5日(日)は、地元は千歳烏山のゲーム倉庫にて、このところ毎年梅雨時になると開催している2人用ゲーム会、通称「ふたげ会」を今年も行いました。参加者は、カワサキさん・かゆかゆさん・NAOさん、そして僕の4人です。
ふたげ会のフォーマットについては、旧ブログに書かれています。
http://moon.livedoor.biz/archives/52218652.html
毎年やっているからというのもありますけれども、今年は例年に比較して2人用ゲームのストックが少なく、そのために途中から普通のゲーム会に切り替わりました。それでもけっこうな数の2人用ゲームを消化できましたね。
ところで、今回も新しいゲームの開始や終わりに Twitter でつぶやいていました。それも当日だけではなく、前々日くらいからルールを読んで準備する過程をだらだらと適当に投げてました。たったこれだけでもそれなりに反応があったりするので楽しかったです。
実は今回、携帯カメラで撮影して MovaTwitter 経由ではてなフォトライフへ写真を公開することを考えていました。事前に携帯の料金プランを変更し、実験的に写真を送信も行ったりして準備は万端! しかしテンポの早い2人ゲーム中に撮影・送信作業を行うヒマなんて全然ありませんでした。それはまた次のチャレンジしすることにします。
それより、僕の N906i はカメラレンズの位置が悪くて撮影しずらい! ということで機種変更を考えています。カメラの性能が良くて撮影しやすい機種を探さなければ。
ゲーム数が多いので、以下のレポートはシンプルです。
かゆかゆさんが最初にゲーム倉庫に来ましたので、とりあえずこれで対戦。カワサキさんデザインの2人用カードゲームです。たったこれだけのコンポーネントで、こんなにも手軽できちんと面白いゲームに仕上げられているとは驚きです。良い仕事してますな。
任意のボードの枠線を「引っぱって」、盤上のコマを自分のホームスペースに5個以上移動させることを目的にしたゲーム。テーマが変わってはいるものの、遊んだ感じはなんか今ひとつふたつみっついくつ? あと展開次第ではぐだぐだとやたら長引きます。
NAOさんが来て3人に。カワサキさんが来るまでの間、先日のゲームマーケットにて、賽苑ブースで頒布されていた「Mangrove」をプレイしました。「スティッキー」をベースにしてはいますが、こちらはダイスを使わないし、何よりこの美しい外観、そして優雅ささえ感じられる独特の「動き」にはうっとり。
カワサキさんが到着してこれより4人体制に。
トリプレクシティは、2色6個のコマを使うだけのシンプルゲーム。3つの列があり、そのいずれかに自分の色のコマを3つ積み重ねるか、すべての列の最上段に自分のコマを1個ずつ置くかしたら勝ち。たった6個のコマだけのゲームなのに、コクのある対戦が楽しめます。
ただですね、さすがにコマ6個なのですぐ定石ができそうな気がしますね。ともあれ、この日に限って言えば十分に面白かったです。
1列に連なるマス目の最も手前に自分のソーサーとカップ2個を置き、それを相手の最も奥のマスまで進めることが目的。簡単なので何回かやりましたが、結論としては恐らくは先手必勝です(まぁそれはルールを読んだ時点で何となくわかっていたことではあります)。なので、基本的にはコンポーネントを愛でるゲームかと。
クニツィアのアブストラクトかつライトなウォーゲーム。この日はトータルでこのゲームが4戦行われましたが、すべてローマ軍の勝利でした。というか、カルタゴ軍はハンニバルのさばき方が意外と難しく、かといって受け身になったら勝ち目はないので、少ない戦力でうまく攻め続けなければならないのですけれども…
自分の「塔」4つを相手の最前線へ作り上げるアブストラクトゲーム。ネット上で配布されている和訳が機械翻訳にも劣るシロモノだったのでプレイを諦めていたのですが、前日にかゆかゆさんが訳してくれました。ありがとう! で、やってみたら複雑そうに見えたゲームは意外とシンプルでスピーディに進行する佳作でした。遊べて良かった…
グー・チョキ・パーのいずれかを連続4つ直線上に並べることが目的。勝利条件がうっかり達成しやすく、それが互いの牽制材料となり、結果として鋭いゲームになっています。そのドキドキの展開はいいとして、シンプルすぎて物足りなく感じました。
バトルライン風味のダイスゲーム。短時間で上質なジレンマが味わえる佳作。
互いに6台ずつのクルマを持って、自分のジャンクションに出来るだけ多くのクルマを誘導するゲーム。軽いのですぐ終わります。それ以外に取り柄があるかというと…
大地を作り上げ、家を建設し、多くの土地を確保するタイル配置ゲーム。数年ぶりにプレイしました。2人ゲームの中では鉄板の良作です。もうちょっとプレイ時間が短ければなぁ。ルール通りに3ラウンド(3ゲーム)やったら長時間ゲームになっちゃいますし。
回文のような配列を出来るだけ多く、そして出来るだけ長く作ることで得点を競う、エリックソロモンのアブストラクトゲーム。だいぶ前にプレビューを書きました(プレイは初)。計算は確かにやや面倒(少なくとも暗算は無理)なのは確か。しかし思ったほど手間ではなかったような。
手番に列から列にコマを移動させ、できるだけ多くの同色5個となる列を作ることが目的のゲーム。賛否両論。僕がプレイした限りはそれなりに楽しめたのですが、何しろ古いゲームなので、システムが動いていたとしても、それが必ずしもゲーム性に直結しない状況が発生しうるかもしれないな、とは思いました(あるいは、単にこのゲームへの向き不向きだけの問題かもしれません)。
上からコマを落として、それを自分の方へ多く引き寄せることを目指します。特徴的な外観に心引かれるものがありはしましたが、それ以上のチャームポイントをゲームそのものからは感じることはありませんでした…
これより魔ふたげの時間。
手番がない変則的なバースト系カードゲーム。より高い得点になるように場のカードを取ります。ただし「バボーン」カードを引いたらそれまで持っていたカードを捨ててリセットします。最終ラウンドの得点比重が高すぎるような気が。
一列に並べられたカードをコースに見立て、その端と端に自分のキャラクターカードを並べます。このキャラカードを相手の方へ移動させたり、相手のキャラカードを戦闘で除去することを目指します。
基本はシンプルなゲームのはずが、屋根の上に屋根を重ねるがごとく、後付けでルールを次々に付け加えていったような印象。プレイヤーに何を楽しませたいのか、もっと焦点を絞って枝葉のルールを刈り取ることはできなかったのかなぁ?
ふたげ会はこれにて終了−。
以下、少し時間が余っていたので2ゲームほど4人でプレイしました。
今年の年間ゲーム大賞の最有力候補だったにも関わらず、ドミニオンと同じ年に生まれたことが不幸だったとしか思えない良作。
ごめんよくにちー。面白かったよw
メンバーやプレイスタイルによってえらく変わるゲームですな。
レポートは以上です。
長時間にわたりお疲れさまでした>参加者のみなさま
さすがにだいぶ2人用ゲームのストックが減ってきたので、来年にまだネタが残っているか、あるいは新しいネタを仕入れたら、ぜひまたふたげ会をやりましょう。