moon Gamer - ボードゲームブログ

テーブルゲーム(ボードゲームやカードゲーム等々)と、その周辺の話題を中心にした個人ブログです。

タグ:puppiさん宅ゲーム会

18日(土)は、play:game の puppi さん宅で開かれたゲーム会に参加してきました。参加者は最大時6人でした。

HeroScape (ヒーロースケープ) / Hasbro

いきなり本日のメインディッシュ! 3人。

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ライト感覚なファンタジー・ウォーゲーム。フィギュアがステキ。
今回は「マップは1セット分」+「フィギュアは2セット分」を持ち込んで遊びました。

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このゲームにはシナリオがいくつかあります。プレイするシナリオを決めて、その準備を行います。

準備のひとつはマップ作り。こんな感じでヘクスタイルを並べてマップを作ります。

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マップ完成間近図。

立体的な地形は、ヘクスタイルをいくつにも重ねて、段差によって表現します。

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そして自分の部隊を作ります。部隊は、与えられた範囲内で好きなフィギュアを集めて、自由に編成することが出来ます。写真は僕が編成した部隊。

各プレイヤーにはまず「総合ポイント」が与えられます。各フィギュアには、その能力に応じて「ポイント」が設定されており、部隊に編入するフィギュアのポイントを合計した値は、総合ポイント以下でなければなりません。

フィギュアには、それぞれ対応する情報カードがあります。そこに「ライフ」「移動力」「射程」「攻撃力」「防御力」「体長(高さ)」「特殊能力」などが記載されています。

シナリオには細かい設定があって、本当はそれに沿って準備を行うのですが、シナリオには「1対1」かチーム戦しかありません。プレイヤーは3人なので、今回は特別に3人対戦のバトルロイヤル形式でやりましたmoon Gamer これでも全然問題なかったです。

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最初のターンの様子。

やはり立体だと雰囲気抜群で、実に気分が盛り上がりますね。

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ドラゴンの特殊能力(6方向のどこかに火を吹きまくります)によって、写真上部にあった敵のフィギュア数体が一気に吹き飛んだ直後の様子。強い!

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そのドラゴンに、果敢にも近接攻撃を挑んだサムライたち(笑)。いや、何でもありですなー。

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この日は、「RAELIN THE KYLIE WARRIOR(周囲の味方は防御ダイス+2)」+「IZUMI SAMURAI(防御時にカウンター可能)」というコンボを発見した puppi さんの勝利となりました。

特殊能力があって複雑に見えるかもしれませんが、ルールはとても簡単です。防御より攻撃が、後攻より先攻が有利なシステムなので、どんどん前に出てバンバン撃ちましょう(笑)。でも、イニシアティブや行動の順番を考えることはとても重要なので、それだけは忘れずに。

とにかくとても面白いゲームでした。持ち運びはとても大変なのでもうしないと思いますが、今度はゲーム倉庫で広いマップを作って遊びたいなー、と。

Im 80 Tagen um die Welt (80日間世界一周) / Kosmos

続いてメビウス便新作をエントリー。5人。

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基本的にはスゴロクゲーム。周回10マスを出来るだけ短い日数でゴールすることが目的となります。

あるマスから次のマスに移動するには、船や汽車のカードを手札から出す必要になります。移動すると、カードに書かれた数字の分だけ日数が加算されます。

毎ターン、6枚のカードが公開されるのですが、これを1枚ずつスタートプレイヤーから取って行きます。で、取るカードの位置から、さまざまな追加アクションが行えたります。

カードの出し方によって、移動日数を減らすことが出来ます。「探偵コマ」というお邪魔コマをマスに配置することによって、他のプレイヤーに余計な日数をかけさせることも出来ます。イベントカードがあり、その効果によって、さまざまな恩恵を受けることがあります。

という感じの、わりと盛りだくさんのスゴロクですね。プレイ感覚は軽めですが、考える要素はそれなりにあります。カード運で方向が決まってしまうことも多いので、そういう状況を楽しめるかどうかでしょう。
http://www.boardgamegeek.com/game/12005

Oltremare - Merchants of Venice / Mind the Move

参加者が6人になって3人2卓に分かれました。なので3人。

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「オルトマーレ」は、地中海で交易商人となってお金を稼ぎ、名声を高めるゲーム。なんですが、システムが若干ひねってあって、効率的に勝ち切るにはなかなか一筋縄ではいかないようになっています。

基本的には、同じ商品のカードを自分の前に積んでいくと高い収益を得ることが出来ます。しかし、最後に出されたカードの内容によって、手札の上限・プレイするカード枚数が決まります。またプレイしたカードのよって、追加の収益・海賊に襲撃される数(!)・追加でカードを引く枚数・自分の船の移動数が決まります。

これらの情報はコンパクトにアイコンの形でカードにまとめられており、プレイはとてもしやすかったです。他のゲームから、少しずついろいろな要素をつまんできたような作品ではありますが、このゲームでしか感じられない独自の面白さも確かにありますね。
http://www.boardgamegeek.com/game/13551
http://www.gamers-jp.com/playgame/archives/000555.html

Submarine / Winning Moves

別卓の「カンダミール」が終わらないので、同じ3人のメンツで。

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誰かと思ったらコロヴィーニがデザイナーでした。だってもうカツカツだしmoon Gamer テーマは「潜水艦による宝探し」ですが、ゲームそのものはアブストラクトな感じです。

ゲーム開始時に、各プレイヤーに15枚のカードが裏向きに配布されます。これを個人のデッキとして、ここからカードを手札に取ります。この個人デッキが枯渇してしまうとゲームから抜けなければなりません(負けるわけではありません)。

ゲーム盤は上から5段・左右6マスあります。一番上の段は「母船」が移動するだけです。つまりここは「海上」です。母船は、左のマスから右方向へ移動させることが出来ます。各ターンに1マスは右に移動しなければなりません。移動するマスの数は任意です。

下の4段は「海中」で、ここに5隻の「潜水艦」が配置されます。この潜水艦によってお宝探しを行います。自分の手番に母船を移動し、そのマスの列(縦の列)にある潜水艦だけが行動を行えます。潜水艦の行動は、「宝を獲得」か「移動」です。

「宝を獲得」するためには、そこに自分の潜水艦が存在し、さらに手札から宝と同じ色のカードを出さなければなりません。

さらに、同じマスと、その列の上の段のマスに他のプレイヤーの潜水艦が存在すれば、潜水艦1隻について1枚のカードを、それら全てのプレイヤーに支払わなければなりません。カードの支払いは個人デッキから行います。

いや、これは大変に厳しいデッキコントロールを要求されるゲームです。苦しい時に無理に動いても、決してラクにはなりません。急がずあわてず、あくまでも慎重に、こつこつとお宝を収集して、その積み重ねで勝つゲームだと思います。
http://www.boardgamegeek.com/game/13375

Finstere Flure (暗闇のフロア) / 2F-Spiele

久しぶりのプレイ。5人。

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上級ルールのフロアタイルを入れて遊んだのは初めてです。

ということで、モンスターは序盤でいきなりワープタイルを利用して人の群れにつっこんできましたmoon Gamer もちろん首尾よくすり抜けた人もいて、早くも中盤でプレイヤー間でけっこうな差がついてしまいました。

やや大味な展開になってしまいましたが、やっぱり人数が多かったからかもしれませんmoon Gamer 4人くらいだとパズルを解くような展開になるので、個人的にはそっちの方が好きですね。
http://ejf.cside.ne.jp/review/finstereflure.html

レポートは以上です。
今日は「ヒーロースケープ」をたっぷり遊べたし、それも期待以上の面白さだったので大満足です。でもまだ3セット分は楽しまなければmoon Gamer

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4日は、play:game の puppi さんが発起人となった「新作ゲーム会」に参加してきました。これは、最近発売されたゲームを中心に遊び倒そうという趣旨で開かれたゲーム会です。参加者は他に、田中ブンケイさん・鹿川さん・ストーンRさんら5人。

※今回の撮影は大失敗… 全体的に画像が荒れています。ごめんなさい。

妖精奇譚~FairyTales / 遊宝洞

※ゲーム中の撮影した写真が全部失敗していました… どんなゲームかはこちらのプレビューをご覧ください。

期待の国産ゲームです。初級ゲームで3人で遊びました。シンプルでコクのあるゲームを期待したのですが、意外とあっさり目のテイストでした。ルールを確認しながらのお試しプレイだったのと、初級ルールだったことも影響しているのでしょう。

今回はタイミングが悪くて1ゲームだけだったのですが、次はじっくり腰を据えて楽しみたいと思います。

Tripla (トリプラ) / Whowins

韓流ボードゲーム「トリプラ」です。4人プレイ。

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モノポリーのように盤の周囲のマスを「旅行者」コマが、サイコロの目でぐるぐると回ります。その内側にも6x6のマスがあり、そこでは「建築者」によってビルを建設することが出来ます。

内側のマスに自分のビルが建設されていて、それが周回のマスにつながっていたとしましょう。その周回マスに他のプレイヤーの旅行者が止まると、ビルの数や種類などによって、止まったプレイヤーからお金をもらえます。これがまず基本(写真を例にすると、赤のコマのプレイヤーは、青のビルのプレイヤーにお金を支払うことになります)

ここまでのイメージとしては、懐かしの「ファーストフーズフランチャイズ」に近いものがあります。しかし「トリプラ」独自のアイデアとして光っているのが「ビルの建設」ルールです。

中のマスには「建設者」コマがあります。これはサイコロによって移動します(旅行者を移動させるサイコロとは別のサイコロです)。何もないマスに「建設者」コマを移動させれば、1個のビルコマを置くことができます。ここまではまぁ普通です。

建設者コマが移動する先に自分の1階建てのビルがあれば、そこに1個だけ建て増しして(つまり2個になって)、そこから2マス以内にある他のプレイヤーのビル(1階建てのビル)に移動させて、さらにそれを破壊することによって2階建てのビルが建ちます。ビルを移動させた上に、破壊活動を必ず行わなければ建て増し出来ないのです。さすが韓流、実に激しいゲームですねーmoon Gamer

2階建てから3階建てに建て増しする時も同じ処理を行います(ビルの移動は3マスとなり、他の1階建てか2階建てのビルを破壊します)。3階建てに成功すると「トリプラ」という特別なビルになり、他のビルによって破壊されなくなります。※「トリプラ」作り方はもうひとつありますが省略。

このビル建設ルールが画期的で、パズルを解くような楽しさがあります。他人を直接攻撃することになりますが、ここまで割り切って義務化されていると、いっそさわやかな印象さえ受けます(笑)。このため、盤面は膠着状態にはならず、かといって必要以上に流動的にもならず、緊張感をともなった綱引きが最後まで展開されることになるでしょう。

このゲームにはイベントカードが存在するのですが、やや極端な効果を持つものがあり、それがバランス的にどうなのかという意見が出ましたが、僕は特に気になりませんでした(被害を受けなかったからかもしれませんがmoon Gamer)。気になるのであれば、最初の1周はイベントカードを引かない方がいいかもしれませんね。

コンポーネントが素晴らしく、楽しく遊べていいゲームでした。ある意味、今回最大の収穫といっていいかもしれません。

Das Zepter von Zavandor (ツァヴァンドールの王笏) / Lookout Games

伝説の名作「アウトポスト」を下敷きにして制作されたゲームです。5人プレイ。本日のメインディッシュ。

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延々3時間以上もの熱戦になりました。複雑なゲームだけあってルール運用がやや混乱してしまい、一部間違ってしまいました。それでもポテンシャルの高いゲームであることには違いなく、プレイした全員がその場で再戦を希望したくらいです(結局、時間がなくて実現しませんでしたけれども)。

初プレイの印象ですけれども、確かにこれは「アウトポスト」をベースにはしていますが、プレイした感覚はだいぶ違う気がしました。「アウトポスト」のシンプルで力強いシステムと比較すると、「ツァヴァンドールの王笏」は繊細で精密であるように思います。扱う要素がかなり多いので、幅広い戦略を立てられる柔軟性がある反面、全体像をつかむにはやや苦労するかもしれません。

また、明らかに「プエルトリコ」の影響を受けているシステムも見受けられるなど、古いゲームに現代的なアレンジを加えている点には好感が持てました。「アウトポスト」に見られたいくつかの問題点についても、軽妙なアイデアで改訂されており、結果的にとてもユニークなゲームに仕上がっていると思います。

コンポーネントの仕上がりが今ひとつ(言語依存が高くてやや説明不足))なのが気にはなりましたが、これは思い切って改造・自作してしまおうかな、と思っています(現時点ではまだ思っているだけですけどmoon Gamer)。いずれにせよ、必ずどこかで再戦することになるのは確実です。ちなみに近日中に購入予定です。早く来ないかな~。

Piranha Pedro / Goldsieber

ゴールドジバーの新作お手軽ゲーム。5人プレイ。大作の後だったので、軽いゲームをやろうということになってこのゲームがエントリー。やー、すげー簡単moon Gamer

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ペデロ君をカードで4方向(東西南北)に1~3歩動かすカードを出して同時に公開します。順番に出したカードの指示にしたがってペデロ君を動かします。

ここで、自分が出したカードでピラニアのいるマスに入ったり、盤の端から落っこちてしまうと1ミス。ペデロ君が移動するマスに石がなければ、自分の手元から石を置かなければなりませんが、それが出来なくても(自分の石が無くなってしまったら)やっぱり1ミス。で、2ミスしたら負けでゲーム終了。

そう、誰が勝つかではなく、誰が負けるかを決めるゲームですmoon Gamer 意外とイケます。

Mall World (モールワールド) / BeWitched Spiele

最後は風変わりなビジネスゲーム「モールワールド」を遊びました。5人。

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作者の Andrea Meyer といえば、あの「アド・アクタ」も手がけた女性ゲームデザイナーです。やや手順のこみ入った作品が多いようですが、この「モールワールド」もその例に漏れず、各種手続きがずいぶんと煩雑に感じました。

特異なゲームということもあって、全プレイヤーが、デザイナーが意図していることを理解するまでに時間がかかり、僕が全容をつかめたのは中盤に入ってからです。

ゲーム自体は悪くなかったのですが、自分の手番が終了してから次の手番が回ってくるまでに場が変化しすぎて、そのわりには1手番で出来ることが限られているため、先を見越したプレイがかなり難しいように思いました。どうも5人という人数が多かったようで、適正人数はもっと少ない方がよい気がします。今度は3人くらいで試してみようかと思います。

レポートは以上です。
かれこれ10時間ほども遊びました。あー面白かった。またぜひやりましょー。

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23日は、play:game の puppi さん宅で開かれたゲーム会に行ってきました。他のメンバーは、田中ブンケイさんカワサキさんさと~さんで、総計5名でした。

Hijara / Games Above Board
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少し早めに着いたので、puppi さんと Hijara という思考型アブストラクトゲームを遊びました。交互に1手ずつ石を置き、同じ4つの数字(2-2-2-2など)か、連続した4つの数字(1-2-3-4)を直線状か正方形状に配置すると得点になります。石は「1」~「4」の書かれたブロックの中に置きますが、最初に置く時には「1」に、次に置く時には「2」に、というように順番に置いていかなければなりません。

決して難しいゲームではないのですが、得点パターンをチェックすることがやや面倒で、そのために見落としもよく起こります。思考型ゲームとしての水準は十分に満たしており、それなりに楽しめはしました。

Geschenkt (ゲシェンク) / AMIGO Spiel
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メビウス便新作のゲーム。「Mogul (ムガル) / Timbuktu)」というゲームがありますが、基本的なシステムはあれによく似ています。

まず山札からカードを1枚オープンします。カードには数字が書かれています。手番になったら、このカードを取るか、あるいはチップを1枚場に払って次のプレイヤーに手番を渡します。カードを取らないことは続くと、場にはどんどんチップが貯まります。カードを取る時には、その時点で場にあるチップも取ることが出来ます。

カードは全て「マイナス点」です。ただし、連続した組み合わせ(10-11-12など)は、その中から一番小さな数字がその組のマイナス点になります(どっちにしろマイナス点なんですがmoon Gamer)。シンプルなゲームですが、どのタイミングでカードを引き取るかを見定めるタイミングを読むのはとても悩ましく、またそれが楽しいゲームです。お手軽にたのしむにはおすすめです。

Die Weinhandler (ワイン商) / AMIGO Spiel
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これもメビウス便のゲーム。ワインボトルをピラミッド状に配置(これをワインセラーといいます)して、より高い得点を目指すゲームです。

ピラミッド状のワインセラーは手札からカードを出して作るのですが、その前に場札を競りによって獲得します。この競りが、アンダービッドも可能で、ビッド順位が2番目以降だとプレイヤー間でカードのやりとりをするようになっています。これがとても面白い仕掛けとなっていますね。小品ではありますが、よく考えられた作品だと思います。

Tanz der Hornochsen (ボードニムト) / AMIGO Spiel
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結論から書くと、このゲームは面白いです! 「6 nimmt! (6ニムト) / AMIGO Spiel」のルールをうまくアレンジして、さらに多種多様な要素を取り入れることによって、「6ニムト」システムの可能性を広げることに成功しています。

「6ニムト」がそうであるように、「ボードニムト」は勝敗に厳しくこだわるようなゲームではなく、主に場の雰囲気を楽しむゲームだと思います。とにかく悩ましくて楽しいです。「6ニムト」が好きな方は、ぜひ遊んでみてください。

今回は参加メンバーに大いにウケたこともあって、このゲームは2回も遊ばれました。

Der Untergang von Pompeji (ポンペイ) / AMIGO Spiel
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本日最後のメビウス便新作ゲーム「ポンペイ」。えーと、何というか「魔ゲーム」でした。

前半はカードによってボード状にコマを配置します。後半は火山が噴火するので、溶岩を避けつつ、前半で配置したコマをポンペイの街から逃がします。より多くのコマを逃がしたプレイヤーの勝ちです。

ゲームとしてはそれなりにまとまっていますし、楽しかったことには違いないのですけれども、どうもテーマがテーマだけに少しだけ後ろめたくて気が重い気がしました。23日は現実の世界でも地震が何回も起きたりしていますので、そこらへんが影響しているかもしれません。もう1回くらい場とメンバーを変えてプレイしてみたいと思っています。

Laguna (ラグナ / ラグーン) / Queen
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カワサキさん持ち込みのアクションゲーム。ゲームボード周囲にある島から真珠(ビー玉ですmoon Gamer)を「いかだ」に乗せて、それをゲームボード中央にある火山に放り込むことが目的です。真珠には色があり、自分の色のついた真珠を4個火山へ放り込めば勝ちです。

特徴として面白いのは「いかだ」の操作方法です。「いかだ」には6個の穴が空いており、そこに2~4個の真珠を積むことが出来ます。真珠を積んでいない穴はゲームボードに描かれた海のマスが見えています。ここがポイント。海のマスには岩礁や矢印が書かれているマスがあります。

自分の手番では「30秒」の時間が与えられています。手番の最中に、「いかだ」上の真珠は自由に配置を変更することが出来ます。そして移動も上下左右のマスに自由に移動出来るのです(!)。しかし、「いかだ」が移動した先で、その穴から岩礁のマスが見えてしまったら座礁してしまい、手番は強制的に終了してしまいます。

つまり、岩礁のマスが「いかだ」から見えないように真珠の位置を変更しながら移動することになります。簡単なようで、これは本当に難しいんですよmoon Gamer 他にも細かいルールがありますが、主眼となるのはどう考えてもこのリアルタイム移動ルールにあります。

アクションゲームなので、もちろん人を選びます。僕はもう面白くてしかたがありませんでしたmoon Gamer 残念ながらもう入手難となってしまっているゲームのようですが、ぜひ手に入れたいです。

Santiago (サンチアゴ) / AMIGO Spiel
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ご存じプランテーション開発ゲーム。発売から1年ほどたちますが、僕はこのゲームのインストをしたことはありますが、実際にプレイするのは今回が初めてです。

こういうテクニカルなゲームの場合、僕は初プレイでボロ負けすることになっていますmoon Gamer 案の定、ぶっちぎりでビリでした。でもこのゲームの面白さもかなり理解できました。次はがんばるぞっ。

ランドウンタラー / カワサキファクトリー
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カワサキさんの自作ゲーム♪ テストプレイに参加しました。現在の時点ではまだルールに荒削りな部分が感じられましたが、ブラッシュアップすればかなり有望なゲームになるポテンシャルを持っていると思いました。カワサキさんの手腕に期待します。

Crokinole (クロノキール / 闘球盤)
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本日の〆に「クロノキール」を遊びました。これは伝統的なゲームの一種です。日本では古くから「闘球盤」の名前で楽しまれています。ルールのバリエーションにはいろいろあるようですが、今回は puppi さんが購入したメーカーのルールで遊びました。個人的にはとても楽しいゲームだと思うのですが、あの専用盤をもっと手軽に扱えるようになればなー、と。

以上です~ 朝から晩までたっぷり遊びました。夕食代わりのピザを食べながら、いろんなことをおしゃべりしたのがまた楽しかったですね(微妙な話題もありましたけどmoon Gamer)。ゲーム中に何回も地震に見舞われたのはちょっとビビりました…

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play:game の puppi さん宅で、8/28(土)に開かれたゲーム会に参加してきました。puppi さん、PHY さん、N野さん、そして僕の4人です。「都市建設」をテーマにしたゲームを中心に、朝11時過ぎから夜の9時過ぎまでたっぷり遊びました。

Chinatown (チャイナタウン) / Alea

本日のテーマは「都市建設」ということでしたので、「チャイナタウン」をまずはリクエストしました。

建物マスの所有権をランダムに配布されるカードで得て、そこに建設する商売タイルもまたランダムに配布されます。これだけでは運ゲーですが、これらの要素をプレイヤー間の自由交渉で交換や譲渡を行う点に「チャイナタウン」の特徴があります。

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商売タイルは建物マスの上に置きます。自分の所有する同じ種類の商売タイルを縦横に隣接するように連続して置けば、その長さに応じた収益を上げることができます(もちろん長い方が高収益です)。ですから、そうなるようにプレイヤー間で激しい交渉合戦が繰り広げらることになるでしょう。

自由交渉のある都市建設ゲームといえば、古典的名作の「メトロポリス」があります。また、自由交渉で色を揃えて収益を上げるといえば、超有名な「モノポリー」があります。

比較してみると「チャイナタウン」は、それらよりも簡潔でわかりやすいシステムになっており、難しい相場感覚がそれほど要求されるわけではありません。しかしながら、商売タイルがどの状態でどのくらいの利益を上げるかは明確になっていますので、現状の正確な把握に基づいた行動を行うことはとても重要です。

今回のゲームは、中盤までいい感じの流れだと思ったのですが、最後は現金の受け渡し相場の読み違いで敗北。もうちょっと現金を大事にしなければダメですね。

Raja (ラージャ) / Phalanx Games

都市建設というより宮殿建設ですがmoon Gamer 今いちばん熱いゲーム「Raja」をプレイしました。海外ではすでに高い評価を受けている作品です。そして今回、実際にプレイしてみて、これは確かに歯ごたえのある大変に面白いゲームだと感じました。

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盤上には7つの都市があり、各ターンごとに収益を得られる都市が決まります。プレイヤーはそこで宮殿や家を建設するとより多くの収入が得られる可能性が高くなります。しかし、都市の間には「村」があり、そこに家がなければ移動することができません。自分の家でなくても建っていれば移動可能ですが、そうするとその持ち主にコストを支払う必要があります。

さらにこのゲームには6種類の「職業」が存在します。それぞれの職業には「移動コストが0になる」「宮殿建設費が安くなる」等々の特殊効果があり、それらをうまく利用してプレイする必要があります。

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面白いことに、この職業は「プエルトリコ」のように毎ターン別の職業を選択するわけではなく、一度選択したら別のプレイヤーと交換するまでそのままだということです。例えば「移動コストが0になる」という職業を選んだら、誰かに交換を要求されるか、あるいは自分から交換をしようと思わなければ、ゲーム中はずっとその職業のままなのです。

他にも細かいルールがありますが、全体的にはいたってシンプルな構造で、プレイ時間もそれほど間延びせずにきちんと収束します。技巧的なプレイングは要求されますが、かといって理詰め一辺倒にもなっていません。重層的なシステムがゲームに厚みを持たせ、多彩な戦術の可能性を十分に感じさせてくれました。ぜひ再戦したいですね。

Magna Grecia (マグナ・グレシア) / Rio Grande Games

マップが見づらいことで有名(?)な「マグナ・グレシア」ですが、puppi さんが購入したリオグランデ版(つまり英語版)は、なんとマップとコマの色味が調整されて見やすくなっていましたmoon Gamer これはびっくり。

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「マグナ・グレシア」は、マップの端から道路を建設して伸ばし、できるだけ多くの都市や神託所に接続させつつ市場の売却を試みるゲームです。基本的なルールはそれほど難しくはないのですが、タイル配置系ゲームによくあるように、このゲームも細かな例外ケースに対応したルールが多くあります。インストした PHY さんもかなり苦労されていましたmoon Gamer

プレイ感も一種独特で、全体的にパズル的な思考を要求されます。今回、僕は初プレイだったのですが、中盤過ぎになんとなくつかめたかなぁ、と思った時にはすでに遅く、ダブルスコアでぶっちぎりの最下位でしたmoon Gamer こういうアブストラクト的な思考ゲームは大好きなので、またぜひプレイしたいですね。

Sleuth (スルース) / Face2Face

都市建設でもなんでもありませんが、ちょっとした息抜きにやったゲーム… なんですが、推理思考ゲームだったために、結果的にそれなりに重いゲームになっちゃいましたmoon Gamer

ようするに「クルー」のカード版のような感じのゲームです。36枚の宝石カードは「1~3個の個数」「赤・黄・緑・青の色」「ダイアモンド・オパール・真珠の種類」の組み合わせになっており、そのうちの1枚がゲーム開始時に抜き取られます。これを当てるのがゲームの目的です。

前述の通り、基本原理は「クルー」と同じですが、他のプレイヤーに対する質問が「調査カード」によって限定されているので、思ったように推理を進めるのはとても大変です。ゲームはN野さんにタッチの差で負けました。

※あれこれ考えていたら写真を撮り忘れましたmoon Gamer

Fresh Fish (フレッシュ・フィッシュ) / Plenary

各ショップにセンタータイルからできるだけ短い距離で商品を供給することを目指すゲーム。とは言っても、そんな簡単にうまくいくようには出来ていませんmoon Gamer

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プレイヤーはまず、自分の色のキューブをマスに置いて、その土地の「予約」をします。予約された土地にはショップや他の建物タイルを配置することができます。ショップはセンタータイルに近ければ近いほどポイント的に有利です。

キューブを置く代わりに、建物タイルをランダムに引くこともできます。もし、ここでショップが出たら同時入札によって競りが行われます。お金はゲーム中に増えることがありませんし、ゲーム終了時に残ったお金はプラスのポイントとなりますので、ショップをいくらで競り落とすかは重要な駆け引きになります。

このゲームの最も特徴的なシステムが「道路」です、センタータイルは道路と接続されるようになっていなければならず、さらにその道路と未開発地区はすべてひとつのかたまりとして接続されていなければなりません。この2つの条件を満たさない土地は、ただちに収容されて道路タイルが配置されてしまいます。つまり、道路は自動的に配置されるのです。そして道路上にキューブがあれば、それはプレイヤーの戻されてしまいます。

フリードマン・フリーゼの特異な才能によって編み上げられたルールが、このゲームに独特の面白さを与えています。今回のゲームはケアレスミス連発で大失敗でしたが、それでもまた遊んでみたいという魅力に満ちあふれたすばらしい作品でした。

さて、ゲーム会の後は食事会となり、終電近くまで無数のゲーム話や、puppi さん周辺のゲームプレイヤーの話題などで大いに盛り上がりました。本当にとても楽しい1日を過ごせてよかったです。参加された方々には深く感謝します。またぜひやりましょう。今度はあの倉庫でいかがですかmoon Gamer

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