14日(日)は、西八王子にてプライベートなゲーム会に参加してきました。参加メンバーは taro さん・ファラオさん・yamato さん等々、僕を入れて8人でした。

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他のメンバーは昨日からゲームをやっていた人もいたようです。みんな元気ですねー。僕は前日のゲーム会やら何やらの疲れがたまっていた状態で少しバテ気味。

昼過ぎに合流したら、室内では「Die Fürsten von Florenz (フィレンツェの匠) / Alea」の真っ最中で、taro さんが購入した同人ゲームのルールを読みつつ観戦していました。

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このゲームが終わった時点で室内には5人。あと数十分でさらに3人が到着するとのことでしたので、それまでの埋め合わせにと「Coloretto (コロレット) / Abacus」moon Gamer をエントリー。

このゲームを遊ぶのは久しぶりにだなぁ… と、その場では思っていたのですが、もしかしたら初プレイのような気もしてきました。うーむ。どっちだ。何にせよ、このセッションはとても楽しめました。いいゲームだと思います。

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「コロレット」が終了した時点でまだ待ち人来たらずな状態だったので、軽く「Flinke Pinke (フリンケ・ピンケ)moon Gamermoon Gamer をエントリー。ルールはメビウスルール(置いたカードと同色のチップは取れない)で遊びました。

が、何だか全然ダメダメな展開で、取ったチップ5枚中4枚が0点、残り1枚も1点という情けないスコアで終了。このゲームでこんなにボロ負けしたのは初めてかも。うう。

ということで、ここで追加の3人が到着して室内には8人。4人ずつ2卓に分かれて、本ゲーム会が本格的に始動しました。

Nexus Ops (ネクサス大作戦) / Avalon Hill moon Gamer

「12点先取で勝利」←重要。

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個人的には、先日の袋小路例会以来の2回目のプレイ。

前回のレポートにも書きましたが、このゲームは「ポイントを獲得する」ことが目的のゲームです。戦闘に勝利すると少なくとも1点が入りますので、ついユニットを量産して平押ししたくなってしまうのですけれども、それだけで勝ちきるのは難しいです。勝利得点を効率的に得るためには、毎ターン1枚ずつ入手する「密使カード」に合わせた戦い方が必要です。

今回のゲームは8ラウンドくらい回りましたが、慣れればもう1~2ラウンド早く終わる可能性があります。限られた手番の中で、いち早く12点を上げるためにはどうしたらいいのか、盤上の状況や手札と相談しながら頭をフル回転させて考えましょう。

戦略ゲームとして十分なプレイしごたえがあり、それでいてそんなに重くもならない好ゲームです。今回プレイしたメンバー(僕以外は初プレイ)にも「面白かった」という感想をいただけまして、なかなか好評でした。
http://ejf.cside.ne.jp/review/nexusops.html

世界史 / 創作ゲーム moon Gamermoon Gamer

コミケで販売されていたという同人ゲーム。

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「History of the World (ヒストリー・オブ・ザ・ワールド) / Avalon Hill」をベースにして簡略化した同人ゲームです。taro さんがコミケで購入したものを遊んでみました。

最初に帝国カードをドラフトで取っていくのが面白いルールです。各プレイヤーに9枚の帝国カードをまず配布し、そこから1枚を取って隣の人に渡して… を繰り返し、最終的に9枚の帝国カードが手元に残るまで行います。

このため、あるエポックでまったく帝国カードがなかったり、あるいはひとつのエポックで2枚以上の帝国カードを取らされることもあります。帝国カードのないエポックではプレイ不可(得点の機会もない)ですが、複数の帝国カードがあったとしても、1つのエポックでプレイ可能な機会は1回だけです。

ルールを聞いた限りは元ゲームの感触に近いかな、と思ったのですが、実際のプレイ感覚はかなり異なっています。ドラフトルールのおかげで、スコアリングに関する意識を元ゲームより相当に変えなければなりません。このあたりは1回プレイしないとちょっとわからないと思います。

手軽にヒストリー・オブ・ザ・ワールド的なゲームを楽しもうというコンセプトは、同人ゲームらしい発想で、この点は好感が持てます。ただ、スコアリングルールなどを筆頭に、全体的に荒っぽい仕上がりなのもまた同人ゲームっぽい点ではありました。

本能寺への道 / ゲームジャーナル15号付録 moon Gamermoon Gamermoon Gamer

信長家臣団の野望。4人。

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テーマは戦国時代で、本能寺の変の前あたり。プレイヤーは信長家臣の羽柴・明智・柴田と徳川(家康)のいずれかを担当します。いずれも織田陣営として領地の拡大を狙っていますが、周囲からは上杉・北条・毛利・本願寺などの強力な敵対陣営が反信長勢力として行く手を阻んでいます。

自分の配下軍勢を指揮するにはカードを使います。カードには様々なイベント効果が書かれており、それを使うことも可能です。ただし、強力な効果を持つカードを使用するには、自陣営の策略値が高いことが必要です。

信長陣営の武将は、同陣営なので互いに戦うことは出来ません。しかし、特定の敵対勢力を指揮することが可能です。例えば、羽柴プレイヤーは上杉・北条を指揮したり、徳川プレイヤーは毛利・本願寺を指揮可能です。このように、敵対勢力を指揮することによって、同陣営武将の妨害が出来るのです。

信長自身はどのプレイヤーも指揮出来ません。このゲームのユニークな点は、ゲーム終了時までに誰かが信長を討たなければ全員が敗北するという点にあります。信長を討ち取ろうと試みた武将は反逆者となり、他の3人に命を狙われることになりますが、プレイ順を自由にコントロールすることが出来るようにもなります。

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勝敗はポイントで決まります。支配した領地で1点(信長のいる京安土は2点)、信長を討ち取れば1点です。そして信長を討ち取った反逆者を討ち取れば、それでも1点を獲得します。

策謀渦巻く複雑な心理戦と領地取りが錯綜する不思議な感覚の戦国ゲームです。プレイ中はゲームの構造がちょっとわかりにくくて難儀しましたけれども、ゲーム終了後の感想戦が異様に盛り上がり、そこでやっとこのゲームの奥深い面を知ることが出来ました。特にゲーム中盤~終盤における複雑なギャンビットには変化が多く、実に研究しがいがあります。

歴史ゲームにしてはやや技巧的であったり乱数の要素が強いなど気になる点はありましたが、テーマに見事に合致したオリジナリティあふれる新鮮なゲーム構造は評価に値します。ルールが簡単で、この手のゲームとしてが比較的短い時間で終わるのもいいですね。

このセッションは、うっかり信長が生き残ってしまって全員敗北となってしまいました。負けてわかったこともたくさんありますので、ぜひもう1度プレイしたいです。

レポートは以上です。
この後に食事に行く予定でしたが、体調が思わしくなかったこともあり、ここで抜けさせていただきました。
とても充実した1日となったことに感謝いたします>参加者ご一同様
またぜひ誘ってください。