28日(土)は、地元は千歳烏山のゲーム倉庫にて「2人用ゲーム会(略して"ふたげ会")」を開きました。昨年に引き続き2回目の開催です。参加者は、カワサキさん・かゆかゆさん・NAOさん、そして僕の4人です。 前回のレポートは以下からどうぞ。

[千歳烏山ゲーム倉庫にて/ふたげ会 (6/23)]

http://moon.livedoor.biz/archives/52218652.html

ふたげ会は「2人用ゲームを遊ぶだけゲーム会」です。参加者が4人いるので、まず2人1組になり、各組の前に1つずつゲームを用意します。そして、その2つのゲームをインストを順に行った後、目の前のゲームをプレイします。1ゲームが終わったら、各組でゲーム本体を交換して再びプレイする、というようなことを繰り返しました。

今回は、片方の組が早く終わり、もう一方の組のゲームが終了までに時間がかかるような感じであれば、終わった組は同じゲームをもう1回プレイしたり、あるいはすぐに新しいゲームを投入する、というようなこともしました。時間調整がなかなか難しいゲーム会なのですが、なにしろ対戦相手はひとりなので、柔軟に対処しやすくもあります。

この日は朝からどんより曇り空。たまに雨がぱらついていました。梅雨まっただ中。


Tunnelz (トンネル) / Educational Insights

かゆかゆさんが来たのでまずは軽いゲーム投入。

moon Gamer

2スペース分のブロックを交互に差し込んで、自分の色の面をつなげる立体コンポーネントなゲーム。パズル的要素はそんなには大きくありません。

目的はブロックを自分の色(白か黒)の面どうしを接続することです。ブロックそのものはどの面からでも差し込めます。また、内部のブロックを押すことも可能で、1スペース分だけなら面の外側へ出してしまうこともできます。

お手軽な小品。内部に近いブロックの接続状態がわかにくいのが難点。
http://www.boardgamegeek.com/game/28053


Zwerge (キーホルダーゲーム・白雪姫と7人の小人) / HABA

まだ2人だけなので、さらに軽いゲームを。

moon Gamer

ダイスを振って、コマを取り合う子供向けゲーム。「白雪姫」と「魔女」の面が出ると特別な行動が行えます。「ルール通りに行動する」ことを体感させるための知育遊戯としては小さな子供にはちょうどいい感じかも。サイコロが小さすぎて白雪姫と魔女の区別がしずらかったなぁ。
http://www.boardgamegeek.com/game/33402


Shazamm! (シャザム) / Lui-Même moon Gamer

フランスゲーム登場~(萎)。

moon Gamer

互いにマナをシークレットビッドで消費して「炎の壁」を動かし、相手側に押し切ることが目的です。元ネタは「フットステップ」という紙と鉛筆だけで遊べるゲームで、それに特殊効果カードをたくさん付けたような感じです。

思ったよりは遊べそうな気もします。ですが、リソース管理と駆け引きの要素がストレート過ぎて、最近のゲームに慣れた身としては少々辛い印象を受けました。
http://ejf.cside.ne.jp/review/shazamm.html


Drake & Drake (ドレイク&ドレイク) / Eurogames

ここから4人体制。

moon Gamer

カリブ海に浮かぶ宝の島で、2つの海賊が勢力争いを行います。手札8枚を持ち、そこから定められた「セット」のカード(2~4枚)を両者同時に公開します。公開されたカードを通し番号の順番で1枚ずつ順番にプレイします。カードのほとんどは島に自分の海賊を配置する効果ですが、島の海賊の配置や所属を変更してしまうような強力な特殊効果もあります。

得点計算は、自分の海賊が置かれているマスの種類によるものと、海賊タイルがタテヨコに接続している広さで計上されるものの2種です。その合計が多いプレイヤーの勝利となります。

強力な特殊効果を実施するためは、一定の条件を盤上でクリアしなければならず、そのあたりが駆け引き要素にもなっている点が面白かったです。運の比重は高めで、そんなに奥の深い内容でもありませんけれども、20分くらいで終わるので気楽にプレイできるのがいいですね。
http://ejf.cside.ne.jp/review/drakeanddrake.html


War & Sheep! (羊たちの戦争) / Eurogames

ヒツジは列車のようにつながって移動することも。

moon Gamer

怖い狼に気をつけながら、より多くの草をヒツジに食べさせるゲーム。手番では、裏返しの緑タイルを調べたり、ヒツジを移動させたり、狼を移動させたり、あるいはカードをプレイします。アクションは手番で2回ずつ行います。ヒツジが移動して牧草を食べたら得点となり、時にカードを引くこともできます。しかし狼に遭遇したヒツジは食べられてしまいます(ゲームから除去)。

ヒツジの食べた牧草の得点(1・3・5)の総計が多い方が勝ちです。また、相手のヒツジがすべて狼に食べられたとしても勝ちます。

最初は手探りの状態からなんとなーくゲームが進み、そのうち狼タイルが公開されたあたりで盤上に緊張感が走ります。ゲーム的にはそこからは本番なんでしょうね。これもランダム性が高くて戦略性はほとんどありませんでしたけれども、考えどころはそれなりにあります。また、味のあるイラストが気に入ったおかげで印象は良かったです。
http://www.ps-hiroshima.com/board/warsheep.htm


Shanghaien (シャンハイ) / Abacus moon Gamer

2人用ダイスゲームの秀作。

moon Gamer

場にある船員カードをダイスを使ってリクルートします。

手番では2個のダイスを振るか、あるいは「分配」のどちらかを行います。ダイスを振る場合は、振った2個のダイスのどちらか1個を場の6枚のカードのうち1枚を選んで置きます。ダイスを振った後には手持ちの「いかさまカード」を使うことも可能です。

「分配」を選択した場合、場のカードに置かれた双方のダイス数を比較します。個数が多い方がそのカードを取ります(同点の時はルールにしたがって判定します)。これでラウンドが終了し、再び場に6枚のカードが並びます。

ゲームは全8ラウンドです。得点計算は獲得したカードの色ごとに相手と船員数を比較し、船員数が多いプレイヤーが、相手の(船員数が少ないプレイヤーの)獲得した船員数を得点にします。一方のプレイヤーのみが持つ色のカードは、そのプレイヤーの得点となります。

この一見するとなんてことのないこのシンプルな得点計算ルールが、ゲーム全般に渡ってとてもよく効いています。ある色の船員をたくさん集めたとしても、相手が同色で1点分のカードしか持っていないのであれば、その1点しか得られません。逆に、対戦相手がある色の船員を大量に集めているのであれば、何とかしてその色の船員を1点くらいは取っておかなければなりません。

このあたりのじりじりした焦燥感を感じさせるシステムはさほど珍しくはないと思うのですが、これをダイスゲームという手法で上手に演出し、その魅力を大きく引き立たせることには成功しているといえましょう。デザイナーの優れたセンスを感じさせるゲームで、とても面白かったです。
http://www.boardgamegeek.com/game/34320


Summertime / Kosmos (Franckh-Kosmos)

ミスターの付かないサマータイム(古っ)。

moon Gamer

各プレイヤーは同じ構成の15枚のタイル(5種×3枚ずつ)を持ちます。手番ではこれらを使って、場に3枚公開されたカードのうち1枚を「購入」することができます。購入には3枚のタイルが必要で、使用したタイルは裏返します。裏返しのタイルは購入には使用できません。なお、カードを購入する代わりに、手元のタイルをすべて表にすることが可能です。

購入したカードは手札にします。カードを購入した後にのみ、手札を場に配置することができます。配置するカードにシンボル(アイコン)が記載されている場合、そのシンボルに対応する場のカードに隣接する場所にしか配置できません。配置したら得点計算を行います。

とてもシンプルな配置系ファミリーゲーム。得点計算は子供の計算練習にもなりそう。テーマとシステムはまるで関係ありません。家族や恋人と遊ぶゲームとしはこの程度の難易度がちょうどいいかもしれませんが、フリークが遊ぶには物足りないかも。
http://www.boardgamegeek.com/game/25470


celtis (セルティス) / caina

変則7目ならべ。

moon Gamer

いや、コマの形を除けば、普通に7目並べか。2色3目あるコマを互いに盤上へ配置し、自分の色のコマを直線で7目並べることが目的です。長連(8目以上)は勝利にはなりません。配置するコマの形状が少し変わっているだけで、ゲームとしてはそんなに見るべき点はありません。盤が狭く、注意深いプレイヤー同士で対戦すると、すぐに引き分けになってしまうような気がします。実際、今回はそうなってしまいました。
http://www.metaphys.jp/product/amusement/archives/200804164.php


Chaos (カオス) / MindWare

たった4層で崩れる塔。

moon Gamer

手番では自分のコマを1個、盤上の◎が書かれた位置に置きます。他のコマのある位置に重ねて置いても構いません。もし重なったコマが4つであれば、それは「倒壊」します。倒壊したマスに置かれた4つのコマは、タテヨコに隣接するマスへ、時計回りひとつずつ分散して配置されます(倒壊はルールにしたがって機械的に行われます)。

もし、倒壊によって別のマスでコマが4個の積み重ねられたら、そこも倒壊し、同様の処理を行います。倒壊は連鎖、あるいは同時に多発することがよくあります。

倒壊したことによって盤の端にある「・」のマスへ置かれたコマは、持ち主の手元に戻します。ゲームの目的は手元にある自分のコマをすべて盤上に置ききることです。

狭い盤の上を目まぐるしくコマが飛び散るアブストラクトゲームです。終盤、盤上にコマが増えると連続連鎖が頻繁に発生するので、その名の通り「カオス」な展開となり、その様子は思わず笑いがこぼれるほど。とはいうものの読めないほど複雑でもありません。ちょっと考えれば3連鎖くらいなら初プレイでも読めます。

ただ今回のセッションでは、プレイヤーが互いにコマの動きに慣れてしまって、終盤になかなか終わらない流れになってしまいました。収束性についてはやや問題がありそう。でもアブストラクトゲームがお好きな方なら、他にあまり見ない独自のシステムを味わってみてはいかがでしょうか。
http://www.ps-hiroshima.com/board/chaos.html


テンカウント / Hammer Works(OKAZU brand)

本日唯一の創作ゲーム。

moon Gamer

ランダムにコマを並べて取りましょう系(長い)。手番では、場に並べれられたカードのうち1枚を取って、そこの書かれた数だけ、列のいずれかの端からコマを取って自分の前に置きます。カードが無くなるまでこれを続け、取ったコマの状況によって得点が入ります。

簡単明瞭でお手軽な2人用ゲームです。基本ゲームはシンプルすぎて、悩む要素はあっても考える要素は低く、どうやっても失点が上回る行動を取らなければならないことがよくありました。このセッションの結果も、互いに多くのコマを取ったわりにはマイナス点も多く「2点」対「3点」と低スコアに終わりました…。さんざん悩んだわりには報われない気持ちになり、すっきりしませんね。
http://www4.plala.or.jp/hammer/


Times Square (タイムズスクエア) / Kosmos (Franckh-Kosmos)

あのシャンパン野郎を何とかしろ。

moon Gamer

ナイトクラブに出かける有名人を自分の店に引き寄せることが目的。基本的には、5種類のカードのうちいずれか1種を好きな枚数だけプレイすることが可能です。プレイしたカードに対応するコマを移動させます。盤上にコマは6個(5種類)あり、そのすべてが異なる機能を持ちます。

スージー・スーは2個のボディガードによって守られているマスにいなければなりません。ハンサム・ハルは、スージー・スーやボディガードを自分のいるマスに直接移動させてしまうことができます。ダンシング・デヴィィは、条件を満たせば他のキャラクターカードの代わりとして使用することができます。シャンパン・チャーリーがプレイヤーによってはコントロールできず、一定の条件下で自動的に移動します。

この特殊効果が直感的にわかりずらく、最初はちょっと混乱しました。種類は多くないので、実際にプレイしながら覚えるくらいでもいいでしょうね。それぞれのコマの特性や、それを勝利に結びつけるワザが何となくわかってきたあたりでゲーム終了。負けましたけど、独特の感覚は気に入りました。機会があればまたプレイしたいですね。
http://ejf.cside.ne.jp/review/timessquare.html


Rozenköning (ローゼンケーニッヒ) / Kosmos (Franckh-Kosmos) moon Gamer

数年ぷりにプレイ。

moon Gamer

バラ戦争をテーマにした領土拡張ゲーム。

互いに最大5枚のカードを手元に公開して並べておき、それらを使って盤上の王冠コマを移動させることで、自分のチップを配置します。4枚ある戦士カードを併用することで、相手のチップを自分のチップに変えてしまうことも可能。最終的に、自分のタテヨコに隣接する自分のチップが配置されたマス数に応じて加点され、総得点が多いプレイヤーの勝ち。

何年かぶりにプレイしましたけど、やっぱり好きなゲームだなぁ。エレガントなコンポーネントがまたすごくいい。得点計算ルールが大ざっぱな気もしますけど、細かい端数で勝敗を決めるよりはずっとわかりやすいし、これはこれでアリかと思います。近頃再販されたようですから、良質で洗練された2人用ゲームをお探しの方はぜひ入手のご検討を。
http://ejf.cside.ne.jp/review/rosenkonig.html


文字数制限のために記事を分けました

Druidenwalzer (ドルイデンワルツ) / Kosmos (Franckh-Kosmos)

これも数年ぶり。でも相変わらずカオスなゲームだ。

moon Gamer

ドルイドたちによる木の精霊を巡る争いがテーマ。精霊の動きに大きな特徴があります。

「精霊」とは、「樹木」タイルの手前に置かれた黒地のカードです。精霊カードは何枚か積み重ねられて置かれており、その一番上のカードが見えています。手番では、自分の精霊カードの山からひとつを選んで、そこに手札から1枚を出すことができます(選択可能なアクションは他にもありますが略)。

そうすると、今置いたカードに書かれた数字と同じ数字を持つ他の精霊カードが移動を行います。移動を行うのは山札の一番上の精霊カードだけです。配置したカードには移動する方向(右回りか左回り)が指定されており、さらに置いたカードに対応する樹木タイルに何マス移動するかが示されています。

その後で、今度は樹木タイル上にある「ドルイド」が力くらべを行います。「ドルイド」コマはプレイヤーごとに3色3個ずつあります。同色のドルイドが、自分の樹木タイルに対応する精霊カード山札の一番上のカードに書かれた数値を比較します(たった今精霊カードを置いた樹木は除く)。負けたドルイドの樹木タイル上には、勝者のマーカーが置かれ、勝ったドルイドの精霊カードはディスカードされます。

樹木タイル上に相手のマーカーが6個配置されると、その樹木タイルは裏返ります。こうして、先に2枚の樹木タイルを裏返させられたら負けで、相手の勝利となります。

…と書いても、実際に目の前で動きを見せてみないとわかりにくいですね。元ネタは「マンカラ」だとすぐにわかるのですが、それが2つ3つひねってあって、結果として他に類を見ないあまりにも不思議なゲームに仕上がっています。ある意味実験作とも言えるでしょう。

戦術を組み立てるポイントがつかみづらく、またランダム要素も多いので取っつきづらいのは否めません。しかしこのゲームでしか味わえない趣きがあるのもまた確かです。
http://ejf.cside.ne.jp/review/druidenwalzer.html


Mr. Jack (ミスタージャック) / Hurrican

ジャック側で勝てる気がしない。

moon Gamer

個人的には2回目のプレイ。ジャック側は逃げることを、刑事側は捕まえることを目指します。今回はジャック側をプレイしてみましたが… 6ターンであえなくご用となりました… 前回、刑事側をプレイした時もちょっと思ったのですが、ジャック側の方が気配りしなければならないことが多くて難しいような気がしました。でも、そんなことはない、という人も身近にいまして、現在検証中です。
http://ejf.cside.ne.jp/review/mrjack.html


Tzaar (ツァール) / SMART moon Gamer

これは良いアブストラクト。

moon Gamer

手番では2回のアクションを行います。最初のアクションでは自分のコマを移動させて必ず相手のコマを取らなければなりません。2回目のアクションでは、再びコマを捕獲するか、自分のコマを強化するか、あるいはパスします。

「強化」とは、コマを重ねることです。相手のコマを取るには、自分と同じ高さと同じか、それ以下のコマしか行えません。自分のコマであればどのコマとも重ねることが出来ます。

コマには「ツァール(二重丸/コマ数少)」、「ツァーラ(一重丸)」、「トット(無印/コマ数多)」の3種があります。これらのいずれか1種でも無くなったら負けです。また、最初のアクションで相手のコマを取れなかったとしても負けです。

これは面白い! ギプフシリーズ最新作にふさわしい優れた思考ゲームです。勝利条件(敗北条件)が2つあり、そのどちらでも勝ちを狙えますし、また相手から攻撃される目標となり得ます。終盤の一発逆転もあり。シンプルかつスピーディ。まったく、こんなに充実した内容のアブストラクトゲームには久しぶりに出会いましたよ。

シリーズ内では「インシュ」に匹敵するか、あるいはそれ以上のゲームだと感じました。アブストラクトゲームがお好きであれば、ぜひプレイしてみてください。
http://www.boardgamegeek.com/game/31999


StreetSoccer (ストリートサッカー) / Cwali

サッカー…なのか?

moon Gamer

何年かぶりにプレイ。サイコロの目に翻弄されるサッカーもどきゲーム。前回のレポートはこちらのエントリーをどうぞ(下の方)。前回も書いていますが、やっぱりダイスの目による影響が大きく感じられ、今回はそれが妙に気になって、残念ながら十分に楽しめませんでした… 目が少ないなら少ないなりに何か別の選択肢を用意して欲しかったなぁ…
http://ejf.cside.ne.jp/review/streetsoccer.html


Buffalo (バッファロー) / Piatnik

バッファロー強すぎ。

moon Gamer

向かいの川を渡ろうと突き進むバッファローを、インディアンの首領と4匹の猟犬たちが阻止しようとします。ランドルフのけっこう有名なゲームでプレイを楽しみにしていました。短時間で終わることもあって連続2ゲームプレイし、さらに感想戦で手筋の研究までしたのですが、オリジナルのままだとバッファロー側にかなり有利だという結果になってしまいました。うーむ? ルール解釈が誤っている可能性があるので、この結論はまた後日に回します。
http://www.boardgamegeek.com/game/32


Tony & Tino (トニー&ティーノ) / Eurogames moon Gamer

タテとコヨ列による2次元陣取り風。

moon Gamer

組員を盤上に配置してシカゴの街からお金を搾り取ります。特殊効果カードの使い方がカギ。

ゲーム開始時に数字の書かれたタイル(一部無印)をすべてのマスに配置します。無印タイルと「1」の組員タイルを交換配置してゲーム開始。手番ではまず、カードのプレイかディスカードを行った後に、自分の組員タイルを盤上に配置します。

組員タイルは、盤上の数値タイルのあるマスにしか配置できません。また残っている数値タイルのうち、もっとも小さな番号のタイルが置かれているマスにのみ組員を配置可能です。最少タイルが複数あれば、そのいずれかのマスを選択できます。

もし、タテかヨコのすべてのマスに組員タイルが配置された場合、双方が配置した組員タイルのポイント総計を比較します。これが大きい方が、対応した報酬タイルを獲得します。最終的に、報酬タイル額の総計が多い方の勝ちです。

マトリックスの行と列ごとに大小判定を行うタイプのゲームです。よく見かける方式ではありますが、この「枯れた」メカニクスのおかげでゲームの面白さがある程度は保証されているとも言えます。

これに数字タイルによる配置制限とカードの特殊効果が組み合わさり、ゲームに厚みを与えています。ちなみにカードの山札は双方が同じ構成なので、これも駆け引きを熱くさせる仕掛けになっているのも面白かったですね。目新しさはないし、特殊効果が乱舞するので、そのあたりは好みが分かれるかも。僕はけっこう気に入りました。
http://ejf.cside.ne.jp/review/tonyandtino.html


Subulata (スブラタ) / Cwali moon Gamer

相手のコマを取ればいいというわけでもない。

moon Gamer

自分のコマを出来るだけ多く、そして得点が高くなるように、相手のタイル(エンドタイル)へ移動させることが目的。前回のレポートはこちらのエントリーをどうぞ。

久しぶりにプレイしたらシビれましたね。改めてこれは良い思考ゲームであると思いました。コマが入り乱れるので長考しやすく、プレイタイムが少しばかり長くなるのが欠点ですが、それを補って余りある面白いアブストラクトゲームです。

このセッションでは高得点コマを次々に取られて大差で負けかと思っていたら、残り少ないコマをエンドタイルに次々に持ち込むことで、相手のコマがまだ途中に多く残った状態でゲームを終了させることに成功、得点差で勝利することができました。
http://ejf.cside.ne.jp/review/subulata.html


Quarto! (クアート!) / Gigamic

そしてこのゲームで〆。

moon Gamer

超変則的な4目ならべ。コマを置く位置は自分で決めますが、そのコマは相手が選びます。前回のレポートと簡単な紹介はこちらのエントリーをどうぞ。

面白いゲームという印象は前回から変わりませんが、手番にかける時間をある程度は制限した方が良いかもしれませんね。というのもこのセッションでは、互いにじっくり考えた末に引き分けに終わってしまったからです…
http://ejf.cside.ne.jp/review/quarto.html


レポートは以上です。

今回も大量のゲームをプレイしまして、ここで書いただけでも20タイトルもあります。その他、隣の卓だけでプレイされた「Olix (オリックス) / Spiel Spass」もありました。
お昼から夜の10時近くまで、長い時間本当にお疲れさまでした>参加者各位
まだまだ未プレイ2人ゲームは大量にありますので、また次回もよろしくお願いいたします。moon Gamer