19日(日)は、SGCの例会に参加してきました。参加者の延べ人数は20人を超えたようです。
「ボードゲームキングダム」に紹介された影響もあるでしょうが、今回の例会には初見の方が何人もいらっしゃいました。SGCの例会は、ほんの1年前は常連と関係者だらけのゲームサークルだったのですが、ここのところ本当に例会の雰囲気が変わりつつあります。
Im 80 Tagen um die Welt (80日間世界一周) / Kosmos
半年ぶりのプレイ。6人。

事前にリクエストが入っていたのでまずはこいつからエントリー。個人的には何回目かのプレイですが、このゲームを6人で遊んだのは確か初めてだと思います。久しぶりだったのでインストのちょっと失敗したり。反省。
ロンドンから出発して、10個のマスを「船」か「汽車」、あるいはその組み合わせで世界一周旅行します。途中で象に揺られたりしながら、出来るだけ80日以内にまたロンドンへ戻ることが目的になります。さっくり遊べて楽しいゲームなのですが、発売から半年以上経過した今、残念ながらあんまりプレイしたという話を聞かなくなってしまいました。
今回のゲームでは、僕とK林さん(このゲームをプレイしたいとリクエストした方)が、序盤から出遅れてしまいました。というか、先頭を走る3人が象のルート(ボンベイ→カルカッタ間)を12日間かけてあっさり通過してしまい、しかも4人目のプレイヤーまでイベントカードをうまく利用してその難所を駆け抜けていました。
ここでちょっと慌てたのがよくなかったのかもしれません。終盤になってトップグループが手札不足でアメリカ周辺で停滞しているのを見てスパートをかけたのですが、結局これで余計な日数をかけてしまい、最終的に80日オーバーになってしまいました。残念。
シンプルなルールなわりには、プレイヤー間の駆け引きやギャンブル性などたくさんの要素が盛り込まれており、久しぶりに遊びましたが楽しかったです。たまにやるにはいいゲームではないでしょうか。
木製のネジを巻きます。4人。

何となくそこらに4人が余っていたのでリクエスト。バランスゲームです。
サイコロを振り、荷物を1個船に積んだ後は、サイコロで出た色のネジを一回転させます。これで手番は次の人になります。子供向けゲームだけあって実に簡単です。船のネジを巻いていくと、だんだんと船は傾いてきます。荷物を崩さないように全て積み上げると全員がご褒美がもらえますが、途中で崩した人はコイン1枚のペナルティを支払います。
今回は「上級者向け」と書かれていたルールをいきなり取り入れてみました。といっても簡単なルールで、自分の手番でサイコロを降る前なら、手持ちのコインを1枚場に出すことで「パス」が出来るというものです。次の人はパスを行えず、必ずサイコロを振らなければなりません。そしてもし、積み上げとネジ回しに成功すれば場のコイン1枚をもらえます(なおこのルールでは、荷物崩した人はコイン2枚を支払うことになります)。
バランスゲームにしては、ややおとなしめですが、傾いた船に荷物を乗せる時にはドキドキです。適度にアバウトな 作りのコンポーネント(ネジを巻く時に少し引っかかるとか)が、逆に良い味を出していますね。
パズルゲー。4人。

ヘクスタイルは少し重めのプラスチック製です。ヘクスタイルには4色(赤・青・黄・緑)のうちいずれか3色のラインが描かれています。自分の手番になったら、手持ちのタイルから1枚を場のタイルにつなげるようにして出します。ただし、ラインの色は接続する辺で全て合っていなければなりません。
また、3辺の囲まれた区域が出現した場合は、可能な限りそこを埋めるようにヘクスタイルを出さなければなりません。(Force Move)。その後で、フリープレイとして1枚のタイルを配置することが出来ます。
他にも配置時にやや厳しい制限がいくつかあります。それらのルールをうまく利用して相手の行動を強制することが、ゲームに勝利するためのテクニックになっているようです。
最終的には、自分の最も長くつながっているラインのタイル数が得点となります。ただし、そのラインがループしていると得点が倍になります。この得点方法もかなりシンプルで好感が持てます。
Force Move のタイルを選んだり、タイルの配置制限のチェックに時間がかかってしまいましたが、パズル的思考が好きな人ならきっと気に入るタイプのゲームでしょう。タイルの質感がかなり良いので、個人的にはそれだけでも楽しい気分になります。
海賊ブーム到来か?

2000年に発売された海賊ゲーム。そういやこんなゲームありました。
場には商船が4つ配置されています。これを襲撃し、商船を獲得することがゲームの目的になります。商船には積荷の樽がいくつか描かれており、樽には色がついています。商船ごとに積荷の数(2~6個)や色の組み合わせ(6色)は異なっています。
商船を襲撃するには、商船に描かれた積荷と同じ枚数のカードを、同じ色の組み合わせで、その商船の脇に出せば可能です。ただし、1手番にプレイ可能なカードは3枚まですので、それ以上の積荷を積んだ商船であれば、2回以上の手番を消費してカードを配置することになります。
荷物を配置するかわりに、手下(海賊)カードを配置することも出来ます。手下は襲撃の成功確率を上げます。襲撃可能なカードを全て出したら、いよいよ襲撃開始です。ダイス2個の合計が、商船の防御力と同じかそれ以上であれば成功です。ダイスの目には手下カードの数値を加算します。襲撃に成功すれば商船を獲得します。失敗すると、場に配置したカードを最大2枚まで失うかもしれません。
ひとつの商船には全てのプレイヤーがカードを出すことが出来ます。ですから襲撃は早い者勝ちです。他のプレイヤーが商船への襲撃を成功させたとしても、その商船に自分もカードを配置していれば、手札から必要なカードを出した上で奪い返す試みをすることも可能です。その場合、襲撃を成功させたプレイヤーが出したダイスの目+手下の数値よりも大きなダイスの目を出さなければなりません。
最初ルールを聞いた時には、ちょっとだけ「Korsar / コルセア」っぽいな、と思いました。場の商船に対して、襲撃が必要なカードを誰でも出せる点などは確かに似ています。しかし「ステルテベッケル」は商船の略奪判定にダイスを使っている点が大きく異なるので、テイストとしてはまるで異なる別のゲームに仕上がっています。一発逆転なギャンブル性たっぷりなゲームですので、大いに盛り上がってダイスを振り合いましょう。そういうノリのゲームです。

2日連続のルイ。4人。

インストも2日続けてです。インストが難しいタイプのゲームですが、少し慣れてきたかも。通算で5回目のプレイ。
今回もワッペン(紋章)重視でやってみようかな、と思っていたら、終始10番の人物タイルにかすりもせず。しかも1ラウンド目から使命チップを6個も取ったプレイヤーが表れまして、場には早くも暗雲がたれ込めます。
ただ、使命カードの達成については、一時的に大差がついたとしても、その後で落ち着いて行動を行えば何とかなることが多いものです。このゲームでも、残りの3ラウンドで少しずつチップを積み重ね、幸運にも恵まれたこともあって、最終的にはトップにあと2点になるほどまで追いつめることが出来ました。結果的には勝利したプレイヤーの先行逃げ切りゲームとなってしまいましたが、個人的には十分満足のいく内容でした。
「ルイ14世」は、不安定な局面において、現時点での最善手を探し出す思考過程、つまり「読み」が実に楽しいゲームです。何回かのプレイを経て、ようやく運のばらつきをテクニックでフォローするやり方がいくつもわかってきました。まだまだまだやり込んでみたいゲームです。

これも2日連続のくそったれ。3人。

間をつなぐためにエントリー。3人なので3コマ。同じ3コマですが、前日にやった4人3コマとはこれまた微妙に感覚が違っていたのが興味深かったです。
このゲームは、コマのポジションをうまくコントロールすることによって、相手が先に動かざるを得ず、その後で悠々と自分がタイルを取りに行くような理想型を作ることが中間目標のひとつになっています。3人3コマですと、マイナスタイルをある程度取らされてしまうことは避けられませんが、その一方で、プラスタイルやボーナスタイルの獲得を目指した計画が立てやすくなるような印象を受けました。
もちろん、サイコロ勝負の変形スゴロクであることは違いありませんけれども、意外と遊び方の幅が広いゲームであることは確かです。ルールは簡単だし、そんな肩肘張らずパーティゲームのように遊ぶことも出来ますので、今後も長く遊ばれて続けていくゲームになるでしょう。


手持ちぶさたな人が6人いたのでくエントリー。
「Sac Noir」はSGCには初持ち込みです。ここで受け入れられるかどうか微妙かな、と思っていたのですが、ものすごくウケました。ああ、よかった。
いつものごとく競りを使ったルールで遊びましたが、これは本当によく出来たアイデアだと思います。ゲーム本体の重量が重いので持ち運びにいつも大変な思いをするゲームなのですが、またぜひどこかに持ち込んでみたいですね。

最後はこのゲームで〆てみました。4人。
このゲームは場のことを「グリル」というので、ダイソーで買ってきた焼き網にタイルを乗せてみました。
でもウケはいまいちでした(´・ω・`)
「ヘックメック」は典型的なダイス根性ゲームです。8個のダイスを使って場のタイルを取ったり、条件が揃えば他人のタイルを奪ったりすることが出来ます。今回のゲームは20分ほどで収束して勝利。
レポートは以上です。
前回の例会で、参加人数に比べてゲームの数が少なかったように感じましたので、今回は軽いものを中心に持ち込みゲームを増やしてみました。これがわりと当たりまして、持ち込み9点中7点をプレイ出来ましたし、「80日間世界一周」「勝利への道」は僕が参加していない卓に借りられていき、それぞれ1回ずつ立っていました。
帰りは常連メンバーが中心になってトンカツ屋で果てしなく雑談。SGC名物(?)の長時間ゲームの会の話がようやくまとまりそうな気配。何をやるにしても楽しみです。また次回もよろしくお願いいたします。
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