14日(日)は、地元は千歳烏山で開かれたSGCの10月例会に行ってきました。今回のメインも「1846 / Deep Thought Games, LLC」でした。このところこればかりが続いています。面白いんだからしょうがないですね。相変わらず勝てませんけど。
そして陽気はすっかり秋本番。やっと上着を着て外を歩けるようになりました。
1846 / Deep Thought Games, LLC
ミスが多すぎる。4人。
このゲーム、けっこう回数をこなしてはいるのですが、相変わらずミスが多いので勝負にもなりません。ただ今回は前回の比べて最後までゲームに絡めたし、判断を誤ったポイントは把握することが出来たので、全体としては楽しむことが出来ました。いやほんとに。
今回は Big4 と MSR を両方持ったプレイヤーが現れました。これはびっくり。またゲーム全体の進行がかなり早くて、場に茶タイルが1枚くらいしか出てない状態でフェイズ3の列車が売り切れました。これについていくために半配当を繰り返していたのですが、これはやり過ぎだったようです。案の定、終盤の入り口で手元の現金がショートし、手持ちの株券不足が露呈。ここでゲームからは事実上脱落しました。
勝敗はさておいて、このセッションでは面白い筋をあちこちで見ることが出来て面白かったです。プレイタイムも、初プレイ者がイタにも関わらず4時間ほどで収束しました。何度プレイしても(そして惨敗しても)飽きのこないゲームで、今後何年にもわたってプレイされることになるでしょう。
http://www.boardgamegeek.com/game/17405
Mango Tango (マンゴ・タンゴ) / Piatnik
場札を手札で競りを行い、落札者は場札を「評価カード」として残しておくか、あるいは捨てるかを選択します。場に残した「評価カード」が5枚になったらゲームは終了します。その時点での手札と場の評価カードを比較し、同色か同数値ならば得点を得ます。これを何ゲームか繰り返して合計得点を競います。
これ、意外と面白かったです。Piatnik だし、あまり期待しないでプレイしたからかもしれませんけど。駆け引き要素と運の比重のバランスがほどよくミックスされ、しかもテンポ良くゲームが進行するのが良かったです。複数回ゲームの得点合計を競いますが、最後のゲームは得点を倍にするとかした方が逆転要素が増大して面白いかもしれません。
Infinity / Gamut of Games
久しぶりにヴィンテージだー。3人。atogさん持ち込み。
発売元の Gamut of Games は、あの「カルテル」を発売していた会社です。Infinity は 1974 年に発売された古いゲームで、宇宙の創造から始まり、やがて星々が生まれ、それらに文明が発展していく過程を、簡単な手順で表現したゲームです。
各プレイヤーごとに同じ構成のタイルを持ちます。これを6枚まで手札として持ち、手番ではルールにしたがって場のマスにタイルを配置します。タイルの配置ルールはやや厳しくて、ワイルドカードのタイルなどの例外を除いて、必ず定められた順番に配置していなかければなりません。
タイルには「C」(Creation)、「G」(Galaxy)、「S」(Sun) 等々、宇宙の創造から始まり、銀河が構成されて太陽が出来て、惑星やそれに付随する衛星が生まれたりする過程が表現され、緻密で味のある美麗なイラストが描かれています。惑星の数が4つ以上になると、そこに生物が発生し、やがて人間が生まれ、徐々に高度な文明が発展していくことになります。
このように魅力的なテーマを持ち、またタイルやボードのアートワークが70年代のゲームにしては飛び抜けて美しく、外見的には実に面白そうなゲームに見えます。しかし宇宙の創造からの時間経過を「タイルを順番に置く」というシンプルなルールで実現しているため、手持ち6枚のタイルの構成が悪いと、簡単に手詰まりとなってしまいます。
他人の捨てたタイルを使用することが出来たり、ワイルドカードを再利用することが出来るなど、手詰まりへの対応策が一応は用意されてはいますので、そのあたりを理解した上で計画的にプレイすれば、少しはマシな展開になるかもしれません。しかし少なくともこのセッションでは、それらがあまり上手く機能しなかったように思えました。
また得点ルールもあまり洗練されておらず、競技性は薄いです。全体的に教育的な目的で作られたファミリーゲームような印象を持ちました。
http://www.boardgamegeek.com/game/3552
Savannah Café (サバンナ・カフェ) / Descartes Editeur
カバ最強説? 3人。
2001年発売のゲーム。能力の異なる3種の動物(ガゼル・ライオン・カバ)を率いて、いずれかのコマをゴールさせることを目指します。プレイヤー間の絡みが濃密なために微妙に重苦しいゲームではありますが、収束はしやすいので、通常はそれほどゲームが長引くことはないと思います。
このセッションでは「カバ」をゴールさせた atogさんが勝利しました。カバは最大でわずか2マスしか進みませんが、ガゼルやライオンと異なって後退することがなく、2マス進むカードの枚数も多いので、いつの間にか前にいたります。あなどれません。
http://ejf.cside.ne.jp/review/savannahcafe.html
レポートは以上です。
この日は「1846」の他にも新作やヴィンテージゲームも遊ぶことが出来まして、格別に充実した1日となりました。また次回もよろしくお願いいたします。
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