21日(日)のレポート。地元は千歳烏山で行われたSGCの12月例会に行ってきました。この例会では、たまさんとコマンドマガジン第83号の付録ゲームである「ブルー&グレー」をプレイすることを事前に決めていましたので、約束通りに対戦しました。シナリオは「チカマウガ」です。
南北戦争がテーマのクワドリゲーム。

「ブルー&グレー」は、南北戦争の4つの戦いをシミュレートする作戦級ゲームです。初版の SPI版は 1975年、リメイクされた TSR版は 1984年に発売されています。「ブルー&グレー」は、いわゆるNAWシステムのバリエーションに位置するゲームであり、ルールは短く難易度的には易しい水準にあります。昔の感触を思い出すリハビリとしても最適の作品かと
4つあるシナリオのうち、チョイスしたのは「チカマウガ」。歴史的背景については Wikipedia をどうぞ。「ブルー&グレー」では比較的大規模なシナリオです。分散し、兵力も少ない北軍に、大軍を要する南軍が襲いかかるあたりからゲームは開始されます。その後、続々と到着する北軍が戦線を整えつつ対応し、やがて戦場は全面的に大規模な戦いに包まれます。

担当は、南軍がたまさん、北軍が自分。ルールはSPIルールに選択ルールの「混乱」を導入しました。ということでゲームが始まったわけなんですが… まー、前回の「D−DAY」からの流れが尾を引いているみたいで、ダイス目の悪いこと悪いこと。あるターンの戦闘すべての結果が「Ar」ってのが2度もあり、「混乱」ルールのおかげで北軍は主に守りに徹することを強いられてしまいました。
そこまではハードラックで済みますが、どうも兵力の配分に問題があったらしく、北方方面のユニット数が常に不足気味となり、戦線がじりじりと後退してきます。南方方面に兵力を投入しすぎたために起こったことで、あわててユニットを北方へ回しますが、どうも1〜2ターンくらい時間が足りない感じ。やがて中央部の戦線が押されてきて、ついに南北に延びる道路網を分断されてしまったあたりで、かなり困難な自体に陥りました。

「チカマウガ」の北軍は、どの方面にどれだけ兵力を分散させて、南軍の猛攻撃に耐えるよう戦線の遅滞をめざし、隙あらば断固反撃する強い意志が求められます。南軍は、大兵力を動員して打ち進み、「混乱」を恐れずに怒濤の進撃をひたすら続けなければなりません。NAWシステム独特の流動感と緊迫感が盤上の隅から隅まで染みわたり、身が震えるような面白さを実感することができました。
残念ながらこのゲームは5時間半ほどを経過しても終了せず、時間切れにて途中終了となりました。それでも時間を忘れるほど、十分な満足感を味わった充実したゲームでした。他のシナリオもぜひプレイしたいところです。
機会がありましたら、またご一緒してください>たまさん
http://www.kokusaig.co.jp/CMJ/com/083/index.html
コメント