう。

もちろんプレイヤー間の土地争奪戦も熾烈です。なぜなら、資源は有限であり、優良な土地は希少だからです。いち早く土地を確保するためには、より多くの資源の確保と消費、それに効率的な都市の発展は欠かせない要素です。

前回のセッションでは長時間ゲームのような印象を書きましたが、慣れてしまえばそれほど重くないテンポのよいゲームであることがわかりました。しかし、一度の過失で実質的にゲームがすぐに終わってしまうことがるくらい、極めて技巧的なゲームであることもまた確かなようです。成果を確実に積み重ねていくことを前提にした極めて厳しいバランスの上に成り立っているゲームなので、特に序盤の失敗はゲームからの脱落をも意味する大きな痛手となります。

ゲーム序盤の方針はいくつか考えられますが、いずれにせよほぼソロプレイが続きますので、この時点ではまだ自分の思い通りにゲームを進ませることが可能ではあります。しかしこの段階で十分に都市を発展させておかないと、将来的に(しかもそう遠くない将来に)他のプレイヤーと衝突した時に全く歯が立たずに愕然とするかもしれません。

moon Gamer moon Gamer

このゲームにはほとんど運の要素がありませんので、ゲームが開始されたら、とにかく自らのチカラだけで歯車を常にフル回転し続けなければなりません。それが出来ない国家は、なすすべもなく、遠からず滅亡してしまうことになるでしょう。これは大げさな話でも教訓でもなく、「Antiquity」とはそういうゲームなのです。特に「飢餓レベル」が毎ターン上昇し続けるルールはかなり切実で、中盤を過ぎると単にその場に留まっているだけでも相当な努力が必要となります。

上にも少し書いたように、序盤から2つめの都市を建造するあたりまではほぼソロプレイと言ってもよく、まずはそこまでをひとりで練習しておくか、あるいはチュートリアルゲームを30分ほどやってから正式なゲームを開始した方がいいと思います。

今回のセッションで僕は、序盤に致命的な過失を犯してしまい早くも脱落気味。別のプレイヤーは早めに2番目の都市を作ったところまでは良かったのですが、その後の急激な飢餓レベルの上昇に耐えられず、結局新しい都市は墓地だらけとなってしまいました。また別のプレイヤーは材木のマネージメントに失敗しために、新しい建物の建設どころか資源の採集までもが思うように行えなくなり、その結果として都市の発展が停滞気味となりました。今回は全員が少なくとも1回のプレイ経験者であるにも関わらずこういう事態に陥ってしまったのです。

このような状況の中、悠々とトップを走る 1800円さんは「Explorer(探検家)」を次々に活動させて飢餓レベルを上昇させる試み(詳細は略しますが『探検家』でそういうことも出来ます)を行うという、この状況下で敵国にダメージを与える実に的確な行動を行い始めたあたりで他のプレイヤーの戦意が喪失し、この時点で1800円さんの快勝ということでゲームは終了しました。

ルールが前回と異なってた(正しく修正されていた)という事情もありますが、序盤でいきなり躓くのはいくらなんでも問題外ですので、次は自分のセットで練習してからゲームの臨みたいと思います。失敗して学んだこともたくさんあったのがせめてもの救いです。 moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/13122


Age of Steam Expansion #1 (蒸気の時代・追加マップ1) / Warfrog moon Gamer

拡張セット#1です。5人。

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拡張セットのイングランドマップでプレイ。僕は初プレイです。というか、このゲームを拡張セットでプレイしたこと自体が初めてです。他に初プレイ組は1人で、残りの3人はすでにプレイ済みという状況でした。

こういう厳しいゲームにおいて未経験であることはそれ自体がハンデということもあり、まずは隅の方で様子を見ていようか、と思ったらいきなりブロックされましてmoon Gamer あ、いやまぁそういうゲームであることはわかってはいるのですが、プレイ経験者と序盤でぶつかり合っても勝ち目はまるでないので、しょうがなく反対側の隅に拠点を移しておとなしくしていましたmoon Gamer

当然ながらゲームの方はそのまま勝敗に絡むことなく終わりましたが、結局誰とも争わなかったプレイヤーが勝利しました。勝敗に関係ない顔をして流れはしっかり見ていましたので、このマップの勘所はきっちりつかめたと思います。次のセッションでは少なくとも今回よりはマシに戦えると思います。どうも失礼しました moon Gamer

セッションの内容はともかくとして、このゲームの拡張セットが想像以上に面白いとわかったのは大きな収穫でした。他にも何枚か拡張セットを持っていますので、そのうちそれでもまた遊んでみたいと思います。 moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/4098


Caylus (ケイラス) / Ystari Games moon Gamermoon Gamer

そんなにダメ? 5人。

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前回のセッションの様子はこちらのレポートをどうぞ。ルールが前回とちょっと違っていたのはご愛敬moon Gamer 今回はぼほ正しいルールで遊べたと思います。

今回のセッションでは、前回のプレイを踏まえて「Royal Favours(王の恩恵) 」の「Exclusive use of buildings」を利用することによって「青の建物(高得点)」を目指す方針を立てました。不足しがちな資金も「王の恩恵」を臨機応変に利用することで資金源のひとつとしました。この「王の恩恵」を受けるための契機は「Building of the castle(城塞建築)」をメインにして、それで不足する場合は「Jousting Field(馬上槍試合場)」を使います。城塞建設のための「Resource(資源)」が必要なので、建物の建築は少なめにし、建てる時には機能よりも得点を重視しました。

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もうひとつ重要な方針があって、それは「Provost(行政官)には関与しない」です。「Merchant Guild」にコマを配置するなら他のことを行います。「Provost's Move(行政官移動フェイズ)」で資金を使うくらいなら貯めます。これには異論があるかもしれませんが、資金は他のプレイヤーを縛るために使うのではなく、自分の得点を伸ばすために使おうと考えました(これは僕の基本的なプレイスタイルでもあります)。

さてゲームの方は、まず最初の決算では僕が城塞建設で得点を伸ばしてトップ。しかし、着実に建築物で得点を伸ばす1800円さんや一味さんらが追い上げを見せます。僕は城塞建設で何とか細かく得点を稼ぎつつ恩恵を受けますが、2回目の決算では PHY さんが大量得点を獲得して一躍トップグループに躍り出ます。

この後、1800円さんは道に建築物を建設して着実に得点を伸ばし、PHY さんは「金」(得点が高い)に走り、僕は最初の方針通りに「王の恩恵」で青の建物を目指すという三者三様の戦いが繰り広げられ… 最終的にはなんとこの3人が同点トップにてゲームが終了しました。

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個人的にはかなり意外なことなのですが、このメンバーには「ケイラス」はいまひとつの評価でした。いやそれどころか、現在までに国内でプレイしたフリークたちの反応自体がやや醒めている感じさえします。BoardGameGeek のランキングで、あの「プエルトリコ」に続いて高得点をマークしていることもあって、あまりにも大きく期待され過ぎているのかもしれませんが、僕が考えている以上に人を選ぶゲームなのかもしれません。

初プレイでは確かに勝ち筋は見えにくいゲームではありますし、他のプレイヤーの動向に左右されやすい不安定な展開となりやすく、自分の思い通りの方針にゲームを進ませることがなかなか出来ません。僕はそのあたりの「流動的な不自由さ」が面白いと思うのですが、それが戦術的オプションを不本意に制限されてしまっていると感じる向きもあるようです。

自分とは最高に相性の良いゲームなので、身近に同じ考えの人がいないのがとても残念なのですが、早くこのゲームが日本語訳付きで発売されて、同じ嗜好性を持った人がたくさん現れて欲しいなぁと今は思っております。 moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/18602


レポートは以上です。
この日は寝不足気味で、最初の2ゲームは完全に頭が働いていない状態だったこともあり、いずれも早い段階でゲームから脱落してダメダメだったのですが、最後の「ケイラス」で何とか生き返って形作りくらいにはなったかと思います(プレイミスはいくつもありましたけど)。

このゲーム会の本来の主旨であった「Antiquity」が1回しかプレイできなかったことが返す返すも残念です。自分のセットで準備しておきますので、次回開催時にはぜひお誘いください。また、こちらでも未プレイ者を中心としたヌルめの「Antiquity練習会」が開けないかどうか画策中です。

自宅を提供していただいてありがとうございました>つなきさん
朝から夜遅くまで本当にお疲れさまでした>ALL
またぜひ遊んでやってください。moon Gamer

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29日(木)は、つなきさん宅で開かれた年末ゲーム会にお呼ばれして参加してきました。このゲーム会は2日間に渡って行われており、この日はその1日目でした。参加者は他に、puppiさん・ファラオさん・カエルさんなど僕を入れて総計8人でした。

Yummy (ヤミー) / Ravensburger
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まず到着して最初にこれをやりました。4人。つなきさんお気に入りのシンプルで楽しいカードゲームです。

そしてこれもお約束ですが、ノーマルルール(獲得カード1枚で1点)の後でミゼール(獲得カード1枚でマイナス1点)を遊びました。ちなみにミゼールでは大敗でした(;゚-゚)
http://www.ps-hiroshima.com/board/yummy.htm

Antiquity / Splotter Spellen moon Gamermoon Gamer

古代の都市運営。4人。

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このところ、僕の周囲のゲーマーたちが注目をしているオランダのメーカー Splotter Spellen の大作ゲームです。産物をうまく利用しながら都市の建設・運営を行って、勝利条件を目指します。

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ゲーム開始時に各プレイヤーには都市がひとつずつ与えられます。

都市の内部は7×7マスで表され、産物でコストを支払うことによって施設を建設することが出来ます(感覚的には『フィレンツェの匠』のような感じ)。もちろん各施設には特殊効果が備わっています。

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都市の外側に広がる世界はヘクスマップによって表されています。都市自体も大きなヘクス(メガヘクス)としてここへ配置されます。都市で作られた人マーカーを施設の能力を使ってヘクスマップに配置し、そこから産出される産物の獲得を試みることが出来ます。

例えば、森に人マーカーを配置して「木こり(Wood Cutter)」にしたり、平地に配置して「農夫(Farmer)」にしたり、あるいは山地に配置して「鉱夫(Miner)」にしたりします。

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産出した資源は限定的ながら収穫し、後で使うことが出来ます。なお、産物は資源の一種であり、よっていずれ枯渇します。その時にはまた別の地点で新たな産物を収穫するための拡張をしなければなりません。都市の支配圏を拡張するためには、「INN」という施設を建設するか、あるいは新たな都市を建造することになります。

大ざっぱな構造はこんな感じです。他にも、特殊な施設を作ることで勝利条件を選択することが出来るなど、面白そうなルールがいくつかあります。

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今回のセッションは、ルールを確認するという意味もあって、恐らくゲームの中盤あたりまでプレイしました。それでも3時間くらいはかかったと思います。もちろん慣れればもっとスピーディに進行することが出来るでしょう。

インストを受けた直後は、大河ドラマ的なゆったりした国家建設ゲームかと思ったのですが、実際にはかなりカツカツな厳しいバランスのゲームでした。特に序盤がソロプレイに近いにもかかわらず、いきなりシビアになっていますので注意が必要です。ランダム要素がほとんど介在せず、プレイヤーの思惑がダイレクトに盤面を支配する技巧的なゲームです。

ヘクスやコマが全体的に小さめで扱いづらかったり、アートワークも手描き風識別がしずらいなど、全体的にプレイアビリティが低いのは残念です。

ともあれ、今回のお試しプレイでいろいろわかったことも多くありますし、興味深いゲームであることは確かなので、ぜひとも再プレイを希望します。
http://www.boardgamegeek.com/game/13122

Wings of War - Famous Aces (ウィングス・オブ・ウォー) / Nexus moon Gamer
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お手軽空戦カードゲーム。4人。2人ずつ2陣営に分かれて戦いました。つなき-moonのドイツ軍と、puppi-カエルの連合軍の戦いです。

少し手こずりましたが、連合軍が2機とも撃墜され、ドイツ軍の勝利となりました。初プレイでしたが、ルールは簡単だし、それなりに雰囲気も出ていて面白いゲームですね。
http://ejf.cside.ne.jp/review/wingsofwar.html

Sauerberm / Jumbo moon Gamer

酸性雨で身動き取れず。6人。

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各プレイヤーは互いに協力をしつつ、酸性雨に侵されていく木を救い出すことが目的のゲームです。手番では青いダイス1個(1D6)と、緑の3個(3D6)の計4個を振ります。青いダイスの目の数だけ、酸性雨マーカーを木に配置しなければなりません。

酸性雨マーカーは、木の上のマスから下のマスへと配置されていきます。これを全て取り除けばプレイヤーの勝利ですが、事はそう簡単には行きません。そして酸性雨が木の最下段を埋め尽くすと全プレイヤーの敗北となってしまうのです。

コマの移動には緑のダイスを使います。3個もとも使うことが出来ますが、コマの移動にはきつい制限があり、効率的に移動するにはパズルを解くような感覚が必要です。コマが酸性雨マーカーのあるマスでちょうど移動を終了することが出来たのであれば、それを獲得することが出来ます。

今回のセッションでは、木の上部にうっかり進みすぎて、気が付いたらコマの周囲を酸性雨に囲まれてしまい、身動きが取れなくなったプレイヤーが続出しました。こうなってしまうと、増殖する酸性雨マーカーの発生を止めるのは困難となります(除去する人が少なくなるので…)。ということで、酸性雨は木の根っこまで浸食し、全プレイヤーの敗北ということでゲームは終了しました。無念。
http://www.geocities.jp/atog2_435/kgc200408.htm#4

Saboteur(お邪魔者) / AMIGO
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秘密裏に「鉱夫」と「お邪魔者」に分かれ、金鉱を掘り当てるか、あるいはそれを妨害することが出来るかを競います。6人。

シンプルな「人浪」系ゲーム。早く正体がばれてしまうと、反対側の人からハザードとなるカードが飛んでくるかもしれません。「お邪魔者」側のプレイヤーは人数が少ないことが多いですし、妨害カードは除去するのが大変ですので、出来るだけ終盤まで正体を明かさないようにした方がいいでしょう。

このセッションでは、鉱夫側が見事に金を掘り当てて勝利。お邪魔者はちょっと早く正体がわかりすぎましたね。 http://ejf.cside.ne.jp/review/saboteur.html

Frantic Frankfurt (フランクフルト狂想曲) / Kronberger
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スピード系アクションカードゲーム。4人。

リアルタイムで場にカードを素早くプレイしていくゲームです。場にカードをプレイするルールは「数字が大きくて色の異なる」か、あるいは「偶数の上に同色の奇数カード」のどちらかです。ルール的に間違えやすいのが後者で、奇数の上に同色偶数は置けません。

反射神経だけのシンプルなゲームですけれども、けっこう面白かったです。アクションゲームなので当然向き不向きはありますのでご注意を。 http://ejf.cside.ne.jp/review/franticfrankfurt.html

レポートは以上です。

何とか1日目を終えることが出来ました。この日は朝の10時から行われていたようですが、僕が入ったのは午後1時過ぎくらいで、午後9時くらいまではいました。帰る直前になって phyさん・taroさん・yamatoさんらが加わっていましたが、そうすると延べで10人ですか(汗)。

ということで明日もよろしくお願いいたします>参加者各位

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