12日(日)は、地元は千歳烏山で行われたSGCの8月例会に行ってきました。連日のように続く、カラダよりもココロにダメージを与えて止まない真夏のギラギラ太陽にうっかり負けそうになる今日この頃。水分補給には気をつけないと。
今回は、先日一之江ゲームクラブでプレイし、大好評だった「1846 / Deep Thought Games, LLC」を再プレイすることになりました。前回は5人でしたが、今回は4人プレイです。そしてその全員が前回のプレイ経験者というセッティングでした。インストの時間はいらないし、人数も少ないので、プレイタイムは少しでも節約することが出来るだろうと算段したのですが、さて?
1846 / Deep Thought Games, LLC
厳しくも最高に面白い。4人。
事前に少し研究したこともあって、前回よりはずっと善戦しました。
今回僕は最初のプライオリティを取り、まずは Illinos Central(イリノイ/以下"IC")を設立しました。1番手になったら、何を置いてもまずはここを設立するべきでしょう。というのも、IC には多くの特典があって、序盤~中盤にはかなり目立つ存在としてゲームを支配する会社であるからです。
例えば、特別ルールによって初期株価と同額が会社資産に入ること、建設コストが無料になるヘクスが5ヶ所(=$100相当)あること、周辺に競合会社がいないこと、St.Louis と Louisvillle という高額盤外地域がそばにあること等、最初にこの会社を設立しない理由を探す方が難しいくらいです。このゲームでも中盤過ぎまで IC の経営は堅調でした。
今回、ペンシルバニア鉄道(PRR)が人数制限ルールのために登場しなかったことも、このゲームにおいて IC が躍進した要因のひとつでしょう。さらにプライベート会社の「Mail Contract(1列車が訪問した都市ひとつにつき+$10)」と「Meat Packing Co(シカゴかセントルイスの収益+$30)」を購入したという幸運にも恵まれたのもかなり大きかったです。
このように、IC は一見すると隙のない会社のように見えますが、欠点がないわけでもありません。そのひとつが終盤の突出力不足です。本拠地から見て北方の Chicago とその向こう側にある盤外地域 Chicago Conection から収益はまず大丈夫として、東側へは Cincinati からさらに東端方向への進出は、他社のトークンがひしめき合って、いずれ困難となります。このことが、最終フェイズでの大きな収益を得ようとする段階で意外と足かせになります。
したがって、とにかく中盤までは出来るだけ大きな収益を得るように突っ走り、そのまま逃げ切ってしまおうと考えました。そしてそれは方向性としは正しかったでしょう。僕は終盤になるまで自分が有利であることは感じていましたし、実際そうだったと思います。しかし、最終段階で2つの大きなミスを犯してしまうことにより、結果として2位に沈んでしまうのです。
ひとつめのミスは B&O の設立を出来る時にしなかったことです。このゲームでは B&O は最後の未設立会社だったのですが、現金が手元に多くあって最初のプライオリティカードを持った終盤の株式ラウンドにおいて、僕は迷わずこれを設立するべきでした。この時点で自分は勝勢だったので、ここは下手に動かない方が良いと判断したのですけれども、それはあまりにも消極的だったようです。その結果、B&O は atogさんが設立することとなり、そしてそれが2つ目の敗因の呼び水ともなってしまいました。
直接的な敗因は、atogさんから数ドルの資金しか持たない C&O を押しつけられたことでした。この時、僕はマップ上のトークンの位置にばかり目を取られていて、会社を押しつけられる可能性を全く考慮していませんでした。さらに、この C&O に自己資金で列車を購入させたことも誤判断で、ここは落ち着いて IC 所有の列車のうち1台を購入した方がまだ良かったでしょう。
結局、順調な経営を行った IC 株の高騰のおかげで総株価試算はトップでしたが、自己資金で atogさんに大きく差が付いてトップから滑り落ちました。自分の終盤の致命的ミスが重なったことは大きな反省点として後のゲームの教訓としましょう。それにしても、最後まで諦めず、さまざまな手を打って出た atogさんの老練な手腕には目を見張るばかりです。今回も勉強させていただいたと思っております。
「1846」は、この短いエントリーでは語り尽くせないほどの大きな魅力に満ちた鉄道ゲームです。とにかくゲームのどのタイミングでも油断なりません。タイルを置き換えて配当するだけの単調なランニングゲーム期間が短く、最後まで緊張感を持続させる構成が何よりも素晴らしい。それどころか、最終盤になってもタイルの配置やアップグレードにかなりの気を遣わなければならないケースが当たり前のように出現します。
いわゆる株の「仕手戦」の要素はばっさりと簡略化し、盤上の鉄道経営に大きく比重を傾けさせている点が「1846」の大きな特徴です。似たようなコンセプトの 18xx として「18EU」がありますが、「1846」はさらに極端に線路引きゲーム寄りにデザインされていて、その密度の高さは特筆すべき美点でしょう。
その一方で、序盤の IC の強力さや、プライベート会社入手時のランダム性などは議論を呼ぶ点かもしれません。僕としては、中盤過ぎの濃密な駆け引きを味わえるだけでも「1846」は高い評価を与えてしかるべき名作であると思っております。
4人プレイで、全員が既プレイ者だけだったにもかかわらず、結局6時間ほどのプレイタイムとなりました。しかしそれが短く感じられるほど、充実したゲームでもありました。またいつか「1846」をぜひともプレイしたいです。
http://www.boardgamegeek.com/game/17405
Age of Discovery (大航海時代) / Mayfair Games
インストミス発覚… 3人。

遊ぶのが楽しみにしていたゲームだったのですが、セットアップのルールを1ヶ所間違えていたことがゲーム終了後に発覚(交易契約書カードを最初にプレイヤーへ配ってしまいました)。なので、今回は参考プレイということで。残念。
独特のバランス感覚はちょっと変わっているゲームで、正式ルールではそれがどのように動くのか、また後日に試してみたいと思います。
http://ejf.cside.ne.jp/review/ageofdiscovery.html
Escalation (エスカレーション) / Z-Man Games
時間が空いたので、ちょっとプレイ。4人。
何というか、旅行のお供に電車の中で遊ぶゲームというか、そういう感じ。サークルのゲーム会にわざわざ持ってきてまで遊ばなくてもいいかな。シチュエーションさえ間違えなければ手軽で面白いアイテムかと。
http://www.boardgamegeek.com/game/26884
レポートは以上です。
久しぶりのアフター参加は地元の中華料理屋にて。安くて美味しい料理をたくさんいただきました。というか、疲れていて喰ってばっかだったような気がする。ともあれ、お疲れさまでした。また次回例会にてよろしくお願いいたします。

コメント
コメント一覧 (2)
実は私もかなりミスはやってました。
本当は、やはり初手B&Oでしたね。あれで完全に1手遅れましたし。またmoonさんのイリノイももっと買って置くべきでした。
このゲーム、会社の資金が少ないという事もあるでしょうが、ランニングの冗長感が全くないのが良いですね。
18EUのマイナー会社ビッドがなければ、EUを凌いでいる気がしてきました。
赤丸急上昇ゲームです。
マイナービッドの不公平感が無くもないですが、それはそれで私はドキドキ感が楽しいです。
お疲れさまでした。いや、本当に疲れました(汗)。
序盤で調子に乗って高額配当を続け、イリノイ株価を上げすぎて、自ら株券を買えなかったのは確かに失策でした。序盤は半配当か無配で株価上昇を押さえつつ、徐々に株を買い増すようにした方が良かったのでしょう。このあたりの不思議な感覚も「1846」独特で実に面白いですね。
ちなみに「18EU」とは方向性の異なるゲームなので、僕の中では比較の対象にはなっていないですね。どちらも捨てがたい魅力のある 18xx です。