9日(日)は、月島で開催されたボードウォーク・コミュニティの1月例会に参加して来ました。
相変わらず落ち着いた人の多いサークルですな。いや、どこと比べてというわけではありませんよ
寝不足の上に寝坊して会場には1時間遅れで到着。いつもより少し狭い会場でした。
スタンダードなゲームならボードウォークに限ります。4人。
熟練プレイヤーによる「カルカソンヌ」のしっかりとした打ち回しを堪能させていただきましたよ。勉強になるなぁ。
ただ、ゲーマーさんが集まると、「ディ・スタッド」は相当にきついゲームになることもわかりました。相手に得をさせないようお互いに牽制し合っていると、場が長時間に渡って膠着する状況が頻繁に現れるようになります。これはこれで緊張感があって悪くはないのですが、お手軽ゲームの代名詞でもあった「カルカソンヌ」の魅力の一端が失われてしまったような気もします。当然ながら、「カルカソンヌ」により戦略的な要素を求める方には、この「ディ・スタッド」は魅力的なアイテムになるでしょう。
ちなみに、僕が袋小路でやったように、あんまり細かいことを気にせずに、どんどん壁を作っていくようなプレイスタイルもまた楽しいので、それはそれでアリかと。
カタンのバリエーション。4人。
というかカタン+αですね。「羊」が「水」になっている以外はほぼ同じ。地形タイルの枚数構成も違っているみたいですが、そこまで詳しくないのでよくわかりません。発展カードも何種類か追加されています。
他に目立った追加要素として「寺院(Temple)」があります。土と鉄で寺院に自分のタイルを1個置くことが出来ます。これ自体は特に得点がありませんが、最もタイルを置いたプレイヤーは2点が入ります(騎士賞や道賞と同じ)。
カタンに詳しい人の意見を聞くと「オリジナルを元に細かい調整がされていて面白い」とのこと。ただ、カタンに代わりにこれをやるかというと微妙なようです。僕はといえば、何年かぶりにリアルでカタンをやって、なかなか新鮮でしたよ。負けたけど面白かったなぁ。
http://www.boardgamegeek.com/game/6778
まったく今年何回目だよ 3人。
そんで勝ったよん
3人でも4人でも5人でも普通に面白いって意味では貴重なゲームだと思いますね。遊んだ後に「とても面白かったです」と声をかけられて、もうそれだけで寝不足を押して月島に来た甲斐があったというものです。
ボードウォークではそれほどプレイされないアクションゲームがエントリーされました。5人。写真はインスト風景なので小さめに。
カードは3つの段になっていて、それぞれに色が描かれています。一つの段に複数の色が描かれていることもあります。場にこのカードを1枚だけ裏向きに置いて、残りの全てのカードを全プレイヤーに均等に配りきります(余りは使わない)。各プレイヤーはそれを自分のデッキにして、そこから5枚のカードを取って手札にします。場のカードをオープンしてゲーム開始。
手札にカードを場札にくっつけるように1枚置いて、左右に伸ばすようにカードを置いていきます。もちろんこれはリアルタイムで早い者勝ちです。
場札として出す際にはルールがあって、写真のように「2つの段」の色を合わせるようにして出さなければなりません。複数の色の段であれば、その一部が合っていれば問題ありません。場札は左右に伸びていますので、その両端のカードだけが手札から付ける対象となります。
1枚出したら自分のデッキから1枚引いて手札を5枚にします。いち早く手札を残り1枚にしたらそのプレイヤーの勝ちです。他にも間違った時にカードを出した時にクレームを付けるルールとかあります。
面白くて盛り上がりましたが、カードの色が極彩色なので目が疲れました
前のゲームにあまりに疲れたので、気分転換にと「アップル・トゥ・アップル」を遊ぶことに。もはや説明不要の定番ワードゲームですね。
で、わりとあっさり勝ってみたり
本日最後のゲームをエントリー。5人。
ボードウォークでは、ちょっと古めのシンプルなゲームが好まれる傾向にあって、実はそんなに新作は持ち込まれていません。でも僕は例会に参加するたびにこっそりと新しめのゲームを試しに持ち込んで、みなさんの反応をうかがって見てたりします。
で、こいつはビンゴ。「これは新作だからやりたい」というリクエストが入ったので遊んでみました。個人的には2回目のプレイになります。前回のレポートと簡単なルール紹介はこちらの記事にて。
どこかで見たようなアイデアを小ぎれいにまとめただけのような作品ではありますが、その集約方法がなかなかうまくて、遊んでいて小気味よく感じます。複雑にしようと思えばいくらでも出来そうな内容なのですが、そこらへんの折り合いをうまくつけて難易度の調整をしたデザイナーのセンスが光る佳作です。
革新的なアイデアを求める方には向きませんけれども、そうでなければ最後まで悩ましくて緊張感あふれるドラマチックな展開を楽しめることでしょう。同卓の方々には大変に好評でした。
レポートは以上です。
体調のこともあり、定刻より少し早めにあがりました。ようやくボードウォークの方々の嗜好がつかめてきたような気がしますね。