6日(土)は、袋小路の5月例会に参加してきました。前回の例会から2週間も経っていませんが、例会日を固定しないというのがこのサークルのポリシーなので、たまにこういうこともあります。ゴールデンウィーク中ということもあって、いつもより参加者は少なめのようでしたが、それでも6~7卓が常時稼働している状態でした。

ところで、新会場になって駅から近くなったことと、会場の近くにコンビニがあって買い出しが便利になったのはいいのですが、室内の照明と窓の位置が写真撮影にはかなり難しい条件下にあって少々難儀しております。天井には、光量が弱めの蛍光灯がたくさん連なっているため、机やゲームボード上に光が反射しやすいのです。今回も撮影とレタッチにかなり苦労しました。でもまーこれも修行のひとつと考えて、さらなるテクニックの向上を目指したいと思います。がんばるぞ。
※でも今回は全体的に失敗気味。すまん。


Thurn und Taxis (郵便馬車) / Hans im Glück moon Gamer

良いゲームなんですが、全然勝てませんよ('A`)… 4人。

moon Gamer

個人的に3回目のセッションですが、過去2回とも最下位です。切なすぎ orz

都市カードを、盤上でつながっているように自分の前にプレイし、郵便網が完成すると家を建てて、その状況でボーナスタイルを獲得します。家の建設ルールがひとひねりしてあって、さらに都市カードの獲得・カードプレイ・ボーナスの取り方など随所に悩ましい要素がちりばめられています。それでいてルールはとてもシンプル。素晴らしい。

ということではりきってセッションに臨んだのですが、終わってみればかろうじて3位… マジで才能無いのかもしれないな。とほほ。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/21790


California (カルフォルニア) / Abacus moon Gamer

最大人数の5人プレイ。

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インテリアショップでお買い物をして新居の屋敷に家具を入れ、プレゼントを持ったお友達を呼びましょう、というゲーム。前回のセッションとゲームの紹介はこちらのエントリーからどうぞ。

このセッションは、このゲームの最大プレイ人数となる5人でやりました。ゲームのルール的な動きはつじつまが合っていましたが、自分の手番の前後のプレイヤーしか相互に影響し合わない流れになっていました。このゲームは2~3人が面白いという意見も出たりして、ひょっとして5人は適正人数でなかったかもしれません。

それでもなーんか妙なリズムが心地よくて面白かったなぁ。初セッション時にはドライなゲームだと思いましたし、恐らく2~3人だとそうなるのでしょう。しかし5人プレイヤーが揃ったこのセッションは、何というか、言葉でうまく言い表せないような奇妙な雰囲気が醸し出されていまして、その独特の情緒に僕は心酔していました。こういう軽めのゲームを5人でやったのが久しぶり(多分)だったので、余計にそう感じたのかもしれません。もちろん、次手番プレイヤーへプレッシャーをかけるなど、それなりにきっちりゲームには取り組みました(それが有効打になったかどうかはさておいて…moon Gamer)。

ところで今回、4人連続して銀行から金貨が取られるという事態が1度だけ発生しました。そうなると5人目のプレイヤーは事実上1回休みということになってしまい、結果としてかなりの不利益を負います。これがあるので、やはりこのゲームはもっと少ない人数で遊んだ方がいいのでしょう。ともあれ、僕の中で「カルフォルニア」の評価は上昇中です。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/21464


百科審議官 / 創作ゲーム

最近話題の創作ゲーム。3人。

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基本的なアイデアだけ見れば、3人限定ということを考慮したとしても、コミュニケーションゲームとしてもワードゲームとしても出色の作品でしょう。楽しませてもらいました。

ただ、自由度の高さ故の甘さもやや気にもなりました。たまたま似ていたり、正解の幅が広いルールが複数作られてしまうと収束性が低下して間延びしたゲームになることもあるような気がします。

これは天婦羅★三杯酢さんのアイデアですが、ジャンルが分けられた「ルールカード」を作るなどして、出来るだけルールがバッティングしないような工夫をしたらどうか、というようなことを話されておりました。誰か作ってー。moon Gamermoon Gamer

あと、付箋が使い捨てのためゴミがやたら出るので、そのあたりも何とかしたいところ。「百科審議官」は、こういう前向きな工夫のしがいがある良作ですね。moon Gamer
http://www.gamers-jp.com/playgame/db_gamea.php?game_id=2092


Celtica (セルティカ) / Ravensburger moon Gamer

今回もバリアントルールにて。4人。

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前回と同様に「手札公開」「経験カードは非公開」ルールでプレイしました。メンバーを変えてやっても普通に遊べますね。こうなるとアミュレットタイルのランダム性が気になるところです。経験カードを使うと、アミュレットタイルを場に9枚補充することが出来るようになるとか、他のプレイヤーに経験カード2枚渡すと未完成のアミュレットからタイルを奪えるようになるとか… まだ工夫は出来そうですね。

ところで同卓メンバーの中に、ノーマルルールでのプレイ経験者の方がいまして、「手札非公開でも遊べる」みたいなことを言われていました。僕自身もそろそろノーマルルールで試してみたいです。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/21293


Jericho (エリコ) / Abacus

「面白いからやろう」とは言ってないですよ? 4人。

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ここから田中風太郎さん・しゅうさん・oilさんと、そうそうたるメンバーが揃いました。この後のセッションはずっとこのメンツで固定です。このレベルの人たちに普通のゲームじゃ失礼だと思いまして、微妙な実験作とも言える「エリコ」を投入してみました。このヘンテコなゲームに対する反応をぜひ見てみたいという興味も正直ありましたけどね。moon Gamer

「エリコ」の得点に至るまでのフローは実に奇妙です。正直、これをうまくコントロール出来るものなのか、実のところ僕は未だによくわかりません。デザイナーの狙いはよくわかるし、恐らくそれをインプリメントすることは成功しているのですが、プレイヤーがそれにどのように対処していいものやら掴めていないのです。案の定、他のメンバーもかなり面食らった顔をしながら「エリコ」をプレイしていました。

ゲーム終了後「これはゲームなんですか?」と言ったのはしゅうさんですが、まさしくこの言葉が「エリコ」という作品を象徴しています。でもたぶん、僕はまたどこかに「エリコ」を持ち込んでしまうのだろうなぁ。困ったことに、変な中毒性はあるのですよ。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/21709


Trump, Tricks, Game! (トランプトリックスゲーム) / Phalanx Games
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不思議な不思議なトリックテイク。4人。

これも超変則的ゲームとはいえ、基本がトリックテイクなのでまだ何とかなります。このセッションでは、選択ルールの「1枚拒否」だけを採用しました。ちなみにこの選択ルールは標準と考えてもいいくらいの採用必須ルールだと思います(押しつけルールの方はゲームが変わってしまうのであんまり好きじゃないです)。

セッションの方は、前半は快調だったものの、後半で激しく尻つぼみで敗北。うぬぬ。moon Gamer
http://ejf.cside.ne.jp/review/trumptricksgame.html


Flick Werk (フリック・ワック) / 2F-Spiele moon Gamer

アクションパズル。ちょい苦手。4人。

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全員が同じ構成となる9枚のタイルを1組ずつ持ちます。それとは別の1組のタイルを山札にしておきます。メインプレイヤーは、3×3のマスの端に2色×2個=4個のコマを置き、山札からタイルを1枚めくってボードの中央に置きます。

各プレイヤーもめくられたタイルと同じタイルを自分の前に置いて、全員同時にゲームスタート。目的は3×3マスに配線がつながるようにタイルを配置することです。2色のコマ同士は接続されていなければなりませんし、コマの置かれていない端へ配線を繋げてもダメです。

リアルタイムで作業を続け、最初に完成させたら、ボードに置かれたタイルを得点としてもらえます。次はそのプレイヤーがメインプレイヤーとなり、コマの配置と山札からタイルを引くことで新しいラウンドが始まります。

ゲームは1点も取れず惨敗。ああ、この手のアクションゲームはもうダメっすね。ちなみにこれがリメイクされて「Turbo Taxi (ターボタクシー) / Queen」になりました。「ターボタクシー」のプレイ経験はありますけれども、その時も散々な結果だったような…moon Gamer
http://ejf.cside.ne.jp/review/flickwerk.html


Thurn und Taxis (郵便馬車) / Hans im Glück moon Gamer

ヘビーローテーション気味。4人。

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いや、メンツがいいとゲームも締まりますよ。おかげでまた負けましたが… しかもまた最下位で… ちょっとだけ旅に出たくなりました。いや、マジでへこむわー。moon Gamer

…気を取り直して…。このセッションはこれまでとは異なり、中盤までは長い郵便網はほとんど作られずに、短い郵便網を次々と作って地域ボーナスタイルを取りに行く方針を全員が取りました。このため、都市カードの重要性が増し、郡長で下手に場のカードをリセットすると次のプレイヤーを有利にしてしまう可能性があるため、かなり神経質な都市カードの取り合いになりました。

中盤から田中風太郎さんがバイエルンで7軒網を完成したあたりからゲームはいきなりスピード重視の展開となり、郡長でカードを流すプレイも普通に行われるようになりました。僕はこの流れに乗り遅れまいとがんばったのですが、しょうもないミスを重ねてしまって脱落気味となってしまいました。あーあ…

最後は田中風太郎さんが7馬車カードを取って終了フラグを立てたのですが、終わって計算をしてみたら、勝利していたのはなーんと Oilさん… 確か15点くらいの低い点数でした。

なるほど、こういう展開もあるのかと感心しつつも、4回目のセッションでありながらミスだらけのプレイで反省しきり。次こそは…moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/21790


レポートは以上です。

この時点で午後8時過ぎだったのですが、翌日もゲーム会の予定が入っていることもあり、早めに上がらせてもらいました。体力的にはまだ余裕があるかな、と思っていたら帰りの電車で爆睡してしまい、うっかり降りすごすところでした。

本日も1日お疲れさまでした>参加者各位
次回例会でもよろしくお願いします。moon Gamer