袋小路の10月例会に参加してきました。これは通常例会です。女性参加者も多数いて、袋小路らしいとてもにぎやかな雰囲気のゲーム会となりました。参加者は27人も集まったそうです。
MLB Showdown (MLBショーダウン) / Wizards of the Coast
少し余談。僕の年代の人間は、野球は「特別なスポーツ」であるという人が多いでしょう。僕が子供の頃は、グローブとボールを持たない男の子の方が少数派でした。少し広い公園や空き地があれば、そこにはたくさんの子供たちが場所を奪い合うようにして野球をしていたものです。プロ野球や高校野球は憧れのスポーツで、グラウンドを走る選手たちの熱い戦いに一喜一憂しながら、好きなチームをただひたすらに応援していました。
だから僕は野球ゲームにもまた特別な思い入れが強いのです。80年代から90年代前半にかけて、いくつかの野球シミュレーションゲームが日本で発売されましたが、そのほとんどはプレイしたと思います。
さて、「MLBショーダウン」は、日本でもすっかりメジャースポーツとして定着しつつあるアメリカのメジャーリーグをテーマにした野球カードゲームです。トレーディングカードゲームですが、今回はお相手していただいた山口さんにデッキをお借りしてプレイに臨みました。
システム的には、アバロンヒル社の古い野球ゲーム(タイトル失念)をベースにして、それをさらに発展させたものです。アメリカの野球ゲームらしく(1球ごとではなく)1打席ごとに結果を出します。「戦略カード」という特殊効果カードがあり、これの使い方ひとつでゲームが左右することもあります。
野球そのものの魅力に取り憑かれた人間としては、著名なメジャーリーガーを使って采配を振るえるのですから、面白くないはずがありません。9回があっという間に感じたほど、本当に楽しいひとときを過ごせました。

こういうゲームを持ち込んでも相手をしてくれる人が袋小路にはちゃんといます( ̄∇ ̄+)
一番上のレールにあめ玉をセットしてゲーム開始。ダイス(4面)をふって、出た目の数(1~3回)だけ「つまみ」を操作してベルトコンベアを動かします。ベルトコンベア上のあめ玉を下の段に落とせば1回の操作完了となります。
これを繰り返し、一番下に並んでいる自分の缶の中に入れれば得点になります。マイナス点となってしまうコマもありますが、それは他の人の缶に入れましょう 缶の位置はダイスによってしょっちゅう変わります。そこらへんのドタバタもまた面白いですね。

ゲーム盤を傾けて、探偵コマを「滑らせて」泥棒さんを捕まえるゲーム。2001年の各種ドイツゲーム賞で、子供部門を総ナメした作品です。
街の建物と道は段差になっています。つまりコマは道しか滑らないようになっています。ゲーム盤を傾けた時の状況を考えながらプレイしなければなりません。
こう書くとパズルライクなゲームのようで難しそうに思えますが、運の要素がうまくあちこちにちりばめてあって、子供でも楽しめる配慮がなされています。もちろん大人が遊んでも十分に面白いゲームだと思います。

すいません、今回僕が持ち込んだゲームってこんなんばかりでした_
ダイス2個振って、出た目の色のディスクを専用の「ひも」で弾いてぶつければ1点です。自分の手番では何回でもダイスを振って点数を稼げますが、1回でも失敗したら(ディスクに当てられなかったとか、弾いたディスクが外に出てしまったとか)もらえる点数はゼロになります。手番の途中でやめれば、そこまでの点数はもらえます(つまりキャントストップですね)。
ディスクを弾く際に、角度を付けるために木の板(棒?)を使うことも出来ます(写真左上の直方体がソレ)。このバンクショットがなかなか難しいんですが、成功するととても気持ちいいし、かっこいいですね(笑)。
ちなみに、今回持ち込んだゲームの中で僕はこのゲームが一番気に入りましたよ。またやりたいー。

「無碍光」は仏教(浄土真宗)をテーマにしたというちょっと珍しいタイプのゲームです。販売も仏具屋さんで行われていたようです。デザインは「モンスターメーカー」やシミュレーションゲームを多数デザインしている鈴木銀一郎氏です。
ゲーム自体はとてもシンプルな構造で、ようするに場に出した「お念仏カード」の合計値を「108」ちょうどにすればいいのです。
他人の邪魔をするには「煩悩カード」というハザードカードを使います。これは僧侶カードやもっと強力なお念仏カードをプレイすれば除去することができます。
カードイラストもの出来がまた良くて、一見の価値はあると思いますよ。

木のかえるコマを、ディスクで弾いてカップの中に入れるアクションゲーム。「ノミのサーカス」というゲームがありますが、あれをもっとシンプルにした感じです。
ゲームとゲームの合間にちょっとだけやるつもりが… うっかりみんな熱くなってやめられなくなってしまいました いや、この面白さはちょっとクセになりますな。

袋小路では定番ゲームとなっている「モレール」。テーマがテーマだけに盛り上がること必死のゲームです。
今回一緒にプレイしたメンバーの中に女性の方がいらっしゃいまして「ブログいつも見ています~」って、と~っても明るい笑顔で手札を総交換されました…
こ~んなマニアックなブログに女性読者がいたのかと感銘を受けたのも束の間、渡されたカードには「+10」が2枚… どうしろと。ええ、もちろんダメージを受けましたとも。
しょうがないので起死回生の「野○ソカード」を使って、渾身の気合でゾロ目を出して一気に回復~♪ やったー 野○ソ成功だ~
…って、こんなバカなことで貴重な女性読者を1人失った気がするんだけど… il||li __| ̄|● il||li

ゲームの紹介はこちらをどうぞ~
写真だけ見るとただの宴会ゲームですが、確かにこのゲームを大人だけでやるとそれに近くなります お酒が入ってちょうどいいって感じでしょうか。だからカードの正解率が異常に高かったです。
基本的にこのゲームは、子供の不安定な筆順を大人が当てるとか、あるいはその逆に大人の正確なトレースを子供がどれだけ理解できるか、という家族で楽しむコミュニケーションゲームですね。

僕の好きなサンペテ戦略は「建築物重視」です。序盤から中盤にかけて3点前後の建築物を細かく立ててポイントを稼ぎ、さらにそれを交換カードで交換してルーブルを捻出するようにします。貴族は主に建築物の流動所得によってボチボチ立てて、さらにルーブルを捻出するスパイラルを作ります。ゲームが長引くようなら、後半に高価な建築物を次々に建てることによって、ポイントで先行逃げ切りを狙うという感じです。
今回のゲームはこれがうまく機能して勝ったかな? と思ったのですが、わずかの差(3点くらい?)で最後は差し切られました。結果は2位に甘んじはしましたが、このゲームではやりたいことをほぼベストの手順で乗り切ったと思いますので、局後の達成感が心地よかったです。

やー、懐かしいなこのゲーム。10年数年ぶりにプレイしました。
と、懐かしんでいる間もなく、3周もしないうちにバーストしてはさーん(;゚-゚) 昔のゲームは弱者に容赦がありませんな。

最近、あちこちでプレイされているのをよく見かける「ファブ・ファブ」。お手軽なブラフ系ゲームです。
こういうシンプルなゲームは、場の雰囲気次第で印象がずいぶんと変わるものですが、ここでは楽しくプレイできました。あー、よかった

4色のカバが桟橋の上を動きます。各プレイヤーは自分の手番で、自分が「杭」に積み重ねた「浮き輪」の一番上にある色のカバを、ダイスを振って桟橋上を移動させます。浮き輪もまた4色(4個)あります。浮き輪はプレイヤーごとに別々に管理されます。4本ある「杭」に、それぞれのプレイヤーの浮き輪を重ねておくのです。
もし、ダイスの目によってカバが池に飛び込んだら、同じ色の浮き輪を池に投げ込むことが出来ます。そうでなければ、自分の「杭」の一番上にある浮き輪は手元に置いておきます。自分の「杭」に浮き輪が無くなれば、手元にある浮き輪を好きな順序で重ねて、再び「杭」に重ねて置きます。こうして、4個全ての浮き輪を早く池に投げ込んだプレイヤーの勝ちです。
言葉の説明だけではイメージしにくいかもしれませんが、とにかくも子供用ゲームとしてはなかなかよく出来ています。運の比重が高いゲームであることは確かですが、たまにはサイコロの目に一喜一憂して楽しんでみましょうよ。

2003年のドイツゲーム子供賞受賞作品。追いかけてくるネコよりも早く、ねずみのコマをチーズのある部屋に移動させてポイントを稼ぐゲームです。「ミッドナイトパーティ」っぽい感じですが、僕はこっちの方が断然面白いと思いました。
スタートから遠くの部屋であればあるほど、ポイントの高いチーズとなります。しかしネコに食べられてしまえばそれまでです。チーズの数にも限りがあって早い者勝ちです。
各プレイヤーはねずみのコマを4個ずつ持ちます(4人プレイ時)。でも自分の手番で動かせるのは、そのうち1個だけです。しかも進行はダイスの目次第なんですね。ネコの進行具合や、他のプレイヤーのねずみの位置関係によって、自分のねずみのどれをどれだけ進行させるか… いや、けっこう悩ましいゲームなのですよ。
ねずみのコマがコロコロとしてかわいいです☆。まるまると太っておいしそう(笑)。

最後の〆にサンペテをプレイしました…
が、ミスだらけ。職人ラウンドの残り空きマスと貴族の残り空きマスのチェックを1回ずつ忘れ、重要な建築物を計算ミスで手札に取るのを忘れ… あまりに初歩的なミスを連発して情けなくなりました。
順位は同点2位でしたが、1位とは10点近く離されて完敗。大反省の内容でした。
レポートは以上です。
疲れましたが、ゲームだらけの実に楽しい1日を過ごすことができましたヾ(〃^∇^)ノ