23日(土)は、ゲーム仲間のつなきさん宅で開かれたゲーム会に参加してきました。参加者は、つなきさん・田中ブンケイさんカワサキさんトキワさん・phy さん・BERNさん・taro さん、そして僕の8人でした(一度に部屋にいたのは最大7人)。

前日に寝たのがちょっと遅かったこともあり、僕は少し遅れてお昼過ぎからの参加となりました。花粉シーズン終盤ということもあり、この日は幸いにしてスギ花粉飛散量は少なめでしたが、鼻とまぶたの炎症はまだ続いていましたので、それを抑える薬を持参しての参加となりました。

Diamant (ダイアモンド) / Schmidt

お手軽チキンレース(?)。6人。

moon Gamer

どんなゲームかは、こちらのレポートからどうぞ。

意外なことに、あちこちでわりと評判の高いゲームです。ルールは簡単だし、人数に融通が利くわりには、何人で遊んでも盛り上がるという、ライトゲームのお手本のような小品です。今回のゲームは、引く時は引き、進む時は進んだ phy さんの圧勝。

Vertigo (ヴァーティゴ) / Euro Games

環境と産業の発展と。初プレイ。4人。

moon Gamer

まずは、こちらの素晴らしいレビューをご覧ください。「ヴァーティゴ」は、環境問題を軸にした、国内経済の発展と国連を通じた国際間の微妙な駆け引きがテーマのゲームです。

自国の経済的な発展のためには、国内に工場の建設が不可欠です。建設コストの安い「汚染源工場」は、その名の通り環境汚染の発生源となる可能性があります。一方で、環境汚染源とはならないクリーンな「無汚染工場」もあります。しかしこれは建設コストが高い(汚染源工場の倍)上に、生み出す利益は低い(汚染源工場の半分)ので、建設には時間とある程度の経済的余裕が必要です。

環境汚染は、まず各国の地域レベルでチェックされます(ひとつの国には3つの地域と10個の州があります)。人口が多い地域や汚染源工場ごとにチェックされ、環境汚染が進むと判定されてしまうと、その地域の10%~20%は環境汚染地域として不毛の荒野となります(そこには工場を建設するどころか人も住めなくなります)。

この環境汚染は、他国の国土に広がることもあります。したがって汚染の広がり方には、全世界レベルで細心の注意を払っておく必要があります。各国で環境汚染が進むと、段階的に地球規模の汚染も進行してしまい、そうすると環境浄化が極めて困難な状態に陥ってしまうからです。

全世界が一致団結して環境保護に乗り出せばいいのですが、このゲームには「国連」という、逆説的な意味で国際紛争をより複雑にするようなルールが存在します。国連では、あらかじめ用意された5つの議案のうち1つを選んで発議することが出来ます。発議権は、外交官を送り込んだ国のみが持ちます。そして採決もやはり外交官によって行われます。

議案はいずれもが、自国の状態によって利益を誘導するような内容ばかりで、ここでも環境問題そっちのけの外交戦が繰り広げられることになるでしょう。窓の外は工場の煤で真っ黒なのに、部屋の中では外交官たちが国連の利権に群がって巧妙な駆け引きを展開する様は、我ながら滑稽の極みでした。

今回のゲームでは、通常のマルチプレイヤーゲームのごとく、環境汚染マーカーを「武器」のように使って、他国を利益を減少させるようなプレイが煩雑に起こりました。僕も含めて、今回のメンバーがそのようなゲームに馴れている人たちが多かったためにこのような流れになったのですけれども、これは明らかに「ヴァーティゴ」のテーマを取り違えた失策だったと思います。

環境保全よりも各国の独善的な利益優先でゲームを進行した場合、(現実の世界がそうであるように、このゲームでも)あっという間に地球規模の環境汚染が進んでしまいます。また今回は特に「国連」で自国利益誘導型の議案が発議されまくり、このねじれた状態がさらに助長されてしまいました。

結果として全ての国の国土は環境汚染にまみれ、人々は次々と住む場所を失っていくことになりました。ゲーム終盤には地球規模の環境汚染度が100%に達してしまい、汚染が進行することをただ眺めることしか出来ない状態になったのですから、これはもはや全プレやーの敗北と言っていいでしょう(勝利条件的に僕がトップとなりましたが、全然そんな気がしません…)。

この厳しいバランスを最初から理解した上で、もう少し気をつけてゲームを進行するべきだったと思います。これを教訓にして、次はもっとうまく「ヴァーティゴ」をプレイし、楽しみたいと思っております。

Slow Freight / Funagain

要自作の鉄道レースゲーム。初プレイ。3人。

moon Gamer

アメリカの有名ゲームショップ Funagain が独自に制作販売している鉄道ゲームです。デザイナーはムン様ことアラン・R・ムーン。コストを抑えるためか、カード類は全て自分の切り離して自作するようになっています。

ゲームの方は簡単に言えば列車によるレースです。機関車によって貨物車を1~5両牽引し、一定の距離を走ればゴールに着きます。ゴールに到達した貨物車の数と種類による順位などによってポイントが入ります。

自分の手番では、「機関車を1台増加」「任意の機関車に貨物車を1~3両連結」「機関車を走行」「パス」のいずれかのアクションを1つだけを行います。

ひとつの機関車には最大で5両の貨物車を連結させることが出来ます。貨物車は「青」「赤」「黄」の3種類あります。あらかじめ場にはランダムにひかれた3枚の貨物車が配置されており、手番で1アクション使えば、その中から1~3枚を選んで自分の機関車に連結させることが出来ます。

ということは、ある機関車に連結されている貨物車の構成は「単色(青・赤・黄のいずれかのみ)」か、あるいは「混合(複数の色)」のいずれかとなります。

貨物車を牽引している機関車を移動させるには「移動カード」を使います。これを1アクション使って1枚めくり、そこに書かれた数値だけ機関車は移動します。ただし、移動する距離は牽引している貨物車の数(1~5両)によって異なっています。基本的に、貨物車の数が少ないほど多くの距離を移動することが出来るようになっています。

ある車両が一定の距離を進むと「ゴール」します。ゴールした貨物車の長さによって得点が入ります(長いほど高得点)。さらに、ゴールした機関車に連結されている貨物車の構成(青単色・赤単色・黄単色・混合)によって順位ボーナスを得ます。

例えば、機関車に連結されている貨物車の色が全て青色の車両を、そのゲームで最初にゴールさせれば、「青い列車を1位にした」ボーナスポイントを獲得します。これらの順位ボーナスは、「単色(青・赤・黄)」と「混合(複数の色)」のいずれも1~3位まであります。

ゲーム終了時には、さらにゴールした「単色(青・赤・黄)」と「混合(複数の色)」の貨物車の中で、最も長く連結している車両についてもボーナスポイントが発生します。逆に、ゲーム終了時にゴール出来なかった貨物車や機関車に対してはペナルティとしてマイナスポイントとなります。

ルールを読んだ時点ではどうも今ひとつな感じだったのですが、実際に遊んでみたら高いレベルで面白い作品だと思いました。序盤は順位争いとなってスピーディな順位ボーナスの獲得競争となり、中盤過ぎになると「最長ボーナス」や単にゴールした車両の数を競うようになります。ゲームの終了条件にランダム性があり、しかもプレイヤーがある程度はコントロール出来るので、そこらへんの駆け引きもかなり白熱して面白かったです。

今回のゲームでは、なんと1点差で2位(51点と50点)。終了するタイミングがもう少しずれたら結果は変わっていたかもしれませんが、それにしても惜しいゲームでした。

Zaubercocktail (魔法のカクテル) / Kosmos
moon Gamer

ピット風リアルタイム交渉ゲーム。初プレイ。7人。

リアルタイムで交渉を行って、出来るだけ同じ種類のカードを多く集めるようにプレイヤー間でカードの交換を行います。交換レートは自由。交渉を終了させたいプレイヤーは、自分の石をボード上に置きます。これが3人になったら交渉タイムは強制終了して、ポイントの計算を行います。

で、7人までプレイ可能とあったので7人でやったら… 交渉時間の平均時間は10秒未満だったんじゃないでしょうか。ほとんどの交渉は始まると同時にすぐ終了してしまい、まともな交換はあまり行えませんでした。引きの良かったプレイヤーが早めに交渉を終わらせたくて石を置きまくったのでこうなってしまったわけなのですが、これはさすがにゲームとして成立しているのかちょっと疑問です。

このゲームの適正人数はひょっとして4~5人くらいまでという気もします。
それともメンバーによるのかな?

Schrille Stille (シュリレ・シュテレ) / Zoch

田中ブンケイさん自作タイル。7人。

moon Gamer

ヒットチャートを操作して、自分のレーベルに所属するアーティストを出来るだけ上位にランクインさせることを目指すゲーム。関係ないけど、このブログでこのゲームを紹介していたつもりが全然そんなことはなくて愕然。

各プレイヤーには「CD」と呼ばれる14個の穴の空いた円盤が渡されます。各穴はヒットチャートの1位から14位までに対応しています。各ラウンドの最初に7個の「チップ」をランダムに引いて、この穴の中にセットします。

チップには「順位を上げるチップ」と「順位を下げるチップ」があります。変動幅は1~4まであります。当然ながら、自分のレーベルに所属するアーティストがいる順位に対応する穴には「順位を上げるチップ」を入れておくことになりますが、他のプレイヤーがセットしたチップも順位変動に影響します。

さて、チップをセットした全てのプレイヤーの「CD」は「CDプレイヤー」にセットします。各CDにセットしたチップは、今度はCDプレイヤーの各順位に対応した穴に落ちます。そしてこのCDプレイヤーを14位から順々に回転させることで、各プレイヤーがその順位にセットしたチップが転がり落ちてきます。まったくへんてこりんなギミックですmoon Gamer

転がり落ちてきたチップによって、その順位のアーティストのランキングを変化させます。順位を上げるチップと下げるチップが同時に落ちてきたら、すべてのチップの数値を合計し、その結果がプラスであればランキングが上がり、マイナスであれば下がります。

他にも「順位が上昇するアーティスト」や「次に1位になるアーティスト」を予想するチップもあります。それらの予想チップの結果や、上位ランキングのアーティストが所属するレーベルにはポイントが入ります。逆に、チャート圏外に消えたアーティストのレーベルはマイナスポイントが計上されます。

今回は、田中ブンケイさん自作の、実在のアーティストの写真と名前が記載されたタイルで遊んだこともあって感情移入がしやすく、ゲームは常に爆笑の渦の中に包まれていました。運の要素がかなり強いのでパーティゲームっぽいのですが、それだけに自作タイルの効果は絶大です。このゲームをお持ちの方は、ぜひチャレンジしてみてください。

The Great Dalmuti / Wizards of the Coast
moon Gamer

簡単に言うと「ピラミッドカードゲーム」。初プレイ。6人。

カードは「1」~「12」まであります。そしてその数字に書かれた番号の枚数だけカードがあります。例えば、「12」のカードは12枚あります。「6」なら6枚、「1」なら1枚しかありません。

カードのランクは「ジョーカー(2枚あります)」が最高で、強い順に「1」→「2」→「3」…「11」→「12」となります。数字の書かれたカードは数字が少ない方が強いのです。

ゲームは「大貧民」と同じように進行します。最初のプレイヤーは、任意の数字カードを任意の枚数(複数枚の時にはカードは全て同じ数字でなければなりません)出します。次のプレイヤーは、同じ枚数でそれよりも強いカードをを出さなければなりません。出せない時にはパスします。

誰もカードを出せなくなったら、場のカードは流して、最後にカードを出したプレイヤーからまたカードを出します。これを繰り返し、手札のカードを最初に無くしたプレイヤーがトップ勝利です。この後、全てのプレイヤーの順位が決まるまで繰り返します。次のラウンドからは、前のラウンドの順位によってカードのやりとりなどがあります。

特に論評するまでもなく、普通に面白いシンプルなストップ系ゲームでした。

Medici (メディチ) / Amigo, Rio Grande

リオグランデ版のコンポーネント。6人。

moon Gamer

実は初プレイです。人がやっているところはよく見かけます。

ゲームは「商品」が5種類あり、カードになっています。商品カードには、その商品の価値が「0」~「5」までの範囲で書かれています。

自分の手番で、商品カードの山から1~3枚をめくって公開します。3枚なら公開する枚数は任意です。公開された商品カードは競売にかけられます。入札は手番プレイヤーの左となりのプレイヤーから開始し、1巡だけして、最後は手番プレイヤーが入札の機会を得ます。

入札は、公開された商品カードに対して行います。それを購入するための金額を宣言するか、あるいはパスします。最も高い金額を宣言したプレイヤーは、その商品カードを購入し、自分の手元に置きます。全員がパスしたら、その商品カードは捨てられます。

手元にストック可能な商品カードは5枚まです、購入したら5枚を超えるような商品カードの買い方は出来ません。5枚の商品カードを所有するプレイヤーは競売には参加することが出来なくなります(一時的にゲームから抜けます)。最後に残ったプレイヤーは、不足している商品カードを5枚まで無料で補充します。

ここで決算を行います。手元にある商品カードの価値の合計が最も高いプレイヤーから、順位に応じたお金を受け取ります。

その後で、価値にかかわらず商品カードの枚数をカウントし、その数を商品ピラミッド上でコマを動かすことで記録します。各商品ごとに、最も多くその商品を所有しているプレイヤーと、2番目に多く所有しているプレイヤーとがお金を受け取ります。また、ピラミッドの上から3段以内にコマがあれば、ボーナスを受け取ります。

これで1ラウンド終了です。再び商品カードを集めて山にした上で、次のラウンドを開始します。3ラウンド終了時に最も所持金の多いプレイヤーの勝利です。

う~む、こりゃ面白いというか、クニツィア先生会心の一撃的な良作です。これを何年も遊び続けている人がいるという話をよく聞きますが、それも十分に理解出来ますね。またぜひ遊んでみたいです。

Yummy (ヤミー) / Ravensburger

そして最後に軽くこのゲームで〆ました。初プレイ。6人。

moon Gamer

カードには「3」~「7」の数字が書かれています。まず全てのカードをプレイヤーに配りきります。自分の山札から3枚のカードを取って手札にします。自分の手番では、1~3枚のカードを場にプレイします。プレイしたカードは数字ごとに並べて場に置きます。その後で、自分の山札から手札が3枚になるように補充します。

ある数字の列のカードが、そのカードの数と同じ枚数になったら、そうなるようにカードを出したプレイヤーが、その列のカードを全て獲得します。例えば、「3」のカードの列に3枚のカードが並ぶように置いたプレイヤーは、「3」のカードを全て獲得するのです。

誰かの山札と手札が全部なくなったらゲーム終了です。最も多くのカードを獲得したプレイヤーの勝利です。

…で、これはこれで面白かったのですけれども、誰かが「ミゼールをやろう」と言い出しまして、それを試してみることにしました。勝利条件を逆転するわけですから「カードを最も取らなかったプレイヤーの勝利」ということになります。

興味津々で遊んでみたところ、これが意外とイケました。最初の方のプレイヤーがちょっと有利(手札をいきなり3枚ともプレイ出来るので)なところを調整しさえすれば、ひょっとしてオリジナルルールよりも楽しいかも。このゲームをお持ちの方はぜひお試しくださいませ。

レポートは以上です。
たくさんのおしゃべりと笑いの絶えない楽しい1日を過ごすことが出来ました。やっぱりゲーム会というのは、こうでなくちゃいけませんね。個人的にも初プレイのゲームを多く遊ぶことが出来て収穫が多かったです。

最後になりましたが、ご自宅を使わせていただいたつなきさんには感謝いたします。
またぜひ遊びましょう。よろしくお願いいたします>参加者の方々