moon Gamer - ボードゲームブログ

テーブルゲーム(ボードゲームやカードゲーム等々)と、その周辺の話題を中心にした個人ブログです。

カテゴリ: プレビュー・レビュー

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忙しくてゲームを買うヒマもない(殴)。
とりあえず2点のみ購入メモ。

Tal der Könige (王家の谷) / Kosmos」はピラミッド建設ゲーム。三角形の箱がマジでイカします。ルールはとても簡単。見た目にも良い感じです。
http://www.boardgamegeek.com/imagegallery.php3?gameid=4

ヒストリー・オブ・サムライ (源平籐橘盛衰絵巻) / GameJournal 別冊」は、定番ゲームである「History of the World」の日本史版です。ドイツゲーム系のフリークにも注目されていますね。
http://www.gamejournal.net/bknmbr/HOS/Hos.html

仕事でゲームを作っているので、忙しいといっても渇望感はそれほど強くなかったりします。今週末からの連休も、あれこれと画策しているうちに予定がバタバタとつぶれて、テーブルゲームは遊べないことになりそう。2週続けて週末のゲーム予定が無しですが、ま、そういうこともあります。

で、本業の電源ありゲームの企画書の草案をいくつも書いてみて、そのうちひとつだけボードゲーム的な趣味に走った内容にしようかと考えていたのですけれども、いくら考えても電源ありゲーム的に面白くなりそうもなくて難航中。

例えばですね、「エリアに存在する総部隊数の過半数が自分の部隊であれば、そのエリアを自分が支配する」というありがちなルールを作ったとしましょう。ボードゲーム的には何の問題もありませんけれども、電源ありゲーム的には、これだけではあまりにも抽象的すぎてダメなのです。

電源ありゲームの世界では、メカニクスより表現方法が問われます。「過半数勢力で支配」というルールを、より視覚的に描写し、それをわかりやすく具体的に表現した上で、さらに商業的にもメリットのある方法を探すことになります。 …あるのかそんなの(汗)。

ということで悩みは続きます。週末はこっちの世界に没頭することにしましょうか。

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Flunkern (ほら吹き) は、ブラフ&ダウト系のお手軽カードゲームです。

この手のゲームとしては、「Kakerlaken-Poker (ゴキブリポーカー)」が最近ではダントツのヒット作ですが、「ほら吹き」は、さらに軽く、そしてもっと短い時間で楽しめるようになっています。

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これは「野菜カード」。「ナス」「トマト」「ニンジン」「パプリカ」「ジャガイモ」「キュウリ」の6種類あります。枚数は「ナス」が最も少なく(9枚)、「キュウリ」が最も多い(20枚)です。

また、野菜カードには「1」~「10」までの数字が書かれています。数字の分布も野菜カードの種類によって異なります。例えば「ナス」の数値は高め(6~10)で、「キュウリ」は低め(1~5)です。

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こちらは「アクションカード」。全部で4種類あります。

ゲーム中に特殊なプレイを行うためのカードです。

準備は簡単。まず野菜カードだけをシャッフルして、各プレイヤーに8枚ずつ配ります。残りの野菜カードは、山札として場に置きます。

アクションカードは4種類を1枚ずつ(4枚ずつ)を各プレイヤーに配布します。これも手札に入れます。余ったアクションカードは使用しませんので箱に戻します。

これで準備は完了。ゲームスタートです。

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ゲームの目的は「手札を早く無くすこと」です。

また、山札が2回なくなった時点でもゲームは終了します。この場合は、得点計算を行います(詳細詳述)。

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スタートプレイヤーからプレイします。手札から1枚のカードを1枚選び、野菜カードの名前を宣言した上で、そのカードを裏向きにして「場の中央」に出します。

この時、出したカードが宣言したカードでなくても構いません。

次のプレイヤーは選択肢が2つあります。

moon Gamer 1.カードをプレイする

前のプレイヤーが宣言した野菜カードと同じ名前を宣言して、場の中央に置かれているカードに重ねるように、やはり裏向きにして出します。

この時も、宣言したカードと異なる野菜カードをプレイしても構いません。カードをプレイしたら、次のプレイヤーの手番になります。

moon Gamer 2.疑う

前のプレイヤーが宣言したカードと出したカードが違うと思ったら(つまりウソをついていると思ったら)、「ウソつき」と宣言します。

「ウソつき」宣言が行われたら、場の中央に出されているカードのうち、一番上のカード(=直前のプレイヤーの出したカード)だけを1枚めくります。

めくったカードが、宣言したカードと異なる野菜カードであれば、ウソをついた直前のプレイヤーは、めくったカードに書かれた「数字」の数だけ、山札からカードを引いて手札に加えなければなりません。

逆に、めくったカードが宣言通りだった場合は、疑ったプレイヤーが、同様に「数字」の数だけ山札からカードを引いて手札に加えなければなりません。

「疑う」が行われたら、場の中央に積まれているカードは全て捨て札になります。そして手札にカードを加えたプレイヤーから、またカードの名前を1つ宣言して、野菜カードを1枚プレイすることになります。

さて、自分の手番で「1.カードをプレイする」を選択した時、野菜カードをプレイする代わりに、任意のアクションカードをプレイすることが出来ます。

moon Gamer 「爆弾」

この「爆弾」カードは、通常の野菜カードと同様に裏向きにプレイします。

もし、「疑う」を行ってカードをめくった時、それが「爆弾」カードだったら、「疑う」を行ったプレイヤーは、場の中央に置かれている全てのカードを手札に引き取らなければなりません。

moon Gamer 「野菜選択」

この「野菜選択」カードは、表向きにプレイします。

このカードをプレイしたら、任意の野菜を1つ宣言します。野菜カードはプレイしません。その後で「野菜選択」カードは捨て山に捨てます。

※ルールに明記されているわけではありませんが、「野菜選択」カードがプレイされた直後のプレイヤーは「疑う」がプレイ可能なようです。

moon Gamer 「方向転換」

この「方向転換」カードは、表向きにプレイします。

このカードがプレイされたら、プレイ順が逆になります。その後で「方向転換」カードは捨て山に捨てます。

※「方向転換」カードがプレイされた直後のプレイヤーは「疑う」ことが出来ません(ルールに明記されています)。

moon Gamer 「二重疑惑」

この「二重疑惑」カードは、表向きにプレイします。

「二重疑惑」カードは、直前のプレイヤーを「疑う」時にだけ使うことが出来ます。つまり、このカードを出したら自動的に「疑う」を選択したことになります。

「疑う」が成功するにしろ、失敗するにしろ、カードを山札から取る枚数が「2倍」に増加します。その後で「二重疑惑」カードは捨て山に捨てます。

誰かの手札が0枚となったら、そのプレイヤーの勝利です。ただし、最後にプレイした野菜カードが「疑う」によって手札を増やすことになったら、ゲームはまだ続行します。

山札が2回なくなった時点でもゲームは終了します。この場合は、手札に残っている野菜カードの点数を合計し、それが最も少なかったプレイヤーの勝利となります。なお、アクションカードは10点として計上します。

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読み合いに終始する「ゴキブリポーカー」とは異なり、イベントカードによる演出が盛り込まれた楽しそうなブラフゲームです。特殊効果のあるカードは、1度遊べばすぐに覚えられるでしょう。

「ほら吹き」は、4月のメビウス便で来た最新作なのですが、同じく届いた「マニラ」や「バベルの塔」に比較するとあまり話題になっていないような気がしましたので取り上げてみました。いや、マジで面白そうなんですよ。軽すぎて逆にメンツは選ぶかもしれませんけれども。

= DATA =
 ◆タイトル :Flunkern (ほら吹き)
 ◆デザイナー:Tobias Biedermann / Marcel-Andre Casasola Merkle
 ◆メーカー :Ravensburger
 ◆3-6人/8歳以上/30分程度
 ◆関連サイト:
  http://www.boardgamegeek.com/game/15196
  http://ejf.cside.ne.jp/review/flunkern.html

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Scottish Highland Whisky Race (ウィスキーレース) は、18世紀のイギリスを舞台にしたウィスキーの密輸レースがテーマのゲームです。

プレイヤーはスコットランド人となり、密輸先(これもスコットランド)へスコッチウィスキーを運びます。この密輸レースが歴史的な事実を元にしているのかどうかは僕の知識の範囲外でよくわかりません。ゲームの方は、そのような背景を知らなくても楽しめる少しばかり変わったレースゲームとして構成されています。

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ゲームボードです。スコットランドのハイランド地方を表しているそうです。

スゴロクのようなマス目があり、一部のマス目には小さな円が描かれています。この円には、特殊な効果を持つマーカーが配置されます。

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「モルトポイント」のマーカーです。キューブが「1モルトポイント」で、円形が「5モルトポイント」です。

モルトポイントは、コマを移動させる駆動源であり、このゲームの基本的なリソースとなっています。

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下の小さいコマはプレイヤーのコマです。6人までプレイ可能です。

上のひと回り大きなコマは(そうは見えないかもしれませんが)「イギリス人(イングランド人)」コマです。
イギリス人はウィスキーを所持しているスコットランド人(=プレイヤー)に税金をかけようとするお邪魔コマです。

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青とオレンジ色のタイルは、マスに配置される「サイトマーカー」です。

サイトマーカーが配置されたマスでは、さまざまなイベントや効果が発生します。

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背景が緑のタイルは「ウィスキーマーカー」です。

ウィスキーマーカーにはいくつかの種類があり、それぞれが異なる特殊効果を持ちます。

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各プレイヤーにはまず、「GlenMhor(赤)」と「Kinclaith(オレンジ)」と2本のウィスキーが与えられます。その他、規定量のモルトポイントと自分のコマも受け取ります。

ゲームボード上の指定された位置にマーカーを配置します。上級ルールを使うと、ランダムセットアップなどのバリエーションが楽しめます。

未使用のマーカーはストックとなります。残りモルトポイントを銀行にまとめます。イギリス人コマを指定位置に置き、自分のコマをスタートマスに置いて、これでいよいよゲームスタートです。

ゲームは3つのフェイズに分かれています。

1.計画フェイズ
2.プレイヤーフェイズ
  a.コマの移動
  b.マーカーの効果
3.ラウンド終了フェイズ

順に解説してみましょう。

moon Gamer 1.計画フェイズ:

各プレイヤーは、移動で使用したいモルトポイント秘密裏に選びます。選ぶのは自分の所有するモルトポイントからで、任意の数を選ぶことが出来ます(全部でも可)。

モルトポイントを1つ以上持つプレイヤーは、少なくとも1つは選ばなければなりません。全員が選んだら同時に公開します。

選んだモルトポイントの数が最も多かったプレイヤーから移動を行います。選んだモルトポイントは、移動を行う時に銀行に支払います。

もし、同数のモルトポイントを選んだプレイヤーが複数いるのであれば、プレイ順は当事者プレイヤーたち全員が協議して決めなければなりません。

協議してもプレイ順が決まらない時には、当事者プレイヤー全員が移動をする機会を失います。移動出来なかったとしてもモルトポイントを支払わなければなりません。意図的に合意を拒否して移動する機会を失わせるようし向けることも作戦のひとつです。

これらの協議やその他ゲーム中の交渉に、モルトポイント・サイトマーカー(茶のみ)・ウィスキーマーカーを取引材料に使用することが出来ます。

moon Gamer 2.プレイヤーフェイズ:

決められた順番にしたがって、各プレイヤーは自分のコマを移動させます。

移動は前進のみで、選んだモルトポイントは全て使い切らなければなりません。

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もし、他のプレイヤーのコマがいるマスから「出る」時には、他のコマ1つにつき余分に1モルトポイントが必要です。マスから出るのに必要なモルトポイントが不足している時には、そのマスで移動は終了します。

移動が終了したマスに何らかのマーカーがあれば、その効果を発動させることが出来ます。複数のマーカーがあれば、そのうちに1枚を選んで発動させます。

moon Gamer ☆ウィスキーマーカー

ウィスキーマーカーは、4モルトポイントを支払えば購入することが出来ます。購入は任意です。

ウィスキーマーカーには特殊な効果があり、以後、その効果を使用することが出来ます。「X1」と書かれたウィスキーマーカーは、ゲーム中1度しか使用することが出来ません。そのようなウィスキーマーカーを使用した場合は裏返します。

ウィスキーマーカーの特殊効果には以下のようなものがあります。

  • ウィスキーやサイトマーカーの特殊効果をキャンセルする
  • 手番が回って来ていないプレイヤーからモルトポイントを1個ずつ盗む
  • ラウンド終了時に(4個ではなく)5個のモルトポイントを補充する
  • 他のプレイヤー1人の所有するモルトポイント半分を盗む
  • 他のプレイヤーとウィスキーマーカーを交換する
  • 1枚のウィスキーマーカーを賭けて決闘する
  • 任意のコマを2マス、前か後ろに移動させる

特殊効果を使用するためには、定められた条件を満たさなければならないものもいくつかあります。

moon Gamer ☆茶色のサイトマーカー

茶色のサイトマーカーは、自動的にプレイヤーに利益をもたらします。

キューブと数字の書かれた「キャンプ」は、プレイヤーにモルトポイントを与えます。

ラッパと数字の「チェックポイント」は、勝利得点をプレイヤーに与えます。

moon Gamer ☆青いサイトマーカー

青いサイトマーカーには4種類あります。

  • ウィスキーマーカーを5勝利得点(VP)で売却可能な「バブ」
  • ゲームボード上にある任意の2つのマーカーを交換可能な「聖 Culaban の祝日」
  • イギリス人コマを3マスまで前後に移動させることが出来る「イギリス人」
  • 使用済みにウィスキーマーカーを再度使用可能とする「聖地」

止まったマスにある青いサイトマーカーの種類によって効果を適用します。

moon Gamer 3.ラウンド終了フェイズ

全てのプレイヤーの手番が終了したら、イギリス人コマが移動します。イギリス人コマは3マスだけ前進します。

この時、プレイヤーのあるマスは飛ばします。飛ばされたコマのプレイヤーは、所有しているウィスキーマーカー1個につきモルトポイント1個を税金として支払わなければなりません。支払えない時には、ウィスキーマーカーで支払います。

この後で、イギリス人のコマのあるマスに、ストックからランダムに引いたマーカーを配置します。

これを繰り返してゲームは進行します。
誰かのコマがゴールに入ったらゲームは終了し、勝利得点(VP)の計算を行います。

バブに売却したウィスキーマーカーは5VPです。所有しているウィスキーマーカーは1個につき2VPです。モルトポイントを最も多く所有しているプレイヤーには3VPが入ります。

その他、チェックポイントや順位(イギリス人コマがゴールしたかどうかで点数が異なる)によってVPを計算し、最も多くのVPを獲得したプレイヤーの勝利となります。


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特殊効果が派手に飛び交いそうなレースゲームです。とはいえ、ルールを読む限りでは、プレイヤー間の交渉に制限が少なく、「読み」が重要なので、実は意外とシビアな内容のゲームかもしれません。早くゴールすることで高い順位点を得られるようにはなっていますが、最終的にはその他のVPを総計して勝敗が決まりますので、そのあたりの駆け引きも面白そうです。

特殊効果はいくつかありますが、それほど難しいものではありません。また、特殊効果をゲームにもたらすマーカー類はプレイ中に公開された状態で場にあるので、わからなければその場でルールを確認することが可能になっています。

= DATA =
 ◆タイトル :Scottish Highland Whisky Race (ウイスキーレース)
 ◆デザイナー:Andreas Steding
 ◆メーカー :MoD Games / JKLM Games
 ◆3-6人/12歳以上/60分程度
 ◆関連サイト:
  http://www.boardgamegeek.com/game/12679
  http://ejf.cside.ne.jp/review/whiskeyrace.html

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Kogge (コッゲ/コグ) は、バルト海沿岸で交易を行って、ハンザ同盟の盟主となることを目指すゲームです。

典型的なピックアップ&デリバーなメカニクスですが、資産の扱いが変わっていることもあり、全体としてやや変わったタイプの交易ゲームになっています。

※このプレビューは、新版(JKLM Games版)を元に書いています。

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これはゲームボードです。9つの都市があり、「0」~「8」までの数字が書かれています。

また、都市には4つの「色」がついています。これはその都市が生産する「交易品」の種類を表しています。

また、各都市の前には2つのボックス(□)があります。これは、「交易路タイル」の置き場所で、その都市からどの都市へ移動可能であるかを示すために使います。

ちなみに、中央の海域に描かれている航路のようなものは、すべて装飾です。ゲーム的には特に意味はありません。

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これは「交易品マーカー」です。灰色の「鉱石」・オレンジの「毛皮」・白い「塩」・紫の「琥珀」の4色です。

交易品マーカーは都市で生産されます。これをプレイヤーが獲得することで、資産のような意味を持つことになります。

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これはプレイヤーに与えられる「船」と「商館」です。

「船」は都市間を移動し、多くの役割を果たします。

「商館」は都市に置かれ、交易にも勝利条件的にも重要な意味を持ちます。

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「交易路タイル」。「0」~「8」の数字と4つの色が記されています。この数字と色は各都市に対応しています。

数字ごとに枚数が異なっており、「0」タイルが最も多く、「8」タイルが最も少なくなっています。

交易路タイルは、盤上に配置される時には航路を定義しますが、プレイヤーが持っていると、プレイオーダーを決めたり、交渉の材料として交換可能な資産となるなど、複数の意味合いを持つようになります。

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上は「ギルドマスター」と「ゲームエンドマーカー」です。
ギルドマスターはゲームの進行に深く関わっており、それとは別に特殊な効果を持っています。

下は「プレイオーダー」タイルで、プレイ順を示します。

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上は「ボーナスタイル」。特殊な効果を持つタイルで、勝利条件的にも価値があります。

下は「略奪タイル」。プレイヤーの意志によって都市を略奪する際に使用します。

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プレイの準備ではまず、各都市に生産物となる交易品マーカーを3つずつ配置します。
続いて、ルールにしたがって各都市のボックスに交易路タイルを配置します。
ランダムに選ばれた都市にギルドマスターとゲームエンドマーカーを配置します。

全員に指定された枚数と種類の交易品マーカー・交易路タイル・略奪タイル・船・商館を配布します。
そして、手持ちの交易路タイルを秘密裏に1枚選んで同時公開し、タイルと同じ番号の都市に自分の船と商館をひとつ配置します。
また、この時出したタイルによって、最初のターンのプレイ順も決まります。

これでゲームスタートです。

このゲームでは、3つのフェイズによって構成されています。

1.供給とプレイ順フェイズ
2.ギルドマスターフェイズ
3.プレイヤーフェイズ
 a.船の移動
 b.アクション

順を追って説明をしてみましょう。

moon Gamer 供給とプレイ順フェイズ:

まず、ストックから交易路マーカーを2枚ずつ4回(計8枚)引いて、ボードの脇に並べます。これは、後で購入することが出来ます。

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次に、最初のプレイ順となっているプレイヤーから、手持ちの交易路タイルから1枚以上を選んで、それを公開します。

2番目以降のプレイヤーもこれを行います。ただし、自分より前の手番のプレイヤーの出した組み合わせの交易路タイルを選択することは出来ません。

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全員がこれを行ったら、出された交易路タイルに書かれた都市に交易品マーカーを配置します。プレイされた交易路タイル1枚について2個の交易品マーカーを配置します。

交易品マーカーを配置する都市に商館が配置されていれば、商館1つにつき1個ずつ交易品マーカーを置きます。残りの交易品マーカーは都市上に配置します。

この後で、ルールにしたがって、今プレイした交易路タイルによりプレイ順が決まります。

moon Gamer ギルドマスターフェイズ:

プレイ順1位のプレイヤーは、ギルドマスターを時計回りに陸路を伝って1都市か2都市だけ移動させます。ただし「略奪タイル」が配置された都市は飛ばされます。

ギルドマスターが移動した結果、ゲームエンドマーカーのある都市に2回到達したか通過した場合、ゲームはただちに終了して、「勝利得点(VP)」による勝利判定が行われます。

※勝利判定には「発展ポイント(DP)」によって行われるケースもあります(詳細後述)。

moon Gamer プレイヤーフェイズ:

各プレイヤーはプレイ順に従って自分の船を移動させることが出来ます。

船は都市から都市に移動します。ある都市から移動可能な都市は、その都市に配置された「交易路マーカー」の数字に記された都市です。例えば「2」と「6」が配置された都市からは、「Abo(2)」か「Strulsund(6)」へ移動可能です(しつこいようですが、ゲームボードの航路のようなものはゲーム的には意味のない装飾です)。

移動した船は、移動先からさらに移動することが可能です(移動先は交易路タイルに依ります)。ただし、2回目の移動にはコストがかかります(1回目は無料)。コストは交易品マーカーか、交易路タイルで支払います。

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船が出発する都市や移動先の都市に自分の商館があり、そこに交易品マーカーがあれば、それを回収して獲得することが出来ます。

続いて、船の移動を終えた都市でいくつかのアクションを行うことが出来ます。
アクションは6種類あり、1手番で1種類のアクションを1回だけ行えます。
アクションを行う順番は任意ですが、「略奪」アクションを行ったら手番は終了します。


moon Gamer アクションa.「商館建設」

その都市で生産される交易品マーカーを除く3種の交易品マーカーを支払い、さらに建設する都市と同じ番号の交易路タイルを支払えば、そこに商館を建設することが出来ます。

交易路タイルのコストは、その都市について最初の商館建設であれば1枚、2つめであれば2枚を支払います(ひとつの都市には最大2つの商館が建設可能)。


moon Gamer アクションb.「ギルドマスターと交易」

移動先にギルドマスターがいれば、交易を行うことが出来ます。この特殊な交易アクションは、以下のいずれか1つだけをプレイ可能です。

・同値3枚の交易路タイルと略奪タイルとの交換
・同種6個の交易品マーカーと
 任意のボーナスマーカー1枚との交換
・同色の交易品マーカーと交易路タイルとの1:1交換

「ボーナスマーカー」は4種2枚ずつあり、それぞれ特殊効果を持ちます。同時に、勝利条件的にも大きな意味を持ちます。


moon Gamer アクションc.「交易路タイル購入」

交易品マーカー1個と引き替えに、公開されている交易路タイル4組(1組2枚)のうち1組を購入することが出来ます。


moon Gamer アクションd.「交易品マーカー交換」

プレイヤーが所有する交易品マーカーと、都市に置かれている交易品マーカーを、1:2の比率で交換することが出来ます。つまり、交易品マーカー1個を都市に置けば、その都市から2個の交易品マーカーを獲得することが出来るのです。

ただし、交換する交易品マーカーの種類は異なっていなければなりません(例えば、塩1個支払って、塩2個をもらうことは出来ません)。

また、このアクションは、船を移動した先の都市でなければ行うことが出来ません(移動を行わないで、交易品マーカーの交換を都市と行うことは出来ないのです)。


moon Gamer アクションe.「交易路タイル交換」

都市のボックス(□)に配置されている交易路タイル1枚と、プレイヤーの所有する交易路タイル1枚を交換することが出来ます。

交換した交易路タイルは裏向きに置きます。裏向きの交易路タイルは、使用する時に表向きになります。裏向きに交易路タイルと交換したり、配置する都市と同じ番号の交易路タイルを置くことは出来ません。


moon Gamer アクションf.「略奪」

その都市に略奪タイルを配置します。以下の2つのことから1つを選んで行います。

・その都市に他のプレイヤーの船があれば、
 そのプレイヤーが所有する交易品マーカーの
 およそ半分を略奪
・その都市にある交易品マーカーを全て略奪
 ※商館内の交易品マーカーも含む

その後で、プレイヤーの船はその都市から他のプレイヤーによって移動させられます。そして、このゲーム中は、自分の略奪タイルの置いてある都市には移動することが出来なくなります。


ターンの構成は以上です。これを繰り返してゲームは進行します。
勝利条件の判定は2種類あります。

まず、「商館」を建設すると1発展ポイント(DP)を獲得します。またボーナスタイルを獲得しても、1枚につき1発展ポイント(DP)を獲得します。発展ポイント(DP)が「5DP」になった時点で、ただちにそのプレイヤーの勝利となります。

また、ギルドマスターが「ギルドマスターフェイズ」で移動し、ゲームエンドマーカーのある都市に2回到達したか通過した場合、ゲームはただちに終了して、「勝利得点(VP)」による勝利判定が行われます。

勝利得点(VP)は、商館・ボーナスタイルの他、未使用の略奪タイル、それに所有したり、商館にある交易品マーカーが対象になり、ルールにしたがって計算を行います。もちろん、最大得点を獲得したプレイヤーの勝利です。

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個人的に交易ゲームが好きなもので、どうしても評価が甘くなってしまうのですけれども、ルールを眺めているだけで、ニヤリとさせられるトリッキーなメカニクスに期待が大きく膨らみます。

交渉の自由度がかなり高いので、それがどのように機能するのか実際にプレイしてみないとわかりませんが、シビアな駆け引きが要求されるゲームであることは容易に想像出来ます。そこらへんも含めて、じっくり楽しんでみたい作品です。

= DATA =
 ◆タイトル :Kogge (コッゲ/コグ)
 ◆デザイナー:Andreas Steding
 ◆メーカー :MoD Games / JKLM Games
 ◆2-4人/10歳以上/90分程度
 ◆関連サイト:
  http://www.boardgamegeek.com/game/8138
  http://ejf.cside.ne.jp/review/kogge.html

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相変わらずスギ花粉は飛びまくっていますが、だからと言って何も更新がないのも寂しいので、小ネタがあった時くらいは出来るだけ書くようにしてみます。

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さて、28日(月)に、だいぶ前に注文していた「Meisterdiebe (盗賊の親方)」が到着していました。

右はゲーム外箱の写真ですが、もちろんこれも木製です。そして、けっこうな重量があります。

そして取り出したのが「宝石箱」であるゲーム本体です。

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本体はそれほど重くは感じませんでしたが、どっしりとした質感はなかなか迫力があります。

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「宝石箱」は3段あり、それぞれの段は左右どちらにも回転するようになっています。

引き出しの中には宝石を入れます。くるくる回ったり、ひっくり返したりしながら、どの宝石がどこの引き出しに入っていたかを記憶することがゲームのポイントとなります。

ルールの方は、英文ルールを数週間前に入手していたにも関わらず手つかずだったのですが、品が届くと同時に速攻で訳してしまいました。やっぱり実物が目の前にあるとテンションの高さが違います。

まぁとにかく、これはもう四の五の言わずに黙ってやるしか。でも持ち運びがえらく大変なコンポーネントなので、はるばる電車に乗ってゲーム会に持ち運ぶかどうかは微妙。花粉さえ無ければ…

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Heart of Africa (ハート・オブ・アフリカ) は、19世紀末ごろのアフリカを舞台にした列強による植民地支配をテーマにしたゲームです。

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ゲームボードは、アフリカ全域をいくつかのエリアに分割したものです。

エリアにはシンボルの描かれたものがいくつかあり、そこには「資源マーカー」が置かれます。

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「資源トラック」上の「0」にアフリカマーカーを置き、その下4つに、4種類の資源マーカーを1つずつ置きます。これは、ゲーム中の資源マーカーの価値(=勝利ポイント)を決めるために使います。アフリカマーカーは、「空白エリア」の価値を示しています。

さらに、「名声トラック」の「2」の欄に、プレイヤーのコマを1つずつ置きます。これはプレイヤーの名声を表しますが、ゲーム的にはプレイヤー間の戦闘で重要な意味を持ちます。

勝利ポイントトラックにもプレイヤーマーカーを置きます。マーカーをランダムに1個ずつ引いて、「8」から順に並べます。これが各プレイヤーに与えられる勝利ポイントの初期値となります。

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続いてマップ上にマーカー類を配置します。

シンボルの描かれたエリアに、ランダムに引いた「資源マーカー」を置き、さらに中立の「交易者(トレーダー)」を1個ずつ配置します。

初期勝利ポイントの最も少ないプレイヤーから、マップ上の任意のエリアに、自分の「交易者(トレーダー)」のコマを配置します。初期配置可能なエリアは、海岸沿いで、他の交易者が配置されていないエリアです。選んだエリアに5個の交易者マーカーを配置します。

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その後で、「特別勝利マーカー」を1人ひとつずつ受け取ります。

これは、そのプレイヤーだけのボーナス得点を表しています。

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最後に、アクションマーカーを2列3段(6個)に並べてゲームスタートです。

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まず、アクションマーカーを2つ引きます。それを4段目に並べます。

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ここで「競り」を行います。競りの対象は、「アクションマーカーの一番上の段にある2個」と「手番プレイヤーになる権利」の2つです。競りに勝ったプレイヤーは、この2つを一度に得ます。

競りは、勝利ポイントの多い順に行います。入札は1度のみです。競りに「影響力マーカー」を使います。これはゲーム開始時点で各自12~15個ずつ持っています。また、不足分を勝利ポイントで補填することも出来ます(上限あり)。補填した勝利ポイントは、他のプレイヤーに分配されます。

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競りに勝ったプレイヤーは、影響力マーカーをストックに支払った後、アクションマーカー2個を受け取り、手番プレイヤーとなります。

このゲームでは、競りに勝たなければ手番を行えません。

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手番プレイヤーはまず、中立の交易者マーカーを1つ配置します。

その後で、アクションポイントを使ったアクションを行います。

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アクションマーカーには、数字とシンボルが描かれています。数字は、「アクションポイント」を、シンボルは「特殊アクション」を表しています。

アクションポイントを使用することで、自分の交易者を移動させたり、新しい交易者マーカーを配置したり、あるいは資源マーカーの価値を増減することが出来ます。

手番プレイヤーの得るアクションポイントは、競り落としたアクションマーカーに書かれた数字の合計です。また、影響力マーカーを支払うことで追加アクションポイントに変換することも可能です。

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入手したアクションマーカーにシンボルがあれば、その特殊効果を実施することも可能です。

これは手番の間でれば、いつでも使うことが出来ます。

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移動の後で、手番プレイヤーの交易者マーカーが中立の交易者マーカーのいるエリアにいる場合は、そこで「戦闘」を行うことが出来ます(戦闘実施は任意です)。

戦闘を行うエリアごとに「戦闘マーカー」を1つ引いて戦闘結果を出します。戦闘によって被害が出ないこともありますが、名声・影響力マーカー・交易者マーカーなどが失われることもあります。

いずれにせよ、その場合はプレイヤー側の勝利となります。中立の交易者マーカーをひとつ取り除き、残りを2エリアまで後退させます。

もし、自分の方の交易者マーカーが多い場合には、引いた戦闘マーカーの結果を無視して、戦闘マーカーを引き直すことが出来ます。これは、交易者マーカーが超越している数まで繰り返すことが出来ます。

また、自分の名声を失うことで、交易者マーカーを失わずにその場に留まることも出来ます。この場合はプレイヤー側の敗北です。

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他のプレイヤーの交易者マーカーと戦闘を行うことも出来ます。この場合は、プレイヤーの「名声」が大きく関わります。

プレイヤーの「名声」値が、交易者マーカー1個あたりの価値となります。例えば、名声値が「2」で、交易者マーカーが「3」個であれば、価値は「6(=2×3)」となります。

そして双方のプレイヤーが、所有している影響力マーカーとアクションマーカーを任意の数だけ取り、それを相手に見られないように手に持って同時に公開します。

この時、影響力マーカー1個は「3」、アクションマーカーは「9」の価値があるものとして計算します。こうして、交易者・影響・アクションの3つのマーカーの価値を合計し、その数が多い方が勝利となります(同点は非手番プレイヤーの勝利)。

敗者側は交易者マーカーをひとつ失い、残った交易者マーカーも勝利側によって1~2エリア後退させられます。

なお、戦闘の際に「退却マーカー」を出すことで、自主的に退却することも出来ます。この場合は、交易者マーカーを失わずに済み、後退も自分で行えます。さらに、相手が出した影響力マーカーとアクションマーカーを獲得することも出来ます。

戦闘に勝利した側は、2影響力マーカーを支払うことで名声を1マスだけ上昇させることが出来ます。

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全ての戦闘が終了したら、手番プレイヤーは勝利ポイントを獲得します。勝利ポイントを獲得することが出来るのも手番プレイヤーだけです。

自分の交易者マーカーのあるエリアに資源マーカーが置かれていれば、その資源マーカーの価値だけ勝利ポイントを得ます。

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また、アクションマーカーによって「交易所」を作れば、勝利ポイントを得られることがあります。

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さらに、「アフリカの中心」エリアを支配していれば、手番のたびに3ポイントを得ます。

しかし、自分の支配しているエリアに中立の交易者マーカーがあれば、それひとつにつき-1点となります。

最後に、手番プレイヤーがこのラウンドで使用した影響力マーカーを、非手番プレイヤー間で分配します。余ったら、次のラウンドに持ち越します。

こうして最初に勝利ポイントを42点以上にしたプレイヤーの勝利です。

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ルールを読んでみたら、意外と戦闘色の強いゲームでした。変則的なゲーム進行ですが、その根本は影響力マーカーのマネージメントにあります。最後は手番を取って勝ちに行くことが必要なので、そこにつなげるための流れをしっかりと計画してプレイに臨む必要がありそうですね。

以下、蛇足ではありますが、個人的な意見です。「ハート・オブ・アフリカ」で扱われるさまざまな要素は、そのほとんどが抽象化された表現となってはいますが、アフリカの悲劇的な歴史を背景にしていることは事実です。プレイする前に、近代アフリカ史を少しでも調べておくことは、純粋にゲームを楽しむ上でも有用な情報になるかと思います。

= DATA =
 ◆タイトル :Heart of Africa (ハート・オブ・アフリカ)
 ◆デザイナー:Andreas Steding
 ◆メーカー :Phalanx Games
 ◆2-5人/12歳以上/60分程度  ◆関連サイト:
  http://ejf.cside.ne.jp/review/heartofafrica.html
  http://www.boardgamegeek.com/game/10869

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なかなか体力が回復しないし、仕事も残っているので小ネタ記事。

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先日、部屋を整頓していたら、棚と棚のすき間から、こんなものが出てきました。

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中から取りだして、広げるとこんな感じ。

何だかおわかりになりますか?

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実はこれ、カタンの木製ボードです。購入したことをすっかり忘れていました。

販売元はこちらのショップです。

値段は212ユーロ。数年前に購入した時にはもうちょっと安かったような気がするのですが、気のせいかもしれません。

カードの置き場所やコマの置き場所もあります。

moon Gamer moon Gamer

タイルの置き方がずれていますが、全体像はこのようになっています。
騎士カタンなどにも対応しているので、タイルの置き場所に少し余裕があるのです。

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大きい上に重いので持ち運びはまず無理ですが、いつかこれで遊んでみたいですね。


2005/03/08 23:02 追記
花粉症の症状がひどく出始めました。さらに風邪までひいたみたいです。
しばらくまたエントリーが不安定になりそうです…
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多忙にて小ネタをひとつ。
Amazon のおすすめ商品になぜか入っていたのがこれ。

moon Gamer 「花めくりウルトラマン」

初代ウルトラマンの花札です。
発売元はバンダイ。990円。

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1月からいきなりこんなのです。「スプーン」って。

カス札でちょいキモなダダ。
いや、ダダはキモいのがウリですから。

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おされな「ゾフィー」。これは梅の2月。

ニセウルトラマンも健在。なぜか6月。

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青札と思いきやバリヤーなんですよ。

右は何月だかわかりますか?
牡丹(6月)なんです。四次元怪獣ブルトン。

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ピグモンはもちろん風船が付いてます。しかも20点札。

「最終回」はゼットン。ウルトラマンはやられています。
火の玉1兆度。しんでしまうとは(ry

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渋い札2枚をご紹介。

月は、赤い玉を押して飛ぶウルトラマン。

そして雨に打たれるジャミラ!

いやー、泣けるわ、これ。

ルールは普通の花めくりに、独自の役が5つ付いてます。

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これは「宇宙人」。50点。

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「必殺技」。30点。
八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)はともかく、バリヤーは必殺技なのか?

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もちろん花めくりの役も健在です。
七タンだとこんな感じ。

でも、赤タンの3枚以外は短冊じゃない気が…

シャレがきつくてちょっとわかりにくい札もありますが、こいつにわかりやすさを求めるのは野暮ってもんでしょう。見事な出来映えです。

他にも2人用ルール「しゅわっち」が入っています。

「花めくりウルトラマン」は、Amazon の「おもちゃ&ホビー」ジャンルの「カード・ボードゲーム」カテゴリーで、現時点で売り上げランキングのぶっちぎり1位となっていますmoon Gamer

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Piraten-Duell (海賊の決闘) は、海賊となって海を航海し、宝物を誰よりも多く獲得することを目指すファミリーゲームです。

ごらんのようにプラスチック製のボトルに入ったコンポーネントが大きな特徴です。しかもこのボトルは入れ物としてだけではなく、ゲーム中にも使うのです。


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これは「宝物カード」と「決闘カード」。

どちらも船を移動するマスのような使い方をします。
これらのカードには数字が書かれていて、印刷された数字が高いほど価値が高くなっています。

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「決闘カード」。海賊ですからもちろん戦います。といってもそこは子供向けですから、そんなに殺伐としているわけではありません。

この海賊カードは、背面の色違いで3種類2セットの6枚があります。

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「コンパス」「船」「海賊ボール」。

「船」を移動させることで、宝物を獲得します。「船」はゲームで1隻だけ登場します。

カラフルな「海賊ボール」は、船の移動方向を決めるために使います。ルールブックには8個入りと書かれていますが、なぜか僕の買ったセットには10個のボールが入っていました。

「コンパス」は何と本物の方位磁石です。何に使うかというと… 実はこれがなくてもゲームは遊べます。下で説明しますが、コンパスがどのような道具で、どう使うのかを子供たちに教えるためだけに用意されています。

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ゲームの準備はとても簡単です。

まず場の中央に「コンパスカード」を置きます。コンパスカードには東西南北が書かれています。せっかくですので、附属のコンパスを使って正しい方位を向けて置きましょう。

「宝物カード」と「決闘カード」をよくまぜて山札とします。そこから1枚ずつ引いて、コンパスカードの周囲に四角く置きます。

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そしてボトルの中に8個の「海賊ボール」を入れます。あとは「決闘カード」をセットごとに分けておいてゲームスタートです。

自分の手番になったら、海賊ボールの入ったボトルを手に取って、それを逆さに振ってみましょう。

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そうすると、ボトルの中に入っている海賊ボールが写真のように重なっているはずです。この下から3番目にあるボールの色で、船の進む方角が決まります。

※「下から3番目」というのは、ルールでそう決まっているのです。

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方角と色の関係は場のコンパスカードを見れば一目でわかるようになっています。その方向へ船を動かしましょう。

なお、船が端を超えて移動する場合は、その反対側の位置へ移動させるようにします。上と下・右と左はつながっているのです。

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船が移動した先に「宝物カード」があれば、手番プレイヤーはそれを取って、自分の前に表向きにして置いておきます。

さて、ここで手番プレイヤーは、手番を終了するか、あるいはまたボトルを振るか、そのどちらかを決めてください。

もしボトルを振るのであれば、上記と同じことを行ってまた船を移動させます。ですが、船が移動した先にカードが置かれていなければ手番をすぐに終了させなければなりません。それどころか、この手番で取った表向きの宝物カードも失われてしまうのです。

一方、ここで手番を自主的に終了するのであれば、この手番では、もう宝箱を取ることができなくなる代わりに、既に取ったカードを裏向きにして自分の前に置くことができます。こうすることで宝物カードが自分のものになるのです。

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もし、船が移動した先が「決闘カード」であれば、誰かと決闘しなければなりません。

まず自分が1セット(3種)の決闘カードを取り、誰か1人を指名します。指名されたプレイヤーも1セットの決闘カードを取ります。

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そしてそれぞれが手持ちの決闘カードを1枚選び、同時に公開して強さを比べます。

勝った方が、手番プレイヤーがその手番で取った宝物カードを全て受け取ります。また、場にある決闘カードも受け取ります。

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決闘カードには、宝物カードと同様に点数が書かれています。ですが、マイナス点のカードもありますので、必ずしも決闘に勝てば良いというわけでもありません。

なお、決闘が行われたら手番は終了します。


手番が終了したら、カードが取られてあいた場所へカードを補充します。船の位置はそのままです。

こうしてゲームは進行し、山札からカードが補充することができなくなったらゲームは終了です。最後に得点計算を行います。取った宝物カードと決闘カードの数字を合計し、最も高い点数のプレイヤーが勝者となります。

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ジャンルとしてはバースト系ゲームでしょうか。コンパスを同梱したり、ボトルが飾りだけではなくゲーム中に小道具として使ったり、ハバの子供ゲームの対するこだわりを感じさせてくれる作品です。

コンポーネントやゲームの内容も、家族全員で笑って楽しめるようなデザインになっているのは好感が持てました。ファミリーゲームとしていねいに作り上げられた良作だと思います。

= DATA =
 ◆タイトル :Piraten-Duell (海賊の決闘)
 ◆メーカー :HABA
 ◆2-4人/6歳以上

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Polarity は、磁石が入ったコマを使ったアクション思考ゲームです。

1986年に発売されたやや古いゲームです。奇抜なアイデアに富んだ他に類を見ないユニークなゲームなのですが、商業的にはまったく恵まれなかったようで、高い評価のわりには長らく絶版となっていました。最近になって再販が決定したようで、これで入手しやすくなることでしょう。

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コマです。ルールでは「Disk」と表記されています。コマは、片面が白で、もう片面が黒です。よくオセロのコマに例えられます。

全てのコマは色と極性の関係が同じとなっています。いずれも大変に強力な磁力を持っています。

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フィールドマットです。厚い布製です。

この赤く丸い円の中でゲームが行われます。

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これは赤い特殊なコマです。これはフィールドの中心に置かれます。

これも磁性を持っています。そしてゲーム中に、この赤いコマに触れたら自動的に負けとなります。

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両プレイヤーは24個ずつのコマを持ちます。
各プレイヤーが持つ未プレイの(フィールドに置いていない)コマを総称して「Unplayed Stack (未プレイのスタック/以後スタックと表記します)と言います。

自分のスタックは、ゲーム終了時に相手の得点になります(1コマ=1点)。出来るだけスタックのコマ数を減らすことが、このゲームの基本的な方針となります。

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セットアップはまず、赤いコマをトスして、向いた面を上にしてフィールドの中央に置きます。

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続いて「白」のコマを担当するプレイヤーからコマを配置します。5個のコマをスタックから取り、白い面を上に向けて、それぞれとフィールドの任意の場所に置きます。置く時には「平らに」置かなければなりません(セットアップでは、磁力でコマを浮かせてはいけません)。

続いて「黒」を担当するプレイヤーが、同様に5個のコマをフィールド上に置きます。

これで準備は完了です。「白」プレイヤーの手番でゲームは開始されます。

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手番では、自分のスタックからコマを1個取り、それをフィールド上に置きます。置こうとするコマのことを「Action Disk (アクションディスク)」と言います。

アクションディスクをフィールド上に置く時には、フィールド上の自分のコマに対して、その磁力を利用して「寄りかかる」ように傾斜させなければなりません。

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「寄りかかる」ようにフィールド上に配置されたアクションディスクのことを「Leaner (リーナー/寄りかかるもの)」といいます。

リーナーは、「平らに」置かれたコマか、積み重ねられたコマ(コラムと言います/後述)に対して行うのが一般的です。ルール的には、傾斜したリーナーに対してさらにリーナーを作ることも可能です(ただし困難を極めます)。

アクションディスクでリーナーを成功させれば手番は終了し、相手の手番になります。しかしこの試みは失敗する時もあります。どのような失敗をしたかによって、それぞれその後の処理が異なります。


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「フォール」

リーナー作成の試みを行っている最中に、すでにあるリーナーを崩してしまい、そのコマを平らに「落として」しまうことがあります。

単にリーナーを崩してしまっただけで、他のコマへの接触がなければ、アクションディスクを手番プレイヤーのスタックに戻し、相手の手番になります。

リーナーを崩すことを「意図的に」行うこともあります。これは重要なプレイテクニックのひとつです。平らに置かれたコマの数を増やすことで、次手番以降にリーナーを作りやすくするのがその目的です。

なお、相手のリーナーを崩して、さらにそれが裏返ってしまった時には、さらに重いペナルティが課されます。アクションディスクを手番プレイヤーのスタックへと戻した後、相手プレイヤーは裏返ったコマを相手の面を上に向けた状態でフィールド上の任意の位置に置きます。さらにその後で相手の手番となります。


「コンタクト」

2つ以上のコマがフィールド上で触れてしまうことを総称して「コンタクト」といいます。コンタクトには以下の3つのパターンがあります。

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1.コラム

 2つ以上のコマが重なってしまうこと。

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2.接触(キス)

 コマとコマの縁が接触すること。

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3.コンビネーション

 コラムと接触の組み合わせ。
 (コラム―コラム・接触―接触・コラム―接触)

これらが発生した時の処理はほぼ同じです。まず、アクションディスクは手番プレイヤーのスタックに戻されます。

相手プレイヤーは、コンタクトとなった全てのコマを取り上げて、コラム(2つ以上のコマの重ね合わせ)を作ります。

注意しなければならないのは、コンタクトの結果として相手プレイヤーの色の面を上に向けてコラムが形成されていたとしても、コンタクトとなっている全てのコマを一度フィールド上から取り上げなければならない、ということです。

そして、相手プレイヤーは、そのコラムを相手プレイヤー自身の色の面を上に向けます(これをコンバートといいます)。

コンバートしたコラムは、フィールド内の任意の地点に置きます。

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このコンタクトに対する処理ルールを逆用すると、攻撃の手段としても使うことが出来ます。

リーナーを形成している相手コマに対してわざとコンタクトを起こしたとしましょう。

そうすると、相手はコンタクトしているコマをコンバートするために取り上げなければなりません。これはルールにより強制です。しかしこれでリーナーが崩れてしまうのです。

そうすると「フォール」のペナルティが適用されます。コンタクトに対する処理中であっても、フォールやコンタクトのルールは適用されるのです。

したがって、コンバートするために取り上げたコマは、相手のスタックに戻されます(後述しますが、ゲーム終了時の相手のスタックにあるコマは、自分の得点になります)。そして手番は自分にまた戻ってくるのです。

※なにやら簡単そうに書きましたが、実際にこれを実現するのは、他のルール的な制約を超えなければなりませんし、テクニック的にもなかなか難しいです。


moon Gamer「フォースアウト」

フィールドからコマが出てしまうことを「フォースアウト」といいます。

コマが境界線から出してしまったら、それがコンタクトでない限り、そのコマはアクションディスクと共に手番プレイヤーのスタックに戻されて、相手の手番に移ります。

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フィールド上に置かれているコマが、アクションディスクにくっついてしまった場合もフォースアウトとして扱われます。なぜなら、置かれているコマはアクションディスクによってフィールド上から離れたからです。


「シフト」

平らに置かれているコマやコラムを、コマの「直径」を超えて移動させてしまうことを「シフト」といいます。

この場合、直径を超えてコマが移動した時点でプレイを止めて、アクションディスクを手番プレイヤーのスタックに戻します。移動してしまったコマは、他のコマと接触していない限りは、移動した先に止まります。そして相手の手番に移ります。

逆に言えば、コマはその「直径」までは動かせるという意味でもあります。したがって多少動いたとしても、ルール的には問題はありません。

また、このルールはリーナーには適用されません。リーナーは他のコマに接触させたり、フォールさせたりしなければいくらでも移動させることが出来ます(実際問題として、リーナーの移動はかなり難しいのですけれども…)。


どちらかのプレイヤーのスタックが無くなったらゲームは終了します。相手のスタックにあるコマは1個につき1点として計上します。

続いて、フィールド上にある自分の「コラム」が得点になります。コラムに含まれているコマ1個につき1点です。リーナーや1個だけ平らに置かれたコマは得点の対象になりせん。

これらの合計点数が多い方が勝利となります。

なおサドンデスとして、フィールド上の全てのコマが一方のプレイヤーの色だけとなった場合は、そのプレイヤーの勝利となります。また時間短縮のアイデアとしてダブリングキューブを使うことも提案されています(ダブリングキューブはセットに同梱されています)。

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「ポラリティ」は、すでにこのブログに何回か登場していますが、いくら遊んでも飽きない面白いゲームです。要するに、見えない地場が勢力範囲となる陣取りで、一見すると動きのない単純なゲームに見えるのですけれども、プレイするたびに新しいテクニックや戦術の発見があり、底知れぬ奥深さを感じる競技性の高い作品です。

その特性上、ゲームをプレイする環境は、平らで傾きのない広いテーブルを用意するなど、かなり神経を使ってセッティングする必要があります。実際、ほんのわずかな傾斜やエアコンの風があたっただけで場が影響を受けるのです。しかし、その手間を乗り越えてでも遊ぶ価値があるゲームだと思います。

= DATA =
 ◆タイトル :Polarity
 ◆デザイナー:Douglas Seaton
 ◆メーカー :Transmotion Technologies
 ◆1-2人/15分程度
 ◆関連サイト:
  http://www.boardgamegeek.com/game/380
  http://www.polarityiscoming.com/ (ポラリティ公式ウェブサイト)

2006.4.9 付記:このエントリーは1986年版のルールに基づいて書かれています。再販された新しい版では用語が変更されているようです。

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