moon Gamer - ボードゲームブログ

テーブルゲーム(ボードゲームやカードゲーム等々)と、その周辺の話題を中心にした個人ブログです。

タグ:一之江ゲームクラブ

6日(土)は、一之江で行われた「ヴィンテージ&レアゲーム会」に参加してきました。昔のゲームやあまり見ないレアなゲームを楽しむことを主眼においたゲーム会で、不定期に開かれています。ただでさえマニアックなボードゲームの趣味の中でも、さらにニッチな道楽の世界なので、正直あんまり同好の士は多くないのですけれども、それでも毎回のように奇特な人が何人か集まるのがこのヴィンテージゲーム会です。

今回の参加者は、主催のatogさん、初対面で紅一点のIさん、枇杷さん、ぢ〜ぷさん、それに僕の5人でした。

Wunderwatschler / Edition Perlhuhn

押し出し連鎖。バックもあるよ。4人。atogさん持ち込み。

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プレイヤーは4個ずつコマを持っています。6面ダイスを振って、目が偶数なら前へ、奇数なら後ろへ、自分のコマを1個だけ進ませます。進んだ先に別のコマがあれば、今進ませたコマと同じ数のマスだけ、進んできた方向へ進ませます(以下連鎖あり)。コマをゴールさせるには、ちょうどの目が出なければなりません。ただし、後ろから他のコマに押し出されれば、ちょうどでなくてもゴール可能です。自分の4個のコマを誰よりも早くゴールさせたら勝利。

マスの総数が奇数ってのがちょっとした工夫で、つまり少なくとも1回はバックしなければ自力でゴールすることができません。このアイデアと組み合わせは意外と無かったかも。

Edition Perlhuhn 製のゲームには重いものもありますが、これは子供でも遊べる軽いレースゲームですね。
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/18859/wunderwatschler

Coast-to-Coast Rails / (Self-published)

ここから5人。atogさん持ち込み。

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2009年発売の自費出版なマイナーゲーム。アメリカを舞台にした鉄道ゲームです。アメリカの西海岸と東海岸の都市を横断するように鉄道網を完成させることを目標にして、プレイヤーはそれを達成しそうな鉄道会社の株を買って儲けを狙います。各ラウンドではまず、すべての鉄道会社の株券を1社ずつ競りによって購入するフェイズから行われます。株券は競りを通してでしか入手できません。

その後で路線建設を行います。各プレイヤーは任意の鉄道会社の路線を1手番で2マスまで建設できます。株主であろうとなかろうと、どの会社の路線でも引けます。ただし筆頭株主には拒否権があって、その意向には従わなければなりません。路線建設の手番は、パスをしない限りは1ラウンドで何回も回ってきますので、そのたびにコストを支払うことで、路線をいくらでも長く延ばすことが出来ます。他社が線路を引いた土地への線路建設も可能です(追加コストの支払いあり)。もし、都市に線路をつなげたら、その鉄道会社の株価は、入った都市の価値(1〜3)だけ上昇します。

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こうして、規定のラウンドを消化するか、あるいは3社が大陸横断路線を引いた時点でゲームは終了するわけですが、路線建設ルールの自由度の高さから、今回はわずか2ラウンド目でゲームが終了しました。ゲームシステムそのものの筋はとても良くて気に入りましたが、終了条件の設定や路線建設ルールに詰めの甘さを感じ、今回のセッションに限って言えば消化不良感な印象は拭いきれません。

とはいえ、これは相当に自由度の高いゲームですし、こういう展開になることもデザイナーは当然考えて作ったものと思われます。なので、これをわかった上でプレイするとまた印象も変わるでしょう。ぜひもう一度、メンツと人数を変えてみて遊んでみたいゲームですね。
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/41878/coast-to-coast-rails

Yukon Company / db-Spiele

Funaginで売ってたそうです。atogさん持ち込み。

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1999年発売。これまた手作り感あふれるコンポーネントの経済ゲーム。Dawson City から商品を仕入れて、それを4箇所ある Creek のうち1つの市場へ高値で売却して利益を上げます。扱われる商品には5種類あって、Dawson City には各商品の相場価格(プレイヤーが購入した時に支払う金額)が1〜7まで示され、4箇所の Creek にも各商品ごとに売却した時にプレイヤーが得られる金額が3〜10で示されます。ようするに安く仕入れて高く売るゲームです。

商品を売買するには手札からカードをプレイしなければなりません。カードには「1」〜「4」までの数値と、その数だけの商品が何種類か描かれています。カードに描かれた商品の種類と個数までしか取引することはできません。プレイヤーは、あくまで配布されたカードの内容に示された範囲内でしか行動が行えないのです。手札を改善するために、プレイヤーは自己資金を消費してカードを追加購入することも可能にはなっています。

商品を購入する場所は Dawson City だけですが、売却する場所は4箇所あって、それを Creek と言います。1ラウンドで売却可能な Creek は1箇所のみです。どうやって売却先の Creek を決めるのかというと、これもやっぱりカードで決めるのです。カードには Creek の名称がひとつだけ記載されていて、これを各プレイヤーが1枚ずつ伏せて出して同時にオープンします。そして最も数値合計の高い Creek がそのラウンドで売却可能な Creek となります。

このようなカードによる投票は、そのラウンドに発生するイベントカードでも行われます。そのラウンドで発生する可能性のあるイベントカードは、ボード上の「A」〜「D」の位置に4枚公開されていて、そのうちの1つが必ず起動します。どのイベントを起動させるかも、各プレイヤーによる秘密入札一斉公開方式で決まるのです。もちろん、カードには「A」〜「D」までのアルファベットひとつが記載されています。

ラウンドの最後には、別のカードによって売買相場が変動します。そして手札を2枚まで減らした後に4枚補充して次のラウンドへ移行します。ルールに定められたゲーム終了条件を満たせばここで所持金額を計算し、最も多いプレイヤーの勝利となります。

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与えられた条件(=手札)と現在の状況を元に最適な行動を計画したり、不運な状況を切り抜ける方策をひねり出したりと、悩みながらも道を切り開いていくかのような展開は面白かったですね。その一方で、手札にしろ相場にしろ乱数の幅が大きいこと、後半で離されるとちょっと追いつくことが難しくなること、そしてプレイタイムがやや長めなのが気になりました。

ああ、それともうひとつ。カードが薄くて柔らかいプラスチック製なのですが、これが見事にすべてが反っくり返っていまして、まあなんとかプレイしましたけど、これはまたどうしたもんでしょうねww
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/412/yukon-company

Keywood / R&D Games

Keyシリーズの源流。僕の持ち込み。

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R&D Games の デビュー作にして Key シリーズ最初の作品です。といっても恐らくは自費出版で、企業が絡んでいるとはいえ同人ゲームに近いと思われます。ボックスの表にはシリアル番号が書かれていて、それは200のうちの何番目かを示しています。つまり全部で200個しか生産されていないものと思われます。制作年は 1995 年です。

コンポーネントはどう好意的に見ても子供の工作レベルを越えておらず、たとえばゲームボードはイラストをモノクロコピーした紙を厚紙にのり付けしただけですし、タイルもまた同様です。これらに色は着いていない(何しろモノクロコピーなので)のですが、このゲーム本体の前の持ち主(僕は中古品を購入しました/それでもかなり高額でしたけど)が気を利かせて着色してくれたみたいで、オリジナルより多少はプレイしやすくなっています(なお、写真のお金は僕が別に用意したものです)。

ゲームは「Keywood」という人物(?)が荒廃した国を再建するために住民たちを移住させるという設定になっています。この新しい国には6つの村があって、ひとつの村には6軒の農家と2軒の店があります。住民は国境の村から入り、まずその村の空いている農家に置かれます。この住民を「農民」と言います。新しく移住してきた住民は無料で農民になれます。また農民は、村から別の村へ道沿いの移動することも可能で、その場合はコストがかかります。

この国の中央には「町」があります。町はひとつしかありません。ここは特別な場所で、ここに移動した住民は「議員」となります。村から町へ移動する時にはコストがかかりますが、村の選挙で選ばれた住民は無料で町へ移動して議員になります。

村ごとにある2つの店は、プレイヤーが「商人ライセンス」を競りによって獲得し、それを配置する場所です。商人ライセンスを村に配置した後、その村の農民からひとりを選んで店へ置きます。こうしてこの農民は「商人」にジョブチェンジします。まとめると、この国の住民は「農民(農家に置かれている)」「商人(店に置かれている)」「議員(町に置かれている)」の3種のいずれかということです。

農民と商人はそれ自体がプレイヤーの収入源となります。議員はこの国の重要な議案を成立させるために必要な住民です。議案には3種類あり「農民1人ごとに1Gの税金」「商人1人ごとに3Gの税金」「商人ライセンス1種類を取り消す」のいずれかです。これらの議案は議員を所有するプレイヤーが選択し、その後で議員によって投票が行われます(議員1人=1票で棄権無し)。もちろん、決定された議案に住民は従わなければなりません。

先に書いたようにプレイヤーの収益は所有する農民と商人によって決まります。その収益を増加させる手段が「市場ライセンス」です。市場ライセンスが配置された村の住民は、その収益が2倍になります。この市場ライセンスも競りによって獲得されるのですが、それは「村」ごとに行われます。その村の住民の所有者(プレイヤー)は、いくらを入札するかを(例えば話し合いで)決め、落札したらその金額を共同で負担して支払います。

こうして、ラウンドの最後に農民1人つき1G、商人はその村の農民1人つき1Gの収益を得ます。この時、もし議員の評決で決定した議案で税金が課せられているのであれば、このタイミングで支払わなければなりません。これらを規定のラウンドだけをくり返して、ゲーム終了時に所持金が最も多いプレイヤーの勝利となります。

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コンポーネントのしょぼさに比べれば、これが実にまともなゲームとして構成されているのがおわかりいただけるでしょうか。ただまあ、最初のラウンドは何をどうしてよいのか誰もわからず、全員が手探り状態ではありました。手番が一回りすれば、案外と見通しのよい構成になっているので、どう行動すべきはは何となくでもわかってくると思います。もっとも、どうすれば勝てるのか、あるいは負けている時に逆転を狙うにはどうしたらいいのか等々は1回のプレイだけではよくわからなかったです。

今回は時間の都合でショートゲームになりましたけれども、今度はきちんとフルゲームを楽しみたいと思いました。不思議でそして硬派な構成のゲーマーズゲームだと思います。もしよろしければ一度遊んでみませんか? このゲームのためにお時間を割くだけの価値はあると思いますよ。
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/767/keywood

レポートは以上です。

参加したみなさまはお疲れさまでした。終わってみれば、もう近年まれに見る充実したゲーム会になりました。帰り道はとても寒かったけれども、気持ちはずっと高揚していました。あらためて、ボードゲームの世界の深さと広さを感じた1日となりましたよ。ぜひまたヴィンテージゲーム会をやりましょう!!

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7日(土)は、一之江ゲームクラブのヴィンテージ&レアゲーム会に行ってきました。

このところ、地元SGCを除いてはサークルのオープン例会になかなか行けなかったのですけれども、やっと週末に1日くらいは時間が取れそうな状況に落ち着いてきまして、まぁ、これからスギ花粉飛散のシーズンになったらまた外に出かけるには不自由な日々が続くので、せめてその前に少し遊んでおきたくて一之江まで出向いてみました。

当日、会場ではヴィンテージ卓が2つと18卓が1つ。普通のゲームも少し取り混ぜて遊んでみました。で、この日もデジカメを忘れてしまったので携帯で撮影しました。レタッチしましたけど画像が荒いわ色がボケてるわですいません。

Cloak & Dagger / Eye Spy Enterprises

これが元ネタだったのか。atogさん持ち込み。1990年製。3人。

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実は10日以上も前に「Zeitreise」というゲームを遊んだのですが、その元ネタとなったゲームです。…といっても現時点でそのレポートはまだ公開してはならないという謎のお達しがあって、元ネタと書いてもなんだかわからんと思いますけどね… 以下ゲーム概要。

まず小さくて薄いボックス20個(ゲーム内では"封筒"を表す)を、大きな箱の中に入れておきます。この"封筒"にはゲーム開始時に何も入れません(Zeitreiseではランダムに封入していました)。ゲームが進行するにつれ、これらの"封筒"内に"文書"カードが徐々に入っていきます。

"文書"カードには「X」「Y」「Z」の3種があり、それぞれ3枚ずつ計9枚があります(Zeitreiseではその数倍のカードがありました)。これら文書カードはゲーム開始時にシャッフルし、裏返しにして山札にしておきます。そして各プレイヤーは、この文書カードを操作する「スパイカード」を2枚ずつ手元に持ちます。各プレイヤーが所有するスパイカードはアルファベット1文字によって識別されるようになっています。

自分の手番では、封筒ボックスを秘密裏にひとつ選び、その中を確認することが出来ます。その時、自分の前にカード(スパイや文書)を持っていれば、それをその封筒ボックスの中に入れなければなりません。それで手番は終了です。

手札に何も持たず封筒ボックスを開けた時、その中に自分のスパイカードが入っているのであれば、そのスパイカード1枚と、箱に入っている別のカード(文書か他人のスパイ)1枚を取りだし、それを自分の前に置きます。この時、自分のスパイカードは表向きに、そうでない方のカードは裏向きにして置きます。これでもやっぱり手番は終了です。

同様に、手札に何も持たず封筒ボックスを開けた時、封筒ボックス内に何も入っていなければ、その封筒ボックスの番号(#1〜#20)を他のプレイヤーに公開し、文書カードの山札から1枚を取って、その封筒ボックスの中に入れます。入れた文書カードの種類が何かは手番プレイヤーは知ることが出来ますが、他のプレイヤーには新しく文書カードが加わったこと以外にはわかりません。

ゲームの目的は、任意の封筒ボックス内に、「X」「Y」「Z」の文書カードを3枚集め、その上で同じ封筒ボックスに自分のスパイカードも入れておくことです(ただし、他人のスパイカードが同じ箱に入っていてはダメです)。

後発の「Zeitreise」では、この他に特殊カードがいくつかありました。しかし「Cloak & Dagger」では、そのようなカードはすべてオプション扱いになっています。今回はシンプルな基本ゲームでプレイして感じたことは、カードの枚数が少なく、ゲームの要点がかっちり絞られていた「Cloak & Dagger」の方がずっと面白かったということです。

また「Zeitreise」ではプレイアビリティを損ねていた箱の大きさが、「Cloak & Dagger」ではコンパクトで扱いやすいサイズだったのも好印象です。このゲームでは「Zeitreise」の経験が生きたのかどうかわかりませんが、1枚のスパイカードが(他プレイヤーの妨害によって)行方不明になったにも関わらず、なんとかやりくりして勝利することが出来ました。
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/12584

熟語ドミニオン(熟語トランプ) / ビバリー

すごろくや発の画期的ゲーム。3人。

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熟語トランプを使ったオリジナル応用ゲームとして、すごろくやブログ上で先日公開された「熟語ドミニオン」。ドミニオンを知らなくても2文字熟語さえ作れればプレイ可能です。ルールを読んだ時には、上級カードしか使わないし、何度もプレイすると熟語を覚えてしまうのではと心配だったものの、それがまるで杞憂に終わったどころか、こんなに面白いとはびっくり仰天です。おすすめ。ぜひやってみてください。

このゲームは調子良く高得点カードを次々ゲットして大勝利。連勝です。珍しい。
http://sgrk.blog53.fc2.com/blog-entry-1071.html

Trade / FX Schmid

正しいルールで。1974年製。4人。

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これまで何回かプレイしてきましたが、若干ルールが違っていてたようでした。申し訳ないです。それでもある程度は手応えのあるゲームだと感じていたのですけれども、今回正しいルールでプレイしたら、ああ、これはもう70年代のゲームとしてはトップクラスに位置する名作経済ゲームであると再認識しました。荒削りな部分をきちんとブラッシュアップしたら、今世紀でも十分通用すると思いますね。

このゲームは序盤でうまく機材の売却に成功してスタートダッシュしたものの、中盤でカード引きが悪くてやや伸び悩み、その間に他のプレイヤーの猛追を受けました。しかし終盤に大商いを決めて頭一つ飛び出し、それを終了まで維持したおかげで僅差にて勝利しました。おー、なんと本日3連勝ですよ。
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/2319

Jailbreak (ジェイルブレイク) / Waddingtons Games(輸入元:河田)

2人用ゲーム。1982年製。

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時間が少なくなってきたので、僕が持ち込んだ2人用ヴィンテージゲームをA葉某さんとプレイしました。一方が刑務所から脱獄する泥棒、もう一方がそれを阻止する警官となります。互いに手番では手札のカード1枚を場のカードに付けます。特定のカードをプレイすることで、「赤」や「青」の自動車をカード上に配置することが出来ます。

泥棒プレイヤー目的は、場の刑務所カードから「赤」の自動車を経由し、そうして端となるカードから脱出するルートを確保することです。このルートを4つ以上確保したら泥棒プレイヤーの勝利、2つ以下なら警官プレイヤーの勝利、3つなら引き分けです。なお、「青」の自動車はそのルートを遮断するために使えます。

このゲームでは警官プレイヤーを担当。幸運にも赤も青も自動車を配置するカードをたくさん引きまくることが出来たおかげで、ほぼ完封に近い勝利を得ました。おおお、なんと4連勝。もうこの1年くらいの運を消費したような気分です。
http://www.boardgamegeek.com/game/17735

熟語ドミニオン(熟語トランプ) / ビバリー

写真は撮りませんでしたが、最後の〆にA葉某さんと2人対戦。「熟語ドミニオン」は2人でも十分にいけます。上級カードひとつでこれだけ遊べるのだからお得感いっぱい。しばらくは熟語トランプを持ち歩くことにしましょう。ちなみにこのゲームは負けました。

レポートは以上です。
本日は何と言っても「Trade」の再発見に尽きます。同卓の方々にも好評でしたし、たまにこういうことがあるからヴィンテージゲームの魅力から離れられないのです。ネタはまだたくさんありますので、ぜひ機会を設けてまた遊びましょう>参加者ご一同様
本日はお疲れさまでした。本当に楽しい1日でした。

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9日(土)は、、一之江ゲームクラブの例会に行ってきました。

このクラブに関する詳細は mixi コミュニティをどうぞ。

[一之江ゲームクラブ] ※要mixiアカウント

http://mixi.jp/view_community.pl?id=2303630
あるいは以下のブログでも案内されています。

[一之江ゲーム会]

http://atog2.cocolog-nifty.com/blog/

今回は「Age of Steam (蒸気の時代) / Warfrog」「Agricola (アグリコラ) / Lookout Games」のコンボ卓(?)目当てに参加しました。

moon Gamer

が、このところ人気急上昇中のアグリコラとお盆休みの初日が重なったこともあって参加希望者が殺到、テーブルが確保できるかどうかも危うい事態となりました(今回開催会場は5卓か無理すれば6卓くらいの広さ)。

ということもあって一時は参加見合わせの宣言までしたのですが、その後、一部の参加者が他のゲーム会へ流れたため、なんとか参加することが出来る状況になりました(まぁ、キャンセルは少し神経質だったかもしれません)。結局、会場では最大5卓が用意され、18系が3卓にアグリコラが2卓で開始されました。

相変わらず蒸し暑い1日。曇り空だったので気温はそこそこ。でも暑い。


Agricola (アグリコラ) / Lookout Games moon Gamer

明日もどこかでアグリコラ。4人。

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まずはアグリコラから。全員がプレイ経験者なので、インストなしでプレイ開始。

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ところで右の写真のようなタックルボックスに、「アグリコラ」の資源(6種)と家畜(3種)、それに家と畑タイル、食料等々を入れてみたのですけどどうでしょうか。特にタイルがピッタリなサイズでなかなかいい感じ。

上ぶたを取り外すことができるので、机が狭い時にはこのまま使うことも出来て、機能性も上々です。でもケースサイズが大きいために、箱に全コンポーネントを収めることは諦めなければならなくなりましたけど。

また今回も、「E」「I」「K」とデッキを分けて、好きな配分で初期手札を取ることが出来るようにしました。僕は相変わらず「K」を7枚ずつ(職業・小さな進歩共に)です。たださすがにこのパターンにもちょっと飽きてきたので、今度はまた別の配分を考えてみることにしましょうか。

moon Gamer

さて、初期手札に「曲芸師(追加で開墾可能)」「営農家(追加で種まき可能)」「耕運鋤(2回だけ開墾3つ)」「牛車(開墾最大3つ)」がありまして、今回はもう農耕しかありえない形に。

ということで、農耕にも酪農に使える「かまど」を確保しておいて、「畜殺人(他人が家畜を食料にすると+1食料)」もプレイし、これでメイン(農耕)とサブ(家畜)の両方で食料体制を整えました。

それは良かったのですが、場に「葦」が品薄気味(『かご製作所』を保有するプレイヤーがいたため)で、家の増築に手間取ってしまったため、子孫を増やすのに時間がかかったのが反省点。序盤で「かご製作所」を他人に取られ、葦が不足した時の対策をもうちょっと考えておく必要があるかも。

最終的にはマイナス点もなく、家族も5人まで増やしたおかげで点数は39点と自己最多。しかし順位的には2位で、なんと47点も叩き出したプレイヤー(カードボーナスだけで15点もあった)の圧倒的勝利でした。この人は「物乞い」1枚もらったのにこの点数なんですからすごいというか。
http://ejf.cside.ne.jp/review/agricola.html


Age of Steam (蒸気の時代) / Warfrog moon Gamer

基本マップで。4人。

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初プレイの方が2人いたので基本マップをプレイしました。まず2ターンの練習プレイのあと、本番ゲームに入りました、

しかし今回はまるでダメ。頭がすっかり「アグリコラ脳」になっていて「蒸気の時代」のことを忘れてしまったかのよう。序盤でひとつミスをやらかし、中盤でも判断ミス、終盤近くでも見込み違いがあって、このゲームで3回もミスをしたら勝てませんねぇ。惨敗でございました。まぁ、こういう時もあります。moon Gamer

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勝利したのは初プレイのShun.さん。中盤から大きく収益力で他を引き離して圧勝でした。自分の結果はともかく、これで「蒸気」プレイヤーが2人増えたことを喜びましょう。次はぜひ(未プレイが多くある)拡張マップをプレイして、「蒸気」の世界を広げていきましょう。
http://www.boardgamegeek.com/boardgame/4098


レポートは以上です。結局、例会の最後まで会場にいることになりました。いろいろありましたが、無事こうして例会に来た全員が希望のゲームをプレイ出来たのは僥倖であります。また次回以降もぜひよろしくお願いいたします。moon Gamer

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14日(土)は、、一之江ゲームクラブの例会に行ってきました。

このクラブに関する詳細は mixi コミュニティをどうぞ。

[一之江ゲームクラブ] ※要mixiアカウント

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あるいは以下のブログでも案内されています。

[一之江ゲーム会]

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今回は久しぶりに「Age of Steam (蒸気の時代) / Warfrog」をプレイしました。このところ一之江に行くと「Brass (ブラス) / Warfrog」ばかりをプレイしていましたし、実は今回も他の卓で立っていました。しかし、やはり「蒸気の時代」の魅力あふれる空気は独特で、今回のセッションでその思いを改めて強くしました。

空一面に薄い雲が広がり、湿り気のある風の強かった日。そろそろ夏至ですね。


Age of Steam Expansion #4 - France and Italy / Winsome Games moon Gamer

「フランス」にて。3人。

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少人数マップの「フランス」をプレイしました。この拡張マップの特別ルールはだいたい以下のようになっています。

アクションの変更:

「Engineer(エンジニア)」は、4枚タイル配置の能力に代わって、「困難な地形」への鉄道敷設権を得る能力になります。「困難な地形」とは丘陵地や山地のことです。平地が少ないマップですので、特にゲーム後半は極めて重要なアクションとなります。
「Urbanization(都市化)」では、タウンをニューシティの替える能力は同じですが、追加して配置可能な鉄道タイルの枚数は2枚のみです。「エンジニア」と併せて、この拡張マップでは、1プレイヤーが1ターンに鉄道建設可能なタイル数は最大3枚ということになります。なお「都市化」は、最初のターンに限って2人のプレイヤーが選択可能です。
「Puroduction(商品生産)」は、通常ルールで行うか、あるいは1個のキューブをランダムに引いて、それを任意のシティに置くか、そのどちらかを選択することが出来ます。

パリ:

このゲームの「パリ」は特別なシティとして扱われます。まずパリは赤・青・紫・黄の4色を含むシティとして扱われます(黒の除く4色)。また Goods Display 上の「黒」側にある1~6に置かれた商品キューブが盤上に配置される場合、それらはすべてパリに置きます。

破産:

このマップでは Income(収入)が0未満になったとしてもゲームから脱落しません。

こんな感じです。言うまでもなく、強力な商品供給源でもあり、また消費地でもある「パリ」の存在の大きさに尽きる拡張マップです。また土地が狭く、しかも地形が険しいために、「エンジニア」を取らなければ後半は線路の敷設自体が難しくなるようになっています。たくさんの商品が出現する少人数マップながら、コクのある味わいが楽しめる良作です。

moon Gamer moon Gamer

このセッションの序盤では、当然のように3人ともパリから線路を延ばしていきました。僕はそのすぐ後のターンで、パリから伸ばした先からうまく南方のシティへいち早くつなげられたのが大きかったようで、あとは手なりで近場のシティを接続して回ることが出来ました。このため、中盤までは収益的にトップを走ることになります。

ただ狭い場所で全員が何らかの形で絡んだため、順番を決める競りの相場が高めにあって株式発行数も多めとなり、収益的にはともかくとして、点数的にはひょっとしたらそんなに伸びていない可能性もありました。また、商品運送が4リンクで止まり気味だったのも悩みどころ。5リンクのルートを建設するには、どうしてもエンジニアで山を掘るしかないみたいで、しかもそれは他の人たちも同じという…

つまりこのマップは、少なくとも中盤過ぎにはエンジニアを競り落とすためにどうするかをプレイヤーに考えさせることがデザインコンセプトになっているようです。なるほど。

そのエンジニア争奪戦を何とか乗り切って、西方進出は止められたものの、南方~中央から再びパリ周辺のシティまで接続することに成功し、安定的にパリから大回りして再びパリの近くまで戻ってくるという「不効率&高収益路線」が完成し、最後まで高収益を維持することが出来ました。

ゲーム終了時点での株式発行数はやや多かったものの、結果として収益額の差が決め手となり、このゲームは勝利をもぎ取りました。しばらく「蒸気の時代」では勝利から遠ざかっていたので、これはうれしいですね。
http://www.boardgamegeek.com/game/13925


Age of Steam Expansion #1 - England & Ireland / Winsome Games moon Gamer

今度は3人で、やはり少人数マップの「アイルランド」をプレイ… だったのですけれども小一時間で協議終了。どうもキューブの配置が極端に悪い形が原因(と信じたい)で、1人だけ突出して有利になってしまい、他の2人が投了した形で終わりました… 唖然。写真を取るヒマもありませんでした…。
http://www.boardgamegeek.com/game/6356


Age of Steam Expansion #4 - France and Italy / Winsome Games moon Gamer

気を取り直して「フランス」を再プレイ。3人。

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次に何をプレイしようか悩んでいたところ「フランスマップをもう1回やりたい」という意見が出まして、話し合いの結果、再戦することになりました。うははw

このセッションで僕は、最初のターンに First Build を取ってパリから西へ向かう路線の建設を行いました。シュウさんは東から南下するルートを選択し、ここまでは常識的な展開。3手番目のケロさんはどうするのかな、と見ていたら、何とパリではなく南端のシティを先に取りに行きました。なるほどー。

南端には狭い範囲にシティが密集しており、「都市化」1回を組み合わせればわずか5枚のタイルで4リンクが完成します。さすがに商品キューブ数はパリに比べると少ないので、長丁場の3人プレイ(全10ターン)では、ここだけで勝ちきることは出来ませんが、少なくとも序盤は十分な収益力を期待できます。

この動きに焦ったのがシュウさんで、南下するルートを事実上絶たれたかに見えました。が、エンジニア(困難な地形の線路敷設権)を活用して山地を突っ切ることで代替ルートを見事に完成させ、パリを中核にした環状路線を作り上げました。お見事。

僕はといえば、パリ~西端から再びパリ近郊のシティに繋ぎ、さらにその後で今度は東端のタウンを都市化して繋ぐという、盤上に大きくSの字を描くような蛇行路線の建設を行いました。これにより、パリにあった多くの黄商品がほぼ独占状態だったこともあって、中盤過ぎまで資金的にかなり優位に立つことになります。

ゲームは終盤に突入し、数ターンを残してこれは勝ったかなー、と思っていたら、優良路線を完成させたシュウさんによって怒濤の追撃を受けることに…。パリに山と積まれた商品は2人の取り合いとなり、その結果、パリから商品がほとんど消え去る事態となりました。これはびっくり。

そこで盤上を改めて見回して、北端にあるタウンを繋いでいげば、パリにわずかに余っていた青商品を有効活用するルートが作れることを発見。そしてそれを実現したことで、ようやくこの長いゲームに決着をつけることが出来ました。本日2勝目です。
http://www.boardgamegeek.com/game/13925


三角貿易 / CORE HOUSE moon Gamer

そしてこのゲームで〆。3人。

moon Gamer

ヘビーローテの仲間に入ろうかという勢いになってきた良作。ルールは簡単で密度の濃い内容ながら、ほんとに30分で終わってしまうコンパクトさ。そして今回、初の3人プレイをしました。ちなみに3人プレイですと、インスト含めても30分くらいで終わります。すごい。

3人の場合、4人と感覚が異なるのはアフリカフェイズで、それは1ターンに9枚しかカードが配置されないためです。パターンとして最も多いのは、各王国に2/2/2/3枚と平均的にばらまかれるケースで、恐らくたいていはそうなります。

このフェイズの3順目で自分の手番が回ってきた時、ある王国に他のプレイヤーのカードが1枚しか置かれてない時、必然的にそこに自分のカードを置くことになるでしょう。これがなんとなく「仕事」をさせられたような気分になったのですけれども、実際にはそれで損をするケースは少なく、またこれが若干の駆け引き要素にもなっていることに気がつきました。なかなか面白いゲームです。

ゲームの結果はまた2位(…)。それはともかくとして、一緒にプレイした方々に好評だったのがうれしかったですね。また他にも持ち込む予定です。
mo-i(あっとまーく)jcom.home.ne.jp / CORE HOUSE 一瀬様


レポートは以上です。

フランスマップが白熱したこともあり、一之江では初めて例会の終わる時間までいました(が、アフターはお仕事のためにキャンセル)。やはり「蒸気の時代」は面白いです。希望者がいれば、次回の一之江でもまたプレイすることになるでしょう。

ということで、遅い時間までお付き合いいただきましてありがとうございました>参加者各位
楽しい1日でした。moon Gamer

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19日(土)は、一之江ゲームクラブの例会に行ってきました。

このクラブに関する詳細は mixi コミュニティをどうぞ。

[一之江ゲームクラブ] ※要mixiアカウント

http://mixi.jp/view_community.pl?id=2303630

今回のメインは「Brass (ブラス) / Warfrog」でした。複雑系ワレスのブラス。運河や鉄道などの交通インフラで整備し、必要な資源を確保しつつ、各地に産業を興して点数を競います。どの角度から見てもフリーク向けのゲームで、深い競技性と幅広い戦略性を兼ね備えた名作です。前回のレポートと簡単な紹介はこちらをどうぞ。前回の濃密な面白さから再戦を熱望していましたが、念願叶って2回目のプレイとなりました。

この日はとても風が強くて、気温も少し低めの曇り空でした。夕方過ぎには一時的に雨が降ったりして、お天気の安定しない1日でした。


Brass (ブラス) / Warfrog moon Gamermoon Gamer

これは定番になる予感。4人。

moon Gamer

前回は、序盤から無借金で少額の収入を積み重ねて、運河期中は資金的な余裕を持たせることに専念しました。今回は普通に紡績工場(綿工場)と港を作り、それを一度に売却することで一度に大きく収入を増加させることを目指しました。

当然ながら途中で初期資金が枯渇するので、そこは借金でしのぎます。そして利子の支払いを最小限度に留めたうえで、収入マイナスから一気にプラスへ持って行って、そこでまた次のステップに進む、というようなプランを立ててました。

が、その綿を売却する時点で、僕が理解しているルールの勘違いが発覚し、いきなりこの方針が挫折することに。慌てるも気を取り直して、とりあえず「開発」を積極的に行い、鉄道期で点数を稼ぐ方針に変更。そして鉄道期の最初の手番で Livepool にレベル2の造船所(18点)を建設することを目先の目標に計画を練りました。そうした上で、鉄道網をあちこちに引ければ点数的に何とか追いつけるかと思ったのですが、プレイオーダー管理が甘かった…

このゲームは、前のラウンドで消費した資金額の少ない順番で次のラウンドの順番が決まります(最小額がスタートプレイヤー)。もし、上記のようにいち早く鉄道期に造船所を建設したいのであれば、運河期の最終ラウンドで消費資金を抑えておくべきでした。この時、目先の点数獲得に目を奪われていたことと、他プレイヤーがレベル2の造船所を建設可能な状態まで開発が進んでいたことをチェックしていなかったことが致命傷となりました。

moon Gamer moon Gamer

結局、造船所の建設は先越され、しかも鉄道網の建設も遅れを取り、この後は完全に勝敗から脱落してしまうこととなったのでした…。まぁ、これはしょうがありません。こういう時にはせめて経験値を得て、次につなげるくらいはやっておこうと考えを再び切り替えまして、その点についてはいくつかの収穫を得ました。このゲームで見られたいくつかの手筋は大いに参考になりましたので、次で試してみたいと思います。

これだけ惨敗してもなおこのゲームは面白いとはっきり言えます。冒頭に書いたように、このゲームは定番としてしばらくプレイされ続けることになるでしょう(少なくとも一之江では)。なお、今回のプレイ時間は3時間半ほどでしたけれども、いろいろ掴めてきたこともあり、同じメンツでプレイするのであれば、これはもっと短縮されると思います。
http://www.boardgamegeek.com/game/28720


Race for the Galaxy (レース・フォー・ザ・ギャラクシー) / Rio Grande Games moon Gamer

このゲームが目の前にあれば当然やる。4人。

moon Gamer

ってことで、今回も3ゲームほどプレイ。

今回は、田中ブンケイさんに教えていただいた「柏木ルール」を採用しました。「柏木」とはあのゲームスペース柏木のことで、そこでよくプレイされているやりかたなんだそうです。ルールは簡単。スタートのワールドは配らず、単に各プレイヤーへ9枚ずつカードを配布します。そして各自2枚ずつを捨て、手札7枚でゲームスタートです。セットアップの手間が段違いに早くなるので、お試しあれ。

で、結果は最初と最後が最下位で、2ゲーム目が同点トップという乱高下でした。moon Gamer
http://ejf.cside.ne.jp/review/raceforthegalaxy.html


Yspahan (イスファハン) / Ystari Games moon Gamer

キャラバン強いなぁ。3人。

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これも定番に近い「イスファハン」。今回もキャラバンが炸裂して100点超となるゲームに。うーむ。しっかり対策を立てないと、熟練したプレイヤーのキャラバン戦略に対して建物だけで勝ちきるのは、よほどの幸運に恵まれでもしない限りは無理筋のような気がしてきました。

あまりにもキャラバンが強力なので、この場では「そろそろこのゲームを封印するか?」とまで思ったのですが、帰宅してからPC版で対抗策を練ったところ、まだ何とかなりそうな気もしてきました。次はその方針でやってみますか。
http://www.boardgamegeek.com/game/22345


Kalle KanalRatte (ふくろのネズミ) / HABA moon Gamer

何という心理戦。3人。

moon Gamer

最初にルールを聞いた時には「それで面白いのか?」と真剣に思ったものですけれども、実際にプレイしてみたらあらびっくり。これはまた良質な子供向けゲームでしたよ。ルールは、下のリンク先にあるすごろくやさんのブログが詳しいのでそちらをご覧いただくとして、これだけ見ても面白さはまだ伝わりきらないかもしれません。

ポイントは「ポリスネズミは8枚のマンホールタイルをめくる」点にあります。8回の「移動」ではなくて、8枚を「めくる」までゲームを続けるのです。つまり悪党ネズミプレイヤーは、目的のマンホールを遠ざけるためだけではなく、無駄にマンホールをめくらせるためにタイル位置の交換を行うこともあるわけです。

まー、そんなややこしいことを考えずとも、シンプルな1対多のチェイスゲームとしてドキドキ感を楽しむのももちろんアリです。そしてそれだけでも十分に面白いファミリーゲームだと思いました。
http://sgrk.blog53.fc2.com/blog-entry-818.html


レポートは以上です。雨模様ではありましたが、幸いにして帰宅する頃には止んでいました。別途持ち込んだ「蒸気の時代」拡張マップがプレイ出来なかったのが心残りではありましたけれども「ブラス」を満喫することが出来たので満足です。これでもうちょっとまともなプレイだったら良かったのですけれども… 帰りの電車の中では本日の「ブラス」を反芻しつつ、次への作戦を練っておりました。

ということで、本日はお疲れ様でした。
また次の例会ではよろしくお願いいたします。moon Gamer

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15日(土)は、一之江ゲームクラブに参加してきました。

このクラブに関する詳細は mixi コミュニティをどうぞ。

[一之江ゲームクラブ] ※要mixiアカウント

http://mixi.jp/view_community.pl?id=2303630

今回も「蒸気の時代」をプレイしに一之江まで行きました。僕にとっては、「蒸気の時代」を定期的にプレイする希少な場として活用させていただいております。本例会の参加者はやや少なめの10名。「18xx」卓1つに「蒸気卓」1つの2卓構成。蒸気卓にが初参加の方が1人いたのは朗報です。

この日、東京の予想最高気温が21度。しかも雨の翌日(=花粉が飛散しやすい)。おまけに睡眠不足で疲労困憊というダブルパンチでコンディション最悪でした。ただ、寝不足はともかくとして、花粉の方は厳重に対策していたからか、あるいは思ったより飛散量が少なかったのか、何とかこの日はほぼ憂い無く過ごすことができました。


Age of Steam Expansion - Northern California / Bezier Games moon Gamer

やっとプレイ機会にありつけました。5人。

moon Gamer

サードパーティ製の「蒸気の時代」拡張マップ「北カルフォルニア」です。巨大なサンホセを中心として、大量の商品を抱えるサンタクルーズ、その出荷に応じて受け入れ色を変えるサクラメント往路等、少ない特殊ルールと狭い土地ながら、プレイヤー間の絡みが多くあって変化が複雑という、まさに蒸気の時代フリーク向けにデザインされた味わい深い拡張マップです。

以下に、「北カルフォルニア」マップの特別ルールを抜粋します。

2つの橋

$10と$6の橋があります。どちらの橋も1セグメントです。$10の橋はコストを支払えば作れます。一方$6の橋は、両端のタウンが都市化していなければ作ることができません。

サンタクルーズとサクラメント往路

Santa Cruz(サンタクルーズ)には「港」があります。港にはキューブを配置する1列のマスが10あり、ゲーム開始時にそこへランダムに並べられます。またサンタクルーズ上にも2個のキューブが置かれます。サンタクルーズへはゲーム中にキューブが補充されることはありません。
サンタクルーズ上の2個のキューブが移動した後は、その港に置かれたキューブを、都市に近い場所にあるものから順番に移動させることができます。そして、最もサンタクルーズに近い港マスに配置されたキューブの色が、「to Sacramento(サクラメント往路)」の都市の色となります(マップ上の都市の色は白)。

サンノゼ

サンノゼ(San Jose)は3つの隣接したヘクスの都市です(サンノゼ・西サンノゼ・南サンノゼ)。それぞれのヘクスは Goods Display 上では白の「1」~「6」までの都市に割り当てられています(白都市がものすごく狭い範囲に固まっているわけです)。
生産のよってサンノゼのどれはひとつのヘクスに配置された赤キューブは、商品移動時に、隣接した別のサンノゼヘクスにゼロセグメントで移動可能で、その場合は単に赤キューブが消滅します(収益もゼロ)。
サンノゼのどれかのひとつのヘクスへ商品移動によって到達したキューブや、あるいは、サンノゼから出発するキューブ(いずれも赤を除く)は、隣接する別のサンノゼヘクスへとゼロセグメントにて移動が可能です(キューブがサンノゼ上をスライドするようなイメージ)。ただし、1回の移動中に同じヘクスを2回通過することはできません。

moon Gamer moon Gamer

このセッションでは、キューブの大供給源であるサンノゼの周囲に4人が集中し、激しいキューブの争奪戦が行われました。最初のセットアップ時にマップ上に配置される商品キューブがすぐに収益を生み出す形にほとんどなっておらず、結果的にそうなったという流れでした。サンノゼの補給力は強大ですが、さすがに4人を食わせるだけチカラはなく、キューブがいくつも置かれては即座に無くなっていきます。序盤から早くも First Move が選ばれるなど、厳しいキューブの争奪戦がずっと続きました。

そして後半に入ると明らかにキューブが枯渇気味になってきました。そして新たな供給先が遠い… 手番に恵まれてサンタクルーズに接続可能になったのはいいとして、そこから自分の路線に引き入れるのに時間がかかったのと、たまたまゲームの勝負所のタイミングが他プレイヤーと重なって、競りに多額の資金を費やさざるをえない状態になった時点で勝負からは遠ざかってしまいました。

moon Gamer moon Gamer

残念ながら負けはしたのですけれども、このマップの面白さは十分に堪能しました。特にサンノゼ周辺は狭いように見えて広く、取り得る作戦の幅も変化も多岐にわたります。また今回はサンノゼを中心に発展していきましたが、キューブの初期配置や人数次第では、早期に南北接続を狙う形もアリとなるでしょう。そうなるとまた全然違う展開になるでしょう。

サンノゼを利用するのであれば、そのトリッキーな移動ルールを活用することも考えておきましょう、それによってこのマップ独自の搬送ルートを作り上げることができますので、見た目の距離以上の収益が期待できます。北部は Urbanization が必須ですが、計画的に路線建設をすることで、キューブを独占する路線が造りやすそうです。

5人が適正人数かどうかは微妙なところで、とりあえずいつかは4人でやってみたいです。
http://www.boardgamegeek.com/game/23189


Race for the Galaxy (レース・フォー・ザ・ギャラクシー) / Rio Grande Games moon Gamermoon Gamer

もう宇宙サンファンでええやん。3人。

moon Gamer

ということで、本日も銀河で国家を作ってみました。ルールは簡単だし、変化も考えどころも多く、プレイタイムも少ないということで、ちょっとばかり空いた時間にプレイするにはちょうどよいゲームです。

1ゲーム目は、またもや Puroduce Power のカードをほとんど引けなくて、あえなく没落しました。が、後から考えると、もうちょっと落ち着いてプレイしていれば何とかなったような気もしました。悪い時ほど気を静めて回りをよく見なければなりませんね。

とはいえ、こういう奇妙な流れは重なるもので、2ゲーム目は軍事国家を目指す初期ワールドを担当していながら、軍事ワールドをほとんど引けないということに… うーむ、何かに取り憑かれているとしか。ここでまた慌ててコストの高いカードを中心に回そうとしたのですが、やはりこれは無理筋だったようで、やっぱり終盤には点数が伸びませんでした。面白いゲームなんですが、どうも勝てませんねー。
http://www.boardgamegeek.com/game/28143


レポートは以上です。

無理がたたって頭がぼーっとしてきたので、この時点で帰宅することにしました。「北カルフォルニア」マップが堪能できたので、もう何もいうことはありません。未プレイマップはまだまだあってだ当分はネタには困らなそうなので、このペースで順調にこなしていきたいものです。この次に参加する時も、またよろしくお願いいたします。moon Gamer

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16日(土)は、一之江ゲームクラブに参加してきました。

このクラブに関する詳細は mixi コミュニティをどうぞ。

[一之江ゲームクラブ] ※要mixiアカウント

http://mixi.jp/view_community.pl?id=2303630

今回も僕は「蒸気の時代」卓に入りました。相変わらずオリジナルのゲーム本体は海外でも高値が続いているようですが、最近は韓国バージョンが割と安価で入手可能になっているようです(何にせよ海外からの取り寄せになることには変わりありませんけど)。


Age of Steam Expansion - Europe / Bezier Games moon Gamer

拡張マップ「ヨーロッパ」。つなきさん持ち込み。なーんと6人。

moon Gamer

初プレイの拡張マップで6人プレイにチャレンジしました。厳しくもかなり面白いマップです。基本ゲームからの変更点は以下の通りです。

Express Links:

任意のひとつリンクについて、その路線建設コストを2倍支払うことで、プレイヤーは1回だけ「Express Link」を建設することができます。Express Links を建設したら、そのリンク上には自分のコマを2つ重ねて置きます。Express Link を使用すると、そのリンクから得られる収益は(1ではなく)「2」になります。

制御可能な Production ルール:

これがこのマップ最大の変更点です。まずゲーム開始時に Goods Display に商品キューブは並べません。Production を選択したプレイヤーはまず「白」「黒」のサイドを選択し、プレイヤー数と同数のキューブをランダムに引きます。そしてそれをただちに選択したサイドの色の City へ任意の配分で配置します(例えば、ひとつの City へ引いたすべてのキューブを配置しても構いません)。これを他方のサイドについても同様に行います。なお、Production が誰にも選択されないターンは新しい Goods が登場しません。
※2008/08/20 付記
この時は上記のようなインストを受けたのですが、これは違っているとの指摘が掲示板でありました。正しくは、プレイヤー人数分の商品キューブを、Goods Display の白と黒サイドの両方から取り、マップのシティ上へ配置する、というものでした。また、セットアップ時、Goods Display へは通常通りに商品キューブの配置を行います。このレポートは大きく誤ったルールに基づいて記述されていますのでご注意ください。
付記その2:また、このマップは3~5人用マップです。6人には対応していません。

他にも、マップ上にフェリー航路が2本あります。

moon Gamer moon Gamer

このマップは何といっても Production に尽きます。キューブを直接 City に配置可能であるため、最初のターンからいきなり Production を選択することも十分にアリです(というか、それはかなり強力な作戦です)。オリジナルの Production アクションは使い方が難しく、また序盤にはまず使いません。つまりこれは Production の改善策であり、有効な選択肢をひとつ増やすことによってゲームの幅を広げる面白い試みです。そしてそれは成功しているように思いました。良いマップです。

この改変された Production ルールは有益ですが、当然ながらリスクも内包しています。ひとつは、引くキューブはランダムであること、そして置いたキューブを他人の使用される可能性があることです。選択したサイドであればどの City にも配置可能ではありますが、それだけに、できるだけ自分に有利になる配置を考えるのは実に悩ましいです。

この Production ルールは、Express Link との相性が実に良く、これらの相乗効果によって「Europe」は優れた競技性を持つ完成度の高い拡張マップとしてデザインされています。「蒸気の時代」ファンならぜひプレイしてみてください。できれば5~6人で。

moon Gamer moon Gamer

このセッションで最初のターンに Production を選択したのは僕でした。そして実際にこのアクションを実施する段階になって初めて、マップ上へ直接キューブを配置することの強烈なメリットと、その裏返しにある大きなリスクについて認識させられました。これは難しい。そして楽しい。この特異な感覚は基本マップでは味わえないユニークな要素です。

中盤に入りかけの頃、他のプレイヤーによってアムステルダムへ大量にキューブが配置されました。これはキューブを「捨てる(自分は利用しないが他人にも利用させない)」つもりでそうしたようなのですが、それを逆手に取ってうまく利用するルートを発見したのは僥倖でした。しかも Express Link 絡みで。ということで、それまでイタリア方面へ南下する路線を建設する方針を急遽変更して、アムステルダムルートの確保を目指しました。

これが上手くいって中盤までは快調だったのですが、Express Link に頼り過ぎたようで、肝心の Engine Track 数が伸び悩んでしまいました。後から考えると、収支が快調な時点で資金を競りに投入、無理にでも Locomotive を取りに行くことを積極的に目指すべきだったのではないかと思います。しかし目先の利益を優先して路線建設とキューブ運送を続けた結果、終盤になって明らかに輸送力不足が露呈しました。

「蒸気の時代」において、たいていのマップでは最後の2ターンに(できれば5~6リンクで)各2回ずつ荷物を運ぶような形を作っておかないと勝ちきれないものです。ということで、最終ターン開始時に Engine Track が5リンク止まりだったのは致命的でした。結局、序盤の不利な体勢から終盤に猛追したつなきさんの勝利でゲームは終わりました。僕は順位的には2位でしたが、点数的には9点差くらいあったので完敗に近いです。

負けはしましたが、久しぶりに脳髄がしびれるような快楽に酔いしれるゲームを堪能することができました。ゲーム中に気がついた変な作戦も試してみたいですし、ぜひまたこのマップで再戦したいです。
http://www.boardgamegeek.com/game/30930


Ticket to Ride: Nordic Countries / Days of Wonder

北欧諸国限定版。ヴァイスさん持ち込み。3人。

moon Gamer

国内にはほとんど入ってきていないと思われる「乗車券」のスカンジナビアバージョン。このレアアイテムをヴァイスさんが持ち込んでくれたので、帰る予定を急遽変更して卓に入りました。以下、元ゲームとの相違についてです。※2008/07/07 に訂正しました。情報をいただいたたけるべさんに深く感謝いたします。

2~3人用のスタンドアロン:

このゲームは2人か3人でプレイします。拡張ではなく、単独でプレイ可能です。

二重路線:

2点の都市間を直接つなぐ路線2つのことです。「北欧諸国」では二重路線の長さが異なる場合があり、以下の2つのルールが適用されます。

1.同一プレイヤーは二重路線の両方に線路を敷設できない
2.2人プレイでは、片方が使用されると、もう一人のプレイヤーは残る片方に線路を敷設できない

機関車カードの扱い:

これが最も大きな違いです。まず、通常の路線を完成させるために機関車カードをワイルドカードとして使用することができません。機関車カードはフェリーかトンネルを完成させるためにしか使用できないのです。
このように機関車カードが「弱体化」しているため、表向きの列車カードを取る時の機関車カードに関する制限が撤廃されています。つまり、表向きの機関車カードを(通常の列車カードと同様に)2枚取ることが可能です。また、場に機関車カードが3枚公開されたとしても流しません。

トンネル:

「乗車券:ヨーロッパ」とほぼ同一のルールです。

フェリー:

フェリー路線のうち、機関車のシンボルが描かれている部分1つは、機関車カードではないの3枚の列車カード(色もバラバラでよい)を「ワイルドカード」として代用することができます。また機関車カードは、フェリー路線の機関車シンボルがないマスに使用することができます。

例:機関車シンボル2つを含む4マスの青路線があり、手札に機関車カードが1枚と青カードが1枚しかなかったとしても、手札のその他の何のカードでもよいので6枚の列車カードさえあれば、ここに線路を引くことができます。

9マスの路線:

ボードの右上に9マスの路線が1箇所だけあります。色は灰色です。ここに普通に列車を置くには9枚の同色カードが必要です。ただし各マスにつき、4枚の列車カード(色は問わない)を「ワイルドカード」として代用できます(9マス路線のワイルドカードには機関車カードが入っていても構いません)。 この路線だけで点数は27点です。

例:同色9枚の列車カードの他に、同色8枚と何でも3枚(計11枚)、同色7枚と何でも6枚(計13枚)などでも、ここに線路を敷設できます。

ゲーム終了時のボーナス:

ゲーム終了時にチケットカードを最も多く達成したプレイヤーには10点のボーナスが入ります。また、最長路線ボーナスがありません。同点の場合、まずチケットの完遂枚数で判定を行い、それが同じ場合は最長路線数で判定します。

その他、列車カードのデザインもこのバージョンオリジナルで、北国を意識したアートワークが素晴らしいです。

moon Gamer moon Gamer

少人数用のマップらしく都市間の路線数はタイトです。地形も険しく、重要なポイントはほとんどフェリーかトンネルによって阻まれています。このため、自然と激しい競争が引き起こされ、熱い駆け引きが濃密に楽しめるよう工夫された乗車券のバリエーションです。

機関車カードの扱いが変更されているとはいえ、やはり「乗車券」は「乗車券」ですから、その面白さは保証されているようなものです。また、最長路線ボーナスがないので、自分のチケットカードの都合だけでサクサク列車コマを要所に置いていけばいいわけで、結果的にこれはゲームのテンポを早める効果を生み出されていると思いました。

面白いことは面白かったのですが、9マスの路線の扱いについてはやや大味な印象を受けました。豪快に点数が入るので、置けた時にはとても気持ちいいのですけれどもね。 ※2008/07/07 このセッションではこの部分のルールが誤っていたようですので、この一文は取り消します。 ということで、そのおかげで何とか勝利することができました。これは素直にうれしい。プレイタイムはインストを除いて45分くらいだったでしょうか。

貴重なゲームをプレイする機会を与えていただいたヴァイスさんには感謝いたします。面白かったので、またぜひプレイさせてくださいませ。
http://www.boardgamegeek.com/game/31627


レポートは以上です。

当然ながら、他の卓では「18xx」が普通にプレイされていました。そちらに興味がないわけでもありませんが、今やプレイ機会もプレイヤーも少ないのは「蒸気の時代」の方でしょう。今後もできるだけこの火を消さないよう、せめてここだけでも定期的にプレイする場として確保していきたいものです。「蒸気の時代」にご興味のある方は、ぜひ一之江までいらしてください。初心者歓迎です。

本日はどうもお疲れさまでした>関係者各位
次回もまたよろしくお願いいたします。moon Gamer

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19日(土)は、一之江ゲームクラブに行ってきました。

このクラブに関する詳細は mixi コミュニティをどうぞ。

[一之江ゲームクラブ] ※要mixiアカウント

http://mixi.jp/view_community.pl?id=2303630

このところ参加者が増加している一之江ゲームクラブですが、今回も20名ほど集まったようです。最大で5卓。うち「18xx」が3卓、「蒸気の時代」が1卓、SFゲーム卓が1卓でした。このうち、僕が参加したのは「蒸気の時代」卓です。今後も僕がここに参加する時は「蒸気の時代」卓になるでしょう。

底冷えする真冬の寒さに震えた1日。


Age of Steam (蒸気の時代) / Warfrog moon Gamer

2ヶ月ぶり。5人。

moon Gamer

初プレイの方(女性ゲーマーでした)がいらっしゃったので基本マップで。結果的には惨敗。moon Gamer

このセッションは中央に3人が固まって、東西両端に1人ずつという展開となりました。こういう形の場合、当然ながら中盤以降に中央部の商品キューブが不足することになるのですけれども、僕はこれを少し軽視していたようです。初プレイヤーもいるし、線路タイルの建設を工夫して、後半に東西のどちらかへ足を伸ばすつもりでいました。

しかし終盤近くになって、デトロイトの東にあるタウンを都市化したのが悪手となりました。自分としてはこれを東部への最初の足がかりにするつもりが、それを他人に利用されてしまったのですから話になりません。結局、商機も路線数も不足した状態のまま中央部にすべての自路線が閉じこめられる形になり、まるでいいところがなく終了ということになりました。

moon Gamer moon Gamer

大敗という結果は情けない限りですが、今回は反省点がはっきりしているのでまだマシだったかもしれません。ともかくも、次はもうちょっとがんばります。あと、初プレイヤーの方には面白いゲームだと言ってもらえましたよ(インストもうまくいったみたいです)。それだけでも大きな収穫ですね。
http://www.boardgamegeek.com/game/4098


Age of Steam Expansion - 1830's Pennsylvania / Bezier Games

石炭パワー炸裂。5人。

moon Gamer

ペンシルバニアから西にそびえるアパラチア山脈を越えることがテーマのサードパーティ製拡張マップです。

ゲーム開始時、「灰色タウン」上に黒い商品キューブが1個ずつ配置されます。これが本マップのメインテーマとなる「石炭」キューブです。灰色タウンを都市化する場合には、黒でない新都市タイル(赤・青・黄・紫)を使用しなければなりません。灰色タウンが都市化すると、そこに追加して1個の石炭キューブが配置されます。

この拡張マップにおいて、石炭キューブはマップに直接配置され、生産によっては登場しません。したがって Goods Display には、黒いキューブを除いた色のキューブのみが配置されることになります。

石炭キューブにはボーナスがあります。これは2種類あって、1回の輸送においてそのどちらかのみを適用することが出来ます。

1つめのボーナスは、石炭キューブを輸送距離を2倍にするというものです。つまり、輸送プレイヤーのエンジントラック数(リンク数)の2倍の距離まで石炭キューブを運んで、通常通りに収益を得ます。

もうひとつは収益を2倍にするボーナスです。輸送プレイヤーのエンジントラック数以内の輸送距離であれば、使用したひとつのセグメントごとに2収益ずつが計上されます。いずれのボーナスで輸送した黒キューブはゲームから除外します。

灰色のタウンは、マップボードの中央より西側に散在しています。そのほとんどはアパラチア山脈の中にあり、山地の敷設コストは$5と通常より高めに設定されているため、簡単には石炭を獲得することはできません。

そこでプレイヤーは、東端にある通常の都市で収益を確保し、その利益で西進することになります。それ自体も大変な競争ですが、強力ながら限られた石炭キューブの獲得もまた激しい競合が繰り広げられることになるでしょう。

ところで今回のセッションですが、ルールを少しばかり勘違いしたプレイヤーが出て、途中で協議終了となってしまいました。このマップは強い指向性を持っていて、東の地域からから西方へ順序よく進行していかないと立ちゆかなくなってしまうのです。

中断したとはいえ、石炭キューブの壮絶な強力さはプレイした全員が感じました。かなりクセの強い常連者向けのマップです。次はぜひちゃんと最後までプレイしたいものです。
http://www.boardgamegeek.com/game/23189


レポートは以上です。

一之江ゲームクラブといえばやはり「18xx」で、実際、参加者の多くはそれらをプレイするために集まります。しかし主宰者の atogさんは、この「蒸気の時代」をもう一つの軸にしたいとチカラを入れていまして、今後の例会でも少なくとも1卓は立てようという方針を表明しています。

もちろん希望者数しだいではありますが、定期的に「蒸気の時代」を確実にプレイする希少な場の維持に、僕としては今後ともぜひ協力したいと考えております。

本日はお疲れさまでした>参加者各位
またぜひ参加させてください。moon Gamer

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6日(土)は、一之江ゲームクラブに行ってきました。
このクラブに関する詳細は mixi コミュニティをどうぞ。

[一之江ゲームクラブ] ※要mixiアカウント

http://mixi.jp/view_community.pl?id=2303630

この日は「18US」をプレイする予定だったのですが、初版の事情によって中止となりまして、急遽、当日その場で「1846 / Deep Thought Games, LLC」をプレイすることとなりました。

開始時刻がお昼の12時だと知ったのが、当日の午前0時過ぎだったという間抜けなミスがありまして、かろうじて寝不足状態にはならずに済んだ程度の体調で会場入りしました。でもやっぱり何か頭は目が覚めていなかったようで、ゲーム中にボードやタイルがゆがんで見えるとか、微妙に面白い状態になっていました。謎。

気温は涼しいのですが、歩いていると汗ばむような感じ。


1846 / Deep Thought Games, LLC moon Gamermoon Gamer

また序盤でミス。痛恨。4人。

moon Gamer

「バラフライ効果」という言葉をご存じでしょうか。これが正しいかどうかはさておいて、「18xx」は、まさにこの理論が提唱するがごとく、序盤の微少な変化が終盤に大きな変動をもたらすダイナミックな枠組を持つゲーム群です。特にこの「1846」はその振幅が大きく、序盤での何げない1プレイが、その後の数時間の流れをほぼ確定させてしまうくらいの重みがあります。

あ、でも今回は何げなくはなかったな… もうあり得ないレベルでの、たった1プレイのミスが、序盤から終わりまで自分だけ沈んでおしまいという結果を引き起こしてしまいました。敗因がはっきりしているだけに何も言うことはないです。最後の方であまり美しくないプレイをしていしまったのが悔やまれますが、それ以前の問題ということも含めて反省しております。

moon Gamer moon Gamer

ということでレポートをするモチベーションが保てないのでこれにておしまい。
同卓の方々はお疲れさまでした。
http://www.boardgamegeek.com/game/17405


今回はこの「1846」の他に2卓立っていました。

18GL / Deep Thought Games, LLC
moon Gamer

4人でプレイされていました。相変わらず難解なゲームのようです。

18UE / Deep Thought Games, LLC
moon Gamer

こちらはなんと3人。それでも十分に楽しいみたいです。

この他に、遅い時間に「18Scan / Deep Thought Games, LLC」も立っていたようです。

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9日(日)は、 一之江ゲームクラブに行ってきました。 atogさん主催のこのクラブは、このところ月に2~3回のペースで有志メンバーが集まってゲーム会が開かれています。もうどれが例会なのか緊急特例会なのかよくわかりません。moon Gamer それにしても、毎回のように「18xx」をプレイすると告知するだけで、どこからともなくメンバーが集まって卓が成立するのですからたいしたものです。

で、今回は隣で「1846」がプレイされているのを眺めつつ、こちらでは、お仕事で上京してきた HAL99さんを囲む卓をSGC有志メンバー(YOKさん・Gさん・自分)によって立てました。当初はこちらも「1846」卓になりそうな流れだったのですが、数日前に僕が「Canal Mania / Ragnar Brothers」の 2nd. Edition と「Age of Empires III: The Age of Discovery / Tropical Games」をプレイしませんかと提案したところ、他のメンバーさんに快く受諾いただきまして、本日の企画が決まりました。

相変わらず残暑の日は続いています。あー蒸し暑い。
弱冷房車があるんだから強冷房車も作って欲しい今日この頃。


Canal Mania 2nd. Edition / Ragnar Brothers

初の第2版プレイ。4人。

moon Gamer

残念無念なことに、後で確認したら、Junction Contact のルール適用が誤っていました。すいません。ゲーム自体はかなり面白かったので、バリアントとして考えてみることにします。ということで、例によって写真は参考にしないでください。
http://www.boardgamegeek.com/game/19995


Age of Empires III: The Age of Discovery / Tropical Games moon Gamermoon Gamer

個人的には3回目のセッション。4人。

moon Gamer

3回目にして初の4人プレイ。適度に厳しいバランスが○です。

今回はゲームを通して資金管理が厳しい展開になりました。Age I では3ターンともスペシャリストの「商人」を取れたのは良いとして、それ以外の資金源の確保がうまくいきません。Trade Goods の毛皮を2枚取って、毛皮タイルのある地域へ探検を成功させたまでは良かったのですが、その後に入植者をその地域へ送り込むことに一歩遅れを取ってしまい、せっかくの毛皮タイルを他プレイヤーに取られてしまったあたりから状況は暗転しはじめます。

Age II では商人を呼ぶこともままならず、仕方がないので探検を繰り返して資金を確保する方針を採りました。この探検自体はうまく行ったのですが、そこから落ちてくる略奪金が少なくて、このギャンブルも失敗気味に終わりました。結局、序盤で資金繰りが良かったGさんが、そのまま最後までトップを走り切って勝利しました。

moon Gamer moon Gamer

「Age of Empires III」はとにかく自分に都合のよい Capital Building をいかにうまく調達するかに勝敗のバランスが大きく依存されている設計になっています。Capital Building は高額なので、特に序盤の資金繰りは極めて重要です。今回はこのあたりに甘い手を連発して、惨敗に近い形となりました(順位的には3位)。

4人プレイは当然ながら3人よりもずっと厳しく、ちょっとしたミスが命取りとなる「鋭い」ゲームでした。ゲーマー的な感覚でいえば、「Age of Empires III」は4人プレイがベストだと思います。もっとも、どの人数でやったとしても、中盤を過ぎて劣勢を逆転することは難しいので、序盤から注意深くゲームを進めることが肝要となります。

プレイしたメンバーにはいずれも好評でした。ゲームは2時間半ほど。慣れればもっと早く終わるでしょう。適度に歯ごたえのある内容ながら、比較的お手軽なシステムで楽しめる良作でしょう。今後もまた機会を見つけてぜひプレイしたいと思っております。
http://www.boardgamegeek.com/game/22545


レポートは以上です。
今回は「Canal Mania」にインストミスがあったのが痛恨の極みです。重ねてお詫び申し上げます。また、実は前日にプレイした「Phoenicia」も持ち込んだのですが、「AoE3」が終了した時点で午後8時を過ぎており、残念ながらプレイするには至りませんでした。「Phoenicia」は「Outpost」っぽいメカニクスですし、HAL99さんには気に入っていただけると思いますので、またいつかぜひプレイしましょう。moon Gamer

ということで、今回はどうもお疲れさまでした>参加者各位

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