22日(土)は、千歳烏山のゲーム倉庫にて四半世紀会を開きました。参加者は僕を含めて4人です。ゲームは、僕のリクエストで「1846 / Deep Thought Games, LLC」がプレイされました。
この日は朝早くから出社して、午前中はずっと会社にいました。その後にこのゲーム会に参加したのですが、体力的には何となく余裕があって不思議な感じ。終わった後はさすがに疲れましたけれども。
1846 / Deep Thought Games, LLC
自分以外はすべて初プレイ。4人。
他のプレイヤーは全員が「1830」プレイヤーでしたけれども、差分ルールを説明するだけで1時間ほどかかりました。細かい違いが多いし、プライベート会社の特殊効果も多いので、どうしてもインストに時間を食います。
4人プレイで、ペンシルバニア鉄道(PRR)が除外されました(確か前回の4人プレイもPRRがなかった気が)。展開としてはシカゴがあまり重視されなかったり、イリノイ(IC)が序盤から躍進したりと、典型的な初プレイモードのような感じ。なんか懐かしい。ちなみに設立されたのは、IC・NYC・C&O・GT の4社で、誰も2社目を立てませんでした。序盤からトークンが飛び交って株価も高い状態となり、ゲームはわりと早い展開に進んだため、誰も2社目を立てるタイミングをはずしてしまった感じです。
僕は IC を担当し、プライベート会社の C&WI を使ってここから広げる方針を立てました。PRR が無かったですし、Big4 が Terre Haute から Centrslia 方面へ延びた(このあたりも慣れたプレイヤーだと無条件に Chicago 方面へ行きます)ために、いきなり IC が序盤で Cincinnati(Z)まで到達する展開になりました。当然ながら、この段階で IC がぶっちぎりの収益を叩き出す会社となります。
しかしこの後に Cincinnati にトークンを置いたのが誤りの始まりで、結局これが敗北の遠因となりました。ここは Terre Haute にひとまず置いて、シカゴとの連携を強め、後半に向けて東部~北部への展開準備を推し進めた方が、あとあとの応用が利いたと思います。プライベート会社に O&I を持っていたのですからなおさらです。うーむ、何をしているんでしょうか自分。
当然この後で C&O が Terre Haute にトークンを置いてきて、Chicago への道を分断されましたが、O&I の効果を使って一気に Cleveland へトークンを配置しました。収益も十分株価も堅調。収益は Detroit を中心に発展している GT には抜かれていましたが、GT は株価が低かったので勝負にはなっているかと思っていました。ここで少し油断して半配当を続けたのが2つめのミス。
ここは配当を続けて手持ち資金を増やして2社目の設立を早急に目指すべきでした。気がつけば、経営が好調すぎて(半配当でもダブルアップ状態)株価が高騰し、自社株を買い増すことが出来ず、会社の金庫にはお金がうなっているのに自己資金がショート気味という、「1846」では実によく見られる光景が自分の前に広がっていました。
上にも書いたように GT は高収益ルートを確保して好調。NYC は、IC が Cleveland にトークンを置いたために一時的に西方への進路を遮断されましたが、プレイヤーが Big4 を所有していたのでそちらから四方に伸び続けて確実に上昇気流に乗りつつあります。やや苦しかったのが C&O。山岳会社を持っていなかったので序盤のコストがかさんだこともありますが、ゲームを通して資金繰りにかなり苦慮していたようです。
そして勝利したのは NYC プレイヤーでした。終盤には高収益ルートを確保し、さらに IC と GT の株券を多数保有していたことで全体の収入バランスが良く、総合力で勝った感じです。もし、NYC プレイヤーが持っている IC 株1枚を僕が持っていたら、順位は変わっていたでしょう。それくらいの僅差でした。
勝敗はともかくとして、このセッションでは「1846」に慣れたプレイヤーでは起きないようなことがいろいろと起こりました。多くの手筋が開発された競技性の強い「1846」も良いのですが、たまにはこういう「何が起こるかわからない」ような「1846」も楽しくて新鮮です。初プレイメンバーには、おおむね受け入れられた模様。再プレイにむけて鋭意企画中です。
http://www.boardgamegeek.com/game/17405
レポートは以上です。「1846」はやはり面白いです。6時間ほどかかりましたが、それが短く感じられるほど密度の濃いゲームでした。ぜひまたプレイしましょう。そしてお疲れさまでした>参加者各位