7/31(日)は、puppi さん宅で開かれたゲーム会に行ってきました。
参加者は多い時で最大6人で、puppi さんの他に、ファラオさん・けがわさん・さとーさん・phyさん、そして僕でした。午前11時ごろから午後10時過ぎくらいまでたっぷり遊びました。
ミスターサッカー / ブレイブ
ロボットサッカーゲーム。2人。
リモコンで小型ロボットを操作してサッカーをするゲームです。1対1だと、サッカーというよりラグビーのようになりますけど。ロボットの操作が意外と難しいのである程度の慣れと練習が必要。見た目以上に難易度が高いです。
競技ルール(あるんですよ)だと3対3でやるみたいですが、ピッチが狭いので大変そうです。ちなみに最大15台が別々に動作可能です。可能なだけですが。ブレイブのサイトに行ったら「ミスターサッカープラス」という後継商品が発売されていたので、さっそく某店で購入しました。
http://www.b-brave.co.jp/
同時解決型のパズルゲーム。3人。
この時点でまだ3人(puppiさん・ファラオさん・moon)だったので、ちょっと時間つぶしがてらに「マ・ニ・キ!」をエントリー。これは「ハイパーロボット」のように、全員が同時に正解を探し出すタイプのパズルゲームです。
ルールは簡単。まずカードをめくって3体の動物の位置を決めます。そしてもう1枚カードをめくって、その形にするための「命令」の組み合わせと順序を全員が一斉に考えます。
「命令」は、「青から赤に1体が移動」「赤の一番下の動物が一番上に移動」「位置の交換」のように1アクション単位となっており、それぞれ「KI(キ)」「MA(マ)」「NI(ニ)」のように名前がついています。これらの命令をうまく組み合わせて、目的の形にします。最初に正解を宣言した人がカードを1枚もらえます。
このタイプのゲームは好きなんですが、かなり苦手です。困ったものです。練習あるのみですかねー。
http://www.ps-hiroshima.com/board/maniki.htm
これも3人でプレイ。
すぐ終わるので10回以上もやりました。
カウントアップ系としては、最もシンプルな部類に入るカードゲームです。
puppiさんが泥沼の連敗にハマって抜け出せずに大笑いしていたら、今度は僕が3連敗
一方で、ファラオさんはほとんど負けませんでした。
http://www.ps-hiroshima.com/board/dynamite.htm
ここでけがわさんが合流。4人。
まず場に8枚のカードが公開されます。これには「アインシュタイン」「オーストリア」「パーティ」などの言葉がひとつ書かれています。このうちの1枚が秘密裏に選択され、それが「正解ワード」となります。親プレイヤーは正解が何であるか知りません。その他全員のプレイヤー(子)は正解ワードを知っています。
子プレイヤーは、自分の手番に親に「ヒント」を与えます。ゲームボード上にある30種のイラストのいずれかに1個のコマを置くことで、正解ワードがそのイラストから連想される言葉であることを伝えます。
親はここで2つの選択肢があります。正解ワードであると思う言葉のカードを取るか、あるいは正解ワードでないというカードを1枚取り除くかです。
正解ワードであると宣言してカードを取った時、それが見事に正解であれば、ゲームボード上に残ったカードの枚数が親の点数に加算されます。しかし間違っていたのであれば、親とヒントを与えたプレイイヤー以外のプレイヤー全員の3点が入ります。
親が正解ワードでないと宣言して1枚のカードを取り除いた時は、それが本当に正解でなければ、ヒントを与えたプレイヤーに1点が入ります。しかし取り除いたカードが正解であれば、ここでも親とヒントを与えたプレイイヤー以外のプレイヤー全員の3点が入ります。
ですから、ヒントの与え方が難しいのです。いい加減なヒントを与えて親を混乱させると、ヒントを与えた子は損をします。でもすぐにわかるヒントを与えると、今度は親がかなり得をしてしまいます。このあたりのさじ加減の悩ましさはプレイしていて楽しいです。
ルール説明時にはいまいちの反応だったのですが、いざ始まったら盛り上がって楽しめました。今回は時間がなくて作れませんでしたが、カードに日本語シールは作成必須です。
http://www.ps-hiroshima.com/board/sagsmitsymbolen.htm
さらに、さとーさんとphyさんが加わって6人となりました。
僕の周囲では、このゲームを繰り返し遊んでいる人がゴロゴロいます。「キャメロットを?回やった?」が挨拶代わりになっているくらい(嘘)。フリークたちのリプレイ率の高さは驚異的で、「キャメロットを覆う影」は、この夏、最も熱いゲームとなっていると言えるでしょう。
今回は、puppi さん・さとーさんが初プレイでしたが、6人もいるので裏切り者を使うことにしました。ですが… 何と、全員が Loyal となってしまいまして、結果としてかなり楽にクリアしてしまいました(白剣11本+黒剣1本)。裏切り者がいる時とそうでない時のバランスの差が気になるところですが、途中経過を楽しむことが主眼のゲームだと思えば、それはそれで十分に納得出来ます。 http://ejf.cside.ne.jp/review/shadowsovercamelot.html
「古代ローマの新ゲーム」より。けがわさんが一時的に抜けて5人。
あの「Medici (メディチ) / AMIGO」の原型となったゲームだと言われています。
カードは5色あり、1~10までの数字が書かれています。プレイヤーは自分の手番で3枚まで山札からカードをオープンします。1枚で止めてもいいし、3枚めくってもOK。その後でオープンされたカードを競りにかけます。競りは同時入札です。最も高い金額をつけた人が落札し、カードを手元に置きます。
プレイヤーが競り落とすことが可能なカードの枚数は6枚まです。6枚のカードを獲得したプレイヤーはゲームから抜けます。スコアは単純で、獲得したカードの数字の合計が大きいほどポイントが入り、さらに5色のカードを集めるとボーナスポイントがが入ります。それと残っているお金を合計して、それが最も大きいプレイヤーの勝利となります。
メディチの原型と聞いてそういうつもりでやったら、スコアリングルールの構造がかなり異なるので、全然違うテイストのゲームでした。ゲームそのものは面白かったのですが、相場観は「メディチ」よりも難しいというか、細かい気がしました。
http://ejf.cside.ne.jp/review/neuespieleimaltenrom.html
再び、けがわさんが入って6人。
シミュレーションゲームで有名なGMT発売のレースゲーム。クニツィア作。
自分の手番では手札から1枚カード出して、それを適用してから1枚手札を補充します。カードには特定のレーシングカーの順位を上下させるものから、最下位に落としてしまったり、クラッシュさせてリタイアさせてしまうような過激なカードもあります。
山札が無くなって、その後に1回ずつプレイしたら1レース終了です。その時点での順位によってポイントが入り、これを何レースかプレイして、ポイントが最も高いプレイヤーの勝利となります。
以前、SGCでこのゲームをプレイした時には、それなりに遊べる楽しいゲームという印象だったのですが、残念ながら今回のメンバーとはかなり相性が悪かったようです。どんなゲームでもこういうことがあるので、ゲームの評価って本当に難しいと思います。
ちなみに僕はやっぱりこのゲームが好きだし、今回のプレイも楽しかったです。
http://www.ps-hiroshima.com/board/fomulamotorracing.htm
さとーさんが抜けて5人に。
実は初プレイ。けがわさんにインストしていただいたのですが、正直なところ最初は何が何だかわかりませんでした(苦笑)。すいません。教えていただいた情報が頭の中でリンクし始めたのは、やっと1つめの競りが終了したあたりです。
12回の競りが行われ、獲得したタイルや宮殿が得点となります。そして何かを揃えたりつなげたりすると高得点となる、という仕掛けが施されています。
競りはカードによって行われます。カードには「色」があり、シンボルが描かれています。シンボルは2個(特殊なカードは1個)です。自分の手番でプレイヤーは、手札からカードを1枚(+特殊カード1枚)を提示します。次の手番でカードを出す時には、先に出したカードと同じ色で揃えなければなりません。
カードを出す代わりに競りから降りる(離脱)することも出来ます。その場合、提示したカードに特定のシンボルが、他のプレイヤーよりも多く出していれば、それに対応するタイルを獲得することが出来ます。人物のタイルを獲得した場合は宮殿を建設することが出来ます。宮殿は、他のエリアと連続して配置していれば得点が増えます。
象のシンボルが多かった場合は、競りが行われたエリアのタイルを獲得します。エリアのタイルには産物が描かれており、同じ産物を集めると得点が上がります。
競りから抜けたプレイヤーは、公開されているカードから2枚を取って手札に入れます。競りに最後まで参加したプレイヤーは1枚だけです。競りで1枚もカードを提示しないで離脱したプレイヤーは、山札から1枚のカードを追加して手札に入れることが出来ます。
他にも特殊効果を持つカードなどがあって、競りゲームとしては盛りだくさんの内容です。ルールはやや多めですが、それを乗り越えるだけの価値は十分にあります。クニツィアの競りゲームとしては屈指の面白さではないでしょうか。
今回のゲームで僕は、マップ上に配置される宮殿の配置に気をつけながらプレイに集中しました。競りは全ポイントの根源なので、他プレイヤーの取ったカードには注意を払うようにしました。そしてカードの巡りに恵まれたこともあり、ビギナーズラックで勝たせていただきました。
http://ejf.cside.ne.jp/review/tadschmahal.html
もう泣きそうになるくらい辛い裏切りゲーム。5人。
シビアな交渉ゲームがこのタイミングでエントリー。僕は初プレイでしたが、このゲームを所有していることもあり、その内容がどんなものであるかは知っていました。しかし実際にプレイしてみたら、ここまできついゲームだとは思いませんでした。
それがゲームとしてベストであることがわかっていても、人を欺くことが利益となってしまうルールには相当な抵抗があります。少なくとも精神衛生上は大変によろしくないです。でもやりました。ごめんなさい。最終的には僅差で勝利となりましたが、もう一度このゲームをやるかと言われると微妙なところ。
ファラオさんの立ち振る舞いが面白すぎなこともあって、セッションそのものは実に楽しかったです。このゲーム会が終わった後のおしゃべりでも、イントリーゲの話題で止まらなくなっていましたので、参加者全員の心に残ったセッションであったことは確かです。このゲームが好きだと明言してい phy さんの堅実なプレイスタイルも個人的には印象的でした。
でも… 冷静な気持ちになって振り返るには、僕にはもう少し時間が必要なようです。考えがまとまったところで、後日また「イントリーゲ」について考察をしてみたいと思います。今はこれが精一杯 orz
http://ejf.cside.ne.jp/review/intrige.html
最後はこのゲームで〆ました。5人。
「うすのろまぬけ」の HABA アレンジバージョン。4枚のカードを揃えたら、好きなタイミングでカードを伏せることが出来ます。そうしたら他の人も手札もすぐに伏せなければならず、それが一番遅かった人がペナルティカードを1枚もらいます。
相変わらずこの手のアクションゲームは苦手なのですが、ゲーム後半には慣れてきました。他愛のないゲームではありますけれども、メンバーと場さえ間違えなければ、面白いコミュニケーションツールとして機能するのではないかと。
http://ejf.cside.ne.jp/review/schlafmutze.html
レポートは以上です。
「イントリーゲ」があまりに強烈だったのですっかり霞んでしまいましたが、「タージマハル」は素晴らしいゲームでした。ゲームが面白かったかどうかを言う時に「相性」という言葉がよく使われますが、まさに自分にとって相性ぴったりの作品でした。これまでプレイをしてこなったことを後悔するぐらいに。
お忙しいところこのような楽しい場を作っていただいた puppi さんには感謝いたします。
参加した皆様はお疲れさまでした。またぜひ遊びましょう。
コメント
コメント一覧 (5)
非常にプレイヤーを選ぶゲームだと思います。
笑顔でニッコリ真実一路、人を裏切るときは最後の瞬間だよハハハハ
そんな感じ。
私のところでかつて遊んだイントリーゲは、笑いの絶えない、盛り上がったものになりました。メンバーが旧知の仲だったこともあるでしょうし、プレイスタイルが“ぬるい”ことが理由だったかもしれません。
「サークルつぶしの」ディプロマシー、「人間関係を破壊する」イントリーゲ……こういう評判を聞いた上で手を出したため、裏切りは当たり前という感覚もあったのかもしれませんね。
むしろ、そういう予備知識なしでプレイした「七人の賢者」の方が、ギスギスとした雰囲気になりました。
とりあえず新版でもう一度やります。ええ、やりますとも。
無理はしないほうがいいですよ。苦い記憶のまま、そっとしておくべきです(笑。>moonさん。