例の倉庫兼ゲームプレイルームで「Runebound(ルーンバウンド)」をプレイしました。お相手は、もう20年以上もゲーム仲間を続けてもらっている都内某所の方々。この人たちの卓越した「ゲーム英語力」のおかげで快適にプレイすることができました。
「ルーンバウンド」は公式サイトに上級ルールが掲載されており、今回、この訳もはりきって用意したのですが、結局ほとんど採用しませんでした(採用したのは、ゲーム開始時の移動ダイス数調整とイベントカードの上書きルール変更くらい)。それでも十分に面白くて、長いゲームにもかかわらず2ゲーム連続してやりました。
最初のゲームは、序盤こそ恐る恐るの進行でしたが、感触がつかめてきた中盤以降はサクサク進むようになりました。2ゲーム目は、1ゲーム目の経験もあってスムーズに進むかなと思っていたのですが、僕以外の全員が従者(Ally)の雇い入れタイミングに恵まれず、ズブズブの展開になりました
従者がいるだけで攻撃の機会が増えるし、時には盾代わりにもなってくれるので、その雇用はとても重要です。これにヒーローの属性に合ったアイテム2~3個を揃えるあたりまでが中盤までの目標になるでしょう。黄色のアドベンチャーマーカー(2)を順調に数個クリアすれば、青(3)を飛び越して一気に赤(4)のクリアを目指すことも十分に可能です。ただし、これには従者は必須です。従者ががいない状態だと、青のアドベンチャーに挑戦するだけでもかなりの危険を伴います。
いずれにせよ、中盤過ぎは一気に場が進む可能性を考慮しながらプレイする必要がありそうです。
少し気になったのは、序盤にちょっとした不運でつまずくと終盤まで尾を引きかねないバランスでしょうか。アドベンチャーマーカーは早い者取りですし、偶然に強い敵が現れたりダイスの目に恵まれずにうっかりノックアウトなんかしてしまうと、後でその遅れを取り返すのはとても大変です。まぁ、このシビアさが、長いゲームでありながら、全体を通じて緊張感を持続させてくれている要因になっていますので、それはそれで面白いのですけれども。
今回は初ゲームだったので、ゲーム全体のバランス感覚が手探り状態でした。このため、プレイヤー全員がゲームの雰囲気を楽しんでいたような気がします。2ゲームともプレイヤー間の戦闘は発生せず、突如出現した Hight Lord Margath が倒された、という終わり方でした。
確かにこのゲームは、マップのあちこちを回って戦闘をしたり買い物をしたりすること自体がとても楽しいのです。今回、ゲームが終了した時はいずれも「何だもう終わりか」というような声が聞かれました(時間的には2ゲームとも2時間をはるかに超えていたにも関わらずです)。ルーンバウンドは、この世界の中で長い間もっともっと楽しんでいたい、という気持ちに人をさせてしまう不思議な魅力を持っているようです。
しかしそれは甘~いワナでもあります この楽しさに溺れるとついゲームの目的を忘れてしまい、結局は誰かに出し抜かれてしまうことになるでしょう。もっとも、今日相手をしてもらった人たちは抜け目のないベテランゲーマーの方々なので、次からはそんな甘い期待を抱かせない厳しい展開にはなるような気がしますが
ちなみに2ゲーム目は僕が快勝しました。右はマーガス君をこてんぱんにやっつけた記念写真です
ということで、またぜひやりたいですね。今度は発売が予定されているエキスパンションを入れたいなぁ。
[ Runebound 公式サイト ]
http://www.fantasyflightgames.com/runebound.html