猛暑に見舞われた6日(土)は、袋小路8月例会に参加してきました。
今回は「和服例会」ということで、浴衣やら甚平姿の方々がたくさんいました。参加者も62人と過去最高を記録し、会場は夜まで大盛況でした。ただそのおかげで場内はかなり蒸し暑く、暑がりの僕は夕方過ぎには脱水症状気味でした。いや、ただ疲れていただけなんですけれども。
夏バテということではないのですが、ここ何日か仕事が忙しくて準備に時間が取れず、当日の朝方までルール読みをしているような状態でした。いい年してこういう無理をしたおかげで、「ネクロス大作戦」と「キャメロットを覆う影」の日本語ルールブックをうっかり自宅に忘れるという失態を犯しました。
まぁこれは原文ルールがあったのでまだ何とかなったのですけれども… この上さらにデジカメを忘れたのは痛すぎです。僕がゲーム会に参加する時にデジカメを忘れたのは初めてかもしれません orz
今回の写真は、携帯電話のカメラで撮影したもので、あんまりキレイではありません。使うモードも間違えていることに後で気が付いたし、電池切れ間際だったのでプレイした全てのゲームの撮影が出来ませんでした。ついてない時はこんなものです。とほほ。
ミスターサッカープラス / ブレイブ「ミスターサッカー」の続編を購入しましたので、とりあえず持ち込んでみました。写真未撮影です(後日、袋小路サイトのレポートには載るはず)。
前作では、ロボットには「単5」電池が使われていましたが、「プラス」では「単4」電池を使用するように変更されています(リモコンは前作同様に単4電池使用)。これによって本体のサイズが大きくなりましたがけれども、これは良い仕様変更だと思います。
というのも、単5電池は入手が難しく、例えば100円ショップやコンビニにはまず置いてありません。僕は通販で購入しましたけれども、かなり割高な印象を受けました。本体サイズが背高になったので倒れやすくなってしまいましたが、まぁこれは許容範囲だと思います。
もし、「ミスターサッカー」に興味があって購入を検討されている方は、この「プラス」の方をおすすめします。フィールドも一体型の壁が付いていたり、ボールが転がりにくくなってドリブルがしやすいなど、細かいところで遊びやすい工夫が加えられているからです。
http://www.b-brave.co.jp/
まずは袋小路で初プレイ。5人。写真未撮影です。
カードには全て日本語シールを自作して貼り付けました。おかげでプレイアビリティは良好でしたが、ゲームはやはり長引く印象が残りました。親にしても子にして、悩み始めるとキリがありません。
また、スコアリングルールがいまひとつで、特に誰かが勝利得点の直前あたりにいた場合、行動に制約が強くなりすぎるような気がします(そしてそのわりにはどうにもならないことも多々あります)。コミュニケーションゲームですので、あんまりうるさいことは言いたくもないのですが、もうちょっとお気楽に遊べるようにならないものかなぁ、と。
1回目が終わってすぐ2回目を連続してプレイしましたが、2回目は「子が置くマーカーは、正解とは無関係なものを選ぶ」というルールで遊んでみました。こうすると子の点数が入りやすくなります。これはこれで面白かったのですが、やはり根本的な解決にはなってはいないようです。
http://www.ps-hiroshima.com/board/sagsmitsymbolen.htm
作れ動け撃て~。4人。
アメリカン・テイストのライトなSFゲーム。ルールはシンプルでわかりやすいです。
プレイヤーはまず、6つある種族(ユニット)を購入して基地に配置します。続いてマップ上のユニットを移動させます。特殊能力のあるユニットでない限りは、1マスだけ(つまり隣接したマス)移動可能です。
もし、移動した先のマスに自分のユニットだけ存在するのであれば、そのマスを「支配」したことになります。逆に、他のプレイヤーのユニットがいれば、そのマスは「競合」しているということになります。
ユニットが移動した先に調査タイルがあれば、それを表にして公開します(調査フェイズ)。これによって新たなユニットを受け取ったり、資金源となる鉱床が発見されたります。
そして競合状態のマスがあれば戦闘が行われます。ユニットごとに戦闘順が決まっており、基本的には強いユニットから攻撃や防御を行うことになります。
戦闘を行うユニットについて、攻撃側と防御側は同時にサイコロを振ります。ユニットの能力として設定されている値以上の目が出たら命中します。ユニットによっては特定の地形ではより有利な戦闘を行うことが出来る特殊能力が設定されています。
攻撃が成功したら、そのユニットのいるマスにいる相手のユニットは1つ除去されます。除去するユニットは持ち主が選択します。同じマスにいるのであればどれでも自由に選択可能です。
戦闘時には「活力カード」を使うことも出来ます。面白いのは、戦闘の当事者でなくても活力カードを使って介入することが出来るという点でしょうか。ゲーム終盤で勝敗に直結する戦闘になると、カードが飛び交うこともあるでしょう。
なお、非手番の時(防御側の時)自分のユニットをあるマスで全滅させられてしまうと活力カードを1枚もらえます。しかし、攻撃側が全滅してももらえません。
あるマスにおいて、攻撃側が防御側のユニットを全滅させて支配した時、その戦闘に「勝利」したと言います。戦闘に勝利した時には、勝利得点1点に相当する「勝利カード」を1枚もらえます。あるいは、手札から「密使カード」を出すことが出来ます。
密使カードは、戦闘に勝利したり、カードに書かれた条件(特定のユニットを破壊した時など)を達成した時にプレイすることが出来ます。密使カードのプレイは勝利得点の獲得であり、難しい条件をクリアすると2~4点も一挙に入ることがあります。
この後で、支配しているマスに鉱床マーカーがあれば、そこから収入を得ます。最後に、密使カードを山札から1枚だけ引いて、「モノリスマス(中央の高くなっているマス)」を支配しているのであれば2枚の活力カードを引きます。
勝利条件は、12点を誰よりも先に獲得することにあります。これは、戦闘に勝利した時に受け取るカードや密使カードのプレイを積み重ねることによって達成することが出来ます。また、誰かがゲームから脱落した時にもゲームは終了し、その時点で最も勝利得点の高いプレイヤーの勝ちとなります。
メカニクスそのものはとても理解しやすい構造で、それぞれのカードの効果もそれほど複雑なものはありません。ただ、ゲームに慣れないとやや間延びした展開になるかもしれません。ユニットを大量に生産してぶつかり合うのは見ていて楽しいのですが、実を言うとそれはあまり効率の良い戦い方ではありません。
勝利得点となる密使カードの達成は意外と簡単なものが多く、それを活力カードと組み合わせて効率的に処理していけば、少ない戦力でも十分に勝利得点を稼ぎ出すことが出来ます。今回のゲームでは僕が勝利しましたが、4人の中では最も貧弱な戦力でした。
コンパクトでエキサイティングなウォーゲームで、僕はとても楽しめました。見た目がとてもキレイなのも良い感じです。またぜひどこかでプレイしたいと考えております。
http://ejf.cside.ne.jp/review/nexusops.html
http://www.boardgamegeek.com/game/15363
子供向けの積みゲー+α。4人。
長いワニのコマの上に動物のコマを乗せていく子供向けゲーム。
元のゲームは手でコマを乗せるのですけれども、それだと大人がやるとえらく簡単なので、「ピコ・グスト」のスティック2本を使って積み上げるようにしてみました。
で、これが大当たり。適度な難易度と妙に味のあるアクションゲームに変貌しました。いや、面白かったです。この日、もう1回くらいやりたかったのですが、残念ながらその機会はありませんでした。ならば次回も持ち込んでみようかと。
http://www.ps-hiroshima.com/board/tiertier.htm
あこがれの7人プレイを堪能。
初プレイ組がかなりいましたが、7人いるので裏切り者を投入。
日本語ルールを忘れたこともあって一部インストミスがありましたが、概ね正確なルールだったのではないかと思います(汗)。ゲーム自体は簡単なのですが、けっこう細かいルールがあるので、意外とインストの難しいゲームではあります。
裏切り者がいたにも関わらず、ゲームは無事にクリアすることが出来ました。素晴らしい。
http://ejf.cside.ne.jp/review/shadowsovercamelot.html
そして何となくエントリー。6人。
…が、ここでもなぜか不調。うーむ。
ダメですか。ということで写真もなし。
ここで再度、このゲームの卓が立ちました。6人。
何とか撮影しました。しかしうーむ、やっぱりこのセッションも重くなったなぁ…
親を決められた回数(1人2回とか)だけやって勝敗を決めたらどうか? というのは bone5 さんの案。僕はさらに得点を非公開にしたり、ある程度の乱数やボーナス要素なんかを入れた方がいいような気がします。1点を争うような細かいゲームじゃないような気がしますね。
bone5 さん持参の木製パーツにて。6人(だっけ?)。
自分以外の数字が見えている状態で、自分の数字を当てるゲーム。数字は「1」~「8」までで、「1」は1枚、「2」は2枚…「8」は8枚あります。
手軽な推理ゲームで、好きだし得意なほうなんですが、このあたりでかなり脱水症状気味でグロッキー状態。いや、ただの言い訳ですけど。うう。
ヤフオクの仇を袋小路で討つ? 4人。
いやそれはともかく(汗)。レースゲーム風味のアブストラクトゲーム。
自分のコマはゴールに向かって進みます。自分の手番でカードを手札から1枚プレイしてコマを進めなければなりません。カードには「1」~「5」までと、前の人がプレイしたカードをコピーするものが1枚と先頭のコマの1マス先に自分のコマを進めるものが1枚の計7枚があります。カードは使い捨てですが、7枚全部プレイしたら使用済カードを回収して、再び手札を7枚とします。
コマが石の置いてあるマスに移動するか通過した時には、その石を全て回収しなければなりません。石には「明るい石」と「暗い石」の2種類と、ゴールマスに置いてある「赤い石」があります。
「明るい石」は1個につき1点です。「暗い石」は1個でマイナス1点ですが、2個だと-3点(=-(1+2))、3個で-6点(=-(1+2+3))、4個で-10点(=-(1+2+3+4))…とマイナス幅が増えていきます。ようするに、暗い石は取らない方がいいのです。
最初にゴールした人は「赤い石」を取ります。これは、手持ちの「暗い石」1個を壊す(無効にする)効果を持っています。そして誰かがゴールしたらゲームは終了です。ポイントの高いプレイヤーの勝利です。
2ゲームやりましたが、1ゲーム目はよくわからないので猪突猛進して、他のプレイヤーの動向を見ていました。当然のごとく負けましたが、何となく感覚をつかんだような気がしたので2ゲーム目に突入。今度は序盤から中盤過ぎまで石を取らないようにして、終盤で勝負をかけるようにしてみました。結果、最終手番でゴールまでのマスを数え間違えるというおバカなミスをやらかして2位。でもこのゲームは2位もビリも同じで、勝たなければ意味がありません。
アブストラクトゲーム好きにはたまらんゲームです。研究しがいのある深いゲームですが、すでに絶版になっています。幸いなことに、オンラインプレイ版やPC版があるようなので、そちらで練習することも出来ます。
http://www.ps-hiroshima.com/board/yucata.htm
レポートは以上です。
午後9時を過ぎてへろへろの状態だったので、少し早めに引き上げました。
さて膨張が続く袋小路ですが、まだ増えそうな予感がひしひしと。ゲーム以外の活動も盛んに行われており、様々な方面に大きく広がりを見せています。ゲームはそれらの活動の一部という考え方にすらなりつつあり、袋小路「ゲーム部」のような言われ方もされることもあります(今はまだ冗談半分ですけど)。
個人的な意見ですが、ゲームをより広めるための方法として、現時点でこの袋小路のやり方がベストだと思っています。ゲーマーがいくら集まってゲームの普及について考えたとしても、結局は「ゲーム」という枠にとらわれて、その外側にはなかなか目が向かないものです。袋小路の総合サークル的な活動は、関係当事者の思惑はともかくとして、結果的にゲーマーの裾野を広げることに大きく貢献しているように僕は見えます。このあたりのことは、また体調の良い時にでもまとめてみたいところです。
ってことで、次回もはりきって行きますので、よろしくお願いしまーす>関係者各位
コメント
コメント一覧 (5)
昨日、念願のShadows Over Camelotをプレイできました。
こちらのレビューを読んでおもしろそうだと思い購入しましたが、今回、悲鳴がとびかい苦悩に身をよじる大変おもしろいプレイを楽しむことができました。感謝感激です。
全員初心者だったのですが、ギリギリ一杯のゲームばかりで、これで裏切り者がいたらどうなっていたのかと思うとオソロシイです。特に二回戦目は早々にエクスカリバーとランスロットを成功させてしまったのが、カタパルト猛攻という悪夢を招いてしまい、クエストの解決時期も重要だということを痛感しました。
仲間たちにも好評でしたので、折を見て今後もプレイしていくつもりです。なんといっても、これほどアーサー王伝説を活写したゲームが出てくれるとはうれしいかぎりです。混午後もDays of Wonderにはがんばってほしいところです。
裏切り者はゲームに慣れてから入れるくらいで問題ないです。人数が少ない時(4人以下)には、裏切り者がいない状態でちょうどいいバランスのような気がします。
「キャメロット~」は、僕の周囲ではもう共通体験のようになっています。ここまで繰り返しプレイに耐えうるゲームも珍しいですね。
ちなみに、私のYahoo!での名前は"okazuhyper"になります。どうぞお手柔らかにw。とはいえ、moonさんとは違って、時間ぎりぎりでBITする派なので、最高入札者に名前が出てることは余りないんですが。