9日(土)は西八王子にてプライベートなゲーム会に参加してきました。メンバーは taro さん・かゆかゆさん・ファラオさん・yamato さん、そして僕の5人です。
僕以外は朝の10時からやっていたそうですが、こちらは例によって花粉症の影響もあり、午後1時前くらいに遅めに合流し、午後7時過ぎくらいまで遊ばせてもらいました。
Meisterdiebe (盗賊の親方) / Zoch Verlag
引き出しと3種の宝石。
ツォッホらしい豪勢なコンポーネントが評判となった異色作。「宝石箱」にある12個の引き出しに隠された宝石を取り合うアクション&記憶ゲーム。
ひとつの段には4つの引き出しがあり、それぞれの段は右にも左にも回転します。引き出しには短い引き出しと長い引き出しがあり、長い引き出しの奥には、もうひとつの小さな秘密の仕切りがあります。
引き出しにはもうひとつ特徴があり、上下にひっくり返しても中に物が入れられるような構造になっています。ですから、宝石箱そのものもひっくり返せるようになっています。
各プレイヤーには「白い布」と「黒い布」がそれぞれ配られます。最初に白い布の上にいくつかの宝石を乗せた状態でゲームは開始されます。白い布の上の宝石は「ニセモノの宝石」で、ゲーム終了時にはマイナス点となります。黒い布に宝石があれば、それは本物の宝石なので得点になります。
この他にも別の用途として使われる「赤い布」が1枚あります(場に1枚のみ)。
もうひとつ、面白い仕掛けとして「キャラクターカード」の存在があります。キャラクターは全部で6種類あり、各キャラクターに対応したカードを1枚ずつ計6枚をプレイヤーは持っています。キャラクターはそれぞれ個別に特殊な能力を持っています。
プレイヤーはラウンドの開始時に、手札から任意のキャラクターカードを1枚選び、それを公開することで、そのラウンドではプレイしたキャラクターの特殊能力が使えるようになります。
キャラクターの能力は大別して、「引き出しの宝石を取って自分の黒い布に置く者」「ニセモノの宝石を引き出しにしまう者」「人の落とした宝石をかすめ取る者」の3種に分類されます。
プレイヤーの手番は、選択したキャラクターによって順番が決まります。自分の手番でまず、任意の引き出しをひとつ選び、それを開けることが出来ます。
この時、引き出しの下側の仕切りに宝石が入っていた場合、開けたとたんに宝石が落下してしまうことがあります。
このような場合、落ちた宝石は「赤い布」に置かれます。さらに、宝石を落下させたプレイヤーはキャラクターカードの特殊能力を使用することも出来なくなります。
宝石が落下しなければ、ここでキャラクターカードの特殊能力を使用することが出来ます(宝石を取ったり、罠のアラームを仕掛けたり、奥にある秘密の仕切りを見たり…)。
その後で、「一番上の段か、1・2番目の段を90度左右どちらかに回転」「宝石箱の方向を変えずにひっくり返す」を、この順番で1回ずつ行うことが出来ます(やらなくてもよい)。
ラウンドの最後に、落下してしまった赤い布上にある宝石を取れるキャラクターがあれば、ルールにしたがって獲得する処理が行われます。
大ざっぱに言えばこんな感じのゲームです。誰がどの引き出しで何を行ったかを覚えておくことは当然のごとく重要なのですが、回転したりひっくり返されたりするのでなかなか大変です。この上さらに特殊能力の駆け引きなども絡むため、意外と重層的で盛りだくさんのゲームです。
そのため、プレイ時間がやや長めになってしまっているのはちょっと残念な点です。この日のゲームも1時間以上に渡ってプレイされました。最初から最後まで抜群の記憶力を発揮した yamato さんの圧勝でした。
ゲームマーケット2005で発売された注目の新作カードゲーム。
建築と政権公約の達成で、より魅力的な街作りを目指します。まず最初に発電所カードが1枚ずつ配布されます。発電所カードには供給電力が書かれています。ゲーム途中で電力が不足してきた場合は、後で追加の発電所を建設する必要があります。
建物は、それごとに指定されている消費電力が供給されなければ建設することは出来ません。建設コストの支払いは、手札からカードを捨てることによって行います。建物カードの中には、建設コストを軽減したりゲーム終了時のポイントを増加させる効果を持つものもあります。
場には「収入カード」というボーナスカードが置かれています。そこに書かれた条件を誰かが達成すると、ボーナスとしてカードを引けます。これは達成したプレイヤーだけではなく、その他のプレイヤーも達成度に応じてカードを引きます。
さらに「マニフェストカード」を引くことも出来ます。マニフェストカードに書かれた条件をゲーム終了時までに達成していれば、追加で得点を獲得します。
誰かが10件目の建物カードを建設したラウンド終了時にゲームは終了します。建物カード・マニフェストカード・その他のボーナスポイントを加算して、最も得点の高いプレイヤーの勝利となります。
多人数ソロプレイっぽい感じはしますが、街に建物を建てて発展させていく過程は純粋に楽しいです。誰がどの収入カードを取りに行っているのかを見極めて、その後追いをするのも重要なテクニックですね。ただ、「補助金」のボーナスが大きすぎるという意見も出ました。
良いゲームだと思います。うっかり買い逃したのが悔やまれます( ノД`)シクシク…
リクエストがあったのでプレイ。どんなゲームかは、こちらでどうぞ。
いつの間にかルールが微妙にバージョンアップしてます。
初プレイの人が多かったので、しばらくはまったりと進行。このゲームは「Reserve(予約)」アクションに対するの考え方がメンバーによってかなり違うのですが、今回はわりとこれが重視されていました。
僕は Canvas を中心にゲームを組み立てていたのですが、不運なことに途中で極端な Hemp 不足に陥りました。それでも何とか Wagon 生産にまでこぎ着けたのですが、その後で資金がうまく回らずに終盤で息切れを起こし、7点にて終了。
5人でも4人でも楽しいゲームですが、いずれも終盤は詰め将棋のようになります。そのあたりの立ち回り方は、もうちょっと研究の余地がありそうです。
実は初プレイ。5人。
まぁ何度も書いてますが、僕はMTG全盛時期に発売されたドイツゲームのプレイ率は低くて、この「ギャロップ・ロイヤル」も今回が初プレイです。持ってはいるんですけどね。
御輿の担ぎ手が4人必要で、まずそのメンバーを集めるための競りが行われます。担ぎ手には1~5マス進む能力を持つ者の他に、2歩戻ってしまう者や、2歩進んで誰かを2歩戻す策士な担ぎ手もいます。出来れば変な担ぎ手は選びたくないところですが、競りにかけられている担ぎ手の正確な能力は限定的にしかわからないようになっていますので、他のプレイヤーのビッドの様子などから判断するしかありません。この奇妙で独特な競りの感覚は面白いです。
レースはダイスによって行います。変な担ぎ手を取らされても、ダイス運さえ良ければなんとかなるかもしれません。1~3位まで着順に応じて賞金がもらえます。
最下位となったプレイヤーは、次のレースが始まる前に、全プレイヤーの担ぎ手を1人ずつ捨てさせる権利を得ます。他のプレイヤーの強い担ぎ手は捨てさせて、自分は弱い担ぎ手を捨てればいいわけです。ここらへんのバランスの取り方は、いかにもドイツゲームらしい感じで好感が持てます。そして次のレース前にはまた競りが行われます。
ゲームは全6レースで構成されます。後のレースほど賞金額が高くなります。最終的に所持金の最も高いプレイヤーの勝利です。
なるほどこういうゲームでしたか。運の要素はやや強い感じではありますが、考えどころも多くありますし、ダイス勝負のレースは白熱して面白いです。良いゲームでした。また遊んでみたいですね。
レポートは以上です。
翌日も別所で朝早くからゲーム会の予定があったので、体力温存のため、このあたりで帰宅させてもらいました。「盗賊の親方」が無事遊べたし、他のゲームも心から楽しむことが出来て大満足なゲーム会となりました。
またぜひ遊びましょう~>ご一同様
コメント
コメント一覧 (2)
掌サイズとは思いもよりませんでした。
本体だけなら持ち運び出来そうな感じではあります。