26日(日)は、puppi さん宅にお呼ばれされまして、自宅ゲーム会に行ってきました。参加者は、主催者の puppi さん、さとーさん、田中ブンケイさん、そして僕の4人です。
師走まであとわずか。この時期は僕がもっとも好きな季節です。二十四節気で言えば立冬~小雪のあたりでしょうか。12月に入る少し前、これから慌ただしくなるクライマックスな時期を迎えるにあたって、その間際に感じられるそわそわするような余情とわずかばかりの静けさと冷たさ。その独特な空気や風情に心をひかれます。
降水確率60%の寒空な日。寒さもそうですが、湿度もじわりと下がって、東京はすっかり冬の気配です。
Greentown (グリーンタウン) / Bambus Spieleverlag
パズルみたいなゲーム。
「18xx」のタイル配置とルート決め「だけ」を取り出すと、こんな感じのゲームになるのかもしれない…
準備として、ルールブックに書かれているようにタイルを初期配置します。そうすると、それぞれのタイルに道のつながったマップのようなものが出来上がります。この「マップ」には離れた場所にホテルが2つあります。このゲームの目的は、規定された条件にしたがって、ホテルからホテルへの「ツアー」を行って得点(グリーニー)をより多く獲得することにあります。
プレイヤーは自分の手番で、プレイ可能なアクションマーカーを1つ選択します。アクションマーカーには「建設」「ツアー」「建設またはツアー」「建設とツアー」の4種があり、いずれかを選択してそのアクションを行ったら、そのマーカーを裏返します。次の手番で裏返ったマーカーを選択することは出来ません(すべてのマーカーが裏返ったら、またすべてを表にします)。
「建設」アクションは、タイル2枚を「配置」するか「置き換え」を行います。「配置」は、新たなタイルを既存の道路に接続するようにタイルを置くことです。新たに投入されるタイルは、分岐の少ないタイルから使用しなければなりません(3分岐のタイルを建設するには、2分岐のタイルがストックに無い時にしか使用できない)。
「置き換え」は、マップ上のタイルを別のタイルに変えることです。この場合、置き換える前のタイルより分岐が1本だけ多くなければなりません。タイルの置き換えを行う時、既存の道路接続を1本だけ切断しても構いません。ただし、そのタイルに他人の施設があれば、道路の接続状態をすべて維持しなければなりません。
タイルを1枚でも配置した場合に限り、空いているタイルに自分の「施設」を置くことが出来ます。ひとつのタイルにはひとつの施設しか置けませんが、「森林」コマのあるところには配置可能です。この場合、その森林コマを別の空いたタイルへ移動させます。森林を除くすべての施設は、ゲーム終了まで移動させることは出来ません。
「ツアー」アクションを行った場合、手元にあるツアーカードに書かれた条件を満たすように、ホテルからホテルへのツアールートを完成させなければなりません。ツアーカードには、訪問(通過)しなければならない施設の種類と数が書かれています。この条件を満たしたら、訪問した施設の数だけ報酬(グリーニー)を獲得します。条件を満たせない場合は、受け取る報酬が減りますし、他人の施設を訪問した場合には、その施設の所有者に報酬が与えられます。
ツアーを行ったら、新しいツアーカードを受け取ります。こうして、ツアーカードが無くなるか、施設をすべて建設してしまったプレイヤーが現れたらゲームが終了します。グリーニーを最も多く獲得したプレイヤーの勝利です。
かわいらしくポップなイラストとは裏腹に相当にハードなパズルゲームです。特にツアーカードで施設の必要訪問数が多くなってくると、もはや「みたいな」ではなく、パズルそのものになります。苦労してあーでもないこーでもないと考えた末に、多くのグリーニーが獲得することが出来ると嬉しいし、達成感もあります。
しかし難しいツアーカードになると、その条件を満たすためには長考は必須で、そのおかげでゲームのテンポは極端に遅くなります。人が考えている最中に長い時間を待っているだけでは退屈なので、全員でツアーのルートを考えてみるのもいいでしょう。マナーとしてはどうかと思いますが、このゲームの場合はついそうしたくなる気分にさせられます。
このセッションでは3人プレイでしたが、思った以上に時間がかかりました。正直なところ4人プレイはあんまり考えたくないです。テイストが近いので、ひょっとしたら鉄道ゲームファンにはウケるかも。
http://www.boardgamegeek.com/game/24122
Taluva (タルバ) / Hans im Glück
またパズルみたいな…
個人的にはトータル2回目のプレイ。さすがに1回目と違って勘どころもつかめているので、精神的には余裕のある状態でプレイすることが出来ました。…が、中盤によーく考えて打った手が実は大悪手で、結局そこから立ち直れず最下位負けを喫しました。まぁ、悪手を悪手として把握することが出来ただけでも良しとしましょうか。難しいゲームだなぁ…
http://ejf.cside.ne.jp/review/taluva.html
Die Säulen der Erde (大聖堂) / Kosmos (Franckh-Kosmos)
見通しの良い構造のゲーマーズゲーム。
本日のメインディッシュ… のはずが、途中まで一部ルールをミスしていたので参考プレイということで… 失礼しました。
このゲームの目的は大聖堂を完成させること… ではなくて、職人を使って建築資材を勝利得点に変換することです。ゲームは3つのフェイズから成ります。最初は場に公開された建築資源カードと職人カードを、スタートプレイヤーから時計回りに1枚ずつ選択するフェイズです。手番はパスするまで何度でも回ってきます。
建築資源カードを取った時には、カードに書かれたコストを労働者コマで支払います(各プレイヤーは労働者コマを12個分所有しており、これを各ラウンドごとに使用可能)。職人カードを取った時には、カードに書かれた資金を支払います(資金はボード上のトラックで管理します。保有資金額は完全に公開です)。
次いで、建築家を配置するフェイズに移ります。建築家コマは各プレイヤーが3つずつ持ち、それらはすべて袋に入れておきます。スタートプレイヤーは袋の中から建築家コマをひとつずつ取り出して、最初はコストチャートの「7」の位置に置きます。この建築家コマの持ち主は「7」ゴールドを支払って建築家コマをボード上に置くか、あるいはパスするかします。
建築家コマをボード上で置くことで、この後のフェイズでアクションを行う権利を得ます。ボード上には建築家コマを置く場所がいくつもあり、それぞれ固有のアクションに対応しています。建築家コマをボード上に置かずにパスする時は、建築家コマをコストチャートに置いておきます。
さて、この後でスタートプレイヤーは再び袋から建築家コマをひとつ取り出して、今度はコストチャートの「6」にそれを置きます。同様に、この建築家コマの持ち主は「6」ゴールドを支払って建築家コマをボード上に置くか、あるいはパスするかします。これを繰り返します。8つ目以降に引かれた建築家コマをボード上に置くコストは「0」になります。
すべての建築家コマを袋から取りだしたら、コストチャート上にある建築家コマを、その所有者が、先にパスをした順番にボード上に配置します(コストはかからない)。
最後に、ボード上のアクションを順番に解決していきます。
1.イベントの解決
2.ビショップの地(イベント防御)
イベントカードをオープンし、それを適用します。不利なイベントが発生したとしても、「ビショップの地」に建築家コマを配置しているプレイヤーは受けずに済みます(ビショップの地は、イベントにかかわらず任意の建築資材を市場から1つ得ることも出来ます)。
3.羊毛工場(ゴールド獲得)
最初のフェイズで使用しなかった労働者コマはここに置きます。ここに置かれている自分の建築家コマの数だけ資金を得ます(資金は最大30)。
4.キングスブリッジ(特権カード)
特権カードはボード上に2枚オープンされています。特権カードに書かれている特殊効果によって、さまざまな特典を得ることが可能です。特権カードは建築家コマによって獲得することが出来ます。
5.修道院長(勝利ポイント獲得)
ここに建築家コマを置くと、2点か1点の勝利点を得ます。
6.建築資材/木
7.建築資材/石
8.建築資材/砂
フェイズ1で取った建築資材カードに書かれた種類と数の建築資材をここで獲得します。
9.王の宮廷(免税)
スタートプレイヤーは専用ダイスを振って徴税額を決めます(2~5)。宮廷に建築家コマを置かなかったプレイヤーは徴税額だけ資金を減らします。宮廷に最初に建築家コマを置いたプレイヤーは1個の「金属」を建築資材として得ます。
10.シリング(職人の獲得)
職人カードもボード上に2枚オープンされています。この職人カードは建築家コマによって無料で獲得することが出来ます。なお、職人カードは手元に5枚までしか置いておくことは出来ません(それ以上を獲得したら捨てる)。
11.シリングの城(追加労働者)
次のラウンドでのみ使用可能な臨時労働者コマを2つ獲得します。
12.建築資材市場(建築資材の売買)
市場には、「木」「石」「砂」が4つずつ置かれており、これを建築資材市場と言います。ここに建築家コマを置いたプレイヤーは、ルールにしたがって建築資材の売買を行うことが出来ます。
13.大聖堂(職人による勝利ポイント)
大聖堂の建築を行います。手元にある建築資材を職人カードを使って勝利得点に変えます。どの種類の建築資材を何個使うと何点の勝利得点になるかは職人カードに書かれています。また、1ラウンドに1枚の職人カードを何回使用可能かも書かれています。
14.スタートプレイヤー
ここに建築家コマを置いたプレイヤーが次のラウンドのスタートプレイヤーとなります。ここに誰も建築家コマを置かななければ、次ラウンドのスタートプレイヤーは左となりのプレイヤーへ移ります。
これでラウンドは終了です。最後に次のラウンドの準備(カードやコマの再配置等々)などしてから、新しいラウンドを開始します。ゲームは6ラウンドで終了し、最も勝利得点を得たプレイヤーの勝利となります。
ルールやガジェットが多いゲーマーズゲームですが、進行がすっきりしていてわかりやすく、プレイしやすいのが大きな特徴です。
ボードのデザインがまた秀逸で、これによってゲーム全体の構造が一目でわかるようになっているのがまた素晴らしい。ランダム要素がわりと強く、その点で評価が分かれるかもしれません。僕としては、ガチガチに理詰めなゲームになっていない点を高く評価したいと思います。
こんな良いゲームなのに、このセッションではひとつ大きくルールの解釈ミスをしてしまいまして、しかも後でルールを見直してみたら、細かいところでさらに1点間違っていました。ダメダメです。ほんとすいません。次はぜひ正しいルールで遊びましょう。評価保留。でも面白かった!
http://www.boardgamegeek.com/game/24480
字数制限で記事を分けました。
良くも悪くもフェドゥッティなゲーム。
特殊効果満載のカードとランダム要素がふんだんに盛り込まれたエリアマジョリティ。ロケットに宇宙飛行士を乗り込ませて火星へ送り込み、そこにある資源の争奪戦を行います。
ボードは火星です。火星は10個の「ゾーン」に分かれていて、それらには名称が書かれています。火星には資源が豊富にある(という設定)なのですが、どこにどれだけの資源が埋もれているのかは開始時点ではまったくわかりません。「資源」は3種類あり、それぞれ名称があるのですが、コンポーネントのタイルには「1」「2」「3」と書かれているだけです(数字が大きくなるほど稀少で価値が高い)。
資源を獲得するためには宇宙飛行士が必要で、これはロケットを使って火星に送り込みます。ロケットはタイルで表されており、このゲームにはたくさんの「ロケットタイル」が用意されています。
ターンの開始時には「ロケット台」にロケットタイルをプレイヤー数だけランダムにセットします。このロケットタイルには、行き先となる火星の「ゾーン」と「乗組員数」が書かれています。
各プレイヤーは、同じ構成のキャラクターカードを9枚持っています。それぞれのキャラカードには「1」~「9」までの番号と固有の特殊能力が書かれています。各ラウンドでは秘密裏に手札から1枚のキャラカードを選択し、それを全員が一斉に公開します。そして、番号の小さなキャラカードをプレイしたプレイヤーからアクションを行います。
キャラカードの特殊能力には、イベントカードを引いたり使用済みのキャラカードを回収する穏やかかものから、ロケットの目的地を変えたり、ロケットそのものを爆破(!)したり、宇宙飛行士を殺害(!!)する過激なものまでさまざまです。あるターンで使用したキャラカードは「リクルーター」で回収しない限りは再使用は出来ません。
ロケットに搭乗させる宇宙飛行士は、このキャラカードの特殊能力によって行います。ひとつのロケットタイルには複数プレイヤーの宇宙飛行士が搭乗することもあります(というか、ほとんどそうなります)。ロケットに搭乗する宇宙飛行士の数が乗組員数に達すれば、そのロケットは自動的に離陸します。
行き先となるゾーンはロケットに書いてあります。しかし中には行き先が書かれていないロケットもあって、それは最初に宇宙飛行士を搭乗させたプレイヤーが行き先を決定します。ゾーンに到着したロケットは、そこに宇宙飛行士を降ろします。初めて宇宙飛行士が降り立ったゾーンがあれば、ここでやっとそこから産出される資源がランダムに決定されます
第5ターンと第8ターン、それにゲーム終了時(第10ターン終了時)に得点計算を行います。資源は、そのゾーンに最も多くの宇宙飛行士を置いているプレイヤーが獲得します。後のターンの得点計算ほど、多くの資源が産出されるようになっています。
ゲームの大まかな進行はこんな感じですが、このゲームの大きな特徴のひとつであるイベントカードについて書きましょう。キャラカード2番「科学者」をプレイするとイベントカードを引くことが出来ます、イベントカードは、大きく分類すると「Discovery(発見)」と「Victory Point(勝利得点)」の2種類があります。
ゾーンは、「発見イベント」によって影響を受ける外周ゾーン(7つ)と、影響を受けない内側のゾーン(3つ)があります。「発見イベントカード」は、それを引いたプレイヤーだけがその内容を読んで、ボードの周囲に裏返しにして配置します。これによって、対応する外周ゾーンがそのイベントカードの影響を受けます。
しかし、他のプレイヤーには、それがどんな影響があるかはわかりません。裏返しになっているの発見イベントカードを見るには、「科学者」の特殊能力でイベントカードを引かない代わりに行うことしかありません。
発見イベントカードは、ゲーム終了時の得点計算でオープンされ、その効果をその時だけ適用します。効果としては、資源が増減したり、追加のボーナスポイントが発生するなど、ゲームに大きな影響を与えるものが多いです。
もうひとつのイベントカードである「勝利得点」は、そこに書かれている条件を達成することでボーナスポイントを得るというものです。これも他のプレイヤーには秘密にしておきます。なお、勝利得点イベントカードは、各プレイヤーが1枚ずつ持ってゲームを開始します。
ゲームの基本的な構造は「エルグランデ」風の陣地取りです。ロケットによるゾーンへの間接的アプローチは、テクニカルな要素というよりも、ゲームをより流動的にする仕掛けのように見えました。このゲームには、このような多くのドタバタ要素が盛り込んであって、全体的にコミカルですらあります。恐らくそれがデザイナーの狙いなのでしょう。
ゲーム的な面白さとしては、キャラカードの同時プレイあたりに集約されています。特殊能力はやや冗長な感もありますが、これを使った心理的な駆け引きは確かに面白いです。ランダム要素や隠蔽された情報が多いため、あまり真剣に考えるようなタイプのゲームではなく、ユニークなテーマと奇妙なスチームパンク風な世界にどっぷりとつかって、それ自体を楽しむくらいの気持ちで取り組むのがいいかと思います。
なお、デザイナーによる完全情報バリアントルールも、こちらのサイトで公開されていますので、ガチな勝負をお好みであればそれで遊んでみるのも一興でしょう。
このセッションでは、最後の最後まで混沌した状況が続き、得点計算が終わってみたら3人が同点トップという結果に… 同点トップ時に順位を決めるルールが無いので、残った1人が負けという結果になりました。いや、こういうこともあるんですねぇ。
http://www.boardgamegeek.com/game/18258
Silk Road (シルクロード) / Z-Man Games
これは良いフェドゥッティでした。
ここでさとーさんがお帰りになって、このセッションは3人でプレイしました。
ゲームの目的は、より多くのお金や商品を保有することです。それぞれのターンにはキャラバンが都市を移動します。移動した先の都市では、自分の資産を増やすアクションを行えます。
キャラバンは最初の都市から出発し、ゲームを通して11の都市を通過して最後の都市を目指します。キャラバンが移動する先の都市には複数の選択肢が存在する場合があり、それは「隊長」が行き先を決めます。各ターンの最初には、その「隊長」を決める競りから開始されます。
競りは「仮の隊長」プレイヤー(第1ターンはランダムに決定)の左となりのプレイヤーから時計回りに一巡だけビッドします。「仮の隊長」プレイヤーは、最高額をビッドしたプレイヤーにお金を支払ってこのターンの隊長を再び務めるか、あるいは最高額ビッドプレイヤーからお金をもらって隊長を譲り渡します。
新たな隊長はキャラバンの移動先となる都市を決め、そこに移動します。そして隊長から、その都市に配置されているアクションタイルを1枚ずつ選択し、そのアクションを実施します。ゲーム開始時、それぞれの都市にはランダムに配置された「アクションタイル」がプレイヤー数-1枚ずつ(3人プレイ時には5枚ずつ)配置されます。
アクションを実施したプレイヤーは、まだアクションを行っていないプレイヤーの中から、次にアクションを行うプレイヤーを選択します。4人以上でプレイする場合は、1人だけアクションを行うことが出来ません(都市に置かれているアクションタイルの枚数は、プレイヤー数より1枚少ない)。アクションを行えなかったプレイヤーは、次のラウンドで「仮の隊長」となります。
3人プレイの場合は、各プレイヤーは最大で2回のアクションを行えます。各都市に配置されているアクションタイルは5枚なので、1人だけは1回しかアクションを行えず、そのプレイヤーが次のラウンドで「仮の隊長」となります。
アクションタイルには、基本となる商品キューブの売買(売りか買いかどちらか)やキューブの交換をするためのものが最も多く存在します。商品キューブのやりとりは、たいていは色が指定されています。その他、特殊なアクションとして、「盗賊(他人の商品を盗む)」「詐欺師(取引対象となる商品キューブの色を変える)」「物々交換(アクションを2回行う)」などがあります。
最終的に、お金も商品も「1」につき勝利得点1点になります。各色の商品キューブことに最も多く持っているプレイヤーは勝利得点2点を得ます。最も多くの勝利得点を得たプレイヤーの勝利です。
ルールは本当にシンプル。アクションタイルの多様性とランダム性、それに不規則な手番進行だけがゲームの構造を支えていて、それらが相互によく効いています。お金も商品も勝利得点的には等価ですので、そのどちらを増やすのか、そのためにはどうすればいいのか、盤面をにらみながらそれらのことを考えて悩む過程が実に楽しいゲームです。
プレイ人数が4人以上の場合、ルールによってターンごとにアクションを行えないプレイヤーが現れます。まだプレイしていないので何とも言えないのですが、これはかなりきつい縛りで、バランスを取る方法としては少しばかりがさつな処理のような気がします。
一方3人プレイ時では、たいていの場合、少なくとも1アクションは行えますので、厳しい制限の中でもチャンスが与えられているので、何とか工夫して切り抜けようという気にさせてくれます。
このセッションでは、終盤までもつれにもつれ、誰が勝っているのかよくわからない流れになりました。僕はお金を貯め込むことを優先して、後半になって商品の売却をしまくっていたのですが、他の2人は商品の増加の方にチカラを入れているようでした。自分の資産はついたての向こう側に隠しておくので正確な情勢判断はとても難しく、最後から3つめくらいの都市にたどりついたあたりで、恐らく自分が最もお金を持っているのだろう、と推測が立ったくらいです。
終盤は、隊長の競りや特殊タイルの獲得などの細かい駆け引きがいくつもぶつかり合い、最後についたてを開けてみたら、わずか数点の差で僕が勝っていました。最後の2都市で大商いに成功していたので、実はもうちょと勝っていたような気がしていたのですが、ひとつ間違えたらひっくり返っていたくらいの僅差だったわけです。危なかった~。
あくまでも3人限定ということではありますが、かなり良いゲームではないでしょうか。とにかくとても気に入ったので、ぜひまた別のゲーム会へ持ち込んでプレイしたいと思います。さて、次はどうなりますことやら。
http://www.boardgamegeek.com/game/18296
レポートは以上です。
デジカメの設定がどうも良くなくて、この日の写真は全体的に露出過多で失敗気味です。いつもより時間をかけて細かく修正しましたが、やっぱりダメですね。どうもすいません。
「シルクロード」が終わった時点で開始から9時間以上が経過していました。ちょっと腰や背中にダメージが来ていたため、アフターをキャンセルしてお先に帰りました。楽しく、そして充実した1日になったことを深く感謝いたします。ありがとうございました。またぜひお誘いください。
コメント
コメント一覧 (5)
お待たせしました。ようやく書き上がりました。細かい点はまだ修正中ではありますが、何かのご参考になれば幸いです。
自分ですぐに買うほどではなく、とりあえず誰かに一度プレイさせてもらえば良いのかなと思いました。
しばらく前のロケッツヴィルや、さらに前のネクサスオペレーションなどもそうでしたが、アメリカンゲームのドイツゲーム化した部分の例かなと感じるのですが、個人的な好みとしてはあまり嬉しくない路線です‥(^_^;
多くの人に遊んでもらうプレイアビリティ志向をすると、かえって本当にプレイアブルなドイツゲームとの違いがなくなってポジションを失っているのではないかな‥という気がしたりしています‥(^_^;
とまれ機会があれば一度は遊んでみたいものです。
まずはご参考になったようで何よりです。
少なくともプレイして後悔するようなゲームではありませんし、ドイツゲーム(ってフェドゥッティはフランス人ですけど)など、この手のゲームの中ではわりと歯ごたえのある方だと思います。好みの問題はさておいて(汗)、ぜひどこかで遊んでみてください。
コンポーネントのコミカルな部分が気にいってますので購入を検討してます。12月は新作が多く悩み甚大ですが