7日(土)は、池袋にて開かれた袋小路の10月例会に行ってきました。秋の長雨とはいえ、それにしたってここ数日はあんまりにも良くないお天気が続いていまして、特に前日は朝から晩まで嵐のように雨風が激しかったのですけれども、この日はまるで絵に描いたようなさわやかな秋晴れとなりました。というか、どっちかというと蒸し暑いくらいの陽気にまでなりまして、夜になっても上着を羽織る必要がないくらいでした。

ところで「長雨」ってずっと「ながさめ」って読んでいたのですが、さっき変換したら出てこず、しょうがねぇなぁATOKのアホたれめー、とかぶつくさ言いながら念のため広辞苑を調べたら、なーんとそんな読み方の日本語は無いときっぱり撥ね付けられて激しく動揺している次第。デジタルなツールにこんなにも心穏やかざること山のごとしな心情(←?)にさせられたのは、つい何年か前に、それまで格下だとすっかり見下していた某将棋ソフトに生まれて初めて完膚無きまでに敗北して以来で、すいません話が長くて。

そういや、枕文が最近妙に長いですよとか誰かに言われたような気がする。

…話をレポートに戻します。今回、僕はは午後1時過ぎに会場に入ったものの、人が十分に集まるまでに30分ほどかかりまして、その間は他の卓を眺めつつ、のんびりしておりました。まぁ最終的にはいつものように軽く40人オーバーとなる参加者が集まり、一時的には全ての卓が埋まるほどの盛況になっていました。


Relikt (遺跡探検) / Amigo Spiele

冒険家となって財宝を探索するカードゲーム。4人。

moon Gamer

後半になるにしたがって特殊効果がぶんぶん飛び交うようになります。

ゲームの目的は、出来るだけ価値の高い「財宝カード」をよりたくさん取ることです。財宝カードは場に4枚置かれており、これを取るためには手札の「冒険カード」を使います。冒険カードには色と数字が書かれています。色はプレイヤー数と同じだけ種類があります(4人プレイ時には4色)。数字は「1」~「12」までです。

プレイヤーはゲーム開始時に「キャンプカード」によって色が決められます(これは冒険カードの色にも対応しています)。全ての冒険カードをシャッフルし、各プレイヤーに4枚ずつ配布します。この時、自分の色でない冒険カードが手札になることもあります。この他に、特殊な効果を持つ「アクションカード」もプレイヤーごとに1セットずつ分けられ、そこから3枚を取ってやはり手札に持ちます。つまり手札は、冒険カード4枚とアクションカード3枚の組み合わせとなるわけです。

ゲーム開始時に、場に財宝カードを4枚オープンしておきます。財宝カードには「宝石」が数個描かれています。また宝石には「青」と「赤」の2種類があります。「青」はプラスの得点ですが、「赤」はマイナス点です。ただし「赤」をプラス点にする方法もあります。

手番においてプレイヤーは、冒険カードを場の財宝カードの「列」に置きます。どの財宝カードであっても構いません。それが終わったら山札からカードを1枚引いて終わりです。また、冒険カードをプレイする前にアクションカードを1枚だけプレイして特殊効果を発動させておくことも可能です。

財宝カードの列に、その財宝カードに描かれている宝石の数と等しい枚数の冒険カードが置かれたら、ただちにその財宝カードが誰のものになるかを判定します。その列の冒険カードを色ごとに合計し、最も大きな数値となった色のプレイヤーに財宝カードが渡されます。冒険カードが誰によってプレイされたのかは無関係で、単に数値の大小だけで判定します。

この後で、新しい財宝カードが1枚オープンされて、プレイが続けられます。財宝カードが最後の1枚になったらゲームは終了します。得点計算は、それぞれのプレイヤーが獲得した財宝カードの宝石数で決まります。青い宝石の財宝カードは、宝石数がそのまま点数になります。赤い宝石の財宝カードは、宝石数がマイナス点になります。ただし、同じ数の赤い宝石の財宝カードは2枚ペアで獲得すると、ペアで宝石数がプラス点になります。こうして、点数の高いプレイヤーの勝利となります。

古くからあるわりとありふれたメカニクスのバリエーションで、驚きが無い代わりに堅実に遊べるゲームです。強力な効果を持つアクションカードが大きなアクセントになっており、ゲーム的にもこの使い方が勝敗の大きな比重を占めることになるかと思います。冒険カードの数字の幅が大きい(1~12)ということからも、その場の雰囲気を楽しむファミリーゲーム的なコンセプトで作られているのかも。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/25242


Der Elefant im Porzellanladen (エレファント) / Amigo Spiele moon Gamer

お金を工面しながら陶磁器の壺を集めるカードゲーム。4人。

moon Gamer

わりと好きなタイプのゲームかも。ボロ負けだったけど。moon Gamer

得点源は「陶磁器カード」です。これを手元に置いておくことで、得点計算のタイミングで得点を獲得することが出来ます。陶磁器カードは、当初5枚が場に置かれています。これと同様に「象カード」も場に5枚が並べられます。象カードは陶磁器を壊してしまうデメリットがありますが、「お金カード」を得るための手段ともなります。そしてそのお金カードを支払うことで陶磁器カードを「購入」して手元に置くのです。

陶磁器カードは赤・青・緑の3色があり、「3」~「8」までの数字が書かれています。数字の大きさはその陶磁器の価値(=得点源)を表しています。自分の手番において、所有するお金カードを1枚支払うことによって、場にある任意の陶磁器カードを1枚購入します。購入した陶磁器カードは手元に置きます。

お金が無かったり、あるいは支払いたくないなどの理由で、象カードを取ることも出来ます。象カードには赤・青・緑、そして灰色の象シンボルが描かれたカケラが描かれており、これを取ったプレイヤーはルールに規定された陶磁器カードを、自分の手元から捨てなければなりません。その後で、お金カードを1枚もらいます。

この他に「パス」して手番を飛ばすことも出来ます。ゲーム開始時に「パス」カードをプレイヤーは1枚ずつ持っていますので、パスをしたらそのカードを箱に戻します。つまり、各プレイヤーは1ゲームに1回しかパスをすることは出来ません。

お金カードは最大2枚までしか保有することは出来ません。お金を2枚持つプレイヤーは陶磁器カードを買うかパスしなければなりません。また、お金カードを持たないで手番を迎えたプレイヤーは象カードを取るかパスするしかありません。

陶磁器カードにしても象カードにしても、場に無くなった段階で山札から場にカードが補充されます。例えば陶磁器カードが5枚とも取られて場に無くなったら、その時点で場に5枚の陶磁器カードが山札から並べられます。

さて、陶磁器カードの山札は、ゲーム開始時に10枚ごとに「得点計算カード」が挟み込むようにセットされています(10枚の陶磁器カード→1枚目の得点計算カード→10枚の陶磁器カード→2枚目の得点計算カード→10枚の陶磁器カード→3枚目の得点計算カード→10枚の陶磁器カード→最後の得点計算カード)。場の陶磁器カードが10枚購入されるたびに得点計算が行われます。

得点計算には4種類あります。いずれも手元にある陶磁器カードに関連しています。

 1.各色で最小値の陶磁器カードの合計
 2.各色で最大値の陶磁器カードの合計
 3.ある1色の陶磁器カードの数値合計
 4.すべての陶磁器カードの数値合計

得点計算のたびに、プレイヤーはこれらの得点計算の方法からひとつを選んで記録用紙にメモします。1ゲームで1人のプレイヤーは1つの種類の得点計算の方法を1回しか使うことは出来ません。そして4回の得点計算後に、これらの得点をすべて合計し、それが最も大きなプレイヤーの勝利となります。

筋の良いメカニクスで、ルールを読んだ直後は実に面白そうなゲームに見えました。実際にプレイしてみるとちょっとイメージが違っていて、まるで綱渡りを何度も失敗しながら進むような胃の痛い展開となりました。まぁそれはそれでアリかな、とこのセッションでは思いましたし、僕はとても楽しめました。

デザイナーはシャハトで、いつものごとく、この人のゲームはかなり人を選ぶようで、BoardGameGeek では不当とも思える低いレーティングに甘んじています。確かに問題点ははっきりしていますが、いくらなんでも罵倒されるほどひどいゲームだとは思いません。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/24770


Null & Nichtig (ゼロの恐怖) / Amigo Spiele

取ったカードを色ごとに積み上げて、一番上のカードが得点。4人。

moon Gamer

ところで、いわゆるメイフォローを「変則」と上にのっけたとしても「トリックテイキングゲーム」と言っていいものかどうか最近迷い中。あ、ゲームはそれなりに楽しめました。

カードは5色あり、それぞれ「0」~「11」まであります。ただし「0」は各色2枚ずつあるので、色ごとに13枚ずつ(計65枚)のカードがあります。これをシャッフルして、各プレイヤーへ13枚ずつ配布します。使用しないカードは、このラウンドでは使いません。

各プレイヤーは、手札から任意の3枚のカードを自分の前に表向きに置きます。同色のカードであれば、どのような順番で重ねても構いません。リードプレイヤーを適当に決め、そのプレイヤーから順にカードを1枚ずつプレイします。リードにかかわらず、何のカードをプレイしても構いません(メイフォロー)。

全員が1枚ずつ出したらカードの強さを判定します。最も大きな数字を出した人が、プレイされたカードをすべて獲得します(同値の場合は先に出したプレイヤーが獲得)。自分が出したカードから時計回りに、立った今プレイされたカードを1枚ずつ順番に取ります。取ったカードは、自分の前に置かれた同色カードの山の上に置きます。もし、同色カードの山が無いのであれば、新しい色の山が作られます。

そして次は、そのプレイヤーからカードを1枚出して行きます。これを10回(手札が無くなるまで)くり返します。終了時に自分の前にある色ごとに分けられた山で、それぞれ一番上にあるカードの数字の合計が得点になります。これをプレイヤー人数分のラウンドを行って、総合得点の大きなプレイヤーの勝利となります。

今回のセッションでは、2ラウンド目に僕が取った作戦が、その後のゲームの流れに大きな影響を与えました。ここで僕はまず、大きな数値のカード手前に3枚並べ、ラウンドを通じてトリックを取らないようにしたのです。これがたまたまうまくいきまして、このラウンドで30点近い得点を取りました。

実を言うと見た目ほど楽な方針ではありませんが、手札が極端に偏っている時には有力な考え方だと思います。そしてこの後のラウンドでは、この作戦と、トリックを取って山札をコントロールする正統的な作戦が交差するようになり、なかなか面白い展開となりました。

4人プレイでは余ったカードは使用しないので、最後の詰めはギャンブルになってしまいますし、そうでなくてもカードさばきの難しさやもどかしさが結構なストレスになるので、見た目やルールの少なさに比べてシビアなゲームだと思います。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/24771


Gold Connection (ゴールドコネクション) / Schmidt Spiele moon Gamer

シド・サクソン作の金塊取りダイスゲーム。4人。

moon Gamer

大きくバースト系に分類されるゲームです。1992年製。
細かいところでテクニカルな作りになっているのが少し懐かしいというか。

moon Gamer

各プレイヤーは1枚ずつ専用ボードを持ちます。これは取った金塊を置く場所です。この専用ボードには、数字の書かれたマスが多数あり、これが「輸送ボックス」です。また、マスの上の方にも金塊を置く場所もあって、これを「一時保管庫」といいます。

ゲーム開始時に、ルールにしたがって自分の泥棒トークンをどこかのマスに置きます(各トークンはそれぞれ異なるマスに置きます)。また、泥棒トークンと同じマスに同色の「矢印トークン」も置きます。矢印トークンは泥棒コマの移動方向を決めるコマです。

手番になったらまずターンマーカーをひとつ進めます。そして、自分の泥棒トークンと同じマスにある矢印トークンを、矢印の方向に1マス以上好きなだけ進めます。矢印トークンのある金庫マスに金塊コマがあれば、それを獲得する試みを行えます。

まず、マスの中から獲得したい金塊コマを選択します。金塊コマは複数を選ぶことが出来ますが、それらは異なる色でなければなりません。金塊コマに書かれた数字の合計に、矢印トークンが泥棒トークンから移動したマスの数を合計して「目標値」を計算します。そしてダイス2個を振って、その合計値が目標値以上であれば、選んだ金塊コマを取ることが出来ます。

取った金塊コマは輸送ボックスの一時保管庫に置きます。ここでプレイヤーは、再び矢印トークンを先に進めるか、手番を終了するかを決めます。矢印トークンを進めるのであれば、進んだ先のマスで同様に金塊コマの獲得の試みを行います。もし、獲得の試みに失敗した場合は、一時保管庫の金塊コマを矢印トークンのあるマスにすべて置きます(そして特別なチップを2枚もらいます/詳細略)。

自発的に手番を終了した場合は、一時保管庫に置いた金塊コマを輸送ボックスに移動します。金塊コマは、輸送ボックスの対応する同色・同数字のマスに置きます。ただし、少ないマスから順番に埋めていかなければなりません。もし、それが出来ない金塊コマは、矢印トークンのあるマスに返します。

いずれにせよ、手番の最後には、矢印トークンのあるマスに泥棒トークンを移動させます。なお、他のプレイヤーの泥棒トークンのあるマスで手番を終了することは出来ません。そのような場合は、さらに矢印トークンを先に進まなせなければなりません。

他プレイヤーの泥棒トークンのあるマスに矢印トークンを進めた場合、他プレイヤーの持つ金塊コマを盗み出すことが出来ます。ただし、盗む対象のプレイヤーは10個以上の金塊コマを持っていなければなりません。この盗み出す処理も、ルールにしたがってダイス2個で判定します。

このようにして、一定のターン数が経過したらゲームは終了です。輸送ボックスに配置された金塊コマの数値合計がまず得点になります。さらに、ボーナスポイントの獲得判定を行い、達成していればそれも得点に加えます。得点の最も高いプレイヤーの勝利です。

ダイス判定を多用し、その流れと確率を読んで場を作り上げ、ここぞというタイミングでは一発勝負のギャンブルを仕掛ける… 「ゴールドコネクション」は90年代初めのゲームですが、もっと前の時代のような、なぜか懐かしいセンスを感じさせるゲームです。バースト系の変形としてはやや複雑な部類に入りますが、他に類を見ない独特のシステムで、さすがはシド・サクソンだと思いました。

ゲームを楽しませるポイントはきちんと押さえられていますが、運の比重は高めです。これをどう受け取るかは人それぞれですが、僕としてはこのセッションで十分に楽しませてもらいました。また機会があったらぜひプレイしたいゲームです。

ところで、ネット上で公開されているルールの日本語訳がわかりにくくて相当に難儀しました。後日に BoardGameGeek の英文ルールを確認したら1ヶ所だけルールが違っていましたので、次に遊ぶ時には気をつけようかと。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/401


GolfProfi / AZA Spiele

たくさんのダイスを使うゴルフゲーム。4人。

moon Gamer

atogさん持ち込み品。ちなみにヤフオクで落としたのは僕じゃないですから。moon Gamer

ゴルフです。ボールをグリーン上のホールに出来るだけ少ない打数で入れることが目的です。このゲームではクラブではなくダイスを使ってボールを打ちます。ただし、ボールの置かれた地形(フェアウェイ・ラフ・林・バンカー・グリーン)によって使用可能なダイスの種類が異なります。また、ティーショット時だけ使用可能なダイスもあります。例えば、フェアウェイでは12・10・4面体のいずれかを使います。

このゲームではたくさんのダイスを使いますが、そのほとんどは専用のダイスです。例えば10面体ダイスは「3」~「8」が割り振られていますし、8面体ダイスには「0」があったりします。また、ハンデが減って上級者になると、さらに特別なダイス(Grren Dice)を使うことが出来るようになります。

ゲームの進行はシンプルで、まずグリーン上にホールの位置を決めた後、ボールをどの方向に打つかを決めてダイスを振ります。コースはヘクスで構成されており、打方向はヘクスの辺方向(6方向)と点方向(6方向)の合わせて12方向のいずれかを決めます。

ダイスは、上記の距離を決める専用ダイスの他に、トラブルが発生したかどうかを判定する特別な赤い6面体ダイスもひとつ振ります。つまり合わせて2個のダイスを振ります。赤ダイスの結果によっては、方向が右か左にずれてしまうこともあります。ボールが池に入ったりOBになったらペナルティが加わるのは本物のゴルフと同じです。

面白いのはハンデキャップのルールです。このゲームは、初プレイでは多くのハンデキャップが与えられます。いくつかのコースを回ると、その成績次第でハンデキャップが減り、その代わりに上級者しか使えない特別なダイスを使ったり、赤ダイスによるトラブルを無効にしたりすることが出来るようになります。まるで経験値を得てレベルアップするようですね。

ゲーム自体はとてもシンプルで、ゴルフっぽい雰囲気がよく表現されているゲームだと思います。ハンデキャップが大きい初心者クラスだと、ボールをまっすぐ飛ばすだけでも一苦労なのですが、読みが当たってうまく行った時の喜びもまた格別です。スポーツをテーマにしたゲームとしては、よくまとまっていると思います。

ところでこのセッションはハーフ(9ホール)を4人で回ったのですが、プレイ時間が90分を越えてしまいました。ハンデの大きいプレイヤーは打数も多くなるので、どうしてもゲーム時間が長くなりがちです。時間が無い時にはもっと少人数で遊ぶか、あるいは上級者だけで集まった方がいいかもしれません。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/5143


Bumper Car Arena / Omni Gaming Products

バンパーカーによるカーバトルレースゲーム。5人。

moon Gamer

atogさん持ち込み品。ヴィンテージゲームっぽい雰囲気がしますが、実は今年発売の新作です。

レースゲームのようですが、ゲームの目的は得点を稼ぐことです。各プレイヤーは、ボード上のバンパーカー1台を担当します。バンパーカーが特定のチェックポイントを通過するか、あるいは他のバンパーカーに衝突すると、ぶつかった方法ごとに定められた得点を得ます。また、衝突することでバンパーカーの位置関係が変わります(押したり押されたりするので)。

バンパーカーのコントロールはカードによって行います。カードは5枚ずつ配られます。カードにはバンパーカーの移動するコース(複雑なものから単純なものまで各種)が描かれています。手札から1枚を伏せて出し、全員が同時に公開します。カードには速度も数字で書かれており、前回プレイしたカードの速度+2までのカードしか出すことは出来ません。

速度の速いプレイヤーから順にバンパーカーを移動させます。カードには複数のコースが描かれているので、そのいずれかを選択することが可能です。また速度が「1」のカードには特殊効果があり、それを適用することも出来ます。全員が移動したら、カードの山からプレイヤー数+1枚がオープンされ、得点の低いプレイヤーから順に1枚ずつ取って手札に入れます。最後に1枚だけ場にカードが残りますが、これはこの後で使います。

さて、ここで最も得点の低いプレイヤーは、「Jimmy Fudge」という中立なバンパーカーをルールにしたがって移動させることが出来ます。この移動は、先ほどの残った1枚のカードを使って移動します。Jimmy Fudge によって衝突が発生したら通常のルール通りに処理しますし、得点を獲得することも可能です。

誰かが得点を20点以上獲得したら、ゲーム終了の判定をダイスで行います。最終的に得点の多いプレイヤーの勝利です。

攻撃的なカーアクションゲームです。カードによってバンパーカーの動きが制限されているとはいえ、とにかく相手の後ろを取ってぶつかりまくるだけで得点になるのですから、こんなにわかりやすいゲームもありません。バンパーカーには方向があり、方向転換がまた難しいので、うっかり後ろを取られるとひたすら得点を相手に与えるだけになったりします。

セットアップでバンパーカーの位置はランダムに決まるのですが、このセッションでは僕のバンパーカーはかなり悪いポジションから始めることとなってしまいました。案の定、ゲームを通じてずっと誰かに後ろを取られる形になってしまい、毎ターン誰かにぶつけられては位置が変わり、立て直しのヒマもなくストレスはたまりっぱなしでした。高速カードで逃げても簡単に追いつかれるので、ほんとにどうしようもなかったです。しかも終了判定がかなり早く発生し、なんと1周ほどしただけで終わってしまいまして、どうも後味の悪いセッションとなってしまいました。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/24373


レポートは以上です。

ここで一段落ついたこともあり、まだ未プレイの持ち込みゲームはひとつ残っていましたが、少し早めに帰宅することにしました。本日の目標としていたメビウス便新作カードゲームが3つとも遊べたし、GolfProfi 初プレイも体験出来たしで、充実の1日となりました。会場では娯楽堂さんがインストだの案内だのに忙しく動いていて、おかげでこちらは余計なことを考えずに遊ぶことに没頭することが出来ました。本当にお疲れさまです。

また次回もよろしくお願いいたします。
あ、次は特別例会ですね。moon Gamer