moon Gamer - ボードゲームブログ

テーブルゲーム(ボードゲームやカードゲーム等々)と、その周辺の話題を中心にした個人ブログです。

タグ:ウィードル

11/6(土)は袋小路の11月例会に参加してきました。ものすごい人でしたmoon Gamer

参加者の数が会議室の椅子の数より多かった(それもかなり)ので、レジャーシートを敷いて床でゲームが始まったり、椅子のない机で「ピット」が賑やかに遊ばれていました。みんなパワフルすぎだわ。こんな状態ですから、来月からは椅子が60脚以上ある場所に例会会場が変更されるとのことです。すげ。

とりあえず、僕が遊んだゲームについてだけレポートします。他にもたくさんの卓が立っていました。

ピーキーズ ジェンガ / トミー
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いきなりこんなのが始まりましたmoon Gamer

ルールは普通のジェンガです。ブロックはダンボール製で、これがけっこう軽いので意外と崩れにくく、わりと高い段まで積まれていました。

Geschenkt (ゲシェンク) / AMIGO Spiel
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何度目かのプレイ。ルールの改訂案をつい出したくなる脇の甘さがあると思いきや、これはこれでいいんじゃないのかねぇ(©カワサキファクトリー)。

Cloud 9 (クラウドナイン) / Out of the Box
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変則バースト系ゲーム。コンポーネントがまたいい感じで、とても気に入りました。

Halli Galli (ハリガリ) / Amigo
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…に、早押し機を導入してみましたが、いかがだったでしょうかmoon Gamer

Circus Maximus (サーカスマキシマム) / GMT
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先日プレビューして、たくさんんのコメントをいただいたゲームをプレイ。やー、これは面白いレースゲームだったですよ。

基本的なジレンマの傾向は「アベ・カエサル」系統なんですが、このゲームの場合は、ほとんどの情報が公開されていますので、とてもテクニカルなプレイングを要求されますね。基本はもちろんコースのつぶし合いです。

今回は初プレイだったために勝手がよくわからず、先行していたプレイヤーを止められずに勝たせてしまいましたが、次回からはもっと違った展開になるでしょう。再戦希望~

Das Prestel Architekturspiel (建築物ゲーム) / Prestel Verlag
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アクションゲームな建築ゲーム。基本はとても単純な絵合わせゲームなのですが、デッキの構成を記憶することが重要だったり、リアルタイムに決める順番の妙などがあって、なかなか楽しいゲームです。

Wheedle(ウィードル) / Out of the Box
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やっとプレイする機会に恵まれました。結論から書くと、素のままで全然問題ないレベルの面白いゲームでした。場のカードとの交換は当然有効として、それを「ストップ」にどうやって最短距離でつなげてゆくかを考えるゲームだとすれば、実によく出来たゲームだと思います。

「ウィードル」は、いわばクニツィア版「ピット」ですが、「ピット」よりも早く静かに終わるので、僕の年代ではこっちの方が合っているような気もしていますmoon Gamer

Dots (ドット) / Adlung
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このゲームは少し前に購入していまして、ルールを読んだきりで奥にしまわれていました。今回、カワサキさんの持ち込みで初プレイ。

…で、すげー面白いんですけど。場のカードの「○」を数えるだけのアクションゲームなのに、これはいったい何事なんでしょうか。ゲームの内容が内容だけに万人にはとてもお勧めできませんけれども、アクションゲームが少しでも好きであれば、話のネタに一度はやってみましょう。

Campanile (カンパニーレ) / Blatz
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最も高い塔がどれになるかを賭けて、最終的にポイントを競うゲーム。これは気に入りました。

カードの補充と賭け方にシバリがあり、それがなかなか面白い味になっています。時間が意外にかからないわりには悩ましさは一級品ですので、何度も遊べそうなゲームだと思いました。

Die Weinhändler (ワイン商) / AMIGO Spiel
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これも何回目かのプレイ。このところ最もハマっているゲームです。

今回は、競りの相場が総じて高かったので、あまり無理して場札を取りにいかず、他のプレイヤーの動向を見ながら手札を調整することに終始しました。ボーナスも1点を確実に取りに行く堅実プレイをした結果、何とか勝利を収めました。

Falling (フォーリング) / Cheepass
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プレイヤーはなぜか高度何千メートルかから落っこちているところから始まります。出来るだけ地面に落ちるのを遅らせたプレイヤーの勝ちというアクションゲームです(勝っても結局は落っこちるわけですけどmoon Gamer)。

ゲームは半リアルタイムに進行します。ディーラーは各プレイヤーに1枚ずつ次々とカードを配布します。その一番上のカードは1枚だけ手札にすることが可能で、それを相手に押しつけたり、自分のために使ったりすることができます。これは任意のタイミングで行うことが可能です(ただし、ルール的な制限はいくつかあります)。

あまりにも不思議なゲームなので、最初はちょっと戸惑ってしまいましたが、馴れると面白そうな感じではあります。

BOOMTOWN (ブームタウン) / Face2Face Games
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先日プレビューしたゲームを期待に胸ふくらませて初プレイ。これはかなり面白いゲームでした。素晴らしい。ゲームは惨敗でしたけれどもmoon Gamer

Zendo (ゼンドー) / Looney lab

親が作ったルールを当てるゲーム。すいません、かつて「エリューシス」にハマった身としては、似て非なるこのゲームにやや違和感がありました(勝ち負けにこだわるゲームではないことは理解してはいるのですが…)。 ※だからというわけではないですが、写真はないです…

超リレー川柳でポン / 創作ゲーム

※このゲームも写真はありません。
基本的にワードゲームが苦手なこともあり、また「たほいや(ディクショナリ)」でも感じたシステム上の疑念が最初から最後まで頭を離れず、結局ルールはよく理解出来ませんでした(終了後に聞いたルールでやっといろいろとわかったのですけれども)。

ゲーム自体はとても楽しめました。こういうゲームは性善説に基づいて単純に楽しむべきで、あまり余計なことを考える僕の方がどうかしていると思います。

他にも24人の「6ニムト」とかあったような気がする(そして負けたような気がするmoon Gamer)。とりあえずレポートは以上です。

「川柳でポン」が終了後にもまだ1時間少しの時間が余っていましたが、すでに頭の中と体力が限界にあって、他のゲームには参加はしないでぼーっと見学していました(お誘いいただいた方にはお詫びいたします…)。

「プエルトリコ」を久しぶりにじっくり見学してまたやりたくなったり、「エルフェンランド」は相変わらずきっついゲームだなぁとか思ったり、思索にふけるだけでも楽しい時間を過ごせました。

※もちろん、思索にふけっている間はずっと、すぐ後ろで「ピット」が騒々しくプレイされていましたけれども(笑)。本当にこういう環境に馴らされたらしい>自分

ということで(何が?)またこれからもよろしくお願いいたします>関係者御一同様

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先日ご紹介した「Wheedle(ウィードル)」について、ルール改定案を考えてみました。
本当は実際にプレイしてから書きたかったのですが、どうもしばらくその機会がなさそうなので、先に僕のアイデアを出してみます。

まずは単純に、場札交換を制限してみます。

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  1. ゲーム開始時には場札の横にチップを置く。
    チップの数はプレイヤー数×2個。
  2. 手札と場札を交換する際には、そのプレイヤーはチップを1個取らなければならない。
  3. チップが無くなれば、手札と場札の交換はできない。
  4. 得点計算時に、取ったチップは1個につき-2点となる。

チップの数やペナルティは要調整でしょう。
これとは逆も考えてみました。

moon Gamer
  1. ゲーム開始時に、各プレイヤーは3個ずつチップを受け取る。
  2. 手札と場札を交換する際には、そのプレイヤーはチップを1個支払わなければならない。
  3. チップが無くなれば、手札と場札の交換はできない。
  4. 得点計算時に、手元にあるチップは1個につき2点となる。

これも細かいところは要調整でしょうが、意図は明白ですね。
もうひとつ、別の角度からも攻めてみます。

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  1. 原則として、手札と場札の交換は行えない。
  2. 他のプレイヤーと株券を交換する際に、場札の株券を持っているならば、1枚だけ付けて相手に渡さなければならない(これは権利ではなくて義務である)。

場札の株券はマイナス点にしかならないカードになるわけです。
さらにこんなルールはいかがでしょう?

得点計算時に、場札の株券を持っていないプレイヤーは、手札の構成にかかわらず、得点は「0点」である。

ちょっと過激ですが、得点がマイナスにもならないというところがミソになるかも?
このルール単体での採用はあまり意味がありませんが、他のルールと組み合わせるとなかなか面白いかもしれません。

という感じで妄想を巡らしてみました。どうなんでしょうかねーmoon Gamer

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moon GamerWheedle(ウィードル)は、株券をリアルタイムな自由交渉によってプレイヤー間で交換していって、できるだけ同じ会社の株券を多く集めることを目的にしたゲームです。

余談ですが、このゲームを発売している Out of the Box 社は、日本でもおなじみの「アップル・トゥ・アップル」を発売している会社でもあります(もちろんアメリカで)。

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さて、「ウィードル」ですが、このゲームにはいくつかの会社が登場します。それらは5枚~9枚の株券を持っており、株券はカードとして扱われています。ゲーム開始時には、すべてのカードシャッフルして、各プレイヤーに均等に配布します。

最後に1枚だけカードが余ります。それはまず場に裏向きに置いて、ディーラーが表向きにめくったところからゲームが開始されます。

ゲームはリアルタイムの同時進行な交渉で進行します。プレイヤーは、手札に欲しい株券か、あるいは手札から出せる株券の種類や枚数を宣言します。プレイヤー間で合意が得られれば、手札のカードをその場で次々と交換してゆくのです。

そう、このゲームは、古典的トレードゲーム「ピット」と同じように、喧噪の中で交渉が進められていくゲームなのです。

「ピット」と異なるのは、カード交換時に何枚でも交換することができるということと、カード交換は違う枚数であっても構わないということです。相手が合意さえすれば、単に相手にカードを渡すだけでもいいということになっています。

もうひとつ面白い要素があります。それは場に置かれた1枚のカードです。このカードは、誰でも自由に、手札のカード1枚と交換することができるようになっています。

この場に置かれたカードは何を意味するのでしょうか? 実はこのラウンドの終了時に、場に置かれた株券の会社は倒産してしまうのですmoon Gamer

倒産した会社の株券はマイナスとして扱われますので、ここでも熱い戦いが繰り広げられることになるんでしょうね。

moon Gamer

ラウンドは、誰かが「ストップ」と宣言をしたら終了です(これもピットみたいですね)。その後でポイントの計算を行います。

ある会社の株券を独占して保持していれば、株券1枚あたり2点が入ります。過半数を保持していれば1枚あたり1点です。それ以下であれば、ポイントは入りません。他にも、ストップをかけたプレイヤーにボーナス(あるいはペナルティ)が入ることがあります。

そして、場に置かれた株券と同じ株券を持っていれば、株券1枚につき-1点となります。

これをプレイヤーの数だけくり返し、最終的にポイントの合計が最も多いプレイヤーの勝ちになります。

「ウィードル」は、このブログでは何度も登場しているクニツィアがデザインしたカードゲームです。「ピット」っぽいこともあって実に楽しそうに見えたので、ここでご紹介したわけなんですが… 実はこの記事の原稿を書き上げた後で検索してみると、バランス上の問題点を指摘するコメントを見つけてしまいました。

脳内プレイでシミュレーションしてみても、確かに交渉をしないで場のカードを交換していった方がリスクが少ないように思えます。

しかし、たったこれだけのことで捨てるにはとてもつもなく惜しいゲームのように思うのです。単に、場のカードとの交換に制限を加えるだけでも、相当に改善されるような気もします。

ということで、あれこれと思考を進めた結果、即興ではありますが、個人的改定案をいくつかまとめてみました。ただ、いきなりこれを公表するのもどうかと思うので、実際にプレイしてから、またこのブログでご報告いたします(どうでもいいけど、全然プレビューじゃないなこりゃmoon Gamer)。

= DATA =
 ◆タイトル:「Wheedle(ウィードル)」
 ◆メーカー:Out of the Box
 ◆4~6人/9才以上/30分程度

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