16日(木)の夜9時から、2人用ゲームを遊ぶ「ミニゲームの会」を開きました。
お相手は、いつものごとくSGCのたまさんです。

Harun / Edition Perlhuhn

個人的な話題作(笑)。1984年製。せっかく入手したので遊びました。1ゲーム。

moon Gamer

ちなみにこのゲームは、やろうと思えば何人でも遊べます。というのも、「メイクンブレイク」のように、手番がプレイヤーごとに完全に独立しているからです。

まず他のプレイヤーが、7色のコマと、赤と緑の2種類のタイルを2枚ずつを、12マス上のどこかに配置します。これで準備完了。

手番の開始時に7個(=7色)のダイスを振ります。ダイスの色に対応したコマを出た目の数だけ移動させて、赤か緑のタイル上で止まれば得点になります(赤は1点・緑は2点)。しかし、実際に動かしてはならないのです。

ダイスの出た目と盤上をじっとにらんで、実際にコマが移動したら合計で何点が入るかを計算し、そしてその点数を「宣言」します。もちろん時間制限がありまして、制限時間は1分です(笑)。
※写真左脇にあるザウルスはストップウォッチ代わりに使っていましたmoon Gamer

その後で、実際にコマを動かして点数計算をして、宣言した点数と同じか、あるいはそれ以上の点数となったら、宣言したプレイヤーに得点が入ります(宣言した点数と同じ得点)。宣言した点数の方が大きかったら、他のプレイヤー全員に3点が入ります。

という感じの、アクションゲームっぽいノリのゲームです。軽いので何度でも遊べそうですねー

12/17・午後付記:ルールが一部違っていたようです。上の記事は入門ルールだと思ってお読みくださいm(__)m

チロリアン・ルーレット

こちらもせっかくなので(笑)。

moon Gamer

この日にちょうど届いたゲーム。何となくひとりで遊んでみたら、これがまたものすごく面白かったので「まー、騙されたとでも思って」とリクエストmoon Gamer

盤にボールを6個入れて、その中でコマを回します。盤の中にあるくぼみにボールが入れば書いてある得点が入ります。くぼみに入らなかったボールは0点です。

ボールには「赤い玉」が1個あって、これは得点が2倍になります。しかし「青い玉」はマイナスになります。全てのボールがくぼみに入ればもう一度手番をもらえます。

基本的なルールはこれだけ。正式なルールでは1000点までやりますが、今回は500点で遊びました。ただの運ゲームなんですが、こんなにも楽しいのはなぜだろうmoon Gamer おすすめです。

ちなみに「ボールが盤からはじき出されたら1個につき-50点」というガチンコルール(←意味不明)を付け加えました。このおかげで、コマを回すチカラ加減にそれなりの技術が要求されるようになり、緊張感が出て面白かったですよ~

Adam & Eva (アダムとイブ) / Ravensburger

イラストがかわいいカードゲームをエントリー。4ラウンド。

moon Gamer

しかし、その外見とは裏腹に、ゲームの内容はとってもシビアでした。

このゲームは全部で4ラウンド行います。各ラウンドの開始時に、4つのりんごの木に、それぞれ同色の得点マーカーを2個ずつ配置します。この得点マーカーには4色あり、それによって各りんごの木の色が決まります。

そして各プレイヤーに6枚のカードを配布してゲームスタート。

手番では1枚のカードを手札から表向きにして場に出します。相手はそれを見て、カードを自分で引き取るか、それとも相手(カードを出した手番プレイヤー)に引き取らせるかを選択します。

カードを引き取ったプレイヤーは、それに対応するりんごの木の自分側へと配置します。カードも4色あり、同色のりんごの木に配置しなければなりません。

これを繰り返し、どちらかのプレイヤーの場に6枚のカードが配置されたらラウンド終了です。りんごの木ごとに得点計算を行い、ルールにしたがって得点マーカーを獲得します。これが終了したら次のラウンドへ移行します。

ゲーム終了時にボーナス点の獲得チェックを行って、最終的に獲得した得点の大きいプレイヤーの勝利です。

変則的な構成で、最初はプレイの基本的な方針をどう考えて立てていけばいいのか難しかったのですが、やっているうちに何となくコツがわかってきました。

きっちり得点計算をしないと勝ちきれない厳しいゲームであり、個人的には好きなタイプの作品です。ただ、手札の偶然性の影響が大きすぎるような気がしますので、最終ラウンドだけでも「カード8枚配布で、そのうち6枚を使う」のような感じに出来ないものかなぁ、と思いました。

Phoenix (フェニックス) / Euro Games

色鮮やかでかわいい木製のコマ。3ラウンド。

moon Gamer

お手軽な配列ゲームでした。

自分の側にある10個のコマを、盤の中央にある大きなキューブと同じ配列にすることがゲームの目的です。ゲーム開始時にカードを5枚ずつ配布してゲーム開始。

自分の手番では、カードを1枚使うことが出来ます。カードには「コマを1~4個移動する」「1~4個先のコマと位置を交換する」等々のさまざまな効果があります。手番の最後にカードを1枚引いて終了。

これを繰り返して、自分のコマをキューブと同じ配列にするか、山札がなくなったらラウンド終了。得点計算を行います。先にキューブと同配列にしたり、6色のコマを集めたり、同色のコマを連続して配置すると得点を獲得出来ます。

これを3ラウンド繰り返して、合計得点の高いプレイヤーの勝利です。

パズルライクな要素は多少ありますが、カード運の比重がすこぶる高いので、まー気軽に楽しむのがよろしいかと。そういう意味では典型的なファミリーゲームなのかも。

Stonehenge (ストーンヘンジ) / Blatz

クニツィアのアブストラクトゲーム。2ゲーム。

moon Gamer

キレのありまくりなシンプルメカニクスがたまりませんな。

ルールはもうこれ以上ないというくらい単純。手番になったら、手持ちの数字マーカー(ドルイドストーン)を1個選び、盤上の灰色の○マスに配置します。

配置した時に、緑色の●マスにつながっている全ての灰色の○マスが全てドルイドストーンで埋まったら、その線上にあるドルイドストーンの数値を合計し、大きい方がそこを支配します(緑色の●にメガリテというコマを置きます)。

最終的に8個のメガリテを配置したプレイヤーの勝利です。

要するに、交互に1個ずつコマを配置していくだけのゲームなのですが、これがすこぶる楽しいというか悩ましいというかmoon Gamer シンプルな完全情報ゲームなので、すぐに先を読めそうでこれが読めない。変化は多く、もう頭の中はぐるぐると巡って破裂しそうな勢いになります。いやー、面白かったー。

で、2ゲームやりましたが、なんと連敗… くそー、マジでくやしい。再戦超希望>たまさん

レポートは以上です。
この後でいろいろとゲーム談義をして、終電近くまで楽しい時間を過ごしました。