Dr. Jekyll & Mr. Hyde(ジキルとハイド)は、変則的なトリックテイキングゲームです。
このゲームは2人ずつのペア戦となります。ペアは向かい合わせになるように座ります。どちらかのペアは「ハイド」サイドとなり、もう一方は「ジキル」サイドとなります。
プレイ中に使用されるカードは28枚しかありません。カードには、大きく分類して「ハイド」カードと「ジキル」カードの2種があります。これは裏面を見るとどちらであるかがわかるようになっており、それぞれ同枚数(14枚ずつ)あります。
カードは28枚全てをシャッフルして4人に均等に配布します(7枚ずつですね)。ということは、「ハイド」と「ジキル」のカードが混ざった状態で各プレイヤーに配布されます。各ペアは、「ハイド」サイドであっても「ジキル」サイドであっても、全てのカードを使用することができます。
これでゲーム開始です。各プレイヤーは自分の手番で2つの選択肢があります。
まず「自分のサイドのカードを手札から1枚出す」こと。自分が「ハイド」サイドであれば、手札から「ハイド」カードを1枚出すことが出来ます。これは簡単ですね。
もう一つの選択肢は、「他のプレイヤーをひとり選び、その手札から自分のサイドのカードを1枚出すことを要求する」ことが出来ます。
たとえば自分が「ハイド」サイドである時、「ジキル」サイドのプレイヤーに対して、「ハイド」カードを出すように言うことが出来るのです。
このようにして他のプレイヤーが出したカードは、要求を出したプレイヤー(手番のプレイヤー)が出したかのように場に置きます。
さて、こうして4枚のカードが出されたら、トリックの勝敗判定が行われます。これも少し変わっています。
まず「変身カード」が出されていたら、そのトリックでの勝敗判定を行いません。そして今出されている4枚のカードは、次のトリックの勝者が取ります。
もし、「変身カード」場に出されていなければ、ランクが最も高いカードを出したプレイヤーがトリックを取ります。強い順番に「キャラクターカード」「場面カード」「行為・情操カード」3種があります。
「キャラクターカード」は最も強いランクのカードです。キャラクターカードの中にもランクがあり、最強の「A」から最も弱い「E」まで順付けされています。
「場面カード」は2番目のランクになります。ただし、全ての「キャラクターカード」には負けます。場面カードは何種類もありますが、全ての強さは同じと考えます。もし場面カードだけが場にあれば、先に出された場面カードのランクが上として判定します。
「行為・情操カード」は最も低いランクのカードです。全ての「キャラクターカード」「場面カード」に負けます。これも何種類かありますが、全ての強さは同じで、先に出された行為・情操カードのランクが上として判定します。
これを7トリック繰り返して得点計算に入ります。これがこのゲームのキモです。
まず「キャラクターカード」は、ランクに関わらず全て1点です。「変身カード」は0点です。
「場面カード」には「3」~「7」の数字か書かれており、その合計が基礎点になります。
「行為・情操カード」は、それ自体は0点です。しかし、書かれている「1」~「3」の数字を合計し、上で出した基礎点に乗算します(!)。
これをくり返し、決められた回数のゲームか、どちらかのペアが1000点に達したら勝利となります。
文章にすると一見面倒に見えますが、ルールは実に簡単明瞭です。しかし、上手なカードさばきを修得するにはそれなりの慣れが必要なゲームですね。カードの総枚数がそれほど多くないので、もしかしたら、考えているよりは手軽かもしれません。早く遊んでみたいですね。
= DATA =
◆タイトル :Dr. Jekyll & Mr. Hyde(ジキルとハイド)
◆デザイナー:Wolfgang Werner
◆メーカー :Bambus Spieleverlag
◆3~4人/10才以上/60~90分程度(な、長い…)
◆専用サイト :http://www.jekyllandhyde.info/
◆メーカーサイト:http://www.bambusspiele.de/index.html

コメント
コメント一覧 (3)
絵柄がきれいになって、元よりいいので、コンポーネント的にも好きなのですが、チーム戦でチームメイトと心を読み合うのももちろんのこと、他のプレイヤーに「カードを出して下さい」って宣言できるあたりもすきですね(^o^)。
ルールを読んだだけで、こいつはイケるかも、という感触がひしひしと感じられましたし、ますます早く遊びたくなりました。
カードを他のプレイヤーに出してもらう時の、されるがままな感じがとても面白いゲームですね。
突き詰めていくと「行為・情操カード」を如何にかっさらうかがキモなので、そういう意味では以前に紹介されていた「フォードラゴン」にプレイ感が似ているかもしれないですね。とはいえ、手札に相手陣営のカードがどっさり配られて、「出せない」けどゲームは進む、のが独特のイカレっぷりで良いです。