24日(水)は、秋葉原のイエローサブマリンPRGショップにて行われた「水曜日の会」に行ってきました。6月以来の参加です。13時過ぎくらいから入ったのですが、15時くらいにはプレイスペース内の卓がほとんど埋まるくらいの人が集まっていました。僕は16時過ぎには帰ったのですが、夕方からさらに人が集まったのでは?
「水曜日の会」について詳細は、以下の mixi コミュニティでどうぞ。
[ コミュニティ:テーブルゲーム始めました。]
http://mixi.jp/view_community.pl?id=223467
※mixi 内にジャンプします。要 mixi アカウント。
※プレイレポートのトピックもあります。
Before the Wind (順風満帆) / Phalanx Games
久方ぶりのクリーンヒット。4人。
場に3つ置かれたアクションカードの山札を使って、「品物(リンゴ・スパイス・チーズ・シルク)」を手札に入れ、手札の品物を有料で自分の「商店」に置き、そしてその商店の品物を「船」に積み込んで勝利得点を獲得したり、あるいは収入を得たりします。
品物の仕入れから最終的な出荷まで、他プレイヤーの間接的な干渉や、自己資金、各自の商品在庫、場の船、そして運など、いくつもの要素がプレイヤーの行動を阻むハードルとして用意され、その道のりは絶対に平坦とはなり得ません。さらに時間との戦い(場の船が少なくなったターン終了時にはラウンドが強制終了し、手札や商店の品物カードが多数廃棄される)まで盛り込まれています。長期的展望に立った慎重かつ大胆な計画と、トラブルが発生した時は冷静で正確なリカバリーがプレイヤーに求められる重厚なゲームです。
「順風満帆」は、テーマとしては交易ゲームでありながら、このように構造としてはコンストラクション系の香りがするメカニクスを持つのが大きな特徴です。直接的に他プレイヤーを攻撃する手段がほとんどない(これは美点でもあります)のですが、アクションカードをオープンし、それを選択するフェイズにおいて、少し変わった駆け引き要素が組み込んであって、これをうまく利用することで他プレイヤーの動きを牽制することも可能です。
カードは言語に依存していないとはいえ、特殊効果を持つカードが何種類もあり、また緻密な計画性や濃密でやや泥臭い感じの他プレイヤーとの絡み合い等、典型的なゲーマーズゲーム的要素が多数詰め込まれています。もちろん軽くプレイすることが出来ないわけではありませんが、重めのゲームとして頭を悩ませながらプレイした方が断然面白いと思います。
ともかくも、このセッション中はあまりにも面白くて、恍惚にも似た充実感を味わったほどでした。プレイ時間がカードゲームとしては破格に長い(ボックス表記で75分。このセッションは90分。緊密な駆け引きを好むメンツなら2時間はかかるでしょう)ので、軽いゲームを好む方には全くおすすめ出来ませんのでご注意を。しかし、このタイプのゲームをお好みであれば、その長さを感じさせないほど夢中になれる素敵な時間を十分に満喫することが出来る逸品です。
http://ejf.cside.ne.jp/review/beforethewind.html
Metromania (メトロマニア) / Spiel-ou-Face
地下鉄網の建設ゲーム。4人。
各プレイヤーが2つの線路を受け持ち、それを延ばして線路網を構築し、目的地を出来るだけ最短距離になるようにつなげていると得点がもらえます。狭いボード上での駆け引き要素の中に、協力ゲーム的な側面も盛り込んであるという、ちょっと不思議な感覚がユニークな鉄道建設ゲームです。
ただ、このセッションでは駅が盤面に次々と作られていき、終盤にはプレイヤーの制御不能な状態になりました。これは何か変だと、終わった後でルールを読み直してみたところ、「1手番では駅は1個だけ置く」というルールを適用し忘れていました。いや、申し訳ないです>プレイしたみなさん
ということで、レポートも評価も今回は保留。いずれにせよ、うまくプレイするにはなかなか難しいタイプのゲームであることには違いないようです。
http://www.ps-hiroshima.com/board/metromania.htm
レポートは以上です。時間があまり無かったこともあり、少し無理を言って自分が持ち込んだゲームだけをプレイさせていただきました。こちらの事情を汲んでもらってとても感謝しております。今後もたまに寄らせていただきますので、またその時にはどうぞよろしくお願いいたします。