19日(土)は、ゲーム倉庫にて「18EU会」を開きました。参加したのは、atogさん、PHYさん、hatsuさん、そして僕の4人です。
「18EU / Deep Thought Games, LLC」のプレイは、僕としてはほぼ1ヶ月ぶりです。また参加者の中では hatsuさんが初プレイ(ただし 1830 と 1856 はプレイ経験あり)でした。
この日は朝っぱらから雷鳴とどろく荒れ気味の天候で、一時はどうなることかと思いましたが、幸いにして荒れたのは朝だけで、その後は空一面が厚い雲に覆われたものの、雨と雷は何とか地元を避けて通ってくれたようです。
18EU / Deep Thought Games, LLC
やっとマップに慣れてきた。
「18EU」は、トータル3回目のプレイですが、毎回のように新しい発見があります。今回も、これまでの常識を覆す(?)手筋が開発されました。
ひとつは「ベルリン(9)」から、小都市「クラクフ」を経由して、「ブダペスト(8)」を目指すルートを建設するものです。マップの東端にタイルを敷き詰めるこのアイデアは、実は少し前から話だけは上がっていました。それが今回初めて実施されたわけです。もともと、ベルリンから最も近い番外エリアである「ワルシャワ」は収益額が低くて将来性もない(盤外-盤外運行のボーナス狙いくらい)ので、そこにいきなり接続するのではなく、もっと有益な別ルートがずいぶんと検討されていました。
前回のセッションでは、盤外地域である「ハンブルグ」との接続を僕が試みました。これはこれでアリですけれども、今回はさらに実験色の強い「8-9接続」が試されたわけです(『8』『9』とも別のプレイヤーの所有でしたが、互いの了解を得て接続が実現しました)。実際に接続され、運用しているところを見てわかりましたが、これはひょっとして、将来性まで総括的に考えると、「9-ハンブルグ接続」よりも良い構想ではないかと思います。ボーナス狙いのワルシャワ接続はいつでも可能ですし、「ベルリン(9)」から見れば「ウィーン(6/11)」に近くなるので南部への進行も望めます。逆に「ブダペスト(8)」からはベルリンに直結すること自体が何よりも魅力的なのです。
もっとも、結局この筋書きを成功させるには「ブダペスト(8)」を保有したプレイヤーの考え方次第ではあります。「8」保有プレイヤーがウィーン経由で南部を重視したら北上路線は敷かないでしょうし、そうなると「9」保有プレイヤーだけで長い線路を敷くしかありませんが、それではいかにも荷が重すぎるプランとなり、現実的ではありません。
二つ目のトピックは、今回は南部地域が有効活用されていたことです。「ミラノ(10)」から「リヨン(15)」を経由して「南パリ(3)」に到達するルートは、これまでも実現したことがあるようですが、このゲームでは「南パリ」から「ローマ」の前を通過した後に「ウィーン(11)」を突き抜け、「ベルリン(7)」まで到達してしまいました。そこまで行かなくても、パリ~ウィーンまで接続するだけでも収益的には十分過ぎる金額になります。
つまり南部地区の大戦略として、ひとまずパリかベルリンを到達点と定め、他のプレイヤーと協力する形で南部地区を「通過点」として活用してもらえるようにすれば活路が見いだせるのではないかと。もちろん、それには魅力的な線路建設は不可欠です。この地区のタイル配置は相変わらずパズルのようですが、効率的な配置方法は案外と限られており、少し研究すれば簡単に有効そうな基本定跡をいくつか考えることが出来るでしょう。いざ実戦となった場合には、当然ながら周囲の状況に応じて応用を利かせなければならないケースも生じるでしょうけれども。
いずれにせよ、南部地区だけで「サンクチュアリ」を作り出すことは出来ないということです。また、左右を塞がれて孤立してしまうことは最も避けるべき事態で、そうなったら恐らく勝ち目はありません。タイル配置の困難さや他プレイヤーとの連携までも考えなければならないので、相変わらず難易度の高い場所であることは変わらないのですけれども、がんばれば勝負に持ち込む体制を作り出すことが出来そうだということがわかっただけでも収穫だったと思います。
ちなみに僕のゲームの結果は3位。「7」「12」「13」と北部~中央で要所を押さえたのはまぁ良かったとして、この3社しか取れず(他の3人は4社体制)、しかも手持ち資金が残り$50だけになってしまったのは失敗でした。そしてフェイズ5になって、もう1社を設立しようと取りに行って失敗したあたりで勝敗からは完全に脱落しました。ゲームを征したのはPHYさんで、2位のatogさんとわずか$100差。実に見応えのあるクロスゲームでした。
なお、この日は株式・運行ラウンドごとに自分の資金の流れをメモに記録し、写真も多く撮りました(記録のおかげで、ゲーム終了時の重大な精算ミスにも気がついたという効果もありました…すいません…)。僕は手元に「18EU」がないので、これらを研究材料として次のゲームのために活用したいと思っています。なかなか勝てませんが、また誘っていただければと思います。
http://www.boardgamegeek.com/game/5684
仔ぶた急便 / 創作ゲーム(チームきりたんぽ(仮))
おそるおそるリクエスト…![]()

あまり時間がない方もいたので、小一時間で終わる「仔ぶた急便」をチョイス。重いゲームの後だけに、はっきり言ってウケるかどうか不安もいいところだったのですが、幸いにして好評でした。あーよかった。ていうか、このゲーム、やっぱりすごい…。
ゲームは30分ほどで終了し、唯一プレイ経験のあった僕が1手差で勝利しました。
でも次に勝てるとはとても思えない。![]()
http://home.catv.ne.jp/dd/yaeno/kiritanpo.html
レポートは以上です。
時間がなかった方もいたし、僕としても次の日もゲーム会だったのでアフターはなしの方向で。とても充実した1日となったことを心から感謝します。お疲れさまでした。次の機会もぜひ作りましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

コメント
コメント一覧 (4)
「常識を覆す手筋」って、「8-9」ですか?
だとしたら、「ちぇっ、先にやられちゃったー」です、はい。
ちょいと大げさな書き方になりましたが、それもそうです。
あと、南部地帯が今回は大活躍だったとか。
このエントリーではいつものごとく概要だけ書きますが、
詳細はまたこのゲームをプレイした時にでもお話しましょう。
ところで、18EUの「べつやくレポート」はないのですか? 楽しみにしていたのですが。。。
読んでいただいて感謝いたします。改めて自分で読み直してみたら、日本語的に文章がおかしな箇所がいくつもあったので修正しました。失礼しました。書き上げた文章はひと晩寝かせてから公開するべきなのですが、そうも言っていられないこともあって悩ましいところ。
ところでべつやくメソッドは、書きたいことを文中であらかた書いてしまったら、意識して作らないようにしています。「18xx」のような長時間ゲームの時は文章も長くなることが多いので、必然的に作らないことが多くなると思います。