moon Gamer - ボードゲームブログ

テーブルゲーム(ボードゲームやカードゲーム等々)と、その周辺の話題を中心にした個人ブログです。

タグ:たまプラーザゲーム会

27日(土)は、高円寺で開催された「高円寺盤遊会」に行ってきました。高円寺盤遊会の詳細は mixi コミュニティをご覧ください。

[高円寺盤遊会] ※要mixiアカウント

http://mixi.jp/view_community.pl?id=1982220
※主催者である月斎さんは、高円寺盤遊会をサークル活動ではなく「ゲーム会」であるとアナウンスしています。このエントリを読んで高円寺盤遊会に興味を持った方は、その主旨を十分に理解した上で、上記コミュニティで雰囲気をつかんでから参加されるようお願いいたします。

朝の9時20分ごろに会場入りし、「Age of Steam (蒸気の時代)」の拡張マップ「America」と「Brass (ブラス) / Warfrog」を夕方くらいまで、深く長く堪能しました。

爽やかな初秋の一日。少し空気がひんやりしていて気持ち良い陽気でした。


Age of Steam Expansion - America / Bezier Games moon Gamer

拡張マップ「アメリカ」。5人。

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「アメリカ」は、「蒸気の時代」の拡張マップを次々に発表する Bezier Games 製の拡張です。この拡張マップは、特別ルールはそれほど多くありません。しかしながらとても変則的です。それらは「蒸気マニア」を楽しませるツボを的確に押さえ、さらに「蒸気の時代」の秘められたポテンシャルを引き出そうとする制作者の意気込みが強く感じられて、大変に好感が持てますね。

基本ルールとの相違は以下の通り。

1列の Goods Display:

通常、Goods Display の各列には、盤上のシティは3つ、ニューシティには2つの商品キューブを置くマスがあります。「アメリカ」では、この一番上のマスしか使いません。つまり、ひとつのシティには、すでに盤上に置かれているひとつに加えて、あとひとつずつの商品キューブしか Goods Growth(商品追加)フェイズでは出現しません(ニューシティタイルは Display 上の1個のみ)。また Production アクションでは、各列の一番上のマスにしか商品キューブを配置することができません。
※2008/09/28:補足:Puroduction アクションにおける制限については、このマップの所有者がそうインストしていたので、その場はそれにしたがいました。が、後で確認したところ、正式なルールではこの制限は無いようです。

6リンク:

各プレイヤーは最初から「6リンク」のエンジンパワーを保有しています。したがって線路タイルを建設するだけで、最大6リンクの商品輸送が可能です。しかも、この6リンクは維持費(1リンクにつき収益額-$1)を支払う必要がありません。

商品移動は1回/Locomotiveアクション変更:

Move Goods(商品輸送)フェイズにおいて、各プレイヤーは1回しか商品輸送を行えません。ただし、「Locomotive」アクションを選択した場合に限り(+1リンクではなくて)商品輸送を1回追加して(つまり2回の)商品輸送を行えます。

収益低下の軽減:

Income Reduction(収益低下)フェイズにおいて、低下する収益は通常の半分になります。例えば、収益が11~20の時の収益低下は(-2ではなく)-1で済みます。

1ターン短い:

人数に合わせたゲームターン数設定が、通常ルールより1ターン短いです。

とにかく商品キューブの少なさがこのマップの特徴です。エンジンパワーは全員が最初から十分にあるわけですから、商品の争奪戦と、それに伴う路線建設競争あたりに大きくクローズアップされていて、それによって、より濃密なプレイヤー間の駆け引きを強調することがデザインの狙いになっています。そしてそれは成功しているといえるでしょう。

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このセッションで僕は、最初のターンからやや多めの株式発行を行って競りで優位に立ち、盤上で早い段階に優位に立つことを目指す方針を立てました。まずはシアトルを起点にして、西海岸沿いに位置する路線建設を行い、競合相手の少ない場所をいち早く獲得できたのはかなりラッキーだったかも。

その後、商品追加のダイス目が良かったターンがあり、その直後にうまくセカンドムーブ(2回目の商品輸送が行える権利/『アメリカ』マップにおける Locomotive)アクションが取れたことで大幅な収益増となり、第3ターンには早くも経営黒字となりました。

順調かな、と思った直後にちょっと異変が。序盤に少しで出遅れていたと思っていた akiszさんが、他プレイヤーに路線を使わせてもらう形での副収入が、積もり積もって予想外の収益を叩き出し、ついには収入トラックで同点になってしまったのです。目算でこちらは路線数でわずかに下回っており、また株式発行数もこちらの方が多かったので、この瞬間だけを見れば、スコア的にはどうも逆転していたような気がします。

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ただこの時点でこちらが有利だったのは盤上に残っている商品キューブの数でした。僕は貴重な商品キューブをいくつか独占する形で西海岸沿いのシティに確保していました。一方、akiszさんの路線上にはほとんど有力な商品キューブがなく、あったとしても他社と競合していました。

akiszさんはこの状況を打開するため、3つの株式を発行(この時点で僕の株式発行額を超えた)、その資金力で競りに勝ち、そしてエンジニアアクションを取って一気に西海岸へ進出する準備を進めてきました。これを簡単に許していたら逆転されていたかもしれません。

そこで僕は、この動きに切り返す形で First Build(優先建設)アクションを取り、エンジニアを使っても1手番では西海岸に直接接続できないよう路線建設を行いました。これが決め手となり、この後のラウンドにもいろいろと動きはありましたが、最後はけっこうな差をつけてトップを勝ち取りました。個人的には「蒸気の時代」で3連勝です。moon Gamer

http://www.boardgamegeek.com/boardgame/30930


Brass (ブラス) / Warfrog moon Gamermoon Gamer

なんか濃い人たち(ワレス的に)ばかりが同卓に。4人。

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そしてこのブログに何度も登場している「ブラス」をプレイ。同卓のメンバーは、このゲームをやり込んだ人が揃った感じ。ものすごくきつかった…

僕は相変わらずのブンケイメソッド(紡績と借金を利用した効率的な資金収集)の方針を採りました。それはそれでうまくいったのですが、このゲームはちょっと面白い流れに。まず技術革新が頻繁に行われてレベル2の産業が多く配置され、そのために運河期から石炭と鉄の需要が高まったのです。うーむ、ブラスっていつの間にそんなゲームに…

個人的に興味深かったのは、「炭坑で収益レベルを上昇させた後に借金」をくり返して現金を貯め込んだプレイを見られたことでしょうか。このために£5硬貨が無くなってしまうくらいでした。炭坑は勝利得点的にはあまり多くありませんが、収益レベルは大きく上昇するので、それを利用した戦略です。運河期の総得点に占める得点比率は微々たるものなので、ここの得点は二の次にして、レベル2以上の産業を配置と資金収集に集中するというわけです。

つまり運河期を鉄道期に向けた長いセットアップにしているというか。そんな感じでしょうか。「借金」は、アクションを消費するので必要最小限度に、と今までは考えていましたが、山と積まれた現金はいくらあっても困るわけではなく、鉄道期に借金でアクションを多く消費するよりは、先に運河期でやってしまおうということでもありますね。いろいろな作戦があるものだなぁ、と感心しきり。

moon Gamer moon Gamer

このセッションでは、運河期の終盤から鉄道期のはじめにかけてのプレイ順管理がどうもうまく行かず、自分の目標としていた3つのプレイが次々とすべて先に行われてしまったあたりで集中力が途切れ、終盤は雑なプレイになってしまいました。ということで、得点はかろうじて100点と3桁キープながら最下位に終わりました。が、1位は116点、2位は114点、3位はうろ覚えながら106~108点くらいで、実は僕が思ったより僅差だったのです。

ということは、アクションのコンバインを利用して無理やり造船所を作るとか、そういうことを目指してやっていれば、もうひとつくらい順位を上げられたかもしれません。途中で諦めたらダメってことですか。そのことについての深い自省と、上に書いたことやそれ以外の参考になるプレイを目の前で見られたことを次への糧としましょう。しかしなんて良いゲームなんでしょうか「ブラス」は。moon Gamer
http://www.boardgamegeek.com/game/28720


レポートは以上です。まだ夕方でしたが、主に体力的な問題でこの日は帰宅しました。良いゲームと良いメンバーに恵まれ、最良のゲーム会となりました。またこのような機会があることを切に祈ります。
みなさまお疲れさまでした。moon Gamer

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21日(祝)は、高円寺で開催された「高円寺盤遊会」に行ってきました。高円寺盤遊会の詳細は mixi コミュニティをご覧ください。

[高円寺盤遊会] ※要mixiアカウント

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※主催者である月斎さんは、高円寺盤遊会をサークル活動ではなく「ゲーム会」であるとアナウンスしています。このエントリを読んで高円寺盤遊会に興味を持った方は、その主旨を十分に理解した上で、上記コミュニティで雰囲気をつかんでから参加されるようお願いいたします。

過去日記を調べたら。高円寺盤遊会へは去年の9月以来の参加ですか。月斎さんとはあちこちのゲーム会でよくお会いしていたので、そんなに間が空いていたとは思いもよらずびっくりです。

さて今回は朝の9時半から会場入りし、希望していた「アグリコラ」卓に入ろうかと思ったのですが… この日、会場には「アグリコラ」プレイ希望者が大量にあふれたため、場内にあるアグリコラ本体が不足してしまうという事態に。月斎さんが慌てて自宅まで本体を取りに戻り(お疲れさまです)、そのおかげでなんと3卓並んで「アグリコラ」が立つという、他ではなかなか見られない光景が見られました。

この日は梅雨明けしたのに朝から曇り空。気温はそこそこながら湿度のえらく高い夏の日。


Agricola (アグリコラ) / Lookout Games moon Gamer

動物コマ投入。4人。

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この日、僕はゲーム本体ではなく、写真のように追加キットとなる動物コマだけを持っていきました。このコマなど追加キットに関する詳細はこちらのエントリーをご覧ください。

正直に言ってしまうと、このコマを使ったらもう元のキューブには戻れませんね。ゲームの雰囲気を高めるだけではなく、視覚的にもわかりやすくなるのでプレイアビリティの向上にも寄与しています。コマのサイズが少し大きめ(特に牛)なので、1区画に多くのコマを入れる時には複数マーカーを使うことになるかと思いますが、たいていは大丈夫だと思います。この動物コマについては、同卓のメンバーにも上々の評判でした。

このセッションでは、個々の希望を聞いて使用するデッキの種類を決めるということをしました。初プレイの方はEデッキを使い、他のプレイ経験者3人はKデッキのみ(!)を使いました。もちろん僕はKデッキです。Eデッキ以外のカードを使うのは初めてだったのでわくわくしながらプレイしましたよ。

配られた手札を見て、すぐに思いついたのが「曲芸師(Akrobat)」と「鉤型鋤(Hakenpflug)」のコンボ。この2つが場にある時に、曲芸師の追加アクションに「畑を耕す」を選択すると、そのタイミングで鉤型鋤の効果が発動するので畑が3つ作れます。曲芸師が旅の演奏家を行っているため、食料+畑3つを1アクションで一気にもらえるという素晴らしさ。実際にゲーム中でもこれが実現しました。

手札には「畑好き(Ackerfrohne)」があったのでこれも場に投入。この人は種まきアクションの「前に」小麦1個をもらえたり、あるいは小麦1個を野菜1個の変換する能力があるという、まさに農耕プレイには打って付けのサポートキャラです。場には見事に小麦の穂が一面に広がる畑が3面できあがりました。

なかなか順調な滑り出しだったのですけれども、さらにその上(しかも遙か上)を行ったのがShun.さんで、彼の場にはこちらが把握しきれないほどのカードが並び、さらに「ほうき(Korngarbe)」によって小さい進歩の大量補充まで行われました。この事態を何とかしようと終盤にちょっと動いたのですけれども焼け石に水だったようで、結果的には得点機会を失っただけに終わりました。Shun.さんはそのままリードを保ちつつ36点で勝利。僕は30点ちょうどで3位でした(2位は31点のrkusabaさん)。

勝敗はともかくとして、前回のセッションで大失敗をした食糧管理が上手く行ったのは個人的には収穫でした。Kデッキの面白さに触れ、さらに動物コマも大活躍した楽しいゲームでした。もう、すぐにでも再戦したい気持ちでいっぱいです。
http://ejf.cside.ne.jp/review/agricola.html


Agricola (アグリコラ) / Lookout Games moon Gamer

ということですぐに再戦となりましたwww 5人。

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前の卓から2人抜け3人入って5人プレイ。5人プレイは個人的に初めてです。デッキは、Eデッキ2人、Kデッキ2人、そしてIデッキ1人と分かれました。僕は前回に引き続いてKデッキでプレイ。

5人プレイでは、人数別のアクション6種が大規模に変更されます。全体的にひとつひとつのアクションが強力となって、選択肢が増加する感じ。このために4人と5人とでは世界がまるで異なる感覚を味わうことになります。ただ、人数が増えてもアクションスペースが増加するわけではないので、4人に比べたらきついバランスなんだろうなー、とか気楽に構えていたのですが…

いざ5人ゲームが始まったら、あまりの厳しさに脳がとろけそうになりました。序盤は生きていくだけで精一杯って感じ。食糧事情を改善するためにいくら考えても、確実な道筋が見つからないのです。これは自分だけではなく5人全員がそうだったようで、思わず「もしかしたら最後まで生き残ったらそれだけで勝ちなんじゃないの?」と弱音を吐いてしまいました。

さらに深刻だったのが材木不足です。複数の材木を獲得可能なアクションは2箇所のみ(材木1つだけならもうひとつあります)だからです。また、材木を調達可能なカードを誰も持っていなかったことも、この窮迫した事態に拍車をかけることになり、結局最終ラウンドまで材木の取り合いが続きました。何しろ、材木を確実に取るためにはスタートプレイヤーアクションを選ばなければなりませんでしたから。

また、大きな進歩カードに「かまど」と「調理場」が2枚ずつ、計4枚しかないため、少なくともひとりはこれらが手に入りません。当然ながら、これらがないと肉(家畜)を焼く手段がかなり限られてきます。小さな進歩や職業には家畜を食料に変える能力が相当数ありますが、それを持たない時には農耕か他の方法で食料を調達しなければなりません。早い段階でこれを見極めないと、気がついた時には手遅れになってしまうので注意が必要です。

ということでこのセッションは、手札の関係でやっぱり畑を展開することにしました。また「曲芸師(Akrobat)」を引いたので、地道に追加アクションで畑を作り、さらに「じょうろかけ(Kannengießer)」でレンガを食料に変換することでしのぎました。そして待ってましたの「愛人(Liebhaber)」で家のいらない子を作って何とか3コマを確保するに至りました(愛人はもっと早い段階で出したかったのですが、自給力の不足がそれを許しませんでした…)。

畑は順調に拡大を続け、野菜の栽培も手がけることに成功し、さらに「かまど」を購入することができたおかげで、あれほど序盤に絶望的だった食糧事情がやっと好転しました。しかし材木がまったく調達できない状態は変わらずに続き、おかげで増築がいつまでもできず、子供を増やすスキームに入れません(食糧はたっぷりあるのに!)。後でよく考えたら、ここでレンガの家に改築し、その後で増築すればよかったかもしれません。そうすれば材木争奪戦に巻き込まれることも無かったでしょう。

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右の写真は最終ラウンド開始時の状態で、小麦と野菜は大豊作にも関わらず、材木不足で柵が立たず、厩で空白地帯を埋めるのが精一杯でした。家族コマも3個止まり、それに木の家2軒では明らかに得点不足です。

トップは確か37点くらいだったでしょうか。僕は順位的には2位ながら31点に終わりました。プラスボーナスを持ったカードが引けなかったのがちょっと痛かった。マイナス点がひとつも無かったのがせめてもの救いです。

それにしても「アグリコラ」5人プレイは壮絶な戦いでした。狭いマップで行う「蒸気の時代」6人プレイを彷彿させる過酷さ。そしてその困難な状況をうまく抜けきった時の爽快感は忘れられません。ひとり増えるだけでこんなにも大きく違うとは… 「アグリコラ」はもうしばらく楽しめそうです。
http://ejf.cside.ne.jp/review/agricola.html


レポートは以上です。

この時点でまだ夕方でしたし、持ち込んだゲームは他にもあったのですが、頭がすっかり疲労困憊状態で回りそうもなく、翌日の仕事にも影響しそうな体調だったので、早々に退散させていただきました。久しぶりだったり、初対面だったりした方とたくさんご挨拶できたし、アグリコラを連続2ゲームできたし、しかも面白かったしで、これ以上を望んだらバチが当たりそうな、そんな充実した1日でした。

一緒に遊んでいただいた方々には心から感謝いたします。
朝からお疲れさまでした>参加者・関係者ご一同様
またぜひ遊んでやってくださいませ。moon Gamer

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17日(祝)は、高円寺で開催された「高円寺盤遊会」に行ってきました。高円寺盤遊会の詳細は mixi コミュニティをご覧ください。

[高円寺盤遊会] ※要mixiアカウント

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この日も午後1時くらいから参加しました。今回はほとんど「Phoenicia (フェニキア) / JKLM Games」を遊びたくて行ったようなもので、これが無事プレイ出来て大変に満足です。あと、久しぶりにお会いした方もちらほら。忙しくて早めに引き上げたのですが、時間があったらもうちょっと会場にいたかったなぁ。


Phoenicia (フェニキア) / JKLM Games moon Gamer

とにかく遊び倒すぜ。3人。

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ルールブックの出来はともかく、ルールはとてもシンプルな「フェニキア」。素晴らしいのは3人でも十分に楽しいということです。それに3人ならほぼ確実に1時間ほどで終わるでしょう。

産物カードは「4」「5」「6」のいずれかで、その数値がそのまま価値を表しています。これはランダムに配布されます。コインは産物カードの「おつり」として使われます。産物カードもコインも、プレイヤーが保有する生産施設タイルの「備蓄(Storage)」によって、手番やラウンドを超えて保有可能な上限が決まっています。

備蓄タイルの機能は、開発カードの「Granary(穀倉)」を落札して入手することで向上します。他の生産施設タイルの機能向上や新たな生産施設タイルの獲得もやはり獲得した開発カードと共にやってきます。開発カードを入手することで不利になるような要素は何もありません。プレイヤーは、自分の財産を自分のより有利になるように、勝利に向けての最短コースをひたすら探すことになります。

得点源は2つ。ひとつは競り落とした開発カードに書かれている場合はそれを。もうひとつは、生産施設タイルからです。生産施設タイル上に労働者を配置することで、生産力と勝利ポイントが得られます。労働者が未訓練であれば、わずかなコストを支払ってまず訓練しておかなければなりません。また、生産施設タイルによっては、勝利ポイントを資産で購入することが出来るものもあります。

moon Gamer moon Gamer

前日のプレイレポートにも書きましたが、このゲームのスパンは短く、セット1の開発カードが出尽くしたあたりで、この先に誰が何の開発カードを欲しがっているのかをよく見極めておくべきでしょう。これは別に難しいことではなく、各プレイヤーの持つ開発カードを見れば一目瞭然です。

それを必要とする人に開発カードを購入させないことは難しくても、少しでも高く買わせるようにする牽制は重要な戦術です。このあたりの感覚は、一般的な競りゲームにとても近いものがあります。そしてゲームが進行し、セット3が出現するとゲームの成長曲線は急激に上昇しはじめ、競りの相場も高くなり、いよいよクライマックスへと突入することになります。

このセッションで僕は、開発カードの「Dyer(染師)」→「Dye House(染色工場)」ルートとなり、「ClothMaking(布織)」タイルに熟練工を送り込むことで得点を重ねていました。中盤から労働者不足が顕著になってきたので、3セットの時代になんとか「Refugee Settlement(難民施設)」を競り落として熟練工を獲得したものの、どうもパンチ不足気味。おまけに競りで支出がかさんで資金ショートとなり、未訓練工3人が遊んでいる状態になりました。

それでも何とか誰よりも早く30点に到達したのですが、そこで力尽きました。ゲーム終了時点ではかろうじて32点は超えたものの、終盤にVPタイルで追撃してきたプレイヤーに差されてジ・エンド。今回は中盤にコインの使い方に細かいミスがあって、それが結局最後まで響いた形になりました。

競りに関しては、3人が緊張感のある読み合いをした結果、互いにしのぎ合って難しい局面を乗り切ったと思います。しかしきちんとソロプレイをしていれば何の問題もないはずの開発部分でのしょうもないミスが、勝敗に響いたのが痛すぎです。

あー、でもこれは面白いゲームです。少なくとも自分との相性はかなり高いレベルでシンクロしています。あまり何回も続けて遊ぶタイプのゲームではないような気がしますが、しばらくは楽しめそうです。
http://www.boardgamegeek.com/game/28620


Gangster / LudoArt moon Gamer

終盤はパズルのよう。4人。

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ヴァイスさん持ち込みの「Gangster」。アブストラクトっぽゲームなのに、テーマによくマッチした良いゲームです。

このゲームは、全員の弾丸が終盤まで温存される流れに。まぁ普通はそんな感じです。もう少し早めに使う選択肢も十分にあったかと思うのですが、ゲーマーが集まるとあまり早い段階で弾丸を有効に使わせない形を慎重に作ろうとしますので、タイミングをはかるのがどうしても難しくなります。

moon Gamer moon Gamer

難しいといえば、点の取り方が難しいのもこのゲームの特徴です。このゲームも中盤に大きく点を伸ばしたにも関わらず、終盤でタイル不足となって点数が伸びませんでした。最後の2巡くらいのうち回しがパズルのようでホントに難しい。

てことで勝負には負けたのですが、「Gangster」の深みを味わうことにもなったのでした。良作です。
http://www.boardgamegeek.com/game/25749


レポートは以上です。この日も用事があって早めに帰宅しました。時間的にはもう夕方でしたが、重いゲームから軽いゲームまで、会場内ではたくさんの卓が開かれていて大盛況でした。素晴らしい。次に参加する時にはもうちょっと時間を取ってゆったり遊べたらいいなぁ。moon Gamer

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29日(日)は、高円寺で開催された「高円寺盤遊会」に行ってきました。高円寺盤遊会は、今年の4月から不定期にゲーム会を開いていて、自分としては今回が初参加となります。会場は、JR高円寺駅から徒歩数分のところにある、杉並の閑静な住宅街の中にある小さな施設でした。

高円寺盤遊会の詳細は mixi コミュニティをご覧ください。

[高円寺盤遊会] ※要mixiアカウント

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※主催者である月斎さんは、高円寺盤遊会をサークル活動ではなく「ゲーム会」であるとアナウンスしています。このエントリを読んで高円寺盤遊会に興味を持った方は、その主旨を十分に理解した上で、上記コミュニティで雰囲気をつかんでください。

会場では朝の9時から夜の9時までゲームが行われていたのですが、僕はマイペースに午後1時から参加しました。初参加ということで最初はさすがに緊張しましたが、参加者の半数くらいは顔を知っている人だったので、まずはひと安心。で、マイペースついでに、今回は自分の時間の都合で「Age of Empires III: The Age of Discovery / Tropical Games」だけプレイしてきました。初参加だってのに、こんなことで良かったんでしょうかmoon Gamer

会場内では最大で6卓が同時に立っていてなかなか盛況でした。プレイされるゲームは「18xx」シリーズから軽いカードゲームまでさまざまでしたが、どちらかというとやや重ためのゲームを好む方が多いように思いました。

この日は朝から蒸し暑くて、空はどんより薄曇り、風は止まって空気は生暖かく、歩いているだけでも汗が噴き出してくるようなうんざりする陽気。おまけに昼過ぎからは、雷を伴った土砂降りが断続的に続き、1日中不安定な天気でした。


Age of Empires III: The Age of Discovery / Tropical Games moon Gamer

2回目のプレイ。3人。

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さて、前回のセッションは5人プレイで、その時には残念ながらゲームを心底楽しむには至りませんでした。なので、今回は大いに期待してプレイに臨みました。

「Age of Empires III」において、収益の基本となるのが「交易品(Trade Goods)」です。交易品タイルは、少なくとも3枚で1セットとして収益が発生します。また、交易品タイルは、品物そのものではなく、交易ルートの権益を表現しています。したがって、収益を得たとしてもプレイヤーの手元に残り、ゲーム中ずっと利益をもたらし続けます。

交易品タイルは、任意の種類の交易品3枚1セットで$1の収益があります(端数の2枚以下は無収益)。

moon Gamer moon Gamer moon Gamer $1

同種の交易品タイルを3枚1セットにすると、収益は$3となります。

moon Gamer moon Gamer moon Gamer $3

さらに、同種の交易品タイルを4枚1セットにすると、収益は$6となります。

moon Gamer moon Gamer moon Gamer moon Gamer $6

また、「商船(Merchant Ships)」はワイルドカードの交易品とみなされます。たとえば、交易品の魚2枚と商船1隻で同種3枚1セット(=$3)となります。

moon Gamer moon Gamer moon Gamer $3

この商船は、交易品の組み合わせに柔軟性を持たせ、その取得時に可能性を広げることが出来ます。交易品タイルの入手機会は限られていて、しかも出現がランダムで計画が立てづらいため、これは地味に効果があるのです。

またゲーム終了時には、交易品による収益額はそのままVPになりますし、商船に関連する重要建造物(Capital Buildings)である『Privateers(私略船)』や『Navy(海軍)』の効果も大きく、出来るだけ多く入手しておきたいところです。商船を効率的に手に入れるには「船長」「商人」の能力を利用するのはもちろん、さらにターンオーダーを出来るだけ早めにしておくようにしましょう。

「Age of Empires III」は、マネーコントロールが極めて重要で、資金があれば、VPは後からついてくると考えても良いくらいです。交易品による収益は、確実ながらそれほど大きくはなく、さらなる副収入を検討しなければなりません。手っ取り早く収入を得るには「商人」が良く、さらに重要建造物には、毎ターン少額の収益をもたらすものがありますので、これらもチェックしておきましょう。

ただし、このゲームの目的は「VP」であることを忘れてはなりません。資金はもちろん重要ですが、それを確実にVPに変換していくことをうっかり忘れてしまいがちなので注意しましょう。

moon Gamer moon Gamer

さてこのセッションで僕は、序盤の資金繰りは「商人」「交易品」「商船」で確保しました。Age IIで「Taxation(課税)」が購入出来たのも大きく、中盤すぎまでは潤沢な資金に恵まれました。一方、新大陸への入植者送り込みは、「Monastery(修道院)」+「Cathedral(大聖堂)」によって、宣教師(Missionary)が入植者を大量に引き連れて上陸するコンボ(?)が決まり、これで点数的にかなり大きなアドバンテージが得られました。

ただ、ゲーム後半になってVP重視の方針を取ったので資金がショートし始めました。他の2人は交易品タイルによって地道に交易ルートの開拓につとめ、その収益で得た重要建造物の効果を使ってインスタントにVPを獲得し、猛追を受けることになりました。しかし前半のリードは大きかったようで、なんとか逃げ切って勝利を収めることが出来ました。

moon Gamer moon Gamer

主観的には、5人よりは3人の方が面白いと思いました。交易品ボックスは4つしかない(1ターンで全プレイヤーが入手可能な交易品タイルは4枚のみ)ので、人数が多いと交易品タイルがプレイヤー間でバラけてしまい、あまり多くの収益を望めなくなってしまいます。他の手段も競争が激しくて、出遅れると後から追いかけるのが難しくなりがちでした。

一方、3人プレイですと、多少失敗しても軌道修正は可能ですし、前半は体制を整えて後半に勝負をかけることも十分に望めます。つまり作戦の幅が広くなるのです。前回、ちょっと気になった重要建造物の特殊効果も、3人プレイでは妥当なバランスに思えました。

そして何よりうれしかったのは、このセッションでプレイしたメンバーに「Age of Empires III」は好評だったということです。隠された情報がほとんどなく、それでいて適度な戦略性を併せ持たせた遊びやすい構造になっているのは、やはり大きな長所でありましょう。使い尽くされたメカニクスではありますが、だからこその安定感があります。

ところで、4人プレイではどうなるのか、こいつはとても興味があります。
次はぜひ4人プレイを熱望です。
http://www.boardgamegeek.com/game/22545


レポートは以上です。「Age of Empires III」を始めたころに外では激しい雷雨となりまして、雷鳴が轟く中でプレイが進みました。ゲームの後半にはその雨もすっかり上がって、日が差し込むくらいまで天候が回復していました(結局、この数時間後にはまた雷雨となるのですけれども…)。

初参加だった高円寺盤遊会ですが、長時間ゲームから気楽に幅広いタイプのゲームでも楽しむことの出来る、とても許容範囲の広そうなゲーム会でした。会場は駅から近い(←ゲームサプライヤーにはとても重要)し、気楽な雰囲気がとても気に入りました。今後も出来るだけ参加していきたいと考えております。

そういうや高円寺にはあの「すごろくや」もありますね。帰りにちょっと寄れば良かったなー。moon Gamer

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30日(木)は、ゲーム仲間であるファラオさんのお宅で開かれたゲーム会に行ってきました。参加者は最大で7人でした。

当日は午後1時くらいからみなさんで遊んでいたようですが、僕は少し遅れて午後5時くらいから合流しました。その後、大いに盛り上がった結果、参加者のほとんどが夜を徹して遊び続けることとなりまして、僕は翌31日(大晦日ですね)の午前7時くらいでやっと帰宅しました。個人的に、徹夜ゲームは本当に久しぶりのことでした。

Magellan (マジェラン) / Hans im Glück

変則競りゲームの「マジェラン」。6人。

moon Gamer

ボード上には6人の探検家が描かれています。カードをめくって、指定された探検家の競りを行います。探検家には特殊効果・勝利得点・補充カード数が異なっており、それらは落札したプレイヤーが獲得します。競りの代金は「1」~「9」まで書かれた使い捨てのカードによって支払います。

面白いのは、競りの段階がフェイズ1~フェイズ3までの3段階あり、ある探検家のフェイズ1を競り落としていないプレイヤーは、同じ探検家のフェイズ2で競りに参加することが出来ません。この入札者絞り込みのシステムはユニークで面白く、また悩ましい点でもあります。

初見のゲームでしたので、いつものごとくメカニクスに翻弄されて撃沈moon Gamer

Kakerlaken-Poker (ゴキブリポーカー) / Drei Magier Spiele
Geschenkt (ゲシェンク) / Amigo

この後、時間つなぎ程度に軽いカードゲームを遊びました。
ブラフ系のゲームは苦手なので「ゴキブリポーカー」にはどうも勝てないのですが、面白くてつい遊んでしまいます。
「ゲシェンク」は、このところ勝率が上がっています。いろいろとコツがわかってきました。この日も順調に勝利。

Manager (マネージャー) / Hexagames

カワサキさん制作の株券で。6人。
moon Gamer
つーか、オリジナルの株券はでかすぎですmoon Gamer

ゲームの構造はとても簡単です。原価5000マルクの製品をいくらで売るかを決めて、それを全プレイヤーが同時に公開します。最も安い売値を付けたプレイヤーは製品を売ることが出来ますが、それより高い値を付けたプレイヤーは、場合によっては高すぎて売れないことがあります。売却することが出来た場合は、自分が付けた値段と原価との差額を利益として受け取ります。

で、売り抜けた人の中で最も高い値段を付けたプレイヤーの株価がぐーんと上昇します。売れなかった人は株価が1段階下がります。また、製品の製造原価は、5000マルクを支払って工場を作ることで下げることが出来ます。工場一つについて原価が500マルクずつ下がります。

今回のゲームは、シンプルでありながら重層的なメカニクスが好評だったのですけれども、プレイ時間が長くなりすぎてしまったようです。終わるまでに2時間以上もかかり、最後はかなり間延びした展開となってしまいました。基本的なアイデアは素晴らしいので、数値的なバランスを取ってうまく収束させるように工夫してみたいですね。

Cartel (カルテル) / Gamut of Games

そして「カルテル」。4人。

moon Gamer

オリジナルのコマはやや判別がしずらいので、100円ショップで購入したポーカーチップを代用してみました。株価の記録トラックにはガラスのコマを置きました。いずれも、オリジナルよりもこちらの方が視認性に優れているので遊びやすかったですね。

僕以外のプレイヤーが初プレイ(まぁそりゃそうかも)だったこともあり、やや大味な展開になったと思いきや、意外と最後は接戦となりました。僕は会社の配置に恵まれて、各ターンの Total Profits で常にリードしていたのですけれども、安い会社ばかりを買いすぎて Companies Owned (会社の購入値の総額) に伸び悩んで2位に沈みました。

各ターンの Total Profits に差がついてしまうと、そこでうっかり勝負を諦めてしまいがちですが、ゲームの最終的な勝敗は総資産の合計で決まることを忘れてはいけません。つまり、運が悪くて毎ターンの収入が伸び悩んでいたとしても、高い会社を債権を使ってでも購入したり、株価を効率的に押し上げるような会社の買い方をしていれば、実は案外といい勝負になることがわかりました。でもこれは、少なくとも1回は通して遊んでいないとつかめない感覚でしょうね。

とにかくまだまだ遊び極めてみたいゲームです。

妖精奇譚~FairyTales / 遊宝洞

時間つなぎには便利なゲーム。上級ルールで4人。

moon Gamer

こちらも僕以外は初プレイ。
そして今回も、このゲームを気に入った人と、そうでもない人に分かれました。

Goa (ゴア) / Hans im Glück

重量級ゲームを真夜中にプレイ。4人。

moon Gamer

メンバーは、カワサキさん・かゆかゆさん、N野さん。
個人的には8月以来で2回目のプレイ。前回のゲームよりはずっとまわりが見えて、自分の思うようにゲームを進めることが出来たような気がします。最後にちょっと間違えて負けはしましたが、次は同じ失敗をしないでしょう。内容が濃くてとても面白いゲームだったので満足です。

※関係ないけど、ゲーム中のバカトークが楽しかったですねmoon Gamer

Dynamite (ダイナマイト) / Shafir Games

カウントアップ系というかバースト系というか。

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数字の書かれたカードを1枚ずつカードを出していって、その合計値が特定の数値に以上にしてしまったプレイヤーの負け、というゲーム。リバースとかx2とかいうカードなんかもありますが、まぁこの系統のゲームとしては相当にシンプルなルールです。

このゲームを始めたのが、もう夜明け近い時間帯だったこともあってみんなハイになっていました。ので、なーんとその場のノリでローカルルールを即興で作って即遊ぶという、ものすごく壊れまくった展開に(笑)。元がシンプルなので手も入れやすく、手札の枚数・カードの効果等々をあれこれ変えて、爆笑渦巻く珍妙な「ダイナマイト」を何度も遊びました。

Fantasy Business (ファンタジー・ビジネス) / Euro Games

アイテムの仕入れと売却によって利潤を得るゲーム。7人。

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まず、場にはプレイヤーの数だけアイテムカード(とアクションカードという特殊なカード)が並べておきます。各プレイヤーは順番に、任意のカードを競りにかけることが出来ます。競りに勝ったプレイヤーが、そのカードを取ります。

これを繰り返して、場のカードが全て競り落とされたらアイテムカードの売却の処理に移ります。アイテムカードには最低売却価格(額面価格)が書かれており、その2倍の数字までを売却額として設定することが出来ます。売却額をいくらにするかは、記録用紙に秘密裏に記載します。

ある種類のアイテムカードについて、それを単独で所有していれば、記載した売却額(通常は額面の2倍)で売却することが出来ます。しかし、自分が所有するアイテムカードを他のプレイヤーも所有していれば、最も高い売却額を付けたプレイヤーだけは売却することが出来なくなります。残りは自分で決めた金額で売却出来ますが、最も低い売却額を付けたプレイヤーだけは+2のボーナスが付きます。

売却額を決める際には、同じアイテムカードを持つプレイヤーと交渉することも可能です。交渉には制限がなく、ゲームで扱う要素は全て交渉の対象になります(カードの交換や譲渡などが可能であるということです)。

という感じのゲームなのですが、残念かがらあまりウケはよくありませんでしたmoon Gamer 複雑な特殊効果や細かな交渉が発生するので、夜明けにやるようなゲームではなかったかもしれませんねー。

Rage (レイジ) / AMIGO

そして最後はトリックテイキングゲームで〆ることに。6人。

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というかですね「ファンタジー・ビジネス」が今ひとつだったこともあり、今年最後のゲームがこれじゃあナニだねぇ、とかいうことになりましてmoon Gamer で、僕のリクエストで「レイジ」を締めくくりに持って来ました。

「レイジ」の基本的なルールは普通のトリックテイキングゲームです。スート(色)が6種類もあったり、特殊カードで切り札が変わったりするくらいでしょうか。ゲーム開始時にカードを各プレイヤーに10枚ずつ配して切り札が決まった時点で、そのゲームで何トリックを取れるかをそれぞれが予想し、宣言します。

その後で、マストフォローのトリックテイキングゲームを行います。ゲーム終了時に得点計算が行われ、1トリックにつき1点の他に、予想した数と同じトリック数を獲得すればボーナス、予想が外れればペナルティを食らいます。その他、カードによる得点の加減算があります。

さて、これで次のゲームになりますが、手札は1枚少なくなって9枚ずつとなります。次のゲームは8枚、その次は7枚… と1枚ずつ少なくなっていき、最後のゲームはたった手札1枚だけでゲームを行います(笑)。もちろんそれで取れるトリックを予想するんですよ。

もうおわかりでしょう。このゲームは最初はちょっと変わったトリックテイキングゲームでしかないのですが、後半は相当なバカゲーに変貌するのですmoon Gamer 手札6枚になったあたりから獲得トリックを予想をする時に苦笑が漏れるようになり、手札3枚にもなるともうお祭り騒ぎになっていました(笑)。

今回のゲームは、確かカワサキさんが1ゲームから9ゲームまで予想を的中させまくってダントツのトップとなり、こりゃパーフェクトなるか? という展開になりました。しかし手札1枚となった最後のゲームにて予想を外し(というか1枚出しで終わりじゃ読めないってmoon Gamer)、大爆笑の中でこのゲーム会は締めくくられました。

レポートは以上です。
大晦日の朝はとても寒かったのですが、心地よい疲労感に包まれながら、今年もまたたくさんの方々と幾多のゲームを楽しめたことに感謝しつつ、帰途に着きました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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