23日は、SGCのたまさんと2人用ゲームを遊びまくる「ミニゲームの会」をこぢんまりとやる予定だったのですが、急遽SGC代表のYOKさんが参加することとなり、3人ゲームの会となりました![]()
場所は、おなじみのゲーム倉庫(このところ稼働率高し)です。
このゲームは発売当初(1999年ごろ)に購入した後、なぜかずっと未プレイのままになっていたゲームです。今回、このゲームを以前から遊びたがっていたYOKさんがいたこともあって、いいタイミングだと思ってリクエストしました。
「ディ・ハンドラー」は商売ゲームです。まず商品(6種類あります)を仕入れ、それを馬車に乗せて別の街に運び、そこで売却して利益を得ます。
商品の購入価格と売却価格は相場によって決まります。購入した商品は都市の倉庫に保管されますが、都市ごとに保管できる商品の種類は決まっています。
この商品は、馬車に積み込まなければ他の街へ運搬することはできません。商品を馬車に優先的に積み込む権利は入札によって決まります。入札に勝ったプレイヤーは、自分の倉庫に保管してある商品を3つまで馬車に積み込めます。
他のプレイヤーは、その馬車に2つまで商品を積み込むことができるのですが、それは基本的に有料となります。そしてその金額は、先ほど入札に勝ったプレイヤーと交渉して決めるのです。
この荷物の積み込み費用をいくらにするかの金額交渉が「ディ・ハンドラー」最大の見せ場です。
積み込み費用は、プレイヤー間の自由交渉によって決まりますので、先々の展開まで見越したさまざまな思惑が交錯することになります。実際、このゲームをプレイして震えるほど面白かったのはこの局面でした。
ちなみに、馬車はゲームに3つしか登場しません。街に配置されている馬車について、それぞれ別にこの「入札→交渉」が行われます。
この後に、それらの馬車を移動させます。しかし、誰が何を積み込んだかに関わらず、誰でもどの馬車であっても動かせるのです(!)。
各プレイヤーは1ラウンドに1回しか馬車を動かせなかったり、馬車を動かすには各種制約があったりしますが、それにしても状況を混沌とさせるには十分なルールです。
この後に商品相場を変える処理が入ります。各プレイヤーは相場を上げたい商品を2つまで指定して、一斉に公開します。商品相場は5段階あるのですが、5段階目からさらに相場が上がると、一気に最低相場に急落してしまいます。
馬車が街に到着していれば、ここでやっと売却することができます。売却相場は、先ほどの相場変動処理の後になります。
このように、このゲームにはかなりの不安定要因がルールに盛り込まれています。
この他にもまだ、プレイヤーの「能力カード」や、ゲーム中に入手する「影響カード」による特殊効果によって、さらに場が混沌となるでしょう。この先に何が起こるか、ある程度の想定は可能ですが、細かいことは誰にもわからないのです。
しかし、だからこそプレイヤー間の交渉がとても重要になります。交渉によって得られる利益は、将来の不確定要素による損益を軽減したり回避したりすることに直接つながるからです。このゲームで最大のリスクコントロール手法は交渉にあり、それをうまく活用することが勝利への道となるでしょう。
自由交渉システムはどんなゲームでもそうですが、ある程度の相場感覚がプレイヤーに要求されることになります。「ディ・ハンドラー」もまさしくそうなのですが、決して煩雑な計算が必要な難しいものではなっていません。万人が楽しめるドイツゲームの枠は、きっちりと守られています。
さて最後に「ディ・ハンドラー」の勝利条件ですが、自分の地位(ステータス)を高めることにあります。地位は9段階あり、ラウンドの最後に上昇させることができますが、ゲームが進行するにつれてコストが高くなります。
また、高い地位なると、それに応じた維持費も支払わなければなりません。維持費が支払えないと地位が下がってしまいますので注意が必要です。
こうしてゲームは進行し、定められた条件に合致したラウンドの終了時にゲーム終了となります。地位が最も高いプレイヤーが勝利し、それが同じ場合は所持金の多い方が勝ちます。
「ディ・ハンドラー」は、ビジネスゲームの魅力的な要素がぎっしり詰まった密度の濃いゲームです。
基本的なメカニクスは決して複雑ではありませんが、たくさんのファクターが縦横に絡み合って独自の面白さを織りなしています。
やや時間のかかるゲームですが、お金を儲けるゲームが好きならプレイする価値はあるのではないでしょうか。今回は3人プレイでしたが、今度はぜひ4人でプレイしてみたいですね。
この日は他にも、「ワズ・バラズ」「Das Prestel Architekturspiel」「ピラミッド・ピラミッド」を遊びました。



それと、「リトルゲームかえる」がちょっとだけウケました

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